JP3155320U - 波力利用発電装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で、波の上下動の動きを効率よく回転軸の一定方向への回転に利用することができ、かつ発電装置の全体を海面に浮遊させた状態で発電する構造とし、発電装置の製造コストが海岸に固定設置する形式の発電装置に比べて大幅に低減できるようにした波力利用発電装置を提供する。【解決手段】海面上に浮遊する浮遊ベース体12と、該浮遊ベース体に取付けられる波力利用発電装置本体とを含む波力利用発電装置10であって、前記波力利用発電装置本体が、前記浮遊ベース体に回転可能に取付けられる回転軸22と、該回転軸に接続される発電機24と、該浮遊ベース体に対して連結部材28によって上下動可能に連結されるフロート部材26と、該回転軸と該フロート部材とを接続するラチェット機構30a,30bとを有し、前記フロート部材が上下動すると前記ラチェット機構によって前記回転軸が一定方向に回転せしめられる構造とした。【選択図】図1
Description
本考案は、海面上に浮遊状態で設置され波の動きを利用して発電することのできるようにした波力利用発電装置に関する。
海等の波の動きを利用した波力利用発電は、永久に衰えることのない波の動きを利用し、これを電気エネルギーに変えるものであり、資源のない我国にとっては夢のエネルギーともいえるものである。そのため、波力利用発電装置は従来から多くの提案がなされており(特許文献1〜5)、本願出願人も波力発電には多大な関心をもっており、独自に研究開発を進めているものであって、既に複数の提案を行っている(特許文献6及び7)。いままでの波力利用発電装置は海岸に発電装置を設置して発電するという提案が主であって、発電設備の建設に多大な費用を要するものであり、簡易に建設設置できないという問題があった。
本考案は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、簡単な構造で、波の上下動の動きを効率よく回転軸の一定方向への回転に利用することができ、かつ発電装置の全体を海面に浮遊させた状態で発電する構造とし、発電装置の製造コストが海岸に固定設置する形式の発電装置に比べて大幅に低減できるようにした波力利用発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案の波力利用発電装置の第1の態様は、海面上に浮遊する浮遊ベース体と、該浮遊ベース体に取付けられる波力利用発電装置本体とを含む波力利用発電装置であって、前記波力利用発電装置本体が、前記浮遊ベース体に回転可能に取付けられる回転軸と、該回転軸に接続される発電機と、該浮遊ベース体に対して連結部材によって上下動可能に連結されるフロート部材と、該回転軸と該フロート部材とを接続するラチェット機構とを有し、前記フロート部材が上下動すると前記ラチェット機構によって前記回転軸が一定方向に回転せしめられる構造であり、前記フロート部材が波による海面の上下動とともに上下する運動を利用して前記回転軸を一定方向に回転させ発電を行うようにしたことを特徴とする。
本考案の波力利用発電装置の第2の態様は、海面上に浮遊する長尺浮遊ベース体と、該長尺浮遊ベース体に取付けられる波力利用発電装置本体とを含む波力利用発電装置であって、前記波力利用発電装置本体が、前記長尺浮遊ベース体に回転可能に取付けられる長尺回転軸と、該長尺回転軸に接続される発電機と、該長尺浮遊ベース体に対して連結部材によって上下動可能に連結される複数個のフロート部材と、該長尺回転軸と該複数個のフロート部材とを接続する複数個のラチェット機構とを有し、前記複数個のフロート部材が上下動すると前記複数個のラチェット機構によって前記長尺回転軸が一定方向に回転せしめられる構造であり、前記複数個のフロート部材が波による海面の上下動とともに上下する運動を利用して前記長尺回転軸を一定方向に回転させ発電を行うようにしたことを特徴とする。
前記フロート部材が、空気室と、該空気室の下部に連続して形成された下面を開口し海水が浸入できるようにした箱体状の海水室と、該海水室の側壁に開穿された貫通穴と、該貫通穴を開閉自在に閉塞するように該海水室の側壁に付設された遊動バルブとを有する構造を有し、前記フロート部材の海水室の海水が上昇する際には遊動バルブが開放して海水室から海水が外部に排出され、前記フロート部材の海水室の海水が降下する際には遊動バルブが閉鎖して海水室へ海水が侵入するのを防止することができる構造とし、海面による表面張力の影響で該フロート部材が海面から容易に離脱することがなくなり、良好な上下運動を行うことができるようにするのが好適である。
前記浮遊ベース体を丸太、鋼管、アルミ管又はプラスチック管を組み合わせてなる筏構造とし、該筏構造上に前記波力利用発電装置本体を複数設置するのが効率よく発電できるので好ましい。
以上述べたごとく、本考案の波力利用発電装置は、簡単な構造で、波の上下動の動きを効率よく回転軸の一定方向への回転に利用することができ、かつ発電装置の全体を海面に浮遊させた状態で発電する構造としてあるので、発電装置の製造コストが海岸に固定設置する形式の発電装置に比べて大幅に低減できるという著大な効果を奏する。
以下に本考案の波力利用発電装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。図1〜図3において、符号10は本考案にかかる波力利用発電装置である。該波力利用発電装置10は、海面上に浮遊する浮遊ベース体12と該浮遊ベース体12に取付けられる波力利用発電装置本体14を有している。該浮遊ベース体12は丸太、鋼管、アルミ管又はプラスチック管等を組み合わせてなる筏構造とするのが好適である(図6)。図1〜図3の例では、該浮遊ベース体12に1個の波力利用発電装置本体14を取付けた例を、該浮遊ベース体12の一部を摘出して示してあるが、実際は、図6に示すように、筏構造の浮遊ベース体12に多数の波力利用発電装置本体14を設置する構造とするのが実用的である。
前記波力利用発電装置本体14は前記浮遊ベース体12の上面に取付けられる。該浮遊ベース体12の上面には一対の支柱18,18が立設されている。該支柱18,18の上端部には軸受部20,20が設置されており、該軸受部20,20には長尺の回転軸22が回転可能に取付けられる。該回転軸22には発電機24が接続されている。
図1〜図3において、符号26はフロート部材で、該浮遊ベース体12に対して連結部材28,28によって上下動可能に連結されている。前記回転軸22と該フロート部材26とはラチェット機構30によって接続されている。該ラチェット機構としては、前記フロート部材26が上下動すると前記ラチェット機構によって前記回転軸が一定方向に回転せしめられる構造であればいかなるラチェット機構をも採用できるが、図1〜図3に示した図示例について説明する。
図1〜図3において、符号32は該フロート部材26の上面に設けられた第1取付部で、該第1取付部32には第1アーム34の基端部が回動可能に取付けられている。該第1アーム34の先端部には第1ラチェットアーム38の基端部が回動可能に連結されている。該第1ラチェットアーム38の先端部は前記回転軸22に取り付けられている。該第1アーム34及び該第1ラチェットアーム38によって第1ラチェット機構30aが構成される。
該第1ラチェット機構30aの作用について説明する。該フロート部材26が上昇し、該第1アーム34が上昇すると、該第1ラチェットアーム38が該第1アーム34の先端部を中心として回動し、それに伴って、該第1ラチェットアーム38の先端部のラチェット作用によって、即ち図4に示したように、該第1ラチェットアーム38が矢印A方向に回動すると、爪33aが爪車31aと係合して爪車31aを矢印A方向に回転させるように作動し、この爪車31aの回転によって、該爪車31aに固着されている該回転軸22が一定方向(矢印A方向)に回転せしめられる。
一方、該フロート部材26が降下し、該第1アーム34が降下すると、該第1ラチェットアーム38が該第1アーム34の先端部を中心として逆回動し(図4の矢印B方向)、それに伴って、後述する該第1ラチェットアーム38の先端部のラチェット作用は解消されて、即ち図4に示したように、爪車31aが爪33aと係合しないで爪33aが爪車31a面を空回りする。
図1〜図3において、符号35は第2取付部で、前記浮遊ベース体12の上面に前記第1取付部32に対応して設置されている。該第1取付部32及び該第2取付部35は接続部材37によって互いに回動可能に接続されており、該接続部材37は該第2取付部35の取付支点35aを介して回動可能とされている。該接続部材37には第2アーム36の基端部が回動可能に取付けられている。該第2アーム36の先端部には第2ラチェットアーム40の基端部が回動可能に連結されている。該第2ラチェットアーム40の先端部は前記回転軸22に取付けられている。該接続部材37、該第2アーム36及び該第2ラチェットアーム40によって第2ラチェット機構30bが構成される。
該第2ラチェット機構30bの作用について説明する。該フロート部材26が上昇し、該接続部材37が前記取付支点35aを支点として下方に回動すると、該第2アーム36は斜め上方に運動し、この運動によって、該第2ラチェットアーム40が該第2アーム36の先端部を中心として回動し(図5のA方向)、それに伴って、該第2ラチェットアーム40の先端部のラチェット作用によって、即ち図5に示したように、該第2ラチェットアーム40が矢印A方向に回動すると、爪33bが爪車31bと係合して爪車31bを矢印A方向に回転させるように作動し、この爪車31bの回転によって、該爪車31bに固着されている該回転軸22が一定方向(矢印A方向)に回転せしめられる。
つまり、該フロート部材26が上昇する場合には、第1ラチェット機構30aは爪車31aを矢印A方向に回転させるように作動し、かつ第2ラチェット機構30bも爪車31bを矢印A方向に回転させるように作動するので、第1ラチェット機構30a及び第2ラチェット機構30bは共に回転軸22を矢印A方向に回転するように作動する。
一方、該フロート部材26が降下し、該接続部材37が前記取付支点35aを支点として上方に回動すると、該第2アーム36は斜め下方に運動し、この運動によって、該第2ラチェットアーム40が該第2アーム36の先端部を中心として回動し(図5のB方向)、それに伴って、該第2ラチェットアーム40の先端部のラチェット作用によって、即ち図5に示したように、爪33bが爪車31bと係合しないで爪33bが爪車31b面を空回りする。
つまり、該フロート部材26が降下する場合には、第1ラチェット機構30aにおいては爪33aが爪車31a面を空回りし、かつ第2ラチェット機構30bにおいても爪33bが爪車31b面を空回りするので、第1ラチェット機構30a及び第2ラチェット機構30bは共に回転軸22を回転させることはない。
図1〜3でいうラチェット機構30は、第1アーム34及び第1ラチェットアーム38からなる第1ラチェット機構30a(図4)並びに接続部材37、第2アーム36及び第2ラチェットアーム40からなる第2ラチェット機構30b(図5)を包含した2つのラチェット機構を指称する。図1〜3に示したラチェット機構30においては、該第1ラチェット機構30a及び第2ラチェット機構30bはそのラチェット構造は前者の爪33aと爪車31aの係合状態と非係合状態及び後者の爪33bと爪車31bの係合状態と非係合状態は互いに一致するように配置されている。この配置であると、フロート部材26が上昇する場合のみ回転軸22がA方向に回転するのみで、フロ−ト部材26が降下する場合には回転軸22は回転しないので、その分だけ発電効率が低下する不利がある。
そこで、実用上のラチェット機構の設定においては、図10に示された他の実施形態の波力利用発電装置10の構造を適用するのが好適である。図10によく示されるように、浮遊ベース体(図示せず)上に立設される回転軸22の左右方向に複数個のフロート部材26、27を設け、左右のフロート部材26、27に取付けられるラチェット機構30,60が互いに相補的に作用するように配置し、即ち、一方のラチェット機構30の爪と爪車が係合状態の場合は、他方のラチェット機構60の爪と爪車が非係合状態となるように配置され、また一方のラチェット機構30の爪と爪車が非係合状態の場合は、他方のラチェット機構60の爪と爪車が係合状態となるように配置されており、複数個のフロート部材26が上方向及び下方向のいずれの方向に運動しても前記回転軸22が一定方向(A方向)に回転するようになっており、効率よく発電できるように構成される。
なお、図10において、一方のラチェット機構30の構造は図1〜3のラチェット機構30と同様であるので同様の符号を用いて図示してある。また、他方のラチェット機構60はラチェット機構30と相補的に設置されている以外はラチェット機構30と同様の構成であるので、再度の説明は省略する。図10においては、回転軸22に第1歯車52が固着され、該第1歯車52に第2歯車54が噛合し、該第2歯車54と同軸に発電機24が取付けられている構造が示されている。図11は図10に示した波力利用発電装置10におけるラチェット機構30,60の作動を概略側面的説明図として示し、図12は図10に示した波力利用発電装置10におけるラチェット機構30,60の作動を概略斜視的説明図として示す。図12においては、図10と同様に第1歯車52及び第2歯車54を介して発電機24が取り付けられる例が図示されている。
本考案の波力利用発電装置を実用的に使用する場合には、図6及び図7に示すように、筏構造の浮遊ベース体12に多数の波力利用発電装置本体14を設置する構造とする。図6及び図7の例では、多数本の丸太11を組み合わせて製作された筏構造の浮遊ベース体12上に多数の波力利用発電装置本体14を取付けた場合を示している。
上記の構成によってその作用を説明する。本考案の波力利用発電装置10においては、前記フロート部材26が上下動すると前記ラチェット機構30、60によって前記回転軸22が一定方向に回転せしめられる構造となっている。従って、海面Wに浮遊する前記浮遊ベース体12の上面に前記波力利用発電装置本体14を、前記フロート部材26が海面に浮遊する状態で、取付ければ、前記フロート部材26が波による海面Wでの上下動を行うと、その上下動を利用して前記回転軸22を一定方向に回転させ発電を行うことができる。
前記フロート部材26の構成としては、浮力が付与されるように内部に空気を充填した箱体等を利用すればよいが、図8及び図9に示す構造のフロート部材26が好適に使用される。図8及び図9において、フロート部材26は、空気室42を有している。該空気室42の下部には連続して箱体状の海水室44が形成されている。該海水室44は下面を開口し海水が浸入できるようにした箱体状の形状を有している。該海水室44の側壁46には貫通穴48が開穿されている。49は遊動バルブで、該貫通穴48を開閉自在に閉塞するように該海水室44の側壁46に付設されている。前記フロート部材26の海水室44の海水が上昇する際には遊動バルブ49が開放して海水室44から海水が外部に排出され、前記フロート部材26の海水室44の海水が降下する際には遊動バルブ49が閉鎖して海水室へ海水が侵入するのを防止することができる構造となっている。従って、海面Wによる表面張力の影響で該フロート部材26が海面Wから容易に離脱することがなくなり、良好な上下運動を行うことができるという有利さがある。図8において、符号50は仕切り壁である。
10:波力利用発電装置、11:丸太、12:浮遊ベース体、14:波力利用発電装置本体、18:支柱、20:軸受部、22:回転軸、24:発電機、26,27:フロート部材、28:連結部材、30:一方のラチェット機構、30a,30b:ラチェット機構、31:爪車、32:取付突部、33:爪、34,36:アーム、38:第1ラチェットアーム、40:第2ラチェットアーム、42:空気室、44:海水室、46:側壁、48:貫通穴、49:遊動バルブ、50:仕切り壁、52:第1歯車、54:第2歯車、60:他方のラチェット機構、W:海面。
Claims (4)
- 海面上に浮遊する浮遊ベース体と、該浮遊ベース体に取付けられる波力利用発電装置本体とを含む波力利用発電装置であって、前記波力利用発電装置本体が、前記浮遊ベース体に回転可能に取付けられる回転軸と、該回転軸に接続される発電機と、該浮遊ベース体に対して連結部材によって上下動可能に連結されるフロート部材と、該回転軸と該フロート部材とを接続するラチェット機構とを有し、前記フロート部材が上下動すると前記ラチェット機構によって前記回転軸が一定方向に回転せしめられる構造であり、前記フロート部材が波による海面の上下動とともに上下する運動を利用して前記回転軸を一定方向に回転させ発電を行うようにしたことを特徴とする波力利用発電装置。
- 海面上に浮遊する長尺浮遊ベース体と、該長尺浮遊ベース体に取付けられる波力利用発電装置本体とを含む波力利用発電装置であって、前記波力利用発電装置本体が、前記長尺浮遊ベース体に回転可能に取付けられる長尺回転軸と、該長尺回転軸に接続される発電機と、該長尺浮遊ベース体に対して連結部材によって上下動可能に連結される複数個のフロート部材と、該長尺回転軸と該複数個のフロート部材とを接続する複数個のラチェット機構とを有し、前記複数個のフロート部材が上下動すると前記複数個のラチェット機構によって前記長尺回転軸が一定方向に回転せしめられる構造であり、前記複数個のフロート部材が波による海面の上下動とともに上下する運動を利用して前記長尺回転軸を一定方向に回転させ発電を行うようにしたことを特徴とする波力利用発電装置。
- 前記フロート部材が、空気室と、該空気室の下部に連続して形成された下面を開口し海水が浸入できるようにした箱体状の海水室と、該海水室の側壁に開穿された貫通穴と、該貫通穴を開閉自在に閉塞するように該海水室の側壁に付設された遊動バルブとを有する構造を有し、前記フロート部材の海水室の海水が上昇する際には遊動バルブが開放して海水室から海水が外部に排出され、前記フロート部材の海水室の海水が降下する際には遊動バルブが閉鎖して海水室へ海水が侵入するのを防止することができる構造とし、海面による表面張力の影響で該フロート部材が海面から容易に離脱することがなくなり、良好な上下運動を行うことができるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の波力利用発電装置。
- 前記浮遊ベース体を丸太、鋼管、アルミ管又はプラスチック管を組み合わせてなる筏構造とし、該筏構造上に前記波力利用発電装置本体を複数設置するようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の波力利用発電装置。
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