JP3149433U - 椅子用緩衝装置 - Google Patents

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    • A47C7/36Support for the head or the back
    • A47C7/40Support for the head or the back for the back
    • A47C7/405Support for the head or the back for the back with double backrests

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Abstract

【課題】ユーザの背部をサポートする効果が向上する椅子用緩衝装置を提供する。【解決手段】椅子の第一部分と、前記第一部分に対して第一位置と第二位置との間に揺動可能な第二部分と、の間に設けられており、延在部31と、固定ロッド32と、ピンと、弾性子35と、を含む椅子用緩衝装置において、前記延在部は、前記第二部分から延在しており、その上で規制溝311が開設されており、前記固定ロッドは、前記延在部に対応し、前記第一部分に固定された連接部に貫入されている第一端と、第二端と、を含み、前記第一端と前記第二端との間には凸縁324が設けられており、前記ピンは、前記固定ロッドの第二端に固定されており、前記規制溝に貫入されており、前記規制溝により前記第二端のストロークが規制され、前記弾性子は、前記固定ロッドの前記第一端と前記凸縁との間に嵌め設けられており、一端が前記凸縁に押し付けられており、他端が前記連接部に押し付けられている。【選択図】図4

Description

本考案は、緩衝装置に係り、特に椅子に適用可能な椅子用緩衝装置に関するものである。
従来、背当りが360度に旋回することができる椅子が提案されたが、前記背当りがユーザの肩部又はヘッド部まで延長する場合には、前記背当りの重心が前記背当りの枢着箇所と相違するので、ユーザがこのような椅子に座ると、重力により前記背当りが倒れ易く、且つ従来の背当りはユーザの背部をサポートする力が不足している。
本考案の主な目的は、ユーザの背部をサポートする効果が向上する椅子用緩衝装置を提供することにある。
本考案の請求項1に記載の椅子用緩衝装置によると、椅子の第一部分と、前記第一部分に対して第一位置と第二位置との間に揺動可能な第二部分と、の間に設けられ、延在部と、固定ロッドと、ピンと、弾性子と、を含む椅子用緩衝装置において、前記延在部は、前記第二部分から延在し、その上で規制溝が開設され、前記固定ロッドは、前記延在部に対応し、前記第一部分に固定された連接部に貫入されている第一端と、第二端と、を含み、前記第一端と前記第二端との間には凸縁が設けられ、前記ピンは、前記固定ロッドの第二端に固定され、前記規制溝に貫入され、前記規制溝により前記第二端のストロークが規制され、前記弾性子は、前記固定ロッドの前記第一端と前記凸縁との間に嵌め設けられ、一端が前記凸縁に押し付けられ、他端が前記連接部に押し付けられ、前記弾性子が前記連接部と前記凸縁とに常時に押し付けられていることにより、前記延在部が前記固定ロッドに支持され、且つ外力を受けていないときに、前記第二部分が前記弾性子に付勢されて第一位置に位置し、なお、外力を受けているときに、前記第二部分が第一位置から第二位置に揺動するようになり、これにより、前記弾性子の変形量が増加することを特徴とする椅子用緩衝装置である。
本考案の請求項2に記載の椅子用緩衝装置によると、前記連接部は、補償子と、連接穴が開設された連接片と、を含み、前記補償子の一部と前記第一部分とが互いに固定され、なお、前記弾性子の前記凸縁から遠ざかった一端が押し付けられている前記連接片は、前記補償子に固定され、前記連接穴には前記固定ロッドの前記第一端が貫入されている。
本考案の請求項3に記載の椅子用緩衝装置によると、前記固定ロッドの前記第一端には離脱防止用ピンが設けられている。
本考案の請求項4に記載の椅子用緩衝装置によると、更に、定位ナットを含み、前記連接部は、補償子と、二つの連接片と、を含み、前記二つの連接片には、連接穴がそれぞれ開設され、上下に並んでおり、前記補償子の一部と前記第一部分とが互いに固定され、なお、前記二つの連接片が前記補償子に固定され、前記二つの連接片のうちの前記凸縁に近接する前記連接片には、前記弾性子の前記凸縁から遠ざかった一端が押し付けられ、前記固定ロッドには、前記定位ナットが螺着されている螺旋段が設けられ、前記規制ナットの穴径が前記連接穴の穴径よりも大きいことにより、前記定位ナットが前記二つの連接片の間だけに移動可能である。
本考案の請求項5に記載の椅子用緩衝装置によると、椅子の第一部分と、前記第一部分に対して第一位置と第二位置との間に揺動可能の第二部分と、の間に設けられ、固定ロッドと、ピンと、弾性子と、を含む椅子用緩衝装置において、前記固定ロッドは、前記第二部分の規制溝に対応しており、前記第一部分に固定された連接部に貫入されている第一端と、第二端と、を含み、前記第一端と前記第二端との間には凸縁が設けられ、前記ピンは、前記固定ロッドの第二端に固定され、前記規制溝に貫入され、前記規制溝により前記第二端のストロークが規制され、前記弾性子は、前記固定ロッドの前記第一端と前記凸縁との間に嵌め設けられ、一端が前記凸縁に押し付けられ、他端が前記連接部に押し付けられ、前記弾性子が前記連接部と前記凸縁とに常時に押し付けられていることにより、前記第二部分が前記固定ロッドに支持され、且つ外力を受けていないときに、前記第二部分が前記弾性子に付勢されて第一位置に位置し、なお、外力を受けているときに、前記第二部分が第一位置から第二位置に揺動するようになり、これにより、前記弾性子の変形量が増加することを特徴とする椅子用緩衝装置である。
本考案の椅子用緩衝装置によれば、ユーザの背部をサポートする効果が向上するという効果を有する。
本考案の実施例1に係る椅子用緩衝装置の分解斜視図。 本考案の実施例1に係る椅子用緩衝装置の組合状態の模式図。 本考案の実施例1に係る背当りが第一の位置に位置している状態の模式図。 本考案の実施例1に係る背当りが第二の位置に位置している状態の模式図。 本考案の実施例2に係る椅子用緩衝装置の側面図。 本考案の実施例2に係る椅子用緩衝装置の一部の側面図。 本考案の実施例3に係る椅子用緩衝装置の側面図。 本考案の実施例3に係る椅子用緩衝装置の側面図。 本考案の実施例4に係る椅子用緩衝装置の模式図。 本考案の実施例4に係る椅子用緩衝装置の一部の側面図。 本考案の実施例4に係る椅子用緩衝装置の一部の側面図。 本考案の実施例5に係る椅子用緩衝装置の側面図。 本考案の実施例5に係る椅子用緩衝装置の側面図。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1乃至図3を参照する。本考案の実施例1において、椅子は、本体10と、背当り20と、二つの緩衝装置30と、を含む。
本体10は、座当り11と、支持部13と、を含む。本体10の座当り11には、上に伸びている一対の連結部111が設けられており、座当り11の下面には座当り11を支持する支持部13が設けられている。また、椅子の両側に手すりを設けてもよい。本実施例では、一対の連結部111が手すりとされる。
背当り20は、連結部111の自由端にそれぞれ枢着されている一対の枢着軸21を含み、これにより、背当り20が枢着軸21に対して第一位置と第二位置との間に揺動可能である。本実施例では、背当り20は、二つのフレーム22と、二つのフレーム22の間に設けられた多数のロッド(図示せず)と、を含み、前記ロッドには多数の突起が設けられた按摩スリーブ24が嵌め設けられており、これらの按摩スリーブ24が前記ロッドに対して回動可能であり、なお、フレーム22には枢着軸21が設けられている。
本実施例では、緩衝装置30が本体10と背当り20との間に設けられており、本体10の座当り11が第一部分とされ、なお、背当り20が第二部分とされる。具体的には、二つの緩衝装置30が背当り20のフレーム22と、座当り11と、の間に設けられている。緩衝装置30は、延在部31と、固定ロッド32と、連接部33と、ピン34と、弾性子35と、を含む。
延在部31は、背当り20のフレーム22から後ろへ延在しており、具体的には、フレーム22の枢着軸21の近傍から後ろへ延在しており、その上で規制溝311が開設されている。固定ロッド32は、延在部31に対応し、前記第一部分に固定された連接部33に貫入されている第一端321と、第二端322と、を含み、第二端322には貫通孔(図示せず)が開設されており、第一端321と第二端322との間には凸縁324が設けられている。
本体10には連接部33が固定されており、本実施例では、連接部33と座当り11とが互いに固定されており、連接部33は、補償子331と、連接穴(図示せず)が開設された二つ連接片332と、を含み、補償子331の一部と、本体10の座当り11と、が互いに固定されており、なお、連接片332は、補償子331に固定されており、且つ連接片332の連接穴には固定ロッド32の第一端321が貫入されている。
ピン34は、固定ロッド32の貫通孔と、延在部31の規制溝311と、に貫入されており、規制溝311により固定ロッド32の第二端322のストロークが規制される。また、弾性子35は、固定ロッド32の第一端321と凸縁324との間に嵌め設けられており、具体的には、その一端が凸縁324に押し付けており、他端が連接部33の凸縁324に近接する連接片332に押し付けている。
図3に示すように、弾性子35が連接部33と凸縁324とに常時に押し付けており、連接部33が本体10に固定されていることにより、延在部31が固定ロッド32に支持され、且つ外力を受けていないときに、背当り20が弾性子35に付勢されて第一位置に位置し、なお、外力を受けている(例えばユーザの背部が背当り20に寄らせる)ときに、背当り20が第一位置から第二位置に揺動するようになり、これにより、弾性子35の変形量が増加し、ピン34が延在部31に設けられた規制溝311をスライドすることができる。
本考案の実施例2では、椅子が更に枕40を有し、枕40は二つの枢着軸41を有し、枢着軸41により枕40が背当り20と連接するようになり、且つ枕40と背当り20との間には二つの緩衝装置50が左右に設けられている。なお、背当り20が第一部分とされ、枕40が第二部分とされる。枕40と背当り20との間に設けられた緩衝装置50の部材及び原理は、上記の緩衝装置30と同じであるので、説明を省略した。図5Aに示すように、外力を受けているときに、枕40が枢着軸41に対して揺動可能であり、なお、外力を受けていないときに、緩衝装置50により枕40が元の位置に戻される。
本考案の実施例3では、椅子には互いに枢着してされる多数の関節部60を設けてもよく、且つ隣接する関節部60同士の間には二つの緩衝装置60が左右に設けられている。上下に隣接する関節部60同士において、上にある関節部60は下にある関節部60に対して揺動可能であり、また、下にある関節部60が第一部分とされ、上にある関節部60が第二部分とされる。最も底端にある関節部60が座当り11の連結部111と連接しており、且つこの関節部60と座当り11との間には、二つの緩衝装置50が左右に設けられており、ここで、座当り11が第一部分とされ、なお、この関節部60が第二部分とされる。図6Aに示すように、外力を受けているときに、これらの関節部60が後ろへ揺動可能であり、なお、外力を受けていないときに、緩衝装置50により関節部60が元の位置に戻される。
本考案の実施例4では、椅子の本体10は座当り11だけを含み、連結部111が座当り11の後側から上に伸びており、且つ連結部111の自由端には背当り20の枢着軸21が枢着されている。ここで、座当り11が第一部分とされ、なお、背当り20が第二部分とされる。本実施例では、連結部111も補償子とされ、すなわち、連結部111には連接片332が設けられている。また、背当り20には緩衝装置30の延在部31の一端が固定されている。このように、外力を受けていないときに、背当り20が元の位置に戻され、なお、外力を受けているときに、弾性子35が圧縮されて背当り20と座当り11との開角が変化される。また、本実施例では、椅子が更に枕40を有し、枕40と背当り20との間には、緩衝装置30とよく似ている緩衝装置50が設けられており、緩衝装置50により枕40と背当り20との開角が調整される。
次に、図7A及び図7Bを参照する。緩衝装置30は、更に、二つの定位ナット36を含み、固定ロッド32には、二つの定位ナット36が螺着されている螺旋段37が設けられており、定位ナット36を回転することにより、定位ナット36の高さ位置を調整することができ、そして規制ナット36の穴径が連接穴の穴径よりも大きく、規制ナット36が二つの連接片332の間に設けられていることにより、規制ナット36のストロークが規制され、すなわち、背当り20の座当り11に対する揺動角度が規制される。また、固定ロッド32の第一端321の近傍には他の規制ナット36が設けられており、この規制ナット36により背当り20の復帰角度が規制される。
図8及び図8Aを参照する。本考案の実施例5では、枕40が枢着軸41を有し、枢着軸41が背当り20の上端から延長する連結部25に枢着されており、ここで、背当り20が第一部分とされ、なお、枕40が第二部分とされ、枕40と背当り20との間にも緩衝装置50が設けられており、外力を受けていないときに、図8に示すように、枕40が元の位置に戻される。
このように、本考案が、特定の例を参照して説明されたが、それらの例は、説明のためだけのものであり、本考案を限定するものではなく、この分野に通常の知識を有する者には、本考案の精神および範囲を逸脱することなく、ここで開示された実施例に変更、追加、または、削除を施してもよいことがわかる。
10:本体、11:座当り、13:支持部、20:背当り、21:枢着軸、22:フレーム、24:按摩スリーブ、25:連結部、30:緩衝装置、31:延在部、32:固定ロッド、33:連接部、34:ピン、35:弾性子、36:定位ナット、37:螺旋段、40:枕、41:枢着軸、50:緩衝装置、60:関節部、111:連結部、311:規制溝、321:第一端、322:第二端、324:凸縁、331:補償子、332:連接片。

Claims (5)

  1. 椅子の第一部分と、前記椅子の第一部分に対して第一位置と第二位置との間に揺動可能な椅子の第二部分と、の間に設けられており、延在部と、固定ロッドと、ピンと、弾性子と、を含む椅子用緩衝装置において、
    前記延在部は、前記第二部分から延在しており、その上で規制溝が開設されており、
    前記固定ロッドは、前記延在部に対応し、前記第一部分に固定された連接部に貫入されている第一端と、第二端と、を含み、前記第一端と前記第二端との間には凸縁が設けられており、
    前記ピンは、前記固定ロッドの第二端に固定されており、前記規制溝に貫入されており、前記規制溝により前記第二端のストロークが規制され、
    前記弾性子は、前記固定ロッドの前記第一端と前記凸縁との間に嵌め設けられており、一端が前記凸縁に押し付けており、他端が前記連接部に押し付けており、
    前記弾性子が前記連接部と前記凸縁とに常時に押し付けていることにより、前記延在部が前記固定ロッドに支持され、且つ外力を受けていないときに、前記第二部分が前記弾性子に付勢されて第一位置に位置し、なお、外力を受けているときに、前記第二部分が第一位置から第二位置に揺動するようになり、これにより、前記弾性子の変形量が増加することを特徴とする、椅子用緩衝装置。
  2. 前記連接部は、補償子と、連接穴が開設された連接片と、を含み、前記補償子の一部と前記第一部分とが互いに固定されており、なお、前記弾性子の前記凸縁から遠ざかった一端が押し付けている前記連接片は、前記補償子に固定されており、前記連接穴には前記固定ロッドの前記第一端が貫入されていることを特徴とする、請求項1に記載の椅子用緩衝装置。
  3. 前記固定ロッドの前記第一端には離脱防止用ピンが設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の椅子用緩衝装置。
  4. 更に、定位ナットを含み、前記連接部は、補償子と、二つの連接片と、を含み、前記二つの連接片には、連接穴がそれぞれ開設されており、上下に並んでおり、前記補償子の一部と前記第一部分とが互いに固定されており、なお、前記二つの連接片が前記補償子に固定されており、前記二つの連接片のうちの前記凸縁に近接する前記連接片には、前記弾性子の前記凸縁から遠ざかった一端が押し付けられており、前記固定ロッドには、前記定位ナットが螺着されている螺旋段が設けられており、前記規制ナットの穴径が前記連接穴の穴径よりも大きいことにより、前記定位ナットが前記二つの連接片の間だけに移動可能であることを特徴とする、請求項1に記載の椅子用緩衝装置。
  5. 椅子の第一部分と、前記椅子の第一部分に対して第一位置と第二位置との間に揺動可能な椅子の第二部分と、の間に設けられており、固定ロッドと、ピンと、弾性子と、を含む椅子用緩衝装置において、
    前記固定ロッドは、前記第二部分の規制溝に対応しており、前記第一部分に固定された連接部に貫入されている第一端と、第二端と、を含み、前記第一端と前記第二端との間には凸縁が設けられており、
    前記ピンは、前記固定ロッドの第二端に固定されており、前記規制溝に貫入されており、前記規制溝により前記第二端のストロークが規制され、
    前記弾性子は、前記固定ロッドの前記第一端と前記凸縁との間に嵌め設けられており、一端が前記凸縁に押し付けられており、他端が前記連接部に押し付けられており、
    前記弾性子が前記連接部と前記凸縁とに常時に押し付けられていることにより、前記第二部分が前記固定ロッドに支持され、且つ外力を受けていないときに、前記第二部分が前記弾性子に付勢されて第一位置に位置し、なお、外力を受けているときに、前記第二部分が第一位置から第二位置に揺動するようになり、これにより、前記弾性子の変形量が増加することを特徴とする、椅子用緩衝装置。
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