JP3153591U - 断熱材 - Google Patents

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剛志 栗田
剛志 栗田
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Abstract

【課題】断熱性能が経時で劣化するのを抑制し、長期に亘り安定した断熱性能を発揮する断熱材を提供する。【解決手段】断熱材は、板状の合成樹脂発泡体10の両面に面材が積層されてなる断熱材であって、該面材は、該発泡体側から少なくとも合成樹脂フィルム30、金属箔20の順で積層する。また、前記合成樹脂発泡体には、硬質ポリウレタンフォームを使用する。【選択図】図1

Description

本考案は、断熱材に関するものである。
近年、地球環境問題である温暖化対策として、省エネルギー化を推進する動きが活発になっており、優れた断熱性能を有する断熱材が求められている。その中で、例えば特許文献1に記載されているような硬質ポリウレタンフォームを利用した断熱材が、断熱性、成形性、自己接着性に優れるため住宅や冷凍冷蔵倉庫の建築物、自動販売機や冷蔵庫の機器類の各種断熱材として使用されている。
特開2005−169699号公報
しかしながら、特許文献1記載の断熱材は、硬質ポリウレタンフォームの両面に面材が設けられているが、この面材が合成樹脂フィルムに紙が積層されたものであり、その結果、硬質ポリウレタンフォームのセル内に内包する発泡剤が経時で面材中の紙を介して大気中の空気と置換する為、断熱性能が劣化してしまう問題があった。
そこで、本考案は、断熱性能が経時で劣化するのを抑制し、長期に亘り安定した断熱性能を発揮する断熱材を提供することを目的とする。
即ち、本考案の断熱材は、板状の合成樹脂発泡体の両面に面材が積層されてなる断熱材であって、該面材は、該発泡体側から少なくとも合成樹脂フィルム、金属箔の順で積層されてなるものであることを特徴とする。また、前記合成樹脂発泡体が、硬質ポリウレタンフォームであることを特徴とする。
本考案は、断熱性能が経時で劣化するのを抑制し、長期に亘り安定した断熱性能を発揮する断熱材を提供することが出来る。
実施例1の断熱材を説明する図である。 実施例2の断熱材を説明する図である。 実施例1および2の断熱材を製造するための装置である。 比較例1の断熱材を説明する図である。
本考案の断熱材は、板状の合成樹脂発泡体の両面に面材が積層されてなる断熱材であって、該面材は、該発泡体側から少なくとも合成樹脂フィルム、金属箔の順で積層されてなるものであることを特徴とする。
本考案の面材は、該発泡体側から少なくとも合成樹脂フィルム、金属箔の順で積層されてなるものである。金属箔は、ガスバリアー性に優れるので硬質ポリウレタンフォームのセル内に内包する発泡剤が経時で大気中の空気と置換するのを抑制出来るので、該フォームと接触する位置に面材としての金属箔を設けるのが望ましい。ところが、硬質ポリウレタンフォームの持つ自己接着性を利用して連続的に一体成形する際、金属箔単独では箔自身が切れたり、硬質ポリウレタンフォームとの接着力が安定しない場合があるので、該フォームと金属箔の間に合成樹脂フィルムを設ける。但し、該フォームのセル内に内包する発泡剤が、合成樹脂フィルムを介して空気と置換しないように薄い合成樹脂フィルムを設けるのが好ましく、具体的には、10〜50μmの薄い合成樹脂フィルムが好ましい。
また、本考案の面材は、発泡体側から少なくとも合成樹脂フィルム、金属箔の順で積層されているものであるが、金属箔上に合成樹脂フィルム、紙、金属箔等を単独または複数組み合わせて積層させてもよい。尚、本考案の面材として紙を設けることにより、断熱材としての反りを防止したり、剛性を高めることができる。
本考案の合成樹脂フィルムとしては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等のポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム等が挙げられる。そして、硬質ポリウレタンフォームとの接着性力をより一層安定化させるために、例えばコロナ処理等を行ってもよい。また、金属箔としては、アルミ箔、銅箔、鉄箔、鉛箔等が挙げられ、軽量であるアルミ箔が好ましく使用出来る。紙としては、クラフト紙、ライナー紙、炭酸カルシウム紙、ガラスペーパー、紙状の不織布等が挙げられる。
本考案の板状の合成樹脂発泡体としては、硬質ポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム等が挙げられる。該合成樹脂発泡体の厚みは10〜100mmの範囲のものがよく、密度としては25〜50kg/mのものがよい。
本考案の断熱材を製造する方法は、例えば図3に示すインバース式に構成された連続製造装置によって製造される。また、このインバース式に限らず、断熱材を連続生産出来る方法であれば採用することができる。
(実施例1)
厚みが15μmのポリエチレンフィルム、厚みが7μmのアルミ箔、厚みが15μmのポリエチレンフィルム、目付が140g/mのクラフト紙、厚みが15μmのポリエチレンフィルムの順で積層させた面材を製造した。続いて、図3に示すような連続製造装置を用いて、該面材上にウレタン樹脂を塗布し、発泡させながら同様の面材を積層させ、Wコンベアで所望厚みに成形され、キュアオーブンで発泡を終了させ、サイドカット、続いてクロスカットし、図1に示すように表裏両面に面材が積層された硬質ポリウレタンフォームであって、面材が発泡体側からポリエチレンフィルム、アルミ箔、ポリエチレンフィルム、クラフト紙、ポリエチレンフィルムの順で積層されてなり、厚さが30mmの断熱材を製造した。
続いて、得られた断熱材の熱伝導率について、以下の方法で評価を行った。
(熱伝導率)
得られた断熱材を標準温度状態3級、標準湿度状態3級で保管し、製造1日後、JIS A−1412に示される熱流計法により英弘精機社製のオートλ(HC−074)を用いて、平均温度23℃の環境下で測定したものを初期値とし、同条件下で1年間保管後、測定したものを経時値とした。
その結果、実施例1で得られた断熱材の熱伝導率は、初期値が0.0201W/m・Kであり、経時値が0.0207であった。
(実施例2)
厚みが15μmのポリエチレンフィルム、厚みが7μmのアルミ箔、厚みが15μmのポリエチレンフィルム、目付が140g/mのクラフト紙、厚みが15μmのポリエチレンフィルム、厚みが7μmのアルミ箔、厚みが15μmのポリエチレンフィルムの順で積層させた面材を製造した。続いて、実施例1と同様の方法にて、図2に示すように表裏両面に面材が積層された硬質ポリウレタンフォームであって、面材が発泡体側からポリエチレンフィルム、アルミ箔、ポリエチレンフィルム、クラフト紙、ポリエチレンフィルム、アルミ箔、ポリエチレンフィルムの順で積層されてなり、厚さが30mmの断熱材を製造した。
続いて、得られた断熱材の熱伝導率について、実施例1同様の方法で評価を行った。その結果、実施例2で得られた断熱材の熱伝導率は、初期値が0.0200W/m・Kであり、経時値が0.0205であった。
(比較例1)
厚みが15μmのポリエチレンフィルム、目付が140g/mのクラフト紙、厚みが15μmのポリエチレンフィルム、厚みが7μmのアルミ箔、厚みが15μmのポリエチレンフィルムの順で積層させた面材を製造した。続いて、実施例1と同様の方法にて厚さが30mmの断熱材を製造した。続いて、実施例1と同様の方法にて、図4に示すように表裏両面に面材が積層された硬質ポリウレタンフォームであって、面材が発泡体側からポリエチレンフィルム、クラフト紙、ポリエチレンフィルム、アルミ箔、ポリエチレンフィルムの順で積層されてなり、厚さが30mmの断熱材を製造した。
続いて、得られた断熱材の熱伝導率について、実施例1同様の方法で評価を行った。その結果、比較例1で得られた断熱材の熱伝導率は、初期値が0.0208W/m・Kであり、経時値が0.0243であった。
以上より、実施例1および2の断熱材は、断熱性能が経時で劣化するのを抑制し、長期に亘り安定した断熱性能を発揮すると共に、面材と硬質ポリウレタンフォームとの接着性も良好な断熱材であった。また、比較例1の断熱材は、断熱性能が経時で劣化し、長期に亘り安定した断熱性能を発揮することが出来なかった。
本考案は、断熱性能が経時で劣化するのを抑制し、長期に亘り安定した断熱性能を発揮する断熱材に関する。
10 硬質ポリウレタンフォーム(合成樹脂発泡体)
20 アルミ箔(金属箔)
30 ポリエチレンフィルム(合成樹脂フィルム)
40 クラフト紙(紙)

Claims (2)

  1. 板状の合成樹脂発泡体の両面に面材が積層されてなる断熱材であって、
    該面材は、該発泡体側から少なくとも合成樹脂フィルム、金属箔の順で積層されてなるものであることを特徴とする断熱材。
  2. 前記合成樹脂発泡体が、硬質ポリウレタンフォームであることを特徴とする請求項1記載の断熱材。
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