JP3153874U - 園芸用ドリップ装置 - Google Patents

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博志 政岡
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株式会社三稜精機
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【課題】点滴量の微細な調節を行うことができ、かつ、装置全体を安定的に定位置に設置し、適量の水等を所望の高さから各種の態様で滴下させることができ、しかも、使用済みのペットボトル等を用いて安価でエコ運動にも貢献できる園芸用ドリップ装置を提供する。【解決手段】上部にペットボトル等の口部に係合する水受口を設けた受水槽の底部に、1又は複数の導水管を連結し、各導水管には調節弁を取り付け、該導水管の下端近傍をノズル担子の係止部とした。【選択図】図1

Description

本考案は、使用済みのペットボトル等を用いて、草花その他の園芸植物に対して、自動的に長期間適量の水やりや液体施肥など(以下、「水等の給水」と略記する。)をすることのできる装置に関する。
従来、ペットボトルを用いて鉢植えの植物に水やりなどを行っていたものとしては、特許文献1に示す技術が知られていた。このものは、ペットボトルを倒立させ、そのキャップの天面に浸透芯材を詰め込んだ通水パイプを挿通し、そのパイプを通じてペットボトルの内容物を滴下させるように構成されており、給水される水等の点滴量は、蛇腹状部を備えた前記通水パイプの露出長さを変えることによって増減させていた。
しかし、この従来技術にあっては、キャップの天面に挿通した通水パイプの保持位置が、蛇腹状部をキャップの挿通部すなわちその天面のパイプ保持部との係合により維持されるようになっているため、係合部からは調節されない水等が漏れ出すのみならず、変更することのできる通水パイプの露出長さが、蛇腹の隣り合う山の距離に制約され、点滴量の微細な調節を行うことはできなかった。特に、長期間家を空けて、植木の水やりなどを自動的にできる装置に頼らなければならないときなどは、点滴量の微細な調節は、過大または過少な給水を嫌う植物にとっては必要不可欠な重大な問題となる。
また、この技術では、地表からパイプ先端までの高さを容易に変えることもできず、通水パイプを複数にしてさまざまな態様での給水を行なうこともできない。
実用新案登録第3129384号
本考案の技術課題は、上記先行技術が有する問題点を解決し、点滴量の微細な調節を行うことができ、かつ、そのように調節された水等を所望の高さから各種の態様で滴下させ、また、本装置全体を安定的に定位置に設置できて、安価でエコ運動にも貢献できるようにしたドリップ装置を得ることにある。
点滴量の微細な調節を行うことができ、かつ、そのように調節された水等を所望の高さから各種の態様で滴下させることができるようにするため、本考案は次の手段を採用した。
上部に水受口を設けた受水槽の底部に1又は複数の導水管を連結し、各導水管には調節弁を取り付け、該導水管の下端近傍をノズル担子の係止部とした。
導水管の露出長さなどを変えることなく、点滴量の微細な調節を容易にかつ正確に行うことができるようにするため、本考案では、調節弁を雄ねじとし、その先端を導水管の管路に当接させることができるような形にした。
製作費を押さえ安価でエコ運動にも貢献することができるようにするため、本考案は次の手段を採用した。
受水槽の水受口を使用済みのペットボトル等の口部に係合できる形にしたものを、使用済みのペットボトル等と組み合わせられるように構成した。
本装置全体を安定的に所望の位置に設置でき、かつ導水管を定位置に保持し地表から導水管先端のノズルまでの高さを極めて容易に変えることもできるようにするため、本考案は次の手段を採用した。
受水槽に支持枠を取り付け、支持枠の先端部に支持棒係合部を設けたものを、下部の両脇に回り止めフィンを具備した支持棒又は導水管を担持するノズル担子と組み合わせられるように構成した。
本考案により奏される効果を、実施例の部品符号を付して説明する。
本考案は、受水槽2の上部に水受口1が設けられてあるから、それを使用済みのペットボトル等の口部12と連結すれば該ボトルの内容物を受水槽2内に受け入れることができるし、それを水道の蛇口(図示を省略。)などと連結すれば受水槽2内に水道水などを受け入れることができる。また、受水槽2の底部9には、1又は複数の導水管3が連結されているから、調節弁4により適量に調節された給水をさまざまな態様で行なうことができる。
さらに、導水管3の下端近傍はノズル担子5の係止部10としてあるから、必要に応じて、ノズル担子5を導水管3の下端近傍に係止させ、ノズル11の先端の高さを自由に定めることができる。
また、叙上の各部品は、一体的なものとして組み立てられるから、後述する支持棒8などを用いずに、天井や敷居や窓枠等から吊り下げたり、基台に柱を立設したスタンドを準備し、その柱に懸架したりすることができる。
本考案は、調節弁4を雄ねじとし、その先端を導水管3の管路に当接させることができるようにしてあるから、捩子を回転させると、捩子はその周面のつる巻線に沿って軸方向に少しずつ前方に進む。そして、その先端は導水管3の管路に少しずつ近づき、やがて管路を少しずつ閉鎖し、最後は完全に閉鎖する。それ故、管路を流れる水等の量は微細に調節され、最後は完全にゼロにすることができる。
本考案は、受水槽2の水受口1を使用済みのペットボトル等の口部12に係合できる形にしてあるため、(水道の蛇口に連結するときは該蛇口に係合できる形にするのはいうまでもないが、)使用済みのペットボトルを用いるときは水受口1をそのボトルの口部12に適合する形にし、他の使用済みの容器を用いるときは水受口1をその容器の口部に適合する形にして、使用済みのものが再利用できるようになるから、環境保全等のエコ運動に貢献でき、合わせて製作費も節減できる。
なお、使用されるペットボトルは、280ml、350ml、500ml等のサイズのものが一般に用いられているが、最も普遍的なのは、350mlのものである。500mlのものは、小型の植木鉢用としてはあまり向いていないが、バランスを考慮して使用すれば差支えはない。
本考案は、受水槽2の支持枠6とそれに係合する支持棒8とで、本装置全体を支持できるようになっているため、支持棒8を地面に突き刺せば装置全体を所望の位置に安定的に設置することができる。
例えば、植木鉢に植えた花卉などの手入れや観賞の邪魔になるときは、植木鉢が置かれた場所に隣する地面に支持棒8を突き刺し、装置全体を植木鉢に隣接させ、導水管3のみを植木鉢の内側に引き入れて給水を行わせることができる。
支持棒8が傾くとそれが回転し装置が倒れかけることがあるが、支持棒8の下部の両脇には回り止めフィン7が具備されているから、その回転を阻止し装置を立ち位置に保持することができる。なお、支持棒が傾いて回転するのは、ペットボトル等と受水槽2の重心が支持棒8の中心線を含む鉛直面から外方へ外れたときに起こる現象であると認められる。
ノズル担子5は、ノズル11の先端が地表に接触して先端の開口部が汚染したり塞がれたりすることがないようにし、さらには、風などを受けて導水管3が揺動し水等が散逸したりするのを阻止することができる。
は、本考案の実施例の側面図である。 は、本考案の実施例を構成する各部品とそれらの部品が関連し合って組み立てられる様子を示す。 (a)、(b)は、点滴量の微細な調節を行うことができるように形作られた調節弁4の二つの実施例を示す。 (a)、(b)は、調整弁4により点適量を調節する機構を要部を断面して図解した側面図で、同図(c)は前記(b)の調整弁4の断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は、導水管3を複数にし、地表からノズル11までの高さを容易に変えてさまざまな態様での給水を行なっている本考案の使用状態を示す。
本考案の調節弁4は、公知のものでもネジ込み式であればある程度の調節はできるが、微細な調節を行うには、図3(a)、(b)又は図4(a)、(b)に示すような特製品を用いることが推奨される。導水管4の素材は、ゴムや合成樹脂などでもよいが、耐久性その他の機能からみるとシリコンチユーブが最適である。ノズル担子5の係止部10は、図面では環状の突条を示したが、ノズル担子5の担持部15が摩擦力等によって導水管4に係止できるときは、突条を設けなくとも良いのは勿論である。
図4(a)、(b)に示す導水管3は、その上端が受水槽2の底より上方に突出している。これは、ペットボトルの底に溜まった塵埃などが導水管3に吸い込まれるのを防ぐためである。導水管3の下端のノズル11の径は一般に小さいから、水等の中に不純物が含まれている場合には、この構成は特に重要なものとなる。
図3(b)又は図4(a)に示す調節弁4の雄ねじの先端は楔形にしてある。該雄ねじが当接する導水管3の管路は、図4(a)に示すように受水槽2と一体的に形成する。図3(a)又は図4(b)に示す雄ねじの先端は球面の形にしてある。該雄ねじは、弾力性のある例えばシリコンチューブの側面にソフトに当接できるように構成する。そうすれば、図4(c)に示すように、チューブを徐々に閉鎖させることができる。
なお、調節弁4は、上記二例に示す雄ねじに限らず、管路を徐々に閉鎖できるようなものでありさえすれば、公知の弁を採用しても差支えはない。
本考案は、水道の蛇口に受水槽2の水受口1を差込んで使用することもできるが、ペットボトル等と組み合わせて給水するときには、次のようにして組み立てる。(なお、水受口1の形状は、使用を予定しているペットボトル等の口部12のそれに合致するように予め整形しておかねばならない。)
まず、使用済みのペットボトル等の底に押しピン等で空気孔を開ける。次いで、その空気孔を指で塞ぎ水等を入れ、ペットボトル等の口部12に受水槽2の水受口1を差込んで(図2の矢印参照。)からそれらを倒立させ、必要箇所例えば植木鉢などの又は鉢の隣の地面上に設置する(図1を参照)。本装置を定位置に設置したまま長期間継続的に使用する場合には、前記の空気孔を大きめ(例えば、直径2〜3cmくらいの穴)にして、その孔から水差し等で追加給水をすればよい。
調節弁4に雄ねじを使用した場合の点滴量の微細な調節は、上記のようにして組み立てた後、雄ねじを、まず一度左に回して次ぎにゆっくりと右に左に回し水滴の落ちるのを目視しながらその適量を調節する。その量は勿論、給水を受ける植物の性質や灌水される地面の広さや土質などにより決められなければならないが、一般には、一分半に一滴が落ちるくらいが一応の目安となる。
本考案の支持棒8は、図2に示すように支柱13と両脇に回り止めフィン7を具備したペッグ14とから成るものとすることができる。そしてこれらは、同図に示すように差し込んで一体にし、それを支持枠6の支持棒係合部16に差し込んで組み立てる。このように構成すれば、それらは不使用時には分解できるから、装置の清拭や収納や運搬に便利になる。
ノズル担子5は、図2その他で示すように、一端を地面に突き刺せる形にし、他端の導水管3の担持部15は、導水管4の管径よりも僅か狭くした間隙から押し込めるような形にすることが望ましい。そのようにすれば、ノズル担子5が導水管3から妄りに外れなくなる。
ノズル担子5の係止部10は、担持部15からノズル11の先端までの距離の基点となるものであるから、図1、図5では、担持部15の前方(ノズル11の先端に近い側)に描いてあるが、担持部15の後方に位置させることもできる。
なお、普通一般的に用いられるノズルとしては、径が0.3mm、0.5mm、1mmのものがあり、それにより給水される水滴の大きさが決まるから、給水を受ける植物や地面の性質等を考慮し、最適の径の物が選ばれなければならない。また、一端を0.5mmの径とし他端を1mmの径としたノズルを用いれば、必要に応じ、上下を反転させて導水管3に差し込み、一個のノズルで2種の大きさの水滴を交互に得ることができる。
1 水受口
2 受水槽
3 導水管
4 調節弁
5 ノズル担子
6 支持枠
7 回り止めフィン
8 支持棒
9 受水槽の底部
10 ノズル担子の係止部
11 ノズル
12 ペットボトル等の口部
13 支柱
14 ペッグ
15 担持部
16 支持棒係合部

Claims (4)

  1. 上部に水受口を設けた受水槽の底部に1又は複数の導水管を連結し、各導水管には調節弁を取り付け、該導水管の下端近傍をノズル担子の係止部としたことを特徴とする園芸用ドリップ装置。
  2. 調節弁を雄ねじとし、その先端を導水管の管路に当接させることができるような形にしたことを特徴とする園芸用ドリップ装置。
  3. 受水槽の水受口を、使用済みのペットボトル等の口部に係合できる形にした請求項1又は請求項2に記載の園芸用ドリップ装置と、前記使用済みのペットボトル等との組み合わせからなるドリップ装置。
  4. 受水槽に支持枠を取り付け、支持枠の先端部に支持棒係合部を設けた請求項1、請求項2又は請求項3に記載の園芸用ドリップ装置と、下部の両脇に回り止めフィンを具備した前記支持棒又は導水管を担持するノズル担子との組み合わせからなるドリップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015002701A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 正仁 棚原 液体肥料用施肥装置

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