JP3152626U - 防草シート - Google Patents

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八木 秀樹
秀樹 八木
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株式会社八木繊維工業
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Abstract

【課題】透水性・保水性があり、柔軟性にも優れて施工面になじみ易く、環境面にも配慮された防草シートを提供する。【解決手段】綿とキュプラを素材した糸を用いて編成したニット製布1の裏面に木酢液の塗布層2を設ける。ニット製布1の表面を、着色糸を使用して任意の着色面又は色分け模様面に形成し、衣料用の3倍の糸量で編成して高密度と厚みを形成する。【選択図】図1

Description

本考案は、道路の中央分離帯や路肩、空き地、遊休土地、堤防、河川敷、法面等に雑草などが繁殖を抑えるために敷設する防草シートに関するものである。
近年は公園、宅地、道路をはじめ多くの場所で緑化が盛んに行われている。
同時に、美観の維持などの観点から、雑草を防ぐための様々な防草手段がとられ、その一つとして、道路脇等に雑草等が生えるのを防止するため、防草シートを使用して防草目的の地面に敷設する方法が採用されている。
防草シートは、遮光性を有する構成とし、植物の育成に必要な光を遮断するため、雑草の生育が抑えられるのである。
一方、防草シートは、地面に水分を補給する必要から、シートに通水用の孔を穿設したものもある。
このような防草シートを利用することで、草の刈り取りや除草剤の散布等の定期的な維持管理が不要となり、コスト面でも利点がある。
そして、防草シートとしては、不織布(フェルトを含む)や合成樹脂製のシート、又はゴム製シートの表面に錘を貼着したもの(特許文献1)、或いは、熱可塑性合成樹脂の延伸糸により形成した基本布の上に、不織布を接着したもの(特許文献2)、三次元交絡構造を有する長繊維不織布の片面に難燃性のある透水性樹脂層を積層したもの(特許文献3)等が提供されている。
さらに、特許文献4や特許文献5には、生分解性の熱可塑性脂肪族ポリエステルからなる不織布にて構成された防草シートが提案されている。
これらの防草シートは、生分解性を有しているため、回収の手間や周りの環境に与える影響などを低減できる。
特開平9−154420号公報 特開2004−113101号公報 特開平10−178933号公報 特開平11−229260号公報 特開2005−229862号公報
防草シートは、地面に水分を補給する要請から、シートに通水用の孔を穿設したものもあるけれど、透水機能を発揮するまで穴を大きくするとシートの強度が低下するのみならず、敷設した後にその穴から草木が生えてくる欠陥がある。
また、従来の防草シートは不要となった時の廃棄に問題を有するものもあり、例えば、熱可塑性フィラメント不織布は、埋め立て処理をした場合には、化学的に安定であり形態的にも崩壊しにくいため、長期間にわたって形状を保ち続けてしまうという問題点がある。
一方、焼却処理をした場合には、燃焼時の発熱量が高いため焼却炉を傷めてしまったり、黒煙を発生したりするという問題点があった。
他方、生分解性のポリ乳酸やその他の脂肪族ポリエステルを主原料とした不織布は、耐熱性や強度の点で劣るものが多く、防草シートとして使用するのに十分な強度や寸法安定性、耐熱性、加工安定性等を兼ね備えたものとはいえないのである。
さらに、従来はシートの機能面のみ追及する方向で開発され、環境との調和に配慮が行き届かないものが多く、シートの色に関しては、黒色が常識的であった。
そこで、本考案は透水性・保水性があり、柔軟性にも優れて施工面になじみ易く、環境面にも配慮された防草シートを提供せんとするものである。
本考案の請求項1は、綿とキュプラを素材した糸を用いて編成したニット製布の裏面に木酢液の塗布層を設けた防草シートとしたものである。
また、請求項2の防草シートは、請求項1の防草シートにおいて、ニット製布の表面を、着色糸を使用して任意の着色面又は色分け模様面に形成したことを特徴とするものである。
そして、請求項3の防草シートは、請求項1又は請求項2の防草シートにおいて、衣料用の3倍の糸量で編成して高密度と厚みを形成したニット製布としたことを特徴とするものである。
本考案の防草シートはニット製であるため、従来は衣料用に使用されていた丸編ニットの生産技術を応用でき、容易に大量生産が可能で加工もし易く、安価に供給できる効果を有する。
また、本考案の防草シートは、ニット製であるから透水性・保水性に優れ、被覆下の土壌の乾燥を防止し法面等の崩壊を防止する効果を有し、生地に柔軟性があるため施工面が屈曲していても、しなやかに張り付いてなじみ易いため、土壌との隙間を防止して雑草の繁茂空間を生じさせない効果がある。
さらに、黒色の糸を用いれば遮光性を有する布シートを簡単に形成でき、裏面に形成した木酢液の塗布層は雑草や害虫を忌避する機能を有するため防草作用を補足する効果を発揮する。
そして、綿とキュプラを素材とした糸は生分解性であるため、長期間の使用には耐えられないけれど、経年で土に戻り撤去する必要が無く、その上に重ねて新たな本願考案の防草シートを敷設すれば良く、廃棄に要するコスト削減になると共に、環境に配慮したものとなる効果を発揮する。
請求項2の考案は、ニット製布の表面を、着色糸を使用して任意の着色面又は色分け模様面に形成することが可能であるため、敷設場所の環境に応じた色彩・模様の防草シートを極めて容易に生産して提供できる格別の効果を有する。
請求項3の考案は、衣料用の3倍の糸量で編成して高密度と厚みを形成したニット製布とすることで、編み目を埋め厚みの在るシートとして防草機能を高める効果を発揮するものと成る。
本考案の防草シートの断面図を示すものである。 本考案の防草シートの一実施の形態を示す平面図である。
次に本考案の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1は本考案の防草シートの断面図を示すものであり、ニット製布1のシートの裏面となる、敷設した使用時に地面と接する側の面に、木酢液の塗布層2を形成したものである。
ニット製布1は、例えば、衣料用として使用されてきた丸編みニットの生産技術を応用することができ、衣料用ニットの3倍程度の糸量を使用し、編機に送り込む適切な糸量、編機に附属する釜の位置などを調整することで、防草シートとしての使用に適した高い編密度(目付け)と厚さを実現できる。
具体的には、綿とキュプラを素材した糸を用いて編成するに際して、例えば20番又は15番の糸を使用し、目付け300g/m〜500g/mとして編成できる。
図2は、ニット製布1の表面を、着色糸を使用して任意の着色面又は色分け模様面3に形成したものであり、図面では2色の色分け模様としてある。
従来黒一色であったものを、染色等で着色した糸を用いるて、例えば緑色にするとか、特定の図形や文字等の模様を容易に編成することができる。
本考案の防草シートはニット製品であるため、従来の不織布製品にない高い保水性を有し、土壌の乾燥、乾燥に伴う土壌の消失を防止でき、また、高い柔軟性(引っ張り伸度)も有し、不織布製品にないしなやかさのため土壌表面に密着し、シート下に雑草の繁茂空間を生じさせず繁茂の抑制となる。
また、綿とキュプラを素材した糸を用いたため、劣化すれば土中の微生物によって分解して土に戻り、大気中の二酸化炭素の増加に問題に対しては、カーボンニュートラルとなるものである。
表1は、本願考案の防草シートと、競合する生分解素材樹脂製不織布及び化繊不織布との比較表であり、本願考案の防草シートは価格の面で割高となるけれど、機能面では優位性が認められ、顕著なる作用効果を期待できるものである。
Figure 0003152626
1 ニット製布
2 木酢液の塗布層
3 着色面又は色分け模様面

Claims (3)

  1. 綿とキュプラを素材した糸を用いて編成したニット製布の裏面に木酢液の塗布層を設けたことを特徴とする防草シート。
  2. ニット製布の表面を、着色糸を使用して任意の着色面又は色分け模様面に形成したことを特徴とする請求項1記載の防草シート。
  3. 衣料用の3倍の糸量で編成して高密度と厚みを形成したニット製布である請求項1又は2記載の防草シート。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015122440A1 (ja) * 2014-02-13 2015-08-20 セーレン株式会社 砂利下シート
JP2019120013A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 日建工学株式会社 吸出防止シート及びその製造方法

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