JP3150321B2 - 上皮状態を改善するための製品および方法 - Google Patents

上皮状態を改善するための製品および方法

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JP3150321B2 JP6672690A JP6672690A JP3150321B2 JP 3150321 B2 JP3150321 B2 JP 3150321B2 JP 6672690 A JP6672690 A JP 6672690A JP 6672690 A JP6672690 A JP 6672690A JP 3150321 B2 JP3150321 B2 JP 3150321B2
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モスタファ・エス・ファヒム
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ファヒーム、ズハル
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、改善された貯蔵寿命を有する上皮状態を
改善する安定な製品に関する。この製品において、ビタ
ミンCは、使用者により亜鉛塩および硫黄アミノ酸に加
えられる。好ましい形では、この製品の活性は、視覚的
にたどることができる。
発明の背景 悪息は、犬および猫の買い主の一番の苦情である。こ
の最も効果的な治療は、獣医が超音波装置を備えた特殊
な器具を使用して硬化した歯石または結石を除去するこ
とである。さらに、酢酸クロルヘキシジンがしばしば処
方され、ペットの買い主により口内の家庭管理が行なわ
れている。
酢酸クロルヘキシジンは、非常に強力な抗菌剤であ
り、且つ手術およびひどい炎症性疾患に良好な組織消毒
剤である。酢酸クロルヘキシジンの欠点は、服薬を困難
にする苦味および歯にしみをつける傾向があることであ
る。さらに、口内組織の消毒は、ペットの口内の自然で
健康な微生物叢のバランスを妨げる傾向がある。悪息
は、通常は、しばしば上皮の正常性を失うことを含むよ
り大きな問題の徴候である。同様な口内の問題は、全て
の動物および人間に共通である。
亜鉛塩、ビタミンCおよび硫黄アミノ酸の組み合わせ
は、その抗菌効果、およびコラーゲン生成、細胞分裂お
よび新しい細胞の形成を促進して上皮を改善する能力が
知られている(ファヒムの(Fahim)米国特許第4,711,7
80号)。この組み合わせは、口内リンス剤として非常に
良好である。なぜならば、その組み合わせは、苦味がな
く、且つ歯にしみを作らないからである。この組み合わ
せは、すべての微生物叢を殺すことなしに、口臭の直接
の原因を処理する有害な細菌の副産物を防除する。そし
て、根本的な問題を処理する健康な組織の成長の促進を
行う。しかしながら、この組み合わせは、特に貯蔵安定
性がなく、使用者がまだ活性を有するかどうかを判定す
るよい方法がない。
以上のことを考慮して、亜鉛塩、ビタミンCおよび硫
黄アミノ酸を含有し、使用者により新鮮に混合され、好
ましくは活性状態を視覚的な合図で知らせるところの、
上皮状態を改善するための製品に対する要求がある。そ
れゆえに、この発明の目的は、そのような製品および使
用方法を提供することである。この発明のその他の目的
および特徴は、この明細書において一部分が明らかにな
ると共に、一部分が指摘されるであろう。
したがって、この発明は、この明細書に記載された製
品並びにその方法およびそれらの均等物を包含し、この
発明の範囲は、特許請求の範囲に示されている。
発明の概要 亜鉛塩および硫黄アミノ酸(含硫アミノ酸)は、第1
の容器内に包装される。ビタミンCは、使用されるまで
は第2の容器に包装され、次いで上皮状態を改善する製
品を提供するために亜鉛塩と硫黄アミノ酸と混合され
る。この製品は、口内に適用した場合に、有害な細菌の
副産物を防除し、悪い口臭を除去し、且つコラーゲン生
成、細胞分裂および新しい細胞の形成を促進することに
より口内の健康を改善する。この製品は、治療(好まし
くは機械的な清賦)を受けた歯および歯肉に塗布され
る。製品が、その活性が失われたことを合図で知らせる
ために変色するように、染料が好ましくはこの製品を着
色するために含有されている。
発明の詳細な説明 この発明に従えば、亜鉛塩および硫黄アミノ酸を薬学
的担体に混合した混合物を、第1の容器内に包装する。
ビタミンCを第2の容器内に包装し、この製品を使用す
る場合に亜鉛塩および硫黄アミノ酸の混合物と組み合せ
る。ビタミンCを亜鉛塩および硫黄アミノ酸の混合物に
添加して、アスコルビン酸亜鉛を形成させた後に、この
上皮状態を改善する製品を、好ましくは冷蔵庫のような
冷暗所で貯蔵する。
ビタミンCは酸化されるにつれ黄色に変り、最後には
茶色に変わる。この色の変化を利用するために、好まく
しくは、染料を製品に加える。この染料の色は、ビタミ
ンCの黄色と混って活性が失われたことを知らせる。こ
の目的のためには、青色が好ましい。青色が黄色に混ざ
った場合に、製品は緑色になる。ビタミンCがモル換算
で亜鉛塩よりも過剰な量で含まれる場合には、緑色を呈
して、製品が老化していることを警告するが、しかしな
がら、黄色になるまではまだ活性を有している。この活
性は、pH指示染料等によりたどることもできる。しかし
ながら、現在のところ、色を混合することが好まれてい
る。なぜならば、青色1号(Blue No.1)のような食品
級染料(Food grade dye)を使用できるからである。
この発明で使用するために、亜鉛は、そのアニオンが
スルフェート、塩化物のように対象に無毒である亜鉛塩
として提供される。その他の適切なアニオンは、アセテ
ート、グルコネート、アスコルベート、シトレート等で
あり、これらは、ほぼ中世の生成物が必要である場合に
好ましい。適切なアミノ酸は、天然物由来ものが有利で
あり、通常は、システイン、シスチン、メチオニンおよ
びタウリンのように蛋白質に含有されているものであ
る。これらのうちで、システインは、特にイヌに対して
効果的であり、タウリンは、猫に対して効果的である。
メチオニンは、治療する人には不快であるかもしれない
が、けれども動物に特に不快でない臭いを有している。
薬剤学的担体は、通常は水であるが、アルコールおよ
びグリセリン等の生理学的に許容し得る溶媒も使用でき
る。さらに微生物学的安定性または感覚受容性生成物を
提供するために、そのような生成物を製造する技術の当
業者に思い浮かぶような防腐剤、合成および天然の甘味
料および香料のような賦形剤、ムコ多糖およびポリサッ
カライド等のような粘度上昇剤を含有させることもでき
る。
上皮状態を改善する製品中に、亜鉛塩は、硫酸亜鉛7
水和物として約0.25〜20重量%が存在するか、またはそ
の他の亜鉛塩として等価量の亜鉛が存在する。硫黄アミ
ノ酸は、約0.25〜5重量%から、もし生理学的に許容し
得るならば10重量%までの量が存在する。ビタミンC
は,約0.5〜30重量%であって、酸化を補償するために
亜鉛塩に対してモル的に過剰に存在する。
使用する際に、生成物の活性が失われたことを知らせ
るための染料を含んでいる場合には、使用者は、最初に
生成物の色に注意する。活性である場合には、製品を治
療を受ける上皮組織に適用する。この発明の焦点は、歯
肉および歯の治療にあるが、生成物は、体を覆うかまた
は胃腸管、尿性器管、呼吸管、生殖管内の表面を被覆す
るその他の上皮組織に適用可能である。この製品を口内
に使用する場合に、歯ブラシ、ガーゼ片等で歯肉および
歯を機械的に清拭すると、製品の塗布も最も効果的に達
成できる。
初めに専門家により、硬化した歯石または結石を除去
されていることが極めて重要であるので、上述の治療
は、歯医者または獣医の治療に取って代わることを意図
するものではない。しかしながら、この製品による上皮
状態を改善する口内治療の通常の手順は、悪息の除去お
よび口内の健康の改善に非常に寄与するであろう。
犬のような家畜において清浄にすべき最も重要な領域
は、唾液腺がある歯の外側または頬側の面である。獣医
学の歯科研究者は、人間でない動物は、歯垢および歯石
の形成に対し、歯の内側の管理があまり必要ではないこ
とを見出している。しかしながら、歯が柔らかい歯肉と
接する領域は、特に重要である。なぜならば、この部分
に異物がとどまるためである。そして、未治療のままに
しておくならば、この部分は、末期的な病状に導かれ、
歯を失うことにあるであろう。それゆえに、犬、猫、そ
の他の歯を有する動物のために、使用者は、動物の上唇
を引き離して、上皮状態を改善する製品を動物の歯の露
出している側に塗布しなければならない。
機械的清拭を伴う製品を塗布する養生法を毎日行うこ
とが一番よい。しかし、清拭を定期的に行う養生法を毎
日行うことも、多くの実施例で効果的である。
〔実施例〕
以下の実施例において、この発明を詳細に説明する。
実施例1 上皮状態を改善する製品を以下のように調製した。硫
酸亜鉛7水和物0.0736 lbs、L−システイン3.785g、サ
ッカリン3.666g、青色1号0.009g、メチルパラベン0.00
4165 lbs、プロピルパラベン0.000833 lbsおよび適量の
水を混合して1ガロンとした。この溶液を、4液量オン
ス瓶に窒素下で詰める。この瓶を、結晶の形でビタミン
C5.9gを含む密閉されたバイアルと共に箱に詰めた。
実施例2 実施例1で説明した製品を、犬用の口内リンス剤とし
て詰めて、以下のように使用した。一つの瓶および一つ
のバイアルを箱から出して、バイアルの内容物を瓶に注
ぎ込んだ。この瓶を振とうして、瓶の蓋を、ポンプスプ
レーに取り替えた。製品を冷蔵庫内で貯蔵したところ、
瓶の内容物が青色または緑色である限り、製品は活性で
あった。
使用の際に、ペットの買い主は、製品をペットの上側
の歯に塗布する。この塗布は、優しくペットの上唇を歯
から引き離して、上側の歯を露出させて行った。より小
さい動物の場合には、買い主は、腕の中にペットを手に
抱え、自分の体に向かさせておき、溶液を塗布する。す
べての場合において、買い主は、スプレーがペットの顔
または髪を塗らさず、且つ目の近くでスプレーしないよ
うにできる限り接近させて動いた。しかしながら、この
手順によらなくとも支障は起こらない。
買い主が、スプレーを2ないし3回押すと、瓶の内容
物の霧が、動物の歯、歯肉および口に達する。最高の結
果を得るために、ブラシの端が約45度で後方に曲げられ
た歯ブラシを、外側の歯表面に用いた。このブラシを溶
液に浸して、ペットの買い主の手で鉛筆のようにして持
った。このブラシを円方向に、上側の歯および歯肉に集
中して動かした。下側の歯および前歯も、同様にブラシ
した方が良い結果になった。さらに、この手順を反対側
で繰り返す。
最良の結果を得るために、製品は、毎日塗布され、且
つブラシがけは、一週間に数回行われた。溶液がすべて
無くなる前に、黄色に変色した場合には、その溶液は破
棄して、新しい瓶を調合した。
実施例3 実施例1で説明した製品を使用すると、外耳炎の犬の
治療は、効果的であった。
実施例4 L−システイン3.785gをタウリン4.000gに代えたこと
を除いては実施例1で説明したものと同様な製品を調製
した。この製品は、口内リンス剤として使用され、且つ
猫の治療に使用した場合に効果的であった。
上述の事柄を考慮すれば、この発明の目的は達成さ
れ、且つその他有利な結果が得られることがわかる。上
述の製品および方法において、この発明の範囲から逸脱
することなく多様な変更が可能であるため、上記の説明
に含まれるすべての事項は、例示のみであり、この発明
を制限するものではないと解釈されなければならない。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI A61P 1/02 A61P 1/02 43/00 43/00 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61K 31/375 A61K 7/16 A61K 31/195 A61K 33/30 A61K 47/00 A61P 1/02 A61P 43/00 CAPLUS(STN)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上皮状態を改善するための製品であって、 第1の容器内の亜鉛塩および硫黄アミノ酸の混合物と、 使用が必要になるまで第2の容器に包装され、次いで前
    記亜鉛塩および硫黄アミノ酸と混合されるビタミンC
    と、 前記製品の活性が失われた場合に製品が変色するように
    製品を着色する染料とを含むことを特徴とする製品。
  2. 【請求項2】ビタミンCの酸化により前記製品が緑色に
    変色する濃度で、前記製品を青色に着色する青色食品級
    染料を含む請求項1記載の製品。
  3. 【請求項3】上皮状態を改善するための製品であって、 第1の容器内の、硫酸亜鉛7水和物として0.5ないし20
    重量%の亜鉛塩若しくはその他の塩として存在する等価
    量の亜鉛および硫黄アミノ酸0.25ないし10重量%の混合
    物と、 使用が必要になるまで第2の容器に包装され、次いで前
    記亜鉛塩および硫黄アミノ酸と混合されるビタミンC0.5
    ないし30重量%と、 前記製品の活性が失われた場合に前記製品が変色するよ
    うに前記製品を着色する食品級染料とを含み、 前記ビタミンCが亜鉛塩に対してモル的に超過すること
    を特徴とする製品。
  4. 【請求項4】亜鉛塩が硫酸亜鉛であり、硫黄アミノ酸が
    システイン、シスチン、メチオニンおよびタウリンから
    なる群から選択される請求項3記載の製品。
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JP4921662B2 (ja) * 1999-07-02 2012-04-25 株式会社日本化学工業所 アミノエタンスルホン酸含有製剤
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