JP3151437B2 - 位置制御方法およびその位置制御装置 - Google Patents

位置制御方法およびその位置制御装置

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JP3151437B2 JP26277398A JP26277398A JP3151437B2 JP 3151437 B2 JP3151437 B2 JP 3151437B2 JP 26277398 A JP26277398 A JP 26277398A JP 26277398 A JP26277398 A JP 26277398A JP 3151437 B2 JP3151437 B2 JP 3151437B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工作機械、自動機
械、産業用ロボット、建設機械に代表される産業機械及
び家庭用ロボット、医療機器、民生機器の運動軸を駆動
する駆動装置の位置制御方法および位置制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の位置制御装置は、「メカトロニク
スのためのサーボ技術入門」(日刊工業)等記述されて
いるように、その主たる目的は、サーボモータの回転角
速度をサーボモータに取り付けられた負荷の摺動部摩
擦、作業による外力の存在にも関わらず指令された値に
偏差なく追従させることであった。
【0003】一方、産業用ロボット等の行う動作の中に
は、運動軸が外乱トルクに対して位置偏差なく追従する
ことが不適当な場合が存在する。例えば、産業用ロボッ
トが部品を把持し、平面上に置かれた他の部品への組み
付け作業を行おうとするとき、部品同士の接触による拘
束のもたらす外乱トルクに対し柔軟に運動する動作を行
わせる必要がある。
【0004】従来の位置制御型サーボモータ制御装置で
は、制御の目的が外乱トルクに対し、位置偏差なく動作
することにあるので、当然、サーボモータが外乱トルク
に対し、柔軟に回転することは許されない。従って運動
軸が拘束を伴うような接触作業を行っている場合に、作
業対象物の破壊、サーボモータ制御装置の過負荷による
異常停止等を引き起こす。あるいは、これを機械的に回
避しようとすれば、運動軸にバネをつける等の特殊な工
夫を必要とし、コスト高、メインテナンスが大変にな
る、あるいは仕様変更が容易でないといった問題があっ
た。また、制御系を変更し、外乱トルクによる位置偏差
を許すことによって、前記拘束の問題を解決しようとす
れば、運動軸の摩擦トルク等によっても位置偏差が生じ
ることになり、指令値に対する追従性が不必要に悪化す
るという問題があった。
【0005】この問題に対して、サーボモータの出力軸
が外部から受ける力(以降、外力と称する)を検出する
力センサを設け、このセンサからの出力を制御系に入力
し処理する事により、外部から受ける力に対して所与の
動的特性を有する運動を行わせようとする、コンプライ
アンス制御という技術が開発されている。この技術を従
来の位置制御型サーボモータ制御装置で実現する典型的
な方法を、以下に説明する。
【0006】(1) コンプライアンス制御系の構成 (1―1)制御系全体 図12は、コンプライアンス制御系のブロック図であ
る。位置制御系205は、位置指令値203にしたがっ
て、サーボモータの位置206を偏差なく追従させる。
コンプライアンスモデル211aは、力センサ出力値
(Fc)208から、変更位置指令204aを計算す
る。位置指令値203は、上位コントローラ(図示せ
ず)からの指令値201に変更位置指令値204aを加
算して得られる。以降の説明の都合上、経路300とF
d209が書いてあるがここでは、一旦除外しておく。
【0007】この制御系の考え方の骨子は、次のような
ものである。まず位置制御系205が理想的に設計され
ており、位置指令値203からサーボモータの位置20
6に至る伝達関数が1、つまり位置指令値203はサー
ボモータの位置に完全に一致すると仮定してよいものと
する。すると図12より明らかなように、力センサ出力
値208からサーボモータの位置206に至る伝達関数
は、コンプライアンスモデル211aの伝達関数と完全
に一致する。すなわち、力センサ出力値208を外力と
等価とみなせば、サーボモータは、外力に対して、コン
プライアンスモデル211aで記述された通りの動的特
性をもつのである。つまり、コンプライアンスモデルを
任意に設定できるようにしておけば、サーボモータの動
的特性を自由に制御できることになる。
【0008】また、コンプライアンスモデルとしては通
常、人間が感覚的によく理解できるバネ,質量,ダンパか
ら成る力学系のモデル(これを以後一自由度振動モデル
と称する)が使用される。
【0009】しかしながらこの方法は、構造的に困難な
問題を内在しており、実用に供することが難しかった。
これを示すために、更に詳しく制御系の特性を説明す
る。
【0010】(1−2)位置制御系 位置制御系205のブロック線図を図10(a)に示
す。この位置制御系は一般に用いられているものであ
る。サーボモータへの位置指令値203は、位置206
を減じられて、位置偏差152となり、位置制御補償器
143を通って速度指令151となる。さらに速度指令
151は、位置206の微分値である速度150が減じ
られて、速度偏差149となる。速度偏差149は速度
制御補償器142を通って電流指令値131となる。こ
の指令により、電流制御系135(後述(1―3))
は、モータ電流136をDCサーボモータに流し、DC
サーボモータは、モータトルク157を発生する。負荷
慣性を含めたモータ慣性141は、モータトルク157
と外乱トルク148の合成トルク147により、加速さ
れ、モータ速度146で回転し、その積分値が位置20
6となる。図中のパラメータは、以下の通りである。 Kp:位置制御補償器 比例ゲイン Kv:速度制御補償器 比例ゲイン Tv:速度制御補償器 積分時定数 Ka:電流制御系 ゲイン Kτ:トルク定数 J :DCサーボモータ回転子と負荷のモータ軸まわり
換算の慣性モーメントの和 s :複素変数
【0011】位置制御系205において、速度制御補償
器142に積分器が存在するので、外乱トルク148が
定常的であれば、モータ速度146や位置206に影響
しない。また、外乱トルクが時間的に変化する場合につ
いても、十分にKp、Kvが大きくとれていれば、わず
かな影響しか生じないので、外乱トルク148の存在は
無視してもよく、位置制御系は図10(b)に示すよう
に一つのブロックにまとめることができる。位置指令値
203から位置208までの伝達関数は、次式である。
【数3】 ここで H1 = Kv・Ka・Kτ/J H2 = H1/Tv である。
【0012】(1―3)電流制御系 図11は電流制御系のブロック線図である。電流指令値
131からモータ電流値136aを引いて、電流偏差1
30を得、それを電流制御補償要素126に通してモー
タ電圧値129を得る。これは、物理的なモータ電圧1
3(図3(a)参照)に対応している。モータ電圧13
をDCサーボモータ41(図3(a)参照)に印加する
と、DCサーボモータの逆起電力128を差し引いた電
圧134がDCサーボモータ41内のモータ電機子にモ
ータ電流136を発生させる。
【0013】図中のパラメータは以下の通りである。 Ki:電流制御補償要素 比例ゲイン Ti:電流制御補償要素 積分時定数 L:モータ電機子 インダクタンス R:モータ電機子 抵抗 Kτ:トルク定数 J :DCサーボモータ回転子と負荷のモータ軸まわり
換算の慣性モーメントの和 s:複素変数
【0014】なお、電流制御系は、Ki、Tiを適当に
設定すると、速度制御系に於ける動作周波数帯域につい
て一定のゲインKaで近似することができる。従って、
図10の電流制御系135は、定数Kaで表現すること
ができる。
【0015】(1−4)コンプライアンスモデル ここで、図12のコンプライアンスモデル211aにつ
いて説明をする。今、バネ、質量、ダンパで構成された
一自由度振動系を考える。一自由度振動系の模式図を図
19に示す。質量172は、バネ171とダンパ170
によって地面174に結合されている。質量172に
は、力F173が加えられ、安定点から偏差X175だ
け変位するとする。図中のパラメータは以下の通りであ
る。 M:質量 D:減衰係数 K:バネ定数 この系の微分方程式は、次のようになる。
【数4】 初期値=0としてラプラス変換して、変形すると、次式
が得られる。
【数5】 ここで X(s):X(t)のラプラス変換 F(s):F(t)のラプラス変換 である。あるいは次のようにも書ける。
【数6】 さらに(5)式の二つの極(分母=0の根)をα1、α
2とすると、次の式を得る。
【数7】 コンプライアンスモデル211a は、(6)式をそのま
ま用いている。すなわちサーボモータに、一自由度振動
モデルと同一の動的特性を持たせようとするのである。
【0016】(1―5)機械系 次に、コンプライアンス制御系の機械部分についての具
体例を図3を用いて説明する。エンコーダ40は、DC
サーボモータ41の出力軸41aに結合され、出力軸4
1aは、カップリング43を介してボールネジ46に結
合している。ボールネジ46は、リニアスライド44に
よって案内されたナット45を直線上に駆動する。ナッ
ト45には取り付け治具47を介し、ハンド49が取り
付けてある。取り付け治具47は、駆動方向に比較的柔
らかい構造となっており、歪ゲージ式の力センサ48が
付けられている。従って、この力センサは、駆動方向の
力を検出する。リニアスライド44とDCサーボモータ
41、ボールネジ46は台42に固定されている。
【0017】モータ電圧13は、DCサーボモータ41
のコイル41bに印加され、電流センサ9は、モータ電
流136を測定し、モータ電流信号17を出力する。エ
ンコーダ40は、モータ回転角度を測定し、エンコーダ
信号10を出力する。力センサ48は、ハンドに加えら
れた外力を測定し、外乱トルク22を出力する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】図3(a)、(b)に
おいて、ハンド49でワーク50をつかみ、DCサーボ
モータ41を回転させて別のワーク51の上に載せると
いう接触作業を行う場合を考える。ある段階に於て図3
(b)の様にワーク50とワーク51が接触する。この
時、位置Xc206と力センサ出力値Fc208との間
には、次式で表現される関係が成立する。
【数8】 ここで Ke : 各ワーク、ハンド49、及び治具47等を総
合した機械剛性の等価ばね定数 Fd : ワーク50とワーク51の接触以外の原因に
よる検出され得る外力 すなわち、ワークどうしが接触すると図12破線300
で示す経路が生じ、閉ループ301の安定性が問題とな
る。そこで、その安定性を根軌跡を用いて検討する。
【0019】図13(a)は、閉ループ301に対する
根軌跡(各極(図中の×印)から出発する矢印)を概念
的に書いたものである。図全体は実軸319、虚軸31
8を持つ複素平面(s−平面)であり、図中の極(×
印)、零点(○印)のグループ310は、位置制御系2
05の極、零点であり、極(×印)のグループ311
は、コンプライアンスモデル211aの極である。
【0020】根軌跡によって閉ループの安定性を調べる
手法は、一般的に知られているので、詳細な説明を省く
が、簡単にいえばループゲイン(この場合はKc*K
e)を小さい値から大きくしてゆくとき、閉ループ伝達
関数の極の位置がどのように変化してゆくかを見るもの
であり、あるループゲインにおいて複素平面の右半面
(不安定領域と呼ばれる)に極が現れれば、そのループ
ゲインにおいて閉ループは不安定、さもなくば安定であ
ると判定することができる。
【0021】また、本明細書において明確な説明を行う
ために、根軌跡の2つの性質を挙げる。(性質1)根軌
跡は、一巡伝達関数の極から出発し(ループゲイン=
0)、零点に終わる(ループゲイン=∞)。(性質2)一
巡伝達関数の極の数をn、一巡伝達関数の零点の数をm
とすると、根軌跡の分枝の中で、(n―m)個は無限遠
点の零点に到達する。そのときの漸近線の傾き角は、
【数9】 である。根軌跡法の解説に関しては、例えば、相良節夫
著「基礎自動制御」p.132(森北出版株式会社)を参照
されたい。
【0022】さて、図12の閉ループ301に対する一
巡伝達関数の極と零点は、コンプライアンスモデル21
1aと位置制御系205の極の零点の事であるから、前
述の通り図13(a)に示されている。これに(性質
1)(性質2)をあてはめると、グループ310の実軸
上の極は実軸上の零点に漸近し、残る4つの極が、π/
4,3π/4,5π/4,7π/4の傾き角を持って、無限遠に遠ざ
かる。この事から、グループ311の極すなわちコンプ
ライアンスモデル211aの極が、ループゲインの増加
に伴い、根軌跡の分枝313,314を辿って不安定領
域309に突入し、閉ループ301は不安定となること
がわかる。
【0023】ハンド49及び治具47(図3)の機械剛
性が高ければ高いほど、又ワーク50、51の機械剛性
が高ければ高いほど、Keは大きくなる。前者の機械剛
性は位置精度を保つため、極力大きく設計するのが通常
であり、ワーク50、51は金属部品同士であるのが常
であるから(これを剛体接触と呼ぶ)後者の機械剛性は
極めて大きい。つまり、ほとんどの事例に於てKeは、
ループゲインを限界値より大きくしてしまい、閉ループ
301は不安定となる。
【0024】閉ループ301が不安定となれば発振現象
が起こり、ワーク50とワーク51の接触と離脱が周期
的に起こり、このままでは図3(b)の接触作業は、不
可能となるばかりでなく、ワーク50、51の破損を招
く事もある。本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、位置制御型の駆動装置に任意のコンプライアンス
を付与し、かつ剛体接触時の不安定振動が起こらないよ
うにする制御装置及び制御方法を提供する事を目的とす
るものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は一自由度振動系の伝達関数に2つの零点を
付け加えた伝達関数((9)式)をコンプライアンスモ
デルとした。
【数10】 K1 ;コンプライアンスモデルゲイン定数 α1、α1 ; コンプライアンスモデル極 β1、β1 ; コンプライアンスモデル零点 s ;複素変数
【0026】図13(b)において、グループ310の
極と零点は図13(a)と変わらないが、図13(b)
のグループ312は、図13(a)のグループ311に
2個の零点((9)式のβ1、β2)を付け加えたもの
である。これに前述の(性質1)(性質2)をあてはめ
ると、グループ310の実軸上の極は実軸上の零点に漸
近し、残る4つの極の内2つが、グループ312の新た
に付け加えられた零点に吸収され、残る2つの極が、π
/2,3π/2の傾き角を持って無限遠に遠ざかる。
【0027】図13(b)においては、グループ312
の極((9)式のα1、α2)が零点に吸収される様子
を示している。これらの極は新たに追加した零点に引っ
張られ、図13(a)の様に不安定領域309に突入す
る事がない。また、グループ310の実軸上にない極は
上下方向に飛散するため、不安定領域309に突入する
事がなく、閉ループ301は常に安定である。
【0028】また、グループ312の極と零点が近すぎ
ると、コンプライアンスモデルの特性が一自由度振動系
と特性と異なってしまうが、これはグループ312の零
点と極の位置を十分離すことによって回避される。
【0029】つまり、ワーク51、52(図3(b))
の接触時にループゲインが極めて大きくなっても、コン
プライアンス制御系の安定性が確保され、予期せぬ発振
現象を招くことなく、目的の接触作業を行わせることが
できるのである。
【0030】なお(9)式からなるコンプライアンスモ
デルは、伝達関数
【数11】 で表される、一自由度振動モデルと、伝達関数 1 + γs で表される微分要素との直列結合と、該直列結合と伝達
関数 λ で表される比例要素との並列結合で表すことができる。
ここにおいて、 Kc ; 一自由度振動モデルゲイン定数 ζc ; 減衰係数 ωc ; 固有角振動数 γ ; 微分要素ゲイン λ ; 比例要素ゲイン s ;ラプラス演算子 である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明による一実施例を図
面を基に説明する。 (1)ハードウェア構成 図2は本発明によるサーボモータ制御装置のハードウェ
ア構成図である。まず本制御装置は、ディジタルサーボ
方式を採用している。サーボCPU(CentralProcessin
g Unit)1には、積和演算を高速に行うことができるD
SP(DigitalSignal Processor )を用い、サーボに必
要なその他の機能ブロックは、CPU1のI/Oポート
に結合されている。機能ブロックには、位置検出ブロッ
ク3、PWM(駆動信号出力)ブロック5、電流検出ブ
ロック6、外乱トルク(外力)検出ブロック7、上位コ
ントローラインターフェースブロック8がある。この
他、モータに電力を供給するためにパワーアンプ4も備
えている。また、CPU1周辺のメモリ回路、アドレス
デコーダ等は、説明を省略した。
【0032】位置検出ブロック3はエンコーダ信号10
を、電流検出ブロック6はモータ電流信号17を、外乱
トルク検出ブロック7は力センサ出力22を、それぞれ
制御対象及びセンサ部80から入力する。
【0033】PWMブロック5はトランジスタスイッチ
ング信号14をパワーアンプ4に出力し、パワーアンプ
4はトランジスタスイッチング信号14に応じてモータ
電圧13を制御対象及びセンサ部80へ出力する。
【0034】上位コントローラインターフェースブロッ
ク8は、上位コントローラ90から、コントローラ出力
データ166を入力し、上位コントローラ90へ、コン
トローラ入力データ165を出力する。
【0035】次に制御対象及びセンサ部80の具体例に
ついては、従来の技術で図3(a)を用いて説明した
(1−5)機械系と同一とする。
【0036】次に各機能ブロックの機能を図4から図9
を用いて説明する。図4は位置検出ブロック3の詳細図
である。エンコーダ信号10は、A相、B相信号という
90°だけ位相の異なる矩形波であり、これをデコーダ
30にかけ、16ビットバイナリーアップダウンカウン
タ33をコントロールする信号、すなわち回転パルス3
1、回転方向32を発生させる。16ビットバイナリー
アップダウンカウンタ33は、クロック39を回転パル
ス31、回転方向32に従って計数し、モータの回転角
度に対応する16ビットバイナリーデータ34を生成す
る。これを16ビットフリップフロップ付きバッファを
通して位置データ12としてCPU1へ出力する。な
お、16ビット=65536パルスを越える回転角度が
生じたとき、計数値が0に戻るが、その場合において
も、ソフトウェアにより正しく積算されるようにした。
【0037】図5は、PWMブロックの詳細図である。
DCサーボモータ41(図3(a))のモータ電圧13
は、PWM(Pulse Width Modulat
ion)方式で出力している。CPU1からは、モータ
電圧値129を実現するPWMデータ16が出力され、
このPWMデータ16は11ビットフリップフロップ6
0に保持させる。11ビットフリップフロップの出力の
内の10ビットは、電圧パルスのデューティ比データ6
7で、パルス幅変調回路57の入力となる。パルス幅変
調回路57は、デューティ比データ67で表現されるデ
ューティ比の矩形波61を発生する。また、11ビット
フリップフロップ60の出力のうち、1ビットは正負符
号68であり、これは矩形波61と共に、符号制御回路
55に入力され、トランジスタスイッチング信号14、
14a〜14dになる。
【0038】図6はパワーアンプ4の詳細図である。P
WMブロック5の出力14、14a〜14dは、それぞ
れ、ゲートドライバー118〜121に入力され、それ
らからの出力114〜117は、Hブリッジを構成した
パワーMOSFET110〜113のゲートをON、O
FFする。そのスイッチングパターンは、片側スイッチ
ングパターンである。これによりDCサーボモータ41
(図3(a))のモータ電圧13は、供給電圧Vsの振
幅を持つ矩形波電圧となり、近似的にモータ電圧値12
9を具現化する。
【0039】図7は、電流検出ブロック6の詳細図であ
る。モータ電流信号17は、ローパスフィルタ兼ゲイン
アンプ81を通って、信号82となり、サンプルホール
ダ83に入力される。サンプルホールダ83の出力ホー
ルドデータ84は12ビットA/Dコンバータ85のア
ナログ入力となる。12ビットA/Dコンバータ85の
ディジタル出力86はバッファ87を介して電流データ
21として、CPU1へ出力される。電流検出時はサン
プルホールダ83によって12ビットA/Dコンバータ
85のアナログ入力をホールドした後、12ビットA/
Dコンバータ85によりA/D変換する。
【0040】図8は外乱トルク検出ブロック7の詳細図
である。これは、図7と基本的に同じものでブロックへ
の入力をモータ電流信号17から力センサ出力22に代
えたものである。このブロックによってCPU1へ外乱
トルクデータ25が出力される。
【0041】図9は上位コントローラインターフェース
ブロック8の詳細図である。CPU1から上位コントロ
ーラ90へのデータ転送は出力データ161を出力用F
IFO(ファーストインファーストアウト)メモリ16
3へ出力することによって行われる。出力データ161
が出力されると、上位コントローラ90へのデータの存
在を示す出力フラグ167がセットされ、上位コントロ
ーラ90に対し、受信処理を要求する。上位コントロー
ラ90は、出力用FIFOメモリ163から、コントロ
ーラ入力データ165を読み出す。FIFO中の全ての
データの読みだしが完了すると、出力フラグ167は、
リセットされて、データ転送は、完了する。
【0042】上位コントローラ90からCPU1へのデ
ータ転送も、上位コントローラ90が、入力用FIFO
メモリ164に対して、コントローラ出力データ166
を出力することによって、CPU1へのデータの存在を
示す入力フラグ168が、セットされ、CPU1に対し
て、受信処理を要求する。CPU1が入力用FIFOメ
モリ164から、全てのデータを入力データ162とし
て入力すると、入力フラグ168は、リセットされ、デ
ータ転送は、完了する。
【0043】以上、本サーボモータ制御装置の一実施例
としてのハードウェア構成をサーボに必要な機能ブロッ
クを中心に説明したが、細部の制御信号等に関して説明
を省略した。また、各機能ブロックや制御対象、センサ
の実施例はこれにとどまらず、各部の置き換えは考えら
れる。例えばエンコーダは、A相、B相出力のインクリ
メンタル型であるが、これをアブソリュート型に変更
し、対応する位置検出ブロックにすることは、本発明の
主旨に反しない。
【0044】(2) 制御系の構成 本サーボモータ制御装置に於ける制御系の構成をブロッ
ク図を基に説明する。本サーボモータ制御装置は、ディ
ジタル制御、即ち離散時間制御を行っている。サンプリ
ング周期を0.19msecという非常に短周期に設定し、使用
サーボ帯域500Hz以下においては、連続時間系で近似
できるようにして、設計を行った。従って、以下の説明
においても、連続時間系で近似した形で説明をする。
又、以下の説明に於いて、位置は、サーボモータの回転
角度をさし、速度は、回転角速度をさす。
【0045】(2―1)制御系全体 図1は、本発明サーボモータ制御装置の制御系概念図で
ある。位置制御系205は、位置指令値203にしたが
って、サーボモータの位置206を偏差なく追従させ
る。コンプライアンスモデル211は、力センサ出力値
(Fc)208から、変更位置指令値204を計算す
る。位置指令値203は、上位コントローラ90からの
指令値201((3)ソフトウェア構成参照)に変更位
置指令値204をka加算して得られる。
【0046】(2―2)位置制御系 本サーボモータ制御装置に於ける位置制御系は、従来の
技術で説明した(1−2)位置制御系と同一である。
【0047】(2−3)電流制御系 本サーボモータ制御装置に於ける電流制御系は、従来の
技術で説明した(1−3)電流制御系と同一である。
【0048】(2―4)コンプライアンスモデル コンプライアンスモデル(図1中211)の構成例を、
図14(a)に基づいて説明する。
【0049】力センサ出力値208を一自由度振動モデ
ル211a(図12で説明したコンプライアンスモデル
と同じモデル)に入力し、モデル出力337を得る。モ
デル出力337をγ・sの特性(γは微分器ゲイン、s
は複素変数)をもつ微分器331によって微分し、モデ
ル出力337に加算することによって、位相回復モデル
出力336を得る。ここでモデル出力337から位相回
復モデル出力336までの伝達関数は1+γsとなり、
この伝達関数と一自由度振動モデル211aは直列に接
続されている。さらに、力センサ出力値208を、バイ
パスゲインλ(330)倍して 、バイパス出力335
を得る。さらに、位相回復モデル出力336とバイパス
出力335との和をとり、変更位置指令204bを得
る。つまりバイパスゲイン330は、力センサ出力値2
08から位相回復モデル出力に至る経路と並列に接続さ
れる。さらに、上位コントローラからの指令値201に
変更位置指令値204bを加算し、位置制御系205の
位置指令値203を得る。微分器331や、バイパス出
力335は、一自由度振動モデル211aの位相遅れを
回復させる働きがある。ブロック線図の変形を行えば、
第14(b)になり、次式で表されるコンプライアンス
モデル211bが構成されたことになる。
【数12】
【0050】さきに述べた零点の選び方に適合するよう
に微分器ゲイン、バイパスゲインを設定した。ωc=6
rad/sec,ζc=0.6の場合について、微分器ゲインγ
は、ωcの0.1倍とし、バイパスゲインは、0.01
程度に設定した。この値は、コンプライアンスモデル2
11bの特性と、コンプライアンスモデル211aの特
性とが、あまり離れないように選んだものである。
【0051】実際は、制御系の各部に存在するモデル化
されていない遅れ要素の影響で、根軌跡は、図13
(b)のようにならず、やはり、根の一部が、高ゲイン
時に不安定域にはいる。そこで、それらの遅れ要素を考
慮して、根軌跡を計算し直し、最も安定性が高いバイパ
スゲインを選択すると共に、あるいは、実験的に、取り
付け治具47(図3参照)の機械剛性をやや低くして、
(7)式のKeが発振限界のゲインを越えないようにす
る。
【0052】念のために言っておくと、(10)式は分
母、分子ともに複素変数sに関する2次式であり、分母
=0の根をα1、α2、分子=0の根をβ1、β2とする
と、(10)式は(9)式に変形することができる。
【0053】(3)ソフトウエア構成 本サーボモータ制御装置のCPU1のソフトウエアは、
図15に示すように、システム管理プログラム部520
と制御プログラム部521によって構成される。システ
ム管理プログラム部520は、割り込み処理の管理、メ
モリ管理を受け持つ。制御プログラム部521は、サー
ボモータの制御を行う部分で、システム管理プログラム
部520によってCPU1の内部タイマー割り込み処理
の一つとして起動される。すなわち、制御プログラム部
521は、サンプリング周期0.19msec毎に起動
される。
【0054】制御プログラム部521をプログラム流れ
図(図16)を基に説明する。まず、入力データ162
(図2参照)を、入力する(入力510)。これには、
上位コントローラ90(図2)からの指令値201(図
14(a))が含まれる。次に、外乱トルクデータ25
(図2参照)を、力センサ出力値208(図12(a)
参照)として、入力する(入力511)。次に、一自由
度振動モデル211a(図14(a)参照)の計算を行
う(処理512)。次に、微分要素331(図14
(a)参照)の計算を行う(処理513)。次に、変更
位置指令204bの計算を行い、位置指令値203の計
算を行う(処理514,515)。最後に位置制御系2
05の処理を行い(処理516)、システム管理プログ
ラム部520(図15参照)へ、リターンする。
【0055】位置制御系205の処理(処理516)の
流れ図を図17に示す。まず、位置データ12(図2参
照)を位置206(図10(a)参照)として、入力す
る(入力501)。つぎに速度を計算する(処理50
2)。次に、位置制御の計算を行う(処理503)。次
に速度制御の計算を行う(処理504)。次に電流デー
タ21を、モータ電流値136aとして、入力する(入
力505)。次に電流制御の計算を行う(処理50
6)。最後に、モータ電圧値129を実現するPWMデ
ータ16を出力する(出力507)。
【0056】
【発明の効果】コンプライアンスモデルとして一自由度
振動モデルに前記の条件を満足する零点を加えたことに
より、理想とする一自由度振動モデルの特性とコンプラ
イアンスモデルの応答特性をあまり変えずに、剛体接触
時にも安定な制御系を構成することが出来、位置制御装
置に任意のコンプライアンスを付与し、かつ接触作業を
行わせることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制御系の概念図である。
【図2】ハードウエア構成図である。
【図3】制御対象及びセンサ部を示す図で、(a)は、
全体図、(b)は、作業中の一状態を示す図である。
【図4】位置検出ブロックの詳細図である。
【図5】PWMブロックの詳細図である。
【図6】パワーアンプの詳細図である。
【図7】位置検出ブロックの詳細図である。
【図8】外乱トルク検出ブロックの詳細図である。
【図9】上位コントローラインターフェースブロックの
詳細図である。
【図10】位置制御系のブロック線図である。
【図11】電流制御系のブロック線図である。
【図12】従来のコンプライアンス制御系の一例のブロ
ック線図である。
【図13a】従来のコンプライアンス制御系の根軌跡図
である。
【図13b】本発明のコンプライアンス制御系の根軌跡
図である。
【図14a】本発明のコンプライアンス制御系のブロッ
ク線図である。
【図14b】本発明のコンプライアンス制御系の別表記
のブロック線図である。
【図15】本発明サーボモータ制御装置のソフトウエア
構成図である。
【図16】制御プログラム部のプログラム流れ図であ
る。
【図17】位置制御系の処理のプログラム流れ図であ
る。
【図18a】従来のサーボモータ制御装置の速度制御型
の制御系のブロック線図である。
【図18b】従来のサーボモータ制御装置の速度制御型
の制御系のブロック線図である。
【図19】一自由度振動モデルの模式図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 指令 3 位置検出ブロック 4 パワーアンプ 5 PWMブロック 6 電流検出ブロック 7 外乱トルク検出ブロック 8 上位コントローラインターフェースブロック 9 電流センサ 10 エンコーダ信号 12 位置データ 13 モータ電圧 14、14a〜14d トランジスタスイッチング信号 15 配線 16 PWMデータ 17 モータ電流信号 21 電流データ 22 外センサ出力 25 外乱トルクデータ 30 デコーダ 31 回転パルス 32 回転方向 33 16ビットバイナリーアップダウンカウンタ 34 16ビットバイナリーデータ 39 クロック 40 エンコーダ 41 DCサーボモータ 41a 出力軸 41b コイル 42 台 43 カップリング 44 リニアスライド 45 ナット 46 ボールネジ 47 取り付け治具 48 力センサ 49 ハンド 50〜52 ワーク 55 符号制御回路 57 パルス幅変調回路 60 11ビットフリップフロップ 61 矩形波 67 デューティ比データ 68 正負信号 80 センサ部 81 ローパスフィルタ兼ゲインアンプ 82 信号 83 サンプルホルダ 84 出力ホールドデータ 85 12ビットA/Dコンバータ 86 ディジタル出力 87 バッファ 90 上位コントローラ 110〜113 パワーMOSFET 114〜117 出力 118〜121 ゲートドライバー 126 電流制御補償要素 128 逆起電力 129 モータ電圧値 130 電流偏差 131 電流指令値 134 電圧 135 電流制御系 136、136a モータ電流 141 モータ慣性 142 速度制御補償器 143 位置制御補償器 146 モータ速度 147 合成トルク 148 外乱トルク 149 速度偏差 150 速度 151 速度指令 152 位置偏差 155 接点 157 モータートルク 161 出力データ 162 入力データ 163 出力用FIFOメモリ 164 入力用FIFOメモリ 165 コントローラ入力データ 166 コントローラ出力データ 167 出力フラグ 168 入力フラグ 170 ダンパ 171 バネ 172 質量 173 力 174 地面 175 偏差 201 上位コントローラからの指令値 202 接点 203 位置指令値 204a、204b 変更位置指令値 205 位置制御系 206 サーボモータの位置 208 力センサ出力値 209 Fd 211、211a、211b コンプライアンスモデル 300 経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 3/00 - 3/20

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御体の実位置をフィードバックして位
    置指令に追従させる位置制御方法において、 前記制御体にかかる外力を検出し、この外力を伝達関数 【数1】 で表される、一自由度振動モデルと、伝達関数 1 + γs で表される微分要素との直列結合と、該直列結合と伝達
    関数 λ で表される比例要素との並列結合で表されるコンプライ
    アンスモデルに入力し、このコンプライアンスモデルに
    よって得られる変更位置指令を前記位置指令に加えるこ
    とを特徴する位置制御方法。ここにおいて、 Kc ; 一自由度振動モデルゲイン定数 ζc ; 減衰係数 ωc ; 固有角振動数 γ ; 微分要素ゲイン λ ; 比例要素ゲイン s ;ラプラス演算子
  2. 【請求項2】 各種信号を入力し、これらの信号を用い
    て演算を行い制御信号を出力するCPUと、 制御体の位置信号を前記CPUに伝達する位置検出ブロ
    ックと、前記制御体に作用する外力に対応する信号を前
    記CPUに伝達する外力検出ブロックと、上位コントロ
    ーラの位置指令を前記CPUに伝達する上位コントロー
    ラインターフェースブロックと、前記制御信号をもとに
    前記制御体の駆動信号を出力する駆動信号出力ブロック
    とを備え、前記CPUは、前記外力に対応する信号を、
    伝達関数 【数2】 で表される、一自由度振動モデルと、伝達関数 1 + γs で表される微分要素との直列結合と、該直列結合と伝達
    関数 λ で表される比例要素との並列結合によって構成されるコ
    ンプライアンスモデルに入力し、このコンプライアンス
    モデルの出力である変更位置信号を演算によって求め、
    さらに前記CPUは、 前記変更位置信号と前記位置指令と前記制御体の位置信
    号とを用いて演算し、 前記制御信号を出力することを特徴とする位置制御装
    置。ここにおいて、 Kc ; 一自由度振動モデルゲイン定数 ζc ; 減衰係数 ωc ; 固有角振動数 γ ; 微分要素ゲイン λ ; 比例要素ゲイン s ; 複素変数 である。
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