JP3154082U - 釣り用仕掛 - Google Patents
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Abstract
【課題】餌針はただ単にエビ餌をつけてフグを寄せるための役割だけで無く、餌を喰いに寄ってきたフグが餌をついばんだ瞬間にその針に掛かるようにし、また掛け損じた場合でも、その下部にある掛け針に掛かる可能性を持たせた釣り用仕掛けを提供する。【解決手段】猿環14に、掛け針に結んだ釣り糸を結びつけ、釣り竿から延出した道糸を猿環15に結びつけた後、ハリス止め5に接続されている釣り糸6とその先に結んだ釣り針(喰わせ針)7にそれぞれエビ餌を付け、海中に投入し、海底に錘2が着底したのを確認したあと、釣り針(喰わせ針)7に喰いついたフグのアタリを見計らって竿先を上部に素早く跳ね上げて合わせ、釣り針(喰わせ針)7或いは掛け針9をフグの魚体に掛けて釣り上げられる構成とする。【選択図】図1
Description
本考案は主としてエビ餌によるフグ釣り用仕掛に関するものである。
従来のエビ餌によるフグのカットウ釣りに使用される仕掛は、フットボール型をした、ナツメ型錘と呼ばれる錘の下方部から上方部に、二本の折り返した釣り糸を通し、その折り返し部が、錘上部に約1センチ位出した辺りで止め、錘下部に出ている二本の釣り糸のうち一本は錘下部に接する辺りで、エビ餌用のテンヤ針或いは太刀魚針を結び、もう一本の釣り糸は錘下部より約10センチから15センチの辺りで、錨状の掛け針と結ぶ構成となっている。
このような仕掛けの場合、フグがエビ餌をついばんだ瞬間を見極めて、釣竿の竿先を上部へ跳ね上げて合わせるわけだが、従来の仕掛けだと、餌針の役割はエビ餌(赤エビ或いは甘エビ)を1匹丸ごと或いは数匹つけてフグを寄せるための集魚の目的で、その下の掛け針は、その寄ってきたフグをその錨状のカットウ針で掛ける役割となっている。
大塚貴汪著 「沖釣り応援団」
解決しようとする問題点は、このように従来の仕掛けにおいて餌針は魚を掛ける目的では無く、その下部の掛け針のみが魚を捕らえる道具である為、釣り人はかなりの熟練が必要である。この仕掛けは仕掛け本体を海底に横たわらせてアタリを待つ方法で使用されるが、エビ餌が海底にある時、エビ餌と掛け針と一直線上にあり、更にフグが掛け針の後方から接近し、エビ餌を喰った時であれば掛け針にかかる確率は高くなるが、常にそうでは無いことが欠点である。
そこでこの考案の餌針はただ単にエビ餌をつけてフグを寄せるためだけの役割だけで無く、餌を喰いに寄ってきたフグが餌をついばんだ瞬間にその針に掛かる用にしたこと。また掛け損じた場合でも、その下部にある掛け針に掛かる可能性を持たせたことである。
更にフグは歯が強靱な為、この考案に使用する餌針は、餌針が切られたとしても即座にその針を交換できるようにハリス止めを使用した。
また従来の仕掛けでは、一旦掛け針に掛かったフグはその釣り糸を切ろうと釣り糸を噛んで抵抗する為、釣り糸は損傷が激しく本体からつながるすべての釣り糸を交換しなければならなかったが、この発明では本体の釣り糸と掛け針の釣り糸との間に猿環を配置することで釣り糸のシステムをを2つのパートに分けた。こうすることで掛け針の釣り糸も簡単に交換できるようにした。またフグが掛け針に掛かり、水面まで釣り上げる際に魚が回転し、釣り糸が撚れて掛け針がフグから外れてしまう事が無いようにする為にもこの猿環は有効である。
このように従来の餌針を喰わせ針(フグ専用喰わせ針或い海津型針)にすることで、フグを寄せるための餌針の役割から、フグを掛ける為の針に交換したことで、フグを釣り上げるのに効果的であること、更に仕掛けをに手を加えることで喰わせ針や掛け針の交換を容易にし、アタリが集中する頃合いをを逃さない工夫をすることで釣果の向上を目的とするものである。
この考案にかかるエビ餌にによるフグ釣り仕掛けは、数個の集魚効果のあると云われるビーズ玉と中通し錘と数個のハリス止めを配置したスプリットリングとから成る。このハリス止めに、釣り糸を結んだ喰わせ針に約1センチくらいに刻んだエビ餌を付けることで、フグが餌をついばんだ時に竿を跳ね上げることで、その釣り鉤に掛かることとなる。また失敗した場合でもその下の掛け針に掛かる可能性も残されていることで、上記の課題を解決しようとするものである。
この考案にかかる釣り用仕掛けは、錘下にスプリットリングと数個のハリス止めを配置してある。
フグは歯が強靱な為しばしば釣り糸が切られることがある。その為喰わせ針の釣り糸はハリス止めに挟んで装着してある。これにより釣り糸が切られても、迅速にその交換を可能にした。更にスプリットリングを用いることで、ハリス止めの数や喰わせ針の数も釣り人の好みに合わせて増減も可能としている。
また掛け針用釣り糸もフグは掛け針に掛かった後、逃げようとする為に掛け針用釣り糸を囓ることが多々ある。その場合の掛け針用釣り糸の交換もその上部の猿環を配置することで釣り糸の交換を可能にしている。
以下、本考案を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
仕掛け本体1は、釣り糸8をビーズ玉11、12、13と錘2の貫通孔3に通し、さらにハリス止め5を配備したスプリットリング4に通し、その上下両端を猿環14、15にに結んだシステムから成る。
まず猿環14が錘2の下方になる様な状態にして、釣り糸8を集魚用ビーズ玉11に通し、その上部に配置するスプリットリング4が落下するのを防ぎ、事前に好みの数のハリス止め(3本以上が好ましい)を配備したスプリットリング4に通し、更に上部の錘2とスプリットリングが直接あたらないようにビーズ玉12に通す。このビーズ玉(11及び12)はスプリットリングの動きをよくして、魚を誘うのに効果的である。
続いて、錘2の貫通孔3に釣り糸8を通してビーズ玉13に通した後、猿環15で結び止める。ビーズ玉13は集魚効果の目的もあるが、錘2は鉛のため、猿環15とぶつかりあって貫通孔3が損傷するのを防止する効果がある。
この考案にかかる仕掛け本体は上記の様な構成となっており、その使用に際しては猿環14に掛け針9に結んだ釣り糸10を結びつけ、釣り竿から延出した道糸を猿環15に結びつけた後、ハリス止め5に接続されている釣り糸6とその先に結んだ釣り針(喰わせ針)7にそれぞれエビ餌を付け、海中に投入し、海底に錘2が着底したのを確認したあと、釣り針(喰わせ針)7に喰いついたフグのアタリを見計らって竿先を上部に素早く跳ね上げて合わせ、釣り針(喰わせ針)7或いは掛け針9をフグの魚体に掛けて釣り上げるという要領で行うものである。
1 仕掛け本体
2 錘
3 貫通孔
4 スプリットリング
5 ハリス止め
6 釣り糸
7 釣り針(喰わせ針)
8 釣り糸
9 掛け針
10 釣り糸
11 ビーズ玉
12 ビーズ玉
13 ビーズ玉
14 猿環
15 猿環
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11 ビーズ玉
12 ビーズ玉
13 ビーズ玉
14 猿環
15 猿環
Claims (3)
- 仕掛け中の餌針を喰わせ針にしたことを特徴とするエビ餌用フグ仕掛け。
- 前記の喰わせ針の釣り糸を、スプリットリングに配した複数のハリス止めによって留め、切れた際でも迅速な交換を可能にしたエビ餌用フグ仕掛け。
- 仕掛け本体下部に猿環を配備し、魚を釣り上げる際に釣り糸の撚りを防止し、掛け針の釣り糸の交換を可能にしたエビ餌用フグ仕掛け。
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JP2009003747U JP3154082U (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 釣り用仕掛 |
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JP3154082U true JP3154082U (ja) | 2009-10-08 |
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ID=54858263
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JP2009003747U Expired - Fee Related JP3154082U (ja) | 2009-06-04 | 2009-06-04 | 釣り用仕掛 |
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2009
- 2009-06-04 JP JP2009003747U patent/JP3154082U/ja not_active Expired - Fee Related
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