JP3150452B2 - 動画像符号化装置 - Google Patents

動画像符号化装置

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JP3150452B2
JP3150452B2 JP28257392A JP28257392A JP3150452B2 JP 3150452 B2 JP3150452 B2 JP 3150452B2 JP 28257392 A JP28257392 A JP 28257392A JP 28257392 A JP28257392 A JP 28257392A JP 3150452 B2 JP3150452 B2 JP 3150452B2
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大 安藤
久 茨木
慎夫 中野
尚彦 釜江
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタル動画像デー
タを符号化し、圧縮する動画像符号化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】テレビ電話/テレビ会議等においては、
一般的に送信側での発生情報量に比べ通信回線の伝送速
度が低く、動画像符号化装置による画像信号の圧縮が必
要となる。動画像の符号化方式としては、CCITT勧
告のH.261方式が一般的である。H.261方式に
は、フレーム内符号化モードとフレーム間符号化モード
とがある。フレーム内符号化は1枚のフレームに閉じて
符号化を行う。また、フレーム間符号化は先に符号化さ
れたフレームより、これから符号化されるフレームを予
測し、その予測差分を符号化する。
【0003】一般にフレーム内符号化に比べ、フレーム
間符号化の方がより効率的であり、より多くのフレーム
数を送信することができる。この時、より動きの良い動
画像を送信するため、動き補償(Motion Compensation
: 以下MCと記す)を用いて予測画面を作成し、フレ
ーム間差分を行う。MCとは、フレーム間符号化をより
効率良く行うために用いられる手法で、符号化されるフ
レーム内のブロックに対して1フレーム前に符号化され
たフレーム内の最も似かよったブロックを、前記符号化
されるフレーム内のブロックと同じフレーム内の周辺で
探索し、最も似ている1フレーム前に符号化されたフレ
ーム内のブロックで置き換えるものである。その置き換
えた結果の予測画像とのフレーム間差分を求めれば、フ
レーム間差分信号の値は小さくなり、その分符号化効率
は上がる。また、フレーム間差分信号は小ブロックごと
に有効/無効ブロックの判定を施した後、有効ブロック
に対して離散コサイン変換(Discrete Cosine Transfor
m : 以下DCTと記す)、量子化、可変長符号化による
符号化が行われる。有効/無効ブロックの判定は小ブロ
ック内の差分信号の大小により判定され、差分信号が大
きい場合には有効ブロック、小さい場合には無効ブロッ
クと判定する。差分信号の大小は差分値の絶対値の和や
差分値の2乗和等で求められる。その結果、微小な変化
は無効ブロックと判定され送信されず、符号化効率が上
昇する。
【0004】しかし、従来の方式では、全てのフレーム
間差分信号に対して、ある固定の閾値で有効/無効ブロ
ックの判定が行われるため、通信上あまり意味のない背
景部の変化であっても、符号化され、送信されてしま
う。すなわち、撮像環境の変動(照明)等により発生す
る通信者の動きと無関係な画面上の変化であっても送信
する情報量が増加し、そのため送信フレーム数が全体的
に低下して、通信上最も重要な通信者の動きまでも悪く
なってしまう、という問題点があった。
【0005】また、この問題を解決するため、通信者は
通信中動いているものと考え、フレーム間差分の大きい
画素を包囲する領域を抽出することで顔領域を抽出し、
顔領域を背景部より優先して送信する方式(1989年
度画像符号化シンポジウム7−15「顔領域検出を用い
た動画像符号化方式」)が検討されている。しかし、こ
の方式では、動きのある領域を通信者と判断してしまう
ため、通信者が静止している場合に誤検出してしまうと
いう問題点や、通信者を長方形の領域で抽出するため、
抽出した領域内に背景部もかなり混入し、その分効率が
落ちてしまうという問題点があった。
【0006】また、輝度信号の平均値と、色差信号の平
均値と、輝度の微分値の総和から、肌色のブロックを抽
出し、これより人間の顔領域を求め、顔領域のブロック
に対しては、量子化ステップ値を小さくし、顔領域の画
質を改善する方式(1990年度画像符号化シンポジウ
ム8−12「顔検出による画質改善の一検討」)が検討
されている。しかし、この方式は、顔領域を求めるた
め、輝度信号・色差信号の平均値を計算し、さらに輝度
信号の微分値の総和まで計算しているため演算に時間と
手間がかかるという問題点や、量子化ステップ値のみを
変えるだけでは画品質は改善されるが、動きまでは良く
ならないという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題点を解決す
るために、ある画素の色成分が特定の色領域にある場合
には、その画素は通信者であると判断し、特定の色領域
にない場合には、背景部であると判断するようにするこ
とが望まれる。また通信者の動きを背景部の変化よりも
優先して符号化することで、背景部の変化により発生す
る送信情報量を抑制し、通信者の画品質を保持したまま
(または上げて)、かつ通信者の動きを良くすることが
望まれる。
【0008】本発明は、通信者を含むブロックの画品質
を保ち(または向上して)、かつ通信者の動きを良くす
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力画像信号
の色成分がある閾値の範囲内にあるかどうかを小ブロッ
ク毎に判断する手段を持つ。そして、範囲内と判定され
た画素の数がある閾値以上の場合には、そのブロックは
通信者を含むブロック(以下通信対象ブロックと記す)
と判断し、ある閾値以下の場合には通信者を含まないブ
ロック(以下背景ブロックと記す)と判断する手段を持
つ。この概念を図1、図2に示す。図1が通信者と背景
より成る入力画像、図2が図1から色成分が特定の色領
域にある画素を抽出した画像である。通信対象ブロック
の例を図3に、背景ブロックの例を図4に示す。
【0010】そして、通信対象ブロックに対しては通常
の閾値で有効/無効ブロックの判定を行うが、背景ブロ
ックに対してはそれよりも高い閾値で有効/無効ブロッ
クの判定を行う。その結果、通信対象ブロックは今まで
通り送信され、通信者の画品質は保持される。一方、背
景ブロックは送信されるブロック数が少なくなるため、
画品質は低下するが、送信情報量は少なくなる。そし
て、背景ブロックの送信情報量が減る分、通信対象ブロ
ックを多く送信することが可能となるので、通信対象ブ
ロックの動きが良くなる。
【0011】また、DCT後の量子化時の量子化ステッ
プ値を、通信対象ブロックは小さく、背景ブロックは大
きくする。その結果、背景ブロックはぼけた画像となり
画品質が低下するが、背景ブロックの送信情報量は少な
くなる。そして、その分通信対象ブロックの画品質を良
くしたり、通信対象ブロックの動きを良くすることが可
能となる。
【0012】また、通常の閾値での有効/無効ブロック
判定を現在のフレームの通信者ブロックに対してのみ行
うと、前のフレームで通信対象ブロックだったが現在の
フレームでは背景ブロックとなったブロックが無効ブロ
ックとなり送信されない。その結果、現在のフレームの
背景部に特定の色が滞留してしまい、画品質が低下す
る。そこで、前のフレームの通信対象ブロックも現在の
フレームの通信対象ブロックと同等に扱い、有効/無効
ブロック判定閾値を通常の値とする。これにより前フレ
ームの特定の色が現在のフレームの背景に滞留すること
を防ぐことができる。
【0013】また、本発明は、人間同士の対面通話の場
合に極めて有効であるが、一般の放送波やビデオ・レー
ザーディスク等の蓄積系画像の様に背景部も重要な意味
を持つ画像を送信する場合には、背景部の画品質が低下
することが逆効果となる。そこで、本発明の制御をオン
/オフする手段を持ち、入力画像が背景部も重要な画像
の場合には、本発明の制御をオフにすることでこれに対
処する。
【0014】
【作用】本発明は、通信者を含まない背景ブロックに対
し通信者を含むブロックよりも高い閾値で有効/無効ブ
ロック判定を行うことで、通信者を含まない背景ブロッ
クの有効ブロック数を減らし、背景ブロックの送信情報
量を減らす。また、通信者を含まない背景ブロックに対
する量子化ステップ値を通信者を含むブロックの量子化
ステップ値よりも大きくすることで、通信者を含まない
背景ブロックの送信情報量を減らす。その結果、通信者
に無関係な画面上の変化による送信情報量を抑制するこ
とが可能となり、通信者の画品質は保持したまま(また
は上げて)通信者の動きを良くすることが可能となる。
【0015】また、非常に簡便な方法で通信者を含むブ
ロックを抽出するので、処理遅延を少なくすることが可
能である。また、小ブロック単位で通信者を含むブロッ
クを判定することで、効率良く通信者を抽出することが
可能となる。
【0016】
【実施例】各色成分がある閾値の範囲内にあるかどうか
を調べる方法としては、例えば以下の様な方法がある。
【0017】(1)一般に画像信号はR(赤)G(緑)
B(青)の3原色で表され、全ての色はこの3色の重な
りで表現される。従って、特定の色領域は、R・G・B
の各信号について、それぞれ特定の閾値内にあるかどう
かを調べればよい。すなわち、R信号の値がT1 〜T2
の範囲にあり、かつGの値がT3 〜T4 の範囲にあり、
かつBの値がT3 〜T4 の範囲にあるかどうかを調べる
(図5)。
【0018】(2)R・G・B信号はY・Cb・Cr信
号、Y・I・Q信号等、1つの輝度信号(Y)と2つの
色差信号(Cb・Cr、I・Q)とに変換できる。この
場合には、特定の色領域は、色差信号の各信号について
特定の閾値内にあるかどうかを調べればよい。すなわ
ち、Cbの値がT7 〜T8 の範囲にあり、かつCrの値
がT9 〜T10の範囲にあるかどうかを調べる(図6)。
【0019】(3)また、R・G・B信号はH(色相)
V(明度)C(彩度)信号へ変換できる。この場合に
は、H信号がある角度T11〜T12の範囲内にあるかどう
かを調べる(図7)。
【0020】これらの方法は、いずれも各色成分がそれ
ぞれ特定の閾値内にあるかどうかを調べるだけであるの
で、処理方法も簡便で、かつ演算時間も短い。そのため
処理遅延が少なくて済むので、符号化の前処理として用
いるのに適している。
【0021】そして、これらの方法を用いて、その画素
が通信者かどうかを判定した後、小ブロック内の通信者
の画素の数をカウントし、その数がある閾値よりも大き
かった場合にそのブロックを通信対象ブロック、小さか
った場合に背景ブロックと判定する。
【0022】図8はテレビ電話/テレビ会議装置に適用
された本発明の第1の実施例を示す。カメラ部1より出
力されたアナログ画像信号(a) はA/D変換部2でディ
ジタル画像信号(b) に変換される。ディジタル画像信号
(b) はフォーマット変換部3でCIF(Common Interme
diate Format : 352×288 画素)信号(c) またはQCI
F(Quater CIF : 176×144 画素)信号(d) に変換され
る。CIF信号(c) またはQCIF信号(d) は動画像符
号化部4に入力される。CIF信号(c) またはQCIF
信号(d) は4個の輝度信号のブロック(1個のブロック
は8×8画素)と2個の色差信号のブロック(1個のC
b信号ブロック+1個のCr信号ブロック)からマクロ
ブロックという単位を構成している。以下の処理はこの
マクロブロックを単位として行われる。
【0023】動画像符号化部4に入力されたCIF信号
(c) またはQCIF信号(d) は通信対象ブロック検出部
5で通信対象ブロックか背景ブロックかを判定される。
すなわち、Cb信号の値がT7 〜T8 の間にあり、かつ
Crの値がT9 〜T10の間にある画素が存在した場合、
その画素は通信者であると判定する(図6参照)。ここ
でT7 〜T10の値は、実際の通信者の画像より求めた値
(T7 =−40,T8=0,T9 =8,T10=40)を
用いたが、この値を変更することは可能である。そし
て、通信者の画素が64画素中16個以上あった場合、
そのマクロブロックは通信対象ブロックと判定し、16
個未満であった場合には背景ブロックと判定する。ま
た、本実施例では、通信者の画素が16個以上の場合に
は通信対象ブロックと判定したが、この値も変更可能で
ある。
【0024】そして、通信対象ブロックの場合、そのマ
クロブロック位置情報(e) がマクロブロック位置情報記
憶部6へ送られ、記憶される。また通信対象/背景ブロ
ック判定結果(f) が有効/無効ブロック判定閾値設定部
7へ送られる。有効/無効ブロック判定閾値設定部7で
は、通信対象/背景ブロック判定結果(f) が通信対象ブ
ロックであった場合には有効/無効ブロック判定閾値
(g) を通常の値(デフォルト値)とするが、通信対象/
背景ブロック判定結果(f) が背景ブロックであった場合
には有効/無効ブロック判定閾値(g) は通常より大きい
値に設定する。またここでマクロブロック位置情報記憶
部6を参照し、前のフレームで通信対象ブロックと判定
されたブロックの場合には今回のフレームで背景ブロッ
クと判定されていても有効/無効ブロック判定閾値(g)
を通常の値に設定する。
【0025】その後、CIF信号(c) またはQCIF信
号(d) はMC部8にて、MCを用いて作成された予測画
像とのフレーム間差分をとられ、フレーム間差分信号
(h) となる。
【0026】フレーム間差分信号(h) は有効/無効ブロ
ック判定部9で、信号の絶対値の合計値が有効/無効ブ
ロック判定閾値(g) より大きい場合には有効ブロック
(i) と判定され、DCT部10へ送られるが、有効/無
効ブロック判定閾値(g) より小さい場合には無効ブロッ
クと判定され、DCT部10へは送られない。有効/無
効ブロック判定閾値(g) は通信対象ブロックと前のフレ
ームの通信対象ブロックの場合には通常の値であるの
で、有効ブロックの発生率に変化はないが、背景ブロッ
クの場合にはそれより大きな値の閾値なので、有効ブロ
ックの発生率が下がり、無効ブロックの数が増加する。
すなわち、背景ブロックで変化があっても送信されない
場合が増え、通信者と無関係な背景部分での動きのため
に送信情報量が増えることが避けられる。従って、通信
者の画品質を保持したまま、通信者の動きが良くなる。
【0027】その後、DCT部10へ送られた有効ブロ
ック(i) は8×8の2次元DCTを行われ、DCT変換
係数(j) となり、量子化部11で量子化され、量子化さ
れたDCT変換係数(k) となる。量子化されたDCT変
換係数(k) は可変長符号化部12で可変長符号化され符
号化データ(l) になるとともに、逆量子化部13、逆D
CT部14を経てローカル復号画像(m) となり、ローカ
ルメモリ15に格納される。ローカル復号画像(m) は次
のフレームのフレーム間差分を求めるのに使用される。
符号化データ(l) はデータ多重化部16で多重化され、
通信回線17へ送出される。
【0028】図9はテレビ電話/テレビ会議装置に適用
された本発明の第2の実施例を示す。カメラ部1より出
力されたアナログ画像信号(a) がCIF信号(c) または
QCIF信号(d) になり、動画像符号化部4に入力され
る部分、及び通信対象ブロック検出部5における動作は
第1の実施例と同じであるので、省略する。
【0029】そして、通信対象ブロック検出部5より通
信対象/背景ブロック判定結果(f)が量子化ステップ値
設定部18へ送られる。量子化ステップ値設定部18で
は、通信対象/背景ブロック判定結果(f) が通信対象ブ
ロックであった場合には量子化ステップ値(n) を小さな
値とするが、通信対象/背景ブロック判定結果(f) が背
景ブロックであった場合には量子化ステップ値(n) は大
きい値に設定する。また、ここでマクロブロック位置情
報記憶部6を参照し、前のフレームで通信対象ブロック
と判定されたブロックの場合には今回のフレームで背景
ブロックと判定されていても量子化ステップ値(n) を小
さな値とする。
【0030】その後、CIF信号(c) またはQCIF信
号(d) はMC部8にて、MCを用いて作成された予測画
像とのフレーム間差分をとられ、フレーム間差分信号
(h) となる。
【0031】フレーム間差分信号(h) は有効/無効ブロ
ック判定部9で、信号の絶対値の合計値が有効/無効ブ
ロック判定閾値(g) より大きい場合には有効ブロック
(i) と判定され、DCT部10へ送られるが、有効/無
効ブロック判定閾値(g) より小さい場合には無効ブロッ
クと判定され、DCT部10へは送られない。有効/無
効ブロック判定閾値(g) は本実施例においては、常に通
常の値(デフォルト値)を用いる。
【0032】その後、DCT部10へ送られた有効ブロ
ック(i) は8×8の2次元DCTを行われ、DCT変換
係数(j) となる。そして量子化部11で量子化され、量
子化されたDCT変換係数(k) となるが、その時の量子
化ステップ値は量子化ステップ値設定部18で設定され
た量子化ステップ値(n) が用いられる。その結果、可変
長符号化部12で可変長符号化された符号化データ(l)
のデータ量は、通信対象ブロックの場合には増えるが、
画品質は良くなり、背景ブロックの場合には画品質は悪
くなるがデータ量は少なくなる。すなわち、背景ブロッ
クで変化があっても送信される符号化データ量が減るた
め、その分通信者の画品質が良くなる。
【0033】図10はテレビ電話/テレビ会議装置に適
用された本発明の第3の実施例を示す。本実施例は、前
記第1、第2の実施例を組み合わせたものである。すな
わち、通信対象ブロック検出部5の出力、通信対象/背
景ブロック判定結果(f) は、有効/無効ブロック判定閾
値設定部7' と量子化ステップ値設定部18' へ送られ
る。
【0034】ここで、有効/無効ブロック判定閾値設定
部7' と量子化ステップ値設定部18' は、第1の実施
例における有効/無効ブロック判定閾値設定部7と第2
の実施例における量子化ステップ値設定部18と同じも
のである。そして、有効/無効ブロック判定閾値設定部
7' から有効/無効ブロック判定閾値(g) が有効/無効
ブロック判定部9へ送られ、量子化ステップ値設定部1
8' からは量子化ステップ値(n) が量子化部11へ送ら
れる。その結果、通信対象ブロックの場合には、有効/
無効ブロック判定部9で通常の閾値で有効/無効ブロッ
クの判定をされた後、DCT部10でDCTされ、量子
化部11で小さい量子化ステップ値で量子化されるが、
背景ブロックの場合には、有効/無効ブロック判定部9
で大きい閾値で有効/無効ブロックの判定をされた後、
DCT部10でDCTされ、量子化部11で大きい量子
化ステップ値で量子化される。すなわち、通信対象ブロ
ックの場合、有効ブロックの発生率は変わらず、かつ画
品質は上がり(量子化ステップ値が小さいため)、背景
ブロックの場合、無効ブロックの発生率が上がり、かつ
画品質が下がる。従って、背景ブロックの送信される符
号化データ量が大きく減るため、通信対象ブロックの画
品質が上がり、かつ動きが良くなる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いれ
ば、通信者を含むブロックの画品質を保ち(または上げ
て)、通信者を含まない背景ブロックの送信情報量を減
らすことが可能となる。その結果、通信者に無関係な画
面上の変化による送信情報量を抑制し、通信者の画品質
を保ち(または上げて)、通信者の動きを良くすること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信者と背景より成る入力画像である。
【図2】色成分が特定の色領域にある画素を抽出した画
像である。
【図3】通信対象ブロックである。
【図4】背景ブロックである。
【図5】R・G・B空間における特定の色領域である。
【図6】Cb・Cr空間における特定の色領域である。
【図7】H・V・C空間における特定の色領域である。
【図8】テレビ電話/テレビ会議装置に適用された本発
明の第1の実施例である。
【図9】テレビ電話/テレビ会議装置に適用された本発
明の第2の実施例である。
【図10】テレビ電話/テレビ会議装置に適用された本
発明の第3の実施例である。
【符号の説明】
1 カメラ部 2 A/D変換部 3 フォーマット変換部 4 動画像符号化部 5 通信対象ブロック検出部 6 マクロブロック位置情報記憶部 7 有効/無効ブロック判定閾値設定部 8 MC部 9 有効/無効ブロック判定部 10 DCT部 11 量子化部 12 可変長符号化部 13 逆量子化部 14 逆DCT部 15 ローカルメモリ 16 データ多重化部 17 通信回線 18 量子化ステップ値設定部
フロントページの続き (72)発明者 釜江 尚彦 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 7/14 - 7/15 H04N 11/04 H04N 1/40 - 1/419 H04N 1/46 - 1/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたディジタル画像信号、または
    先に符号化した画像からの予測誤差信号を、複数画素か
    ら成る小ブロックに分割し、小ブロックごとに、直交変
    換をするかどうかを判定する有効/無効ブロック判定閾
    値を持ち、前記有効/無効ブロック判定閾値を用いて有
    効/無効ブロックの判定を行う手段を持ち、 有効ブロックに対しては、直交変換、量子化、可変長符
    号化を行う手段と量子化時の量子化ステップ値を変更
    する手段と、前記有効ブロックを符号化データとして出
    する手段とを持ち、無効ブロックに対しては、前記符
    号化処理を行わない手段を持つ、 動画像符号化装置において、一つ以上の色信号より成る入力ディジタル画像信号にお
    いて、色信号単位に特定の範囲内の信号値であることを
    示すための上限閾値と下限閾値とを持ち、 各色信号の入力ディジタル画像信号を小ブロックに分割
    し、小ブロック内の画素における信号値が前記特定の範
    囲内であるかどうかを前記上限閾値および下限閾値と比
    較し判断する手段と、 該小ブロック内の画素において、その信号値が前記上限
    閾値以下かつ前記下限閾値以上であった画素の合計数を
    通信対象ブロック判定閾値と比較する手段とを持ち、 前記小ブロック内の画素において、信号値が前記上限閾
    値以下かつ前記下限閾値以上であった画素の合計数が前
    記通信対象ブロック判定閾値以上の場合にはその小ブロ
    ックに対する有効/無効ブロック判定閾値を現在の値よ
    り小さい値に変更し、信号値が前記上限閾値以下かつ前
    記下限閾値以上であった画素の合計数が前記通信対象ブ
    ロック判定閾値未満の場合にはその小ブロックに対する
    有効/無効ブロック判定閾値を現在の値より大きい値に
    変更する手段を持つ ことを特徴とする動画像符号化装
    置。
  2. 【請求項2】 入力されたディジタル画像信号、または
    先に符号化した画像からの予測誤差信号を、複数画素か
    ら成る小ブロックに分割し、小ブロックごとに、直交変
    換をするかどうかを判定する有効/無効ブロック判定閾
    値を持ち、前記有効/無効ブロック判定閾値を用いて有
    効/無効ブロックの判定を行う手段を持ち、 有効ブロックに対しては、直交変換、量子化、可変長符
    号化を行う手段と量子化時の量子化ステップ値を変更
    する手段と、前記有効ブロックを符号化データとして出
    する手段とを持ち、無効ブロックに対しては、前記符
    号化処理を行わない手段を持つ、 動画像符号化装置において、一つ以上の色信号より成る入力ディジタル画像信号にお
    いて、色信号単位に特定の範囲内の信号値であることを
    示すための上限閾値と下限閾値とを持ち、 各色信号の入力ディジタル画像信号を小ブロックに分割
    し、小ブロック内の画素における信号値が前記特定の範
    囲内であるかどうかを前記上限閾値および下限閾値と比
    較し判断する手段と、 該小ブロック内の画素において、その信号値が前記上限
    閾値以下かつ前記下限閾値以上であった画素の合計数を
    通信対象ブロック判定閾値と比較する手段とを持ち、 前記小ブロック内の画素において、信号値が前記上限閾
    値以下かつ前記下限閾値以上であった画素の合計数が前
    記通信対象ブロック判定閾値以上の場合にはその小ブロ
    ックに対する量子化時の量子化ステップ値を現在の値よ
    り小さい値に変更し、信号値が前記上限閾値以下かつ前
    記下限閾値以上であった画素の合計数が前記通信対象ブ
    ロック判定閾値未満の場合にはその小ブロックに対する
    量子化ステップ値を現在の値より大きい値に変更する手
    段を持つ ことを特徴とする動画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 入力されたディジタル画像信号、または
    先に符号化した画像からの予測誤差信号を、複数画素か
    ら成る小ブロックに分割し、小ブロックごとに、直交変
    換をするかどうかを判定する有効/無効ブロック判定閾
    値を持ち、前記有効/無効ブロック判定閾値を用いて有
    効/無効ブロックの判定を行う手段を持ち、 有効ブロックに対しては、直交変換、量子化、可変長符
    号化を行う手段と量子化時の量子化ステップ値を変更
    する手段と、前記有効ブロックを符号化データとして
    力する手段とを持ち、無効ブロックに対しては、前記符
    号化処理を行わない手段を持つ、 動画像符号化装置において、一つ以上の色信号より成る入力ディジタル画像信号にお
    いて、色信号単位に特定の範囲内の信号値であることを
    示すための上限閾値と下限閾値とを持ち、 各色信号の入力ディジタル画像信号を小ブロックに分割
    し、小ブロック内の画素における信号値が前記特定の範
    囲内であるかどうかを前記上限閾値および下限閾値と比
    較し判断する手段と、 該小ブロック内の画素において、その信号値が前記上限
    閾値以下かつ前記下限閾値以上であった画素の合計数を
    通信対象ブロック判定閾値と比較する手段とを持ち、 前記小ブロック内の画素において、信号値が前記上限閾
    値以下かつ前記下限閾値以上であった画素の合計数が前
    記通信対象ブロック判定閾値以上の場合にはその小ブロ
    ックに対する有効/無効ブロック判定閾値を現在の値よ
    り小さい値に変更し、信号値が前記上限閾値以下かつ前
    記下限閾値以上であった画素の合計数が前記通信対象ブ
    ロック判定閾値未満の場合にはその小ブロックに対する
    有効/無効ブロック判定閾値を現在の値より大きい値に
    変更する手段および 前記小ブロック内の画素において、
    信号値が前記上限閾値以下かつ前記下限閾値以上であっ
    た画素の合計数が前記通信対象ブロック判定閾値以上の
    場合にはその小ブロックに対する量子化時の量子化ステ
    ップ値を現在の値より小さい値に変更し、前記小ブロッ
    ク内の画素において、信号値が前記画素の合計数が前記
    通信対象ブロック判定閾値未満の場合にはその小ブロッ
    クに対する量子化ステップ値を現在の値より大きい値に
    変更する手段を持つ ことを特徴とする動画像符号化装
    置。
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