JP3153902U - 多段ヒンジ組立体及びこれを備える携帯電子装置 - Google Patents

多段ヒンジ組立体及びこれを備える携帯電子装置 Download PDF

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Abstract

【課題】様々な傾斜角度での使用を可能にする多段ヒンジ組立体とこれを備える携帯電子装置を提供する。【解決手段】多段ヒンジ組立体2はストッパー20、スピンドル21、弾性素子23、第1可動部品25、及び第2可動部品27を備える。スピンドル21は長い棒状で、開示及び説明の目的のために、第1部分21aと第2部分21bとを備えるよう規定されてもよい。ストッパー20はスピンドル21の第1部分21aに第1可動部品25に対向して固定され、弾性素子23は、ストッパー20と第1可動部品25の間の第1部分21aに装着されている。弾性素子23はその両端がストッパー20と第1可動部品25にそれぞれ当接している。該ヒンジ組立体2を、携帯電子装置に適用することで、様々な操作条件で最適な視角を維持できるようになる。【選択図】図2

Description

本考案は、スライド後、自動的に傾斜するよう携帯電子装置を駆動可能な携帯電子装置用多段ヒンジ組立体に関する。
本出願は、2008年11月07日付で出願した台湾特許出願第097143183号に基づく優先権を主張するものである。この出願全体を本明細書に援用する。
製造プロセスと移動通信技術との進歩に伴って、携帯電子装置は益々普及し、また次第に小型化されてきている。様々な構造により、携帯電子装置はより多様な操作スタイルを提供し、ユーザの様々な要求に応えることができる。
例えば、ユーザが携帯電子装置の画面に表示された情報をよりはっきりと見ることができ、相対的に複雑な指令を入力することができるように、携帯電子装置は、より大きく幅の広い表示装置と多数のキーを有するキーボードの両方を備えるよう設計される傾向にある。これらの部品の体積は大きいので、現在入手可能な通常の携帯電子装置は多くの場合、使用に便利なようにクラムシェル形状またはスライド式である。
スライド式の携帯電子装置1の操作を図1A、図1Bに示す。携帯電子装置1は第1本体部11と第2本体部13とを備え、第1本体部11はキーボード111を備え、第2本体部13は表示装置131を備える。より詳細には、図1Aは携帯電子装置1が閉じられた構成を例示する。この構成では、携帯電子装置1は第2本体部13の前面に表示装置131と、その横に配置された簡単な指令入力、着信への応答等の通常の操作を実行するためのキー15とを露出する。図1Bを参照すると、キーボードから相対的に複雑な指令を入力する必要がある場合は、第2本体部13を第1本体部11に対してスライドさせ、キーボード111を露出させることができる。
この従来の携帯電子装置を使用する場合、様々な使用条件及び周囲の明るさに応じて見易くするためにこの携帯電子装置をユーザの目に対して特定の角度に調整するためには、ユーザは自身に頼るしかない。言い換えれば、ユーザがこの携帯電子装置を様々な操作条件で(例えば、手に持って、又はテーブルの上に置いて)操作する時、携帯電子装置の最適な視角が異なる。このため、様々な条件において携帯電子装置を使用する時、ユーザが手に持ちその向きを調整するだけでは、長時間の使用中、ユーザの要求を満たすことができずユーザにとって不便となるであろう。
この点を考慮して、本考案は様々な使用条件に応じて様々な傾斜角度でユーザが使用するのを可能にする携帯電子装置用多段ヒンジ組立体を提供する。
本考案の1つの目的は、多段ヒンジ組立体と携帯電子装置とを提供することである。本考案の多段ヒンジ組立体は軸方向孔を有する複数の可動部品と共に非円形スピンドルを使用し、該可動部品間の動きがカム構造体によって作動されるので、従来のヒンジ組立体で必要なスリーブが不要となり、その結果、より簡単な構造、より小さい全体積、より高い組立て効率、及びその結果の低コストを実現できる。従って、本考案の多段ヒンジ組立体はスライド式の携帯電子装置に特に適している。
本考案の別の目的は、多段ヒンジ組立体と携帯電子装置とを提供することである。該カム構造体により、弾性部品は予め圧縮による弾性エネルギーを携帯電子装置の特定の構造体をスライド後にある角度に自動的に傾斜させるために提供する。次に、ユーザは角度を所望のように更に調整してもよい。これにより、本考案の多段ヒンジ組立体を使用する携帯電子装置は様々な要求を満たす異なる傾斜視角を提供することができる。
本考案は、スピンドルと、弾性素子と、第1可動部品と、第2可動部品とを備える多段ヒンジ組立体を提供する。弾性素子、第1可動部品、及び第2可動部品は順に該スピンドルに装着される。第1可動部品と第2可動部品はそれぞれカム構造体を備える。該第1可動部品は、該弾性素子から該軸方向の推力を受けた時、該スピンドルに沿って該第1部分から離れる方向に回転することなく移動するのに適合し、一方、該第2可動部品は、該カム構造体からの作用に応答して移動することなく回転するのに適合している。
また、本考案は、第1本体部と、第2本体部と、スライドモジュールと、前記多段ヒンジ組立体とを備える携帯電子装置を提供する。スライドモジュールと多段ヒンジ組立体のそれぞれは、該第1本体部と該第2本体部とに接続され、スライドモジュールと多段ヒンジ組立体とを組み合わせることで、該第2本体部は、該第1本体部に対してスライドし、次に回転することが可能である。このように、多段ヒンジ組立体からの作用に応答して携帯電子装置の2つの本体部は互いに対して回転する。また、ユーザの操作を容易にするために、2つの本体部は様々な角度を成してもよい。本考案が開示する技術により、第2本体部はスライドし、次に第1本体部に対して所定の角度に自動的に傾斜することができる。第2本体部をユーザの好み及び使用条件に依って特定の範囲内の任意の傾斜角に調整することができ、自由停止構成の多段ヒンジ組立体を提供する。或いは、多段ヒンジ組立体の一部構造は、第2本体部が所定の角度に自動的に傾斜した後、ユーザが第2本体部を別の所定の角度へ回転させるために更に力を加えてもよいよう変更されてもよい。これにより、いわゆるクリックポイント調整が実現される。勿論、本考案の多段ヒンジ組立体は、ユーザの様々な要求を満たし最適な効果を提供するために複数のクリックポイントを有するよう構成されてもよい。
本考案の詳細な技術と好適な実施形態を、下記に添付の図面を参照しながら当業者が本考案の特徴をよく理解できるように説明する。
スライド式の従来の携帯電子装置の操作を例示する概略図である。 スライド式の従来の携帯電子装置の操作を例示する概略図である。 本考案の多段ヒンジ組立体の概略図である。 別の構成の本考案の多段ヒンジ組立体の概略図である。 更に別の構成の本考案の多段ヒンジ組立体の概略図である。 本考案の多段ヒンジ組立体を備える閉じた構成の携帯電子装置の概略図である。 本考案の多段ヒンジ組立体を備える閉じた構成の携帯電子装置の概略図である。 スライド後に開いた構成の本考案の携帯電子装置の概略図である。 スライド後に開いた構成の本考案の携帯電子装置の概略図である。 自動的に傾斜した構成の本考案の携帯電子装置の概略図である。 自動的に傾斜した構成の本考案の携帯電子装置の概略図である。 別の操作構成の本考案の携帯電子装置の概略図である。 別の操作構成の本考案の携帯電子装置の概略図である。 本考案の多段ヒンジ組立体の他の実施形態の概略図である。 本考案の多段ヒンジ組立体の他の実施形態の概略図である。
図2は本考案の第1の実施形態としての多段ヒンジ組立体2を示す。多段ヒンジ組立体2はストッパー20、スピンドル21、弾性素子23、第1可動部品25、及び第2可動部品27を備える。スピンドル21は長い棒状で、開示及び説明の目的のために、第1部分21aと第2部分21bとを備えるよう規定されてもよい。ストッパー20はスピンドル21の第1部分21aに第1可動部品25に対向して固定され、弾性素子23は、ストッパー20と第1可動部品25の間の第1部分21aに装着されている。弾性素子23はその両端がストッパー20と第1可動部品25にそれぞれ当接している。
本実施形態では、弾性素子23はスピンドル21の第1部分21aに装着されたバネ、好ましくは予め圧縮されたバネ(弾性エネルギーを予め蓄えた)を備える。ストッパー20と第1可動部品25との最大距離は、予想されるように、該バネの自由長(圧縮力が印加されていない時のバネの長さ)を超えてはならない。該バネは、最初は予め圧縮された状態に保持され、弾性力が解放されると、軸方向の推力がスピンドル21に沿って印加される。また、該バネの一端は固定されたストッパー20に当接するので、この軸方向の推力は第1部分21aから第2部分21bに向って働き、第1可動部品25は第1部分21aから離れる方向に移動するよう付勢される。なお、弾性素子23はバネに限定されることなく、他の実施形態では、他の弾性要素からできていてもよい。当業者は代替品を容易に想到する可能性がある。
本実施形態における前記移動の付勢を実現するために、スピンドル21は非円形断面を有するよう設計され、第1可動部品25には、スピンドル21の断面と相補関係にある非円形断面を有する第1軸方向孔(不図示)が形成されている。第1軸方向孔にスピンドル21を挿通することで、第1可動部品25をスピンドル21に可動に装着することができる。予想されるように、スピンドル21と第1可動部品25とは該非円形断面同士により嵌合するので、スピンドル21に対する第1可動部品25の動きは制限される。言い換えると、第1可動部品25はスピンドル21に対して回転することを制限され、スピンドル21の軸に沿った移動、即ち非回転の移動だけが許される。
次に、第1可動部品25と第2可動部品27との関係を説明する。第1可動部品25と第2可動部品27との両方は、概ねスピンドル21の第2部分21bに装着されている。非円形の第1軸方向孔を有する第1可動部品25と違い、第2可動部品27はスピンドル21が挿通する略円形断面の第2軸方向孔(不図示)を備える。スピンドル21の非円形断面と第2可動部品27の円形断面の第2軸方向孔との嵌合により、第2可動部品27はスピンドル21に対して移動することなく回転可能である。
第1可動部品25によって第2可動部品27を回転駆動するために、第1可動部品25と第2可動部品27は、第1カム構造体251と第2カム構造体271をそれぞれ有するよう設計されている。第1カム構造体251は、第1可動部品25の弾性素子23と反対側の一端に形成され、第2カム構造体271は、第2可動部品27の第1カム構造体251に当接する一端に形成されている。具体的には、各カム構造体には傾斜した面が形成されている。即ち、第1可動部品25の第1カム構造体251は第1傾斜面251aを備え、第2可動部品27の第2カム構造体271は第2傾斜面271aを備える。第2傾斜面271aが第1傾斜面251aに対してスライド可能なように、第1傾斜面251aは第2傾斜面271aと作用可能に係合している。第1傾斜面251aは第1係合端251bを備え、第2傾斜面271aは第2係合端271bを備える。第2傾斜面271aが第1傾斜面251aに対して所定の量だけスライドすると、第2係合端271bは第1係合端251bに当接することで停止するように、第2係合端271bは第1係合端251bと作用可能に係合する。
図2、図3を参照すると、弾性素子23が軸方向の推力をスピンドル21に沿って第2部分21bに向って印加し、第1可動部品25が第1部分21aから離れるよう(即ち、第2部分21bに向って)回転なしで移動させられると、第1カム構造体251と第2カム構造体271との相互作用により、第2可動部品27の第2傾斜面271aが第1可動部品25の第1傾斜面251aに対してスライドするように適合されているので、スピンドル21に対して回転なしで移動だけが可能な第1可動部品25は第2可動部品27をスピンドル21に対して移動なしで回転するよう駆動する。この結果、第2カム構造体271は図2に示す第1位置から図3に示す第2位置へ回転する。
図2、図3、図4を参照すると、多段ヒンジ組立体2は、スピンドル21が挿通する第3軸方向孔(不図示)を有する第3可動部品29を更に備えてもよい。第2可動部品27の第2軸方向孔と同様に、第3可動部品29の第3軸方向孔も略円形断面を有する。第3可動部品29はスピンドル21の第2部分21bに装着され、第2可動部品27の第1可動部品25と反対側の一端と回転可能に係合する(即ち、第2可動部品27は第1可動部品25と第3可動部品29との間に配置される)。第2可動部品27が図2に示す第1位置から図3に示す第2位置へ回転する時、第3可動部品29も第2可動部品27に同期して回転する。
図示のように、第2可動部品27と第3可動部品29は、雄構造体275と雌構造体291をそれぞれ更に備える。これら構造体は、第3可動部品29が第2可動部品27と係合するのに適合するよう互いに作用可能に係合する。幾つかの実施例では、第3可動部品29も第2可動部品27に対して同様に移動なしで回転してよい。例えば、雄構造体275は第2可動部品27の第3可動部品29と係合する一端に形成されている。雌構造体291は第3可動部品29の第2可動部品27と係合する一端に形成されている。図3、図4を参照すると、雄構造体275は突起であり、一方、雌構造体291は2つ以上の凹部からなる。該突起は該各凹部と係合するよう適合している。第2可動部品27と第3可動部品29とが図3に示す第2位置にある時、第3可動部品29に更に印加される外部力は第3可動部品29を駆動し第2可動部品27に対して回転させ、雄構造体275に別の雌構造体291と係合させる。その結果、第3可動部品29は第2可動部品27に対して図3に示す第2位置から図4に示す第3位置へ回転する。なお、上記で例示した形態は、限定のためでなく、説明の目的だけのためである。他の実施形態では、雄構造体275と雌構造体291は他の相補構造体であってもよい。また、より多くの雄構造体275と雌構造体291とを有してもよい。これにより、第3可動部品29は第2可動部品27に対して3つ以上の位置へ回転することができる。
本実施形態の構成により、第1可動部品25が回転することなく移動する時、これに応じて第2可動部品27と第3可動部品29は共に移動することなく回転し、第3可動部品29は第2可動部品27に対して更に回転してもよい。
なお、本実施形態の多段ヒンジ組立体2は、異なる可動部品25、27、29と共に非円形スピンドル21を使用することで、必要な相対的動きを発生させる。軸方向孔の断面、傾斜面、又はカム構造体の異なる構成により、異なる回転方向及び角度を得ることができる。また、本実施形態では、スピンドル21は固定され、一方、第2可動部品27と第3可動部品29はスピンドル21に対して回転することができる。しかし、相対的動きの原理から分かるように、第3可動部品29が固定され、スピンドル21がこれに対して動く構成を使用してもよい。このことは本考案の着想に基づいて当業者が容易に理解するであろう。
図5A〜図8Bは本考案の別の実施形態としての上記の多段ヒンジ組立体2を備える携帯電子装置5を示す。携帯電子装置5は第1本体部51、第2本体部53、スライドモジュール(不図示)、及び上記実施形態で開示した多段ヒンジ組立体2を主要部として備える。該スライドモジュールと多段ヒンジ組立体2のそれぞれは、第1本体部51と第2本体部53とに接続されている。本考案では、携帯電子装置5は2つの多段ヒンジ組立体2を備える。多段ヒンジ組立体2の構造と動作の詳細は、上記実施形態において説明されており、ここでは説明を省略する。また、図1A、図1Bに示す従来の携帯電子装置1と同様、本実施形態の第1本体部51はキーボード(不図示)を備え、第2本体部53は表示装置(不図示)を備えてもよい。しかし、主な違いは、多段ヒンジ組立体2により、本実施形態の第1本体部51と第2本体部53とは互いに対して回転可能であり、一方、従来の携帯電子装置1では回転可能ではない。
より詳細には、携帯電子装置5の第2本体部53は多段ヒンジ組立体2の第3可動部品29に接続部材55aを介して接続されている。ストッパー20はスピンドル21に一体的に接続され単一体を成している。第1本体部51は多段ヒンジ組立体2のストッパー20に別の接続部材55bを介して接続されている。図5A、図5Bを参照しながら、多段ヒンジ組立体2のうち1つだけを下記に説明する。携帯電子装置5の最初の閉じた構成では、第1本体部51と第2本体部53は互いに隣接している、即ち、第2本体部53の下外周56が第1本体部51の上外周54に隣接している。従って、この構成では、多段ヒンジ組立体2のどんな動きも制限され、また弾性素子23(例えばバネ)は予め圧縮された状態に保たれる。
図6A、図6Bを参照すると、キーボードを操作する必要がある時、又はより広い表示面が必要な時、ユーザは第2本体部53を第1本体部51の面52に沿って該スライドモジュールの案内に従ってスライドさせ、キーボード(面52上に通常配置されている)を露出させることができる。これにより、携帯電子装置5は閉じた構成から開いた構成に変わり、ユーザはキーボードを介して携帯電子装置5に指令を入力することができる。
図6A、図6Bに示す位置に第2本体部53がスライドモジュールに案内されスライドすると、第2本体部53の下外周56が第1本体部51の上外周54に隣接している時の制止力は消失し、多段ヒンジ組立体2は動きを制限されることがもはやない。予め圧縮された弾性素子23の弾性エネルギーが解放され、多段ヒンジ組立体2を図2に示す第1位置から図3に示す第2位置へ回転させる。これにより、携帯電子装置5の第1本体部51と第2本体部53とは図7A、図7Bに示す相対位置関係になる。図2、図3を参照すると、この段階では、第2可動部品27の雄構造体275と第3可動部品29の雌構造体291との係合により、第3可動部品29は第2可動部品27と同期して回転し、両者間の相対的回転はない。また、ストッパー20は第1本体部51に接続部材55bを介して一体的に接続されているので、接続部材55aと第3可動部品29は自動的に対応して回転し、一方、第1本体部51に接続部材55bは静止したままである。即ち、第2本体部53は第1本体部51に対して自動的に回転し、自動的傾斜効果を提供する。第2本体部53を自動的に傾斜させるこの回転は、多段ヒンジ組立体2の第1係合端251bと第2係合端271bとが互いに係合する(図3に示す第2位置)と停止する。この時、第2本体部53は第1本体部51と傾斜角θを成す。この傾斜角θは約0°〜20°であり、一般的な手に持って使用する場合に適切である。
図8A、図8Bを参照すると、ユーザは、第1本体部51に対して第2本体部53の傾斜角を更に調整してもよい。具体的には、ユーザは第2本体部53をより大きな傾斜角θ’へ回転させる力を印加してもよい。実際には、傾斜角θ’は傾斜角θより大きい約20°〜50°であってもよい。この角度は携帯電子装置5をテーブルの上に置いて使用する場合に適切である。
この段階では、図2、図3、図4に示すように、傾斜角は第3可動部品29の雌構造体291と第2可動部品27の雄構造体275との間の相対位置を変更することで調整される。力を受けると、第3可動部品29は第2可動部品27に対して回転する。即ち、第2可動部品27の雄構造体275(突起)は雌構造体291の1つの凹部から別の凹部へスライドし係合する。雄構造体275が2つの雌構造体291が互いに接続されるドーム状部の頂点をスライドして通過した後、ユーザが第2本体部53への力の印加を止めた場合でも、弾性素子23から解放された弾性エネルギーと、雄構造体275と雌構造体291の間の効果とにより、この突起は該ドーム状部に沿ってスライドし第3可動部品29を第2位置から第3位置へ回転させる。従って、携帯電子装置5の第2本体部53は傾斜角θから別の所定の角θ’へ自動的に回転し、いわゆるクリックポイント調整を実現する。勿論、本考案の多段ヒンジ組立体2は、ユーザの様々な要求を満たし最適な効果を提供するために複数のクリックポイントを有してもよい。
なお、2つの雌構造体291が互いに接続されるドーム状部は、例として設けられており、限定する目的のためではない。雄構造体275と雌構造体291とは実際の要求に合わせて様々な構成が可能である。例えば、図9Aに示すように、雄構造体275と雌構造体291とは大きな摩擦係数を有する材料から形成され、雄構造体275の突起と雌構造体291の凹部とは先が平らな端を有してもよい。また、第3可動部品29の2つの雌構造体291の距離は広げられ平らな部分を形成してもよい。この場合、第3可動部品29の前記第2位置から第3位置への回転中、ユーザが更に力を印加しない場合、雄構造体275は第3可動部品29の該平らな部分(即ち、2つの雌構造体291の間)で突起と平らな部分との静的摩擦により一時的に停止してもよい。これは、ユーザが最適な視角を決定するまで続く自由停止効果を提供する。
図9Bに示す別の例では、第2可動部品27と第3可動部品29のそれぞれの接触面は十分に大きな摩擦係数を有する材料から形成され、該弾性素子が大きな弾性係数(即ち、大きな弾性エネルギー)を有する場合、雄構造体275と雌構造体291とはなくてもよく、代わりに、第2可動部品27と第3可動部品29の接触面が互いに当接する場合に生成される静的摩擦を位置決めのために直接使用してもよい。この場合、第3可動部品29が前記第2位置から第3位置へ回転する時、ユーザが更に力を印加しない場合、第3可動部品29は第2可動部品27の面に対して一時的に停止してもよい。
また、接触面同士の摩擦を増加させる他の方法は、雌構造体291の凹部及び雄構造体275の突起として複数の相補微小構造体、例えば、複数の相補微小溝を形成することである。これは、また第2本体部53と第1本体部51との相対的角度の選択肢を複数提供する。言い換えると、当業者は雄構造体275と雌構造体291との構成を変更して複数の傾斜角度を第2本体部53に設ける可能性がある。
上記で説明したように、本考案の多段ヒンジ組立体及びこの多段ヒンジ組立体を備える携帯電子装置は、複数の可動部品のカム構造体と共に非円形断面のスピンドルを使用する。その結果、多段ヒンジ組立体のより簡単な構造、より小さい体積、削減された組立て時間、及び低コストが実現される。この多段ヒンジ組立体を備える携帯電子装置は、相対的スライド移動に続いて、本体部が自動的に特定の傾斜角に傾斜し、次にユーザが更にこの本体部を使用条件に依って所望の角度に調整してもよい。従って、使用するのに確実に便利である。
上記の開示は本考案の詳細な技術内容と独創的な特徴に関する。当業者は本考案の上記の開示と示唆に基づいて本考案の範囲から逸脱することなく様々な変更と置換えを想到する可能性がある。そのような変更と置換えは上記の説明において完全には開示されていないが、下記の請求項にほぼ含まれている。
2 多段ヒンジ組立体
20 ストッパー
21 スピンドル
21a 第1部分
21b 第2部分
23 弾性素子
25 第1可動部品
27 第2可動部品
29 第3可動部品
251 第1カム構造体
271 第2カム構造体

Claims (14)

  1. 第1部分と第2部分とを有するスピンドルと、
    該第1部分に装着され、軸方向の推力を該第2部分に向って提供するのに適合した弾性素子と、
    該第2部分に装着され、該弾性素子と反対側の一端に形成された第1カム構造体を備える第1可動部品と、
    該第2部分に装着され、該第1カム構造体に当接する第2カム構造体を備える第2可動部品と
    を備え、
    該第1可動部品は、該軸方向の推力を受けた時、該第1部分から離れる方向に回転することなく移動するのに適合し、一方、該第2可動部品は、該第1カム構造体からの作用に応答して移動することなく回転するのに適合している多段ヒンジ組立体。
  2. 前記スピンドルは非円形断面を有する請求項1に記載の多段ヒンジ組立体。
  3. 前記第1可動部品は前記スピンドルが挿通される第1軸方向孔を備え、前記第2可動部品は該スピンドルが挿通される第2軸方向孔を備え、該第1軸方向孔は該スピンドルの前記非円形断面と相補関係にある断面を有し、該第2軸方向孔は略円形の断面を有する請求項2に記載の多段ヒンジ組立体。
  4. 前記第1可動部品の前記第1カム構造体は1つ以上の第1傾斜面を備え、前記第2可動部品の前記第2カム構造体は1つ以上の第2傾斜面を備え、該第1傾斜面は該第2傾斜面と作用可能に係合し、該第1可動部品が回転することなく移動する時、該第2可動部品を第1位置から第2位置へ移動なく回転するよう駆動する請求項3に記載の多段ヒンジ組立体。
  5. 前記第1傾斜面は1つ以上の第1係合端を備え、前記第2傾斜面は、該第1係合端に対応し前記第2可動部品を前記第2位置に制止する1つ以上の第2係合端を備える請求項4に記載の多段ヒンジ組立体。
  6. 前記第2部分に装着され、前記第2可動部品の前記第1可動部品と反対側の一端に接続されて該第2可動部品と共に移動することなく回転可能な第3可動部品を更に備え、該第3可動部品は、前記スピンドルが挿通される略円形の断面を有する第3軸方向孔を備える請求項5に記載の多段ヒンジ組立体。
  7. 前記第2可動部品と前記第3可動部品には、互いに作用可能に係合する1つ以上の雄構造体と1つ以上の雌構造体がそれぞれ形成されている請求項6に記載の多段ヒンジ組立体。
  8. 前記雄構造体は突起であり、前記雌構造体は隣り合う2つ以上の凹部を備え、前記第3可動部品が前記第2可動部品に対して回転すると、該突起が該凹部のうち1つに結合するよう適合している請求項7に記載の多段ヒンジ組立体。
  9. 前記第3可動部品は、前記凹部の間に位置し、前記突起がその上をスライドするドーム状部を更に備える請求項8に記載の多段ヒンジ組立体。
  10. 前記第3可動部品は、前記凹部の間に位置し、前記突起が静止摩擦によりその上に位置決めされる平坦部を更に備える請求項8に記載の多段ヒンジ組立体。
  11. 前記第2可動部品と前記第3可動部品のそれぞれには、両者間の静止摩擦を提供する接触面が形成されている請求項6に記載の多段ヒンジ組立体。
  12. 前記スピンドルの前記第1部分に前記第1可動部品に対向して装着されたストッパーを更に備え、
    前記弾性素子は該スピンドルの該第1部分が挿通されたコイル状バネであり、該弾性素子の両端は該ストッパーと前記第1可動部品にそれぞれ当接する請求項5に記載の多段ヒンジ組立体。
  13. 面を有する第1本体部と、
    該第1本体部上を該面に沿ってスライド可能な第2本体部と、
    該第1本体部と該第2本体部とに接続されたスライドモジュールと、
    該第1本体部と該第2本体部とに接続された請求項1に記載の多段ヒンジ組立体と
    を備え、
    該第2本体部は、該第1本体部に対してスライドした後、移動することなく回転可能である携帯電子装置。
  14. 前記第1本体部は前記面上に配置されたキーボード組立体を備え、前記第2本体部は表示装置を備える請求項13に記載の携帯電子装置。
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