JP3151735B2 - ドライサンプ式エンジンの空気セパレータ - Google Patents

ドライサンプ式エンジンの空気セパレータ

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JP3151735B2
JP3151735B2 JP21577592A JP21577592A JP3151735B2 JP 3151735 B2 JP3151735 B2 JP 3151735B2 JP 21577592 A JP21577592 A JP 21577592A JP 21577592 A JP21577592 A JP 21577592A JP 3151735 B2 JP3151735 B2 JP 3151735B2
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義明 日高
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株式会社エッチ・ケー・エス
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M1/00Pressure lubrication
    • F01M1/12Closed-circuit lubricating systems not provided for in groups F01M1/02 - F01M1/10
    • F01M2001/126Dry-sumps

Landscapes

  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライサンプ式エンジン
の空気セパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ドライサンプ式エンジンとして、
エンジンのクランク室から分離したオイルタンクを設
け、オイルタンク内のオイルをメインポンプによってエ
ンジンの潤滑必要部に供給し、クランク室内のオイルを
スカベンジングポンプによってオイルタンクに戻すもの
がある。このドライサンプ式エンジンによれば、潤滑必
要部を経てクランク室底部に流下したオイルは直ちにス
カベンジングポンプにより吸引され、クランク室底部で
のオイルの滞留がない。このため、クランク軸のオイル
攪拌抵抗がなく、エンジン出力性能を向上できる。
【0003】然るに、ドライサンプ式エンジンにあって
は、スカベンジングポンプがクランク室底部のオイルと
ともに、ブローバイガスをも吸引するものとなるから、
スカベンジングポンプが吐出するオイル中の空気を空気
セパレータにて分離し、オイルタンク内に空気混入オイ
ルを回収することを防止する必要がある。オイルタンク
内に空気混入オイルを回収してしまうと、メインポンプ
にて供給されるオイルがキャビテーションを引き起こ
し、潤滑必要部で焼付きを生ずる等の不都合を招く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
において、スカベンジングポンプが吐出するオイル中へ
の混入空気量が車輌の激しい揺動等によって過多となる
場合等にあっては、単なる空気セパレータでは十分な空
気分離ができない。
【0005】尚、空気セパレータにおける空気分離を促
進するため、セパレータケース内に旋回ケースを回転自
在に支持し、この旋回ケースをエンジンにより駆動し、
空気混入オイルに遠心力を付与することにて、オイル中
の空気を遠心分離することも考えられる。ところが、こ
の場合には、エンジン出力の機械損失増加を招き、妥当
でない。
【0006】本発明は、エンジン出力の機械損失を伴う
ことなく、スカベンジングポンプが吐出するオイル中の
混入空気を確実に分離可能とすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンのク
ランク室から分離したオイルタンクを設け、オイルタン
ク内のオイルをメインポンプによってエンジンの潤滑必
要部に供給し、クランク室内のオイルをスカベンジング
ポンプによってオイルタンクに戻すに際し、スカベンジ
ングポンプが吐出するオイル中の空気を空気セパレータ
にて分離するように構成してなるドライサンプ式エンジ
ンにおいて、セパレータケース内に旋回ケースを回転自
在に支持し、スカベンジングポンプの吐出口に連なるオ
イル噴出口を旋回ケースの内面に設けたオイル受ブレー
ドに斜交配置し、旋回ケースにはオイル透過孔を開口
し、セパレータケースには上記オイル透過孔を通過した
オイルのためのオイル排出口を設け、旋回ケースの中心
部には空気排出管を配置してなるようにしたものであ
る。
【0008】
【作用】スカベンジングポンプが空気混入オイルに付与
したエネルギにより、旋回ケースを回転させることとな
り、オイル中の空気を確実に遠心分離できる。このと
き、旋回ケースはエンジンにより駆動されるものではな
いから、エンジン出力の機械損失を伴うことがない。
【0009】
【実施例】図1は空気セパレータの一実施例を示す模式
図であり、(A)は全体断面図、(B)はB−B線に沿
う断面図、図2はドライサンプ式エンジンを示す模式図
である。
【0010】エンジン10は、図2に示す如くのドライ
サンプ式であり、クランク室11から分離したオイルタ
ンク12を設け、オイルタンク12内のオイルをメイン
ポンプ13によってエンジン10の潤滑必要部に供給
し、クランク室11内のオイルをスカベンジングポンプ
14によってオイルタンク12に戻すに際し、スカベン
ジングポンプ14が吐出するオイル中の空気を空気セパ
レータ15にて分離するように構成してある。
【0011】ここで、空気セパレータ15は、図1に示
す如く、セパレータケース21内に旋回ケース22を回
転自在に支持し、スカベンジングポンプ14の吐出口1
4Aに連なるオイル噴出口23を旋回ケース22の内面
に設けたオイル受ブレード24に斜交配置している。
尚、旋回ケース22は、カップ状の上ケース22Aと、
逆円錐状の下ケース22Bとを螺合一体化したものであ
り、大径軸受25A、小径軸受25Bを介してセパレー
タケース21に支持されている。
【0012】また、空気セパレータ15は、旋回ケース
22の下ケース22Bにオイル透過孔26を開口し、セ
パレータケース21には上記オイル透過孔26を通過し
たオイルのためのオイル排出室27、オイル排出口28
を設けている。オイル排出口28はオイルタンク12の
オイル収容部に連通せしめられる。オイル排出口28
は、オイル排出室27の接線方向に指向配置され、オイ
ル排出室27内にオイルの渦巻流を形成可能としてい
る。
【0013】また、空気セパレータ15は、旋回ケース
22の中心部に空気排出管31を配置している。空気排
出管31の空気排出口32はオイルタンク12の上部空
間に連通せしめられる。尚、オイルタンク12の上部に
はブリーザ圧力調整口33が設けられている。
【0014】尚、空気セパレータ15において、旋回ケ
ース22が備えるオイル受ブレード24は、オイル噴出
口23からの噴出オイルエネルギを、旋回ケース22の
回転力と、旋回ケース22の大径軸受25Bに向かうス
ラスト力とに変換するようなブレード向きを付与されて
いる。旋回ケース22に作用するスラスト力が大径軸受
25Aに向かうようにしたのは、大径軸受25Aの負荷
能力が小径軸受け25Bのそれよりも大であるからであ
る。
【0015】また、空気セパレータ15において、オイ
ル噴出口23の上流部には、大径軸受25Aに開口する
オイル路34が設けられており、スカベンジングポンプ
14の吐出オイルの一部を大径軸受25Aの潤滑に供し
得るようにしている。
【0016】また、空気セパレータ15において、セパ
レータケース21の最下部にはドレンボルト35が螺着
され、旋回ケース22の最下部にはドレン路36が貫通
形成されている。ドレンボルト35の上端部にはマグネ
ット37が埋設され、ドレンオイル中の鉄粉等を吸着可
能としている。
【0017】以下、空気セパレータ15の作動について
説明する。スカベンジングポンプ14から吐出される空
気混入オイルは、オイル噴出口23から噴出して旋回ケ
ース22のオイル受ブレード24に当たり、旋回ケース
22に回転力を付与する。これにより、旋回ケース22
内に噴出せしめられたオイルは、遠心力の作用により混
入空気を分離され、空気分離後のオイルはオイル透過孔
26からセパレータケース21のオイル排出室27を経
てオイル排出口28からオイルタンク12のオイル収容
部に回収される。他方、分離された空気は、空気排出管
31内に流れ込み、空気排出口32からオイルタンク1
2の上部空間に排出される。
【0018】以下、上記実施例の作用について説明す
る。スカベンジングポンプ14が空気混入オイルに付与
したエネルギにより、旋回ケース22を回転させること
となり、オイル中の空気を確実に遠心分離できる。この
とき、旋回ケース22はエンジン10により駆動される
ものではないから、エンジン出力の機械損失を伴うこと
がない。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、エンジン
出力の機械損失を伴うことなく、スカベンジングポンプ
が吐出するオイル中の混入空気を確実に分離可能とする
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は空気セパレータの一実施例を示す模式図
であり、(A)は全体断面図、(B)はB−B線に沿う
断面図である。
【図2】図2はドライ散布式エンジンを示す模式図であ
る。
【符号の説明】
10 エンジン 11 クランク室 12 オイルタンク 13 メインポンプ 14 スカベンジングポンプ 15 空気セパレータ 21 セパレータケース 22 旋回ケース 23 オイル噴出口 24 オイル受ブレード 26 オイル透過孔 28 オイル排出口 31 空気排出管

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのクランク室から分離したオイ
    ルタンクを設け、オイルタンク内のオイルをメインポン
    プによってエンジンの潤滑必要部に供給し、クランク室
    内のオイルをスカベンジングポンプによってオイルタン
    クに戻すに際し、スカベンジングポンプが吐出するオイ
    ル中の空気を空気セパレータにて分離するように構成し
    てなるドライサンプ式エンジンにおいて、 セパレータケース内に旋回ケースを回転自在に支持し、
    スカベンジングポンプの吐出口に連なるオイル噴出口を
    旋回ケースの内面に設けたオイル受ブレードに斜交配置
    し、旋回ケースにはオイル透過孔を開口し、セパレータ
    ケースには上記オイル透過孔を通過したオイルのための
    オイル排出口を設け、旋回ケースの中心部には空気排出
    管を配置してなることを特徴とするドライサンプ式エン
    ジンの空気セパレータ。
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