JP3156602B2 - 被検査面の欠陥検査方法 - Google Patents

被検査面の欠陥検査方法

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JP3156602B2
JP3156602B2 JP27027696A JP27027696A JP3156602B2 JP 3156602 B2 JP3156602 B2 JP 3156602B2 JP 27027696 A JP27027696 A JP 27027696A JP 27027696 A JP27027696 A JP 27027696A JP 3156602 B2 JP3156602 B2 JP 3156602B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば自動車の
生産過程において塗装面の状態を光学的に検査する被検
査面の欠陥検査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば車両の塗装状態を光学的に
検査する表面欠陥検査装置としては、種々の方式のもの
が発明されているが、これらの発明の中でも、たとえば
特開平2−73139号や特開平5−45142号など
に開示されているものは、被検査面である塗装面上に所
定のストライプ若しくは所定の明暗変化が繰り返される
明暗光を照射し、塗装面状に凹凸があった場合に、この
凹凸による明度(輝度)差や明度変化を持った受光画像
を微分することにより、被検査面の表面の欠陥を検出す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の表面欠陥検査装置にあっては、受光画像を1
画面ずつ静止画像として処理し欠陥を検出するものであ
るために、受光画像中にノイズが含まれているような場
合に、このノイズを欠陥として誤検出してしまうという
不具合がある。
【0004】また、被検査物が移動するような場合に
は、受光画像の取り込みタイミングの影響などによっ
て、この欠陥が受光画像に映らずに検出漏れが発生する
などの不具合がある。さらに、ストライプの境界(明暗
変化の境界)近くになければ受光画像に映し出されない
ような角度の浅い欠陥は検出され難いという問題もあ
る。
【0005】本発明は以上のような従来の不具合を解消
するためになされたものであり、時系列的に撮像された
複数枚の画像を処理し、それぞれの画像から抽出された
欠陥候補点の移動状態に基づいて欠陥を検出することに
よって、精度の高い欠陥検出を可能とする被検査面の欠
陥検査方法の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の構成は、被検査面の撮像部位を撮像手
段によって撮像する第1段階と、当該撮像部位の画像か
ら抽出された欠陥を欠陥候補点として登録する第2段階
と、次に前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一方
を前記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように移
動させて異なる撮像部位を撮像する第3段階と、当該撮
像部位の画像から抽出された欠陥を欠陥候補点として登
録する第4段階と、後に撮像された画像に基づいて登録
された欠陥候補点の周囲に誤差範囲を設定する第5段階
と、前に撮像された画像に基づいて登録された欠陥候補
点を前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応じて
移動させる第6段階と、移動後の欠陥候補点が後に撮像
された画像に基づいて登録された欠陥候補点の誤差範囲
内に存在しているか否かを判断する第7段階と、前記移
動後の欠陥候補点が当該誤差範囲内に存在している場合
には、誤差範囲内に存在している欠陥候補点の内、移動
後の欠陥候補点に最も近い欠陥候補点のみをマッチ候補
として登録してマッチ回数を1に設定する第8段階と、
再度、前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一方を
前記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように移動
させて異なる撮像部位を撮像する第9段階と、当該撮像
部位の画像から抽出された欠陥を欠陥候補点として登録
する第10段階と、後に撮像された画像に基づいて登録
された欠陥候補点の周囲に誤差範囲を設定する第11段
階と、前回マッチ候補として登録された欠陥候補点およ
び前回撮像された画像に基づいて新たに登録された欠陥
候補点を前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応
じて移動させる第12段階と、移動後のこれらの欠陥候
補点が後に撮像された画像に基づいて登録された欠陥候
補点の誤差範囲内に存在しているか否かを判断する第1
3段階と、前記移動後のこれらの欠陥候補点が当該誤差
範囲内に存在している場合には、誤差範囲内に存在して
いる欠陥候補点の内、移動後の欠陥候補点に最も近い欠
陥候補点のみをマッチ候補として登録する一方、今回マ
ッチ候補として登録された欠陥候補点が前回以前にマッ
チ候補として登録された欠陥候補点である場合には、マ
ッチ回数を1加算する第14段階と、以上の第9段階か
ら第14段階までの処理を複数回繰り返す間に、マッチ
回数が所定回数以上になった欠陥候補点を前記被検査面
に存在する欠陥であると決定する第15段階とからなる
ことを特徴とする。
【0007】このような段階をふんで欠陥を検出するよ
うにすれば、欠陥の誤検出の確率を極力低下させること
ができ、高精度の欠陥検出が可能となる。
【0008】また、第2の構成は、第1の構成におい
て、以上の第9段階から第14段階までの処理は、新た
に登録された欠陥候補点が、当該欠陥候補点を写し出し
ているモニタの画面から外れる位置に移動するまで繰り
返し行われることを特徴とする。
【0009】第3の構成は、予め設定された照射領域か
ら明暗パターンを被検査面に継続して照射する第1段階
と、当該被検査面の撮像部位を撮像手段によって撮像す
る第2段階と、当該撮像部位の明暗パターンを含む画像
から抽出された欠陥を欠陥候補点として登録する第3段
階と、次に前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一
方を前記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように
移動させて異なる撮像部位を撮像する第4段階と、当該
撮像部位の明暗パターンを含む画像から抽出された欠陥
を欠陥候補点として登録する第5段階と、後に撮像され
た当該画像に基づいて登録された欠陥候補点の周囲に誤
差範囲を設定する第6段階と、前に撮像された前記画像
に基づいて登録された欠陥候補点を前記被検査面又は前
記撮像手段の移動距離に応じて移動させる第7段階と、
移動後の欠陥候補点が後に撮像された前記画像に基づい
て登録された欠陥候補点の誤差範囲内に存在しているか
否かを判断する第8段階と、前記移動後の欠陥候補点が
当該誤差範囲内に存在している場合には、誤差範囲内に
存在している欠陥候補点の内、移動後の欠陥候補点に最
も近い欠陥候補点のみをマッチ候補として登録してマッ
チ回数を1に設定する第9段階と、再度、前記被検査面
又は前記撮像手段のいずれか一方を前記撮像部位の大部
分が重複して撮像されるように移動させて異なる撮像部
位を撮像する第10段階と、当該撮像部位の前記画像か
ら抽出された欠陥を欠陥候補点として登録する第11段
階と、後に撮像された前記画像に基づいて登録された欠
陥候補点の周囲に誤差範囲を設定する第12段階と、前
回マッチ候補として登録された欠陥候補点および前回撮
像された前記画像に基づいて新たに登録された欠陥候補
点を前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応じて
移動させる第13段階と、移動後のこれらの欠陥候補点
が後に撮像された前記画像に基づいて登録された欠陥候
補点の誤差範囲内に存在しているか否かを判断する第1
4段階と、前記移動後のこれらの欠陥候補点が当該誤差
範囲内に存在している場合には、誤差範囲内に存在して
いる欠陥候補点の内、移動後の欠陥候補点に最も近い欠
陥候補点のみをマッチ候補として登録する一方、今回マ
ッチ候補として登録された欠陥候補点が前回以前にマッ
チ候補として登録された欠陥候補点である場合には、マ
ッチ回数を1加算する第15段階と、以上の第10段階
から第15段階までの処理を複数回繰り返す間に、マッ
チ回数が所定回数以上になった欠陥候補点を前記被検査
面に存在する欠陥であると決定する第16段階とからな
ることを特徴とする。このような段階をふんで欠陥を検
出するようにすれば、被検査面の歪み、凹み、表面の状
態などを含めた欠陥を検出することができ、加えて、そ
の誤検出の確率を極力低下させることができるので、高
精度の欠陥検出が可能となる。
【0010】第4の構成は、第3の構成において、以上
の第10段階から第15段階までの処理は、新たに登録
された欠陥候補点が、当該欠陥候補点を写し出している
モニタの画面から外れる位置に移動するまで繰り返し行
われることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明にかかる被検査面
の欠陥検査方法を実施する欠陥検査装置の概略構成を示
すブロック図である。
【0012】図中、被検査面1は、たとえば塗装ブース
からコンベアによって搬送されてくる車体の塗装面に相
当する。この塗装面の性状は、塗料の濃度や塗布量など
の要因によって微妙に異なっているために、これを定量
化して測定できるようにしたものがこの図1に示してあ
る装置である。この被塗装面1には、ストライプ格子3
によって形成されるストライプ状の明暗パターンが照射
される。このストライプ状の明暗パターンが照射されて
いる領域,すなわち撮像部位Aは、撮像手段としてのC
CDカメラ2によって映し出される。なお、このCCD
カメラ2は、たとえば1/30秒程度の一定間隔毎にこ
の撮像部位Aのストライプ画像を画像処理装置4に送る
ようになっているが、画像処理装置4にはこの一定時間
ごとに撮像されたストライプ画像を記憶する記憶手段と
しての記憶装置が設けられている。
【0013】この実施例では被検査面1が図示矢印方向
に移動するようになっている(車両の搬送経路中にCC
Dカメラ2を設けている)ので、CCDカメラ2によっ
て一定時間ごとに撮像されるストライプ画像は、被検査
面1上の撮像部位Aが一定間隔毎にずれた画像となる。
CCDカメラ2によって撮像された1静止画像を画像処
理装置4によって処理し、これをモニタ5に映し出す
と、図示したような画像となり、塗装面1上に存在する
凸状の欠陥Bが検出される。
【0014】本実施形態では被検査面1を移動させる態
様を示したが、CCDカメラ2を動かして被塗装面にお
ける撮像部位Aを時間と共に変化させるようにしても良
い。画像処理装置4にはホストコンピュータ6が接続さ
れているが、被塗装面1における欠陥の存在の最終認識
は、このホストコンピュータ6によって行われる。つま
り、コンベアによって搬送される被検査面1の移動量を
認識するパルスジェネレータ7からのパルス数(移動量
に対応する)と、画像処理装置4によって検出された時
系列的に並べられた複数枚の画像から得られた欠陥候補
点とから、静止画像において検出された欠陥候補点の移
動量が、実際の被塗装面1の移動,換言すれば、撮像部
位Aの移動量に比例しているかどうかが演算され、比例
して移動していれば、この検出された欠陥候補点は被検
査面に存在する欠陥Bに間違いがないものと推定される
ことになる。
【0015】画像処理装置4による欠陥候補点の検出を
図2を用いて詳細に説明する 。
【0016】図2(A)は、ある時刻においてCCDカ
メラ2によって撮像された撮像部位Bの画像の一例であ
る。撮像部位Bには、ストライプ状の明暗パターン3が
照射されているので、モニタ5によって映し出される画
像は図示のようなものとなる。この画像を輝度レベルで
表すと、図2(B)のように輝度値の大小に応じた波形
の信号が得られる。つまり、明部に相当する部分の輝度
値は大きく、逆に暗部に相当する部分の輝度値は小さく
なる。例示の画像中には、その明部に欠陥候補点が存在
するが、この欠陥候補点は明部として検出された領域の
一部に輝度値の小さな部分として表れる。この明部の領
域に存在する輝度値の小さな領域がある大きさ以上であ
るとすれば、これが被検査面に存在する欠陥候補点であ
ると判断する。
【0017】ただ、本実施形態では、このような欠陥候
補点が撮像領域の移動にしたがって移動しているかをも
正確に判断して最終的に欠陥であると決定するようにし
ている。万が一、図2のように撮像された一枚の静止画
像のみにおいて認識された欠陥候補点がノイズであった
ような場合には、以降の時系列に撮像された画像では撮
像部位の移動と共に移動するような形態では欠陥候補点
の認識はされないと思われるからである。
【0018】図3は、本発明にかかる被検査面の欠陥検
査方法あるいはその装置の処理順序あるいは処理内容を
示すフローチャートである。
【0019】まず、欠陥の検出にあたっては、CCDカ
メラ2から被検査面の撮像部位Bの画像を取り込む。こ
の取り込んだ画像は画像処理装置4の記憶装置内に記憶
される(S1)。この記憶された画像は、欠陥部分を抽
出しやすくするために、強調処理が行われる。この強調
処理としては、たとえば面積判定などの公知の強調処理
が用いられる(S2)。画像処理装置4では、記憶装置
内に時系列的に記憶されているストライプ画像のすべて
について、上記の強調処理および欠陥候補点の抽出処理
が行われる。これらの処理後の画像は、再度記憶装置の
別のアドレスに記憶される。
【0020】ホストコンピュータ6は、この画像処理後
の画像を入力し、それぞれの画像から抽出された欠陥候
補点の位置や大きさなどから、各画像において時系列的
にどのように移動しているのかを算出し、この移動量
が、パルスジェネレータ7から得られる撮像部位の移動
に同期していると判断された場合に、初めてその欠陥候
補点が被検査面上に実際に存在する欠陥であると決定す
る(S3)。以上の処理は、外部から終了指令が発せら
れるまでは継続して行われることになる(S4)。
【0021】次に、本発明の方法並びに装置の動作を図
4および図5のフローチャートに基づいて、図6および
図7の図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】S11 まず、CCDカメラ2は、時刻TNにおけるストライプ
画像を入力し、このストライプ画像を画像処理装置4の
記憶装置内に記憶させる。この際には、CCDカメラ2
の撮像部位Aの位置を示すパルスジェネレータ7からの
パルス数のカウントを0にリセットしておく。このリセ
ットは、画像処理装置4と同期して動作するホストコン
ピュータ6によって行われる。
【0023】S12 次に画像処理装置4は、この記憶したストライプ画像,
すなわち、原画像に対して、欠陥部を抽出しやすくする
ための強調処理を行う。この強調処理によって原画像に
含まれている欠陥と思われる部分のみが取り出されるこ
とになる。
【0024】この強調処理の具体例は図6に示してあ
る。同図(A)に示す強調処理は面積判定によって欠陥
部を検出するものである。同図に示すような原画像が
撮られた場合に、これを輝度を縦軸としたビデオ波形に
変換すると右側に示されているような波形となるが、こ
の波形を輝度平均値をスレッショルドレベルとする信号
で二値化し(同図)、この二値化された信号の内所定
の幅に入る信号のみを抽出して(同図)これを欠陥部
とする。
【0025】次に、図6(B)に示す強調処理はスムー
ジングによって欠陥部を検出するものである。同図に
示すような原画像が撮られた場合に、これを輝度を縦軸
としたビデオ波形に変換すると右側に示されているよう
な波形となるが、この波形に平滑化処理を施すことによ
って滑らかにして(同図)、のビデオ波形からの
ビデオ波形を差し引いて絶対値をとる処理を施し(同図
)、この波形を所定のスレッショルドレベルで二値化
し、この二値化された信号(同図)を欠陥部とする。
一例としては、以上のような処理を行うことで原画像か
ら欠陥部の抽出をする。なお、欠陥部の検出はこれ以外
の公知の方法によって検出することが可能である。
【0026】S13 原画像の枚数を数えるカウンタの値iを1に設定する。S14 以上のように処理されたN−1枚目の欠陥部とN枚目の
原画像において検出された欠陥部との比較が行われる。
以上までの処理においては、まだ1枚の原画像の取り込
みしか行われていないために、この比較は実際には行う
ことができないが、2枚以上の原画像を取り込んだ段階
では、直前に撮像された原画像との比較が行われること
になる。
【0027】S15 ホストコンピュータ6は、パルスジェネレータ7から出
力されるパルスをカウントし、このカウントされたパル
ス数に基づいて撮像部位Aの位置を算出し、N枚目に撮
像された原画像とN−1枚目に撮像された原画像の撮像
部位の移動量Dを算出する。
【0028】S16 ホストコンピュータ6は、S12において原画像から抽
出した欠陥部のすべてについて、N−1枚目の原画像か
ら抽出された欠陥点との距離を算出し。その距離をdと
する。
【0029】S17,S18 算出されたそれぞれの欠陥点の移動距離dが撮像部位A
の移動距離Dとほぼ等しいかどうかの判断を原画像から
抽出されたすべての欠陥点に対して行う。
【0030】S19 欠陥点として抽出されたそれぞれのものが撮像部位の移
動量Dにほぼ等しい移動量を呈しているのであれば、こ
の欠陥点を欠陥候補点として登録する。
【0031】S20,S21,S22 以上の処理は、新規に取り込んだ原画像に対してN画面
前までの画像のすべての欠陥部に対して行われる。たと
えば、N=5と設定されていた場合には、時刻TNにお
いて撮像された原画像から抽出されたすべての欠陥部に
ついて、時刻TN−1,TN−2,TN−3,TN−
4,TN−5においてそれぞれ撮像された原画像から抽
出された欠陥部との照合が行われ、それぞれの欠陥部に
ついて、欠陥候補点とされた欠陥部の移動量がそれぞれ
の時刻に対する撮像部位Aの移動量とほぼ等しいか否か
が判断される。
【0032】この実施形態では、過去に撮像されその画
像から抽出された欠陥点のすべてについてD=dとなる
関係が成立しているかを演算するようにしているが、た
とえば任意の1枚あるいは2枚の画像に対して上記のよ
うな処理を行うことによって欠陥候補点を検出するよう
にすることも可能である。このような処理を行うと、一
見して認識精度が落ちるようにも思えるが、原画像の1
枚のみにおいて、欠陥部として抽出されるべきものが抽
出されなかった場合にも欠陥候補点として挙がることに
なることから、1枚の原画像において何らかの原因で脱
落してしまった欠陥部も処理後には欠陥候補点とされる
ことになる。
【0033】S23 以上の処理によって、同一の欠陥候補点について登録が
行われた回数をカウントする。S24,S25 このカウント数が、予め設定されたカウント数以上であ
る場合には、その欠陥候補点を被検査面に存在する欠陥
であると決定する。S26 以上の処理は、作業の終了指令が発せられるまで継続さ
れる。
【0034】以上の処理を図7に基づいてもう一度整理
して説明する。同図において、時刻t1〜時刻t8の各
画像は、それぞれの時刻にCCDカメラ2によって撮像
された画像であり、その右側の画像は、これらの原画像
に対して欠陥強調処理が行われた後の画像である。つま
り、各原画像から欠陥部を抽出した画像である。
【0035】ここで、時刻t6の画像がCCDカメラ2
によって撮像された場合の処理を説明する。この時刻の
原画像に欠陥強調処理を行うと、欠陥部として、a,
b,c,d,e,fの6つが抽出される。まず、抽出さ
れた欠陥点aについて、t5〜t1までの5枚の画像
(N=5)についてそれぞれ一定距離だけ離れた地点で
検出されているかが判断される。この判断の結果、欠陥
点aと欠陥点bについては一定の距離だけ離れて検出さ
れているので、この両点は欠陥候補点として登録され
る。c〜fまでの欠陥点は移動が見られないので単なる
ノイズとして処理され、欠陥候補点としては登録されな
い。このような処理は、t4,t3,t2,t1の4枚
の画像についても同様にして行われる。なお、図示され
ているように、t3の画像においては欠陥点aが消えて
いる(抽出されていない)。したがって、t6とt3と
の画像の比較処理においては欠陥部aは欠陥候補点とし
ての登録はされない。以上の処理において欠陥部aは4
回登録されることになり、欠陥部bは3回登録されるこ
とになる。この処理において3回以上登録(カウント回
数M=3)されたもののみを欠陥と決定するようにして
あれば、a,b点の両点は被検査面に存在する欠陥であ
ると決定されることになる。
【0036】本実施形態では、ストライプ状の明暗画像
の中から欠陥を抽出するようにしているので、明暗の境
界に位置する部分が欠陥点として抽出されてしまう恐れ
がある。これが撮像部位の移動と共に移動して抽出され
てしまった場合には、これを欠陥と誤検出してしまうの
で、これを防止するために、境界以外の領域に対して、
あるいは明パターンの領域のみに対して欠陥抽出の処理
を施すようにすれば、より高精度の欠陥検出を実現する
ことができるようになる。
【0037】上記の実施形態に係るものは、時系列的に
後の画像から欠陥候補点として登録されたものがその画
像よりも時系列的に前の画像から欠陥候補点として登録
されたものから所定の距離移動していれば、欠陥である
とする処理をしているが、このような処理をした場合に
は、たとえば、後の画像のその欠陥候補点の極近くに新
たな欠陥候補点が出現したり、ノイズが出現したりして
いた場合には、欠陥候補点をどちらにするのか判断でき
ないため、場合によっては誤ったものを欠陥候補として
認識してしまうことも起こり得る。
【0038】そこで、このような不具合の発生もなくす
ために次のような実施の形態を考えた。この実施形態を
図8および図9のフローチャートに基づいて図1を参照
しながら説明する。S31 まず、CCDカメラ2は、時刻TNにおけるストライプ
画像を入力し、このストライプ画像を画像処理装置4の
記憶装置内に記憶させる。この際には、CCDカメラ2
の撮像部位Aの位置を示すパルスジェネレータ7からの
パルス数のカウントを0にリセットしておく。このリセ
ットは、画像処理装置4と同期して動作するホストコン
ピュータ6によって行われる。
【0039】S32 次に画像処理装置4は、この記憶したストライプ画像,
すなわち、原画像に対して、欠陥部を抽出しやすくする
ための強調処理を行う。この強調処理によって原画像に
含まれている欠陥と思われる部分のみが取り出されるこ
とになる。
【0040】この強調処理の具体例は図6に示してあ
る。同図(A)に示す強調処理は面積判定によって欠陥
部を検出するものである。同図に示すような原画像が
撮られた場合に、これを輝度を縦軸としたビデオ波形に
変換すると右側に示されているような波形となるが、こ
の波形を輝度平均値をスレッショルドレベルとする信号
で二値化し(同図)、この二値化された信号の内所定
の幅に入る信号のみを抽出して(同図)これを欠陥部
とする。
【0041】次に、図6(B)に示す強調処理はスムー
ジングによって欠陥部を検出するものである。同図に
示すような原画像が撮られた場合に、これを輝度を縦軸
としたビデオ波形に変換すると右側に示されているよう
な波形となるが、この波形に平滑化処理を施すことによ
って滑らかにして(同図)、のビデオ波形からの
ビデオ波形を差し引いて絶対値をとる処理を施し(同図
)、この波形を所定のスレッショルドレベルで二値化
し、この二値化された信号(同図)を欠陥部とする。
一例としては、以上のような処理を行うことで原画像か
ら欠陥部の抽出をする。なお、欠陥部の検出はこれ以外
の公知の方法によって検出することが可能である。
【0042】S33 このようにして抽出された欠陥部を欠陥候補リストに登
録する。この欠陥候補リストに登録されるものは、欠陥
部の位置、大きさ、マッチ回数である。なお、このマッ
チ回数については、後で詳細に説明する。
【0043】S34 次にS31と同様に、CCDカメラ2は、時刻TN+1
におけるストライプ画像を入力し、このストライプ画像
を画像処理装置4の記憶装置内に記憶させる。この際に
は、CCDカメラ2の撮像部位Aの位置を示すパルスジ
ェネレータ7からのパルス数のカウント数を記憶してお
く。時刻TNに撮られた画像と時刻TN+1に撮られた
画像の正確な移動距離をこのパルスのカウント数から認
識するためである。
【0044】S35 S32と同様に、画像処理装置4は、この記憶したスト
ライプ画像,すなわち、原画像に対して、欠陥部を抽出
しやすくするための強調処理を行う。この強調処理によ
って原画像に含まれている欠陥と思われる部分のみが取
り出されることになる。
【0045】S36 ホストコンピュータ6は、時刻TNに撮られた画像と時
刻TN+1に撮られた画像の正確な移動距離をパルスジ
ェネレータ7のカウント値から算出する。
【0046】S37 時刻TNに撮られた画像の欠陥候補リストに登録されて
いる欠陥部を、ホストコンピュータ6で算出された移動
量だけ移動する。
【0047】S38 この移動に伴い、移動後の欠陥部がモニタ5の画面から
外れてしまう場合には、次の処理を行い(具体的な処理
は後述する)、外れなければ、時刻TN+1の画像に存
在する欠陥部の位置と移動させた後の欠陥候補リストに
存在する欠陥部の位置とを比較する処理を行う。
【0048】S39,S40,S41 移動後の欠陥部の位置がモニタ5の画面から外れてしま
った場合には、その欠陥部のマッチ候補として挙がった
回数が何回であったのかを、欠陥候補リストを参照して
認識し、この回数が所定回数以上であったときには、欠
陥であるとして登録し、所定回数に達していなかったと
きには、欠陥候補リストから削除し、その欠陥部は、欠
陥とはしない。
【0049】S42,S43,S44,S45,S46 移動後の欠陥部がモニタ5の画面から外れていない場合
には、時刻TN+1の画像に存在する欠陥部(孤立点)
の位置と移動させた後の欠陥候補リストに存在する欠陥
部(欠陥候補)の位置とを比較する処理をするが、この
比較処理は、具体的には次のようにして行われる。
【0050】まず、時刻TN+1の画像に存在する1つ
の欠陥部に着目してその周囲に誤差範囲を設定し、移動
後の欠陥部(欠陥候補)がこの誤差範囲内に存在するか
どうかを判断する。そして、移動後の欠陥部(欠陥候
補)がこの誤差範囲内に存在する場合には、この欠陥部
(孤立点)をマッチ候補として登録する。この処理は、
その誤差範囲内に複数の欠陥部(孤立点)が存在してい
る場合には、それぞれの欠陥部について行われる。誤差
範囲内に複数の欠陥部(孤立点)がある場合には、この
内の1つの欠陥部を除いて今回新たに認識された欠陥部
であるか、またはノイズであるので、時刻TNの画像に
存在していた欠陥部がどれであるのかを特定する必要が
あるからである。
【0051】誤差範囲内に複数の欠陥部(孤立点)が存
在している場合には、これらの欠陥部を欠陥候補のマッ
チ候補として登録する。そして、マッチ候補として登録
された欠陥部の内、移動後の欠陥部(欠陥候補)に最も
近い距離に存在する欠陥部を1つ1つの距離を算出する
ことによって見つけ出し、その見つけ出した欠陥部(孤
立点)を次回の照合時の欠陥部(欠陥候補)として登録
し、マッチ回数を1だけ加算する。
【0052】一方、移動した欠陥部が、誤差範囲内に存
在していないものについては、当然にマッチ候補とはし
ない。
【0053】S47,S48,S49,S50 以上の処理を、時刻TN+1の画像に存在する欠陥部
(孤立点)の個々について行い、マッチ候補として挙が
らなかった欠陥部(孤立点)を欠陥候補リストに登録す
る。なお、次回の照合は、この欠陥候補リストに基づい
て同様に行われる。
【0054】このようにして、欠陥の検出をすると、第
1の実施形態のように欠陥の比較が数回前まで遡って行
われないので、重複する照合が行われることがなくな
る。また、第2の実施形態では、実際に画面に写ってマ
ッチした回数が残るので、マッチ回数の規定値が設定し
やすくなる。
【0055】さらに、誤差範囲に存在する欠陥部の内最
も距離の近いものを欠陥候補としているので、画像信号
のノイズや塗装面の肌のあれから生じるノイズの誤検出
を効果的に防止することができ、高精度の欠陥検出が可
能となる。
【0056】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、それ
ぞれの請求毎の構成によって次のような効果が得られ
る。
【0057】請求項1および請求項2に記載の本発明で
は、後に撮像された画像に基づいて登録された欠陥候補
点の周囲に誤差範囲を設定し、前に撮像された画像に基
づいて登録された欠陥候補点を被検査面又は撮像手段の
移動距離に応じて移動させ、その誤差範囲内に存在する
欠陥候補点の内、この移動後の欠陥候補点に最も近い欠
陥候補点をマッチ候補とし、マッチ候補としてあがった
回数が所定値以上であれば、欠陥であると判断している
ので、誤って欠陥とされてしまう確率が減少し、高精度
の欠陥検出ができるようになる。
【0058】請求項3および請求項4に記載の本発明で
は、明暗パターンを被検査面に照射し、この明暗パター
ンを含む画像に基づいて、請求項1に記載の発明と同様
の方法で欠陥検出をするようにしたので、誤って欠陥と
されてしまう確率が減少し、高精度の欠陥検出ができる
ようになることに加えて、被検査面の歪み、凹み、表面
の状態などの欠陥を検出することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる被検査面の欠陥検査方法を実
施する欠陥検査装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 (A)は、ある時刻においてCCDカメラに
よって撮像された撮像部位の画像の一例であり、(B)
は、(A)の画像を位置と輝度値との関係を示すグラフ
に置き換えた図である。
【図3】 本発明にかかる被検査面の欠陥検査方法の処
理順序、処理内容を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の処理を示すフローチャートである。
【図5】 本発明の処理を示すフローチャートである。
【図6】 (A)は、面積判定によって欠陥部の抽出を
行う手法の説明図であり、(B)は、スムージングによ
って欠陥部の抽出を行う手法の説明図である。
【図7】 本発明の欠陥抽出の処理過程の説明図であ
る。
【図8】 他の実施形態に係る本発明の処理を示すフロ
ーチャートである。
【図9】 他の実施形態に係る本発明の処理を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…被検査面、 2…CCDカメラ、3…ストライ
プ格子、4…画像処理装置、5…モニタ、 6…
ホストコンピュータ、7…パルスジェネレータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−145906(JP,A) 特開 平8−247961(JP,A) 特開 平2−73139(JP,A) 特開 平5−45142(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 G01B 11/00 - 11/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査面の撮像部位を撮像手段によって
    撮像する第1段階と、 当該撮像部位の画像から抽出された欠陥を欠陥候補点と
    して登録する第2段階と、 次に前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一方を前
    記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように移動さ
    せて異なる撮像部位を撮像する第3段階と、 当該撮像部位の画像から抽出された欠陥を欠陥候補点と
    して登録する第4段階と、 後に撮像された画像に基づいて登録された欠陥候補点の
    周囲に誤差範囲を設定する第5段階と、 前に撮像された画像に基づいて登録された欠陥候補点を
    前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応じて移動
    させる第6段階と、 移動後の欠陥候補点が後に撮像された画像に基づいて登
    録された欠陥候補点の誤差範囲内に存在しているか否か
    を判断する第7段階と、 前記移動後の欠陥候補点が当該誤差範囲内に存在してい
    る場合には、誤差範囲内に存在している欠陥候補点の
    内、移動後の欠陥候補点に最も近い欠陥候補点のみをマ
    ッチ候補として登録してマッチ回数を1に設定する第8
    段階と、 再度、前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一方を
    前記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように移動
    させて異なる撮像部位を撮像する第9段階と、 当該撮像部位の画像から抽出された欠陥を欠陥候補点と
    して登録する第10段階と、 後に撮像された画像に基づいて登録された欠陥候補点の
    周囲に誤差範囲を設定する第11段階と、 前回マッチ候補として登録された欠陥候補点および前回
    撮像された画像に基づいて新たに登録された欠陥候補点
    を前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応じて移
    動させる第12段階と、 移動後のこれらの欠陥候補点が後に撮像された画像に基
    づいて登録された欠陥候補点の誤差範囲内に存在してい
    るか否かを判断する第13段階と、 前記移動後のこれらの欠陥候補点が当該誤差範囲内に存
    在している場合には、誤差範囲内に存在している欠陥候
    補点の内、移動後の欠陥候補点に最も近い欠陥候補点の
    みをマッチ候補として登録する一方、今回マッチ候補と
    して登録された欠陥候補点が前回以前にマッチ候補とし
    て登録された欠陥候補点である場合には、マッチ回数を
    1加算する第14段階と、 以上の第9段階から第14段階までの処理を複数回繰り
    返す間に、マッチ回数が所定回数以上になった欠陥候補
    点を前記被検査面に存在する欠陥であると決定する第1
    5段階とからなることを特徴とする被検査面の欠陥検査
    方法。
  2. 【請求項2】 以上の第9段階から第14段階までの処
    理は、新たに登録された欠陥候補点が、当該欠陥候補点
    を写し出しているモニタの画面から外れる位置に移動す
    るまで繰り返し行われることを特徴とする請求項1記載
    の被検査面の欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】 予め設定された照射領域から明暗パター
    ンを被検査面に継続して照射する第1段階と、 当該被検査面の撮像部位を撮像手段によって撮像する第
    2段階と、 当該撮像部位の明暗パターンを含む画像から抽出された
    欠陥を欠陥候補点として登録する第3段階と、 次に前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一方を前
    記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように移動さ
    せて異なる撮像部位を撮像する第4段階と、 当該撮像部位の明暗パターンを含む画像から抽出された
    欠陥を欠陥候補点として登録する第5段階と、 後に撮像された当該画像に基づいて登録された欠陥候補
    点の周囲に誤差範囲を設定する第6段階と、 前に撮像された前記画像に基づいて登録された欠陥候補
    点を前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応じて
    移動させる第7段階と、 移動後の欠陥候補点が後に撮像された前記画像に基づい
    て登録された欠陥候補点の誤差範囲内に存在しているか
    否かを判断する第8段階と、 前記移動後の欠陥候補点が当該誤差範囲内に存在してい
    る場合には、誤差範囲内に存在している欠陥候補点の
    内、移動後の欠陥候補点に最も近い欠陥候補点のみをマ
    ッチ候補として登録してマッチ回数を1に設定する第9
    段階と、 再度、前記被検査面又は前記撮像手段のいずれか一方を
    前記撮像部位の大部分が重複して撮像されるように移動
    させて異なる撮像部位を撮像する第10段階と、 当該撮像部位の前記画像から抽出された欠陥を欠陥候補
    点として登録する第11段階と、 後に撮像された前記画像に基づいて登録された欠陥候補
    点の周囲に誤差範囲を設定する第12段階と、 前回マッチ候補として登録された欠陥候補点および前回
    撮像された前記画像に基づいて新たに登録された欠陥候
    補点を前記被検査面又は前記撮像手段の移動距離に応じ
    て移動させる第13段階と、 移動後のこれらの欠陥候補点が後に撮像された前記画像
    に基づいて登録された欠陥候補点の誤差範囲内に存在し
    ているか否かを判断する第14段階と、 前記移動後のこれらの欠陥候補点が当該誤差範囲内に存
    在している場合には、誤差範囲内に存在している欠陥候
    補点の内、移動後の欠陥候補点に最も近い欠陥候補点の
    みをマッチ候補として登録する一方、今回マッチ候補と
    して登録された欠陥候補点が前回以前にマッチ候補とし
    て登録された欠陥候補点である場合には、マッチ回数を
    1加算する第15段階と、 以上の第10段階から第15段階までの処理を複数回繰
    り返す間に、マッチ回数が所定回数以上になった欠陥候
    補点を前記被検査面に存在する欠陥であると決定する第
    16段階とからなることを特徴とする被検査面の欠陥検
    査方法。
  4. 【請求項4】 以上の第10段階から第15段階までの
    処理は、新たに登録された欠陥候補点が、当該欠陥候補
    点を写し出しているモニタの画面から外れる位置に移動
    するまで繰り返し行われることを特徴とする請求項3記
    載の被検査面の欠陥検査方法。
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