JP3156543U - 営巣防止具 - Google Patents

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楠生 平木
楠生 平木
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株式会社九州電設
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Abstract

【課題】腕金の特定部分の腐食を防止し、当該特定部分への鳥類の接近を防止することにより、鳥類を原因とする送電事故の発生率を減少させることができる営巣防止具を提供する。【解決手段】鳥類の営巣を防止したい腕金の特定部分を被覆する被覆部と、特定部分への鳥類の接近を妨害する妨害部を備え、被覆部は、円弧状に湾曲した表板20と、表板20の円弧をなす両側にそれぞれ設けられた2つの側板26で構成され、妨害部は、表板20に適宜の間隔で設けられた複数の棒状体36で構成され、側板26に特定部分に嵌め合わせることができる切り欠部30を設け、表板24の肉厚部分28に固定用のバインド線を通すための孔32を設けた。【選択図】図2

Description

本考案は、送電鉄塔の腕金に鳥類が営巣できないようにするための営巣防止具に関する。
送電鉄塔の腕金には適度な面積を有している水平部分があり、カラスなどの鳥類が営巣するのに格好の場所となっている。しかし、営巣によって腕金を生活の拠点とするようになった鳥類の糞尿が腕金や電線等の金属部分を腐食させるという問題を引き起こしている。また営巣に用いた金属片や鳥自体が電線に接触することによる短絡事故なども起こっている。そこで従来、鳥類が腕金に営巣するのを防止するための様々な技術が提案されている。例えば特許文献1には、平行する2本の腕金の間に湾曲した表面を有する営巣防止具をボルト等で締結するという構成が開示されている。また特許文献2には、柔軟性を有する網状体に複数の針状体を設け、容易に変形する網状体の性質を利用してどこにでも取り付けることができるようにした営巣防止具が開示されている。
特開2008−212097号公報 実用新案登録第3083711号公報
しかしながら、特許文献1に開示された営巣防止具は、湾曲した形状によって営巣材料が落下することで営巣を防止するものであるが、鳥類の接近そのものを防止することはできず、営巣材料による電気短絡等の問題の解決には必ずしも十分ではない。また特許文献2に開示された営巣防止具は、表面に設けられた複数の針状体によって鳥類の接近を妨害することができるものであるが、柔軟性を有する網状体は一定の形を保持できないため、高所での取り付け作業に時間と手間を要することになるという問題がある。
本考案は、これらの課題を解決するため、鳥類の営巣を防止したい腕金の特定部分を被覆する被覆部と、前記特定部分への鳥類の接近を妨害する妨害部を備えた営巣防止具を提供する。前記被覆部は、円弧状に湾曲した表板と、前記表板の円弧をなす両側にそれぞれ設けられた2つの側板で構成され、前記妨害部は、前記表板に適宜の間隔で設けられた複数の棒状体で構成され、前記側板に前記特定部分と嵌合可能な切り欠部が設けられている。
円弧状に湾曲した表板には平面部が存在しないので営巣には不向きであり、腕金の特定部分は表板と側板によって覆われるので、鳥類の糞尿だけではなく紫外線や酸性雨等による被害からも保護される。さらに表板に設けられた複数の棒状体によって鳥類の接近が妨げられるので、鳥類や営巣材料が送電線に接触することによる電気短絡の発生を防止することができる。
営巣防止具は側板に設けられた切り欠部を特定部分に嵌め合わせるだけで装着することができるので、高所での作業に慣れない者でも作業が容易である。
表板に肉厚部を設け、その部分に孔を形成すると、孔にバインド線やボルトなどの固定用部材を通して腕金の特定部分に固定することができる。孔の周囲に作用する応力は肉厚部分によって緩和され、表板の形状も保持される。
本考案によれば、営巣防止具を装着した特定部分の腐食を防止することができるだけでなく、鳥類の接近をも防止することができるので、鳥類を原因とする送電事故の発生率を減少させることができる。
腕金に装着した状態の営巣防止具を示す正面図 営巣防止具の斜視図
本発明の営巣防止具の実施の形態について図面を参照して説明する。営巣防止具10は、
図1に示すように、主として、送電鉄塔の腕金12の先端付近にある、2つのL型鋼14の直立部16が背合わせの状態となる部分に装着し、鳥類が営巣できないようにするためのものであり、当該部分を覆う被覆部20と、当該部分への鳥類の接近を妨げる妨害部22で構成されている。
図2において、被覆部20は表板24と側板26で構成され、全体として蒲鉾型をなしている。表板24は側板26側からみて円弧状に湾曲し、表板24の円弧をなす両側にそれぞれ側板26が設けられている。表板24の側板26と接する部分は肉厚部分28であり、他の部分より肉厚に形成されている。表板24と2つの側板26の内側は中空になっている。
側板26には矩形の切り欠部30が形成されている。図2では手前の側板26に形成された切り欠部30のみが示されているが、手前の側板26と対向する奥の側板にも同様の切り欠部が形成されている。切り欠部30は、2つのL型鋼14の直立部16に嵌め合わせることができる程度の大きさに形成されている。
被覆部20の材質について限定はないが、耐候性や軽量化の観点から塩化ビニルなどの樹脂が好適である。表板24には市販の塩化ビニル製の円管を縦方向に2分割したものをそのまま用いることができる。また側板26には塩化ビニル管を封鎖する塩化ビニル製の円蓋を同じく縦方向に2分割したものをそのまま用いることができる。この場合、円蓋の縁の部分が表板24に重なる部分が肉厚部分28を形成する。これ以外にも表板24と側板26を一体的に形成してもよい。
表板24の四隅には表板24を貫通する孔32が形成されている。図1に示すように、孔32に通したバインド線34(被覆部20の内側を通るバインド線34は破線で示している)をL型鋼14に巻き付けることで営巣防止具10を腕金12に固定することができる。
妨害部22は、表板24に設けられた複数の棒状体36で構成されている。棒状体36は、表板24の上部に適宜の間隔で形成された孔に一端が挿入され、脱落しないように接着剤などで固定されている。棒状体36の数や設置間隔、長さについて限定はないが、例えば被覆部20の寸法を、幅170mm、奥行き180mm、高さ85mmとした場合は、長さ100mmの棒状体36を、図2に示すように、奥行き方向に等間隔で並べた3本を1列として幅方向に2列の計6本設置すれば十分である。
棒状体36は、腕金12に接近しようとする鳥の胴や羽などがぶつかることでそれ以上の接近を妨害することを目的とするものであるので、無用に鳥を傷つけることがないように先端は尖らせず、全体を柔構造とすることが望ましい。材質は耐候性や柔軟性の観点から樹脂が好適であり、被覆部20と同じく塩化ビニル製でよい。
営巣防止具10は、送電鉄塔の腕金12の先端付近にある特定部分に装着して使用するものであるが、この特定部分は、図1に示すような2つのL型鋼14の直立部16が背合わせの状態となる部分には限られない。営巣防止具10は、切り欠部30の形状を装着したい部分と嵌合可能な形状とすることで他の部分にも装着することができる。
10 営巣防止具
12 腕金
14 L型鋼
20 被覆部
22 妨害部
24 表板
26 側板
28 肉厚部分
30 切り欠部
32 孔
34 バインド線
36 棒状体

Claims (3)

  1. 腕金の特定部分に鳥類が営巣することを防止する営巣防止具であって、前記特定部分を被覆する被覆部と、前記特定部分への鳥類の接近を妨害する妨害部を備え、
    前記被覆部は、円弧状に湾曲した表板と、前記表板の円弧をなす両側にそれぞれ設けられた2つの側板で構成され、
    前記妨害部は、前記表板に適宜の間隔で設けられた複数の棒状体で構成され、
    前記側板に前記特定部分と嵌合可能な切り欠部が設けられていることを特徴とする営巣防止具。
  2. 前記表板の前記側板と近接する部分が他の部分より肉厚であることを特徴とする請求項1に記載の営巣防止具。
  3. 前記表板の肉厚部分に、前記特定部分に固定するための部材が挿通可能な孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の営巣防止具。
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