JP3156292U - 蛍光管型led照明灯 - Google Patents
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Abstract
【課題】蛍光管照明器具のソケットの角度や向きに係わらずLEDから照射される光が鉛直方向である真下を照射するように設定することを可能にするとともに、盗難や脱落破損を防止し安全性の向上とメンテナンス性の向上を実現した蛍光管型LED照明灯を提供する。【解決手段】蛍光管型LED照明灯の本体1を構成する端子キャップ2の突出片を、端子ケース3に備えられた複数の凹部の内何れかに選択可能に嵌入するように構成したことにより、蛍光管照明器具のソケットの角度や向きに係わらずLEDから照射される光が鉛直方向である真下を照射するように設定することが可能な蛍光管型LED照明灯を構成する。また、ロック部材により盗難や脱落の防止を実現した。さらに取り外し治具によりロック部材を容易に外してメンテナンス性を向上させた。【選択図】図1
Description
本考案は、蛍光管型のLED照明灯に関し、特に一般的な直管型の蛍光灯器具に取り付け可能なLED照明灯で、照射方向を調整可能として手暗がり状態になることを解消するとともに盗難及び脱落防止、メンテナンス性の向上を実現した構造に関する。
近年、電気の消費抑制や、地球温暖化ガスの排出削減が叫ばれる中、照明器具においては、低消費電力で高効率な蛍光灯が従来から多用されているが、LEDの輝度向上により蛍光管と同一形状にして既存の蛍光灯器具に代替して取り付け可能なLED照明灯が製品化されている。
図19は、従来の蛍光管型のLED照明灯を示す図である。既存の蛍光灯器具にそのまま取り付けることができるように、端子部分など蛍光管と同一のサイズで構成され透明カバーの内部に備えた基板上にLEDを配置してなるものが一般的である。
図20から図22は、従来の蛍光管型のLED照明灯の使用状態を示す図であって、一般的に用いられている蛍光灯器具に、従来の蛍光管型のLED照明灯を取り付けた状態を示している。
図20は、天井に取り付けられる蛍光灯器具であって、反射板が天井面と平行で蛍光管端部の端子2本が水平方向になるようにソケットが配置されているものである。このような蛍光灯器具に蛍光管型のLED照明灯を取り付けた場合、光は真下に照射されるので手暗がりになるようなことはなく照明器具としての目的は達成される。
図21は、同じく天井に取り付けられる蛍光灯器具であって、反射板が山型(逆富士型とも称される)の傾斜面となっている。蛍光管端部の端子2本が該傾斜面に対して平行になるようにソケットが配置されているものである。このような蛍光灯器具に蛍光管型のLED照明灯を両側に取り付けた場合、それぞれの光は真下ではなく斜め外方に照射されるため、真下は手暗がりの状態となり、照明器具としての目的を達成できない。
図22は、垂直な壁面に取り付けられる蛍光灯器具であって、反射板が壁面と平行で蛍光管端部の端子2本が垂直方向になるようにソケットが配置されているものである。このような蛍光灯器具に蛍光管型のLED照明灯を取り付けた場合、光は水平方向に照射される。そのような照射方向を目的とした照明器具であれば良いが、そうでない場合は真下が手暗がりの状態となり、照明器具としての目的を達成できない。
蛍光管は放電で発生する紫外線をガラス管の内面に塗布された蛍光体に当てることで、蛍光管のガラス部分全体が光を発する。このため照射の方向性が生じず360度全方向に光が照射されるが、蛍光管型のLED照明灯は、基板の片側面に配置したLEDから光を発するので必然的に照射の方向性が生じる。そのため、図20から図22に示した既存の蛍光灯器具にそのまま取り付けると、前述したように本来照らす必要がある真下が手暗がりとなり照明器具としての目的を達せないといった不都合が生じる。また、従来の蛍光灯機器及び蛍光管型のLED照明灯は、盗難や脱落防止の対策がなされておらず、特に高価格な蛍光管型のLED照明灯の場合は、盗難や脱落事故が生じればLED照明灯自体の損害額も大きなものになり、かつ安全性の課題も生じる。そこで、それら課題を解消するために以下に示す技術が提案されている。
例えば、特開2007−12322号公報(特許文献1)に開示された「LED式照明装置」は、透明円筒パイプの両端に端部パイプを相互に回転可能に嵌め込んで構成したもので、蛍光灯器具の照射面が一方向に決められている場合であっても、照明装置を既存の蛍光灯器具に装着した後、透明円筒パイプを回してその光照射面を任意の方向に変えることを可能にしたものである。また、透明円筒パイプの両端部に備えられた金属ボールが、端部パイプに備えられた小さい孔に嵌入するようにして回転方向の位置決めの節度感が得られるように構成している。
また、実用新案登録第3147608号公報(特許文献2)に開示された「蛍光灯代替LEDランプ」の請求項3は、ランプ本体の直管長軸を中心として、支持部に対して回転可能に構成してLED素子から発せられる光の照射角度を調整することを可能にした。これにより、光を均一に照射させたり、使用用途や、部屋の形状に合わせて照射角度を調整することを可能としたものである。また、回転部の構造については、実施形態3の段落番号0035に記載されているが特に詳細な構造については述べられていない。
さらに、特開平9−102211号公報(特許文献3)に開示された「照明器具のランプ保持構造」は、地震などの振動時にランプソケットからのランプの脱落を防止するための技術に関するもので、バネ付勢されたソケットで蛍光管を接続する照明器具において、蛍光管が照明器具に接続された後の蛍光管ソケット部にランプ移動防止具を備えたことで脱落を防止する構成としている。また、請求項2ではランプ移動防止具は、バネ性を有する略Cリング状に形成してワンタッチで装着することを可能にしたものである。
ところで、特許文献1のLED式照明装置にあっては、透明円筒パイプを回すことでいつでも光照射面を任意の方向に変えることが可能であるが、一端装着してしまえば光照射面を任意の方向に変えることは希である。それにも係わらずいつでも光照射面を任意の方向に変えるために部品点数を多くしてなることは、もともと高価格であるものをさらに高価格にする要因となっている。また、従来の蛍光灯機器に蛍光管と同様に簡単に着脱できることから、盗難の恐れ、清掃などの際に誤って落下破損させる恐れ、地震の際の振動による落下破損の恐れなど安全面からの課題も生じる。
また、特許文献2の蛍光灯代替LEDランプにあっても、回転部の詳細な構造については述べられていないが、特許文献1と同様の課題が生じる。
さらに、特許文献3の照明器具のランプ保持構造にあっては、バネ付勢されたソケットで蛍光管を接続する照明器具に対してのみ有効な落下防止の技術であり、蛍光管が照明器具に接続された後の蛍光管ソケット部にランプ移動防止具を装着することで蛍光管の移動を抑止することで脱落を防止するものであるが、容易に外すことも可能であるため、盗難防止としては用をなさず、あくまでもバネ付勢されたソケットに蛍光管を接続する照明器具に対して地震などの振動時にソケットからの脱落を防止するための技術に過ぎない。
そこで本考案は、簡易かつ低コストな構造で、蛍光管照明器具のソケットの角度や向きに係わらずLEDから照射される光が鉛直方向である真下を照射するように設定することを可能にするとともに、盗難や脱落破損を防止し、安全性の向上とメンテナンス性の向上を実現した蛍光管型LED照明灯を提供することを目的とするものである。
直管型の蛍光灯器具に蛍光管と代替して取り付け可能な蛍光管型LED照明灯において、LEDユニットを内装した透明カバーと、その両端部に備えた端子キャップと端子ケースとからなる蛍光管型LED照明灯であって、外形を円筒または円柱状として長手方向の一方の端部に蛍光灯器具のソケットに接続するための2本の端子を突出させ、逆側の端部には鍔状にフランジ部を突出させるとともに、該フランジ部の円周の1カ所からさらに円周外方に向けて突出片を延設して構成した端子キャップと、該端子キャップを内側から嵌入可能な中央開孔部を備えるとともに、該中央開孔部の周囲には該端子キャップのフランジ部を係合するためのフランジ受部と該突出片を嵌入するための複数の凹部を備えた端子ケースとから構成し、該端子キャップの該突出片を、該端子ケースの複数の凹部の内何れかに選択可能に取り付けることで解決される。
また、外形を円筒または円柱状とした該端子キャップの外周面かつ軸方向に、凹状の溝を備えるとともに、該端子キャップに嵌入装着するロック部材を備え、該ロック部材は、内径を該端子キャップと略同一径にしたC字状部と、該C字状部の開放された両端部からその内面側の幅を端子キャップの直径よりも若干狭く下方に延設した一対の脚部とからなり、該C字状部の内面側の頂点には、該端子キャップの溝に係合するための一条の凸状部を備え、該一対の脚部には、その開放側端部に水平方向かつ外方に向けてL字状に延設した座部と、その長さ方向の中間に外方に向けて左右対称に突出させた傾斜部と顎部を突出して構成したことで解決される。
さらに、該ロック部材の顎部に係合する一対のフック部と該一対のフック部から延設されたグリップ部とからなる取り外し治具を備えたことで解決される。
LEDユニットを内装した透明カバーと、その両端部に備えた端子キャップと端子ケースとからなる蛍光管型LED照明灯の、該端子キャップの該突出片を、該端子ケースの複数の凹部の内何れかに選択可能に取り付けるように構成したことにより、蛍光管照明器具のソケットの角度や向きに係わらずLEDから照射される光が鉛直方向である真下を照射するように設定することが可能な蛍光管型LED照明灯を提供することが可能となった。
また、外形を円筒または円柱状とした該端子キャップの外周面かつ軸方向に、凹状の溝を備えるとともに、内径を該端子キャップと略同一径にしたC字状部と、該C字状部の開放された両端部からその内面側の幅を端子キャップの直径よりも若干狭く下方に延設した一対の脚部とからなり、該C字状部の内面側の頂点には、該端子キャップの溝に係合するための一条の凸状部を備え、該一対の脚部には、その開放側端部に水平方向かつ外方に向けてL字状に延設した座部と、その長さ方向の中間に外方に向けて左右対称に突出させた傾斜部と顎部を突出して構成したロック部材を、蛍光管型LED照明灯の端子キャップに嵌入装着することで、蛍光灯器具から蛍光管型LED照明灯本体を取り外すこと、誤って脱落させること、地震の際の振動での落下を確実に防止して安全性の向上を実現した蛍光管型LED照明灯を提供することが可能となった。
さらに、該ロック部材の顎部に係合するフック部と該フック部から延設されたグリップ部とからなる取り外し治具を用いることによって、端子キャップに嵌入装着されたロック部材を、簡単に取り外すことを可能として蛍光灯器具や蛍光管型LED照明灯の本体のメンテナンス性の向上を実現した。
次に、本考案の蛍光管型LED照明灯の第1の実施例について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本考案の蛍光管型LED照明灯の斜視図、図2は正面図、図3は図2の断面図である。なお、蛍光管は長いので片側端部(左側)のみ示す。
本考案の蛍光管型LED照明灯の本体(1)は、図1乃至図3に示されるように、端子キャップ(2)、端子ケース(3)、透明カバー(4)と、LEDユニットとしてLED(5)、基板(6)、金属板(7)とからなり、直管型の蛍光管照明器具のソケットに蛍光管の代替として取り付けられるように、その全体の長さや端子のサイズなどを蛍光管と同一のサイズで構成している。
端子キャップ(2)は、耐熱性や強度、耐久性に優れたABS樹脂などから形成され、端子ケース(3)に開孔された中央開口部(3a)に内側から嵌入して係合される。透明カバー(4)は、アクリル系やスチレン系の透明度や強度に優れた樹脂から形成され、その内部に長手方向全体にわたってLEDユニットを配設している。LEDユニットは、LED(5)と、LED(5)を取り付けるためのガラスエポキシ系などの材質からなる基板(6)と、該基板(6)のLEDとは反対面に面接触してLED(5)から発せられる熱を放熱するためと、端子ケース(3)と連結するための構造材としてのスチールなどの金属板(7)とから構成される。金属板(7)は、端子ケース(3)内部まで延設され、端子ケース(3)に開孔されたネジ孔(3h)から固定ネジ(7a)で金属板(7)のネジ孔に固定することで蛍光管型LED照明灯の本体(1)としての全体が組み立てられる。
図4は、端子キャップ(2)の詳細を示す図であり、正面、背面、右側面、A−A線断面を示した。円柱状または円筒状の端子キャップ(2)の軸方向(長手方向)の端部円周部分にはフランジ(2b)と、該フランジ(2b)から突出して延設された突出片(2c)が備えられ、後述する端子ケース(3)の内側に備えられた複数の凹部の内何れかを選択して嵌入する。
図5は、端子ケース(3)の詳細を示す図であり、図4と同様に正面、背面、右側面、A−A線断面を示した。図5の正面図及び背面図の中央には、端子キャップ(2)を嵌入するための中央開孔部(3a)を開孔する。中央開孔部(3a)の内側周囲には、端子キャップ(2)のフランジ(2b)を係合するためのフランジ受部(3b)と係合部(3c)を備えて係合部(3c)の爪(図示せず)によっていわゆるパッチン嵌めで両者は係合される。このとき、前記した複数の凹部は背面図に示されるように、第1凹部(3d)、第2凹部(3e)、第3凹部(3f)、第4凹部(3g)がフランジ受部(3b)と同一面に備えられる。この複数の凹部の何れかに、端子キャップ(2)を円周方向に回転させて前記フランジ(2b)から突出して延設された突出片(2c)を嵌入することで、端子ケース(3)への端子キャップ(2)の取り付け角度を変位させて、蛍光管照明器具のソケットの角度や向きに係わらずLEDから照射される光が鉛直方向である真下を照射するように設定することが可能となる。
図6は、反射板(11b)が天井面と平行で蛍光管端部の端子2本が該反射板(11b)と平行かつ水平方向になるようにソケット(11a)が配置されている蛍光灯器具(11)に、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を接続した状態を示す図である。図6(A)は、本体(1)と蛍光灯器具(11)の位置関係を示す図であり、図6(B)は、端子ケース(3)を内側から見た状態で、端子キャップ(2)の突出片(2c)と端子ケース(3)の凹部の位置関係を示す図である。この図の場合、端子ケース(3)の第2凹部(3e)に端子キャップ(2)の突出片(2c)を嵌入した状態であり、LEDユニットと2本の端子(2a)が平行かつ水平に位置することになる。これにより、LED(5)の光の照射方向は鉛直方向である真下となり、手暗がりとなることなく照明器具としての目的を達成することになる。
図7は、反射板(12b)が山型(逆富士型とも称される)の傾斜面で、蛍光管端部の端子2本が該傾斜面に対して平行になるようにソケット(12a)が配置されている蛍光灯器具(12)に、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を接続した状態を示す図である。図7(A)は、本体(1)と蛍光灯器具(12)の回転した位置関係を示す図であり、図7(B)は、端子ケース(3)を内側から見た状態で、端子キャップ(2)の突出片(2c)と端子ケース(3)の凹部の回転した位置関係を示す図である。この図の場合、左側に位置する蛍光管型LED照明灯の本体(1)は、端子ケース(3)の第1凹部(3d)に端子キャップ(2)の突出片(2c)を嵌入した状態であり、LEDユニットと2本の端子(2a)が−30度回転変位した状態となる。これにより、LED(5)の光の照射方向は鉛直方向である真下となり、照明器具としての目的を達成することになる。また、右側の本体(1)の場合は、端子ケース(3)の第3凹部(3f)に端子キャップ(2)の突出片(2c)を嵌入した状態であり、LEDユニットと2本の端子(2a)が左側とは反転して30度変位した状態となる。これにより、LED(5)の光の照射方向は鉛直方向である真下となり、手暗がりとなることなく照明器具としての目的を達成することになる。
図8は、反射板(13b)が垂直な壁面と平行で蛍光管端部の端子2本が該反射板(13b)と平行かつ垂直方向になるようにソケット(11a)が配置されている蛍光灯器具に、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を接続した状態を示す図である。図8(A)は、本体(1)と蛍光灯器具(13)の回転した位置関係を示す図であり、図8(B)は、端子キャップ(2)の突出片(2c)と端子ケース(3)の凹部の回転した位置関係を示す図である。この図の場合、端子ケース(3)の第4凹部(3g)に端子キャップ(2)の突出片(2c)を嵌入した状態であり、LEDユニットと2本の端子(2a)が90度変位した状態となる。これにより、LED(5)の光の照射方向は鉛直方向である真下となり、手暗がりとなることなく照明器具としての目的を達成することになる。
以上のように、本考案の第1の実施例においては、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を構成する端子キャップ(2)の突出片(2c)を、端子ケース(3)に備えられた複数の凹部の内、何れかに選択可能に嵌入するように構成したことにより、蛍光管照明器具のソケットの角度や向きに係わらずLEDから照射される光が鉛直方向である真下を照射するように設定することが可能な蛍光管型LED照明灯を提供することが可能となった。
図9乃至図15は、本考案の第2の実施例を示す図である。第2の実施例では前記した第1の実施例の蛍光管型LED照明灯に加えて適用することで、盗難、誤って脱落させること、地震の際の振動での落下を確実に防止して安全性の向上を実現した。
図9は、本考案の第2の実施例のロック部材(8)の正面図であり、耐熱性や強度、耐久性、バネ性などに優れたABS樹脂などの材質からなる。ロック部材(8)は、円筒または円柱形状の端子キャップ(2)に嵌入装着して使用するために、内径を該端子キャップ(2)と略同一径にしたC字状部(8a)と、該C字状部(8a)の開放された両端部からその内面側の幅を端子キャップ(2)の直径よりも若干狭く下方に延設した一対の脚部(8b)とからなり、該C字状部(8a)の内面側の頂点には、該端子キャップ(2)の溝(2d)に係合するための一条の凸状部(8f)を備え、該一対の脚部(8b)の端部には水平方向かつ外方に向けてL字状に延設した座部(8c)と、その長さ方向の中間には、外方に向けて左右対称に突出させた傾斜部(8d)と顎部(8e)を突出して構成した。
図10は、前記の如く構成されたロック部材(8)の使用状態を示す斜視図で、蛍光管型LED照明灯の本体(1)の両側端部に位置する端子キャップ(2)に嵌入する状態を示している。図10(A)はロック部材(8)を嵌入装着する前段階、図10(B)はロック部材(8)が嵌入装着された状態を示している。端子キャップ(2)にロック部材(8)を嵌入する際、一対の脚部(8b)の内面側の幅は端子キャップ(2)の直径よりも若干狭い状態なので、ロック部材(8)のバネ性により広がりつつ嵌入され、端子キャップ(2)にC字状部(8a)が完全に嵌入されたとき、広げられた一対の脚部(8b)がもとの幅に復帰することで、ロック部材(8)が端子キャップ(2)から外れないようにロックされる。このとき同時に凸状部(8f)が端子キャップ(2)に備えられた溝(2d)に入り込んで係合することで、後述するように蛍光管型LED照明灯本体(1)が円周方向に回転して外れることを抑止する。また、このように嵌入装着されたロック部材(8)を、手指や一般的なプライヤーなどの工具で取り外すことは困難である。
図11は、図6と同様に反射板(11b)が天井面と平行で蛍光管端部の端子2本が該反射板(11b)と平行かつ水平方向になるようにソケット(11a)が配置されている蛍光灯器具(11)と、接続された蛍光管型LED照明灯の端子キャップ(2)に、ロック部材(8)を嵌入装着した状態を示す図である。ロック部材(8)の凸状部(8f)が端子キャップ(2)の溝(2d)に入り込んで係合するとともに、一対の座部(8c)が蛍光灯器具(11)の反射板(11b)に踏ん張って当接することで、蛍光管型LED照明灯の本体(1)が円筒状の端子キャップ(8)の円周方向の回転を抑止して確実にロックする。
図12は、図7と同様に反射板(12b)が山型(逆富士型とも称される)の傾斜面で、蛍光管端部の端子2本が該傾斜面に対して平行になるようにソケット(12a)が配置されている蛍光灯器具(12)と接続された蛍光管型LED照明灯の端子キャップ(2)に、ロック部材(8)を嵌入装着した状態を示す図である。図11の説明と同様にロック部材(8)の凸状部(8f)が端子キャップ(2)の溝(2d)に入り込んで係合するとともに、一対の座部(8c)が蛍光灯器具(11)の反射板(11b)に踏ん張って当接することで、蛍光管型LED照明灯の本体(1)が円筒状の端子キャップ(8)の円周方向の回転を抑止して確実にロックする。
図13は、図8と同様に反射板(13b)が垂直な壁面と平行で蛍光管端部の端子2本が該反射板(13b)と平行かつ垂直方向になるようにソケット(11a)が配置されている蛍光灯器具(13)と接続された蛍光管型LED照明灯の端子キャップ(2)に、ロック部材(8)を嵌入装着した状態を示す図である。図11及び図12の説明と同様にロック部材(8)の凸状部(8f)が端子キャップ(2)の溝(2d)に入り込んで係合するとともに、一対の座部(8c)が蛍光灯器具(11)の反射板(11b)に踏ん張って当接することで、蛍光管型LED照明灯の本体(1)が円筒状の端子キャップ(8)の円周方向の回転を抑止して確実にロックする。
図14及び図15は、蛍光灯器具の蛍光管を取り付けるためのソケットの方式を示す図である。蛍光灯器具には、蛍光管を取り付けるためのソケットの方式が大きく分けて2タイプ存在する。図14は、ソケット部にスプリングが内装されて蛍光管を押し込んで装着するタイプ(押し込み式)、図15は、蛍光管のガラス管円周方向に回転させて装着するタイプ(回転式)である。これらのタイプは、図11乃至図13に示したそれぞれの蛍光灯器具において両タイプ存在する。
図14は、押し込み式の蛍光灯器具に蛍光管型LED照明灯本体(1)とロック部材(8)を装着した状態を示すもので、端子キャップ(2)にロック部材(8)を嵌入装着することで、ソケットと端子ケース(3)との間の移動が制限されることで押し込みが困難となり、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を蛍光灯器具から取り外すことができなくなる。これにより盗難や、清掃の際に誤って脱落させたり地震の震動で落下することを確実に防止して安全性の向上を実現した。
図15は、回転式の蛍光灯器具に蛍光管型LED照明灯本体(1)とロック部材(8)を装着した状態を示すもので、端子キャップ(2)にロック部材(8)を嵌入装着することで、ロック部材(8)の凸状部(8f)が端子キャップ(2)の溝(2d)に入り込んで係合するとともに、一対の座部(8c)が蛍光灯器具の反射板に踏ん張って当接することで、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を回転させることが困難となり、蛍光管型LED照明灯の本体(1)を蛍光灯器具から取り外すことができなくなる。これにより盗難や、清掃の際に誤って脱落させたり地震の震動で落下することを確実に防止して安全性の向上を実現した。
図16乃至図18は、本考案の第3の実施例を示す図である。第3の実施例では前記した第1の実施例及び第2の実施例に加えて適用することで、端子キャップ(2)に嵌入装着されたロック部材(8)を、簡単に取り外すことを可能として蛍光灯器具や蛍光管型LED照明灯の本体(1)の清掃や修理、交換などメンテナンス性の向上を実現した。
図16は、端子キャップ(2)に嵌入装着されたロック部材(8)を取り外すための取り外し治具(9)正面図である。取り外し治具(9)は耐熱性や強度、耐久性、バネ性などに優れたABS樹脂などの材質からなり、手で把持するためのグリップ部(9a)と先端の一対のフック部(9b)とからなりバネ性を持って構成される。
図17は、前記の如く構成された取り外し治具(9)の使用状態を示す斜視図である。図17(A)は取り外し治具(9)をロック部材(8)に差し込む前段階、図17(B)は取り外し治具(9)をロック部材(8)に差し込んだ状態を示している。取り外し治具(9)をロック部材(8)に差し込む過程において、一対のフック部(9b)はロック部材(8)の左右両側の傾斜部(8d)に沿って開き、ついには乗り越えてそのバネ性によりもとの幅に復帰して顎部(8e)に係合する。これにより図18に示す如く上方に引き上げることができ、容易に端子キャップ(2)に嵌入装着されたロック部材(8)を取り外すことが可能となり、蛍光灯器具や蛍光管型LED照明灯本体(1)の清掃や修理、交換などメンテナンス性の向上を実現した。
1 蛍光管型LED照明灯本体
2 端子キャップ
2a 端子
2b フランジ
2c 突出片
2d 溝
3 端子ケース
3a 中央開孔部
3b フランジ受部
3c 係合部
3d 第1凹部
3e 第2凹部
3f 第3凹部
3g 第4凹部
3h ネジ孔
4 透明カバー
5 LED
6 基板
7 金属板
8 ロック部材
8a C字状部
8b 脚部
8c 座部
8d 傾斜部
8e 顎部
8f 凸条部
9 取り外し治具
9a グリップ部
9b フック部
11 蛍光灯器具
11a ソケット
11b 反射板
12 蛍光灯器具
12a ソケット
12b 反射板
13 蛍光灯器具
13a ソケット
13b 反射板
2 端子キャップ
2a 端子
2b フランジ
2c 突出片
2d 溝
3 端子ケース
3a 中央開孔部
3b フランジ受部
3c 係合部
3d 第1凹部
3e 第2凹部
3f 第3凹部
3g 第4凹部
3h ネジ孔
4 透明カバー
5 LED
6 基板
7 金属板
8 ロック部材
8a C字状部
8b 脚部
8c 座部
8d 傾斜部
8e 顎部
8f 凸条部
9 取り外し治具
9a グリップ部
9b フック部
11 蛍光灯器具
11a ソケット
11b 反射板
12 蛍光灯器具
12a ソケット
12b 反射板
13 蛍光灯器具
13a ソケット
13b 反射板
Claims (3)
- 直管型の蛍光灯器具に蛍光管と代替して取り付け可能な蛍光管型LED照明灯において、LEDユニットを内装した透明カバーと、その両端部に備えた端子キャップと端子ケースとからなる蛍光管型LED照明灯であって、外形を円筒または円柱状として長手方向の一方の端部に蛍光灯器具のソケットに接続するための2本の端子を突出させ、逆側の端部には鍔状にフランジ部を突出させるとともに、該フランジ部の円周の1カ所からさらに円周外方に向けて突出片を延設して構成した端子キャップと、該端子キャップを内側から嵌入可能な中央開孔部を備えるとともに、該中央開孔部の周囲には該端子キャップのフランジ部を係合するためのフランジ受部と該突出片を嵌入するための複数の凹部を備えた端子ケースとから構成し、該端子キャップの該突出片を、該端子ケースの複数の凹部の内何れかに選択可能に取り付けることを特徴とする蛍光管型LED照明灯。
- 外形を円筒または円柱状とした該端子キャップの外周面かつ軸方向に、凹状の溝を備えるとともに、該端子キャップに嵌入装着するロック部材を備え、該ロック部材は、内径を該端子キャップと略同一径にしたC字状部と、該C字状部の開放された両端部からその内面側の幅を端子キャップの直径よりも若干狭く下方に延設した一対の脚部とからなり、該C字状部の内面側の頂点には、該端子キャップの溝に係合するための一条の凸状部を備え、該一対の脚部には、その開放側端部に水平方向かつ外方に向けてL字状に延設した座部と、その長さ方向の中間に外方に向けて左右対称に突出させた傾斜部と顎部を突出して構成したことを特徴とする請求項1に記載の蛍光管型LED照明灯。
- 該ロック部材の顎部に係合する一対のフック部と該一対のフック部から延設されたグリップ部とからなる取り外し治具を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2の何れかに記載の蛍光管型LED照明灯。
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JP2009007514U JP3156292U (ja) | 2009-10-01 | 2009-10-01 | 蛍光管型led照明灯 |
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JP2011175804A (ja) * | 2010-02-23 | 2011-09-08 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 連結具 |
JP2012084323A (ja) * | 2010-10-08 | 2012-04-26 | Toshiba Lighting & Technology Corp | 直管形ランプおよび照明器具 |
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JP2013134911A (ja) * | 2011-12-27 | 2013-07-08 | Endo Lighting Corp | 発光源内装ランプ |
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-
2009
- 2009-10-01 JP JP2009007514U patent/JP3156292U/ja not_active Expired - Fee Related
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