JP3153989B2 - データクロック発生装置及びそれを用いたデータ伝送装置 - Google Patents

データクロック発生装置及びそれを用いたデータ伝送装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータクロック発生
装置及びそれを用いたデータ伝送装置に関し、特に画像
や音声等の符号化データと他のデータとを多重化して伝
送するための伝送システムにおいて、伝送ビットレート
のクロックに同期したビットレートでこれ等データを多
重化するためのデータクロックを発生するデータクロッ
ク発生装置及びそれを用いたデータ伝送装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】テレビ会議符号化装置は、画像と音声を
伝送する他にデータも多重化して伝送できる。ITU−
T勧告のH.320端末ではH.221に従い、非常に
多くのデータレート(300〜1536M)のデータを
伝送できることになっている。例えば1.536Mbp
sの伝送レートの回線(例えばRS449インタフェー
ス)を用いて画像・音声・データを多重化して伝送する
場合の多重化の方法はITU−T勧告H.221に規定
されている。
【0003】H.221で規定されているデータレート
を送るためのクロックを発生するには、従来は1.53
6Mの伝送クロックに同期したデータ基本クロックを発
生してこれを分周してデータクロックを発生している。
このため、データレートが単純な比例関係(伝送クロッ
クレートの整数分の1)になっていないことから、従来
はデータ用のクロックを発生するVCXO(クロック発
生のための発振器)はデータ系列により何種類か用意す
るか、非常に高いクロックのVCXOが必要である。
【0004】図12には、H.221で規定するデータ
レートと、伝送クロックの分数比(N/M)との関係を
示す。伝送クロックが1.536MHzのクロック(R
S449のインタフェース)の場合と、1.544MH
zのクロック(1.5M専用線(AM1/B8ZS))
の場合との分数比を合わせて示す。
【0005】周波数の分数比が簡単な整数の比となる
1.536Mの場合について説明する。N=1の場合
は、M分周でデータクロックを発生できるが、Nが2以
上では分周回路のみでは発生できない。簡単にするに
は、伝送クロックを整数倍した高いクロックを用いるこ
とが必要になる。
【0006】具体的には、データレートR=1.536
Mb/s×N/Mとすると、Nが1でない場合のデータ
レートを示す。各データレートとN/Mの関係は14.
4Kb/s(N/M=3/320),24Kb/s(3
/242),40Kb/s(5/192),56Kb/
s(7/192),62.4Kb/s(13/32
0),320Kb/s(5/24),1152Kb/s
(3/4)となる。
【0007】すなわち1つのVCXOで全てに対応でき
る様にする場合は、Nの値の3,5,7,13の最小公
倍数の周波数が必要で、2096.64MHzのVCX
Oが必要となる。ちなみに1.544Mの場合は図12
から判る様に、Nの値が非常に多く、Nの最小公倍数は
非常に大きい値になる。
【0008】このため、従来は必要なデータレートに対
応した周波をいくつか組合わせて、例えば3×5=15
倍と7倍のVCXOを用意しておき、切替えて使用して
いる。更に13倍のVCXOを用意すれば62.4Kb
psが可能となり、全てのデータレートのクロックが発
生できる。
【0009】従来例を図11を用いて説明する。周波数
の異なるVCXO104(例えば1.536×15MH
Z)とVCXO105(例えば1.536×7MMH)と
の2種類用意しておき、指定されたデータ速度のクロッ
クを発生するため、丁度整数の分周となる様に、データ
速度切替え制御回路113から何れかの周波数のクロッ
クをSW(スイッチ)106で選択する。カウンタ10
7では、指定された分周比に従ってクロックを整数分の
1に分周してデータ速度のクロックを発生し、データI
NF(インタフェース)111へ供給する。データ発生
器112から供給されるデータ信号はデータINF11
1を経て、多重回路110で画像音声符号器101から
の符号化データと多重化して出力され、伝送INF回路
114でRS449のインタフェースに変換して出力さ
れる。
【0010】VCXO104,105は伝送路クロック
レートの周波数1.536Mから周波数同期させた各V
CXOのクロックを発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】伝送クロック用のVC
XOの他に、データクロック用のVCXOを設けること
は、ハードウェアがそれだけ複雑になる。一方、VCX
Oの数を少なくするために、最小公倍数の高い周波数の
VCXOを用いると、高速動作の回路が必要となり、V
CXOの回路が簡単に構成できなくなる。
【0012】データ用のVCXOを別に用意しなくて
も、伝送クロック用のVCXOのみからデータ用のクロ
ックを発生することができれば更に装置が簡単になる。
電磁波の放射規制(VCCI)の面からも、クロック源
はなるべく少なく、周波数が低いことが望ましい。
【0013】本発明の目的は、複数のVCXOや最小公
倍数の高いVCXOを用いることなく、極めて簡単な構
成でデータクロックを発生可能なデータクロック発生装
置及びそれを用いたデータ伝送装置を提供することであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、伝送ビ
ットレートYの周波数に同期させてD=Y×N/Mなる
関係(M,Nは正の整数)を有するデータビットレート
Dの周波数のデータクロックを発生するデータクロック
発生装置であって、前記伝送ビットレートYの周波数に
同期したn倍(nは正の整数)の周波数(n×Y)の基
本クロックを発生する基本クロック発生手段と、この基
本クロックの周期のn×M倍の間にN回転する角速度を
発生する角速度発生手段と、この角速度を前記基本クロ
ックの周期毎に積分して位相角を算出する位相角算出手
段と、この位相角に対応して得られる正弦波を発生する
正弦波発生手段と、この正弦波を波形整形して矩形波に
変換して前記データクロックを生成する手段とを備え、
角速度発生手段は、角速度の値が小数点を含む場合、小
数点以下の値を補正値として生成する手段と、この補正
値と整数値とを加算する加算手段とを有することを特徴
とするデータクロック発生装置が得られる。
【0015】また、本発明によれば、画像信号と音声信
号との各々を予め定められたビットレートにデータ圧縮
符号化して符号化データ信号を生成する符号化手段と、
所望の前記データビットレートのデータクロックに応じ
てデータ信号を発生する手段と、前記符号化データ信号
と前記データ信号とを多重化して前記伝送ビットレート
で出力する手段とを含むデータ伝送装置が得られる。
【0016】本発明の作用を述べる。伝送路のクロック
レートYに同期したクロックから所望のデータクロック
の周波数D=Y×N/Mを発生するのに、伝送クロック
レートYに同期したクロック周波数を発生させ、この周
波数Yの1クロック周期の間に、周波数Dのデータクロ
ックが回転する角速度W=360°×N/Mの値を各デ
ータブロック毎に予め定めておき、予め定められた複数
の角速度の中から指定された周波数に対応した角速度W
を選択し、このWを周波数Yのクロック毎に積分して位
相角を算出する。そして、この位相角に応じたクロック
パルスを生成して、データクロックとして出力する様に
する。
【0017】これにより、VCXOは1種類で、H.2
21用のデータクロックを全てディジタル回路にて構成
できるので、VCXOを少なくすることができ、回路が
簡単化されてLSI化も可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明について実施例を、図面を
参照しつつ説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施例を示すブロッ
ク図である。図1において、クロック発生器2は伝送ビ
ットレートYの周波数の伝送クロックを発生する。伝送
クロック1.5Mの専用線(1.544M)と同じ有効
伝送ビットレートとなるデータ速度が1.536Mbp
sのRS449のインタフェースの場合について示す。
1.536MHzの伝送クロックは基本クロックとして
データクロック発生回路20の補正値発生器4,レジス
タ7及びD/A変換器9へ供給される。
【0020】データクロック発生回路20はデータビッ
トレートDが14.4Kb/sとなる場合の、伝送クロ
ックに同期した14.4KHzの周波数のデータクロッ
クを発生する具体例を示す。
【0021】データクロックと伝送クロックが同期して
いるので、図12に示す様に、データレートDは伝送ビ
ットレートYの整数値の分数比(D=Y×N/M)とし
て表せ、14.4Kb/sの場合、データクロックの周
波数は伝送クロックの周波数のN/M=3/320とな
る。
【0022】角速度回路21の角速度器5は伝送クロッ
クの周期における、データクロックの角速度を発生す
る。周波数の比がN/M=3/320であることより、
データクロックの角速度は360度×3/320=3.
375度となる。角速度を12ビットの2進数の精度で
表すと、38.4に相当し、整数の角速度Wが38で、
小数点以下の補正値が0.4となる。角速度器5は整数
の角速度Wを加算器22に供給する。
【0023】補正値発生器4では0.4の補正値を発生
して補正を行う。0.4は整数の分数比として2/5と
して表せるので、基本クロックの5分周毎に2の値を発
生し、他のタイムスロットは0を発生し、補正値αとし
て角速度回路21の加算器22へ供給する。他の方法と
して、一度に2の補正値を発生するのでなく、5分周の
カウンタが0から4までを繰返す間の、2と4の時に1
の補正値αを発生するこれはカウンタの2ビット目を補
正値αとすることにより構成できる。
【0024】加算器22は角速度Wと補正値αを加算し
た角速度(W+α)を加算器6に供給する。加算器6は
角速度W+αを基本クロックの周期毎にレジスタ7から
供給される積分値の位相角と加算し、クロック毎の位相
角Pを経てレジスタ7に供給する。加算機器6は12ビ
ットのモジュロ加算器である。
【0025】レジスタ7から出力される12ビットの位
相角Pの上位8ビットは正弦波発生器8へ供給される。
この正弦波発生器8は8ビットの位相角PからPCM値
の正弦波信号を発生するROM(リードオンリーメモ
リ)から構成されている。位相角Pに対応した正弦波信
号をROMから出力してD/A変換器9に供給する。
【0026】D/A変換器9はD/A変換と矩形波への
波形整形の機能を備える。ディジタル正弦波信号をアナ
ログ信号に変換し、LPFでナイキスト周波数以下に帯
域制限し、データクロックを得るために、振幅増幅と振
幅クリップを行い、矩形波に整形されたデータクロック
がD/A変換器9から出力される。
【0027】次に、第2の実施例について説明する。図
2は本発明の第2の実施例を示すブロック図であり、図
1と同等部分は同一符号にて示しており、データレート
が伝送レートの1/2以上の場合の構成を示す。
【0028】データレートDが伝送レートYの半分以上
の場合は、角速度が180度以上となり、標本化定理を
満たさないため、正しい正弦波、従ってクロック波形を
発生することができない。
【0029】従って、クロック発生器23は伝送ビット
レートYの周波数の伝送クロックの整数倍(例えば2
倍)に周波数同期した基本クロックを発生する。伝送ク
ロックが1.5Mの専用線に対応させたRS449のイ
ンタフェースの回線を想定した場合、伝送路クロックは
1.536MHzで、基本クロックは2倍の3.072
MHzとする。基本クロックはデータクロック発生回路
20のカウンタ3,レジスタ7及びD/A変換器9へ供
給される。
【0030】具体的な例として、データレートが115
2kb/sの場合(D=Y×3/4)について具体的に
示す。データクロックと伝送クロックの比は3/4とな
り、データレートと基本クロックの比(N/M)は3/
8となる。
【0031】角速度器5は角速度として360度×3/
8=135度に対応する12ビット表示の角速度W=0
110 0000 0000を発生し、加算器22へ供
給する。この場合、小数点以下の補正が不要で、補正発
生器4は常にα=0の補正値を発生して加算器22へ供
給する。加算器22は角速度Wと補正値αを加算した角
速度(W+α)を加算器6に供給する。
【0032】以下のD/A変換されるまでの各回路は、
伝送レートの2倍の周波数の基本クロックでレジスタ7
及びD/A変換器9が動作すること、及びD/A変換器
9のLPFの帯域を2倍大きくすること以外は、図1の
具体例と同じ動作をする。
【0033】尚、データビットレートが伝送ビットレー
トに近い場合は、基本クロックを伝送クロックの3倍ま
たはそれ以上に大きくすると、LPFの特性や正弦波発
生器やD/A変換器の特性の精度を緩やかにできる。
【0034】次に第3の実施例について説明する。図3
は本発明の第3の実施例を示す図であり、図1,2と同
等部分は同一符号にて示している。
【0035】本実施例では第1の実施例と比べると、角
速度値Wと加算器6とレジスタ7の演算精度を上げて構
成することにより、補正値発生器4を省く構成となって
いる。但し、角速度Wの値が2進数で割り切れない場合
は、位相角Pを求める積分演算によって位相角の誤差が
累積されるので、カウンタ3により決められる一定の周
期毎に積分器をリセットすることにより、誤差の累積を
防ぐ。演算精度は、リセットされる直前での角速度の累
積誤差により生じるデータクロックのジッタが無視でき
る程度に決める。
【0036】クロック発生器2は伝送ビットレートYの
周波数の伝送クロックを発生する。伝送クロックは1.
536MHzである。このクロックは基本クロックとし
てデータクロック発生回路20のカウンタ3,レジスタ
7及びD/A変換器9へ供給される。
【0037】データクロック発生回路20はデータビッ
トレートDが14.4Kb/sの場合のデータクロック
を発生する。
【0038】データレートDは伝送ビットレートYの整
数値の分数比(D=Y×N/M)として表すことがで
き、14.4Kb/sの場合、データクロックと伝送ク
ロックの比はN/M=3/320となり、伝送クロック
と基本クロックが同じであるので、データクロックと基
本クロックの比もN/M=3/320に一致する。
【0039】データクロックの角速度は360度×3/
320=3.375度で、角速度を12ビットの2進数
の精度で表すとすると、角速度W=0000 0010
0110 余り0.4である。これを更に精度を上げ
て表示すると、角速度W=0000 0010 011
0 0110 以下 0110 を繰り返す値となる。
【0040】ある有効ビット数で打ち切って表現した場
合、それ以降の値が誤差となる。分周比Mは320であ
るので累積誤差は誤差の320倍となる。
【0041】H.320の端末で規定しているデータレ
ートと1.536Mb/sとの整数の分周比(N/M)
は、図12に示す様に、Nが2以上におけるMの値は、
最大で320(<2-9)である。累積誤差は、例えば1
%(2-7)程度であれば許容できるとすると、角速度値
の誤差はその更に512(29 )分の1程度の精度が必
要である。従って、角速度値Wは、7+9=16ビット
の精度とする。
【0042】カウンタ3は基本クロックをM分周して、
その周期毎にリセット信号をレジスタ7に供給し、レジ
スタ7の積分値をリセットする。M分周のカウンタはカ
ウンタ出力を(M−1)の値と比較し、カウンタ値がM
−1となるとリセットを行う構成とする。これにより、
カウンタ出力は0〜(M−1)の値を繰返すことにな
り、M分周が行われる。
【0043】角速度器5は16ビットの角速度値W(0
000 0010 0110 0110)を発生し、加
算器6に供給する。加算器6及びレジスタ7は16ビッ
トの精度を有し、積分器を構成する。角速度値Wを基本
クロック毎に積分し、レジスタ7の出力に積分値、言い
替えると位相角Pを得る。M分周の周期毎に位相角Pは
0にリセットされる。位相角Pの上位8ビットが正弦波
発生器8へ供給される。
【0044】正弦波発生器8は8ビットの位相角Pから
PCM値の正弦波信号を発生するROM(リードオンリ
ーメモリ)から構成されており、位相角Pに対応した正
弦波信号を出力してD/A変換器9に供給する。
【0045】D/A変換器9はディジタル信号をアナロ
グ信号に変換し、LPFでナイキスト周波数以下に帯域
制限してアナログの正弦波信号を得、矩形波に成形して
データクロックがD/A変換器9から出力される。
【0046】次に、本発明の第4の実施例を説明する。
図4にそのブロック図を示し、図1〜3と同等部分は同
一符号にて示す。本実施例は、図3の実施例において、
正弦波発生器8とD/A変換器9を削除できるデータク
ロック発生回路20の構成例を示す。
【0047】クロック発生器2は伝送クロックの8倍の
大きさの基本クロックを発生し、補正値発生器4へ供給
する。予め定められたデータレートに対応した16ビッ
トの2進数の角速度Wを求めておく。加算器6で角速度
を積分してレジスタの出力に位相角Pを得る。カウンタ
3は基本クロックをM分周して、リセット信号をレジス
タ7に送り、位相角をリセットする。MSB回路は16
ビットの位相角の最上位のビットのみを取出してデータ
クロックとして出力する。
【0048】伝送クロックの整数倍nの値を大きくして
基本クロックを高く設定するか、データレートが低い範
囲に制限されると、角速度Wは小さく、基本クロック毎
の位相角の変化が小さくなるので、正弦波の正負の変化
点の変動幅は小さくなる。データクロックの1周期に対
するジッタ幅の割合は、大略正規化した角速度Wの大き
さになる。
【0049】正弦波は位相角が0〜180度である場合
には、180〜360度の範囲にある場合は負の値とな
る。位相角を2進数(例えば12ビット)で表すと、最
上位のビットMSB(モストシグニフィカントビット)
が0の時が正、MSBが1の時が負に対応する。
【0050】角速度が小さい場合、正負のクロス点は大
きく変動しないため、いったん正弦波を求めてから正弦
波を矩形波に変換しなくても、正弦波発生器のサインビ
ットをそのままデータクロックとしても、データクロッ
クのジッタはあまり大きくならない。
【0051】そして、正弦波の「正,負」の値は位相角
PのMSBの「0,1」に対応することにより、位相角
PのMSBビットを、データクロックとして出力する。
正を1に対応させる場合は論理反転して出力する。これ
により、正弦波発生器8とA/D変換器9を用いなくて
も、位相角PのMSBからデータクロックを発生でき、
回路が簡単になる。
【0052】基本クロックを伝送路クロックの例えば8
〜16倍程度に高く設定すれば、1152Kbpsの高
いデータレートまで、D/A変換器9を削除する構成
で、ジッタの少ないデータクロックを得ることができ
る。本実施例の構成は図1〜図3の各構成に適用できる
ものである。
【0053】次の本発明の第5の実施例を示す。本例で
は、本発明を画像符号化装置に適用した場合の実施例で
ある。図5に送信側に適用した場合のブロック図を示し
ている。
【0054】画像音声符号器1は画像信号と音声信号を
予め定められたビットレートに圧縮符号化して多重回路
10に供給する。クロック発生器2は伝送路クロックの
整数倍の周波数の基本クロックを発生し、伝送路クロッ
クを求めて画像音声符号器1及び多重回路10へ供給
し、基本クロックを補正値発生器4,レジスタ7及びD
/A変換器9へ供給する。
【0055】複数のデータレートに対応する角速度と補
正値を予め定めておき、データ速度切替制御器13から
の制御信号に従って、所望の角速度と補正値を選択して
出力することにより、所望のデータレートの周波数のデ
ータクロックをデータクロック発生回路20から出力す
る。
【0056】基本クロックは、データクロック発生回路
20の補正値発生器4,レジスタ7及びD/A変換器9
へ供給される。データクロック発生回路20は図1の構
成を用いている。
【0057】補正値発生器4ではデータ速度切替制御器
13からの制御信号に従って、選択されたデータレート
の補正値αを発生して加算器22へ供給する。角速度器
5はデータ速度切替制御器13からの制御信号に従っ
て、選択されたデータレートの角速度Wを発生し加算器
22へ供給する。加算器22は角速度Wと補正値αを加
算した角速度(W+α)を加算器6に供給する。加算器
6,レジスタ7,正弦波発生器8,D/A変換器9は図
1の各部と同じ機能を有する。D/A変換器9の出力に
は指定されたビットレートのデータクロックが、データ
INF11へ供給される。
【0058】データINF11は伝送路に同期したデー
タクロックをデータ発生器12へ供給してデータクロッ
ク毎に伝送するデータ信号を得て多重回路10へ供給す
る。多重回路10は音声画像符号化信号とデータ信号と
フレーム同期信号を多重化して伝送クロックレートで送
り出す。伝送INF回路14は多重化された1.536
Mbpsの伝送データ信号及び伝送クロックをRS44
9のインタフェースで送り出す。データレートの切替え
制御はデータ速度切替制御器13で行われる。データク
ロック発生回路20は図1の方法に限定されない。
【0059】次に、受信側に適用した場合について図6
に示す。図6は受信側の構成を示す。受信側は図5に示
す送信側の構成と対称の機能の手段を用いて同様に構成
される。伝送INF回路33はRS449のインタフェ
ースの信号をバイナリの信号に変換する。RS449の
インタフェースでは伝送データと伝送クロックが送られ
てくるので、このクロックを元に基本クロックを発生す
る様にする。
【0060】RS449インタフェースから逆変換され
た多重化信号は分離回路32に供給され、伝送路クロッ
クはクロック発生器36に供給される。分離回路は、多
重化された信号から、H.221のフレームを検出し、
音声と画像の符号化信号とデータ信号を分離して、音声
と画像の符号化データは画像音声復号器31へ供給さ
れ、データ信号はデータインタフェース34として供給
される。画像音声復号器31では符号化信号を復号し
て、画像信号と音声信号を再生して出力する。
【0061】クロック発生器36は再生された伝送クロ
ックを元に整数倍の基本クロックを発生し、基本クロッ
クはデータクロック発生回路20へ供給する。伝送クロ
ックは分離回路32と画像音声復号器31へ供給され
る。
【0062】データクロック発生回路20は図5の送信
側のデータクロック発生回路20と同じ機能を有し、同
様の動作によりデータ速度切替制御器13で指定された
データレートのデータクロックを発生し、データINF
34に供給する。データ速度の情報が、送信側からの情
報ビット等に入れて送られてくる場合は、これを分離し
て出力し、これに従って切替え制御を行う。
【0063】データINF34はデータクロックに従っ
て分離回路32から供給されるデータを出力して、デー
タ受信器35へ供給される。
【0064】図7にTV会議端末に適用した場合の構成
例を示す。図7において、TV会議等に用いる画像端末
は、通常、送信側と受信側がセットとなって構成され
る。図7(A)の送信側は図5,図7(B)の受信側は
図6を基本に構成する。伝送ラインはRS449のイン
タフェースである。データクロック発生回路20は図1
〜図6に示す構成が適用できる。
【0065】図7(A)の送信側の構成について説明す
る。画像と音声は画像音声符号器1で符号化され、多重
回路10へ供給される。データ伝送INF回路411で
は、外部から供給されるデータ信号(例えばRS232
のデータ信号)が、データクロック発生回路20からの
データクロック速度で読込まれ、2進信号に変換され
て、多重回路10へ供給される。この端末がマスタクロ
ックの場合、PG(パルス発生)回路402で伝送クロ
ックを発生し、各部へクロックを供給する。
【0066】データクロック発生回路20は、制御器4
13の制御信号に応じて、PG回路402から供給され
た基本クロックから指定された速度のデータクロックを
発生する。多重回路10は符号化された画像・音声信号
とデータ信号と、他にフレーム同期と情報信号を多重化
し伝送データ信号として伝送INF414へ送る。伝送
INF414は伝送データ信号及び伝送クロックをRS
449に変換して出力する。RS449は平衡伝送で行
われTipとRingに信号が出力される。制御器41
3は制御信号を各部に送る。
【0067】次に、図7(B)の受信側の構成について
説明する。伝送INF433に供給された伝送データ及
び伝送クロックはレベル変換されて、伝送データは分離
回路32へ、伝送クロックはPG回路436へ供給され
る。PG回路436は、伝送クロック及び基本クロック
等必要なクロックを発生して各部へ供給する。分離回路
は同期信号を基準に分離を行い、画像音声信号と画像音
声復号器31へ、データ信号をデータINF回路434
へ、制御情報を制御器423へ供給する。制御器423
は制御信号を各部へ供給する。画像音声復号器31では
復号化が行われ、画像と音声の信号が再生されて出力さ
れる。
【0068】データクロック発生回路20は送信側と同
じ構成で、制御器からの制御信号で指定された速度のデ
ータクロックを発生する。データINF回路434はデ
ータクロックに同期してデータ信号が出力される。
【0069】次に、図1及び図2における各部の構成の
具体的構成例を説明する。角速度器5と補正値発生器4
の具体的構成例を説明する。
【0070】角速度器5は1伝送クロック周期におけ
る、データクロックの角速度を発生する。データクロッ
クの角速度は360度×3/320=3.375度とな
る。今、360度の角速度を4096に正規化して12
ビットの2進数の精度で表すとすると、3.375は3
8.4に相当する。360度(=0度)は1 0000
0000 0000(4096)、言換えると0度で0
000 0000 0000と表される。一方、3.3
75度の角速度Wは0000 0010 0110(3
8)と表され余りは小数点以下の補正値αで0.4とな
る。0.4の補正は5回に2回の割合で1を加算すれば
良いことになる。
【0071】補正値発生器4は5分周のカウンタで0〜
4の値を繰返す5分周カウンタである。カウンタの2ビ
ット目を補正値とすると、5分周カウンタが2と4の値
の時に2ビット目が1となり、5回に2回の割合で1の
補正値αが発生される。
【0072】正弦波発生器8とD/A変換器9の具体的
構成例を説明する。
【0073】位相角Pから正弦波を発生する回路は、8
ビット256ワードのROMを用いて構成される。RO
Mの0〜255のアドレスIにX=sin(360度/
256×I)で示される8ビットの2の補数で正弦波X
の値が記憶されている。Xは7ビットの大きさで正規化
されている。I=64の時、Xは最大値は「01111
111」にクリップされ、X=1でなくX=127/1
28となるが、矩形波を求めるのには無視できる値であ
る。最小値はI=192の時でXは最小値の「1000
0000」でX=−1となる。
【0074】データレートが伝送路レートに近い場合
は、クロック毎の位相角Pの変化が大きいのでデータク
ロックの精度を高めるため、正弦波の精度を8ビットと
高くする。
【0075】データレートが伝送路レートに比べて小さ
い時、例えば1/10程度以下の範囲に限定される時
は、クロック毎の位相角Pの変化が小さいので、正弦波
出力の精度は小さくでき、4ビットまたはそれ以下にで
きる。この時、X=sin(360度/256×I)の
関係からXの量子化値を決める場合に、絶対値切り上げ
により求めると、正弦波から矩形波のデータクロックを
求める時データクロックの立上がりが急峻になる。
【0076】LSI化する場合は、ROM容量を小さく
することが必要になるが、三角関数の性質を利用すれば
0〜45度(I=0〜32)の変換ROMから0/36
0度までの変換出力を求めることができる。
【0077】次に第6の実施例について説明する。その
ブロック図を図8に示す。本実施例は、図3のデータク
ロック発生回路20を図6に適用した構成について示
す。
【0078】角速度Wと加算器6とレジスタ7の演算精
度を上げて構成することにより、補正値発生器4を省
き、複数のデータレートに対応する角速度と分周比を予
め備えていて、指定されたデータレートに対応した角速
度と分周比を選択して処理を行う。
【0079】画像音声符号器1は画像信号と音声信号を
予め定められたビットレートに圧縮符号化して多重回路
10に供給する。クロック発生器2は伝送路クロックの
整数倍の周波数の基本クロックを発生し、伝送路クロッ
クを求めて画像音声符号器と多重回路10へ供給し、基
本クロックをカウンタ3,レジスタ7及びD/A変換器
9へ供給する。
【0080】複数のデータレートに対応するカウンタの
分周比と角速度を予め定めておき、データ速度切替制御
器13からの制御信号に従って、所望の角速度と分周比
を選択して処理を行うことにより、所望のデータレート
の周波数のデータクロックをデータクロック発生回路2
0から出力する。
【0081】カウンタ3はデータ速度切替制御器13か
らの制御信号に従って、選択されたデータレートに対応
する分周比Mで基本クロックを分周して、分周の周期毎
にリセット信号をレジスタ7に供給する。
【0082】角速度器5はデータ速度切替制御器13か
らの制御信号に従って、選択されたデータレートに対応
する16ビットの角速度Wを発生し加算器6へ供給す
る。
【0083】加算器6は角速度Wとレジスタ7を基本ク
ロックの周期毎に16ビットのモジュロ演算で加算し
て、クロック毎の位相角Pを得てレジスタ7に供給す
る。
【0084】レジスタ7から出力される16ビットの位
相角Pの上位8ビットは正弦波発生器8へ供給される。
【0085】正弦波発生器8は8ビットの位相角Pの入
力に対応した8ビットの正弦波信号を発生する回路でR
OMで構成され、8ビットの正弦波信号はD/A変換器
9に供給される。
【0086】D/A変換器9は、ディジタル正弦波信号
をアナログ信号に変換し、LPFで帯域制限し、振幅増
幅と振幅クリップを行って矩形波に成形したデータクロ
ックを出力し、データインタフェース11へ供給する。
【0087】データINF11は伝送路に同期したデー
タクロックをデータ発生器12へ供給してデータクロッ
ク毎に伝送するデータ信号を得て多重回路10へ供給す
る。
【0088】多重回路10は音声画像符号化信号とデー
タ信号とH.221のフレーム同期信号を多重化して伝
送クロックレートで送り出す。伝送INF回路14は多
重化された1.536Mbpsの伝送データ信号及び伝
送クロックをRS449のインタフェースで送り出す。
データレートの切替え制御はデータ速度切替制御器13
で行われる。
【0089】次に、1.5M専用線(AMI/B8Z
S)インタフェースを用いた場合の具体的構成例を図9
に示す。本例では図7において、伝送INF回路414
及び433がRS449のインタフェースではなく、
1.5M専用線(AMI/B8ZS)を用いた場合の例
である。1.5M専用線の場合、1.5Mでのフレーム
同期を取るために8Kbpsが加わり、1.544Mb
psの伝送速度となる。
【0090】図9(A)の送信側のPG回路902では
1.544MHzのクロック及び必要な整数倍の基本ク
ロックを発生する。多重回路10から供給される1.5
36Mbpsの多重化データが伝送INF(S)914
でB/U変換して出力されるが、1.5Mでのフレーム
同期を取るための信号が8KHz周期で(8Kbps)
加わり、合わせて1.544Mbpsの速度の信号がB
/U変換されてAMI信号として出力される。AMI信
号には、伝送クロック1.544Mを再生できるクロッ
ク成分が含まれている。
【0091】図9(B)の受信側では、送られてきた
1.5M専用線のAMI信号を伝送インタフェース
(R)933でU/B変化すると共に、クロック成分を
抽出して、1.544MHzのクロックを再生する。再
生された伝送クロックはPG回路936に送られ、基本
クロック及び必要なクロックを再生して各部に供給す
る。
【0092】送信側及び受信側のデータクロック発生回
路20では、1.544MHzの基本クロックから指定
されたビットレートのデータクロックを発生する。図1
2には、各データ速度に対する分数比が、伝送クロック
が1.536Mの場合の他に、1.544MHzの場合
が示してあるので、これを用いて各データ速度での角速
度Wを求める。
【0093】1.544Mの基本クロックから14.4
KHzのデータクロックが指定された場合について説明
する。データクロックと基本クロックの関係は、図12
より、D=1.544M×9/965の関係で示されて
おり、N=9,M=965である。
【0094】従って、基本クロックに対する、データク
ロックの角速度は16ビットで表すと、角速度W=216
×9/965=611で、余り209/965となる。
カウンタは基本クロックをM(=956)分周して、分
周の周期毎に、位相角Pをリセットする。位相角PはW
=611の角速度を基本クロック毎に積分して求められ
る。他の、データ速度の場合も同様にして、図12に示
すN,Mの関係より、角速度Wとカウンタの分周値Mが
定められる。他の部分の機能動作は図7に同じである。
【0095】本発明の第7の実施例について図10に示
す。本例では、分数比N/MでNが2以上で、Mの値が
大きい場合のデータクロック発生回路20の構成例につ
いてのものである。
【0096】1.54Mの伝送クロックで、0.3Kの
データ速度の場合、分数比N/Mは図12からN/M=
3/15440である。単純にM=15440のカウン
タを用いた構成にすると、M分周での誤差の累積が大き
くならない様に、例えば2%程度の誤差に、抑えるため
には、角速度の精度は2%の1/15440程度にする
必要がある。2%>1/64,15440<214の関係
より、角速度Wの精度は6+14=20ビット程度が必
要となる。
【0097】これを改善する方法として、M=80×1
93の関係があることより、プリカウンタ18を用いて
基本クロックを80分周して、プリカウンタの出力に第
2の基本クロックを求める。この求められた、第2の基
本クロックについて、図3の実施例に示す処理と同じ動
作で、分数比N/M=3/190の関係からデータクロ
ックを求めることができるが、積分処理の部分の精度は
分周比がM=15440からM=193と小さくなるた
め、角速度Wの精度は6+8=14ビット程度に小さく
できる。
【0098】以上説明した様に、1.544Mのクロッ
クの場合にも、別のVCXOを必要とせずに、所望のデ
ータレートのクロックを発生することができる。また、
1.544Mが基本クロックで、データレートがおおよ
そ128k〜192kbps以下の場合であれば、図4
に示すデータクロック発生回路20を適用することがで
き、正弦波発生器8とD/A変換器9が不要となって、
回路が簡単になる。
【0099】更に、基本クロックを伝送クロックの8〜
16倍にすれば、1.152Kbpsのデータレートま
で図4の構成を適用して良好なデータクロックを得るこ
とができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のデータクロ
ック発生方式を用いれば、伝送クロック用の基本クロッ
クから、伝送クロックに同期したデータレートのデータ
用クロックを自由に発生することができ、従来の、複数
個のVCXOや最小公倍数の高いVCXOを用いる場合
に比べて回路が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第4の実施例を示すブロック図であ
る。
【図5】本発明の第5の実施例を示す送信側のブロック
図である。
【図6】本発明の第5の実施例を示す受信側の構成を示
すブロック図である。
【図7】本発明の実施例を用いたTV会議端末の構成例
を示すブロック図である。
【図8】本発明の第6の実施例を示すブロック図であ
る。
【図9】1.5M専用線の伝送路を用いた実施例を示す
ブロック図である。
【図10】本発明の第7の実施例を示すブロック図であ
る。
【図11】従来の例を示すためのブロック図である。
【図12】H.221におけるデータレートと1.53
6M及び1.544Mのデータクロックの整数比の関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 画像音声符号器 2,23,36 クロック発生器 3,30 カウンタ 4,40 補正値発生器 5,50 角速度器 6,22 加算器 7 レジスタ 8 正弦波発生器 9 D/A変換器 10 多重回路 11,34,411,423 データINF 12 データ発生器 13 データ速度切替制御器 14,33 伝送INF回路 17 MSB回路 18 プリカウンタ 20 データクロック発生回路 21 角速度回路 31 画像音声復号器 32 分離回路 35 データ受信器 36 クロック発生器 413,423 制御器 402,436,902,936 PG回路 414,433,914,936 伝送INF
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/24 (56)参考文献 特開 平2−35805(JP,A) 特開 平4−167839(JP,A) 特開 昭56−73943(JP,A) 特開 昭51−120159(JP,A) 特開 平4−37205(JP,A) 特開 平7−203398(JP,A) 特開 平9−130371(JP,A) 特開 平1−267713(JP,A) 特開 昭63−71714(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/033 H03B 28/00 H04J 3/06 H04N 7/08 H04N 7/081 H04N 7/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送ビットレートYの周波数に同期させ
    てD=Y×N/Mなる関係(M,Nは正の整数)を有す
    るデータビットレートDの周波数のデータクロックを発
    生するデータクロック発生装置であって、 前記伝送ビットレートYの周波数に同期したn倍(nは
    正の整数)の周波数(n×Y)の基本クロックを発生す
    る基本クロック発生手段と、 この基本クロックの周期のn×M倍の間にN回転する角
    速度を発生する角速度発生手段と、 この角速度を前記基本クロックの周期毎に積分して位相
    角を算出する位相角算出手段と、 この位相角に対応して得られる正弦波を発生する正弦波
    発生手段と、 この正弦波を波形整形して矩形波に変換して前記データ
    クロックを生成する手段とを備え、 前記角速度発生手段は、前記角速度の値が小数点を含む
    場合、前記小数点以下の値を補正値として生成する手段
    と、この補正値と整数値とを加算する加算手段とを有す
    ることを特徴とするデータクロック発生装置。
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