JP3154734U - キャスター付きバッグ - Google Patents
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Abstract
【課題】サイズが小さめの国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにも、サイズが大きめの国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにもなり得るキャスター付きバッグを提供する。【解決手段】中央部に位置する本体部1と、前記本体部の左右に一体的に取り付けられたサイド部2,3とから構成されていると共に、前記本体部と左右のサイド部2,3とにより一本の収容部Sが構成されており、前記左右のサイド部が本体部の側部から大きく張り出す状態を維持する第1状態と、前記左右のサイド部が扁平状態になる第2状態とに切り替えることができるようになっており、前記両方のサイド部が、第1状態にあるときには国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグBの最大限のサイズに、第2状態にあるときには国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグBの最大限のサイズに、それぞれ成るようにしてある。【選択図】図1
Description
この考案は、国内線や国際線の航空機内に持ち込み可能なキャスター付きバッグに関するものである。
近年、若者だけでなく高齢者のあいだでも、航空機により国内や海外に旅行するものが多くなっている。また、国際化が進み、渡航者も多くなっている。
ところで、航空機の機内に持ち込むことができるバッグの上限サイズは、航空会社で多少異なるものの、国内線では三辺の合計が約100cm程度(例えば横35×高さ45×厚み20程度)、国際線では三辺の合計が約115cm程度(例えば横45×高さ50×厚み20程度)に取り決められている。
したがって、航空機の利用者は、国内線と国際線とで、それぞれ上限サイズのバッグを機内に持ち込む場合、相違する大きさのバッグを所有する必要があった。
また、国内線機内持ち込みの上限サイズのバッグでは、国際線を利用する場合に小さすぎるという欠点があった。
さらに、国際線機内持ち込みの上限サイズのバッグでは、国内線を利用する場合、機内に持ち込めず、預け荷物としなければならないという欠点があった。
また、従来の前面が伸縮するタイプに於いては、前面を伸ばした状態での使用に、前面に重心が移り、キャスター付きバッグ本体の前面側と左右面側に倒れやすくなるという欠点があった。
なお、旅行鞄の構造としては、例えば(特許文献1)に示すような、車輪及び引き込み式の取手を備えた硬質フレームの旅行鞄があるが、これは強度を増して重量を軽減するといったものはあっても上記のような問題を解決するものではない。
そこで、この考案は、一本のキャスター付きバッグで、サイズが小さめの国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにも、サイズが大きめの国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにもなり得るバッグを提供することを課題とする。
(請求項1記載の考案)
この考案のキャスター付きバッグは、中央部に位置する本体部と、前記本体部の左右に一体的に取り付けられたサイド部とから構成されていると共に、前記本体部と左右のサイド部とにより一本の収容部が構成されており、前記左右のサイド部が本体部の側部から大きく張り出す状態を維持する第1状態と、前記左右のサイド部が扁平状態になる第2状態とに切り替えることができるようになっており、前記両方のサイド部が、第1状態にあるときには国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、第2状態にあるときには国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、それぞれ成るようにしてある。
この考案のキャスター付きバッグは、中央部に位置する本体部と、前記本体部の左右に一体的に取り付けられたサイド部とから構成されていると共に、前記本体部と左右のサイド部とにより一本の収容部が構成されており、前記左右のサイド部が本体部の側部から大きく張り出す状態を維持する第1状態と、前記左右のサイド部が扁平状態になる第2状態とに切り替えることができるようになっており、前記両方のサイド部が、第1状態にあるときには国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、第2状態にあるときには国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、それぞれ成るようにしてある。
(請求項2記載の考案)
この考案のキャスター付きバッグは、上記請求項1記載の考案に関し、各サイド部の厚みの中央ライン軌跡上で、ファスナーの咬合体が全周で噛み合ったときには、各サイド部は扁平状態となる。
この考案のキャスター付きバッグは、上記請求項1記載の考案に関し、各サイド部の厚みの中央ライン軌跡上で、ファスナーの咬合体が全周で噛み合ったときには、各サイド部は扁平状態となる。
(請求項3記載の考案)
この考案のキャスター付きバッグは、上記請求項1又は2記載の考案に関し、キャスターの高さを含めた本体部の全高と、本体部の横幅と、本体部の厚みとの合計長さが、80cmから135cmの範囲で可変できるものである。
この考案のキャスター付きバッグは、上記請求項1又は2記載の考案に関し、キャスターの高さを含めた本体部の全高と、本体部の横幅と、本体部の厚みとの合計長さが、80cmから135cmの範囲で可変できるものである。
(請求項4記載の考案)
この考案のキャスター付きバッグは、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の考案に関し、本体部の上部に取手を設けてあり、前記取手は本体部内に納まるか又は自由に形を変化させ得るものとしてある。
この考案のキャスター付きバッグは、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の考案に関し、本体部の上部に取手を設けてあり、前記取手は本体部内に納まるか又は自由に形を変化させ得るものとしてある。
この考案のキャスター付きバッグによると、国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにも、国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにもなり得るから、二本のキャスター付きバッグを所有しないでもすみ、保管時等にも場所のとらないものとなる。
さらに、この考案のキャスター付きバッグは、国内線、国際線航空機の対応の各一本分を足した材料費に比べ少ない材料費で済むので、省エネルギー化に貢献するものとなる。
また、この考案のキャスター付きバッグは、容積量が増減できるので、旅先での急な荷物の増減にも対応でき、非常に便利なものとなる。
しかも、この考案のキャスター付きバッグは、伸ばした状態での重心が変化しないので、キャスター付きバッグ本体が倒れやすくなるということがない。
以下、この考案の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、収容部Sが大きめの国際線航空機内持ち込み用としたキャスター付きバッグBを示しており、図2は前記国際線航空機内持ち込み用としたキャスター付きバッグBを、国内線航空機用に小さくしたものを示している。
この航空機内持ち込み用としたキャスター付きバッグBは、図1に示すように、中央部に位置する本体部1と、前記本体部1の左右に一体的に取り付けられたサイド部2、3とから構成されていると共に、前記本体部1と左右のサイド部2、3とにより一つの収容部Sが構成されている。
そして、前記左右のサイド部2、3は、図1に示すように、本体部1の側部から大きく張り出す状態を維持する第1状態と、図2に示すような、前記左右のサイド部2、3が扁平状態になる第2状態とに切り替えることができるようになっており、前記両方のサイド部2、3が、第1状態にあるときには国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、第2状態にあるときには国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグBの最大限のサイズに、それぞれ成るようにしてある。
この航空機内持ち込み用としたキャスター付きバッグBは、本体部1の両側部の全周と各サイド部2、3の外側部の全周に、ファスナー4の咬合体40を配し、それぞれのファスナー4の咬合体40の最終部を略V字状に纏めたものとしており、この最終部からスライダー41によって、各サイド部2、3の厚みの中央ラインL軌跡上で、ファスナー4を開閉自在としている。
そこで、各サイド部2、3の厚みの中央ラインL軌跡上で、ファスナー4の咬合体40が全周で噛み合ったときには、各サイド部2、3は扁平状態となるようにしている。また、各サイド部2、3の厚みの中央ラインL軌跡上で、ファスナー4の咬合体40が噛み合っていないときには、各サイド部2、3は本体部1の側部から大きく張り出す状態となるようにしている。
さらに、この航空機内持ち込み用としたキャスター付きバッグBは、キャスターCの高さを含めた本体部1の全高と、本体部1の横幅と、本体部1の厚みとの合計長さが、80cmから135cmの範囲で可変できるものにしている。すなわち、前記各サイド部2、3が扁平状態では、キャスターCの高さを含めた本体部1の全高と、本体部1の横幅と、本体部1の厚みとの合計長さが、80cmから115cmとなるようにしており、前記各サイド部2、3は本体部1の側部から大きく張り出す状態では、キャスターCの高さを含めた本体部1の全高と、本体部1の横幅と、本体部1の厚みとの合計長さが、100cmから135cmとなるようにしている。
また、この航空機内持ち込み用としたキャスター付きバッグBは、本体部1の上部に取手5、6を設けており、前記取手5、6は、本体部1内に納まるか又は自由に形を変化させ得るものとしている。すなわち、前記取手5は、本体部1の上部の背側において、外部から内部にかけて、伸縮自在とした伸縮ロッド51の上端に握部52を取り付けたものとし、この握部52のストッパーボタン53の操作により、前記握部52を数段階に引き上げた位置と、押し込んだ位置に停止させるようにしており、この押し込んだ位置で本体部1内に納まるようにしている。前記取手6は、可撓性ベルト61などからなるものとし、自由に形を変化させ得るものとしており、本体部1の上部の略中央において、沿わせた状態にして嵩張らないようにしておいたり、その沿わせた状態から湾曲状に引き出して、持てる状態になるようにしている。
以上のように構成したこの考案のキャスター付きバッグは、一本のキャスター付きバッグで、サイズが小さめの国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにも、サイズが大きめの国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグにもなり得るから、二本のキャスター付きバッグを所有しないでもすみ、保管時等にも場所のとらないものとなる。
さらに、この考案のキャスター付きバッグは、国内線、国際線航空機対応の各一本分を足した材料費に比べ、約60%の材料費で済むので、省エネルギー化に貢献するものとなる。
また、この考案のキャスター付きバッグは、容積量が約40%も増減できるので、旅先での急な荷物の増減にも対応でき、非常に便利なものとなる。
しかも、この考案のキャスター付きバッグは、従来の前面が伸縮するタイプのように、伸ばした状態での重心が変化しないので、キャスター付きバッグ本体が倒れやすくなるということがない。
1 本体部
2 サイド部
3 サイド部
4 ファスナー
B キャスター付きバッグ
S 収容部
2 サイド部
3 サイド部
4 ファスナー
B キャスター付きバッグ
S 収容部
Claims (4)
- 中央部に位置する本体部と、前記本体部の左右に一体的に取り付けられたサイド部とから構成されていると共に、前記本体部と左右のサイド部とにより一本の収容部が構成されており、前記左右のサイド部が本体部の側部から大きく張り出す状態を維持する第1状態と、前記左右のサイド部が扁平状態になる第2状態とに切り替えることができるようになっており、前記両方のサイド部が、第1状態にあるときには国際線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、第2状態にあるときには国内線航空機内持ち込み用キャスター付きバッグの最大限のサイズに、それぞれ成るようにしてあることを特徴とするキャスター付きバッグ。
- 各サイド部の厚みの中央ライン軌跡上で、ファスナーの咬合体が全周で噛み合ったときには、各サイド部は扁平状態となることを特徴とする請求項1記載のキャスター付きバッグ。
- キャスターの高さを含めた本体部の全高と、本体部の横幅と、本体部の厚みとの合計長さが、80cmから135cmの範囲で可変できることを特徴とする請求項1又は2記載のキャスター付きバッグ。
- 本体部の上部に取手を設けてあり、前記取手は本体部内に納まるか又は自由に形を変化させ得るものとしてあることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のキャスター付きバッグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009005666U JP3154734U (ja) | 2009-08-10 | 2009-08-10 | キャスター付きバッグ |
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JP2009005666U JP3154734U (ja) | 2009-08-10 | 2009-08-10 | キャスター付きバッグ |
Publications (1)
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JP3154734U true JP3154734U (ja) | 2009-10-22 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP3154734U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3218379U (ja) * | 2018-07-27 | 2018-10-11 | 株式会社プロト | モーターサイクル用バッグ |
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2009
- 2009-08-10 JP JP2009005666U patent/JP3154734U/ja not_active Expired - Fee Related
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