JP3153504U - 卓球トレーニングボード - Google Patents

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Abstract

【課題】跳ね返りボードを傾斜自在に配置して実戦に即した練習を可能とする卓球トレーニングボードを提供する。【解決手段】一人打ち練習用の卓球トレーニングボード15において、跳ね返りボード16と、この跳ね返りボード16を支持し、卓球台の一対の天板11,12の境界に張設されたネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と直交方向(X−X)の前後に傾斜自在に立て掛け配置するアーム機構20とを有する。【選択図】図2

Description

本考案は、一人打ち練習用の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードに関する。
卓球の試合においては、特にサービスで確実にポイントをとることは有利に試合を進める上で重要な戦略である。しかし、サービスを含めて卓球の練習は、相手プレーヤーが必要であり、一人で高度な技術を習得することは困難であった。
これに対し、例えば特許文献1には、一人で練習可能な卓球練習機に関する技術が提案されている。
この従来技術では、卓球台上にネットと適宜間隔をおいて壁面体を立設し、この壁面体をネットに向けて傾斜した技術が開示されている。
すなわち、例えば壁面体をネット側に傾斜角6°で傾斜させ、これにより、壁面体に打ち付けられたボールが当った位置により、返球の角度が変わり、練習に変化をもたせることができるというものである。
特開2002−85616号公報
しかしながら、特許文献1では、壁面体の傾斜角度が固定されているため、その角度を変えるには壁面体自身を交換しなければならない。また、壁面体の取り付け位置を変えるには、ネットと壁面体との間に介在するスペーサをも一体として取り付け位置を変更しなければならない。このため、プレーヤーが練習内容に応じて取り付け位置を変更するには不向きであるし、また作業も煩わしい。
さらに、特許文献1では、壁面体の高さを自由に変更することはできない。また、壁面体の反発係数は考慮されていないため、ボールの跳ね返り速度が遅くなることが予想される。ボールの跳ね返り速度が遅いと、プレーヤーにとっては練習にならず、面白くないと敬遠されることが想定される。
本考案は、斯かる課題を解決するためになされたもので、跳ね返りボードを平面視ネットの伸張方向と交差する方向の前後に傾斜自在に配置して実戦に即した練習を可能とする(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため、本考案は、
一人打ち練習用の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードにおいて、
跳ね返りボードと、
当該跳ね返りボードを支持し、卓球台の一対の天板の境界に張設されたネットに対し平面視前記ネットの伸張方向と交差する方向の前後に傾斜自在に立て掛け配置するアーム機構と、を有することを特徴とする。
本考案によれば、跳ね返りボードを平面視ネットの伸張方向と交差する方向の前後に傾斜自在に配置して実戦に即した練習を可能とする(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードを提供することができる。
実施の形態1における(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードをプレーヤーが使用している状態を示す図である。 同上の外観斜視図である。 (公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードの外観斜視図である。 跳ね返りボードの外観斜視図である。 固定金具の変形例を示す図である。 固定金具の変形例を示す図である。 固定金具の変形例を示す図である。 プレーヤーがストレートサービスを打った場合の平面図である。 プレーヤーがストレートサービスを打った場合の平面図である。 プレーヤーが左回転サービスを打った場合の平面図である。 プレーヤーが左回転サービスを打った場合の平面図である。 プレーヤーが右回転サービスを打った場合の平面図である。 プレーヤーが右回転サービスを打った場合の平面図である。 プレーヤーが下回転サービスを打った場合の平面図である 同上の側面図である。 同上の側面図である。 プレーヤーが上回転サービスを打った場合の平面図である。 同上の側面図である。 同上の側面図である。 実施の形態2における(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードの配列状態を示す図である。 同上のアーム機構の外観斜視図である。 同上のアーム機構の変形例の外観斜視図である。
以下、図面に基づき本考案の実施の形態を説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態において、(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15をプレーヤー38が使用している状態を示す図であり、図2は、その外観斜視図である。
図1及び図2において、卓球台10は、隣接配置された一対の天板11,12と、これら一対の天板11,12の境界から略垂直上方に張設されたネット13と、天板11,12を支持する脚柱14とを有する。一方の天板12上には、本実施の形態の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15が配設されている。
例えば、プレーヤー38がサービスしたボール39は、図1の実線のような軌跡をたどって(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15の跳ね返りボード16(後述する)に当たり、跳ね返ってきたボール39をプレーヤー38が打ち返すということが行われる。
図3は、(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15の外観斜視図である。
図3に示すように、この(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15は、跳ね返りボード16を支持し、この跳ね返りボード16をネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と交差する方向(本実施の形態では直交方向、すなわち図2のX−X方向)の前後(本実施の形態では、図1のA−A方向)に傾斜(傾斜角α)自在に立て掛け配置するアーム機構20と、を有している。
なお、このときの傾斜角αは、鋭角(跳ね返りボード16)に傾斜させた場合に限らず、鈍角(跳ね返りボード16’)に傾斜させた場合も含む(図1の破線参照)。また、跳ね返りボード16を傾斜させる態様は、図1のようにネット13に対し前後に傾斜(傾斜角α)させた場合に限らない。例えば、図2において、跳ね返りボード16を平面視ネット13の伸張方向を基準として例えば時計方向に回転(角度β)させた状態で、かつ平面視ネット13の伸張方向と交差する方向の前後に傾斜(傾斜角α)させた場合をも含む。
跳ね返りボード16は、図4に示すように、矩形状をなしているが、その形状は矩形状に限らない。例えば、楕円形状や長円形状、円形状等であってもよい。この跳ね返りボード16の材質は、特に限定されるものではないが、けやきや樫等の比重の高い木材が好ましいと思われる。比重の高い木材は反発係数が高いためである。しかし、けやきや樫等の木材に限らず、例えばポリカーボネート、塩化ビニル、アクリル等のプラスチック(合成樹脂)を用いてもよい。その他、ステンレス板、鉄板、アルミニウム板等も候補として考えられる。
さらに、跳ね返りボード16の材質として、例えば、木材小片に接着剤を塗布して加圧成形したパーティクルボードや、カーボン入りのプラスチック等を用いても良い。このように、跳ね返りボード16として、反発係数が高い材料を用いると、ボールが当った後に速いスピードでサーバー側に跳ね返ってくるため、実戦さながらの練習が行えるからである。
図4は、跳ね返りボード16の外観斜視図である。
図4に示すように、跳ね返りボード16の寸法は、幅W=75cm、高さH=50cm、厚さt=5.5mm〜12mmの大きさを予定している。この跳ね返りボード16の幅Wは、競技用の卓球台として規格化された天板11,12の横幅の1/2の寸法に合わせたものである。ただし、これらの寸法は一例を示すものであり、これに限るものではない。例えば、プレーヤーの身長、練習内容等に応じて任意に選択することができる。
また、本実施の形態の跳ね返りボード16には、ネット13に面する側に、相対的に高い反発係数及び粘着力を有する反発シート17が貼付されている。この反発シート17は、例えば厚さ1mm〜4mmとするのが好ましい。
この反発シート17の材質としては、例えばスーパーボールの原材料に用いられるような反発係数及び粘着力の高いゴム、例えば、ブタジエンゴム(BR)を用いるのが好ましい。ブタジエンゴムは、スチレン・ブタジエンゴムや天然ゴムと比べると、耐摩耗性が良く、反発弾性が高く、動的発熱が少なく、低温特性が良いなどの特徴を有している。
また、この反発シート17として、例えばシリコン、SIS(スチレン・イソピレン・スチレンの流合体)を用いてもよい。なお、反発シート17の材料は、回転が加わったボール39に対する跳ね返り状況や、ボール39の跳ね返り速度等に応じて適宜選択することが可能である。
また、反発シート17の反発係数等は、必ずしも全面積の領域において等しくする必要はない。必要に応じて、反発シート17の反発係数等を部分的に変化させたり、また、部分的に凹部18や凸部19を形成したりすることもできる。
なお、図4において、○印部分は凹部18を示し、●印部分は凸部19を示している。このように、反発係数等を部分的に変化させたり、凹凸部を設けているのは、プレーヤー38の技術向上を図るために、ボール39が予測しない方向に飛んできたり、また、予測しない速度で跳ね返ってくることが必要な場合もあると考えられるからである。
なお、例えば、反発シート17として、スペア用の薄い板にブタジエンゴム(BR)等を予め貼っておき、カートリッジ式に跳ね返りボード16に差し込むようにしておくとよい。この際、薄い板とブタジエンゴム(BR)等との間に空気が入らないように注意する。空気が入ると跳ね返りが悪くなるからである。
なお、反発シート17の右上部に付された「(公序良俗違反につき、不掲載)ボード」なるラベルは、本考案者が卓球トレーニングボードを広く市場に普及させることで名を残したいとの思いから貼付したものである。このため、このラベルの貼付は省略されることがある。
なお、比較例として、本考案者が実験したところ、天板11,12の材質として多用されているパーティクルボード(反発シート17なし)をそのまま跳ね返りボード16に用いたところ、跳ね返ってきたボール39には勢いがなく、全く実用には適さないことがわかった。このことからも、反発シート17を跳ね返りボード16に貼付することの重要性を認識することができた。
次に、図3に示したように、アーム機構20は、跳ね返りボード16を支持し、かつネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と交差する方向(本実施の形態では直交方向、図2のX−X方向)の前後に傾斜角α(図1参照)で傾斜させて立て掛け配置する機能を有する。しかも、このときの跳ね返りボード16の傾斜角αは、鋭角から鈍角に至るまで任意の値に設定することができる。
さらに、このアーム機構20により、跳ね返りボード16を、平面視ネット13の伸張方向を基準として例えば時計方向に所定角度β(図2参照)だけ回転させて立て掛けることができる。なお、時計方向に回転させるとしたのは、反時計方向に回転させることを除くものではなく、説明の便宜上、回転方向を一方向に規制したものである。このように、跳ね返りボード16を傾斜(角度α及び角度β)させることで、ボール39の跳ね返り方向等を調整することができる。
すなわち、跳ね返りボード16を、例えば平面視ネット13の伸張方向を基準として時計方向に角度β(図2参照)回転させて天板12上に立て掛けた状態で、同時に、平面視ネット13の伸張方向と交差する方向の前後に傾斜角α(図1参照)で傾斜させて立て掛けることができる。しかも、角度αや角度βの値はプレーヤー38が自由に選択することができる。
また、この跳ね返りボード16は、アーム機構20と一体で天板12の任意の位置に簡単に移動させて配置することができる。アーム機構20は、天板12に固定されていないためである。なお、例えば、このアーム機構20をモータ等の駆動手段により移動可能に配置すれば、遠隔制御(リモートコントロール)により跳ね返りボード16を任意の位置に移動制御することができる。
次に、この図3に基づき、アーム機構20の構成について説明する。
なお、アーム機構20は、ディスプレイ装置等の据付器具として用いられているアーム機構を応用したものである。また、図示しないが、このアーム機構20に代えて自在継ぎ手(ユニバーサルジョイント)を応用した機構を用いてもよい。
このアーム機構20は、いわゆる多関節継手であり、第1関節部21、第2関節部27、及び第3関節部32を有している。なお、本実施の形態では、アーム機構20は伸縮しない場合を例として説明するが、関節部が自由に伸縮するものを用いることもできる。
第1関節部21は、跳ね返りボード16にネジ26で固定される略H字状の固定金具22と、この固定金具22に一体固定された左右一対の本体部23と、この本体部23に形成された貫通孔(図示せず)に嵌入された第1軸24と、この第1軸24に軸着された連結ロッド25と、を有している。本実施の形態では、第1軸24は天板12と平行な平面内で一方向に延びている。ただし、これに限るものではなく、天板12と交差する平面内で一方向に延びるようにしてもよい。
第2関節部27は、略コ字状の本体部28と、この本体部28に形成された貫通孔(図示せず)に嵌入された第2軸29と、この第2軸29に軸着された連結ロッド30と、を有している。本実施の形態では、第2軸29は天板12と平行な平面に対し直交方向に延びている。ただし、これに限るものではない。
第3関節部32は、略コ字状の本体部33と、この本体部33に形成された貫通孔(図示せず)に嵌入された第3軸34と、この第3軸34に軸着された連結ロッド35と、を有している。本実施の形態では、第3軸34は天板12と平行な平面に対し直交方向に延びている。ただし、これに限るものではない。
以上において、アーム機構20は黒色の金属(鉄等)からなり、全体としてある程度の重量(例えば6.5kg)を有している。このときの重量は、跳ね返りボード16を支持した状態でアーム機構20の姿勢がみだりに変位することのないような、必要十分な大きさに設定されている。
また、第1関節部21〜第3関節部32は、それぞれの第1軸24〜第3軸34を中心として相対回転可能で、かつ適度な摩擦力が付与されている。こうして、第1関節部21〜第3関節部32は、回転抵抗が付与された状態で各軸(24〜34)の周りに独立に回転自在となっている。
これにより、例えば、跳ね返りボード16を、第1軸24を中心として回転させることで、平面視ネット13の伸張方向と交差する方向(本実施の形態では直交方向、図2のX−X方向)の前後に角度α(図1参照)で傾斜させることが可能となっている。
また、跳ね返りボード16を、第2軸29及び第3軸34を中心として回転させることで、ネット13の伸張方向を基準として任意の角度β(図2参照)に回転させて立て掛けることができる。
すなわち、本実施の形態において、アーム機構20は、天板12に固定状に取り付けられるものではなく、単に天板12上に立て掛けて載せた状態で使用することができる。このため、プレーヤー38の欲する所望の位置に簡単に位置移動することができる。
次に、図5A、図5B、図5Cは、固定金具22の変形例を示す図である。
前述した固定金具22は、アーム機構20と一体構成された場合について説明した。この変形例では、固定金具22を、アーム機構20に対し分離可能に構成したものである。
図5Aにおいて、固定金具22Aは、4個のネジ孔41と、中央に1個の第1の支持孔42と、左右両側に全部で4個の第2の支持孔43と、を有している。ネジ孔41は、跳ね返りボード16にネジ(図示せず)で固定するために用いられる。また、第1の支持孔42と第2の支持孔43は、これらの孔42,43にアーム機構20の第1関節部21を挿入して係合するために用いられる。
このような固定金具22Aを、各跳ね返りボード16に予め固定しておく。こうして、必要に応じ、跳ね返りボード16を異なる形状等のものに取り替えることができる。
また、図5Bでは、固定金具22Bは、4個のネジ孔45と、左右両側に全部で4個の係止片46と、を有している。前記と同様に、ネジ孔45は、跳ね返りボード16にネジ(図示せず)で固定するために用いられる。また、係止片46は、これらにアーム機構20の第1関節部21を係合支持するために用いられる。
さらに、図5Cでは、固定金具22Cは、左右両側に平面視ハ字状に配置された2個の係止ガイド47を有している。
この係止ガイド47は、断面略L字状に形成されていて、この係止ガイド47に、アーム機構20の第1関節部21が係合されて支持される。
このような固定金具22Bを、各跳ね返りボード16に予め固定しておくことで、必要に応じ、跳ね返りボード16を異なる形状等のものに取り替えることができる。
(装置の使用方法)
次に、本実施の形態の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15の基本的な使用方法を説明する。
図1及び図2において、例えばプレーヤー38がサービスを入れ、跳ね返りボード16で跳ね返ってきたボール39に対してスマッシュ等で打ち込むまでの連続的な練習をしたい場合等には、天板12の右隅に跳ね返りボード16を配置する。
このとき、サービスはプレーヤー38の所望のコースにボール39を打つことができるが、技術習得を図る観点からは、跳ね返りボード16で跳ね返ったボール39が飛んでくる位置を予測できないようにしたり、或いは跳ね返ってくるボール39の回転を予測できないようにすることが必要である。
そのためには、例えば跳ね返りボード16を、平面視ネット13の伸張方向と交差する方向(本実施の形態では直交方向、図2のX−X方向)の前後に角度α(図1参照)で傾斜させたり、さらに、その状態で、平面視ネット13の伸張方向を基準として時計方向に角度β(図2参照)で回転させたりするのがよい。
このときの角度α及び角度βは、プレーヤー38がアーム機構20を操作して自由に設定することができる。
こうして、跳ね返りボード16を任意の方向に傾斜させて立て掛けたり、また、反発シート17に部分的に凹部18や凸部19を形成することで、例えばサービスの練習の際に、どのような種類の回転をかけたら、どんなボール39が跳ね返ってくるか等の予測を困難とすることで、実戦に即した練習を行うことが可能となる。
また、跳ね返りボード16に反発シート17を貼付したことで、跳ね返ってくるボール39の速度を高めたり回転がかかったボール39が跳ね返ってくるようになり、上級者にとっても有用な練習装置となることが期待される。
例えば、ボール39に対し下回転をかけてサービスを行い、跳ね返りボード16で跳ね返ってきたボール39に対し、上回転(ドライブ)で攻撃して決めるような、いわゆる3球目攻撃等の練習を効率的に行うことができる。
さらに、繰り返し(連続して) ボール39を打ち続ける練習を行うこともできる。こうして、一人での卓球の練習が可能である。なお、跳ね返りボード16を、ネット13に近い部分に配置することで、連続打ち込みの練習をすることもできる。
また、本実施の形態のアーム機構20は、卓球台10に直接固定されるものではないため、プレーヤー38が任意の場所に簡単に位置移動させることができ、かつネット13に対する傾斜角(角度α、角度β)等も任意に設定することができる。
(具体的な練習方法)
次に、図6〜図17に基づき、さらに具体的な練習方法を説明する。
図6及び図7は、プレーヤー38がストレートサービスを打った場合のボール39の移動軌跡を含む平面図である。なお、図中の黒点はボール39のバウンド位置を示している。
また、天板12上には、2つの跳ね返りボード16、16を立て掛けておくものとする。
先ず、図6で、プレーヤー38が打ったボール39は、跳ね返りボード16に当たり、入射角分だけわずかに図の右側の方向に跳ね返ってくる。この跳ね返ってきたボール39を、続いて、跳ね返りボード16に向けて打ち返す。さらに、跳ね返りボード16で跳ね返ってきたボール39を打ち返すという連続プレーが可能である。
次に、図8及び図9は、プレーヤー38が左回転サービスを打った場合の平面図である。
この場合、跳ね返りボード16が図6と同様にネット13と平行であるときは、ボール39は左回転ゆえ、図の右方向へ大きく跳ねて、卓球台10から外に飛び出してしまう。
しかし、跳ね返りボード16を、予め図9のようにネット13の伸張方向を基準として角度βだけ傾けておけば、ボール39は卓球台10上に返ってくる。そこで、返ってきたボール39を、跳ね返りボード16の方向に向けて打ち返すことにより、連続したプレーが可能となる。
次に、図10及び図11は、プレーヤー38が右回転サービスを打った場合の平面図である。
この場合、図10に示すように、跳ね返りボード16がネット13と平行であるときは、ボール39は右回転ゆえ、図の左方向へ大きく跳ねて、卓球台10から外に飛び出してしまう。
しかし、跳ね返りボード16を、予め図11のようにネット13の伸張方向を基準として角度βだけ傾けておけば、ボール39は卓球台10上に返ってくる。そこで、返ってきたボール39を、跳ね返りボード16の方向に向けて打ち返すことにより、連続したプレーが可能となる。
このとき、跳ね返りボード16に反発シート17を貼付しておくことで、打ち込まれるボール39の回転速度に比例して角度が大きくなって跳ね返ってくる。このため、種々のサービスに対応したボール39が返ってくるので、プレーヤー38にとっては、サービスの確認や跳ね返りの対応などの練習が可能となる。
若しも、反発シート17がない場合は、跳ね返りボード16の表面は滑らかな状態になっているので、ボール39の回転に対してほとんど抵抗せず、回転してくるボール39が表面で滑ってしまう。このため、回転がほとんどなくなった状態で、跳ね返りにくくなる。いわゆる、野球でいうナックルボールが返ってきてしまう。
通常の卓球の場合、このようなボール39の返球はほとんどないので、練習には不向きである。
次に、図12は、プレーヤー38が下回転サービスを打った場合の平面図、図13及び図14は、その側面図である。
この場合、図12及び図13に示すように、跳ね返りボード16がネット13と平行であるときは、跳ね返りボード16で跳ね返ったボール39には、バックスピンがかかっている。このため、ボール39は下方向に跳ね返り、ネット13にかかってしまう。
そこで、図14に示すように、跳ね返りボード16を、平面視ネット13の伸張方向と交差する方向(本実施の形態では直交方向、図2のX−X方向)の後ろに角度(鈍角)αだけ予め傾斜(上向き)させておく。すると、ボール39は、ネット13を越えて跳ね返ってきて、プレーヤー38はさらに跳ね返りボード16に向けて打つことができ、連続プレーが可能となる。
次に、図15は、プレーヤー38が上回転(ドライブ)サービスを打った場合の平面図、図16及び図17は、その側面図である。
この場合、図15及び図16に示すように、跳ね返りボード16がネット13に対し後ろに傾斜していると、跳ね返りボード16で跳ね返ったボール39には、ドライブがかかっているため、上方向に跳ね返り、卓球台10から外に飛び出してしまう。
そこで、図17に示すように、跳ね返りボード16を予めネット13に対し前(下向き)に傾斜(鋭角α)させておく。すると、跳ね返りボード16で当ったボール39はネット13を越えて跳ね返ってくる。このため、このボール39を再度跳ね返りボード16に向けて打ち返すことにより、連続プレーが可能となる。
この場合、跳ね返りボード16で跳ね返ってきたボール39を、再度跳ね返りボード16に向けてドライブ回転で打ち返す場合は、跳ね返りボード16も、予めネット13に対し前に傾斜(鋭角α)させておく必要がある。
このような練習を行うことで、実戦でのサービスの際、相手選手が打った、いかなる回転のボール39の跳ね返り方向をも瞬時に見極めることができるようになる。また、実戦で相手サービスを打ち返す際の手首の角度のシミュレーションのトレーニングにもなる。
さらに、前述したように、跳ね返りボード16は、平面視ネット13に対し前後に傾斜自在であり、かつ任意位置に移動できるので、プレーヤー38にとっては、サービスの際のボール39の回転をも的確に理解しながら練習を行うことができる。
こうして、卓球を楽しむビギナーから上級選手にいたるまで、大切な基本の練習ないし技術の確認を行うことができる。
本実施の形態によれば、跳ね返りボード16を、ネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と交差する方向の前後に傾斜配置したので、ボール39に回転をかけたサービスや、跳ね返ってきたボール39に対して打ち込み等の練習を一人で行うことができ、かつ実戦に即した高度な練習を行うことができる。このため、相手プレーヤーのいない場合や、秘密裏に新しい技術を習得したいような場合には、本考案装置を用いることで単独で高度な練習を行うことができる。
[実施の形態2]
図18は、実施の形態2における(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードの配列状態を示す図であり、図19は、アーム機構の外観斜視図である。
なお、実施の形態1と同一又は相当する部材には同一の符号又は´(ダッシュ)を付してその説明を省略する。
本実施の形態では、アーム機構20により、第1関節部21の先端の固定金具22を介して跳ね返りボード16(図示せず)を支持するとともに、アーム機構20’により、第1関節部21’の先端の固定金具22’を介して跳ね返りボード16(図示せず)を支持するものである。本実施の形態では、これらのアーム機構20、20’により、天板12上に2枚(16、16)の跳ね返りボード16を取り付けた場合について説明する。
アーム機構20は、実施の形態1で説明したものと同様に、第1関節部21、第2関節部27、及び第3関節部32を有している。このアーム機構20により、跳ね返りボード16(図示せず)を天板12上の任意の位置に立て掛け配置する。なお、第1関節部21、第2関節部27、及び第3関節部32は、六角ボルト61等により着脱自在に接続されている。
また、跳ね返りボード16、16には、種々の形状の固定金具22A、22B、22C(図5参照)が取付可能となっていて、これらの固定金具22に対し、アーム機構20、20’の第1関節部21、21’が着脱自在に取り付けられるようになっている。こうして、跳ね返りボード16、16の高さ位置も任意に変更することもできる。
アーム機構20’は、第1関節部21’、第2関節部27’、第3関節部32’を有している。第3関節部32’は、取付孔57を有するフランジ部56が一体に固定されている。このアーム機構20’を使用する場合、スタンド機構50と組み合わせて用いることができる。
このスタンド機構50は、天板12に締め付け固定される。このスタンド機構50は、断面コ字状の台座51と、この台座51から立設された軸部材52とを有していて、ネジ54,54によって天板12に固定される。なお、本実施の形態では、軸部材52の長さは略40cmである。ただし、この長さは一例である。
こうして、スタンド機構50の軸部材52に、アーム機構20’のフランジ部56の取付孔57を嵌挿し、ボルト58で締め付け固定する。アーム機構20’の一端側(フランジ部56と反対側)に、跳ね返りボード16(図示せず)を支持する。
こうして、図18に示すように、アーム機構20により、跳ね返りボード16を天板12の所望の位置(例えば、ネット13に近い部分)に立て掛け配置する。さらに、アーム機構20’により、跳ね返りボード16を天板12の所定の位置(天板12の隅部)に所定の高さで配置する。取り付け高さは、例えばフランジ部56を締結するボルト58によって調整することができる。
図20は、スタンド機構50の変形例を示している。
すなわち、スタンド機構50’の台座51’を床置き式とし、このスタンド機構50’を卓球台10の外の床面に配置する。そして、床面から垂直に長い軸部材52’を延ばしてアーム機構20’の先端に跳ね返りボード16を取り付ける。この場合、アーム機構20’を伸縮自在とし、しかも各関節部21’,27’,32’を回転させれば、天板12上の任意の位置に跳ね返りボード16を配置することができる。このようにして、連続打ちを行うことができる。
さらに、例えば図20において、アーム機構20’の各関節部21’,27’,32’に小型モータを取り付けて、電動力でアーム機構20’を駆動制御することもできる。この小型モータを無線で作動可能とすれば、前述したように、リモートコントロールで跳ね返りボード16の位置を制御することができる。
こうして、セット時には、実施の形態1と同様に、跳ね返りボード16を、ネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と交差する方向(本実施の形態では直交方向、図2のX−X方向)の前後に傾斜自在に立て掛け配置する。さらに、跳ね返りボード16を、軸部材52の長手方向の所定位置に取り付け配置する。
このようにして、天板12の任意の位置に跳ね返りボード16を配置し、さらに、跳ね返りボード16を軸部材52の長手方向に位置調整自在とすることができる。こうして、跳ね返りボード16,16を、所望の位置に、かつ、ネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と交差する方向の前後に傾斜配置することで、想定される各種の練習メニューにも対応することができる。
これにより、プレーヤー38は、例えば跳ね返りボード16に直接ボール39を打ち付けて、跳ね返ってきたボール39を、任意の高さ位置に配置された跳ね返りボード16に向けて打ち返す等、連続的な打ち込み練習を行うことができる。
なお、その他の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード15の使用方法は、実施の形態1と略同様であるので、その説明を省略する。
本実施の形態によれば、一方の跳ね返りボード16を、ネット13に対し平面視ネット13の伸張方向と交差する方向の前後に傾斜配置し、他方の跳ね返りボード16を、軸部材52の長手方向(天板12と平行な平面に対し直交方向)、ならびに任意の角度に調整自在としたことで、サービスしたボール39の跳ね返り高さや跳ね返り方向等を自由に調整して高度な技術を習得することができる。
[付記1]
一人打ち練習用の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードにおいて、
跳ね返りボードと、
当該跳ね返りボードを支持し、卓球台の一対の天板の境界に張設されたネットに対し平面視前記ネットの伸張方向と交差する方向の前後に傾斜自在に立て掛け配置するアーム機構と、を有する
ことを特徴とする(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
[付記2]
前記跳ね返りボードを、前記天板と平行な平面に対し直交方向に位置調整自在に配置した
ことを特徴とする付記1に記載の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
[付記3]
前記跳ね返りボードの前記ネットに面する側に、相対的に反発係数及び粘着力の高い反発シートを貼付した
ことを特徴とする付記1又は2に記載の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
[付記4]
前記反発シートの反発係数を部分的に変化させた
ことを特徴とする付記3に記載の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
[付記5]
前記反発シートに部分的に凹凸部を形成した
ことを特徴とする付記3又は4に記載の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
[付記6]
前記アーム機構は、多関節継手である
ことを特徴とする付記1に記載の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
[付記7]
前記反発シートは、ブタジエン・ラバーである
ことを特徴とする付記3〜5に記載の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード。
10 卓球台
11 天板
12 天板
13 ネット
14 脚柱
15 (公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボード
16 跳ね返りボード
161、16 跳ね返りボード
17 反発シート
18 凹部
19 凸部
20 アーム機構
20’ アーム機構
21 第1関節部
21’ 第1関節部
22 固定金具
22A 固定金具
22B 固定金具
23 本体部
24 第1軸
25 連結ロッド
26 ネジ
27 第2関節部
27’ 第2関節部
28 本体部
29 第2軸
30 連結ロッド
32 第3関節部
32’ 第3関節部
33 本体部
34 第3軸
35 連結ロッド
37 ラケット
38 プレーヤー
39 ボール
41 ネジ孔
42 第1の支持孔
43 第2の支持孔
45 ネジ孔
46 係止片
47 係止ガイド
50 スタンド機構
50’ スタンド機構
51 台座
52 軸部材
54 ネジ
56 フランジ部
57 取付孔
58 ボルト
61 6角ボルト

Claims (1)

  1. 一人打ち練習用の(公序良俗違反につき、不掲載)卓球トレーニングボードにおいて、
    跳ね返りボードと、
    当該跳ね返りボードを支持し、卓球台の一対の天板の境界に張設されたネットに対し平面視前記ネットの伸張方向と交差する方向の前後に傾斜自在に立て掛け配置するアーム機構と、を有する
    ことを特徴とする赤澤卓球トレーニングボード。
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