JP2012095555A - 自動潅水装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電力等の動力や水道管等の配管を必要とせずに、空きペットボトルまたはタンクを利用して、庭の樹木・草花や、ベランダ、室内などの鉢植え、家庭菜園などの任意の場所の植物に、長期間にわたり潅水できる自動潅水装置を提供する。
【解決手段】口部3を下向きにしたボトルまたはタンク内に挿入される空気チューブ4、前記ボトル等の口部3のネジに螺合されて固定されるボトルまたはタンクのキャップ部5、該ボトルまたはタンクのキャップ部5に嵌合されかつ潅水チューブ8と連通されている潅水チューブ取付け具6、および潅水チューブ取付け具6に連通するとともに中間位置に潅水流量調節具7が付設され、かつチューブ先端から前記ボトルまたはタンク内の水を流下する潅水チューブ6を有する装置1とする。
【選択図】図1
【解決手段】口部3を下向きにしたボトルまたはタンク内に挿入される空気チューブ4、前記ボトル等の口部3のネジに螺合されて固定されるボトルまたはタンクのキャップ部5、該ボトルまたはタンクのキャップ部5に嵌合されかつ潅水チューブ8と連通されている潅水チューブ取付け具6、および潅水チューブ取付け具6に連通するとともに中間位置に潅水流量調節具7が付設され、かつチューブ先端から前記ボトルまたはタンク内の水を流下する潅水チューブ6を有する装置1とする。
【選択図】図1
Description
本発明は自動潅水装置に関する。さらに詳しくは、電力などの動力や水道管などの配管を必要とすることなく、家庭や学校・工場等にある空きPETボトルや合成樹脂製や金属製の水用のタンク等を利用して、庭の樹木・草花や、ベランダ、室内などの鉢植え、家庭菜園などの任意の植物に、2〜3日間程度から1〜2週間、さらにはそれ以上(数週間から、場合により1ケ月程度など)というような長期間にわたり自動的に潅水するのに好適に用いられる自動潅水装置に関する。
従来、PETボトル(以下、ペットボトルという)などの空きボトルを利用して、自動的に鉢植えやプランターなどの植物に水やりを行う自動潅水装置に関する提案がある(特許文献1、同2)。
特許文献1で提案されている水やり装置は、以下の(a)、(b)の2つの中空パイプを組み合わせた構造のものである。
(a)中空パイプの中間部にパイプを塞ぐ内壁を設けて、その内壁には、その内壁上面と中空パイプ外周の開口部につながる空気穴と、その内壁を上下に貫通する水流路穴を設け、該空気穴の上部開口にペットボトルの長さより短めの長さの空気パイプを繋ぎ、該内壁よりも上部の開口部にパッキンとペットボトルのキャップの内ネジを設け、かつ、該内壁よりも下部の開口部にはOリングを設けて構成した内壁を有する中空パイプ、
(b)上面から下部先端の外周に設けられた数カ所の散水口につながる潅水流路孔を有し、該潅水流路には流量調節部が設けられていて、上記(a)の内壁よりも下部の開口部に固定されて植土中にさし込まれる中空パイプ、
この特許文献1で提案されている水やり装置は、空きペットボトルに水を満たし、そのキャップ部に簡易な潅水器具を取り付けて、潅水したい箇所の土中に差し込むという手軽さで使用できる利点がある。しかし、水を満たしたペットボトルの重量が大きいわりに土が軟らかいなどの理由によって安定性が悪く倒れてしまい、所望の自動潅水ができなくなり、あるいは、より長期間の自動潅水を行うために大きめのペットボトルを使用する場合等には、設置する空間の確保が難しいなどの問題があった。
(a)中空パイプの中間部にパイプを塞ぐ内壁を設けて、その内壁には、その内壁上面と中空パイプ外周の開口部につながる空気穴と、その内壁を上下に貫通する水流路穴を設け、該空気穴の上部開口にペットボトルの長さより短めの長さの空気パイプを繋ぎ、該内壁よりも上部の開口部にパッキンとペットボトルのキャップの内ネジを設け、かつ、該内壁よりも下部の開口部にはOリングを設けて構成した内壁を有する中空パイプ、
(b)上面から下部先端の外周に設けられた数カ所の散水口につながる潅水流路孔を有し、該潅水流路には流量調節部が設けられていて、上記(a)の内壁よりも下部の開口部に固定されて植土中にさし込まれる中空パイプ、
この特許文献1で提案されている水やり装置は、空きペットボトルに水を満たし、そのキャップ部に簡易な潅水器具を取り付けて、潅水したい箇所の土中に差し込むという手軽さで使用できる利点がある。しかし、水を満たしたペットボトルの重量が大きいわりに土が軟らかいなどの理由によって安定性が悪く倒れてしまい、所望の自動潅水ができなくなり、あるいは、より長期間の自動潅水を行うために大きめのペットボトルを使用する場合等には、設置する空間の確保が難しいなどの問題があった。
特に、鉢植えやプランター等では、大きなペットボトルをしっかりと固定してさし込むことができたとしても、鉢やプランターごと倒れることなどもあり、空きペットボトル等を利用して簡易に自動潅水を長期間にわたり行うことには実際には簡単にはいかない点があった。
こうした問題は、屋外の樹木、菜園などでの自動潅水の場合には、設置場所の選定が適宜にでき、また、倒れ込まなくする工夫などもいろいろと制約も少なくできることから、比較的大きくはないが、庭先の植物や、屋内外、室内、ベランダなどでの大小の植木鉢やプランターなどに対して2〜3日間程度から1〜2週間、場合により1ケ月程度などというような長期間にわたり安定して潅水を行うには限界があった。
特許文献2には、植栽の水やりを省力化し、花目を傷めず枯らさないことを目的として、ペットボトルの栓の部分にチューブとパイプを同軸上に貫通させ、内側のチューブに水を通し、外側のパイプの先端に口金を設けて、その横に空気が流入する小穴を設け、ペットボトルの中の水がチューブを通して自然落下させるようにした湿潤保持器が提案されている。さらに、水分によって著しく膨張する樹脂製のブシュを金属または樹脂製のパイプの中に密着挿入し、膨張する樹脂製のブシュの穴の中に水を通すチューブを貫通し、その端末にテーパーピンを挿入しそのテーパーピンとチューブの内壁の隙間を通る水を湿度検知栓で検知し、その検知した周囲の湿度で落下水量を制御する機能を有する湿潤保持器が提案されている。
しかし、この特許文献2の提案によるものは、希望する量の潅水を自動的かつ希望するレベルで長期間にわたって潅水を自動的に行うには不十分であり、特に少量の潅水を行っただけでも湿度が高いと判断されてしまえば、その後の潅水ができない等の不都合があった。
上述したような点に鑑み、本発明の目的は、電力などの動力や水道管などの配管を必要とすることなく、家庭などにあるペットボトルの空きボトルや水用タンクなどを利用して、庭の樹木・草花や、ベランダ、室内などの鉢植え、家庭菜園などの任意の植物に2〜3日間程度から1〜2週間など、さらにはそれ以上の長期間にわたり、所望する潅水量で自動的に潅水するのに好適に用いられる自動潅水装置を提供することにある。
上述した目的を達成する本発明の自動潅水装置は、以下の(1)の構成を有する。
(1)口部を下向きにしたボトルまたはタンク内に挿入される空気チューブ、前記ボトルまたはタンクの口部のネジに螺合されて固定されるボトルまたはタンクのキャップ部、該ボトルまたはタンクキャップ部に嵌合されかつ潅水チューブと連通されている潅水チューブ取付け部、および該潅水チューブ取付け部に連通するとともに中間位置に潅水流量調節具が付設され、かつチューブ先端から前記ボトルまたはタンク内の水を流下する潅水チューブを有する自動潅水装置であり、
(a)前記空気チューブは、上方端部に逆止弁が付設されるとともに、下方端部は前記ボトルまたはタンクの頭部側面に開口している空気流入孔と連通し、
(b)前記ボトルまたはタンクのキャップ部は、頭部頂部に該ボトルまたはタンク内の水を前記潅水チューブに導く水流通路を有し、
(c)前記潅水チューブ取付け部は、前記ボトルまたはタンクのキャップ部に嵌合された状態を維持した状態で、該ボトルまたはタンクのキャップの頭部側面に開口している前記空気流入孔を開口または閉鎖させる機構を有し、
(d)前記潅水チューブの先端には、該潅水チューブの先端を潅水させる任意の場所に向けて固定する先端固定具を有する、
ことを特徴とする自動潅水装置。
(1)口部を下向きにしたボトルまたはタンク内に挿入される空気チューブ、前記ボトルまたはタンクの口部のネジに螺合されて固定されるボトルまたはタンクのキャップ部、該ボトルまたはタンクキャップ部に嵌合されかつ潅水チューブと連通されている潅水チューブ取付け部、および該潅水チューブ取付け部に連通するとともに中間位置に潅水流量調節具が付設され、かつチューブ先端から前記ボトルまたはタンク内の水を流下する潅水チューブを有する自動潅水装置であり、
(a)前記空気チューブは、上方端部に逆止弁が付設されるとともに、下方端部は前記ボトルまたはタンクの頭部側面に開口している空気流入孔と連通し、
(b)前記ボトルまたはタンクのキャップ部は、頭部頂部に該ボトルまたはタンク内の水を前記潅水チューブに導く水流通路を有し、
(c)前記潅水チューブ取付け部は、前記ボトルまたはタンクのキャップ部に嵌合された状態を維持した状態で、該ボトルまたはタンクのキャップの頭部側面に開口している前記空気流入孔を開口または閉鎖させる機構を有し、
(d)前記潅水チューブの先端には、該潅水チューブの先端を潅水させる任意の場所に向けて固定する先端固定具を有する、
ことを特徴とする自動潅水装置。
かかる本発明の自動潅水装置において、好ましくは、さらに以下の(2)〜(6)のいずれかの構成を有するものである。
(2)ボトルまたはタンクの首部を下向きにして該ボトルまたはタンクを保持するボトルまたはタンク受け穴を有するボトルまたはタンク受けシート、該ボトルまたはタンク受けシートの端部が固定される支持枠連結棒、該支持枠連結棒の上下の端部がそれぞれ固定されるボトルまたはタンクの支持上枠と支持下枠を有して構成されたボトルまたはタンクの支持骨格により、該ボトルまたはタンクが保持されるように構成されてなることを特徴とする上記(1)記載の自動潅水装置。
(3)前記ボトルまたはタンクの支持上枠が前記ボトルまたはタンクを側面から支えるボトルまたはタンク支持舌部を有し、前記ボトルまたはタンクの支持下枠が脚固定部を有してなることを特徴とする上記(2)記載の自動潅水装置。
(4)複数個のボトルまたはタンクが使用され、それぞれのボトルまたはタンクに対応した複数個の前記潅水チューブ取付け具から延びる複数本の前記潅水チューブが合流されて1本の潅水チューブとされて、該1本の潅水チューブにより前記先端固定具側に潅水が流下するように構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の自動潅水装置。
(5)一つの前記潅水チューブ取付け具から複数本の潅水チューブが延び、それぞれの潅水チューブによって複数個の前記先端固定具側に潅水が流下するように構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の自動潅水装置。
(6)一つの前記ボトルまたはタンクに複数の口部が設けられ、それぞれの口部に対応して前記潅水チューブ取付け具と前記潅水チューブが取り付けられるように構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の自動潅水装置。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載の自動潅水装置が、各構成部品単位で分けられて、全体が一つの組立てキットとして製品化されてなることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の自動潅水装置組立てキット。
(2)ボトルまたはタンクの首部を下向きにして該ボトルまたはタンクを保持するボトルまたはタンク受け穴を有するボトルまたはタンク受けシート、該ボトルまたはタンク受けシートの端部が固定される支持枠連結棒、該支持枠連結棒の上下の端部がそれぞれ固定されるボトルまたはタンクの支持上枠と支持下枠を有して構成されたボトルまたはタンクの支持骨格により、該ボトルまたはタンクが保持されるように構成されてなることを特徴とする上記(1)記載の自動潅水装置。
(3)前記ボトルまたはタンクの支持上枠が前記ボトルまたはタンクを側面から支えるボトルまたはタンク支持舌部を有し、前記ボトルまたはタンクの支持下枠が脚固定部を有してなることを特徴とする上記(2)記載の自動潅水装置。
(4)複数個のボトルまたはタンクが使用され、それぞれのボトルまたはタンクに対応した複数個の前記潅水チューブ取付け具から延びる複数本の前記潅水チューブが合流されて1本の潅水チューブとされて、該1本の潅水チューブにより前記先端固定具側に潅水が流下するように構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の自動潅水装置。
(5)一つの前記潅水チューブ取付け具から複数本の潅水チューブが延び、それぞれの潅水チューブによって複数個の前記先端固定具側に潅水が流下するように構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の自動潅水装置。
(6)一つの前記ボトルまたはタンクに複数の口部が設けられ、それぞれの口部に対応して前記潅水チューブ取付け具と前記潅水チューブが取り付けられるように構成されてなることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の自動潅水装置。
(7)上記(1)〜(6)のいずれかに記載の自動潅水装置が、各構成部品単位で分けられて、全体が一つの組立てキットとして製品化されてなることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の自動潅水装置組立てキット。
請求項1にかかる本発明の自動潅水装置によれば、電力などの動力や水道管などの配管を必要とすることなく、家庭等にある空きペットボトルまたは水用のタンクなどを利用して、庭の樹木・草花や、ベランダ、室内などの鉢植え、家庭菜園などの任意の植物に、2〜3日間程度から1〜2週間、あるいはそれ以上などの長期間にわたり所望する潅水量となるように調節してかつ所望する潅水位置に自動的に潅水をすることのできる自動潅水装置が提供されるものである。
請求項2にかかる本発明の自動潅水装置によれば、請求項1にかかる自動潅水装置の効果を有する他に、さらに、大量の水が入れられた比較的重いペットボトルまたはタンクをセットした場合等でも、安定して該ペットボトルまたはタンクの保持ができて、より長期間にわたって自動的に所望の潅水を行うことを実現する自動潅水装置を提供することができる。
請求項3にかかる本発明の自動潅水装置によれば、請求項2にかかる自動潅水装置の効果を有する他に、さらに、高い空間位置に安定してセットすることが可能であり、自然の滴下による自動潅水を確実に安定して行うことができる。
請求項4にかかる本発明の自動潅水装置によれば、請求項1にかかる自動潅水装置の効果を有する他に、さらに、長期間にわたって自動潅水を確実に安定して行うことができる。
請求項5にかかる本発明の自動潅水装置によれば、請求項1にかかる自動潅水装置の効果を有する他に、さらに、一つのペットボトルまたはタンクを持つ自動潅水装置を用いて、複数の自動潅水を希望する場所に対して確実に安定して自動潅水を行うことができる。
請求項6にかかる本発明の自動潅水装置によれば、請求項1にかかる自動潅水装置の効果を有する他に、さらに、大容量の一つのペットボトルまたはタンクを持つ自動潅水装置を用いて、複数の自動潅水を希望する場所に対して確実に安定して自動潅水を行うことができ、特に、使用を所望する一部の口部からだけ潅水チューブを使用して自動潅水をすることができるので、所望に応じた長期で確実な自動潅水ができる。
請求項7にかかる本発明の自動潅水装置組立てキットによれば、請求項1から同6のいずれかにかかる自動潅水装置の効果を有する他に、さらに、使用者は不使用時には分解して保管し、使用時には適宜に組立てて使用することができる便利なものである。
以下、更に詳しく本発明の自動潅水装置について、図面などを参照しながら説明する。
本発明において、ボトルとは、代表的には飲料水用や食品用のペットボトルの空きボトルなどを言い、口部にはその容量、寸法などに対応した一定の規格の雄ねじが刻まれている。ボトル2の容量は、200cc程度から500cc程度、1000cc、1500ccなどのもの、さらに、5リットル、10リットル、20リットル程度などの大型のものであってもよい。また、タンクとは、合成樹脂や金属などで成形された水や石油など液体用のタンクを言い、口部にはその容量、寸法などに対応した一定の規格の雄ねじが刻まれている。外形はほぼ直方体状のものが代表例であり、容量は1リットル、2リットルなどのなどの比較的小型のもの、さらに、5リットル、10リットル、20リットル程度などの大型のものであってもよい。
なお、以下の説明では、ボトルまたはタンクを総称してボトル等ということがある。
図1は、本発明にかかる自動潅水装置1の実施例の要部を説明する概略図である。
本発明にかかる自動潅水装置1は、ボトルまたはタンクの口部3を下向きにしたボトルまたはタンク2内に挿入される空気チューブ4、ボトルまたはタンクの口部3のネジに螺合されて固定されるボトルまたはタンクのキャップ部5、ボトルまたはタンクのキャップ部5に嵌合されかつ潅水チューブ8と連通されている潅水チューブ取付け部6、および該潅水チューブ取付け部6に連通するとともに中間位置に潅水流量調節具7が付設され、かつチューブ先端からボトルまたはタンク2内の水を流下する潅水チューブ8を有するものである。そして、このような構成のもとで、さらに、
(a)空気チューブ4は、その上方端部に逆止弁9が付設されるとともに、下方端部は前記ボトル等のキャップ部5の頭部側面に開口している空気流入孔10と連通し、
(b)ボトル等のキャップ部5は、その頭部頂部にボトルまたはタンク2内の水を潅水チューブ8に導く水流通路12を有し、
(c)潅水チューブ取付け具7は、ボトルまたはタンクのキャップ部5に嵌合された状態を維持した状態で、前記ボトルまたはタンクのキャップ部5の頭部側面に開口している空気流入孔10を開口または閉鎖させる機構を有し、
(d)潅水チューブ8の先端には、潅水チューブ8の先端を潅水をさせたい任意の場所に向けて固定する先端固定具11を有する、
ことを特徴とする。
(a)空気チューブ4は、その上方端部に逆止弁9が付設されるとともに、下方端部は前記ボトル等のキャップ部5の頭部側面に開口している空気流入孔10と連通し、
(b)ボトル等のキャップ部5は、その頭部頂部にボトルまたはタンク2内の水を潅水チューブ8に導く水流通路12を有し、
(c)潅水チューブ取付け具7は、ボトルまたはタンクのキャップ部5に嵌合された状態を維持した状態で、前記ボトルまたはタンクのキャップ部5の頭部側面に開口している空気流入孔10を開口または閉鎖させる機構を有し、
(d)潅水チューブ8の先端には、潅水チューブ8の先端を潅水をさせたい任意の場所に向けて固定する先端固定具11を有する、
ことを特徴とする。
ボトルまたはタンクのキャップ部5には、その頭部頂部にボトルまたはタンク2内の水を潅水チューブ8に導いていく水流通路12を有し、また、その頭部側面に開口している空気流入孔10を有している。水流通路12は、流水量をある程度大きくするために、複数本を設けるのがよい。空気流入孔10は、パイプ取付け管15を介して、ボトルまたはタンクの口部3からボトルまたはタンク2内に挿入されて上方に延びる空気チューブ4に連通している。空気チューブ4の上端には逆止弁9が設けられ、該逆止弁9の機能は、その外側からの水の流入は防止しパイプ側からの空気は外部に放出する機能を有するものであり、その先端が図1に示したように空中にあるとき、あるいは、水中にあるときのいずれでも該機能を有する。
ボトルまたはタンクのキャップ部5は、その内側に、前述したボトルまたはタンクの口部3の雄ねじと螺合されて固定される雌ねじが刻まれている。また、その頭側円周には2本以上のパッキン13、14が、少なくとも空気流入口10を中間にして嵌合されている。
潅水チューブ取付け具6は、ボトルまたはタンクのキャップ部5のパッキン13、14が嵌合されている頭部頂部と嵌合可能なボトルまたはタンクのキャップ嵌合凹部16を有し、ボトルまたはタンクのキャップ嵌合凹部16は、その嵌合に際して、2段階の嵌合位置で差し込むことができて、深く差し込んだときは空気流入口10を塞いでボトルまたはタンク2内への空気流入が止まり、浅く差し込んだときは、空気流入口10を塞ぐことなくボトルまたはタンク2内への空気流入が可能になるように形成されている。潅水チューブ取付け具6の底部には、ボトルまたはタンクのキャップ嵌合凹部16に連通して潅水チューブ嵌入孔17が穿孔されていて、潅水チューブ嵌入孔17に潅水チューブ8の上部先端が差し込まれて固定されるようにされている。このように構成することにより、潅水チューブ取付け具6を空気流入口10が開口された位置にしたときにはボトルまたはタンク2内の水は潅水チューブ8に流下するのである。
潅水チューブ8は、その中間位置に潅水流量調節具7が付設され、その下部先端からはボトル等2内から流下してきた潅水を流出できるように構成されている。
潅水流量調節具7は、特に構造が限定されるものではないが、潅水チューブ8の外側から物理的な作用を与えることによりチューブ内の流路の横断面積を、該潅水流量調節具7の付設箇所で調整できる機能を有するものであることが好ましく、かつ、その横断面積の調整(調節流路の閉塞のレベルの調整)が手指などにより簡単に可能であり、かつその調整したレベルが経時によって変動しない構造のものであることが重要である。例えば、図1に外観を示したような、手指で回転させるローラ77の位置によって流路断面積を調整することができる医療分野で点滴をする際等に使用されるローラクランプ方式のものなど(例えば、特開平1−293879合公報に記載されているものなど)を好ましく使用できる。
潅水チューブ8の先端には、先端固定具11が嵌合され、その先端固定具11を使用して潅水チューブ8の先端部を潅水させたい箇所に向けて固定をする。
先端固定具11の形状は、特に限定されないが、例えば図1に示したような潅水チューブ8内に差し込まれてかつ一部が切り欠かれていてチューブ内で潅水流路を確保しているチューブ差込み部11a、地表面に接して安定を保つ板部11b、および地中に差し込まれる地中差込み棒11cとからなるものは、潅水の流れる様子が目で確認でき、かつ先端部で異物などにより潅水流路が閉塞されることなく良好に確保されることから長期の潅水に好適である。また、その他には、先端をクリップなどで希望する箇所に留めるような態様のものでもよい。図1に示したものは、クリップで留めるような場合にも板部11bを留めればよいので便利である。
上記の構造において、各構成部材は、従来から知られている合成樹脂製の成形品や合成樹脂製のチューブなどを用いて構成すればよい。なお、潅水チューブ8は、上述したローラクランプ方式の潅水流量調整具7が良好に利用できるように、また狭い場所での使用や潅水場所の遠近にも対応して使用できるように、側面方向からの外力により潰すことが簡単にできて、また全体の可撓性や内部の視認性などでも優れている比較的肉厚の透明なビニールパイプなどを使用するのがよい。
上記では本発明の自動潅水装置におけるボトル等2から先端固定具11までの水の流れや各部材間の関係について説明したが、以下では、ボトル等の保持方法や装置の設置方法の好ましい例について図面等を参照して説明をする。
水を満たしたボトル等2の重量は、前述した容量に対応して、数100グラムから0.5kg程度、さらには1kgから数kg程度、さらに場合によって5kg〜10kg程度となる。こうしたボトル等を、そのボトル等の首部を下向きにして自動潅水装置に設置するが、図2に示したようなボトルまたはタンクの支持骨格101を利用するのが好ましい。
ボトルまたはタンクの支持骨格101は、ボトルまたはタンク2を保持するボトルまたはタンク受け穴109を中心部に有するボトルまたはタンク受けシート105、ボトルまたはタンク受けシート105の腕部の端部近傍に設けられた穴部に挿通してボトルまたはタンク受けシート105を固定する上下支持枠連結棒104、上下支持枠連結棒104の上下の端部がそれぞれ嵌合固定されるボトルまたはタンクの支持上枠102とボトルまたはタンクの支持下枠103を有して構成されている。
ボトルまたはタンク受けシート105は、比較的弾力性に富む合成ゴム製の厚さ数mm〜5mm程度の成形シートからなり、その平面形状は全体外形が略Yの字形などであり、中心部にボトルまたはタンクの首部を挿通させて保持するボトルまたはタンク受け穴109が穿孔され、さらに、中心部から等間隔をなして外周側に放射状に延びる複数本の腕部(全体外形が略Yの字形であれば、3本の腕部)を有している。その各腕部の先端部の近傍には穴が設けられ、該穴部に硬質の合成樹脂からなる上下支持枠連結棒104が挿通し、上下支持枠連結棒104の上端がボトルまたはタンクの支持枠102に設けられた穴部(図示せず)と嵌合され、上下支持枠連結棒104の下端がボトルまたはタンクの支持下枠103の穴部(図示せず)と嵌合されて骨格が形成される。
ボトルまたはタンクの支持上枠102、ボトルまたはタンクの支持下枠103は、例えば、それぞれ硬質の合成樹脂からなり、図2に示したボトルまたはタンクの支持上枠厚さt1、ボトルまたはタンクの支持下枠の厚さt2がいずれも1mm〜数mmの円管状であることが好ましい。ボトルまたはタンクの支持上枠長さL1は2〜5cm程度、ボトルまたはタンクの支持下枠の長さL2は4〜8cm程度で構成するのが、容量が2リットルないしは5リットル程度までのボトルを使用する場合に好ましい。
ボトルまたはタンクの支持上枠102の内周側には、ボトルまたはタンクの支持上枠102の上縁位置または/および下縁位置において中心軸方向に1〜2.5cm程度延びて存在するボトルまたはタンク支持舌部107が周方向に略等間隔で設けられていることが好ましい。このボトルまたはタンク支持舌部107は、厚さが0.5mm〜数mm程度で比較的薄く上下方向にある程度の可撓性を有するように形成されている。このボトルまたはタンク支持舌部107が、ボトルまたはタンク2の外周面に適宜にその先端部を接して、ボトルまたはタンク2を周側面の複数箇所から中心軸方向に向かって支える。ボトルまたはタンク支持舌部107は、ボトルまたはタンク支持上枠102と同一の硬質の合成樹脂材料で一体として成形されればよく、多少の可撓性と強度、耐久性を有することから、ボトルまたはタンクの外形(断面形状が円形、多角形等)に適宜に沿ってまたボトルまたはタンクの多少の傾きなども吸収して水の入ったかつ上下逆さまの状態のボトルまたはタンクを良好に保持するものである。
ボトルまたはタンクの支持下枠103には、脚柱106などの脚部を嵌合によって固定することができる脚固定部108が設けられている。脚固定部108は複数個設けられることが一般的であり、図2に示した態様では、上下支持枠連結棒104が嵌合する凸部の中間の下縁寄りに、合計3箇所設けられているものである。
通常は、この脚部たる脚柱106の3本によって、ボトルまたはタンクの支持骨格101にセットされたボトルまたはタンクを高い位置に保持させる。ただし、適宜の脚を有する台などを利用することにより、脚柱固定部108に脚柱106を嵌合させずに使用してもよい。
脚固定部108は、図2に示したように、直接、脚柱106が嵌合されてボトルまたはタンクの支持骨格101に自立を可能にさせる脚部が設けられる場合と、図3、図4に示したように、台座201の上面に設けられたボトル等支持骨格嵌合部202が嵌合されて、該台座201の水平方向の周縁部に設けられた脚固定部208に脚柱206などの脚部を嵌合により固定することによって、複数のボトル等の支持骨格101を共通の台座201上に並列させて載置して、自立を可能にする場合などがある。図3、図45は、所謂4連式の台座201を例示したが、4連の場合だけに限られず、2連式、3連式、さらに5連式、さらにそれ以上と多くてもよいものである。このような台座201を使用すると、図2に示したボトル等の支持骨格101を、そのままの形態で、所望する単数ないし複数個(例えば、4連式の台座を使用すると、1個から4個まで)を並置して使用することができる。
脚柱106、206は、硬質の合成樹脂からなる平版棒状のものなどで形成するのがよい。脚柱106、206は適宜に土中に差し込まれて、あるいは地表面や床面に脚柱が載置されて、全体を安定にして、ボトルまたはタンクを高い位置に保持して自動潅水装置の長期の使用を促進する。
ボトル等は、潅水チューブの1ラインについて1個である必要はなく、図5に示したように複数個を用いてもよい。すなわち、複数個のボトル等2を使用して、それぞれのボトルまたはタンクに対応した複数個の潅水チューブ取付け具から延びる複数本の潅水チューブを合流させて1本の潅水チューブにして、その1本の潅水チューブにより潅水が流下するように構成した態様である。このように構成すると、潅水に使用する水の全体量を多くすることができ、自動潅水させる水量と期間を倍増させることができる。
また、図6に示したように、ボトル等を大容量のものとして、その場合、それに応じてボトルキャップ部5などの寸法も大きいので、一つの潅水チューブ取付け具6から複数の潅水チューブ8を延ばして複数箇所を同時に自動潅水するように構成することも好ましい。特に、この構成は、共通する大容量のボトル等から潅水量の相違する複数の自動潅水を行いたいときに有効であり、一つ一つの潅水流量調節具を所望に合わせて調整することが重要である。
また、図7は、例えば、20リットルなどの大型のタンク302に複数の口部を設けて、各口部に図1などに示した自動潅水装置1を設置できるようにしたものである。複数の口部のうち、使用しないものにはプラグキャップ303を使用して密栓しておくことができる。脚柱306は、大容量のタンク302に見合うような頑丈なものを構成するのがよい。このような構成にすると、タンクが大容量であることと、使用することを所望する一部(または全部)の口部から潅水チューブを使って自動潅水をすることができるので、所望に応じた長期で確実な自動潅水をすることができる。この場合、20リットルなどの大型のタンク302は、形態的にはボトル状のものである必要はなく、口部以外に、蝶番式で開閉できる蓋を有した開口を持っているものであってもよい。
本発明者らの検討によれば、植物の種類・大きさ、土質、天候、気温、季節などにもよるが、一般に1.5リットルのペットボトル1個を満水状態にして、図1に示した1ラインの潅水チューブを有する本発明の自動潅水装置に設置して自動潅水を行わせる場合、2〜3日間の自動潅水は十分に可能なものであった。したがって、更に大容量のボトルまたはタンクを使用すれば、それ以上の自動潅水を行うことが十分にできる。
そして、図3〜図7に示したように、複数個のボトル等を並列的に設置して使用することにより、あるいは大きなボトル等を設置することにより、潅水水量を大幅にアップすることができ、より長期間にわたって適正に制御された自動潅水を実現することができる。
この長期間にわたって適正な潅水を自動的に行うようにするポイントは、より精度の良い潅水流量調節具を使用することによって、単位時間当たりの流量を従来に増して正確にコントロールすることである。
本発明の自動潅水装置は、構成部品の全体が、組立てられる以前の状態のままで一つの組立てキットとして販売されることも好ましい。購入者は自分で組立てるという作業を楽しむこともでき、また、不使用時の収納・保管、運搬時など、構成部品単位に分解されている状態であると、より簡単に行うことができる。
1:自動潅水装置
2:ボトルまたはタンク
3:ボトルまたはタンクの口部
4:空気チューブ
5:ボトルまたはタンクのキャップ部
6:潅水チューブ取付け具
7:潅水流量調節具
8:潅水チューブ
9:逆止弁
10:空気流入口
11:先端固定具
11a:チューブ差込み部
11b:板部
11c:地中差込み棒
12:水流通路
13:パッキン
14:パッキン
15:パイプ取付け管
16:ボトルまたはタンクのキャップ嵌合凹部
17:潅水チューブ嵌入孔
77:ローラ
101:ボトルまたはタンクの支持骨格
102:ボトルまたはタンクの支持上枠
103:ボトルまたはタンクの支持下枠
104:上下支持枠連結棒
105:ボトルまたはタンク受けシート
106、206、306:脚柱
107:ボトルまたはタンク支持舌部
108:脚固定部
109:ボトルまたはタンク受け穴
201、301:台座
202:ボトル等支持骨格嵌合部
208:脚固定部
303:プラグ栓
2:ボトルまたはタンク
3:ボトルまたはタンクの口部
4:空気チューブ
5:ボトルまたはタンクのキャップ部
6:潅水チューブ取付け具
7:潅水流量調節具
8:潅水チューブ
9:逆止弁
10:空気流入口
11:先端固定具
11a:チューブ差込み部
11b:板部
11c:地中差込み棒
12:水流通路
13:パッキン
14:パッキン
15:パイプ取付け管
16:ボトルまたはタンクのキャップ嵌合凹部
17:潅水チューブ嵌入孔
77:ローラ
101:ボトルまたはタンクの支持骨格
102:ボトルまたはタンクの支持上枠
103:ボトルまたはタンクの支持下枠
104:上下支持枠連結棒
105:ボトルまたはタンク受けシート
106、206、306:脚柱
107:ボトルまたはタンク支持舌部
108:脚固定部
109:ボトルまたはタンク受け穴
201、301:台座
202:ボトル等支持骨格嵌合部
208:脚固定部
303:プラグ栓
Claims (7)
- 口部を下向きにしたボトルまたはタンク内に挿入される空気チューブ、前記ボトルまたはタンクの口部のネジに螺合されて固定されるボトルまたはタンクのキャップ部、該ボトルまたはタンクのキャップ部に嵌合されかつ潅水チューブと連通されている潅水チューブ取付け具、および該潅水チューブ取付け具に連通するとともに中間位置に潅水流量調節具が付設され、かつチューブ先端から前記ボトルまたはタンク内の水を流下する潅水チューブを有する自動潅水装置であり、
(a)前記空気チューブは、上方端部に逆止弁が付設されるとともに、下方端部は前記ボトルまたはタンクのキャップの頭部側面に開口している空気流入孔と連通し、
(b)前記ボトルまたはタンクのキャップ部は、頭部頂部に該ボトルまたはタンク内の水を前記潅水チューブに導く水流通路を有し、
(c)前記潅水チューブ取付け具は、前記ボトルまたはタンクのキャップ部に嵌合された状態を維持した状態で、該ボトルまたはタンクのキャップ部の頭部側面に開口している前記空気流入孔を開口または閉鎖させる機構を有し、
(d)前記潅水チューブの先端には、該潅水チューブの先端を潅水させる任意の場所に向けて固定する先端固定具を有する、
ことを特徴とする自動潅水装置。 - ボトルまたはタンクの首部を下向きにして該ボトルまたはタンクを保持するボトルまたはタンク受け穴を有するボトルまたはタンク受けシート、該ボトルまたはタンク受けシートの端部が固定される支持枠連結棒、該支持枠連結棒の上下の端部がそれぞれ固定されるボトルまたはタンクの支持上枠と支持下枠を有して構成されたボトルまたはタンクの支持骨格により、該ボトルまたはタンクが保持されるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載の自動潅水装置。
- 前記ボトルまたはタンクの支持上枠が前記ボトルまたはタンクを側面から支えるボトルまたはタンク支持舌部を有し、前記ボトルまたはタンクの支持下枠が脚固定部を有してなることを特徴とする請求項2記載の自動潅水装置。
- 複数個のボトルまたはタンクが使用され、それぞれのボトルまたはタンクに対応した複数個の前記潅水チューブ取付け具から延びる複数本の前記潅水チューブが合流されて1本の潅水チューブとされて、該1本の潅水チューブにより前記先端固定具側に潅水が流下するように構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動潅水装置。
- 一つの前記潅水チューブ取付け具から複数本の潅水チューブが延び、それぞれの潅水チューブによって複数個の前記先端固定具側に潅水が流下するように構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動潅水装置。
- 一つの前記ボトルまたはタンクに複数の口部が設けられ、それぞれの口部に対応して潅水チューブ取付け具と潅水チューブが取り付けられるように構成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動潅水装置。
- 請求項1〜6のいずれかに記載の自動潅水装置が、各構成部品単位で分けられて、全体が一つの組立てキットとして製品化されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の自動潅水装置組立てキット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244141A JP2012095555A (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 自動潅水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010244141A JP2012095555A (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 自動潅水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012095555A true JP2012095555A (ja) | 2012-05-24 |
Family
ID=46388264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010244141A Pending JP2012095555A (ja) | 2010-10-29 | 2010-10-29 | 自動潅水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012095555A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200480678Y1 (ko) * | 2015-11-23 | 2016-06-23 | 이양희 | 무동력 자동급수기 |
KR20190016892A (ko) * | 2017-08-09 | 2019-02-19 | 고려대학교 산학협력단 | 광릉왕모기 대량 사육 시스템 |
CN118140782A (zh) * | 2024-04-25 | 2024-06-07 | 广州怡景园林工程有限公司 | 一种园林绿地节水灌溉装置 |
-
2010
- 2010-10-29 JP JP2010244141A patent/JP2012095555A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200480678Y1 (ko) * | 2015-11-23 | 2016-06-23 | 이양희 | 무동력 자동급수기 |
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KR102201230B1 (ko) * | 2017-08-09 | 2021-01-11 | 고려대학교 산학협력단 | 광릉왕모기 대량 사육 시스템 |
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