JP3152536B2 - マイクロホンの電源装置 - Google Patents

マイクロホンの電源装置

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JP3152536B2
JP3152536B2 JP06721593A JP6721593A JP3152536B2 JP 3152536 B2 JP3152536 B2 JP 3152536B2 JP 06721593 A JP06721593 A JP 06721593A JP 6721593 A JP6721593 A JP 6721593A JP 3152536 B2 JP3152536 B2 JP 3152536B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Amplifiers (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路圧電(ICP)
電源から、前置増幅器を組込んだ精密マイクロホン及び
その他の変換器に電力を供給する電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】通常の
音響の録音に用いられるマイクロホンとは異なり、精密
測定マイクロホンは組込みの前置増幅器を有する。マイ
クロホンに前置増幅器を直接組込むことによってケーブ
ル容量とノイズの影響を避けることができる。しかし、
前置増幅器と組合せた場合、精密マイクロホンには複数
の電圧が必要となる。代表的例では、次の2種類の電圧
が必要である。すなわち、ほとんど無電流の状態での+
200ボルトの直流分極電圧と、1mAでの+28ボル
トの直流前置増幅器電源電圧である。複数の電圧を必要
とするため、精密マイクロホンは一般に、必要となる電
圧を供給できる独自の電源装置を必要とする。
【0003】従って、精密マイクロホンによる計測には
次の3つの装備が必要である場合が多い。すなわち、
組込み式前置増幅器を備えた精密マイクロホンと、マ
イクロホン用の電源装置と、解析器とである。マイク
ロホンの動作に必要な2種類の電圧は、電源装置によっ
て供給される。精密マイクロホンは更に同軸ケーブルを
介して解析器に接続されている。解析器はマイクロホン
によって生成される交流音響信号の計測を行う。
【0004】携帯式精密マイクロホンの計測のために、
電源装置と解析器は通常はそれぞれ電源としてバッテリ
を供給される。その理由は、基本的に、解析器に給電す
るバッテリに直接マイクロホンの電源装置を接続できる
ようには解析器が構成されていないからである。しか
し、解析器用とマイクロホンの電源装置用とにバッテリ
電源を分けることは不便である。何故ならば、それぞれ
に別個のバッテリを備えることにより容積と重量が増す
からである。更に、解析器とマイクロホンの電源装置は
バッテリ電源が切れるのを回避するためにそれぞれスイ
ッチ・オフしなければならない。残念ながら、解析器と
マイクロホン電源装置の双方のスイッチをオフにするこ
とは忘れ易く、その結果、必要な時に電力が不足してし
まう。
【0005】多くの解析器は、ICP加速度計に給電す
るための定電流源を備えている。これらの電流源によっ
て、2電線(同軸)システムとしてICP加速度計を伴
った解析器の動作が可能になる。第1の電線は、解析器
と加速度計に接続していて、アース線である。第2の電
線は、解析器の定電流源からの4mAの定電流をICP
加速度計に伝える信号及び電力線である。信号/電力線
は更に、加速度計によって生成された交流信号を解析の
ために解析器に伝える。ICP加速度計は複数の電源電
圧を必要としない。従って、ICP加速度計の用途に
は、電源装置は必要ない。
【0006】本発明は、個別のバッテリ電源を必要とし
ない精密マイクロホンとその他の変換器用の電源装置を
提供するものである。本発明に従った電源装置は、精密
マイクロホンが必要とする電源電圧を生成するため、前
述の定電流源を利用する。従って、マイクロホンの電源
装置は、独自の個別バッテリ電源を必要としない。解析
器のバッテリ又は交流電源は、解析器とマイクロホンの
電源装置との双方に電力を供給し、マイクロホンの電源
装置は解析器のICP定電流源を通して給電される。
【0007】本発明の利点の一つは、マイクロホンの電
源装置と、電力と交流計測信号との双方を伝送するため
のバッテリ電源を含む解析器との間に一つの2電線接続
しか必要としないことである。従ってマイクロホンの電
源装置と解析器を接続するために同軸ケーブルを使用す
ることができる。第1の電線は、解析器のICP電流源
から電源装置に定電流を伝え、且つマイクロホンから解
析器に交流信号を伝えるために使用される。第2の電線
はアース線として利用される。
【0008】前述のマイクロホン電源装置の別の特徴
は、マイクロホンによって生成された交流計測信号を緩
衝することである。従ってマイクロホンの電源装置に緩
衝増幅器が供給される。この緩衝増幅器も、ICP電流
源から受けた定電流より生成された電圧によって電力を
供給される。
【0009】本発明のその他の特徴と利点は、添付図面
を参照した好ましい実施例の以下の説明によって明らか
にされる。
【0010】
【課題を解決するための手段】付属の前置増幅器を有す
る精密マイクロホンに使用されるマイクロホン電源装置
は、同軸ケーブルを伴う解析器と接続されていて、解析
器のICP電流装置により給電される。電源装置は、分
極電圧と前置増幅器電源電圧を、マイクロホン及び前置
増幅器アセンブリに供給する。その電源装置は、マイク
ロホンによって生成された交流音響信号を受信し、その
交流信号を緩衝し、それを同軸ケーブルを通じて解析器
に提供する。
【0011】
【実施例】図1及び図2を参照すると、本発明の好まし
い実施例に従ったマイクロホンの電源装置10は、電気
的に遮蔽されたボックス11に収容された電源回路から
成っている。ボックス11はプラスチック又は金属製の
ものでさしつかえなく、おおよそ下記の寸法を有してい
る。長さ約10.2〜15.2cm(4〜6インチ);幅約10.2cm(4イン
チ);高さ約2.8cm(1.1インチ)。電源装置10は、二電線ケ
ーブル14を使用して、定電流源13を有する解析器1
2に接続することができる。解析器12は、スペクトル
解析器、音響レベル計、リアルタイム・オクターブ解析
器又はテープレコーダを含む音響を計測又は録音する任
意の装置でよい。ヒューレット・パッカード(HP)社
製のスペクトル解析器、HP 3560A,HP 3561A,HP 3566A,H
P 3567A及びHP 35665Aは、ICP定電流源を含み、解析
器12として好適に動作する。電源装置10は、更にマ
イクロホン・ケーブル22によって精密マイクロホン及
び前置増幅器アセンブリ20(又はその他の変換器)に
接続することができる。HP35224前置増幅器とHPマイ
クロホンであるHP 35222A,HP35221A及びHP 35223Aのう
ちの一つとは、精密マイクロホン及び前置増幅器アセン
ブリ20として使用するのに適している。
【0012】電源装置10と共に使用される解析器12
は、解析器12内の定電流源13により4mAの電流で
駆動されるチャンネル入力24を備えている。解析器1
2は、第2チャンネル入力26もまた備えることができ
る。代表的例では、チャンネル入力24と26とは、同
軸ケーブルの一端に装着するように適合されたBNCコ
ネクタである。チャンネル入力24は、更に解析器12
内の結合コンデンサ28と増幅器30とに接続されてい
る。結合コンデンサ28は、交流信号だけを伝え、チャ
ンネル入力24で受信した交流計測信号を分離して、解
析器12で分析し表示するために利用される。
【0013】同軸ケーブルの装着を可能にするため、マ
イクロホンの電源装置10には更にBNCコネクタ32
が設けられている。このように、同軸ケーブルは、電源
装置10を解析器12のチャンネル入力24に接続する
ための二電線ケーブル14として利用することができ
る。二電線ケーブル14の第1の電線34は、二つの目
的を満たしている。第1の電線34は、4mAの電流を
定電流源13から電源装置10へと伝え、且つ交流計測
信号を電源装置10から解析器12へと伝える。第2の
電線38は、BNCコネクタ32のアース端子40をチ
ャンネル入力24のアース42へと接続する。
【0014】マイクロホンの電源装置10には、更にマ
イクロホン・ケーブル22を装着するためのコネクタ4
4が備えられている。好ましい実施例では、標準型の7
ピンLEMOコネクタが使用される。電源装置10を精
密マイクロホン及び前置増幅器アセンブリ20に接続す
るマイクロホン・ケーブル22内の4本の電線が、電気
信号を伝送するために使用される。第1の電線46は、
+28ボルトの直流前置増幅器電源電圧で電源装置10
によって駆動される。電源装置が+200ボルトの直流
分極電圧(DC polarization voltage)で第2の電線4
8を駆動する。交流計測信号がマイクロホンを発し、第
3の電線50によって電源装置10に伝送される。第4
の電線52はアース線である。
【0015】本発明の好ましい実施例では、マイクロホ
ンの電源装置10は2つのチャンネルを有している。二
重チャンネルの能力は、例えば強度計測等の多くの応用
に有効である。各々のチャンネルは、単一のマイクロホ
ン及び前置増幅器アセンブリとを、解析器の単一チャン
ネル入力に接続する役割を果たす。電源装置10の第1
チャンネルは、マイクロホン及び前置増幅器アセンブリ
20とに接続するためのコネクタ44と、解析器12の
チャンネル入力24に接続するためのコネクタ32とを
備えている。第1チャンネルは、更にテープレコーダ用
の出力である第2のBNCコネクタ53を備えている。
テープ出力コネクタ53は、テープレコーダによる信号
の記録と解析器12による信号の計測の同時発生を可能
にするため、交流計測信号用の第2出力を備えている。
マイクロホンの電源装置10の第2チャンネルは、第2
マイクロホン及び前置増幅器アセンブリとを接続する第
2LEMOコネクタ54と、解析器12の第2チャンネ
ル入力26に接続するための第3BNCコネクタ55
と、第2テープレコーダに接続するための第4BNCコ
ネクタ57とを備えている。第2チャンネルは、第2マ
イクロホン及び前置増幅器アセンブリから発する第2の
交流計測信号を、第2チャンネル入力26と第2テープ
レコーダとに伝送する。
【0016】ボックス11の上面には、分極電圧スイッ
チ(以下では、単にスイッチとも記載)58と減衰スイ
ッチ59の2個のスライド・スイッチが設けられてい
る。突発的な切換を防止するためにスイッチ58と59
を僅かに引っ込ませて取り付けてある。分極電圧スイッ
チ58を使用して、電源装置10によってマイクロホン
及び前置増幅器アセンブリ20とに供給される極性電圧
を選択することができる。分極電圧スイッチ58が第1
の位置にあると、電源装置10は+200ボルトの直流
分極電圧を供給するように動作する。分極電圧スイッチ
58が第2の位置にある場合は、電源装置10は+0ボ
ルトの直流分極電圧を供給するように動作する。減衰ス
イッチ59によって、電源装置10による交流計測信号
の0dBと20dBとの間の減衰を選択することができ
る。
【0017】図2を参照すると、ボックス11内に収容
されたマイクロホンの電源装置10は、2つのチャンネ
ルの各々に対して次の回路を備えている。すなわち、+
14ボルトの電源回路60と、−14ボルト及び+28
ボルトの電源回路61と、+200ボルトの電源回路
2と、緩衝増幅器及び分路調整器64とである。電源回
路60−62の目的は、マイクロホン及び前置増幅器ア
センブリ20が必要とする+200ボルトと+28ボル
トの直流電圧を生成することである。電源回路60及び
61は更に、緩衝増幅器及び分路調整器64用に+14
ボルトと−14ボルトとの直流電圧を生成する。緩衝増
幅器及び分路調整器64は、マイクロホン及び前置増幅
器アセンブリ20から受信した交流計測信号を緩衝(バ
ッファリング)し、さらに交流計測信号が解析器12に
送信される際に、その交流計測信号の直流レベルを調整
する役割を果たす。図3の概略図に、種々の電源回路
0−62をより詳しく示す。
【0018】図2を参照すると、コンデンサ66は、マ
イクロホン及び前置増幅器アセンブリからの交流計測信
号を、緩衝増幅器及び分路調整器64に交流結合する。
緩衝増幅器及び分路調整器64は、2つの機能を果た
す。すなわち、交流計測信号を緩衝し、且つ交流計測信
号の直流レベルを調整する機能である。交流計測信号の
緩衝によって、+14ボルトの電源回路60と定電流源
13のインピーダンスにおける非直線性に因る信号の劣
化が防止される。緩衝増幅器及び分路調整器(以下で
は、単に緩衝増幅器とも記載)64は+1の利得を有す
る。交流計測信号の直流レベルの調整によって、この信
号の直流電圧は+14ボルト電源回路60と定電流源1
3の動作範囲内に保たれる。緩衝増幅器及び分路調整器
64は、緩衝増幅器の出力における電圧が+15ボルト
と+21ボルトの間で変化するように交流計測信号を調
整する。この出力電圧は解析器12のチャンネル入力2
4に結合される。しかし、この同じ線が定電流源13か
ら電流を伝導するためにも利用される。+14ボルトの
電源回路60は、出力電圧が可変的であるにも関わら
ず、解析器からの電流を調整された+14ボルトの直流
電圧へと変換する機能を果たす。緩衝増幅器及び分路調
整器を後に更に詳細に説明する。
【0019】図3を参照すると、+14ボルトの電源
60は集積回路68を含んでいる。集積回路68は、
200mvの基準電圧源70と、差動増幅器72とを備
えている。差動増幅器72は、基準電圧源70によって
生成された電圧をフィードバック電圧と比較し、2つの
電圧の差に比例する誤差信号を生成する。差動増幅器7
2からの誤差信号は、4個の抵抗(器)80−83と、
2個のトランジスタ86,88とから形成された電圧制
御電流源を駆動する。電圧制御電流源の出力は、+14
ボルトの直流電圧を生成するためにコンデンサ90によ
ってフィルタをかけられる。+14ボルトの直流電圧
は、電源回路61と緩衝増幅器64とに給電するために
利用される。分圧器92は、+14ボルトの直流電圧を
約+200mvに分圧して、フィードバック電圧を生成
する。分圧器と差動増幅器とによって形成されるフィー
ドバック制御ループは、+14ボルトの直流電圧を調整
する役割を果たす。
【0020】電源回路61は、電源回路60からの+1
4ボルトの直流電圧を2つの別の電圧、すなわち−14
ボルトと+28ボルトの直流電圧へと変換する。−14
ボルトの直流電圧は緩衝増幅器に供給され、一方、+2
8ボルトの直流電圧は電線46でマイクロホン及び前置
増幅器アセンブリ20とに供給される+28ボルトの前
置増幅器の電源(駆動)電圧である。電源回路61は、
0〜+14ボルトの間を変動する25KHzの方形波信
号を生成する非安定マルチバイブレータ94を備えてい
る。抵抗96とコンデンサ98とは非安定マルチバイブ
レータの周波数を設定する。電源回路61は更に充電ポ
ンプ倍電圧回路と、充電ポンプ電圧逆変換回路とを備え
ている。充電ポンプ倍電圧回路は、2個のコンデンサ1
02,103と2個のダイオード104,105とから
形成され、方形波信号を倍加して、+28ボルトの直流
電圧を生成するように動作する。充電ポンプ電圧逆変換
回路は、2個のコンデンサ108,109と2個のダイ
オード110,111とから形成されている。充電ポン
プ電圧逆変換回路は−14ボルトの直流電圧を生成す
る。
【0021】電源回路62は、調整された+200ボル
トの直流電圧を生成し、この電圧は、マイクロホン及び
前置増幅器アセンブリ20を駆動するための分極電圧と
して利用される。電源回路62は+200ボルトの直流
電圧を調整するための差動増幅器118を備えている。
差動増幅器は、フィードバック電圧を電源回路60によ
り生成された+14ボルトの調整された直流電圧と比較
する。分圧器120は、電源回路62の出力を約+14
ボルトに分割することによってフィードバック電圧を生
成する。電源回路60からの調整された+14ボルトの
直流電圧は、ノイズを低減するために、抵抗122とコ
ンデンサ124とから形成された低域フィルタを経て差
動増幅器118へと結合される。差動増幅器の周波数補
償は、抵抗128とコンデンサ130とによって行われ
る。トランジスタ134と、抵抗136と、コンデンサ
138とは、低域フィルタと、差動増幅器118の出力
を後述する帰線回路(フライバック回路)に結合するた
めの分離回路とを形成する。分離回路は、帰線回路から
のスイッチング・ノイズが+14ボルトの電源回路60
に結合することを防止する。
【0022】電源回路62は更に、帰線回路を形成する
コイル144とトランジスタ146とを備えている。ト
ランジスタ146は、非安定マルチバイブレータ94に
よって生成される25KHzの方形波信号を用いて駆動
される。トランジスタ146は、交互に、コイル144
を瞬間的にアースに接続し、次にコイル144をアース
から遮断するスイッチとして利用される。従って、トラ
ンジスタ146がオン状態の場合は、コイル144を通
る電流は増大する。トランジスタがオフに切換わると、
この電流は+70ボルトのパルスを生成する。トランジ
スタは25KHzの方形波によって反復的にオン、オフ
に切換えられ、一連の+70ボルトのパルスを生成す
る。25KHzの方形波は、抵抗150、コンデンサ1
52、ダイオード154とから成る高域フィルタを経て
トランジスタ146に結合される。前述の分極電圧スイ
ッチ58は、+200ボルトの電源回路62を使用不能
にする手段として備えられている。分極電圧スイッチ5
8は、トランジスタ146と付随する高域フィルタと
を、25KHzの方形波信号又はアースのいずれかに接
続する。分極電圧スイッチが25KHzの方形波信号に
接続された場合は、+200ボルトの電源回路62は+
200ボルトの直流電圧を供給する。分極電圧スイッチ
がアースに接続された場合は、+200ボルトの電源
は使用不能にされ、+0ボルトの直流電圧を供給す
る。
【0023】コイル144とトランジスタ146とによ
って生成された一連の+70ボルトのパルスは、5個の
コンデンサ160−164と、5個のダイオード166
−170とから成る電圧三倍化回路を駆動する。電圧三
倍化回路は、+70ボルトのパルスを+200ボルトの
直流電圧に変換する。2個の抵抗172,173とコン
デンサ174は、+200ボルトの直流電圧のノイズを
低減するための低域フィルタを形成する。
【0024】図4を参照すると、マイクロホン及び前置
増幅器アセンブリ20からの交流計測信号は、コンデン
サ66と減衰器とを経て、緩衝増幅器及び分路調整器6
4に交流結合される。減衰器は、分圧器180とスイッ
チ59とから成る。スイッチ59は2つの位置を有す
る。第1位置では、スイッチは交流計測信号を減衰なし
にそのまま緩衝増幅器に接続する。第2位置では、交流
計測信号は分圧器180を経て緩衝増幅器に接続され、
交流計測信号は20dBだけ減衰される。抵抗182,
183は過剰電圧から回路を防護する。
【0025】緩衝増幅器及び分路調整器64は、演算増
幅器186とトランジスタ188と2個の抵抗190,
191とから成る交流計測信号を緩衝するためのクラス
A(A級)の増幅段を備えている。解析器12内の定電
流源13は、能動プル・アップとして利用される。増幅
段の利得は、フィードバック・コンデンサ194によっ
て+1に設定される。コンデンサ198と200は、増
幅段に対する周波数補償を行う。トランジスタ206と
抵抗208−210は、増幅段の出力の直流レベルを調
整する直流フィードバック回路を形成している。従っ
て、増幅段は、増幅段の出力電圧を+14ボルトの電源
回路60の動作範囲内に維持する分路調整器としても動
作する。
【0026】1988年6月17日に出願され、許可さ
れた米国特許出願第07/208,352号はICP変換器に関す
るものであり、本明細書に参考として組み込まれてい
る。
【0027】これまで本発明の原理を、好ましい実施例
に基づいて図示し、説明してきたが、当業者であれば、
かかる原理から逸脱することなく構成及び細部を修正可
能であることが理解されよう。従って、そのようなすべ
ての修正についても、本願の特許請求の範囲及びこれと
等価物の思想及び範囲内に含まれるものとして特許請求
するものである。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、解
析器のICP電流装置により、解析器と、マイクロホン
及び前置増幅器アセンブリとの双方に電源が給電され、
マイクロホン及び前置増幅器アセンブリの電源装置とし
て個別のバッテリ電源装置が必要なくなる。またマイク
ロホン電源装置と解析器間は、1組の二電線即ち同軸ケ
ーブルによる接続によって、分極電圧と前置増幅器電源
電圧とをマイクロホン及び前置増幅器アセンブリに供給
し、逆に交流信号をマイクロホンから解析器に送ること
ができる。さらにこの電源装置は交流信号緩衝機能を有
し、マイクロホンによって生成された交流音響信号を受
信し、これを緩衝して、同軸ケーブルを通じて解析器に
提供する。以上によって、複数の電源装置や複雑なケー
ブル配線を不要としたコンパクトで且つ緩衝により高性
能なマイクロホン装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施例に従ったマイ
クロホン電源装置の平面図である。
【図2】図2は、図1のマイクロホン電源装置における
電源回路のブロック図である。
【図3】図3は、図2の電源回路の一部の概要図であ
る。
【図4】図4は、図2の電源回路の別の部分の概要図で
ある。
【符号の説明】
10 マイクロホン電源装置 12 解析器 13 4mA電流装置 14 二電線ケーブル(同軸ケーブル) 20 精密マイクロホン及び前置増幅器アセンブリ 22 マイクロホン・ケーブル 24 チャンネル入力1 26 チャンネル入力2 28 結合コンデンサ 30 増幅器 32 チャンネル出力1(BNCコネクタ1) 34 二電線ケーブルの電線1 38 二電線ケーブルの電線2 40 アース端子 42 アース端子 44 LEMOコネクタ1 46 マイクロホン・ケーブルの電線1 48 マイクロホン・ケーブルの電線2 50 マイクロホン・ケーブルの電線3 52 マイクロホン・ケーブルの電線4(アース線) 53 テープ出力コネクタ1(BNCコネクタ2) 54 LEMOコネクタ2 55 チャンネル出力2(BNCコネクタ3) 57 テープ出力コネクタ2(BNCコネクタ4) 58 分極電圧スイッチ 59 減衰スイッチ 60 +14ボルト電源回路 61 −14ボルト及び+28ボルト電源回路 62 +200ボルト電源回路 64 緩衝増幅器及び分路調整器 66 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 399117121 395 Page Mill Road Palo Alto,Californ ia U.S.A. (56)参考文献 特開 昭63−31399(JP,A) 特開 昭63−74300(JP,A) 特開 昭61−84993(JP,A) 実開 平4−71100(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 3/00 320 G05F 1/00 H02J 1/00 306

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変換器用の電源装置であって、 変換器から交流計測信号を受け取るための信号入力と、 前記電源装置の外部にある定電流源から電流を受け取
    り、及び、前記交流計測信号を測定装置に送るための信
    号出力と、 少なくとも1つの非アースの直流電圧を生成するため
    の、前記信号出力で受け取った電流によって給電される
    電源回路と、 前記変換器に前記少なくとも1つの直流電圧を供給する
    ための、前記電源回路に接続された少なくとも1つの直
    流電圧出力であって、前記信号入力から分離されている
    ことからなる、少なくとも1つの直流電圧出力を含む、
    電源装置。
  2. 【請求項2】前記変換器は、前置増幅器が取り付けられ
    た精密マイクロホンである、請求項1の電源装置。
  3. 【請求項3】前記精密マイクロホン及び前記前置増幅器
    からなるマイクロホンアセンブリと、前記電源装置とが
    一体化されることからなる、請求項2の電源装置。
  4. 【請求項4】前記交流計測信号を緩衝するための、及
    び、前記信号出力における直流電圧レベルを連続的に調
    整して、該直流電圧レベルを前記電源回路の動作範囲内
    に維持するための、前記信号入力と前記信号出力の間に
    接続された緩衝増幅器からさらになる、請求項1乃至3
    のいずれかの電源装置。
  5. 【請求項5】前記信号出力における直流レベルを連続的
    に調整して、該直流レベルを前記電源回路の動作範囲内
    に維持するための、前記信号出力に接続された分路調整
    器からさらになる、請求項1乃至4のいずれかの電源装
    置。
  6. 【請求項6】前記信号入力と前記信号出力が第1のチャ
    ンネルを形成し、前記電源装置が少なくとも2つのチャ
    ンネルを含み、各チャンネルが信号入力と信号出力を有
    することからなる、請求項1乃至5のいずれかの電源装
    置。
  7. 【請求項7】前記電源回路によって生成される前記少な
    くとも1つの直流電圧が、直流分極電圧と前置増幅器の
    電源電圧を含み、該直流分極電圧が、前記信号出力にお
    ける電圧レベルよりも高い電圧レベルを有することから
    なる、請求項1乃至6のいずれかの電源装置。
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