JP3151096U - 蝶番式ドアーに於ける指詰め防止具 - Google Patents

Abstract

【課題】蝶番式ドアーのドアー開閉に伴って蝶番取り付け側に必然的に発生する枢軸開口部を遮蔽することで、この開口部への指の侵入を防ぎ、指詰め事故を未然に防ぐことができる防止具を提供する。【解決手段】長尺で薄板状の保護カバーＡは、片側にドアー取り付け枠Ｂに固定する固定部１を形成し、該固定部１を起点としてドアーＣ側へ折り曲げ成型により遮蔽部２を形成する。その遮蔽部２先端をドアーＣ側面に屈曲復元性により臨接する構造とする。【選択図】図１

Description

本考案は、蝶番式ドアーの開閉時に、ドアー取り付け枠とドアーとの間に必然的に生じる枢軸開口部（Ｅ）に誤って指を置き、ドアー閉時に指を挟む事故を防止する防止具に関するものである。

従来指詰め防止具は複雑な構造や後付けし難い構造の物が考案されている、また指詰め防止策が施されていないことも多い。
特許公開平10-184184 特許公開平 10-131607 特許公開平10-292725

本考案は、蝶番式ドアーにおいて、ドアー開時にドアーとその取り付け枠との間に必然的に生じる枢軸開口部（Ｅ）を塞ぐことにより指の侵入を妨げて指詰め事故を防ぐことである。

本考案は、保護カバーの固定部（１）を起点として折り曲げ成型することで遮蔽部（２）にドアー側への復元性が附与され、ドアーの開閉に応じてカバー遮蔽部（２）先端がドアー（Ｃ）側面に弾力的に臨接する。このようにドアー（Ｃ）の開閉に応じて保護カバー（Ａ）先端がドアー（Ｃ）側面に弾力的に臨接して枢軸開口部（Ｅ）の閉鎖状態を保ち指の侵入を防止する。

本考案は保護カバーの片側固定部（１）をドアー取り付け枠（Ｂ）に取り付け固定することのみで設置完了となる。この為ドアーの側には取り付け工作が不要で、新設のドアーに安価に取り付けできることは勿論、既設のドアー施設への後付けも容易である。

保護カバーは断面弧状に折り曲げ成型することで、保護カバーの基部から先端に至るまでの復元性と,長手方向の捩れを防ぐ剛性が附与できる。

図１は、図１は実施例の断面図であって、ポリプロピレン等の弾力性素材を用いた長尺で薄板状の保護カバー（Ａ）は片側にドアー取り付け枠（Ｂ）への固定部（１）を設け、他方遮蔽部（２）はドアー（Ｃ）側に向けて断面弧状に折り曲げ成型しその遮蔽部（２）先端をドアー側面に臨接する実施例をしめすものである。

新築およびリフォームを問わず蝶番式ドアーの指詰め防止具として利用できる。

指詰め防止具のドアー開時における実施状態を示した説明図である。（実施例１） 指詰め防止具のドアー閉時における実施状態を示した説明図である。（実施例１）

Ａ 保護カバー
Ｂ ドアー取り付け枠
Ｃ ドアー
Ｄ 蝶番
Ｅ 枢軸開口部
１ 固定部
２ 遮蔽部

Claims (1)

1. 保護カバー（Ａ）は、ドアー取り付け枠（Ｂ）に固定する固定部（１）と、該固定部（１）を起点としてドアー（Ｃ）側へ折り曲げ成型により屈曲復元性を附与した遮蔽部（２）からなり、その遮蔽部（２）先端をドアー（Ｃ）側面に臨接する構造。

Images