JP3156445U - 電気式調理用天焼器 - Google Patents

Abstract

【課題】板状の耐熱ガラスの片面に、半導体発熱素子塗料を面状に塗布した熱源を使用し、安全性が高く、温度ムラや断線の恐れがない天焼器を提供する。【解決手段】耐熱ガラス６の片面に電気で発熱する半導体発熱素子塗料５を塗布し、塗布していないもう一方のガラス面に鉄板７を貼りつけて鉄板焼き器を構成し、該鉄板焼き器をさらに上下に配置することで、天焼き器とする。【選択図】図２

Description

この考案は、調理用天焼き器の熱源と形状に関する。

従来の天焼き器の熱源は、プロパンガスやニクロム線によるものであった。

しかしながら以上の技術では、プロパンガスの場合には点火や消火の手間、ガス爆発等の危険が生じ、ニクロム線の場合には、線状発熱による温度ムラや断線などの不備が生じる。そこで、この考案は板状の耐熱ガラスに半導体発熱素子塗料を面状に塗布することによって解決する。

以上の課題を解決するために、第一考案は電気で発熱する耐熱ガラスにより上下の鉄板を加熱することを特徴とする天焼き器である。
第二考案は、この発熱体に半導体発熱素子塗料を用いたことを特徴とする天焼き器である。
第三の考案は、開閉により調理器を囲い込むように上下の鉄板をＵ字型で絞り込む形状にしたことを特徴とする天焼き器である。

第一考案、または第二考案によれば、石油類による危険物取扱の排除、二酸化炭素の排出削減が図られ、ニクロム線の断線も排除される。
さらに、第三考案によれば、上下鉄板を開閉により三方および四方を囲むことにより、焼く、蒸す、炒めるという調理方法が可能となり、調理範囲を広げることができる。

この考案の一実施形態を、図１に示す。
この電気式天焼き器は、上下の調理面ともに鉄製であり、鉄製調理面の裏側に電気で発熱する半導体発熱素子塗料を塗布した耐熱ガラスを密着させたものである。

全体図面 上下調理面を合わせた時の断面図

１ 耐熱ガラスの収納場所
２ スプリング
３ 天焼き器本体
４ 電源１００Ｖ
５ 上面半導体発熱塗料
６ 上面耐熱ガラス
７ 上面調理面・鉄
８ 上面密着
９ 下面密着
１０ 下面耐熱ガラス
１１ 下面半導体発熱塗料
１２ 下面調理面・鉄

Claims (3)

1. 耐熱ガラス（６）の片面に半導体発熱素子塗料（５）を塗布し、塗布していないガラス面を鉄板（７）に貼り付けた、鉄板焼き器。
2. 請求項１の物を上下に取り付けた両面焼き器、即ち天焼き器。
3. 請求項２の上下に蓋を開閉すること時、調理面を囲い込むように上下の鉄板をＵ字型で絞り込む形状にしたことを特徴とする天焼き器。