JP3150248B2 - Mri用磁界発生装置 - Google Patents
Mri用磁界発生装置Info
- Publication number
- JP3150248B2 JP3150248B2 JP35028993A JP35028993A JP3150248B2 JP 3150248 B2 JP3150248 B2 JP 3150248B2 JP 35028993 A JP35028993 A JP 35028993A JP 35028993 A JP35028993 A JP 35028993A JP 3150248 B2 JP3150248 B2 JP 3150248B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- permanent magnet
- magnetic field
- section
- yoke
- cross
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F7/00—Magnets
- H01F7/02—Permanent magnets [PM]
- H01F7/0273—Magnetic circuits with PM for magnetic field generation
- H01F7/0278—Magnetic circuits with PM for magnetic field generation for generating uniform fields, focusing, deflecting electrically charged particles
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/05—Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves
- A61B5/055—Detecting, measuring or recording for diagnosis by means of electric currents or magnetic fields; Measuring using microwaves or radio waves involving electronic [EMR] or nuclear [NMR] magnetic resonance, e.g. magnetic resonance imaging
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/38—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
- G01R33/383—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using permanent magnets
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Public Health (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Surgery (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pathology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、医療用磁気共鳴断層
撮影装置(以下MRIという)等に用いられる磁界発生
装置の改良に係り、特に磁界発生源である永久磁石の材
質と配置構成を最適化することにより、磁気的な効率が
良く磁界発生装置の大型化を抑制するとともに価格低減
を実現したMRI用磁界発生装置に関する。
撮影装置(以下MRIという)等に用いられる磁界発生
装置の改良に係り、特に磁界発生源である永久磁石の材
質と配置構成を最適化することにより、磁気的な効率が
良く磁界発生装置の大型化を抑制するとともに価格低減
を実現したMRI用磁界発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】MRIは、強力な磁界を形成する磁界発
生装置の磁界空間内に、被検者を挿入して、対象物の断
層イメージを得る装置であり、従来から磁界発生源とし
て永久磁石を用いた構成としては図7および図8に示す
構成が知られている。
生装置の磁界空間内に、被検者を挿入して、対象物の断
層イメージを得る装置であり、従来から磁界発生源とし
て永久磁石を用いた構成としては図7および図8に示す
構成が知られている。
【0003】図7に示すMRI用磁界発生装置は、六角
筒状の筒状継鉄1内に一対の断面台形状永久磁石2a,
2bを互いの磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向
配置するとともに、該断面台形状永久磁石2a,2bの
各々両側に隣接して断面三角形状永久磁石3a,3b,
3c,3dを配置し、これらの断面台形状永久磁石2
a,2bの磁極面と断面三角形状永久磁石3a,3b,
3c,3dの磁極面にて長手方向に直交する断面が六角
形からなる磁界空間4を形成する構成からなり、磁界空
間内に図中Y方向の磁界を形成している(特開平5−2
67047号)。この構成においては、上記の所定方向
の磁界を形成するために、断面台形状永久磁石2a,2
bは磁界空間内の磁界方向と同一方向に磁化方向を有
し、また断面三角形状永久磁石3a,3b,3c,3d
は磁界空間内の磁界方向に対して90°方向(直交方
向)に磁化方向を有しており、いずれの永久磁石も小型
軽量化の目的からFe−B−R系永久磁石等の最大エネ
ルギー積((BH)max)の大きな希土類系永久磁石
が使用されている。
筒状の筒状継鉄1内に一対の断面台形状永久磁石2a,
2bを互いの磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向
配置するとともに、該断面台形状永久磁石2a,2bの
各々両側に隣接して断面三角形状永久磁石3a,3b,
3c,3dを配置し、これらの断面台形状永久磁石2
a,2bの磁極面と断面三角形状永久磁石3a,3b,
3c,3dの磁極面にて長手方向に直交する断面が六角
形からなる磁界空間4を形成する構成からなり、磁界空
間内に図中Y方向の磁界を形成している(特開平5−2
67047号)。この構成においては、上記の所定方向
の磁界を形成するために、断面台形状永久磁石2a,2
bは磁界空間内の磁界方向と同一方向に磁化方向を有
し、また断面三角形状永久磁石3a,3b,3c,3d
は磁界空間内の磁界方向に対して90°方向(直交方
向)に磁化方向を有しており、いずれの永久磁石も小型
軽量化の目的からFe−B−R系永久磁石等の最大エネ
ルギー積((BH)max)の大きな希土類系永久磁石
が使用されている。
【0004】また、上記構成からなるMRI用磁界発生
装置における磁界空間4内の磁界均一度を一層向上させ
るために一対の断面台形状永久磁石2a,2bの磁界空
間4対向面に所定材質、所定形状からなる磁極片(図示
せず)を配置した構成も提案されている(特開平5−2
91026号)。
装置における磁界空間4内の磁界均一度を一層向上させ
るために一対の断面台形状永久磁石2a,2bの磁界空
間4対向面に所定材質、所定形状からなる磁極片(図示
せず)を配置した構成も提案されている(特開平5−2
91026号)。
【0005】図8に示すMRI用磁界発生装置は、一対
の板状継鉄11a,11bを所定の磁界空間12を形成
するよう複数(通常4本)の柱状継鉄13にて対向配置
し、さらに、それぞれ板状継鉄11a,11bの磁界空
間12対向面に永久磁石14a,14bを配置すること
によって磁界空間12内に図中Y方向の磁界を形成して
いる。図中17は磁界空間12内の磁界均一度を向上さ
せることを目的として配置した磁極片である。図示の構
成においては、特に各々永久磁石14a,14bをFe
−B−R系永久磁石等の最大エネルギー積((BH)m
ax)の大きな希土類系永久磁石15a,15bと、最
大エネルギー積((BH)max)は希土類系永久磁石
15a,15bに比べて小さいが非常に安価なフェライ
ト系永久磁石16a,16bとを同心状に並列配置した
構成とすることによって、磁気的な効率が良く大型化を
抑制するとともに価格低減を実現した磁界発生装置を示
している(実公平3−14011号、実公平3−140
12号)。なお、この構成において希土類系永久磁石1
5a,15bおよびフェライト系永久磁石16a,16
bの磁化方向はいずれも磁界空間12内の磁界方向と同
一方向である。
の板状継鉄11a,11bを所定の磁界空間12を形成
するよう複数(通常4本)の柱状継鉄13にて対向配置
し、さらに、それぞれ板状継鉄11a,11bの磁界空
間12対向面に永久磁石14a,14bを配置すること
によって磁界空間12内に図中Y方向の磁界を形成して
いる。図中17は磁界空間12内の磁界均一度を向上さ
せることを目的として配置した磁極片である。図示の構
成においては、特に各々永久磁石14a,14bをFe
−B−R系永久磁石等の最大エネルギー積((BH)m
ax)の大きな希土類系永久磁石15a,15bと、最
大エネルギー積((BH)max)は希土類系永久磁石
15a,15bに比べて小さいが非常に安価なフェライ
ト系永久磁石16a,16bとを同心状に並列配置した
構成とすることによって、磁気的な効率が良く大型化を
抑制するとともに価格低減を実現した磁界発生装置を示
している(実公平3−14011号、実公平3−140
12号)。なお、この構成において希土類系永久磁石1
5a,15bおよびフェライト系永久磁石16a,16
bの磁化方向はいずれも磁界空間12内の磁界方向と同
一方向である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上に磁界発生源とし
て永久磁石を用いた代表的な磁界発生装置の構成につい
て説明したが、これらMRI用磁界発生装置の広範囲で
の使用を実現するためには一層の小型軽量化とともに低
価格化が望まれ、最近では図8に示す構成に比較して磁
気漏洩が少なく磁石効率が高い等の観点から図7に示す
構成の磁界発生装置の改良が進んでいる。
て永久磁石を用いた代表的な磁界発生装置の構成につい
て説明したが、これらMRI用磁界発生装置の広範囲で
の使用を実現するためには一層の小型軽量化とともに低
価格化が望まれ、最近では図8に示す構成に比較して磁
気漏洩が少なく磁石効率が高い等の観点から図7に示す
構成の磁界発生装置の改良が進んでいる。
【0007】しかし、図7に示す構成の磁界発生装置に
おいては、先に説明したように従来から最大エネルギー
積((BH)max)の大きな希土類系永久磁石のみを
配置した構成しか検討されておらず、例えば、図8に示
す構成の磁界発生装置のようにフェライト系永久磁石等
の安価な永久磁石との組合せ配置については何ら検討さ
れていなかった。図7に示す構成の磁界発生装置と図8
に示す構成の磁界発生装置とは、磁路形成に関する基本
的な技術的思想が異なることから、単に図7に示す構成
の磁界発生装置における断面台形状永久磁石2a,2b
および断面三角形状永久磁石3a,3b,3c,3dの
いずれかを希土類系永久磁石からフェライト系永久磁石
に置き換えるだけでは磁界空間内に目的とする高均一度
磁界を形成することができず、装置の大型化を招くだけ
であった。
おいては、先に説明したように従来から最大エネルギー
積((BH)max)の大きな希土類系永久磁石のみを
配置した構成しか検討されておらず、例えば、図8に示
す構成の磁界発生装置のようにフェライト系永久磁石等
の安価な永久磁石との組合せ配置については何ら検討さ
れていなかった。図7に示す構成の磁界発生装置と図8
に示す構成の磁界発生装置とは、磁路形成に関する基本
的な技術的思想が異なることから、単に図7に示す構成
の磁界発生装置における断面台形状永久磁石2a,2b
および断面三角形状永久磁石3a,3b,3c,3dの
いずれかを希土類系永久磁石からフェライト系永久磁石
に置き換えるだけでは磁界空間内に目的とする高均一度
磁界を形成することができず、装置の大型化を招くだけ
であった。
【0008】この発明は、上記の問題点を解決し、複数
の永久磁石の磁極面にて囲まれた断面が六角形からなる
磁界空間を形成してなるMRI用磁界発生装置におい
て、最大エネルギー積((BH)max)が異なる希土
類系永久磁石とフェライト系永久磁石等の異材質からな
る永久磁石を効果的に配置することにより、磁気的な効
率が良く磁界発生装置の大型化を抑制するとともに価格
低減を実現したMRI用磁界発生装置の提案を目的とす
る。
の永久磁石の磁極面にて囲まれた断面が六角形からなる
磁界空間を形成してなるMRI用磁界発生装置におい
て、最大エネルギー積((BH)max)が異なる希土
類系永久磁石とフェライト系永久磁石等の異材質からな
る永久磁石を効果的に配置することにより、磁気的な効
率が良く磁界発生装置の大型化を抑制するとともに価格
低減を実現したMRI用磁界発生装置の提案を目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記の目
的を達成するために種々の実験を繰り返した結果、MR
I用磁界発生装置に形成される磁界空間内の磁界方向に
対する希土類系永久磁石およびフェライト系永久磁石の
磁化方向によって各々永久磁石の配置条件が異なること
を知見し、このような異材質からなる永久磁石の最適配
置条件を確認し、完成したのである。すなわち、この発
明は、筒状継鉄内に一対の断面台形状の永久磁石を互い
の磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向配置すると
ともに、該断面台形状永久磁石の継鉄内周方向の各々両
側に隣接して断面三角形状の永久磁石を配置し、前記断
面台形状永久磁石の磁極面と断面三角形状永久磁石の磁
極面にて継鉄中心軸方向に直交する断面が六角形からな
る磁界空間を形成してなるMRI用磁界発生装置におい
て、前記断面台形状永久磁石が希土類系永久磁石からな
るとともにその磁化方向が磁界空間内の磁界方向と同一
方向であり、また断面三角形状永久磁石がフェライト系
永久磁石からなるとともにその磁化方向が磁界空間との
対向面に対して90°の方向であり、かつ断面台形状永
久磁石の継鉄当接面における最端部と断面三角形状永久
磁石の継鉄当接面における最端部とが一致することを特
徴とするMRI用磁界発生装置である。
的を達成するために種々の実験を繰り返した結果、MR
I用磁界発生装置に形成される磁界空間内の磁界方向に
対する希土類系永久磁石およびフェライト系永久磁石の
磁化方向によって各々永久磁石の配置条件が異なること
を知見し、このような異材質からなる永久磁石の最適配
置条件を確認し、完成したのである。すなわち、この発
明は、筒状継鉄内に一対の断面台形状の永久磁石を互い
の磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向配置すると
ともに、該断面台形状永久磁石の継鉄内周方向の各々両
側に隣接して断面三角形状の永久磁石を配置し、前記断
面台形状永久磁石の磁極面と断面三角形状永久磁石の磁
極面にて継鉄中心軸方向に直交する断面が六角形からな
る磁界空間を形成してなるMRI用磁界発生装置におい
て、前記断面台形状永久磁石が希土類系永久磁石からな
るとともにその磁化方向が磁界空間内の磁界方向と同一
方向であり、また断面三角形状永久磁石がフェライト系
永久磁石からなるとともにその磁化方向が磁界空間との
対向面に対して90°の方向であり、かつ断面台形状永
久磁石の継鉄当接面における最端部と断面三角形状永久
磁石の継鉄当接面における最端部とが一致することを特
徴とするMRI用磁界発生装置である。
【0010】また、この発明は、筒状継鉄内に一対の断
面台形状の永久磁石を互いの磁極面が所定の空隙を形成
して平行に対向配置するとともに、該断面台形状永久磁
石の継鉄内周方向の各々両側に隣接して断面三角形状の
永久磁石を配置し、前記断面台形状永久磁石の磁極面と
断面三角形状永久磁石の磁極面にて継鉄中心軸方向に直
交する断面が六角形からなる磁界空間を形成してなるM
RI用磁界発生装置において、前記断面台形状永久磁石
が希土類系永久磁石からなるとともにその磁化方向が磁
界空間内の磁界方向と同一方向であり、また断面三角形
状永久磁石がフェライト系永久磁石からなるとともにそ
の磁化方向が磁界空間との対向面に対して90°未満で
かつ磁界空間内の磁界方向に対して90°未満の範囲内
の方向であり、さらに断面台形状永久磁石と断面三角形
状永久磁石の隣接部に断面三角形状の空間部を形成し、
さらにまた断面台形状永久磁石の継鉄当接面における最
端部が断面三角形状永久磁石の継鉄当接面における最端
部から該継鉄当接面に沿って延長し前記断面三角形状の
空間部を介して断面台形状永久磁石の継鉄当接面と交差
する位置より外側に位置することを特徴とするMRI用
磁界発生装置を併せて提案する。
面台形状の永久磁石を互いの磁極面が所定の空隙を形成
して平行に対向配置するとともに、該断面台形状永久磁
石の継鉄内周方向の各々両側に隣接して断面三角形状の
永久磁石を配置し、前記断面台形状永久磁石の磁極面と
断面三角形状永久磁石の磁極面にて継鉄中心軸方向に直
交する断面が六角形からなる磁界空間を形成してなるM
RI用磁界発生装置において、前記断面台形状永久磁石
が希土類系永久磁石からなるとともにその磁化方向が磁
界空間内の磁界方向と同一方向であり、また断面三角形
状永久磁石がフェライト系永久磁石からなるとともにそ
の磁化方向が磁界空間との対向面に対して90°未満で
かつ磁界空間内の磁界方向に対して90°未満の範囲内
の方向であり、さらに断面台形状永久磁石と断面三角形
状永久磁石の隣接部に断面三角形状の空間部を形成し、
さらにまた断面台形状永久磁石の継鉄当接面における最
端部が断面三角形状永久磁石の継鉄当接面における最端
部から該継鉄当接面に沿って延長し前記断面三角形状の
空間部を介して断面台形状永久磁石の継鉄当接面と交差
する位置より外側に位置することを特徴とするMRI用
磁界発生装置を併せて提案する。
【0011】さらに、上記の各々のMRI用磁界発生装
置において、一対の断面台形状永久磁石の各々磁界空間
対向面に磁極片を配置したことを特徴とするMRI用磁
界発生装置を提案する。
置において、一対の断面台形状永久磁石の各々磁界空間
対向面に磁極片を配置したことを特徴とするMRI用磁
界発生装置を提案する。
【0012】この発明において、断面台形状永久磁石を
構成する希土類系永久磁石としては、希土類コバルト系
永久磁石、Fe−B−R系永久磁石等の最大エネルギー
積((BH)max)の大きな(例えば、30MGOe
以上、好ましくは40MGOe以上)公知の異方性希土
類系永久磁石が望ましい。
構成する希土類系永久磁石としては、希土類コバルト系
永久磁石、Fe−B−R系永久磁石等の最大エネルギー
積((BH)max)の大きな(例えば、30MGOe
以上、好ましくは40MGOe以上)公知の異方性希土
類系永久磁石が望ましい。
【0013】また、断面三角形状永久磁石を構成するフ
ェライト系永久磁石としては、ストロンチウムフェライ
ト磁石、バリウムフェライト磁石等の安価で比較的最大
エネルギー積((BH)max)の大きな(例えば、3
MGOe以上、好ましくは4MGOe以上)公知の異方
性フェライト系永久磁石が望ましい。
ェライト系永久磁石としては、ストロンチウムフェライ
ト磁石、バリウムフェライト磁石等の安価で比較的最大
エネルギー積((BH)max)の大きな(例えば、3
MGOe以上、好ましくは4MGOe以上)公知の異方
性フェライト系永久磁石が望ましい。
【0014】上記の各々材質からなる断面台形状永久磁
石および断面三角形状永久磁石は、通常、複数の永久磁
石ブロックを積層一体化して構成するが、各々永久磁石
ブロックの異方性方向を後述する断面台形状永久磁石お
よび断面三角形状永久磁石の磁化方向に一致させること
が望ましい。また、断面台形状永久磁石および断面三角
形状永久磁石は、それぞれ長手方向に直交する断面形状
にて示すが、ともに完全なる台形状および三角形状に限
定されるものではなく、後述する磁極片配置による磁極
片当接部の形状変化、各々の永久磁石ブロックの積層形
態による形状変化等若干の形状変化があったとしてもこ
の発明の効果を損ねることはなく、全体としての構成が
略台形状および略三角形状であれば良い。
石および断面三角形状永久磁石は、通常、複数の永久磁
石ブロックを積層一体化して構成するが、各々永久磁石
ブロックの異方性方向を後述する断面台形状永久磁石お
よび断面三角形状永久磁石の磁化方向に一致させること
が望ましい。また、断面台形状永久磁石および断面三角
形状永久磁石は、それぞれ長手方向に直交する断面形状
にて示すが、ともに完全なる台形状および三角形状に限
定されるものではなく、後述する磁極片配置による磁極
片当接部の形状変化、各々の永久磁石ブロックの積層形
態による形状変化等若干の形状変化があったとしてもこ
の発明の効果を損ねることはなく、全体としての構成が
略台形状および略三角形状であれば良い。
【0015】上記の各々永久磁石を内周面に配置する筒
状継鉄は、各々永久磁石の磁化方向に応じて、後述する
実施例にて示すように最適形状が変化することから、そ
れらの形状に応じて永久磁石当接面の形状を選定するこ
とが必要となる。しかし、各々の永久磁石にて発生する
磁束が該継鉄内にて飽和しない範囲内で形状寸法を選定
することが望ましく、また、加工性等を考慮して複数の
継鉄部材を組み合せて最終的に一体化する構成を採用す
ることが工業的規模の生産においては有効である。材質
も純鉄、鉄合金等の軟質磁性材料の他、ケイ素鋼板等の
積層体を用いることによって継鉄内に発生する渦電流を
低減することができる。
状継鉄は、各々永久磁石の磁化方向に応じて、後述する
実施例にて示すように最適形状が変化することから、そ
れらの形状に応じて永久磁石当接面の形状を選定するこ
とが必要となる。しかし、各々の永久磁石にて発生する
磁束が該継鉄内にて飽和しない範囲内で形状寸法を選定
することが望ましく、また、加工性等を考慮して複数の
継鉄部材を組み合せて最終的に一体化する構成を採用す
ることが工業的規模の生産においては有効である。材質
も純鉄、鉄合金等の軟質磁性材料の他、ケイ素鋼板等の
積層体を用いることによって継鉄内に発生する渦電流を
低減することができる。
【0016】必要に応じて、一対の断面台形状永久磁石
の各々磁界空間対向面に磁極片を配置することも可能で
あり、該磁極片は磁界空間内の磁界均一度を向上させる
だけでなく、断面台形状永久磁石が比較的電気抵抗が低
く渦電流が発生しやすい希土類系永久磁石であることか
ら、例えば、ケイ素鋼板等の積層体やソフトフェライト
等の比較的電気抵抗が高い材料を少なくとも磁極片の磁
界空間対向面に配置する構成を採用することによって渦
電流を低減することができ、傾斜磁界コイルへパルス電
流を通電した場合に磁気回路に発生する渦電流による傾
斜磁界波形への悪影響を防止することが可能となる。
の各々磁界空間対向面に磁極片を配置することも可能で
あり、該磁極片は磁界空間内の磁界均一度を向上させる
だけでなく、断面台形状永久磁石が比較的電気抵抗が低
く渦電流が発生しやすい希土類系永久磁石であることか
ら、例えば、ケイ素鋼板等の積層体やソフトフェライト
等の比較的電気抵抗が高い材料を少なくとも磁極片の磁
界空間対向面に配置する構成を採用することによって渦
電流を低減することができ、傾斜磁界コイルへパルス電
流を通電した場合に磁気回路に発生する渦電流による傾
斜磁界波形への悪影響を防止することが可能となる。
【0017】
【作用】この発明のMRI用磁界発生装置の作用を、図
1から図6に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。
いずれも、MRI用磁界発生装置の1/4縦断面説明図
である。この発明のMRI用磁界発生装置においては、
各々永久磁石の磁気的特性を考慮して最大エネルギー積
((BH)max)が大きな希土類系永久磁石を空隙長
が長い部分に配置し、最大エネルギー積((BH)ma
x)が小さなフェライト系永久磁石を空隙長が短い部分
に配置することを基本構成としている。すなわち、互い
の磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向配置する一
対の断面台形状の永久磁石を希土類系永久磁石とし、該
断面台形状永久磁石の各々両側に隣接して配置する断面
三角形状の永久磁石をフェライト系永久磁石としてい
る。また、いずれの構成においても希土類系永久磁石か
らなる断面台形状永久磁石の磁化方向は磁界空間内の磁
界方向と同一方向としている。
1から図6に示す一実施例に基づいて詳細に説明する。
いずれも、MRI用磁界発生装置の1/4縦断面説明図
である。この発明のMRI用磁界発生装置においては、
各々永久磁石の磁気的特性を考慮して最大エネルギー積
((BH)max)が大きな希土類系永久磁石を空隙長
が長い部分に配置し、最大エネルギー積((BH)ma
x)が小さなフェライト系永久磁石を空隙長が短い部分
に配置することを基本構成としている。すなわち、互い
の磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向配置する一
対の断面台形状の永久磁石を希土類系永久磁石とし、該
断面台形状永久磁石の各々両側に隣接して配置する断面
三角形状の永久磁石をフェライト系永久磁石としてい
る。また、いずれの構成においても希土類系永久磁石か
らなる断面台形状永久磁石の磁化方向は磁界空間内の磁
界方向と同一方向としている。
【0018】なお、以下の説明においては、この発明の
特徴を明確にするために磁界空間の形状を一定にし、上
記の構成を満足するとともに、該磁界空間中央部の磁界
強度を変化させた場合の各々永久磁石の配置形態を具体
的に説明する。また、磁界空間の形状は、高さ(空隙距
離Lg)=650mm、幅(W)=1170mm、断面
三角形状永久磁石の磁界空間との対向面と磁界空間内の
磁界方向(Y方向)と直交する方向(X方向)との角度
(θ0)を45°とした(図1参照)。
特徴を明確にするために磁界空間の形状を一定にし、上
記の構成を満足するとともに、該磁界空間中央部の磁界
強度を変化させた場合の各々永久磁石の配置形態を具体
的に説明する。また、磁界空間の形状は、高さ(空隙距
離Lg)=650mm、幅(W)=1170mm、断面
三角形状永久磁石の磁界空間との対向面と磁界空間内の
磁界方向(Y方向)と直交する方向(X方向)との角度
(θ0)を45°とした(図1参照)。
【0019】図1から図3に示す構成は、フェライト系
永久磁石からなる断面三角形状永久磁石の磁化方向が磁
界空間との対向面に対して90°の方向(直交方向)で
ある場合の構成を示しており、特に、図1は磁界空間中
央部の磁界強度が0.2T(2000G)の場合、図2
は磁界空間中央部の磁界強度が0.3T(3000G)
の場合、さらに図3は図2の条件において磁極片を配置
した場合の構成を示している。図1において、1は筒状
継鉄であり、2aは希土類系永久磁石からなる断面台形
状永久磁石、3aはフェライト系永久磁石からなる断面
三角形状永久磁石である。4は磁界空間を示している。
永久磁石からなる断面三角形状永久磁石の磁化方向が磁
界空間との対向面に対して90°の方向(直交方向)で
ある場合の構成を示しており、特に、図1は磁界空間中
央部の磁界強度が0.2T(2000G)の場合、図2
は磁界空間中央部の磁界強度が0.3T(3000G)
の場合、さらに図3は図2の条件において磁極片を配置
した場合の構成を示している。図1において、1は筒状
継鉄であり、2aは希土類系永久磁石からなる断面台形
状永久磁石、3aはフェライト系永久磁石からなる断面
三角形状永久磁石である。4は磁界空間を示している。
【0020】各々永久磁石2a,3aの磁化方向M1,
M2は上記に説明したように、希土類系永久磁石からな
る断面台形状永久磁石2aの磁化方向M1は磁界空間内
の磁界方向(図中Y方向:なお、図示の場合は矢印Bg
にて示すように、磁束が下から上を向くように各々永久
磁石の磁極面の極性を決定している)と同一方向であ
り、フェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁
石3aの磁化方向M2は磁界空間との対向面に対して9
0°の方向(直交方向)である。ここで、断面台形状永
久磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端部(図中A
点)と断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接面23aに
おける最端部(図中B点)とを一致するように構成す
る。また、断面台形状永久磁石2aと断面三角形状永久
磁石3aの隣接面22bおよび23bは実質的に空隙を
形成することなく当接する。
M2は上記に説明したように、希土類系永久磁石からな
る断面台形状永久磁石2aの磁化方向M1は磁界空間内
の磁界方向(図中Y方向:なお、図示の場合は矢印Bg
にて示すように、磁束が下から上を向くように各々永久
磁石の磁極面の極性を決定している)と同一方向であ
り、フェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁
石3aの磁化方向M2は磁界空間との対向面に対して9
0°の方向(直交方向)である。ここで、断面台形状永
久磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端部(図中A
点)と断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接面23aに
おける最端部(図中B点)とを一致するように構成す
る。また、断面台形状永久磁石2aと断面三角形状永久
磁石3aの隣接面22bおよび23bは実質的に空隙を
形成することなく当接する。
【0021】図2において、1は筒状継鉄であり、2a
は希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石、3a
はフェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁石
であり、各々永久磁石2a,3aの磁化方向M1,M2は
図1の構成と同様である。ただし、図2の構成は図1の
構成と比べ磁界空間中央部の磁界強度を強める構成であ
るため、各々永久磁石2a,3aの体積を増加させると
ともに、断面三角形状永久磁石の継鉄当接面23aと磁
界空間との対向面との角度(θ1)を大きくしている。
しかし、図2の構成においても図1の構成と同様に、断
面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端
部(図中A点)と断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接
面23aにおける最端部(図中B点)とを一致させると
ともに、断面台形状永久磁石2aと断面三角形状永久磁
石3aの隣接面22bおよび23bとを実質的に空隙を
形成することなく当接している。さらに、磁界空間中央
部の磁界強度を強めるためには、図2に示す構成より一
層各々永久磁石2a,3aの体積を増加させるととも
に、断面三角形状永久磁石の継鉄当接面23aと磁界空
間との対向面との角度(θ1)を大きくすることとなる
が、断面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aにおけ
る最端部(図中A点)と断面三角形状永久磁石3aの継
鉄当接面23aにおける最端部(図中B点)とを一致さ
せることによって、はじめてこの発明の目的が達成でき
る。
は希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石、3a
はフェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁石
であり、各々永久磁石2a,3aの磁化方向M1,M2は
図1の構成と同様である。ただし、図2の構成は図1の
構成と比べ磁界空間中央部の磁界強度を強める構成であ
るため、各々永久磁石2a,3aの体積を増加させると
ともに、断面三角形状永久磁石の継鉄当接面23aと磁
界空間との対向面との角度(θ1)を大きくしている。
しかし、図2の構成においても図1の構成と同様に、断
面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端
部(図中A点)と断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接
面23aにおける最端部(図中B点)とを一致させると
ともに、断面台形状永久磁石2aと断面三角形状永久磁
石3aの隣接面22bおよび23bとを実質的に空隙を
形成することなく当接している。さらに、磁界空間中央
部の磁界強度を強めるためには、図2に示す構成より一
層各々永久磁石2a,3aの体積を増加させるととも
に、断面三角形状永久磁石の継鉄当接面23aと磁界空
間との対向面との角度(θ1)を大きくすることとなる
が、断面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aにおけ
る最端部(図中A点)と断面三角形状永久磁石3aの継
鉄当接面23aにおける最端部(図中B点)とを一致さ
せることによって、はじめてこの発明の目的が達成でき
る。
【0022】図3に示す構成は、図2の構成にさらに磁
極片5aを配置する場合を示すものであり断面台形状永
久磁石2a、断面略三角形状永久磁石3a、筒状継鉄1
の形状や配置形態は実質的に図2の構成と同様である
が、特に、磁極片5aと断面略三角形状永久磁石3aと
の各々当接面25a,23cを断面略三角形状永久磁石
3aの継鉄当接面23aと平行にすることによって、磁
極片の配置効果を最も有効に活用することができる。
極片5aを配置する場合を示すものであり断面台形状永
久磁石2a、断面略三角形状永久磁石3a、筒状継鉄1
の形状や配置形態は実質的に図2の構成と同様である
が、特に、磁極片5aと断面略三角形状永久磁石3aと
の各々当接面25a,23cを断面略三角形状永久磁石
3aの継鉄当接面23aと平行にすることによって、磁
極片の配置効果を最も有効に活用することができる。
【0023】図4から図6に示す構成は、フェライト系
永久磁石からなる断面三角形状永久磁石の磁化方向が磁
界空間との対向面に対して90°未満でかつ磁界空間内
の磁界方向に対して90°未満の範囲内の方向である場
合の構成を示しており、特に、図4は磁界空間中央部の
磁界強度が0.2T(2000G)の場合、図5は磁界
空間中央部の磁界強度が0.3T(3000G)の場
合、さらに図6は図5の条件において磁極片を配置した
場合の構成を示している。
永久磁石からなる断面三角形状永久磁石の磁化方向が磁
界空間との対向面に対して90°未満でかつ磁界空間内
の磁界方向に対して90°未満の範囲内の方向である場
合の構成を示しており、特に、図4は磁界空間中央部の
磁界強度が0.2T(2000G)の場合、図5は磁界
空間中央部の磁界強度が0.3T(3000G)の場
合、さらに図6は図5の条件において磁極片を配置した
場合の構成を示している。
【0024】図4において、1は筒状継鉄であり、2a
は希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石、3a
はフェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁石
である。4は磁界空間を示している。各々永久磁石2
a,3aの磁化方向M1,M3は上記に説明したように、
希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石2aの磁
化方向M1は磁界空間内の磁界方向(図中Y方向)と同
一方向であり、フェライト系永久磁石からなる断面三角
形状永久磁石3aの磁化方向M3は磁界空間との対向面
に対して90°未満でかつ磁界空間内の磁界方向に対し
て90°未満の範囲内の方向である。
は希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石、3a
はフェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁石
である。4は磁界空間を示している。各々永久磁石2
a,3aの磁化方向M1,M3は上記に説明したように、
希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石2aの磁
化方向M1は磁界空間内の磁界方向(図中Y方向)と同
一方向であり、フェライト系永久磁石からなる断面三角
形状永久磁石3aの磁化方向M3は磁界空間との対向面
に対して90°未満でかつ磁界空間内の磁界方向に対し
て90°未満の範囲内の方向である。
【0025】フェライト系永久磁石からなる断面三角形
状永久磁石3aの磁化方向M3について図4(B)にて
具体的に説明すると、磁界空間との対向面に対して90
°未満の範囲とは、図中矢印ハの方向から矢印ニの方向
までのθ2にて示される範囲であり、また磁界空間内の
磁界方向に対して90°未満の範囲とは図中矢印イの方
向から矢印ロの方向までのθ3にて示される範囲であ
り、この発明の目的を達成するためには、上記範囲の重
複部である図中矢印ハの方向から矢印ロの方向までのθ
4にて示される範囲内に磁化方向があることが必要であ
る。ただし、矢印ハの場合は図1から図3に示す構成と
同一であり、また矢印ロの場合はこの発明の範囲に含ま
ない。図4から図6に示す構成においては、磁界空間と
の対向面に対して67.5°の方向、すなわち、磁界空
間内の磁界方向に対しても67.5°の方向(図中θ5
=67.5°)の磁化方向M3を有するフェライト系永
久磁石を配置した場合を示している。
状永久磁石3aの磁化方向M3について図4(B)にて
具体的に説明すると、磁界空間との対向面に対して90
°未満の範囲とは、図中矢印ハの方向から矢印ニの方向
までのθ2にて示される範囲であり、また磁界空間内の
磁界方向に対して90°未満の範囲とは図中矢印イの方
向から矢印ロの方向までのθ3にて示される範囲であ
り、この発明の目的を達成するためには、上記範囲の重
複部である図中矢印ハの方向から矢印ロの方向までのθ
4にて示される範囲内に磁化方向があることが必要であ
る。ただし、矢印ハの場合は図1から図3に示す構成と
同一であり、また矢印ロの場合はこの発明の範囲に含ま
ない。図4から図6に示す構成においては、磁界空間と
の対向面に対して67.5°の方向、すなわち、磁界空
間内の磁界方向に対しても67.5°の方向(図中θ5
=67.5°)の磁化方向M3を有するフェライト系永
久磁石を配置した場合を示している。
【0026】ここで、断面台形状永久磁石2aと断面三
角形状永久磁石3aの隣接面22bおよび23bは断面
三角形状の空間部6を形成して対向する。また、この発
明の目的を達成するためには断面台形状永久磁石2aの
継鉄当接面22aにおける最端部(図中A点)が、断面
三角形状永久磁石3aの継鉄当接面23aにおける最端
部(図中B点)から該継鉄当接面23aに沿って延長し
前記断面三角形状の空間部6を介して断面台形状永久磁
石2aの継鉄当接面22aと交差する位置(図中C点)
より外側に位置するように配置する必要がある。
角形状永久磁石3aの隣接面22bおよび23bは断面
三角形状の空間部6を形成して対向する。また、この発
明の目的を達成するためには断面台形状永久磁石2aの
継鉄当接面22aにおける最端部(図中A点)が、断面
三角形状永久磁石3aの継鉄当接面23aにおける最端
部(図中B点)から該継鉄当接面23aに沿って延長し
前記断面三角形状の空間部6を介して断面台形状永久磁
石2aの継鉄当接面22aと交差する位置(図中C点)
より外側に位置するように配置する必要がある。
【0027】図5において、1は筒状継鉄であり、2a
は希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石、3a
はフェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁石
であり、各々永久磁石2a,3aの磁化方向M1,M3は
図4の構成と同様である。ただし、図5の構成は図4の
構成と比べ磁界空間中央部の磁界強度を強める構成であ
るため、各々永久磁石2a,3aの体積を増加させると
ともに、断面三角形状永久磁石の継鉄当接面23aと磁
界空間との対向面との角度(θ1)を大きくしている。
しかし、図5の構成においても図4の構成と同様に、断
面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端
部(図中A点)が断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接
面23aにおける最端部(図中B点)から該継鉄当接面
23aに沿って延長し前記断面三角形状の空間部6を介
して断面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aと交差
する位置(図中C点)より外側に位置するように配置し
ている。
は希土類系永久磁石からなる断面台形状永久磁石、3a
はフェライト系永久磁石からなる断面三角形状永久磁石
であり、各々永久磁石2a,3aの磁化方向M1,M3は
図4の構成と同様である。ただし、図5の構成は図4の
構成と比べ磁界空間中央部の磁界強度を強める構成であ
るため、各々永久磁石2a,3aの体積を増加させると
ともに、断面三角形状永久磁石の継鉄当接面23aと磁
界空間との対向面との角度(θ1)を大きくしている。
しかし、図5の構成においても図4の構成と同様に、断
面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端
部(図中A点)が断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接
面23aにおける最端部(図中B点)から該継鉄当接面
23aに沿って延長し前記断面三角形状の空間部6を介
して断面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aと交差
する位置(図中C点)より外側に位置するように配置し
ている。
【0028】さらに、磁界空間中央部の磁界強度を強め
るためには、図5に示す構成より一層各々永久磁石2
a,3aの体積を増加させるとともに、断面三角形状永
久磁石の継鉄当接面23aと磁界空間との対向面との角
度(θ1)を大きくすることとなるが、断面台形状永久
磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端部(図中A
点)を断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接面23aに
おける最端部(図中B点)から該継鉄当接面23aに沿
って延長し前記断面三角形状の空間部6を介して断面台
形状永久磁石2aの継鉄当接面22aと交差する位置
(図中C点)より外側に位置するように配置することに
よって、はじめてこの発明の目的が達成できる。
るためには、図5に示す構成より一層各々永久磁石2
a,3aの体積を増加させるとともに、断面三角形状永
久磁石の継鉄当接面23aと磁界空間との対向面との角
度(θ1)を大きくすることとなるが、断面台形状永久
磁石2aの継鉄当接面22aにおける最端部(図中A
点)を断面三角形状永久磁石3aの継鉄当接面23aに
おける最端部(図中B点)から該継鉄当接面23aに沿
って延長し前記断面三角形状の空間部6を介して断面台
形状永久磁石2aの継鉄当接面22aと交差する位置
(図中C点)より外側に位置するように配置することに
よって、はじめてこの発明の目的が達成できる。
【0029】図6に示す構成は、図5の構成にさらに磁
極片5aを配置する場合を示すものであり断面台形状永
久磁石2a、断面略三角形状永久磁石3a、筒状継鉄1
の形状や配置形態は実質的に図5の構成と同様である
が、特に、磁極片5aと断面略三角形状永久磁石3aと
の各々当接面25a,23cを断面略三角形状永久磁石
3aの継鉄当接面23aと平行にするとともに、磁極片
5aの断面略三角形状の空間部6との対向面25bを継
鉄1の断面略三角形状の空間部6との対向面21aと平
行にすることによって、磁極片の配置効果を最も有効に
活用することができる。すなわち、磁界空間内の磁界分
布を乱すことなく磁極片を配置することができる。
極片5aを配置する場合を示すものであり断面台形状永
久磁石2a、断面略三角形状永久磁石3a、筒状継鉄1
の形状や配置形態は実質的に図5の構成と同様である
が、特に、磁極片5aと断面略三角形状永久磁石3aと
の各々当接面25a,23cを断面略三角形状永久磁石
3aの継鉄当接面23aと平行にするとともに、磁極片
5aの断面略三角形状の空間部6との対向面25bを継
鉄1の断面略三角形状の空間部6との対向面21aと平
行にすることによって、磁極片の配置効果を最も有効に
活用することができる。すなわち、磁界空間内の磁界分
布を乱すことなく磁極片を配置することができる。
【0030】図4から図6においては断面三角形状永久
磁石のフェライト系永久磁石の磁化方向M3が磁界空間
内の磁界方向に対して67.5°の方向の場合で説明し
たが、この角度が小さくなるにつれて断面台形状永久磁
石2aの継鉄当接面22aにおける最端部(図中A点)
は内側に移動し、また断面三角形状永久磁石3aの継鉄
当接面23aにおける最端部(図中B点)は該継鉄当接
面23aに沿って延長する方向に移動し、結果として断
面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aと交差する位
置(図中C点)とA点とが近づき、特に、磁化方向M3
が磁界空間内の磁界方向に対して45°の方向の場合
(すなわち、磁界空間との対向面に対して90°の場
合)は、断面三角形状の空間部6を形成することなくA
点とC点(B点)とが一致する。すなわち、図1から図
3に示す構成と同一構成になる。
磁石のフェライト系永久磁石の磁化方向M3が磁界空間
内の磁界方向に対して67.5°の方向の場合で説明し
たが、この角度が小さくなるにつれて断面台形状永久磁
石2aの継鉄当接面22aにおける最端部(図中A点)
は内側に移動し、また断面三角形状永久磁石3aの継鉄
当接面23aにおける最端部(図中B点)は該継鉄当接
面23aに沿って延長する方向に移動し、結果として断
面台形状永久磁石2aの継鉄当接面22aと交差する位
置(図中C点)とA点とが近づき、特に、磁化方向M3
が磁界空間内の磁界方向に対して45°の方向の場合
(すなわち、磁界空間との対向面に対して90°の場
合)は、断面三角形状の空間部6を形成することなくA
点とC点(B点)とが一致する。すなわち、図1から図
3に示す構成と同一構成になる。
【0031】さらに断面三角形状永久磁石の磁化方向M
3を磁界空間内の磁界方向に対して小さくして行く、す
なわち、磁界空間との対向面に対して90°を超えるよ
うにすると、均一磁界を得ることができないとの理由か
ら目的とするMRI用磁界発生装置が得られないことを
確認した。また、断面三角形状永久磁石の磁化方向M3
を磁界空間内の磁界方向と90°の方向(図中X方
向)、にすると、A点が外側方向に大きく(実質的には
無限大)移動することとなり、装置全体の幅が非常に大
きく(実質的には無限大)なるとの理由から目的とする
MRI用磁界発生装置が得られないことを確認した。
3を磁界空間内の磁界方向に対して小さくして行く、す
なわち、磁界空間との対向面に対して90°を超えるよ
うにすると、均一磁界を得ることができないとの理由か
ら目的とするMRI用磁界発生装置が得られないことを
確認した。また、断面三角形状永久磁石の磁化方向M3
を磁界空間内の磁界方向と90°の方向(図中X方
向)、にすると、A点が外側方向に大きく(実質的には
無限大)移動することとなり、装置全体の幅が非常に大
きく(実質的には無限大)なるとの理由から目的とする
MRI用磁界発生装置が得られないことを確認した。
【0032】図1から図6の構成においては、いずれも
断面三角形状永久磁石の磁界空間との対向面と磁界空間
内の磁界方向(Y方向)と直交する方向(X方向)との
角度(θ0)を45°とした場合で説明したが、要求さ
れる磁界空間の大きさ等によってこの角度を調整するこ
とも可能であるが、この発明者の実験によれば該角度
(θ0)が45°±5°の範囲にて設定することが望ま
しく、また、このように設定した構成においては、断面
三角形状のフェライト系永久磁石の磁化方向が磁界空間
との対向面に対して90°の場合(図1から図3に示す
構成)が最も磁気的に効率が良く安価なMRI用磁界発
生装置の提供を実現することができることを確認した。
断面三角形状永久磁石の磁界空間との対向面と磁界空間
内の磁界方向(Y方向)と直交する方向(X方向)との
角度(θ0)を45°とした場合で説明したが、要求さ
れる磁界空間の大きさ等によってこの角度を調整するこ
とも可能であるが、この発明者の実験によれば該角度
(θ0)が45°±5°の範囲にて設定することが望ま
しく、また、このように設定した構成においては、断面
三角形状のフェライト系永久磁石の磁化方向が磁界空間
との対向面に対して90°の場合(図1から図3に示す
構成)が最も磁気的に効率が良く安価なMRI用磁界発
生装置の提供を実現することができることを確認した。
【0033】以上に説明するように、この発明において
は、MRI用磁界発生装置に形成される磁界空間内の磁
界方向に対する希土類系永久磁石およびフェライト系永
久磁石の磁化方向を所定角度範囲内に設定するととも
に、これらの各々永久磁石を所定条件にて配置すること
によって磁気的な効率が良く磁界発生装置の大型化を抑
制するとともに価格低減を実現したMRI用磁界発生装
置の提供を実現することができる。
は、MRI用磁界発生装置に形成される磁界空間内の磁
界方向に対する希土類系永久磁石およびフェライト系永
久磁石の磁化方向を所定角度範囲内に設定するととも
に、これらの各々永久磁石を所定条件にて配置すること
によって磁気的な効率が良く磁界発生装置の大型化を抑
制するとともに価格低減を実現したMRI用磁界発生装
置の提供を実現することができる。
【0034】
【実施例】図1から図6に示すこの発明のMRI用磁界
発生装置の一実施例と図7に示す従来のMRI用磁界発
生装置において、磁界空間の形状を同一とし、それぞれ
磁界空間中央部の半径200mmの球状空間における磁
界均一度を50ppmとした場合の使用した磁石重量を
比較することによって、この発明の効果を一層明確にし
た。測定結果を表1に示す。表中の磁石重量は、長手方
向(Z方向)における1m当たりの磁石重量にて示して
いる。
発生装置の一実施例と図7に示す従来のMRI用磁界発
生装置において、磁界空間の形状を同一とし、それぞれ
磁界空間中央部の半径200mmの球状空間における磁
界均一度を50ppmとした場合の使用した磁石重量を
比較することによって、この発明の効果を一層明確にし
た。測定結果を表1に示す。表中の磁石重量は、長手方
向(Z方向)における1m当たりの磁石重量にて示して
いる。
【0035】なお磁界空間の形状は、先に説明したよう
に高さ(空隙距離Lg)=650mm、幅(W)=11
70mm、断面三角形状永久磁石の磁界空間との対向面
と磁界空間内の磁界方向(Y方向)と直交する方向(X
方向)との角度(θ0)を45°とした。また、使用し
た希土類系永久磁石は最大エネルギー積((BH)ma
x)が41.6MGOeのFe−B−R系永久磁石であ
り、またフェライト系永久磁石は最大エネルギー積
((BH)max)が4MGOeのストロンチウムフェ
ライト系永久磁石とした。
に高さ(空隙距離Lg)=650mm、幅(W)=11
70mm、断面三角形状永久磁石の磁界空間との対向面
と磁界空間内の磁界方向(Y方向)と直交する方向(X
方向)との角度(θ0)を45°とした。また、使用し
た希土類系永久磁石は最大エネルギー積((BH)ma
x)が41.6MGOeのFe−B−R系永久磁石であ
り、またフェライト系永久磁石は最大エネルギー積
((BH)max)が4MGOeのストロンチウムフェ
ライト系永久磁石とした。
【0036】
【表1】
【0037】表1からこの発明のMRI用磁界発生装置
では、希土類系永久磁石の使用量を低減することができ
ることが明らかであり、特に、断面三角形状永久磁石の
磁化方向が磁界空間内の磁界方向に対して90度未満の
範囲内の方向にあり、その角度を小さくし、磁界空間と
の対向面に対して90度近くに設定する程、その効果が
大きいことが確認できた。
では、希土類系永久磁石の使用量を低減することができ
ることが明らかであり、特に、断面三角形状永久磁石の
磁化方向が磁界空間内の磁界方向に対して90度未満の
範囲内の方向にあり、その角度を小さくし、磁界空間と
の対向面に対して90度近くに設定する程、その効果が
大きいことが確認できた。
【0038】表1では、本発明と従来技術(比較例)と
の磁石重量の差について示したが、図9は前記と同一の
寸法、形状からなる磁界空間内の磁界強度0.3Tとし
た場合の磁石体積の差について概念的に示している。す
なわち、実線で示すのが図2に相当する本発明の磁石構
成(32a:希土類系永久磁石、33a:フェライト系
永久磁石)、破線で示すのが図7に相当する希土類系永
久磁石のみを使用した従来の磁石構成(32b:希土類
系永久磁石、33b:希土類系永久磁石)、二点鎖線で
示すのがフェライト系永久磁石のみを使用した従来の磁
石構成(32c:フェライト系永久磁石、33c:フェ
ライト系永久磁石)である。図9からこの発明の磁石構
成は、従来の磁石構成(図中、斜線部)に比べてあまり
大型化を招く構成でないことが分かる。
の磁石重量の差について示したが、図9は前記と同一の
寸法、形状からなる磁界空間内の磁界強度0.3Tとし
た場合の磁石体積の差について概念的に示している。す
なわち、実線で示すのが図2に相当する本発明の磁石構
成(32a:希土類系永久磁石、33a:フェライト系
永久磁石)、破線で示すのが図7に相当する希土類系永
久磁石のみを使用した従来の磁石構成(32b:希土類
系永久磁石、33b:希土類系永久磁石)、二点鎖線で
示すのがフェライト系永久磁石のみを使用した従来の磁
石構成(32c:フェライト系永久磁石、33c:フェ
ライト系永久磁石)である。図9からこの発明の磁石構
成は、従来の磁石構成(図中、斜線部)に比べてあまり
大型化を招く構成でないことが分かる。
【0039】
【発明の効果】この発明は、実施例からも明らかのよう
に、磁界発生源として従来の希土類系永久磁石のみを使
用した構成からなるMRI用磁界発生装置に比べ、該磁
界発生装置自体をそれほど大型化することなく、フェラ
イト系永久磁石を効果的に配置し、全体の磁石に占める
希土類系永久磁石の量を低減することができ、MRI用
磁界発生装置全体としての価格を低減することが可能と
なる。すなわち、この発明は、複数の永久磁石の磁極面
にて囲まれた断面が六角形からなる磁界空間を形成して
なるMRI用磁界発生装置において、最大エネルギー積
((BH)max)が異なる希土類系永久磁石とフェラ
イト系永久磁石等の異材質からなる永久磁石を効果的に
配置することにより、磁気的な効率が良く磁界発生装置
の大型化を抑制するとともに価格低減を実現したMRI
用磁界発生装置の提供を実現したのである。
に、磁界発生源として従来の希土類系永久磁石のみを使
用した構成からなるMRI用磁界発生装置に比べ、該磁
界発生装置自体をそれほど大型化することなく、フェラ
イト系永久磁石を効果的に配置し、全体の磁石に占める
希土類系永久磁石の量を低減することができ、MRI用
磁界発生装置全体としての価格を低減することが可能と
なる。すなわち、この発明は、複数の永久磁石の磁極面
にて囲まれた断面が六角形からなる磁界空間を形成して
なるMRI用磁界発生装置において、最大エネルギー積
((BH)max)が異なる希土類系永久磁石とフェラ
イト系永久磁石等の異材質からなる永久磁石を効果的に
配置することにより、磁気的な効率が良く磁界発生装置
の大型化を抑制するとともに価格低減を実現したMRI
用磁界発生装置の提供を実現したのである。
【図1】この発明のMRI用磁界発生装置の一実施例を
示す1/4縦断面説明図である。
示す1/4縦断面説明図である。
【図2】この発明のMRI用磁界発生装置の他の実施例
を示す1/4縦断面説明図である。
を示す1/4縦断面説明図である。
【図3】この発明のMRI用磁界発生装置の他の実施例
を示す1/4縦断面説明図である。
を示す1/4縦断面説明図である。
【図4】Aはこの発明のMRI用磁界発生装置の他の実
施例を示す1/4縦断面説明図であり、Bは断面三角形
状永久磁石の磁化方向と磁界空間との対向面との角度関
係について示す説明図である。
施例を示す1/4縦断面説明図であり、Bは断面三角形
状永久磁石の磁化方向と磁界空間との対向面との角度関
係について示す説明図である。
【図5】この発明のMRI用磁界発生装置の他の実施例
を示す1/4縦断面説明図である。
を示す1/4縦断面説明図である。
【図6】この発明のMRI用磁界発生装置の他の実施例
を示す1/4縦断面説明図である。
を示す1/4縦断面説明図である。
【図7】従来のMRI用磁界発生装置を示す斜視説明図
と縦断面説明図である。
と縦断面説明図である。
【図8】従来のMRI用磁界発生装置を示す斜視説明図
と縦断面説明図である。
と縦断面説明図である。
【図9】この発明のMRI用磁界発生装置と従来装置の
磁石構成における磁石体積の差を概念的に示す説明図で
ある。
磁石構成における磁石体積の差を概念的に示す説明図で
ある。
1 筒状継鉄 2a,2b 断面台形状永久磁石 3a,3b,3c,3d 断面三角形状永久磁石 4,12 磁界空間 5a 磁極片 6 空間部 11a,11b 板状継鉄 13 柱状継鉄 14a,14b 永久磁石 15a,15b 希土類系永久磁石 16a,16b フェライト系永久磁石 17 磁極片 21a,25b 対向面 22a,23a 継鉄当接面 22b,23b 隣接面 23c,25,25a 当接面 32a,32b,33b 希土類系永久磁石 32c,33a,33c フェライト系永久磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/02
Claims (2)
- 【請求項1】 筒状継鉄内に一対の断面台形状の永久磁
石を互いの磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向配
置するとともに、該断面台形状永久磁石の継鉄内周方向
の各々両側に隣接して断面三角形状の永久磁石を配置
し、前記断面台形状永久磁石の磁極面と断面三角形状永
久磁石の磁極面にて継鉄中心軸方向に直交する断面が六
角形からなる磁界空間を形成してなるMRI用磁界発生
装置において、前記断面台形状永久磁石が希土類系永久
磁石からなるとともにその磁化方向が磁界空間内の磁界
方向と同一方向であり、また断面三角形状永久磁石がフ
ェライト系永久磁石からなるとともにその磁化方向が磁
界空間との対向面に対して90°の方向であり、かつ断
面台形状永久磁石の継鉄当接面における最端部と断面三
角形状永久磁石の継鉄当接面における最端部とが一致す
ることを特徴とするMRI用磁界発生装置。 - 【請求項2】 筒状継鉄内に一対の断面台形状の永久磁
石を互いの磁極面が所定の空隙を形成して平行に対向配
置するとともに、該断面台形状永久磁石の継鉄内周方向
の各々両側に隣接して断面三角形状の永久磁石を配置
し、前記断面台形状永久磁石の磁極面と断面三角形状永
久磁石の磁極面にて継鉄中心軸方向に直交する断面が六
角形からなる磁界空間を形成してなるMRI用磁界発生
装置において、前記断面台形状永久磁石が希土類系永久
磁石からなるとともにその磁化方向が磁界空間内の磁界
方向と同一方向であり、また断面三角形状永久磁石がフ
ェライト系永久磁石からなるとともにその磁化方向が磁
界空間との対向面に対して90°未満でかつ磁界空間内
の磁界方向に対して90°未満の範囲内の方向であり、
さらに断面台形状永久磁石と断面三角形状永久磁石の隣
接部に断面三角形状の空間部を形成し、さらにまた断面
台形状永久磁石の継鉄当接面における最端部が断面三角
形状永久磁石の継鉄当接面における最端部から該継鉄当
接面に沿って延長し前記断面三角形状の空間部を介して
断面台形状永久磁石の継鉄当接面と交差する位置より外
側に位置することを特徴とするMRI用磁界発生装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35028993A JP3150248B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Mri用磁界発生装置 |
US08/355,163 US5557205A (en) | 1993-12-27 | 1994-12-08 | Magnetic field generating apparatus for use in MRI |
EP94309436A EP0660129B1 (en) | 1993-12-27 | 1994-12-16 | Magnetic field generating apparatus for use in MRI |
DE69428765T DE69428765T2 (de) | 1993-12-27 | 1994-12-16 | Vorrichtung zur Erzeugung eines Magnetfeldes für die Bildgebung mittels magnetischer Resonanz |
KR1019940036526A KR0135210B1 (ko) | 1993-12-27 | 1994-12-24 | 자기공명영상장치(mri)용 자기장 발생장치 |
CN94113420A CN1051375C (zh) | 1993-12-27 | 1994-12-26 | 用于磁共振成象设备中的磁场发生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35028993A JP3150248B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Mri用磁界発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07201557A JPH07201557A (ja) | 1995-08-04 |
JP3150248B2 true JP3150248B2 (ja) | 2001-03-26 |
Family
ID=18409490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35028993A Expired - Fee Related JP3150248B2 (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | Mri用磁界発生装置 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5557205A (ja) |
EP (1) | EP0660129B1 (ja) |
JP (1) | JP3150248B2 (ja) |
KR (1) | KR0135210B1 (ja) |
CN (1) | CN1051375C (ja) |
DE (1) | DE69428765T2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6265959B1 (en) * | 1998-04-29 | 2001-07-24 | New York University | Open unipolar magnetic structure |
US6351786B2 (en) | 1998-08-24 | 2002-02-26 | Racal Instr Inc | VXI backplane system improvements and methods |
US6377049B1 (en) | 1999-02-12 | 2002-04-23 | General Electric Company | Residuum rare earth magnet |
US6577125B2 (en) * | 2000-12-18 | 2003-06-10 | Halliburton Energy Services, Inc. | Temperature compensated magnetic field apparatus for NMR measurements |
US6518867B2 (en) | 2001-04-03 | 2003-02-11 | General Electric Company | Permanent magnet assembly and method of making thereof |
US6662434B2 (en) * | 2001-04-03 | 2003-12-16 | General Electric Company | Method and apparatus for magnetizing a permanent magnet |
CN101089649B (zh) * | 2002-02-15 | 2010-06-02 | 日立金属株式会社 | 磁场产生装置的制造方法 |
US7463027B2 (en) | 2003-05-02 | 2008-12-09 | Halliburton Energy Services, Inc. | Systems and methods for deep-looking NMR logging |
CA2852097A1 (en) | 2003-10-03 | 2005-04-21 | Halliburton Energy Services, Inc. | System and methods for t1-based logging |
US7019609B2 (en) | 2004-06-21 | 2006-03-28 | General Electric Company | Magnetic field generating device and method of shimming thereof |
CN100415162C (zh) * | 2005-03-09 | 2008-09-03 | Ge医疗系统环球技术有限公司 | 磁体系统和磁共振成像系统 |
US7365623B2 (en) * | 2005-06-10 | 2008-04-29 | Beijing Taijie Yanyuan Medical Engineering Technical Co., Ltd. | Permanent magnet, magnetic device for use in MRI including the same, and manufacturing processes thereof |
US7199689B1 (en) * | 2006-01-09 | 2007-04-03 | Brk Wireless Company, Inc | High field NMR permanent magnetic structure |
EP2096987A2 (en) * | 2006-12-20 | 2009-09-09 | Philips Intellectual Property & Standards GmbH | Arrangement and method for influencing and/or detecting magnetic particles in a region of action |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL8402250A (nl) * | 1984-07-17 | 1986-02-17 | Philips Nv | Kernspin resonantie apparaat met een rechthoekig permanent magnetische magneet. |
JPH079845B2 (ja) * | 1986-01-31 | 1995-02-01 | 富士電機株式会社 | 永久磁石形均一磁場マグネット |
US5162771A (en) * | 1990-10-01 | 1992-11-10 | New York University | Highly efficient yoked permanent magnet |
JPH05211104A (ja) * | 1991-12-05 | 1993-08-20 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置用静磁場発生装置 |
US5621324A (en) * | 1992-03-18 | 1997-04-15 | Sumitomo Special Metals Company Limited | Magnetic field generator for MRI |
ATE167305T1 (de) * | 1992-07-27 | 1998-06-15 | Univ New York | Magnetstruktur mit hoher feldstärke |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP35028993A patent/JP3150248B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-12-08 US US08/355,163 patent/US5557205A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-16 DE DE69428765T patent/DE69428765T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-16 EP EP94309436A patent/EP0660129B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-24 KR KR1019940036526A patent/KR0135210B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-12-26 CN CN94113420A patent/CN1051375C/zh not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69428765D1 (de) | 2001-11-29 |
EP0660129A1 (en) | 1995-06-28 |
EP0660129B1 (en) | 2001-10-24 |
CN1051375C (zh) | 2000-04-12 |
US5557205A (en) | 1996-09-17 |
KR0135210B1 (ko) | 1998-04-22 |
CN1116311A (zh) | 1996-02-07 |
JPH07201557A (ja) | 1995-08-04 |
KR950016663A (ko) | 1995-07-20 |
DE69428765T2 (de) | 2002-05-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3150248B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
EP0760484B1 (en) | Opposed magnet-type magnetic circuit assembly with permanent magnets | |
US5283544A (en) | Magnetic field generating device used for MRI | |
EP0691548B1 (en) | Magnetic field generating device for use in MRI | |
EP0284439A1 (en) | Magnetic field generating device | |
JPH03131234A (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP2561591B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP3016544B2 (ja) | 永久磁石磁気回路 | |
JP3113513B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
EP0941019B1 (en) | Hybrid wiggler | |
US5049848A (en) | High field strength magnet, preferably having remote shimming of field | |
WO2015072328A1 (ja) | 磁界発生装置及びリニアモータ | |
EP0541872B1 (en) | Magnetic field generating apparatus for MRI | |
JP2764458B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
US20050035765A1 (en) | Inclined magnetic field generation coil and magnetic field generator for MRI | |
JPH10146326A (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP2649436B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JPS62139304A (ja) | 磁界均一性のよい磁気回路 | |
JP3059596B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP3056883B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP2726857B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JP3073933B2 (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JPH0287505A (ja) | Mri用磁界発生装置 | |
JPH0563085B2 (ja) | ||
JPH05326252A (ja) | Mri用磁界発生装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |