JP3149354U - ベッドスカート - Google Patents
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Abstract
【課題】 ベッドに対する取外し作業,取付け作業を容易にする。ベッドの周囲を人が歩いて一部が多少捲上がってもボトム部が露出しないようにする。ベッドからの一部の脱落を完全に防止する。【解決手段】 ベッドBのボトム部Baとマット部Bbとの間に差込み支持されてボトム部Baの側面を覆うものである。ベッドBの足下側に取付けられるセンタ片1と、ベッドBの横側に取付けられる両サイド片2とを備えている。センタ片1の両端部にはサイド片2のベッドBのボトム部Baを覆う部分の一部に重ねられる重複片15が設けられている。【選択図】図1
Description
本考案は、ベッドのボトム部(ボックススプリング部)とマット部との間に差込み支持されてボトム部の側面を覆うベッドスカートに係る技術分野に属する。
最近、ベッドの装飾性を高めるとともにシーツで包まれることのないベッドのボトム部の汚損を防止するために、一部がベッドのボトム部,マット部の間の縁辺沿いに差込まれて他部が折曲がってボトム部の側面に垂下がる布片からなるベッドスカートがベッドに取付けられるようになってきている。ベッドスカートは、洗濯のために頻繁に取外し,取付けが実施されることから、ベッドに対する取外し作業,取付け作業が容易であることが望まれる。
従来、ベッドに対する取外し作業,取付け作業を容易化することを指向したベッドスカートとしては、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。
前述の従来のベッドスカートは、ベッドの足下側に取付けられる1面の平布片形のセンタ片と、ベッドの横側に取付けられる1面の平布片形の両サイド片と、ベッドの足下側,横側の角部に取付けられる3面の角布片形の両コーナ片とからなる。
前述の従来のベッドスカートでは、センタ片,両サイド片,両コーナ片の5パーツの構成とすることで、ベッドの横側から足下側まで連続して回込むように取外し,取付ける煩わしさが消失されて、ベッドに対する取外し作業,取付け作業が容易化される。なお、コーナ片は、センタ片,サイド片の突合わせ部分に位置して、ベッドの周囲を人が歩いてセンタ片,サイド片が多少捲上がってもボトム部が露出することがないようにして、ベッドスカートの装飾性を維持する機能も奏する。
米国特許公開2003/28965号
前述の従来のベッドスカートでは、コーナ片が小型であることから、ベッドのボトム部,マット部の間への差込み支持面積が小さくなってしまうため、コーナ片が脱落しやすいという問題点がある。
本考案は、このような問題点を考慮してなされたもので、ベッドに対する取外し作業,取付け作業が容易で、ベッドの周囲を人が歩いて一部が多少捲上がってもボトム部が露出することがなく、しかもベッドからの一部の脱落が完全に防止されるベッドスカートを提供することを課題とする。
前述の課題を解決するため、本考案に係るベッドスカートは、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の手段を採用する。
即ち、請求項1では、ベッドのボトム部とマット部との間に差込み支持されてボトム部の側面を覆うものであって、ベッドの足下側に取付けられるセンタ片と、ベッドの横側に取付けられる両サイド片とを備えたベッドスカートにおいて、センタ片の両端部または両サイド片のセンタ片側に位置する一端部にはセンタ片またはサイド片のベッドのボトム部を覆う部分の一部に重ねられる重複片が設けられていることを特徴とする。
この手段では、センタ片,両サイド片の3パーツの構成とすることで、ベッドの横側から足下側まで連続して回込むように取外し,取付ける煩わしさが消失される。また、センタ片,サイド片の突合わせ部分に重複片が設けられることで、センタ片,サイド片が突合わせ部分で重合わされる。重複片がセンタ片またはサイド片に設けられることで、ベッドのボトム部,マット部の間への差込み支持されるセンタ片またはサイド片によって支持される。
また、請求項2では、請求項1のベッドスカートにおいて、センタ片またはサイド片はベッドのボトム部を覆う部分が折返された折返部を介して重複部が設けられていることを特徴とする。
この手段では、重複部が折返部を介してセンタ片またはサイド片に設けられることで、重複部に可動性が備えられる。
また、請求項3では、請求項1または2のベッドスカートにおいて、センタ片とサイド片とはベッドのボトム部,マット部の間に差込まれる部分に板材を抜差し可能な袋部が設けられていることを特徴とする。
この手段では、袋部に板材を差込むことで、センタ片,サイド片のベッドのボトム部,マット部の間に差込まれる部分に伸展性が備えられる。
本考案に係るベッドスカートは、センタ片,両サイド片の3パーツの構成とすることで、ベッドの横側から足下側まで連続して回込むように取外し,取付ける煩わしさが消失されるため、ベッドに対する取外し作業,取付け作業が容易となる効果がある。また、センタ片,サイド片の突合わせ部分に重複片が設けられることで、センタ片,サイド片が突合わせ部分で重合わされるため、ベッドの周囲を人が歩いて一部が多少捲上がってもボトム部が露出することがなくなる効果がある。また、重複片がセンタ片またはサイド片に設けられることで、ベッドのボトム部,マット部の間への差込み支持されるセンタ片またはサイド片によって支持されるため、ベッドからの一部の脱落が完全に防止される効果がある。
さらに、請求項2として、重複部が折返部を介してセンタ片またはサイド片に設けられることで、重複部に可動性が備えられるため、ベッドに対する取外し作業,取付け作業がより容易となる効果がある。
さらに、請求項3として、袋部に板材を差込むことで、センタ片,サイド片のベッドのボトム部,マット部の間に差込まれる部分に伸展性が備えられるため、ベッドのボトム部,マット部の間への差込み引抜きが容易となってベッドに対する取外し作業,取付け作業がより容易となり、センタ片,サイド片のベッドのボトム部,マット部の間へ差込まれる部分に適度の抵抗をもたせてベットからの抜止め確実に防止することができ、センタ片,サイド片のベッドのボトム部を覆う部分に無用の皺寄せが形成されるのを防止して美観を向上させることができる効果がある。
以下、本考案に係るベッドスカートを実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
この形態は、図1に示すように、センタ片1,サイド片2で構成されている。
センタ片1は、ベッドBのボトム部Baとマット部Bbとの間に差込まれる差込部分11と、ベッドBのボトム部Baを覆う垂下部分12とが連続したもので、ベッドBの幅に相当する長さの横長の長方形の洗濯可能な布片からなる。差込部分11には、図6に詳細に示されるように、ベッドBのボトム部Ba側の面に可撓性のある薄性の合成樹脂板等からなる板材3を抜差し可能な袋部13が設けられている。垂下部分12には、ほぼ中央の位置に装飾性高めるための縦方向に延びるプリーツ部14が設けられている。差込部分11,垂下部分12の長さ方向の両端部には、重複部15が設けられている。重複部15は、図1の拡大部分と図5とに詳細に示されるように、縦長の長方形に形成されてサイド片2の後述の垂下部分22の一部が重ねられるもので、上部15aが差込部分11の端部に連続されまたは縫着され、側部15bが垂下部分12の端部を折返して折り畳んだ格好の折返部16を介して垂下部分12に連続されている。なお、折返部16の上部は、差込部分11または垂下部分12に縫着されている。
サイド片2は、ベッドBのボトム部Baとマット部Bbとの間に差込まれる差込部分21と、ベッドBのボトム部Baを覆う垂下部分22とが連続したもので、ベッドBの長さに相当する長さの横長の長方形の洗濯可能な布片からなる。差込部分21には、図6に詳細に示されるように、ベッドBのボトム部Ba側の面に可撓性のある薄性の合成樹脂板等からなる板材3を抜差し可能な袋部23が設けられている。垂下部分22には、ほぼ中央の位置に装飾性高めるための縦方向に延びるプリーツ部24が設けられている。このサイド片2は、2枚がセットされる。
この形態の取付け作業では、まず、図2に示すように、センタ片1をベッドBの足下側に取付ける。実際の作業では、図2のベッドBのマット部Bbが取外された状態ではなく、ベッドBのボトム部Baの上にマット部Bbが載せられた状態でボトム部Ba,マット部Bbの間にセンタ片1の差込部分11を差込むことになる。このとき、センタ片1の袋部13に板材3を差込んでおくと差込部分11に平面的に延びるように付勢された伸展性を備えることができ、差込部分11のベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間への差込みが容易になる。また、ベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間への差込まれたセンタ片1の差込部分11は、備えられた伸展性によって適度の抵抗を形成することで確実に抜止めされる。センタ片1の差込部分11をベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間へ差込んだ後には、センタ片1の重複部15をベッドBのボトム部Baの側面に当接させる。このとき、センタ片1の重複部15に折返部16によって少しの移動が許容される可動性が備えられているため、センタ片1の他部分やベッドBのボトム部Baに無用の力を掛けることがなくなって、重複部15のベッドBのボトム部Baの側面への当接が容易になる。この結果、センタ片1の垂下部分12がベッドBのボトム部Baの側面に垂下がって覆うことになる。
センタ片1がベッドBに取付けられた状態では、差込部分11に備えられた伸展性によって垂下部分12に皺寄せが生ずるのを防止する。従って、センタ片1の垂下部分12が皺のない美麗な状態に維持される。
次ぎに、図3に示すように、サイド片2をベッドBの横側に取付ける。実際の作業では、図3のベッドBのマット部Bbが取外された状態ではなく、ベッドBのボトム部Baの上にマット部Bbが載せられた状態でボトム部Ba,マット部Bbの間にサイド片2の差込部分21を差込むことになる。このとき、サイド片2の袋部23に板材3を差込んでおくと差込部分21に平面的に延びるように付勢された伸展性を備えることができ、差込部分21のベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間への差込みが容易になる。また、ベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間への差込まれたサイド片2の差込部分21は、備えられた伸展性によって適度の抵抗を形成することで確実に抜止めされる。
サイド片2がベッドBに取付けられた状態では、差込部分21に備えられた伸展性によって垂下部分22に皺寄せが生ずるのを防止する。従って、サイド片2の垂下部分22が皺のない美麗な状態に維持される。
図2,図3に示すような取付け作業では、ベッドBの横側から足下側まで連続して回込むように取付ける煩わしさが消失されるため、ベッドBに対する取付け作業が容易となる。なお、取外し作業についても前述の取付け作業の作業の逆を実行するだけであるため、ベッドBに対する取外し作業が容易である。特に、センタ片1の差込部分11やサイド片2の差込部分21への板材3による伸展性の付与は、センタ片1の差込部分11やサイド片2の差込部分21のベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間からの引抜きを容易にする。
図4に示すような取付が完了した状態では、ベッドBの周囲を人が歩いてセンタ片1の垂下部分12やサイド片2の垂下部分22が多少捲上がっても、センタ片1の差込部分11とサイド片2の差込部分21との突合わせ部分にセンタ片1の重複片15が位置されているため、ベッドBのボトム部Bbが露出することはない。従って、装飾性が維持される。そして、前述の従来のベッドスカートのコーナ片に相当するセンタ片1の重複片15が独立せずベッドBのボトム部Ba,マット部Bbの間への差込み支持されるセンタ片1に連続されて支持されるため、ベッドBからの脱落が完全に防止される。
以上、図示した各例の外に、センタ片1の重複片15,折返部16をサイド片2側に構成することも可能である。
1 センタ片
13 袋部
15 重複部
16 折返部
2 サイド片
23 袋部
3 板材
B ベッド
Ba ボトム部
Bb マット部
13 袋部
15 重複部
16 折返部
2 サイド片
23 袋部
3 板材
B ベッド
Ba ボトム部
Bb マット部
Claims (3)
- ベッドのボトム部とマット部との間に差込み支持されてボトム部の側面を覆うものであって、ベッドの足下側に取付けられるセンタ片と、ベッドの横側に取付けられる両サイド片とを備えたベッドスカートにおいて、センタ片の両端部または両サイド片のセンタ片側に位置する一端部にはセンタ片またはサイド片のベッドのボトム部を覆う部分の一部に重ねられる重複片が設けられていることを特徴とするベッドスカート。
- 請求項1のベッドスカートにおいて、センタ片またはサイド片はベッドのボトム部を覆う部分が折返された折返部を介して重複部が設けられていることを特徴とするベッドスカート。
- 請求項1または2のベッドスカートにおいて、センタ片とサイド片とはベッドのボトム部,マット部の間に差込まれる部分に板材を抜差し可能な袋部が設けられていることを特徴とするベッドスカート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008009320U JP3149354U (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | ベッドスカート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008009320U JP3149354U (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | ベッドスカート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3149354U true JP3149354U (ja) | 2009-03-26 |
Family
ID=54853941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008009320U Expired - Lifetime JP3149354U (ja) | 2008-12-17 | 2008-12-17 | ベッドスカート |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3149354U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101525465B1 (ko) * | 2015-02-13 | 2015-06-03 | 정영민 | 면적이 확장되는 다기능 매트리스장치 |
WO2015130048A1 (ko) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 정영민 | 면적이 확장되는 다기능 매트리스 커버 및 이를 포함한 다기능 매트리스 장치 |
-
2008
- 2008-12-17 JP JP2008009320U patent/JP3149354U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015130048A1 (ko) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | 정영민 | 면적이 확장되는 다기능 매트리스 커버 및 이를 포함한 다기능 매트리스 장치 |
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