JP3149492B2 - 自動点消灯制御装置 - Google Patents

自動点消灯制御装置

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JP3149492B2
JP3149492B2 JP34472491A JP34472491A JP3149492B2 JP 3149492 B2 JP3149492 B2 JP 3149492B2 JP 34472491 A JP34472491 A JP 34472491A JP 34472491 A JP34472491 A JP 34472491A JP 3149492 B2 JP3149492 B2 JP 3149492B2
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牧野  泰明
勝教 道山
啓二 堀場
祐史 樋口
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Denso Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のヘッドライ
ト等を周囲の明るさに対応して点灯し、また消灯制御す
る自動点消灯制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、周囲の明るさを検知してヘッ
ドライトおよびスモールライト等を点灯制御する自動点
消灯制御装置が考えられ、実際に車両に装備されてい
る。この様な自動点消灯制御する装置は、周囲の明るさ
を検知するシリコンフォトダイオード等の光検出器を備
え、この光検出器で周囲の明るさが所定値以下の状態と
なったときに、ヘッドライトを点灯させるようにしてい
る。
【0003】しかし、この様な自動点消灯制御をフォト
ダイオードで検出して行うようにした場合、人間の目の
感度(視感度=照度)と、光検出器からの検出信号出力
とは一致することがなく、人間が求める明るさで点消灯
制御を行なわせることが困難である。特に、通常のシリ
コンフォトダイオードにあっては、人間の目に見えない
赤外線に対して大きな感度を有するものであり、天空光
に赤外線が多く含まれた状態、例えば曇天あるいは雨天
等のときにフォトダイオードからの検出出力のレベルが
大きくなる。
【0004】この様な点に対する対策として、赤外線感
度を抑圧した特性のフオトダイオードを用いることが考
えられ、また赤外線カットフィルタを用いることが考え
られている。しかし、赤外線感度を抑圧したフォトダイ
オードを用いても対策効果が充分に得られないものであ
り、また特別の部品を組み合わせ使用するものであるた
め、製作工数が増加してコストアップの原因となる。そ
して、いずれの場合もすべての天候条件に対応させるこ
とができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、晴天あるいは雨天等の天候
状況にかかわらず、人間の目の感度に対応した点消灯制
御が実行されるようにする信頼性の高い自動点消灯制御
装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動点消
灯装置は、赤外線感度の抑圧された第1の光検出手段お
よび赤外線感度の設定された第2の光検出手段を備え、
前記第1および第2の光検出手段からの検出信号を比較
し、晴天もしくは曇雨天の天候状況を天候判断によって
判断し、この天候判断手段の判断結果に基づいて、晴天
時点灯レベルもしくは曇雨天時点灯レベルの一方を選択
する点消灯制御のしきい値が設定されるようにするもの
である。
【0007】
【作用】この様に構成される自動点消灯制御装置にあっ
ては、第1および第2の光検出手段からの検出出力信号
レベルは、晴天および雨天によって相違し、曇天もしく
は雨天の状態では赤外線レベルが高くなり、第2の光検
出手段からの検出信号レベルが、第1の光検出手段から
の出力よりも高くなる。したがって、この第1および第
2の光検出手段それぞれからの出力を比較することによ
り、晴天および曇天もしくは雨天の天候の状況が判別で
きる。したがって、この判別結果に基づいて点灯および
消灯制御のためのしきい値を設定すれば、人間の目の感
度に対応して、スモールライトおよびヘッドライトの点
灯制御および消灯制御が実行されるようになり、その動
作信頼性が向上される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はその構成を示したもので、周囲の明る
さを検知するために第1および第2の光検知器11および
12が設定される。第1の光検知器11は、特性上赤外線波
長域の感度を抑えたフォトダイオードによって構成さ
れ、第2の光検知器12は逆に赤外線波長域において感度
を有するフォトダイオードによって構成される。
【0009】この第1および第2の光検知器11および12
は、共に車両の天空光を受光する位置にそれぞれ取り付
け設定されるもので、これらの第1および第2の光検知
器11および12それぞれからの検出出力信号は、それぞれ
アンプ13および14によって増幅し、雨天および晴天を判
定するために使用されるように適当なゲインが設定され
ている。
【0010】この第1および第2の光検知器11および12
からの出力であるアンプ13および14からの出力信号は、
第1の比較器15において比較されるもので、この比較器
15は晴雨天判断部151 を構成するようになる。
【0011】具体的には、赤外線波長域の感度を抑えた
第1の光検知器11からの出力信号レベルが、赤外線波長
領域において感度を有する第2の光検知器12からの出力
信号レベルよりも小さい場合には、比較器15から正の出
力信号が得られ、晴天と判断する。逆に第1の光検知器
11からの出力信号レベルが大きく、比較器15から負の出
力信号変えられる状況では、曇天もしくは雨天と判断さ
れる。
【0012】この比較器15からの比較出力は、切換え指
令信号としてスイッチ回路16に供給される。このスイッ
チ回路16は、晴天時点灯レベル設定部17および雨天時点
灯レベル設定部18からの信号の一方を選択するもので、
このスイッチ回路16で選択されたレベル信号は第2の比
較器19の非反転側端子に供給される。この第2の比較器
19の反転側端子には、第1の光検知器11からの検出信号
の供給されるアンプ13からの出力信号が供給される。
【0013】すなわち、この比較器19においてスイッチ
回路16で選択された信号レベルと、第1の光検知器11の
出力信号レベルとを比較するもので、スイッチ回路16か
らの出力信号がしきい値とされ、この比較器19によって
点灯/消灯判断部191 が構成されるようになる。そして
この第2の比較器19から、点灯および消灯の指令信号出
力が得られ、図示しないヘッドライト制御回路に供給さ
れる。
【0014】この様に構成される装置にあっては、第1
および第2の光検知器11および12の出力を比較する第1
の比較器15によって、天空光に含まれる赤外線の量が判
別され、赤外線量が大きいと判定された状態で雨天と判
断し、その逆で晴天と判断する。
【0015】図2の(A)は晴天時における第1の光検
知器11からのA出力と、第2の光検知器12からのB出力
の状態を示すもので、この晴天時においてはA出力がし
きい値bよりも下がることによって点灯するようにして
いる。この図で目で感じられる明るさであるレベルaと
bとの間の斜線で示しした部分は赤外出力である。
【0016】これに対して、曇天もしくは雨天の状態で
は、図2の(B)で示すように赤外線量が増大するもの
であるが、目で感じられる明るさは晴天時のaからa′
で示すように、雨天時において暗くなる。しかし、斜線
で示した赤外出力は晴天時と雨天時において大きく相違
するものであり、したがってこの赤外線量の相違が晴雨
天判断部151 によって判定され、スイッチ回路16を制御
して晴天時点灯レベル設定部17もしくは雨天時点灯レベ
ル設定部18からの出力の一方を選択する。そして、図2
の(C)で示すように雨天時の点灯制御のためのしきい
値をb′に修正し、見掛上の明るさaを晴天時および雨
天時で揃えるようにしている。
【0017】この実施例に示した装置にあっては、2種
類の異なる波長感度を有するフォトダイオードによって
構成した第1および第2の光検知器11および12を備え
る。そして、晴天時と雨天時の外部光の波長特性が異な
る点に着目して、晴雨を判断するようにしている。
【0018】従来においては、赤外線の感度抑制タイプ
のフォトダイオードのみを使用し、その出力レベルを設
定されたしきい値と比較し、ヘッドライトの点灯/消灯
制御していた。このため、赤外線レベルの相違から雨天
時においては晴天時よりも暗くならないと点灯されな
い。したがって、この点で人間の目の感覚との間にギャ
ップが生ずる。
【0019】しかし、実施例で示したように晴天および
雨天の天候状況の判断で「雨」と判定されたならば、ヘ
ッドライトの点灯/消灯の判定しきい値レベルを調整す
ることにより、人間の目の感覚とのギャップを埋めるこ
とができる。
【0020】図3の(A)は赤外感度付きフォトダイオ
ードの構成を示すものであり、また図4の(A)は赤外
感度抑圧フォトダイオードの構成を示す。そして、図3
および図4のそれぞれ(B)には、赤外感度付きフォト
ダイオードおよび赤外感度抑圧フォトダイオードそれぞ
れの分光感度特性を示す。これらのフォトダイオード
は、それぞれ第2の光検知器12および第1の光検知器11
を構成するようになるもので、それぞれCMOSICの
中に簡単に内蔵させることができるものであり、特にチ
ップ数を増やすことなく同一チップ内に構成できるよう
になる。
【0021】図5は、この様なフォトダイオードによっ
て構成される第1および第2の光検知器11および12の出
力電圧特性を示すもので、赤外感度抑圧型の第1の光検
知器11の場合は特性Aで示すようになり、曇りもしくは
雨の状況で出力電圧が低下する。これに対して、赤外感
度付きの第2の光検知器の場合は、特性Bで示すように
雲が多くなる状況で出力電圧が上昇するようになるもの
で、この第2の光検知器12の出力を第1の光検知器から
の出力と比較することによって、晴天あるいは雨天の天
候状態が判別されるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る自動点消灯
制御装置によれば、天候の状況によって点灯および消灯
制御のしきい値が修正設定されるもので、人間の目の感
度に対応した状態で、ヘッドライトの点/消灯制御が行
えるようになる。したがって、充分に信頼性が得られる
ような状態で、自動車のスモールライトさらにヘッドラ
イトの自動点灯制御が実行されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る自動点消灯制御装置
を説明するための回路構成図。
【図2】(A)〜(C)は上記実施例における点灯制御
された状態における光検知器の出力の状態を示す図。
【図3】(A)は赤外感度付きフォトダイオードの構成
を示し、(B)はその分光感度特性を示す図。
【図4】(A)は赤外感度抑圧フォトダイオードの構成
を示し、(B)はその分光感度特性を示す図。
【図5】前記第1および第2の光検知器それぞれの出力
電圧特性を対比して示す図。
【符号の説明】
11…第1の光検知器(赤外感度抑圧型)、12…第2の光
検知器(赤外感度付き型)、15…第1の比較器、151 …
晴雨天判断部、16…スイッチ回路、17…晴天時点灯レベ
ル設定部、18…雨天時点灯レベル設定部、19…第2の比
較回路、191 …点消灯判断部。
フロントページの続き (72)発明者 樋口 祐史 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−306837(JP,A) 特開 昭59−48243(JP,A) 実開 昭58−8641(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 1/02 G01J 1/02 G01W 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 赤外線感度の抑圧された第1の光検出手
    段と、 赤外線感度の設定された第2の光検出手段と、 前記第1および第2の光検出手段からの検出信号を比較
    し、晴天もしくは曇雨天の天候状況を判別する天候判断
    手段と、 この天候判断手段の判断結果に基づいて、晴天時点灯レ
    ベルもしくは曇雨天時点灯レベルの一方を選択する点灯
    レベル選択手段とを具備し、 この点灯レベル選択手段で選択されたレベルをしきい値
    として用い、前記第1もしくは第2の光検出手段の検出
    出力に基づいて点灯もしくは消灯の指令を発するように
    したことを特徴とする自動点消灯制御装置。
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US5877897A (en) 1993-02-26 1999-03-02 Donnelly Corporation Automatic rearview mirror, vehicle lighting control and vehicle interior monitoring system using a photosensor array
US6822563B2 (en) 1997-09-22 2004-11-23 Donnelly Corporation Vehicle imaging system with accessory control
US7655894B2 (en) 1996-03-25 2010-02-02 Donnelly Corporation Vehicular image sensing system
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WO2008024639A2 (en) 2006-08-11 2008-02-28 Donnelly Corporation Automatic headlamp control system

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