JP3152967U - 自動販売機用商品見本展示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製作工程全般の能率の大幅な向上を図ると共に、照明したときに導光板に形成した光拡散手段が面発光部分に見えないようにする商品見本展示装置を提供する。【解決手段】商品見本の保持手段17として、透光性を有する材料をもって導光板16とは別体の枠体として成形すると共に商品見本の保持用突片19A、19Bを差し込んで保持する切欠部17A′、17B′を設けたものとする。更にその枠内に、展示装置におけるものにおける光拡散シートよりも相当に厚い、所定の厚味を有する光拡散ボード部18を一体的に形成する。支持基板11の下縁の枠部11B内に、LED14、14・・・を所定の間隔で設けたLED基板15を配設する。また、支持基板11の上下縁の枠部11A、11B内に導光板16を嵌め入れると共に、該導光板16の前面に商品見本19の数に対応する個数の商品見本の保持手段17を並列させて固定する。【選択図】図2

Description

本考案は自動販売機用商品見本展示装置に関するものである。
自動販売機の外扉の前面には商品見本の展示スペースが設けられ、この展示スペースに透光性を有する商品見本が並置されている。そして、該商品見本は背面側に設置された照明装置によって背後から照明されるようになっている。そしてまた、斯かる商品見本の照明装置は、照明用の光源としてLEDランプと導光板とを組み合わせたものが用いられている。
しかし、従来の商品見本の照明装置は、商品見本を背後から照明するものであるが、照明装置と商品見本との間に空間があり、両者が離れていることから、照明装置による照明が減じられて商品見本の明るさについて充分な満足が得られないという問題点があった。
そこで、本出願人は、先に特許文献1に示す通りの、LEDランプと導光板とをもって構成する照明部の前面に、直接的に商品見本を保持し、照明部による照明が直近から商品見本に照射されるようになして、従来に比してはるかに明るくすることができるようになし、加えて磁石その他の適宜の止着固定手段を用いて既存の自動販売機における展示スペース内の壁面に簡単に着脱することができるようになした自動販売機用商品見本展示装置を提案した。
実用新案登録第3144393号公報
斯かる特許文献1に示す装置は、図10乃至図12に示す通りであり、該図において、1は自動販売機用商品見本展示装置である。2は前記自動販売機用商品見本展示装置1における照明部である。また、該照明部2は、複数のLEDランプ3、3、3・・・と、該LEDランプ3、3、3・・・からの光を側面から入射して前面に面発光する導光板4とをもって構成している。また、該照明部2は、前記導光板4として前面又は背面に光を拡散させる多数の凹部4a、4a、4a・・・を形成した導光板を用い、且つ該導光板4の背面に光反射シート5を取着すると共に該導光板4の前面に光拡散シート6を取着して構成している。尚、前記LEDランプ3、3、3・・・はLED基板3Aに所定間隔で設けられ、また該LED基板3Aは取付枠3Bをもって前記導光板4の下部に固着されている。尚、前記導光板4としては、前面又は背面に印刷によってドット状に光拡散材を塗布した導光板としてもよい。
7は商品見本の保持手段であり、前記導光板4の前面に、保持する商品見本9に対応する数の枠部7A、7A、7A・・・を設け、該枠部7A、7A、7A・・・に、商品見本9の周縁部に形成された保持用突片9A、9Bを差し込んで保持する切欠部8を設けることによって構成している。尚、前記枠部7Aは、図示した如く導光板4の前面に窪みを形成して設けてもよいし、或いは導光板4とは別体の枠体を該導光板4の前面に一体的に接着してもよい。また、前記透光性を有する商品見本9の周縁部に形成された保持用突片9A、9Bは、保持用突片9Aは両側縁部の中央からやや上部寄りの位置に、また保持用突片9Bは両側縁部の下部に夫々形成されている。
上記自動販売機用商品見本展示装置1は、所期の目的とするところを充分に達成することができるものであるが、本出願人は、実際にこれを製品化する際において、より一層製作効率を上げることができると共に機能の点においても向上を図ることができるようになした改良点を見い出した。
それは、上記自動販売機用商品見本展示装置1において、光拡散シート6を導光板4の前面に取着することに伴う問題点である。即ち、光拡散シート6の導光板4の前面への取着は、該光拡散シート6の周縁部を導光板4の前面に粘着テープ(図示せず。)をもって固定することによって行うが、該肉圧の薄い光拡散シート6を皺がないように完全に偏平に伸ばした状態においてその向きや位置を揃えて所定位置に正確に固定することは、窪みの中の狭いスペース内での作業(手作業)であることに加えて粘着テープの扱いが難しいこと等から、きわめて手間と時間のかかる作業となる。そして、該光拡散シート6は、商品見本に対応する数の枠内の全てに順次固定しなければならない。したがって、この光拡散シート6の取着作業が製作工程全般の能率に大きな影響を及ぼしていた。また、該光拡散シート6はその肉厚がきわめて薄いことから、照明したときに、導光板4に形成した光拡散手段が、ドット状に面発光部分全体にかなり鮮明に見えるという問題点もある。この場合には商品見本をくっきりと且つまたすっきりと見せることができずに見栄えが悪く、展示装置としての商品価値を低下させることになる。
本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、本出願人が先に提案した上記展示装置による効果に加えて、該展示装置における製作能率上の問題点であった光拡散シートの導光板の前面への取着作業を不要とし、もってこれに要する多大な手間と時間をなくしたことによる製作工程全般の能率の大幅な向上を図ることができると共に、照明したときに、導光板に形成した光拡散手段が、面発光部分全体にかなり鮮明に見えるという問題点をも解消することができるようになした自動販売機用商品見本展示装置を提供しようとするものである。
而して、本考案の要旨とするところは、LEDランプと、該LEDランプからの光を側面から入射して前面に面発光する導光板と、該導光板の前面に配する光拡散シートとをもって照明部とし、前記導光板の前面に、透光性を有し、周縁部に保持用突片を形成してなる商品見本の保持手段を備えてなる自動販売機用商品見本展示装置において、前記商品見本の保持手段として、透光性を有する材料をもって前記導光板とは別体の枠体として成形すると共に商品見本の保持用突片を差し込んで保持する切欠部を設け、該導光板の前面に適宜の手段をもって固定するようになした商品見本の保持手段とし、更に該商品見本の保持手段における枠部内に、前記光拡散シートよりも相当に厚い、所定の厚味を有する光拡散ボード部を一体的に形成したことを特徴とする自動販売機用商品見本展示装置にある。
また、上記構成において、商品見本の保持手段を、商品見本毎に個々に独立して保持するように単体として構成し、該商品見本の保持手段を所要数導光板の前面に並列して固定するようになしてもよい。
本考案は上記の如き構成であるから、本出願人が先に提案した上記展示装置による効果に加えて、該展示装置における製作能率上の問題点であった光拡散シートの導光板の前面への取着作業を不要とし、もってこれに要する多大な手間と時間をなくしたことによる製作工程全般の能率の大幅な向上を図ることができるものである。また、照明したときに、導光板に形成した光拡散手段が、面発光部分全体にかなり鮮明に見えるという問題点をも解消することができるものである。
本考案の実施形態に係る自動販売機用商品見本展示装置の斜視図である。 同分解斜視図である。 支持基板の前面側から看た斜視図である。 支持基板の背面側から看た斜視図である。 支持基板の側枠の前面側から看た斜視図である。 支持基板の側枠の背面側から看た斜視図である。 LEDランプを所定間隔で設けたLED基板の斜視図である。 商品見本の保持手段の前面側から看た斜視図である。 商品見本の保持手段の背面側から看た斜視図である。 本出願人が先に提案した自動販売機用商品見本展示装置の部分正面図である。 図10中A−A線断面図である。 同分解断面図である。
以下、本考案を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
図中、10は自動販売機用商品見本展示装置である。11は長方形の支持基板であり、上縁と下縁に夫々前面側に折曲して枠部11A、11Bを形成している。また、該支持基板11の両側部には側枠12、13を着脱可能に取り付けている。
14、14、14・・・はLEDランプであり、LED基板15に所定の間隔で設けられている。そしてまた、該LED基板15は前記支持基板11における下縁側の枠部11B内に配設されている。そして、該LEDランプ14、14、14・・・と、下記導光板並びに商品見本の保持手段に一体的に形成した光拡散ボード部とをもって照明部が構成される。
16は導光板であり、前記LEDランプ14、14、14・・・からの光を側面(本実施形態にあっては下部側面)から入射して前面に面発光するものであり、前記本出願人が先に提案した商品見本展示装置におけるものと同様のものである。また、該導光板16は、前記支持基板11の上下縁の枠部11A、11B内に前方から嵌め入れるものである。
17は商品見本の保持手段であり、透光性(本実施形態にあっては半透明)を有する材料をもって前記導光板16とは別体の枠体として成形している。また、本実施形態にあっては、商品見本毎に個々に独立して保持するように単体として構成しており、前記支持基板11の上下縁の枠部11A、11B内に前方から嵌め入れるものである。尚、この嵌め入れる商品見本の保持手段7の数は、展示する商品見本の数に対応させるものであり、前記導光板16の前面に並列させて固定するものである。そしてまた、該商品見本の保持手段17は、その枠部17A内に、本出願人が先に提案した展示装置における光拡散シートよりも相当に厚い所定の厚味を有する光拡散ボード部18を一体的に形成している。尚、これはプラスチック射出成形等によって容易に実施することができる。また、該商品見本の保持手段17における枠部17Aには、商品見本19の周縁部に形成された保持用突片19A、19Bを差し込んで保持する切欠部17A′、17B′を設けている。
而して、本実施形態において前記商品見本19を保持するときには、予め支持基板11の上下縁の枠部11A、11B内に商品見本の保持手段17を嵌め入れて支持基板11の側部に側枠12、13を取り付けるものである。その後、該商品見本19の胴部を両側から若干押しつぶした状態において商品見本の保持手段17の枠部17A内に入れ、先ず下にずらして保持用突片19B、19Bを枠部17Aの下側の切欠部17B′、17B′内に差し込み、その後手を緩めて商品見本19の復元弾性力によって保持用突片19A、19Aを枠部17Aの高さ方向の途中部の切欠部17A′、17A′に差し込む。そして、最後に支持基板11の側部に側枠12、13を取り付けるものである。また、商品見本を取り外すときには、前記と逆の手順にて行うものである。これにより、商品見本19は照明部における導光板16の前面に、直接的に保持されるものである。
そして、本実施形態においては、商品見本の保持手段17に光拡散ボード部18を一体的に形成しているから、商品見本の保持手段17を支持基板11の上下縁の枠部11A、11B内に嵌め入れて固定すれば、自然に該光拡散ボード部18が導光板16の前面に位置することになる。したがって、本出願人が先に提案した展示装置における製作能率上の問題点であった光拡散シートの導光板の前面への取着作業を不要とし、もってこれに要する多大な手間と時間をなくしたことによる製作工程全般の能率の大幅な向上を図ることができるものである。また、該光拡散ボード部18は前記光拡散シートよりも相当に厚い、所定の厚味を有するから、照明したときに、導光板16に形成した光拡散手段が、面発光部分に殆ど見えないものである。
10 自動販売機用商品見本展示装置
11 支持基板
11A、11B 枠部
12、13 側枠
14、14、14 LEDランプ
15 LED基板
16 導光板
17 商品見本の保持手段
17A 枠部
17A′、17B′ 切欠部
18 光拡散ボード部
19 商品見本

Claims (2)

  1. LEDランプと、該LEDランプからの光を側面から入射して前面に面発光する導光板と、該導光板の前面に配する光拡散シートとをもって照明部とし、前記導光板の前面に、透光性を有し、周縁部に保持用突片を形成してなる商品見本の保持手段を備えてなる自動販売機用商品見本展示装置において、前記商品見本の保持手段として、透光性を有する材料をもって前記導光板とは別体の枠体として成形すると共に商品見本の保持用突片を差し込んで保持する切欠部を設け、該導光板の前面に適宜の手段をもって固定するようになした商品見本の保持手段とし、更に該商品見本の保持手段における枠部内に、前記光拡散シートよりも相当に厚い、所定の厚味を有する光拡散ボード部を一体的に形成したことを特徴とする自動販売機用商品見本展示装置。
  2. 商品見本の保持手段を、商品見本毎に個々に独立して保持するように単体として構成し、該商品見本の保持手段を所要数導光板の前面に並列して固定するようになした請求項1記載の自動販売機用商品見本展示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017047458A1 (ja) * 2015-09-14 2017-03-23 ミネベア株式会社 商品サンプル照明装置及び展示装置

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