JP3150676B1 - バスケットおよびキャスク - Google Patents

バスケットおよびキャスク

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JP3150676B1
JP3150676B1 JP2000012284A JP2000012284A JP3150676B1 JP 3150676 B1 JP3150676 B1 JP 3150676B1 JP 2000012284 A JP2000012284 A JP 2000012284A JP 2000012284 A JP2000012284 A JP 2000012284A JP 3150676 B1 JP3150676 B1 JP 3150676B1
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Abstract

【要約】 【課題】 核燃料集合体挿入時におけるバスケットの損
傷をなくし、板状部材を格子状に組み立ててバスケット
を構成する場合、各板状部材間の位置ずれを確実になく
し、バスケットの強度を増大するとともに、外部への熱
伝導性を高めること。 【解決手段】 板状部材40c〜40fの両長辺端面
に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部44a〜
44dを設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向に凸部
33を設け、両短辺端面を貫通する長手方向の貫通孔を
有した板状部材40c〜40fを順次互いに直交して組
み合わせるとともに、隣接する凸部33間に伝熱板を外
嵌して核燃料集合体を収納する格子状セルを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、燃焼を終えた使
用済み核燃料集合体を収容、輸送、貯蔵するキャスクを
構成するバスケット組立用板状部材、これを用いたバス
ケットおよびこれを用いたキャスクに関し、特に、加圧
水型原子力発電(PWR:pressurized water reacto
r)用のバスケット組立用板状部材、バスケットおよび
キャスクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】核燃料サイクルの終期にあって燃焼を終
え使用できなくなった核燃料集合体を、使用済み核燃料
という。使用済み核燃料は、FPなど高放射能物質を含
むので熱的に冷却する必要があるから、原子力発電所の
冷却ピットで所定期間、冷却される。その後、遮蔽容器
であるキャスクに収納され、トラックや船舶等で再処理
施設に搬送、貯蔵される。使用済み核燃料集合体をキャ
スク内に収容するにあたっては、バスケットと称する格
子状断面を有する保持要素を用いる。この使用済み核燃
料集合体は、バスケットに形成した複数の収納空間であ
るセルに1体ずつ挿入され、これによって、輸送中の振
動などに対する適切な保持力を確保している。
【0003】このようなキャスクの従来例としては、
「原子力eye」(平成10年4月1日発行:日刊工業
出版プロダクション)や特開昭62−242725号公
報などにて様々な種類のものが開示されている。なお、
軽水型原子力発電には、沸騰水型原子力発電(BWR:
boiling water reactor)と、加圧水型原子力発電(P
WR:pressurized water reactor)とがある。
【0004】図10は、キャスクの一例を示す斜視図で
ある。図11は、図10に示したキャスクの軸方向断面
図である。キャスク100は、筒形状の胴本体101
と、胴本体101の外周に設けた中性子遮蔽体であるレ
ジン102と、その外筒103、底部104および蓋部
105から構成されている。胴本体101および底部1
04は、γ線遮蔽体である炭素鋼製の鍛造品である。ま
た、蓋部105は、ステンレス製等の一次蓋106およ
び二次蓋107からなる。胴本体101と底部104
は、突き合わせ溶接によって結合してある。一次蓋10
6および二次蓋107は、胴本体101に対してステン
レス製等のボルトによって固定されている。蓋部105
と胴本体101との間には、金属製のOリングが介在
し、内部の気密を保持している。
【0005】胴本体101と外筒103との間には、熱
伝導を行う複数の内部フィン108が設けられている。
内部フィン108は、熱伝導効率を高めるため、その材
料には銅を用いる。レジン102は、この内部フィン1
08によって形成される空間に流動状態で注入され、熱
硬化反応等で固化形成する。バスケット109は、69
本の角パイプ110を図11に示すように束状に集合さ
せた構造であり、胴本体101のキャビティ111内に
拘束状態で挿入してある。
【0006】角パイプ110は、挿入した使用済み核燃
料集合体が臨界に達しないように中性子吸収材(ホウ
素:B)を混合したアルミニウム合金からなる。なお、
キャスク本体112の両側には、キャスク100を吊り
下げるためのトラニオン113が設けられている(一方
のみを図示)。また、キャスク本体112の両端部に
は、内部に緩衝材として木材などを組み込んだ緩衝体1
14が取り付けられる(一方のみを図示)。なお、11
5は使用済み核燃料集合体が収容されるセルである。
【0007】ところで、軽水型原子力発電には、沸騰水
型原子力発電(BWR:boiling water reactor)と、
加圧水型原子力発電(PWR:pressurized water reac
tor)とがある。上述したキャスク100は、沸騰水型
原子力発電(BWR:boilingwater reactor)に用いら
れた使用済み核燃料集合体を収容するキャスクである。
BWR用の核燃料集合体は、図12に示す構成をもつ。
【0008】図12は、PWR用のキャスクの軸方向断
面図である。図12において、PWR用のキャスク20
0のキャビティ111内には、半径方向に延びるプレー
ト217を交互に組み合わせて断面が矩形状のセル21
5を形成したバスケット209を有する。各プレート2
07は、BWR用の角パイプ110と同様に、中性子吸
収材であるBを混合したアルミニウム合金によって構成
される。ただし、各プレート217は、軸方向に延びる
冷却水流路216の貫通孔、いわゆるウォーターゾーン
を有し、使用済み核燃料集合体の冷却時に、各バスケッ
ト209内に水を満たし、中性子の減速を行い、プレー
ト217およびレジン102による中性子吸収を効率的
に行うようにしている。なお、各バスケット209内お
よびこの冷却水流路216に満たされた水は、所定の冷
却期間経過後、水抜きが行われ、乾燥される。
【0009】冷却水流路216を設けたのは、PWR用
の核燃料集合体のウラン濃縮度が、BWR用の核燃料集
合体に比して高いこと、およびPWR用の核燃料集合体
のウラン装荷量も多く、核燃料集合体の断面積も大きい
ため、核燃料集合体を配列した体系の反応度が高くなる
ためである。ここで、図12に示す距離ddは、使用済
み核燃料集合体が未臨界となることを担保する距離であ
り、PWR用の距離ddは、BWR用の距離に比して大
きな距離を持たせる必要がある。また、各セル215の
配置が格子状でなく、位置ずれをしているのは、BWR
の使用済み核燃料集合体に比してその集合体断面積が大
きいPWR用の使用済み核燃料集合体を効率的にキャビ
ティ111に配置するためである。
【0010】図13は、PWR用のキャスクに用いられ
る他のバスケットの部分組立斜視図である。このPWR
用のキャスクでは、切り欠け部302を有したH型プレ
ートを用い、この切り欠き部302を縦横相互に組み合
わせることによってバスケットを形成するものがある。
この場合、流路303には、使用済み核燃料集合体の冷
却時に、中性子減速材としての水が満たされる。
【0011】さらに、図14は、PWR用のキャスクに
用いられる他のバスケットの他の部分組立斜視図であ
る。図14に示すバスケットは、H型プレート401の
切り欠き部402に係合によって組み立てられるが、切
り欠き部402の係合のみでは、各H型プレートの上部
および下部に位置するH型プレートとの位置ずれが生
じ、強度上も弱いため、各係合部に貫通する支持棒40
4を介在させ、全てのH型プレート401の位置ずれが
生じないようにしている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、支持棒
404を用いても各H型プレート401は、支持棒40
4を支点に回動することが考えられるため、各H型プレ
ート間の位置ずれを確実になくすことができず、バスケ
ットの強度を損なうとともに、使用済み核燃料集合体の
挿入時にバスケットを破損させてしまうという問題点が
あった。
【0013】また、H型プレートの端部は、キャビネッ
ト内壁面に接合するが、接触面積が小さいため、バスケ
ット内の熱が外部に良好に伝導されず、温度上昇によっ
て未臨界性を確実に担保することができないという問題
点もあった。
【0014】なお、PWR用のバスケットを構成するH
型プレートは、水を満たすための流路を形成する必要が
あるため、格子状に組み合わせるための切り欠き部に、
ある程度の厚みを有し、この厚みによってH型プレート
の位置ずれを解消し、またある程度の強度を持たせるこ
とができるが、なお一層の高い強度が要望されているの
が現実である。
【0015】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
板状部材を格子状に組み立ててバスケットを構成する場
合、核燃料集合体挿入時におけるバスケットの損傷をな
くし、各板状部材間の位置ずれを確実になくし、かつバ
スケットの強度を増大することができるとともに、バス
ケット外部への熱伝導率を高めることができるバスケッ
ト組立用板状部材、バスケットおよびキャスクを提供す
ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかるバスケットは、外周に中性子遮蔽
体を有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体のキャビティ内
に板状部材を用いて核燃料集合体の収納を行うバスケッ
トにおいて、前記板状部材の両長辺端面に、互いに直交
して係合する複数の切り欠き部を設け、当該板状部材を
順次互いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わ
せるとともに、隣接する板状部材の短辺端面間毎に伝熱
板を渡して前記核燃料集合体を収納する格子状セルを形
成したことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、バスケットを形成する
板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数
の切り欠き部を設け、当該板状部材を順次互いに直交し
て前記切り欠き部を係合して組み合わせるとともに、
接する板状部材の短辺端面間 毎に伝熱板を渡して前記核
燃料集合体を収納する格子状セルを形成するようにして
いる。
【0018】また、請求項2にかかるバスケットは、外
周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体
のキャビティ内に板状部材を用いて核燃料集合体の収納
を行うバスケットにおいて、前記板状部材の両長辺端面
に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部を設け、
かつ両短辺端面の中央部長手方向に凸部を設け、当該板
状部材を順次互いに直交して前記切り欠き部を係合して
組み合わせるとともに、隣接する前記凸部間に伝熱板を
外嵌して、前記核燃料集合体を収納する格子状セルを形
成したことを特徴とする。
【0019】この発明によれば、バスケットを形成する
板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数
の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向
に例えば凸部を設け、当該板状部材を順次互いに直交し
て前記切り欠き部を係合して組み合わせるとともに、隣
接する前記凸部間に伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体
を収納する格子状セルを形成するようにしている。
【0020】また、請求項にかかるバスケットは、外
周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体
のキャビティ内に板状部材を用いて核燃料集合体の収納
を行うバスケットにおいて、前記板状部材の両長辺端面
に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部を設け、
かつ両短辺端面の中央部長手方向に凸部を設けるととも
に、前記板状部材の両短辺端面を貫通する長手方向の貫
通孔を有した当該板状部材を順次互いに直交して前記切
り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する前記凸部間に
伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体を収納する格子状セ
ルを形成したことを特徴とする。
【0021】この発明によれば、バスケットを形成する
板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数
の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向
に凸部を設けるとともに、前記板状部材の両短辺端面を
貫通する長手方向の貫通孔を有した当該板状部材を順次
互いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わせ、
隣接する前記凸部間に伝熱板を外嵌して前記核燃料集合
体を収納する格子状セルを形成するようにしている。
【0022】また、請求項にかかるバスケットは、外
周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体
のキャビティ内に板状部材を用いて核燃料集合体の収納
を行うバスケットにおいて、前記板状部材の両長辺端面
に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部を設け、
該板状部材の一長辺端面の切り欠き部以外の部分に凸部
を形成し、他長辺端面の切り欠き部以外の部分に前記凸
部に対応して嵌合する凹部を形成し、前記板状部材の両
短辺端面の中央部長手方向に凸部を設けるとともに、該
両短辺端面を貫通する長手方向の貫通孔を有した当該板
状部材を順次互いに直交して前記切り欠き部を係合して
組み合わせ、隣接する前記両短辺端面の凸部間に伝熱板
を外嵌して前記核燃料集合体を収納する格子状セルを形
成したことを特徴とする。
【0023】この発明によれば、バスケットを形成する
板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数
の切り欠き部を設け、該板状部材の一長辺端面の切り欠
き部以外の部分に凸部を形成し、他長辺端面の切り欠き
部以外の部分に前記凸部に対応して嵌合する凹部を形成
し、前記板状部材の両短辺端面の中央部長手方向に凸部
を設けるとともに、該両短辺端面を貫通する長手方向の
貫通孔を有した当該板状部材を順次互いに直交して前記
切り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する前記両短辺
端面の凸部間に伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体を収
納する格子状セルを形成するようにしている。
【0024】また、請求項にかかるバスケットは、上
記の発明において、前記板状部材の両長辺端面のエッジ
を面取形状にしたことを特徴とする。この発明によれ
ば、バスケットを形成する板状部材の両長辺端面のエッ
ジを面取形状にするようにしている。
【0025】また、請求項にかかるバスケットは、上
記の発明において、前記板状部材の貫通孔は、断面がほ
ぼ矩形の形状であって、少なくとも複数設けたことを特
徴とする。この発明によれば、バスケットを形成する板
状部材に断面がほぼ矩形の形状の貫通孔を少なくとも複
数設けるようにしている。
【0026】また、請求項にかかるバスケットは、上
記の発明において、前記板状部材の凹部および凸部は、
長辺端面上の部分的な凹部および凸部であることを特徴
とする。この発明によれば、バスケットを形成する板状
部材の長辺端面上に部分的な凹部および凸部を形成し、
バスケット組立後における板状部材当接面における全方
向の位置ずれをなくすようにしている。
【0027】また、請求項にかかるバスケットは、上
記の発明において、前記板状部材は、AlまたはAl合
金粉末に中性子吸収性能をもつBまたはB化合物の粉末
を添加したAl複合材またはAl合金によって構成され
ることを特徴とする。この発明によれば、バスケットを
形成する板状部材を、AlまたはAl合金粉末に中性子
吸収性能をもつBまたはB化合物の粉末を添加したAl
複合材またはAl合金によって構成するようにしてい
る。
【0028】また、請求項にかかるキャスクは、板状
部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の切
り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向に凸
部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して前記切り
欠き部を係合して組み合わせるとともに、隣接する板状
部材の長辺端面間毎に伝熱板を渡して核燃料集合体を収
納する格子状セルを形成したバスケットと、前記バスケ
ットを内部に収納し、外周に中性子遮蔽体を有し、かつ
γ線の遮蔽を行う胴本体と、前記核燃料集合体を前記格
子状セルに出し入れするために前記胴本体の開口部に設
けられた着脱可能な蓋部とを備えたことを特徴とする。
【0029】また、請求項10にかかるキャスクは、板
状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の
切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向に
凸部を設けるとともに、前記板状部材の両短辺端面を貫
通する長手方向の貫通孔を有した当該板状部材を順次互
いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わせ、
接する板状部材の長辺端面間毎に伝熱板を渡して核燃料
集合体を収納する格子状セルを形成したバスケットと、
前記バスケットを内部に収納し、外周に中性子遮蔽体を
有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体と、前記核燃料集合
体を前記格子状セルに出し入れするために前記胴本体の
開口部に設けられた着脱可能な蓋部とを備えたことを特
徴とする。
【0030】上記請求項9および請求項10にかかる発
明によれば、キャスクのバスケットを形成する板状部材
の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の切り欠
き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向に凸部を
設け、当該板状部材を順次互いに直交して前記切り欠き
部を係合して組み合わせるとともに、隣接する板状部材
の長辺端面間毎に伝熱板を渡して核燃料集合体を収納す
る格子状セルを形成したバスケット構造としている。
【0031】また、請求項11にかかるキャスクは、板
状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の
切り欠き部を設け、該板状部材の一長辺端面の切り欠き
部以外の部分に凸部を形成し、他長辺端面の切り欠き部
以外の部分に前記凸部に対応して嵌合する凹部を形成
し、前記板状部材の両短辺端面の中央部長手方向に凸部
を設けるとともに、該両短辺端面を貫通する長手方向の
貫通孔を有した当該板状部材を順次互いに直交して前記
切り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する前記両短辺
端面の凸部間に伝熱板を外嵌して核燃料集合体を収納す
る格子状セルを形成したバスケットと、前記バスケット
を内部に収納し、外周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線
の遮蔽を行う胴本体と、前記核燃料集合体を前記格子状
セルに出し入れするために前記胴本体の開口部に設けら
れた着脱可能な蓋部とを備えたことを特徴とする。
【0032】この発明によれば、キャスクのバスケット
を形成する板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係
合する複数の切り欠き部を設け、該板状部材の一長辺端
面の切り欠き部以外の部分に凸部を形成し、他長辺端面
の切り欠き部以外の部分に前記凸部に対応して嵌合する
凹部を形成し、前記板状部材の両短辺端面の中央部長手
方向に凸部を設けるとともに、該両短辺端面を貫通する
長手方向の貫通孔を有した当該板状部材を順次互いに直
交して前記切り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する
前記両短辺端面の凸部間に伝熱板を外嵌して核燃料集合
体を収納する格子状セルを形成したバスケット構造とし
ている。
【0033】また、請求項12にかかるキャスクは、板
状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の
切り欠き部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して
前記切り欠き部を係合して組み合わせることで核燃料集
合体を収納する格子状セルを形成したバスケットと、γ
線の遮蔽を行うとともに前記バスケットの少なくとも一
部の外側部分が面接触する切り欠き部をキャビティ内に
設けた胴本体とを備えたことを特徴とする。
【0034】また、請求項13にかかるキャスクは、板
状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の
切り欠き部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して
前記切り欠き部を係合して組み合わせるとともに、隣接
する板状部材の長辺端面間毎に伝熱板を渡して核燃料集
合体を収納する格子状セルを形成したバスケットと、γ
線の遮蔽を行うとともに前記バスケットの少なくとも一
部の外側部分が面接触する切り欠き部をキャビティ内に
設けた胴本体とを備えたことを特徴とする。
【0035】また、請求項14にかかるキャスクは、外
周に中性子遮蔽体を有し、且つγ線の遮蔽を行う胴本体
と、中性子吸収能を有する複数の板状部材により構成し
た格子状セル及び、前記板状部材の短辺端面に設ける伝
熱板とで角断面形状のバスケットを形成し、前記胴本体
のキャビティ内面を前記バスケットの外周形状に合わせ
た形状にし、前記キャビティ内に挿入したバスケットの
各セル内に使用済み燃料集合体収容して貯蔵するように
したことを特徴とする。また、請求項15にかかるキャ
スクは、上記キャスクにおいて、前記キャビティ内の一
部を、前記バスケットの外形に合わせた形状にしたこと
を特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、この
発明にかかるバスケットの挿入方法の好適な実施の形態
を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発
明が限定されるものではない。
【0037】(実施の形態1) まず、この発明が適用されるキャスクについて説明す
る。図1は、この発明が適用されるキャスクの軸方向断
面図である。図2は、図1に示したキャスクの径方向断
面図である。キャスク1は、胴本体2のキャビティ3内
面をバスケット30の外周形状に合わせて機械加工した
ものである。キャビティ3内面の機械加工は、専用の加
工装置によってフライス等によって加工する。バスケッ
ト30とキャビティ3の内面の一部は、伝熱板32を介
して結合される。伝熱板32はAl等の良熱伝導性の材
料によって構成される。胴本体2および底板4は、γ線
遮蔽機能を有する炭素鋼製の鍛造品である。なお、炭素
鋼の代わりにステンレス鋼を用いることもできる。胴本
体2と底板4は、溶接によって結合する。また、耐圧容
器としての密閉性能を確保するため、一次蓋10と胴本
体2との間には金属ガスケットを設けておく。
【0038】胴本体2と外筒5との間には、水素を多く
含有する高分子材料であって中性子遮蔽機能を有するレ
ジン6が充填されている。また、胴本体2と外筒5との
間には、熱伝導を行う複数の銅製の伝熱フィン7が溶接
されており、レジン6は、伝熱フィン7によって形成さ
れる空間に流動状態で注入され、冷却固化される。な
お、伝熱フィン7は、放熱を均一に行うため、熱量の多
い部分に高い密度で設けるようにするのが好ましい。ま
た、レジン6と外筒5との間には、数mmの熱膨張しろ
8が設けられる。
【0039】蓋部9は、一次蓋10と二次蓋11によっ
て構成される。一次蓋10は、γ線を遮蔽するステンレ
ス鋼または炭素鋼からなる円盤形状である。また、二次
蓋11も、ステンレス鋼製または炭素鋼製の円盤形状で
あるが、その上面には、中性子遮蔽体としてレジン12
が封入されている。一次蓋10および二次蓋11は、ス
テンレス鋼製または炭素鋼製のボルト13によって胴本
体2に取り付けられている。さらに、一次蓋10および
二次蓋11と胴本体2との間には、それぞれ金属ガスケ
ットが設けられ、内部の密封性を保持している。また、
蓋部9の周囲には、レジン14を封入した補助遮蔽体1
5が設けられている。
【0040】キャスク本体16の両側には、キャスク1
を吊り下げるためのトラニオン17が設けられている。
なお、図1では、補助遮蔽体115を設けたものを示し
たが、キャスク1の搬送時には、補助遮蔽体15を取り
外して図示しない緩衝体を取り付ける。
【0041】バスケット30は、使用済み核燃料集合体
を収容するセル31を構成する板状部材40を縦横交互
に組み合わせることによって形成されるとともに、上述
したようにバスケット30の一部は、伝熱板32によっ
て形成される。板状部材40には、AlまたはAl合金
粉末に中性子吸収性能をもつBまたはB化合物の粉末を
添加したアルミニウム複合材またはアルミニウム合金を
用いる。また、中性子吸収材としては、ボロンの他にカ
ドミウムを用いることができる。さらに、アルミニウム
に限らずステンレス材等に上述した中性子吸収能をもつ
BまたはB化合物等を添加した部材を用いるようにして
もよい。
【0042】図3は、板状部材40の一つである板状部
材40aの構成を示す図であり、図3(a)は、板状部
材40aの正面図を示し、図3(b)は、板状部材40
aの平面図を示し、図3(c)は、板状部材40aの右
側面図を示している。図3において、板状部材40a
は、両短辺端面を介して長手方向に貫通し、その断面形
状が矩形の貫通孔41,42を有する。また、板状部材
40aは、両長辺端面からの切り欠き部44を長手方向
に沿って等間隔に有する。この切り欠き部44の深さ
は、板状部材44の幅の1/4である。また、板状部材
40aの両短辺端面の中央部長手方向に凸部33,34
を有する。この凸部33,34によって両短辺端面の角
部は凹部を形成し、隣接する凸部33あるいは凸部34
の間に伝熱板32が外嵌される。この凸部33,34の
厚みは、伝熱板32の厚みと同じであり、係合面が違い
に対応して密着する形状となるようにしている。
【0043】また、板状部材40aは、切り欠き部44
との間に両長辺端面を介して貫通し、貫通孔41,42
および格子状に組み合わされる上部あるいは下部の貫通
孔をそれぞれ連通する連通孔43を有する。これら貫通
孔41,42および連通孔43には、冷却プールにおけ
る冷却期間中、水が満たされ、セル31内に収容された
使用済み核燃料集合体からの中性子を減速させ、板状部
材40aあるいはレジン6,12,14による中性子吸
収を促進させる。このような水の流路を持たせるのは、
PWR用のキャスクの場合であり、PWR用の使用済み
燃料集合体のウラン濃縮度が高く、未臨界を担保させる
ためである。
【0044】また、板状部材40aは、上部長辺端面に
凹部45が設けられ、下部長辺端面には、凹部45が嵌
合する形状をもった凸部46が設けられる。これら凹部
45および凸部46は、後述する組立時における上部お
よび下部の板状部材との間で嵌合することによって、板
状部材間の位置ずれをなくすことができる。
【0045】図4は、板状部材40の一つである板状部
材40bの構成を示す図であり、図4(a)は、板状部
材40bの正面図を示し、図4(b)は、板状部材40
bの平面図を示し、図4(c)は、板状部材40bの右
側面図を示している。図4の板状部材40bは、両短辺
端面を傾けた形状となっており、図3に示した板状部材
40aがほぼ平面であったのと異なる。これは、キャビ
ティ3の形状に合わせたものである。また、板状部材4
0bは、両短辺端面の長手方向に凸部35,36を形成
する。この凸部35,36の一面は、上述したキャビテ
ィ内壁形状に合わせた斜面を形成し、他面は、伝熱板3
2を外嵌できる凹部斜面を形成する。その他の構成は、
図3に示した板状部材40aと同じである。また、その
他の板状部材40は、図3および図4に示した板状部材
40a,40bとその長さが異なるのみで、その他の構
成は図3および図4に示した板状部材40a,40bと
同じ構成である。
【0046】つぎに、図5を参照して板状部材40によ
るバスケット30の組立について説明する。図5は、バ
スケット30の部分組立斜視図である。図5において、
板状部材40d,40eは、切り欠き部の等間隔に対応
した間隔をもって平行に配置される。板状部材40d,
40eの上部および下部には、それぞれ長手方向を直交
させた板状部材40cおよび板状部材40fが配置さ
れ、板状部材40cの下部の切り欠き部と板状部材40
d,40eの上部の切り欠き部とを相互に係合させ、板
状部材40d,40eの下部の切り欠き部と板状部材4
0fの上部の切り欠き部とを相互に係合させる。
【0047】たとえば、板状部材40cの切り欠き部4
4aと板状部材40eの切り欠き部44bとを係合さ
せ、板状部材40eの切り欠き部44cと板状部材40
fの切り欠き部44dとを係合させる。同様にして他の
板状部材40を切り欠き部44を介して縦横交互に係合
させることによって格子状のバスケット30を形成する
ことができる。
【0048】この場合、板状部材40の組合せ時に上部
の凹部45と下部の凸部46とが相互に嵌合し、板状部
材40間の位置ずれ、たとえば板状部材40c,40f
間の位置ずれをなくすことができる。図6は、バスケッ
ト30の組立状態における断面を示す図である。図6に
示すように、板状部材40cの下部に設けられた凸部4
6と板状部材40fの上部に設けられた凹部45とが嵌
合し、長手方向に垂直な方向に対する位置ずれをなく
し、セル31の壁面形状が凹凸になることを防止し、使
用済み核燃料集合体をスムーズに挿入することができ
る。なお、板状部材40の組合せによって上下に位置す
る板状部材40の連通孔43は連結する。
【0049】また、図7は、板状部材40d,40eと
伝熱板32a,32bとの係合関係を示す図である。図
7において、伝熱板32a,32bの厚みは、凸部33
d,33eの厚みと同じである。また、伝熱板32a,
32bの幅は、板状部材40e,40dの間隔に、凸部
33d,33eによって形成される各短辺端面の凹部の
幅を加えた値に等しい。さらに、伝熱板32a,32b
の高さは、板状部材40d,40eの高さに等しい。板
状部材40d,40eに伝熱板32a,32bを外嵌さ
せる場合、各板状部材40d,40eを2分する位置で
伝熱板32a,32bどうしを係合させるようにしてい
る(図7の32a’,32b’参照)。なお、この実施
の形態1では、複数の伝熱板32a,32bをバスケッ
トの高さ方向に積み重ねる構成として、バスケットの組
立を容易ならしめているが、高さ方向を一枚の伝熱板と
する構成としてもよい。
【0050】この実施の形態1によれば、水の流路を必
要とするPWR用のバスケットを板状部材によって形成
する場合、各板状部材40に貫通孔41,42を設けて
十分な流路を設け、かつ連通孔43によって各貫通孔4
1,42間を連通させるようにし、H型のプレートに比
較して強度を増大することができるとともに、各板状部
材40間は、凹部45と凸部46との係合によって位置
ずれをなくすことができ、セル31の形状を角柱状に正
確に保持することができる。さらに、上述した実施の形
態1では、板状部材40に伝熱板32を外嵌し、伝熱板
32を介して板状部材40のキャビネット外部への熱伝
導性を良好にしている。
【0051】(実施の形態2) つぎに、実施の形態2について説明する。上述した実施
の形態1では、各板状部材40に二つの貫通孔41,4
2を設けるようにしていたが、この実施の形態2では、
三つの貫通孔を設けるようにしている。
【0052】図8は、実施の形態2によるバスケット3
0の部分組立斜視図である。図8において、各板状部材
50は、三つの貫通孔51〜53を有し、水の流路とし
ている。また、板状部材の両短辺端部には、長手方向に
凸部54を形成し、伝熱板32の外嵌を可能ならしめて
いる。その他の構成は、実施の形態1における板状部材
40と同じ構成である。
【0053】この実施の形態2によれば、実施の形態1
の作用効果に加え、さらに各板状部材50の強度を増大
させることができる。なお、各板状部材50に4以上の
貫通孔を設けるようにしても、同様な作用効果を得るこ
とができる。
【0054】(実施の形態3) つぎに、実施の形態3について説明する。上述した実施
の形態1,2では、いずれも板状部材40,50の上部
端面に線状の凹部45を設け、下部端面に線状の凸部4
6を設け、板状部材40,50の組立時に、対応する凹
部45と凸部46とを係合させるようにしていたが、こ
の実施の形態3では、板状部材40,50の上部端面に
部分的な凹部を設け、この凹部に対応する位置に部分的
な凸部を設け、板状部材40,50の組立時に、これら
の凹部および凸部を嵌合させるようにしている。
【0055】図9は、実施の形態3によるバスケット3
0の部分組立斜視図である。図9において、各板状部材
60c〜60fは、その上部長辺端面に部分的な凹部6
1,63を設け、その下部長辺端面に、この凹部61,
63に嵌合する突起形状の部分的な凸部62,64を設
けている。また、板状部材60c〜60fは、両短辺端
面の長手方向に凸部65を形成し、伝熱板32の外嵌を
可能ならしめている。
【0056】バスケット30の組立時に、これらの凹部
61,63と凸部62,64とは嵌合する。たとえば、
図8において、板状部材60cの凸部62は、板状部材
60fの凹部63に嵌合し、板状部材60c,60f間
の位置ずれをなくすことができる。
【0057】この実施の形態3によれば、バスケット3
0の組立時に板状部材間の部分的な凹部61,63と部
分的な凸部62,64との嵌合によって、実施の形態
1,2と同様に板状部材間の位置ずれをなくすことがで
きるとともに、さらに板状部材の長手方向に対する位置
ずれをもなくすことができ、一層、セル31の形状を角
柱状に正確に保持することができる。
【0058】なお、上述した実施の形態1〜3では、い
ずれも板状部材40の両長辺端面のエッジを面取形状に
し、バスケット組立時に核燃料集合体がセル31内にス
ムーズに挿入されるようにし、板状部材40に傷が付く
のを防ぎ、これによって、バスケットの繰り返し使用お
よび寿命を延ばすことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
バスケット(請求項)によれば、バスケットを形成す
る板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複
数の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手方
向に凸部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して前
記切り欠き部を係合して組み合わせるとともに、隣接す
る前記凸部間に伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体を収
納する格子状セルを形成するようにしているので、バス
ケットを容易に形成することができるとともに、伝熱板
を介してバスケットの内部の熱を外部に効率よく伝導す
ることができるという効果を奏する。
【0060】また、この発明にかかるバスケット(請求
)によれば、バスケットを形成する板状部材の両長
辺端面に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部を
設け、かつ両短辺端面の中央部長手方向に凸部を設ける
とともに、前記板状部材の両短辺端面を貫通する長手方
向の貫通孔を有した当該板状部材を順次互いに直交して
前記切り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する前記凸
部間に伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体を収納する格
子状セルを形成するようにしているので、バスケットを
容易に形成することができるとともに、伝熱板を介して
バスケットの内部の熱を外部に効率よく伝導することが
でき、しかも貫通孔によって水の流路としていのでバス
ケット強度を高くでき、かつ維持することができるとい
う効果を奏する。
【0061】また、この発明にかかるバスケット(請求
)によれば、バスケットを形成する板状部材の両長
辺端面に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部を
設け、該板状部材の一長辺端面の切り欠き部以外の部分
に凸部を形成し、他長辺端面の切り欠き部以外の部分に
前記凸部に対応して嵌合する凹部を形成し、前記板状部
材の両短辺端面の中央部長手方向に凸部を設けるととも
に、該両短辺端面を貫通する長手方向の貫通孔を有した
当該板状部材を順次互いに直交して前記切り欠き部を係
合して組み合わせ、隣接する前記両短辺端面の凸部間に
伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体を収納する格子状セ
ルを形成するようにしているので、バスケットを容易に
形成することができ、また凹部および凸部の嵌合によっ
てバスケット組立後における位置ずれをなくすことがで
きるとともに、伝熱板を介してバスケットの内部の熱を
外部に効率よく伝導することができ、しかも貫通孔によ
って水の流路としているのでバスケット強度を高くで
き、かつ維持することができるという効果を奏する。
【0062】また、この発明にかかるバスケット(請求
)によれば、バスケットを形成する板状部材の両長
辺端面のエッジを面取形状にするようにしているので、
バスケット組立後に形成された格子状セルに核燃料集合
体を挿入するときにバスケットを傷つけることがなく、
バスケット強度を維持することができるという効果を奏
する。
【0063】また、この発明にかかるバスケット(請求
)によれば、バスケットを形成する板状部材に断面
がほぼ矩形の形状の貫通孔を少なくとも複数設けるよう
にしているので、一層、強度の高い板状部材によるバス
ケットを組み立てることができるという効果を奏する。
【0064】また、この発明にかかるバスケット(請求
)によれば、バスケットを形成する板状部材の長辺
端面上に部分的な凹部および凸部を形成し、バスケット
組立後における板状部材当接面における全方向の位置ず
れをなくすようにしているので、核燃料集合体を収容す
る角柱状のセル空間を確実に得ることができ、核燃料集
合体挿入時におけるバスケットの破損を防止することが
できるという効果を奏する。
【0065】また、この発明にかかるバスケット(請求
)によれば、バスケットを形成する板状部材を、A
lまたはAl合金粉末に中性子吸収性能をもつBまたは
B化合物の粉末を添加したAl複合材またはAl合金に
よって構成するようにしているので、効果的な中性子吸
収を行うことができるとともに、軽量のバスケットを実
現することができるという効果を奏する。
【0066】また、この発明にかかるキャスク(請求項
)によれば、キャスクのバスケットを形成する板状部
材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の切り
欠き部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して前記
切り欠き部を係合して組み合わせるとともに、隣接する
板状部材の長辺端面間毎に伝熱板を渡して核燃料集合体
を収納する格子状セルを形成したバスケット構造として
いるので、バスケットを容易に形成することができると
ともに、伝熱板を介してバスケットの内部の熱を外部に
効率よく伝導することができるという効果を奏する。
【0067】また、この発明にかかるキャスク(請求項
10)によれば、キャスクのバスケットを形成する板状
部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の切
り欠き部を設け、前記板状部材の両短辺端面を貫通する
長手方向の貫通孔を有した当該板状部材を順次互いに直
交して前記切り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する
板状部材の長辺端面間毎に伝熱板を渡して核燃料集合体
を収納する格子状セルを形成したバスケット構造として
いるので、バスケットを容易に形成することができると
ともに、伝熱板を介してバスケットの内部の熱を外部に
効率よく伝導することができ、しかも貫通孔によって水
の流路としていのでバスケット強度を高くでき、かつ維
持することができるという効果を奏する。
【0068】また、この発明にかかるキャスク(請求項
11)によれば、キャスクのバスケットを形成する板状
部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の切
り欠き部を設け、該板状部材の一長辺端面の切り欠き部
以外の部分に凸部を形成し、他長辺端面の切り欠き部以
外の部分に前記凸部に対応して嵌合する凹部を形成し、
前記板状部材の両短辺端面の中央部長手方向に凸部を設
けるとともに、該両短辺端面を貫通する長手方向の貫通
孔を有した当該板状部材を順次互いに直交して前記切り
欠き部を係合して組み合わせ、隣接する前記両短辺端面
の凸部間に伝熱板を外嵌して核燃料集合体を収納する格
子状セルを形成したバスケット構造としているので、バ
スケットを容易に形成することができ、また凹部および
凸部の嵌合によってバスケット組立後における位置ずれ
をなくすことができるとともに、伝熱板を介してバスケ
ットの内部の熱を外部に効率よく伝導することができ、
しかも貫通孔によって水の流路としていのでバスケット
強度を高くでき、かつ維持することができるという効果
を奏する。
【0069】 また、この発明にかかるキャスク(請求項
12)によれば、キャスクのバスケットを構成する板状
部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する複数の切
り欠き部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して前
記切り欠き部を係合して組み合わせると共に前記バスケ
ットの少なくとも一部の外側部分が胴本体に対して面接
触する切り欠き部をキャビティ内に設けので、キャスク
の熱伝導性が向上する。
【0070】また、この発明にかかるキャスク(請求項
13)によれば、バスケットを構成する板状部材の両長
辺端面に、互いに直交して係合する複数の切り欠き部を
設け、当該板状部材を順次互いに直交して前記切り欠き
部を係合して組み合わせるとともに、隣接する板状部材
の長辺端面間毎に伝熱板を渡し、前記バスケットの少な
くとも一部の外側部分が胴本体に対して面接触するよう
な切り欠き部をキャビティ内に設けたので、キャスクの
熱伝導性が向上する。
【0071】 また、この発明にかかるキャスク(請求項
14)によれば、外周に中性子遮蔽体を有し、且つγ線
の遮蔽を行う胴本体と、中性子吸収能を有する複数の板
状部材により構成した格子状セル及び、前記板状部材の
短辺端面に設ける伝熱板とで角断面形状のバスケットを
形成し、前記胴本体のキャビティ内面を前記バスケット
の外周形状に合わせた形状にし、前記キャビティ内に挿
入したバスケットの各 セル内に使用済み燃料集合体収容
して貯蔵するようにしたので、伝熱板の作用によりキャ
スクの熱伝導性が向上する。
【0072】 また、この発明にかかるキャスク(請求項
15)によれば、上記キャスクのキャビティ内の一部
を、前記バスケットの外形に合わせた形状にしたので、
熱伝導性を向上できると共に、キャビティの加工が容易
に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に適用されるキャスクの軸方向を示す
断面図である。
【図2】図1に示したキャスクの径方向を示す断面図で
ある。
【図3】板状部材の一例を示す構成図である。
【図4】板状部材の一例を示す構成図である。
【図5】この発明の実施の形態1におけるバスケットを
示す部分組立斜視図である。
【図6】バスケット組立時における板状部材間の状態を
示す断面図である。
【図7】板状部材と伝熱板との係合関係を示す図であ
る。
【図8】この発明の実施の形態2におけるバスケットを
示す部分組立斜視図である。
【図9】この発明の実施の形態3におけるバスケットを
示す部分組立斜視図である。
【図10】従来におけるキャスクの一例を示す斜視図で
ある。
【図11】図9に示したキャスクの構成を示す径方向断
面図である。
【図12】従来におけるPWR用のキャスクの径方向断
面図である。
【図13】従来におけるPWR用のキャスクに用いられ
る他のバスケットの部分組立斜視図である。
【図14】従来におけるPWR用のキャスクに用いられ
る他のバスケットの部分組立斜視図である。
【符号の説明】
1 キャスク 2 胴本体 3 キャビティ 4 底板 5 外筒 6 レジン 7 伝熱フィン 8 熱膨張しろ 9 蓋部 10 一次蓋 11 二次蓋 15 補助遮蔽体 16 キャスク本体 17 トラニオン 31 セル 32,32a,32b 伝熱板 33〜36,46,54,62,64,65 凸部 40,50,60c〜60f 板状部材 41,42,51〜53貫通孔 43 連通孔 44 切り欠き部 45,61,63 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21F 5/008 G21C 19/06 G21C 19/32 G21F 5/012 G21F 9/36

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の
    遮蔽を行う胴本体のキャビティ内に板状部材を用いて核
    燃料集合体の収納を行うバスケットにおいて、 前記板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する
    複数の切り欠き部を設け、当該板状部材を順次互いに直
    交して前記切り欠き部を係合して組み合わせるととも
    に、隣接する板状部材の短辺端面間毎に伝熱板を渡し
    前記核燃料集合体を収納する格子状セルを形成したこと
    を特徴とするバスケット。
  2. 【請求項2】 外周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の
    遮蔽を行う胴本体のキャビティ内に板状部材を用いて核
    燃料集合体の収納を行うバスケットにおいて、 前記板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する
    複数の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手
    方向に凸部を設け、当該板状部材を順次互いに直交して
    前記切り欠き部を係合して組み合わせるとともに、隣接
    する前記凸部間に伝熱板を外嵌して前記核燃料集合体
    を収納する格子状セルを形成したことを特徴とするバス
    ケット。
  3. 【請求項3】 外周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の
    遮蔽を行う胴本体のキャビティ内に板状部材を用いて核
    燃料集合体の収納を行うバスケットにおいて、 前記板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する
    複数の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の中央部長手
    方向に凸部を設けるとともに、前記板状部材の両短辺端
    面を貫通する長手方向の貫通孔を有した当該板状部材を
    順次互いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わ
    せ、隣接する前記凸部間に伝熱板を外嵌して、前記核燃
    料集合体を収納する格子状セルを形成したことを特徴と
    するバスケット。
  4. 【請求項4】 外周に中性子遮蔽体を有し、かつγ線の
    遮蔽を行う胴本体のキャビティ内に板状部材を用いて核
    燃料集合体の収納を行うバスケットにおいて、 前記板状部材の両長辺端面に、互いに直交して係合する
    複数の切り欠き部を設け、該板状部材の一長辺端面の切
    り欠き部以外の部分に凸部を形成し、他長辺端面の切り
    欠き部以外の部分に前記凸部に対応して嵌合する凹部を
    形成し、前記板状部材の両短辺端面の中央部長手方向に
    凸部を設けるとともに、該両短辺端面を貫通する長手方
    向の貫通孔を有した当該板状部材を順次互いに直交して
    前記切り欠き部を係合して組み合わせ、隣接する前記両
    短辺端面の凸部間に伝熱板を外嵌して、前記核燃料集合
    体を収納する格子状セルを形成したことを特徴とするバ
    スケット。
  5. 【請求項5】 前記板状部材の両長辺端面のエッジを面
    取形状にしたことを特徴とする請求項1〜のいずれか
    一つに記載のバスケット。
  6. 【請求項6】 前記板状部材の貫通孔は、断面がほぼ矩
    形の形状であって、少なくとも複数設けたことを特徴と
    する請求項3〜5のいずれか一つに記載のバスケット。
  7. 【請求項7】 前記板状部材の両長辺端面の凹部および
    凸部は、長辺端面上の部分的な凹部および凸部であるこ
    とを特徴とする請求項4〜6のいずれか一つに記載のバ
    スケット。
  8. 【請求項8】 前記板状部材は、AlまたはAl合金粉
    末に中性子吸収性能をもつBまたはB化合物の粉末を添
    加したAl複合材またはAl合金によって構成されるこ
    とを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載のバ
    スケット。
  9. 【請求項9】 板状部材の両長辺端面に、互いに直交し
    て係合する複数の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面の
    中央部長手方向に凸部を設け、当該板状部材を順次互い
    に直交して前記切り欠き部を係合して組み合わせるとと
    もに、隣接する板状部材の長辺端面間毎に伝熱板を渡し
    て核燃料集合体を収納する格子状セルを形成したバスケ
    ットと、 前記バスケットを内部に収納し、外周に中性子遮蔽体を
    有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体と、 前記核燃料集合体を前記格子状セルに出し入れするため
    に前記胴本体の開口部に設けられた着脱可能な蓋部と、 を備えたことを特徴とするキャスク。
  10. 【請求項10】 板状部材の両長辺端面に、互いに直交
    して係合する複数の切り欠き部を設け、かつ両短辺端面
    の中央部長手方向に凸部を設けるとともに、前記板状部
    材の両短辺端面を貫通する長手方向の貫通孔を有した当
    該板状部材を順次互いに直交して前記切り欠き部を係合
    して組み合わせ、隣接する板状部材の長辺端面間毎に伝
    熱板を渡して核燃料集合体を収納する格子状セルを形成
    したバスケットと、 前記バスケットを内部に収納し、外周に中性子遮蔽体を
    有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体と、 前記核燃料集合体を前記格子状セルに出し入れするため
    に前記胴本体の開口部に設けられた着脱可能な蓋部と、 を備えたことを特徴とするキャスク。
  11. 【請求項11】 板状部材の両長辺端面に、互いに直交
    して係合する複数の切り欠き部を設け、該板状部材の一
    長辺端面の切り欠き部以外の部分に凸部を形成し、他長
    辺端面の切り欠き部以外の部分に前記凸部に対応して嵌
    合する凹部を形成し、前記板状部材の両短辺端面の中央
    部長手方向に凸部を設けるとともに、該両短辺端面を貫
    通する長手方向の貫通孔を有した当該板状部材を順次互
    いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わせ、隣
    接する前記両短辺端面の凸部間に伝熱板を外嵌して核燃
    料集合体を収納する格子状セルを形成したバスケット
    と、 前記バスケットを内部に収納し、外周に中性子遮蔽体を
    有し、かつγ線の遮蔽を行う胴本体と、 前記核燃料集合体を前記格子状セルに出し入れするため
    に前記胴本体の開口部に設けられた着脱可能な蓋部と、 を備えたことを特徴とするキャスク。
  12. 【請求項12】 板状部材の両長辺端面に、互いに直交
    して係合する複数の切り欠き部を設け、当該板状部材を
    順次互いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わ
    せることで核燃料集合体を収納する格子状セルを形成し
    たバスケットと、 γ線の遮蔽を行うとともに前記バスケットの少なくとも
    一部の外側部分が面接触する切り欠き部をキャビティ内
    に設けた胴本体と、 を備えたことを特徴とするキャスク。
  13. 【請求項13】 板状部材の両長辺端面に、互いに直交
    して係合する複数の切り欠き部を設け、当該板状部材を
    順次互いに直交して前記切り欠き部を係合して組み合わ
    せるとともに、隣接する板状部材の長辺端面間毎に伝熱
    板を渡して核燃料集合体を収納する格子状セルを形成し
    たバスケットと、 γ線の遮蔽を行うとともに前記バスケットの少なくとも
    一部の外側部分が面接触する切り欠き部をキャビティ内
    に設けた胴本体と、 を備えたことを特徴とするキャスク。
  14. 【請求項14】 外周に中性子遮蔽体を有し、且つγ線
    の遮蔽を行う胴本体と、中性子吸収能を有する複数の板
    状部材により構成した格子状セル及び、前記板状部材の
    短辺端面に設ける伝熱板とで角断面形状のバスケットを
    形成し、前記胴本体のキャビティ内面を前記バスケット
    の外周形状に合わせた形状にし、前記キャビティ内に挿
    入したバスケットの各セル内に使用済み燃料集合体収容
    して貯蔵するようにしたことを特徴とするキャスク。
  15. 【請求項15】 前記キャビティ内の一部を、前記バス
    ケットの外形に合わせた形状にしたことを特徴とする請
    求項1に記載のキャスク。
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