JP3156001U - マッサージ器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】被施術者の肌に馴染みやすく、施術者が有する雑菌を殺菌しながら衛生的にマッサージを行い、また、被施術者のマッサージ部位の形状に適するように当接面を当接させて効果的なマッサージを行うことができるマッサージ器具を提供することである。【解決手段】平板状で異なる曲率半径で形成される複数の湾曲縁部3a,3bを備える押圧部2と、この押圧部2を施術者が被施術者に当接させる際に手の力を伝えるための把持部5とを有し、押圧部2は水牛角で形成され、把持部5は銀で形成されるものである。【選択図】図1
Description
本考案は、身体の部位を押圧してマッサージするマッサージ器具に関する。
一般に、マッサージは、人体の皮膚を擦ったり揉んだりして、血液循環やリンパ循環を促進させて、治療や美容などに広く用いられる施術である。特に、美容用途においては、顔面や首などをマッサージして顔面のむくみを改善したり、肌に張りを与えたりして、美顔効果が高く、このようなマッサージを簡便に行うことができる様々なマッサージ器具が開発されたり販売されたりしている。
例えば、特許文献1には、「顔面マッサージ器具」という名称で、顔面のマッサージを簡単に行える顔面マッサージ器具に関する発明が開示されている。
この特許文献1に開示された発明は、略棒状の器具本体と、この器具本体の前端部に設けられて丸みを帯びた形状に拡幅された指圧部と、この指圧部の内部に埋設される磁石と、器具本体の後端部に設けられる握り部とを有するものである。
そして、この顔面マッサージ器具の握り部を手で把持して、指圧部を目の周囲や額やこめかみ等の顔面の所定部位に当接させて力を軽く加えると、顔面の部位が刺激されて、血行の促進、肌の活性化や疲労回復等の効果が得られる。また、指圧部に埋設される磁石の磁気作用によって、血流が促されて筋肉疲労が改善され、また、磁力が血液中のイオンを増加させて、イオンの神経への働きかけることでマッサージ効果が発生する。そして、器具本体を構成する素材に遠赤外線やマイナスイオンを発生する粉体を混入したり、表面に塗装したりすることも可能で、これらの場合、マッサージ効果に並行して遠赤外線やマイナスイオンの発生の効能を得ることができる。さらに、顔面マッサージ器具は小さく形成されているので、携行しやすく、場所や時間を選ばず、容易に使用することができる。
この特許文献1に開示された発明は、略棒状の器具本体と、この器具本体の前端部に設けられて丸みを帯びた形状に拡幅された指圧部と、この指圧部の内部に埋設される磁石と、器具本体の後端部に設けられる握り部とを有するものである。
そして、この顔面マッサージ器具の握り部を手で把持して、指圧部を目の周囲や額やこめかみ等の顔面の所定部位に当接させて力を軽く加えると、顔面の部位が刺激されて、血行の促進、肌の活性化や疲労回復等の効果が得られる。また、指圧部に埋設される磁石の磁気作用によって、血流が促されて筋肉疲労が改善され、また、磁力が血液中のイオンを増加させて、イオンの神経への働きかけることでマッサージ効果が発生する。そして、器具本体を構成する素材に遠赤外線やマイナスイオンを発生する粉体を混入したり、表面に塗装したりすることも可能で、これらの場合、マッサージ効果に並行して遠赤外線やマイナスイオンの発生の効能を得ることができる。さらに、顔面マッサージ器具は小さく形成されているので、携行しやすく、場所や時間を選ばず、容易に使用することができる。
また、特許文献2には、「ローラ式マッサージ器具」という名称で、弾性と保湿性を備えてマッサージ効果と美容効果を有するローラ式マッサージ器具に関する発明が開示されている。
この特許文献2に開示された発明は、ゴム状弾性体からなる芯体と、この芯体に絹を含む繊維群が被覆された絹ローラと、この絹ローラを回動自在に支持する把持部材とを備えるものである。
そして、ローラ式マッサージ器具の把持部材を把持して、絹ローラを顔面などのマッサージ部位に当てて転がすと、マッサージによって血行が促進される。また、絹のピーリング機能によって皮膚の角質や老廃物は掻き取られ、さらに、絹が各種アミノ酸を含んでいるので肌に潤いを与えることもできる。そして、芯体は弾性体であるので、絹ローラの接触圧は緩和されて、心地よくマッサージすることができる。また、この芯体には、マイナスイオンを発生するトルマリンやゲルマニウムや、抗菌機能がある酸化チタンなどを混入させたり、芯体の表面に塗布したりすることもできる。
この特許文献2に開示された発明は、ゴム状弾性体からなる芯体と、この芯体に絹を含む繊維群が被覆された絹ローラと、この絹ローラを回動自在に支持する把持部材とを備えるものである。
そして、ローラ式マッサージ器具の把持部材を把持して、絹ローラを顔面などのマッサージ部位に当てて転がすと、マッサージによって血行が促進される。また、絹のピーリング機能によって皮膚の角質や老廃物は掻き取られ、さらに、絹が各種アミノ酸を含んでいるので肌に潤いを与えることもできる。そして、芯体は弾性体であるので、絹ローラの接触圧は緩和されて、心地よくマッサージすることができる。また、この芯体には、マイナスイオンを発生するトルマリンやゲルマニウムや、抗菌機能がある酸化チタンなどを混入させたり、芯体の表面に塗布したりすることもできる。
しかしながら、上述の従来技術である特許文献1に開示された発明は、マッサージ器具本体を構成する素材には、プラスチックやゴムが挙げられており、天然素材と比較すると皮膚に馴染みにくいという課題があった。また、マッサージ器具に付着する雑菌を防止するという思想は特に開示されておらず、衛生面に配慮されていないという課題があった。
また、特許文献2に開示された発明は、絹ローラが被覆される芯体に抗菌機能がある酸化チタンを混入させたり塗布したりするという思想が開示されており、肌に接する絹ローラ近傍の抗菌作用は期待できるが、施術者が把持する把持部材周辺には衛生的配慮が及ばないという課題があった。
本考案はかかる従来の事情に対処してなされたものであり、被施術者の肌に馴染みやすく、施術者が有する雑菌を殺菌しながら衛生的にマッサージを行い、また、被施術者のマッサージ部位の形状に適するように当接面を当接させて効果的なマッサージを行うことができるマッサージ器具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案であるマッサージ器具は、平板状で異なる曲率半径で形成される複数の湾曲縁部を備える押圧部と、この押圧部を施術者が被施術者に当接させる際に手の力を伝えるための把持部とを有するものである。
このような構成のマッサージ器具によれば、把持部を施術者が把持して押圧部を被施術者のマッサージ部位に当接させると、施術者の手の力は把持部を通してマッサージ部位に伝えられるという作用を有する。また、異なる曲率半径で形成される複数の湾曲縁部はマッサージする各部位の形状に合わせて当接するという作用を有する。
このような構成のマッサージ器具によれば、把持部を施術者が把持して押圧部を被施術者のマッサージ部位に当接させると、施術者の手の力は把持部を通してマッサージ部位に伝えられるという作用を有する。また、異なる曲率半径で形成される複数の湾曲縁部はマッサージする各部位の形状に合わせて当接するという作用を有する。
また、請求項2記載の考案は、請求項1記載のマッサージ器具において、押圧部は、水牛角で形成されるものである。
このような構成のマッサージ器具においては、請求項1に記載の考案の作用に加えて、水牛角は人の体温に馴染みやすく、肌触りが滑らかであるという作用を有する。
このような構成のマッサージ器具においては、請求項1に記載の考案の作用に加えて、水牛角は人の体温に馴染みやすく、肌触りが滑らかであるという作用を有する。
そして、請求項3記載の考案は、請求項1又は請求項2に記載のマッサージ器具において、把持部は、銀で形成されるものである。
このような構成のマッサージ器具においては、請求項1又は請求項2に記載の考案の作用に加えて、銀による殺菌作用を有する。
このような構成のマッサージ器具においては、請求項1又は請求項2に記載の考案の作用に加えて、銀による殺菌作用を有する。
以上説明したように、本考案の請求項1に記載のマッサージ器具においては、施術者は、把持部を把持し、押圧部を被施術者の肌に当接して軽く動かすと、肌はマッサージされて、血行が改善されたり、肌に張りを与えたりすることができる。また、押圧部は、異なる曲率半径で形成される複数の湾曲縁部を備えているので、身体の部位の形状に合わせて適切な湾曲縁部を選定することができ、効率のよいマッサージを行うことができる。
また、本考案の請求項2に記載のマッサージ器具においては、水牛角を用いることによって被施術者の肌を傷めることなく、滑らかな肌触りを与えながら快適にマッサージを行うことができる。
そして、本考案の請求項3に記載のマッサージ器具においては、施術者は銀で形成される把持部を把持して施術を行うので、施術者が有する雑菌を銀によって殺菌することが可能で、衛生的なマッサージを行うことができる。
以下に、本考案に係るマッサージ器具の第1の実施の形態を図1及び図2を参照しながら説明する(請求項1乃至請求項3に対応)。
図1は、本考案の第1の実施の形態に係るマッサージ板の概念図である。また、図2は、第1の実施の形態に係るマッサージ板の試作写真である。
図1及び図2において、それぞれ2個示されるマッサージ板1は、略長方形の平板状で、押圧部2と把持部5から構成されており、押圧部2は、それぞれ異なる曲率半径で形成された2個の湾曲縁部3a,3bとこの湾曲縁部3a,3bと連続する直線縁部4を備えている。
施術者は、マッサージ板1の把持部5を把持して、押圧部2を被施術者の身体の所望の部位あるいはツボに当接させて、適度な力を加えて前後左右に動かすと、施術者の手の力が把持部5から押圧部2、そして被施術者の身体の所望の部位やツボへ伝わってマッサージすることができる。
図1は、本考案の第1の実施の形態に係るマッサージ板の概念図である。また、図2は、第1の実施の形態に係るマッサージ板の試作写真である。
図1及び図2において、それぞれ2個示されるマッサージ板1は、略長方形の平板状で、押圧部2と把持部5から構成されており、押圧部2は、それぞれ異なる曲率半径で形成された2個の湾曲縁部3a,3bとこの湾曲縁部3a,3bと連続する直線縁部4を備えている。
施術者は、マッサージ板1の把持部5を把持して、押圧部2を被施術者の身体の所望の部位あるいはツボに当接させて、適度な力を加えて前後左右に動かすと、施術者の手の力が把持部5から押圧部2、そして被施術者の身体の所望の部位やツボへ伝わってマッサージすることができる。
また、押圧部2は、曲率半径が異なる2個の湾曲縁部3a,3bと直線縁部4を備えているので、マッサージを施す部位の形状に合わせてこれらの縁部を選定することができ、効果的なマッサージを行うことを可能にしている。そして、押圧部2の端面は、押圧部2の厚み方向においても縁部に近づくにつれて薄くなっているものの、縁部においても丸みを帯びた形状に形成されており、被施術者の身体に滑らかに接触し、肌が損傷することを防止している。
また、押圧部2を形成する材料には石、陶器、木材やプラスチックなどが使用することができ、特に限定されるものではないが、水牛角を用いることが好ましい。水牛角は、漢方薬にも使用されるもので、解熱や解毒の効能があるとされており、また、人体の体温に馴染みやすく、肌触りも滑らかであるので、身体を冷やすことなく被施術者にとって快適なマッサージを行うことができる。
そして、図2に図示するが、把持部5には、模様が刻設されている。この模様は、マッサージ器具1に装飾を付与するとともに、把持部5に凸凹を形成し、施術者が把持する際の滑り止めの機能を有している。なお、模様の形態は特に限定されず、例えば、縞模様など、滑り止め機能を優先にしたものでもよい。また、把持部5は、銀で形成されており、銀の殺菌機能によって把持部5及び把持部5周辺の雑菌を殺菌することが可能である。したがって、施術者が把持部5を把持する際に付着する雑菌を殺菌するので、マッサージを衛生的に行うことができる。なお、把持部5を形成する材料は、特に限定されず、銀以外にも、金属やプラスチックなどを選定してもよいし、これらの金属やプラスチックなどに殺菌や抗菌作用のある材料を塗布するようにしてもよい。
また、押圧部2を形成する材料には石、陶器、木材やプラスチックなどが使用することができ、特に限定されるものではないが、水牛角を用いることが好ましい。水牛角は、漢方薬にも使用されるもので、解熱や解毒の効能があるとされており、また、人体の体温に馴染みやすく、肌触りも滑らかであるので、身体を冷やすことなく被施術者にとって快適なマッサージを行うことができる。
そして、図2に図示するが、把持部5には、模様が刻設されている。この模様は、マッサージ器具1に装飾を付与するとともに、把持部5に凸凹を形成し、施術者が把持する際の滑り止めの機能を有している。なお、模様の形態は特に限定されず、例えば、縞模様など、滑り止め機能を優先にしたものでもよい。また、把持部5は、銀で形成されており、銀の殺菌機能によって把持部5及び把持部5周辺の雑菌を殺菌することが可能である。したがって、施術者が把持部5を把持する際に付着する雑菌を殺菌するので、マッサージを衛生的に行うことができる。なお、把持部5を形成する材料は、特に限定されず、銀以外にも、金属やプラスチックなどを選定してもよいし、これらの金属やプラスチックなどに殺菌や抗菌作用のある材料を塗布するようにしてもよい。
次に、本考案に係るマッサージ器具の第2の実施の形態を図3乃至図6を参照しながら説明する(請求項1乃至請求項3に対応)。
図3は、本考案の第2の実施の形態に係るマッサージ板の概念図である。また、図4は、第2の実施の形態に係るマッサージ板の試作写真である。
図3及び図4において、マッサージ板6は、略楕円形の平板状で、大きい曲率半径で形成される湾曲縁部8aと小さい曲率半径で形成される湾曲縁部8bと、これらの湾曲縁部8a,8bを連続させる直線縁部9を備える押圧部7と、押圧部7の略中心に配置され、滑り止め機能を有する凸凹の装飾が刻設された把持部10を備えている。
施術者は、マッサージ板6の把持部10を把持して、押圧部7を被施術者に当接して力を加え、マッサージを行う。本第2の実施の形態では、押圧部7の湾曲縁部8a,8bの曲率半径の差が大きく、丸みをある湾曲縁部8aと尖った形状の湾曲縁部8bを備えているので、丸みをある湾曲縁部8aでは、身体のなだらかな部位をマッサージし、一方、尖った形状の湾曲縁部8bでは、身体のツボを刺激するなどの使い分けが可能である。
なお、マッサージ板6を形成する材料とその効果については、前述の第1の実施の形態と同様であり、その説明は省略する。
図3は、本考案の第2の実施の形態に係るマッサージ板の概念図である。また、図4は、第2の実施の形態に係るマッサージ板の試作写真である。
図3及び図4において、マッサージ板6は、略楕円形の平板状で、大きい曲率半径で形成される湾曲縁部8aと小さい曲率半径で形成される湾曲縁部8bと、これらの湾曲縁部8a,8bを連続させる直線縁部9を備える押圧部7と、押圧部7の略中心に配置され、滑り止め機能を有する凸凹の装飾が刻設された把持部10を備えている。
施術者は、マッサージ板6の把持部10を把持して、押圧部7を被施術者に当接して力を加え、マッサージを行う。本第2の実施の形態では、押圧部7の湾曲縁部8a,8bの曲率半径の差が大きく、丸みをある湾曲縁部8aと尖った形状の湾曲縁部8bを備えているので、丸みをある湾曲縁部8aでは、身体のなだらかな部位をマッサージし、一方、尖った形状の湾曲縁部8bでは、身体のツボを刺激するなどの使い分けが可能である。
なお、マッサージ板6を形成する材料とその効果については、前述の第1の実施の形態と同様であり、その説明は省略する。
続いて、第2の実施の形態に係るマッサージ板の使用方法について図5及び図6を用いて説明する。
図5は、第2の実施の形態に係るマッサージ板の使用方法を示す概念図である。
図5において、施術者11が把持するマッサージ板6は、被施術者12の首に当接されており、首の緩やかな湾曲に、押圧部7の大きい曲率半径の湾曲縁部8aが沿うようにマッサージが施されている。このマッサージは、リンパ液の流れを改善して代謝などを向上させるリンパ系のマッサージであり、マッサージ板6を用いることによって、被施術者12には水牛角の滑らかな肌触りを与えながら、特に首の形状に合う湾曲縁部8aを用いることによって、効果的なマッサージが行われている。また、把持部10は銀で形成されているので、把持部10周辺は銀の殺菌効果によって雑菌の繁殖が防止され、マッサージ部位は衛生を保持することができる。
図5は、第2の実施の形態に係るマッサージ板の使用方法を示す概念図である。
図5において、施術者11が把持するマッサージ板6は、被施術者12の首に当接されており、首の緩やかな湾曲に、押圧部7の大きい曲率半径の湾曲縁部8aが沿うようにマッサージが施されている。このマッサージは、リンパ液の流れを改善して代謝などを向上させるリンパ系のマッサージであり、マッサージ板6を用いることによって、被施術者12には水牛角の滑らかな肌触りを与えながら、特に首の形状に合う湾曲縁部8aを用いることによって、効果的なマッサージが行われている。また、把持部10は銀で形成されているので、把持部10周辺は銀の殺菌効果によって雑菌の繁殖が防止され、マッサージ部位は衛生を保持することができる。
次に、図6は、第2の実施の形態に係るマッサージ板の使用方法を示す概念図である。
図6において、マッサージ板6は、被施術者12の額に当接されてマッサージが行われている。被施術者12の額には、被施術者12の額の形状に沿うようにマッサージ板6の押圧部7の湾曲縁部8aから直線縁部9にわたる部分が当接されており、施術者11の手の力が押圧部7を通して効率良く被施術者12の額に加わり、マッサージを行うことができ、このマッサージでは、顔面のリンパ及び血液の循環を改善し、むくみを除去したり、肌に張りを与えたりすることができる。また、水牛角で形成される押圧部7及び銀で形成される把持部10は、肌の馴染み易さや殺菌など、上述と同様の効果を奏する。
なお、図5及び図6では、特に、顔面についてマッサージを行っている例を挙げているが、顔面以外の身体の所望の部位においてもマッサージを行うことができ、得られる効果も同様である。また、これらの図では第2の実施の形態におけるマッサージ板6を用いた使用方法を説明したが、第1の実施の形態におけるマッサージ板1を用いても同様に使用できることは言うまでもない。
図6において、マッサージ板6は、被施術者12の額に当接されてマッサージが行われている。被施術者12の額には、被施術者12の額の形状に沿うようにマッサージ板6の押圧部7の湾曲縁部8aから直線縁部9にわたる部分が当接されており、施術者11の手の力が押圧部7を通して効率良く被施術者12の額に加わり、マッサージを行うことができ、このマッサージでは、顔面のリンパ及び血液の循環を改善し、むくみを除去したり、肌に張りを与えたりすることができる。また、水牛角で形成される押圧部7及び銀で形成される把持部10は、肌の馴染み易さや殺菌など、上述と同様の効果を奏する。
なお、図5及び図6では、特に、顔面についてマッサージを行っている例を挙げているが、顔面以外の身体の所望の部位においてもマッサージを行うことができ、得られる効果も同様である。また、これらの図では第2の実施の形態におけるマッサージ板6を用いた使用方法を説明したが、第1の実施の形態におけるマッサージ板1を用いても同様に使用できることは言うまでもない。
このように構成された本実施の形態においては、異なる曲率半径で形成される2個の湾曲縁部を備える押圧部が、身体の形状に合わせて選定されて、把持部を介して施術者の手の力を効果的に伝えるので、効率良くマッサージを行うことができる。本実施の形態及び先の第1の実施の形態においては、異なる曲率半径で形成される湾曲縁部は2個それぞれ備えられているが、2個に限定するものではなく、複数であれば3個以上であってもよい。
また、押圧部が水牛角で形成されているので、被施術者の肌への負担を低減することができる。
そして、把持部が銀で形成されているので、施術者が把持した状態で生じる雑菌を殺菌することができ、極めて衛生的な手技を提供することができる。
また、押圧部が水牛角で形成されているので、被施術者の肌への負担を低減することができる。
そして、把持部が銀で形成されているので、施術者が把持した状態で生じる雑菌を殺菌することができ、極めて衛生的な手技を提供することができる。
以上説明したように、請求項1乃至請求項3に記載された本考案は、被施術者の肌に優しく接触し衛生的且つ効果的なマッサージを行うことができるマッサージ器具を提供可能であり、一般家庭やエステサロンなどの美容施設などにおいて利用可能である。
1…マッサージ板 2…押圧部 3a,3b…湾曲縁部 4…直線縁部 5…把持部 6…マッサージ板 7…押圧部 8a,8b…湾曲縁部 9…直線縁部 10…把持部 11…施術者 12…被施術者
Claims (3)
- 平板状で異なる曲率半径で形成される複数の湾曲縁部を備える押圧部と、この押圧部を施術者が被施術者に当接させる際に手の力を伝えるための把持部とを有することを特徴とするマッサージ器具。
- 前記押圧部は、水牛角で形成されることを特徴とする請求項1に記載のマッサージ器具。
- 前記把持部は、銀で形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマッサージ器具。
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JP2009006862U JP3156001U (ja) | 2009-09-28 | 2009-09-28 | マッサージ器具 |
Publications (1)
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