JP3151231U - リークテスト装置及び温度測定器 - Google Patents

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【課題】検査対象の内部空間の圧力変化のうち温度変化に起因する分を補正するリークテスト装置において、コンパクトでかつ内部空間の平均的な温度を測定可能な温度測定器を提供する。【解決手段】検査対象10の内部空間11を密閉し、内部空間11に加圧気体を導入する。内部空間11の圧力(差圧)を差圧センサ44にて測定する。併行して、温度測定器80によって内部空間11の温度を測定する。これら測定値に基づいて内部空間11からの加圧気体の漏れを判定する。温度測定器80は、温度と相関する圧力以外の物理量を測定する測定器本体81を有する。測定器本体81の外周にはフィン84を設ける。【選択図】図1

Description

この考案は、検査対象の内部空間に加圧気体を導入してリークテストを行なう装置及び該装置に用いられる温度測定器に関する。
一般に差圧式のリークテストでは、検査対象の内部空間と基準となる空間とに圧縮エア等の加圧気体を導入した後、この内部空間と基準空間とを互いに遮断して各々閉鎖系とする。検査対象から漏れがあったときは、これが差圧として検出される。これによって、検査対象の良否を判定することができる。
検査対象の内部空間に加圧気体を導入すると、断熱圧縮により昇温し、その後、経時的に放熱し、温度が下がる。また、検査対象が加温又は冷却され周辺の設備や雰囲気との間に温度差があったり、加圧気体が検査対象とは異なる温度であったりすると、検査対象の内部温度が経時的に変動する。このような温度変化も圧変化の原因となる。
そこで、特許文献1に記載のリークテスト方法では、検査対象の内部空間の圧変化だけでなく温度変化をも測定し、圧変化のうち温度変化による分を除く補正を行なっている。これにより、漏れ判定ひいては検査対象の良否判定の精度を高めることができる。
具体的には、例えば、良熱伝導性の感温部材を用意する。感温部材の内部には密閉された圧力室が形成されている。この感温部材を検査対象の内部空間に配置する。感温部材の圧力室に加圧気体を導入する。さらに、検査対象の内部空間(正確には検査対象の内部空間の内壁と感温部材との間の空間部分)に加圧気体を導入する。そして、検査対象の内部空間の圧変化を測定するとともに、圧力室の圧変化を測定する。圧力室の圧変化は、主に検査対象の内部空間の温度変化に起因する。したがって、圧力室の圧変化の測定データに基づいて、検査対象の内部空間の圧変化の測定データを補正し、該圧変化のうち温度変化に起因する分を除くことができる。補正後のデータに基づいて漏れ判定する。
特開2007−064737
圧力室はある程度の大きさを要する。また、圧力室への圧力導入系、及び圧力室の圧力検出系等を要する。
本考案は、上記事情に鑑み、 検査対象の内部空間を密閉し、該内部空間内に加圧気体を導入して内部空間の内圧を測定し、この内部空間の圧変化のうち温度変化に起因する分を差し引く補正をし、補正後のデータに基づいて漏れ判定を行なうリークテスト装置において、前記内部空間の温度と相関する物理量(圧力を除く)を測定して前記補正に供する測定器本体を備えたことを特徴とする。
また、検査対象の内部空間を密閉し、該内部空間内に加圧気体を導入して内部空間の内圧を測定し、この内部空間の圧変化のうち温度変化に起因する分を差し引く補正をし、補正後のデータに基づいて漏れ判定を行なうリークテスト装置における、前記温度の測定に用いられる温度測定器であって、前記内部空間の温度と相関する物理量(圧力を除く)を測定する測定器本体を有することを特徴とする。
内部空間の圧力測定値が変化したときは、その圧力変化のうち、温度変化に起因する分を前記物理量の測定値に基づいて差し引く。これにより、判定の正確度を向上させることができる。温度と相関する物理量は、電流、電圧、電気抵抗、バイメタルの変位などである。温度と相関する物理量として圧力を除くことで、温度測定器内に圧力室を設ける必要がなく、温度測定器をコンパクトにできる。また、圧力室への圧力導入系、及び圧力室の圧力検出系が不要になる。
前記測定器本体が、温度に応じて電気抵抗値が変化する抵抗を有する温度測定回路を含む抵抗式温度計であることが好ましい。
温度に応じて電気抵抗値が変わることで温度測定回路の電流又は電圧が変化する。この電流又は電圧を温度と相関する物理量として読み取ることで、圧力データの温度補正を行うことができる。
前記測定器本体は、抵抗式温度計の他、熱電対でもよく、液柱温度計でもよく、バイメタル式温度計でもよく、赤外放射温度計でもよい。
温度と相関する物理量としては、抵抗式温度計における電気抵抗、電流、電圧の他、熱電対における起電力、液柱温度計における水銀液の高さ、バイメタル式温度計におけるバイメタルの変位、赤外放射温度計における測定対象から放射される赤外線強度などが挙げられる。
前記測定器本体の外周にフィンが設けられていることが好ましい。フィンによって内部空間の熱を確実に捕捉して測定器本体に伝達でき、内部空間の温度を確実に測定できる。フィンはある程度の広がりを有するから、内部空間の限定された箇所でなく、内部空間の広い範囲から熱を捕捉できる。したがって、内部空間に温度分布があっても、平均的な温度を測定できる。
前記フィンは、前記測定器本体を囲む円形状であることが好ましい。これによって、測定器本体の周りの全周から熱を捕捉できる。
前記フィンが、前記測定器本体の長手方向に離れて複数設けられていることが好ましい。これによって、フィンを測定器本体の長手方向に分散させて配置できる。ひいては、内部空間の広い範囲から熱を捕捉でき、内部空間の平均的な温度をより確実に測定できる。
本考案によれば、検査対象の内部空間の圧力変化のうち温度変化に起因する分を補正するリークテスト装置において、温度測定器をコンパクトにでき、構成を簡素にできる。また、内部空間の平均的な温度を測定できる。
本考案の一実施形態に係るリークテスト装置の概略構成を示す回路図である。 時間t1におけるワーク(検査対象)の内部空間の温度と差圧との相関関係を例示したグラフである。
以下、本考案の一実施形態を図面にしたがって詳述する。
図1は、リークテスト装置1の回路構成を概略図示したものである。リークテスト装置1のワーク10(検査対象)は、例えば自動車エンジンのシリンダブロック等である。ワーク10の内部には、空間11が形成されている。この実施形態の内部空間11は、ワーク10の1の面に開口されている。
ワーク10は、内部空間11の開口を下にして台座4上に載置されている。内部空間11の開口が台座4によって塞がれている。図示は省略するが、台座4には、ワーク10の下端面との間をシールするOリング等のシール部材が設けられている。また、ワーク10は押圧アクチュエータによって下へ押圧され、台座4に強く押し付けられている。これによって、内部空間11が密閉されている。
図1に示すように、リークテスト装置1は、加圧気体供給源としての圧縮エア源2と、エア圧回路3を有している。圧縮エア源2は、数百kPaオーダーのエア圧を供給できるようになっている。エア圧回路3は、次のように構成されている。
圧縮エア源2からエア圧回路3の共通路31が延びている。共通路31には、レギュレータ32及び開閉弁V31が順次設けられている。レギュレータ32によって共通路31の二次圧が調節されるようになっている。共通路31の下流端から基準圧路33と検査圧路34が分岐されている。
基準圧路33には開閉弁V33が設けられている。基準圧路33の下流端にエアタンク45が接続されている。
検査圧路34には開閉弁V34が設けられている。検査圧路34の下流端が、ワーク10の内部空間11に接続されている。
開閉弁V33とエアタンク45との間の基準圧路33からセンサ接続路33aが分岐している。開閉弁V34とワーク10との間の検査圧路34からセンサ接続路34aが分岐している。2つのセンサ接続路33a,34aの間に差圧センサ44(圧力測定器)が設けられている。差圧センサ44の第1室44aがセンサ接続路34aに接続されている。差圧センサ44の第2室44bがセンサ接続路33aに接続されている。
リークテスト装置1は、温度測定器80を更に備えている。温度測定器80は、測定器本体81と、集熱部82を有している。測定器本体81は、アルミニウムやステンレス等の金属からなる筒状の筐体81aを有し、棒状になっている。詳細な図示は省略するが、筐体81aの内部に温度測定回路が収容されている。温度測定回路は、温度に応じて電気抵抗値(温度と相関する物理量)が変化する抵抗を含む。抵抗は白金等で構成されている。
測定器本体81の外周に集熱部82が設けられている。集熱部82は、良熱伝導性材料であるアルミニウムにて構成されている。集熱部82は、軸部83と、複数のフィン84を含む。軸部83は、円筒状になっている。軸部83の内部に測定器本体81が挿通されている。軸部83の内周面が筐体81aの外周面に接している。フィン84は、円形の板状になっている。フィン84の中心部に軸部83ひいては測定器本体81が配置されている。複数のフィン84は、測定器本体81の延び方向に離れて配置されている。
温度測定器80は、台座4に固定され、かつワーク10の内部空間11に収容されている。温度測定器80が内部空間11の容積の数分の1以上を占めている。
図示は省略するが、リークテスト装置1は、後記のリークテスト方法を実施するための制御手段を更に備えている。制御手段は、開閉弁V41,V42,V43,V51,V53の駆動回路、信号変換回路を含む入出力部、制御プログラムを格納したROM、差圧センサ44,54による測定データ等を格納するRAM、漏れ判定(ワークの良否判定)を含む制御動作を行なうCPU等を有している。
上記構成のリークテスト装置1を用いたリークテスト方法を説明する。このリークテスト方法は、相関関係取得工程と本検査工程を順次実行する。
〔相関関係取得工程〕
相関関係取得工程は、ワーク10の内部空間11の圧変化と温度変化の相関関係を求めるものである。この工程で用いるワーク10は、「相関関係採取対象」を構成する。この相関関係採取対象としてのワーク10は、後の本検査工程において検査すべきワーク10と同一構成のものを用いる。漏れが無いことが判明しているワーク10を用いてもよく、漏れの有無が不明なワーク10を用いてもよい。ワーク10と実質的に同構成の擬似ワークを作り、これを用いることにしてもよい。
この相関関係取得工程で用いるワーク10には、適宜、符号に「X」を添え、本検査でのワーク10と区別することにする。
ワーク10Xを台座4にセットし、内部空間11を密閉する。内部空間11には温度測定器80を収容する。
開閉弁V31,V33,V34をすべて開いておく。そして、圧縮エア源2からエア圧回路3に数百kPaの圧縮エア(加圧気体)を導入する。圧縮エアは、基準圧路33を介してエアタンク45に導入されるとともに、検査圧路34を介してワーク10Xの内部空間11(正確には内部空間11の内面と温度測定器80の外面との間)に導入される。
次に、開閉弁V31を閉じる。続いて、開閉弁V33,V34を閉じる。これによって、ワーク10の内部空間11及びそれに連なる差圧センサ44の第1室44aと、エアタンク45及びそれに連なる差圧センサ44の第2室44bとが、互いに遮断され、それぞれ独立した閉鎖系となる。したがって、差圧センサ44によって、エアタンク45の圧力を基準とする内部空間11の差圧(内部空間11の内圧情報)を測定できる。
上記開閉弁V33,V34を閉じてから2〜3秒程度の所定のバランス期間を経た時点(時刻t=t0)で、差圧センサ44の読みをリセットし、これ以降の差圧変化を測定し記録する。
内部空間11の差圧変化には、周辺との温度差等による温度変化に起因する成分、断熱圧縮後の放熱による温度変化に起因する成分、内部空間11からのエア漏れに起因する成分等が含まれている。
上記の差圧測定と併行して、温度測定器80によって内部空間11の温度を測定する。
以後、圧縮エア源2からの導入圧力、ワーク10Xの初期温度、雰囲気温度等の条件を種々変更し、上記と同様にして、ワーク10Xの内部空間11の差圧変化のデータと温度変化のデータをそれぞれ採取する。なお、ワーク10Xは、上記の条件変更に拘わらず同じものを用いることが好ましい。
そして、採取条件ごとの内部空間11の差圧の経時曲線(内部空間11の内圧情報)と温度の経時曲線(内部空間11の温度情報)を見比べ、両者の相関関係を探す。
例えば、時刻t0からある一定の時間t1だけ経過した時点における内部空間11の差圧と温度をそれぞれピックアップする。時間t1は、2つの経時曲線が互いに似た挙動を示している範囲内で設定するとよい。この時間t1は、任意に設定変更できる。そして、図2に例示するように、内部空間11の時間t1における温度を横軸xとし、内部空間11の時間t1における差圧を縦軸yとしたグラフ上に上記採取条件ごとのピックアップデータをプロットし、最小二乗法等による直線補間を行なう。これによって、内部空間11の温度xと差圧yの相関関係を表す一次式(1)を得ることができる。
y=a・x+b …(1)
式(1)において、a、bは、それぞれ定数である。
なお、時間t1における温度及び差圧に代えて、t0での温度とt1での温度を結ぶ線の傾き及びt0での差圧とt1での差圧を結ぶ線の傾きをピックアップデータにしてもよく、この場合、上記式(1)と等価の相関関係式が得られる。また、時間t0における温度及び差圧の微分値をピックアップデータにして相関関係式を求めることにしてもよい。或いは、特開2004−61201に記載されているように、指数関数を用いた近似式を立てて非線形フィッティングを行ない、上記近似式の係数を確定することにしてもよい。
相関関係式(1)の右辺第1項と第2項のうち内部空間11の温度xを含むのは、第1項のみであり、第2項の定数bは、内部空間11の温度変化とは無関係の量である。すなわち、定数bは、内部空間11の差圧変化量のうち温度変化に依存する分を除いたものに相当する。すなわち、定数bは、内部空間11からの漏れに起因する差圧変化成分を表している。したがって、内部空間11の温度変化と、それのみに起因する差圧変化との相関関係は、次式(2)で表すことができる。
y=a・x …(2)
相関関係取得工程の後、ワーク10Xをリークテスト装置1から外す。
〔本検査工程〕
その後、本検査を行なう。
検査に先立ち、実際に検査すべきワーク10を、例えば40℃程度の温洗浄水で洗浄する。これにより、ワーク10が例えば約40℃程度に加温される。このワーク10を台座4にセットし、内部空間11を密閉する。内部空間11には温度測定器80を収容する。
ワーク10は放熱により温度が漸次低下する。
そして、上記相関関係取得工程と略同様の操作を順次実行する。
すなわち、圧縮エアをワーク10の内部空間11とエアタンク45にそれぞれ導入する。
次に、開閉弁V31を閉じる。続いて、開閉弁V33,V34を閉じる。これによって、ワーク10の内部空間11及びそれに連なる差圧センサ44の第1室44aと、エアタンク45及びそれに連なる差圧センサ44の第2室44bとを、互いに独立した閉鎖系になる。
上記開閉弁V33,V34を閉じてから所定のバランス期間(2〜3秒程度)を経た時点t0で、差圧センサ44の読みをリセットし、これ以降の差圧変化を測定し記録する。併行して、温度測定器80によって内部空間11の温度を測定する。そして、時間t0から一定時間t1経ったときの差圧センサ44による内部空間11の測定差圧D11(内圧情報)と、上記時間t1における温度測定器80による内部空間11の測定温度T80(温度情報)とをそれぞれピックアップする。
次いで、内部空間11の測定差圧D11を、測定温度T80と、上記相関関係取得工程で得られた相関関係式(2)とに基づいて補正する。具体的には、測定温度T80を式(2)の右辺の変数xに代入し、内部空間11の温度起因分の差圧変化量y=a・T80を求める。これを実際の測定差圧D11から差し引く。すなわち、下式の演算を行なう。
LEAK=D11−a・T80 …(3)
これによって、内部空間11の漏れだけに起因する差圧変化量DLEAKを得ることができる。
この漏れによる差圧変化量DLEAKに基づいて、ワーク10の良否判定を行なう。すなわち、差圧変化量DLEAKが許容限度以下であれば、ワーク10を良品と判定する。差圧変化量DLEAKが許容限度を上回っていれば、ワーク10を不良品と判定する。
この判定方法によれば、温度変化に起因する差圧変化分が取り除かれているので、判定の正確度を向上させることができる。内部空間11に温度測定器80が配置されている分だけ、圧縮エアが充填される空間の容積が小さくなり、漏れに対する感度を高めることができる。
フィン84によって内部空間11の熱を確実に捕捉して測定器本体81に伝達でき、内部空間11の温度を確実に測定できる。フィン84は測定器本体81の周りを全周にわたって囲んでおり、しかも、複数のフィン84が内部空間11内に分布して配置されているため、内部空間11のほぼ全域から熱を偏りなく捕捉できる。したがって、内部空間11全体の温度を平均的に測定できる。よって、内部空間11内に温度分布があっても信頼性を確保できる。
温度測定器80は、温度と相関する物理量として、電流又は電圧(間接的には電気抵抗)を検出する。温度と相関する物理量として圧力を除くことで、温度測定器内に圧力室を設ける必要がなく、温度測定器をコンパクトにでき、圧力室への圧力導入系、及び圧力室の圧力検出系等も省略できる。したがって、ワーク10の内部空間11が狭隘であっても容易に対応できる。抵抗式温度計からなる温度測定器80は、検出された電流又は電圧の値から温度をほぼ一義的に把握できる。測定器本体81は、電流又は電圧の検出値すなわち検出物理量と温度との相関関係が既知の市販の温度計を用いることができる。したがって、検出物理量と温度との相関関係を採取する工程を省くことができる。
本考案は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の改変をなすことができる。
例えば、 差圧センサ44に代えて(差圧ではなく)、内部空間11の圧力そのものを測定する圧力センサを設けてもよい。
温度測定器80は、圧力式以外であれば抵抗式温度計に限られず、バイメタル式温度計でもよく、液柱温度計でもよく、熱電対式温度計でもよく、放射温度計でもよく、その他の温度計を用いてもよい。
温度測定器80が、抵抗器等の温度感知部を複数有し、これら温度感知部が互いに離れていてもよい。
集熱部82は一体物に限られず、フィン84ごとに分離可能になっていてもよい。温度測定器80からフィン84ひいては集熱部82を省略してもよく、温度測定器80が測定器本体81のみで構成されていてもよい。
温度測定器80は、内部空間11に収容するのに限られず、内部空間11の外部に配置してもよく、ワーク10の外面に設けてもよい。
1 リークテスト装置
2 エア圧源
3 エア圧回路
4 台座
10 ワーク(検査対象)
11 内部空間
31 共通路
32 レギュレータ
33 基準圧路
33a センサ接続路
34 検査圧路
34a センサ接続路
44 差圧センサ(圧力測定器)
44a 第1室
44b 第2室
45 エアタンク
80 温度測定器
81 測定器本体
81a 筐体
82 集熱部
83 軸部
84 フィン
31,v33,v34 開閉弁

Claims (5)

  1. 検査対象の内部空間を密閉し、該内部空間内に加圧気体を導入して内部空間の内圧を測定し、この内部空間の圧変化のうち温度変化に起因する分を差し引く補正をし、補正後のデータに基づいて漏れ判定を行なうリークテスト装置において、
    前記内部空間の温度と相関する物理量(圧力を除く)を測定して前記補正に供する測定器本体と、前記測定器本体の外周に設けられたフィンとを有する温度測定器を備えたことを特徴とするリークテスト装置。
  2. 検査対象の内部空間を密閉し、該内部空間内に加圧気体を導入して内部空間の内圧を測定し、この内部空間の圧変化のうち温度変化に起因する分を差し引く補正をし、補正後のデータに基づいて漏れ判定を行なうリークテスト装置における、前記温度の測定に用いられる温度測定器であって、
    前記内部空間の温度と相関する物理量(圧力を除く)を測定する測定器本体と、前記測定器本体の外周に設けられたフィンとを有することを特徴とするリークテスト用温度測定器。
  3. 前記測定器本体が、温度に応じて電気抵抗値が変化する抵抗を含む温度測定回路を含むことを特徴とする請求項2に記載のリークテスト用温度測定器。
  4. 前記フィンが、前記測定器本体を囲む円形状であることを特徴とする請求項3に記載のリークテスト用温度測定器。
  5. 前記フィンが、前記測定器本体の長手方向に離れて複数設けられていることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載のリークテスト用温度測定器。
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