JP3149166U - 炭酸ガスミスト圧浴用カバー - Google Patents

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【課題】少量の炭酸ガスでも効率的に生体の皮膚及び粘膜から吸収させるとともに、カバー内の空気等の排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行うことができる炭酸ガスミスト圧浴用カバーを提供する。【解決手段】所定値以上の濃度の炭酸ガスと液体を破砕乳化したミストを封入して生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるための炭酸ガスミスト圧浴用カバー100であって、前記生体の皮膚及び粘膜を覆う袋状の生体カバー部材101と、前記生体カバー部材101の開口部に設けられ、この開口部を締め付けて前記炭酸ガスミストの放散を防ぐ締付手段102と、前記生体カバー部材101内に炭酸ガスミストを導入するための、内部に逆流防止弁を有する炭酸ガスミスト供給口103と、前記生体カバー部材101内に封入された空気及び前記炭酸ガスミストの量を調整及び排出する排出口104と、を備える。【選択図】図1

Description

本考案は、炭酸ガスを生体の皮膚及び粘膜に直接接触させる炭酸ガスミスト圧浴に用いる炭酸ガスミスト圧浴用カバーに関する。
従来から、炭酸ガス(二酸化炭素:CO)は生体の皮膚及び粘膜に触れるだけでその皮下に浸透し、浸透部位の血管を拡張させて血液循環を改善する作用があることが知られている。そしてこの血行促進作用により、血圧降下、代謝の改善、疼痛物質や老廃物の排除促進等、様々な生理的効果を発揮する。また、抗炎症、抗菌作用も有している。このため、近年、炭酸ガスは医療目的のほか、健康増進、美容促進といった点からも広く注目を集めている。
生体の組織中で二酸化炭素は、赤血球内のヘモグロビンに結合して運ばれた酸素を放出させる働きがある。二酸化炭素濃度の高いところでは、赤血球はより多くの酸素を放出する。このように、赤血球による細胞への酸素の供給は、主に二酸化炭素がコントロールしている。つまり、二酸化炭素なしでは、ヘモグロビンは酸素が結合したままの状態となり、細胞は酸素を受け取ることができなくなってしまう。このように、二酸化炭素は、細胞の活動の結果出てくる老廃物のように思われがちだが、実は体の中で非常に重要な役割を果たしている。
そこで、炭酸ガスを生体に直接吸収させるため、本考案者は生体の皮膚及び粘膜を覆う炭酸ガスミスト圧浴用カバーを用いた炭酸ガスミスト圧浴装置及び炭酸ガスミスト圧浴システムをこれまでに提案している。
しかしながら、上記の炭酸ガスミスト圧浴に用いる従来の袋状の炭酸ガスミスト圧浴用カバーでは、カバー内の空気や炭酸ガスミストを排出するためには、カバーの締付部や止着部をその都度外す手間が必要であるという問題があった。また、炭酸ガスミスト圧浴用カバー内の圧力が高くなりすぎた際にも、同様に締付部や止着部を外して一旦開放し、再度炭酸ガスミストを送り込まなければならず、非常に煩雑であった。
そこで本考案は、上記状況に鑑みて、少量の炭酸ガスでも効率的に生体の皮膚及び粘膜から吸収させるとともに、炭酸ガスミスト圧浴用カバー内の空気等の排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行うことができる炭酸ガスミスト圧浴用カバーを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案は、所定値以上の濃度の炭酸ガスと液体を破砕乳化したミストを封入して生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるための炭酸ガスミスト圧浴用カバーであって、前記生体の皮膚及び粘膜を覆う袋状の生体カバー部材と、前記生体カバー部材の開口部に設けられ、この開口部を締め付けて前記炭酸ガスミストの放散を防ぐ締付手段と、前記生体カバー部材内に前記炭酸ガスミストを導入するためその生体カバー部材内部と連通し、内部に逆流防止弁を有する炭酸ガスミスト供給口と、前記生体カバー部材内に封入された空気及び前記炭酸ガスミストの量を調整及び排出する排出口と、を備えることを特徴とする炭酸ガスミスト圧浴用カバーを提供するものである。
なお、本願においては、液体と気体(炭酸ガス等)を接触混合させて破砕し微細な液滴にすることを、破砕乳化または単に乳化という。
ここで、前記締付手段は、ゴム、紐、または面ファスナーのうち何れか一つまたは複数の組み合わせにより構成されるのが好ましい。また、前記生体カバー部材の生体の皮膚及び粘膜に接触する面に、その生体の皮膚及び粘膜に対して粘着性を有する貼着手段を一つまたは複数設けるのが好適である。
なお、前記生体カバー部材の形状は、少なくとも人体の手指、手の平、及び手の甲を覆う手袋形状、あるいは、さらに少なくとも前腕を覆う長手袋形状であるのが良い。または、少なくとも人体の足指、足底、及び足の甲を覆う靴下形状、あるいは、さらに少なくとも踝及び下肢を覆う長靴下形状であるのが良い。
また、前記生体カバー部材は天然ゴム、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレンのうち何れか一つまたは複数の組み合わせにより形成されるのが好ましい。
本考案によれば、大量の炭酸ガスを必要とせず、さらに炭酸ガスミスト圧浴用カバー内の空気等の排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行いながら、効率的に炭酸ガスミストを生体の皮膚及び粘膜から吸収させることが可能となる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
まず、本考案の炭酸ガスミスト圧浴用カバーを適用する炭酸ガスミスト圧浴用システムの概略について説明する。図1は、炭酸ガスミスト圧浴用システムの一例を示す模式図である。この図に示すように、炭酸ガスミスト圧浴システムは、炭酸ガス供給手段11と、液体供給手段21と、液体と炭酸ガスを破砕乳化した状態で供給する炭酸ガスミスト供給手段31と、供給された炭酸ガスミストを内部に封入する空間を形成する炭酸ガスミスト圧浴用カバー100と、炭酸ガスミストの生成及び供給制御を行う制御装置51と、から構成される。
炭酸ガス供給手段11は、炭酸ガスミスト供給手段31に炭酸ガスを供給する。ただし、炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内にミストが十分に供給されている場合は、直接炭酸ガス供給手段11から炭酸ガスのみを炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内に供給する。この炭酸ガス供給手段11としては炭酸ガスボンベを用いるのが最適である。なお、炭酸ガス供給手段11には、炭酸ガスの圧力調整のためのレギュレータ12が設けられている。
液体供給手段21は、ポンプ等から構成され、炭酸ガスミスト供給装置31に液体を供給する。この液体としては、水またはイオン水を用いるのが良い。液体には、メンソール等の清涼作用を生じさせる薬剤や、血行をより促進させるビタミンE、皮膚組織に吸収されやすく美肌効果の高いビタミンC誘導体、皮膚の角化作用を正常にし粘膜を保護するレチノール、皮膚及び粘膜への刺激を和らげるための麻酔薬、炭酸ガスの臭気を除去するためのシクロデキストリン、皮膚及び粘膜表面に付着している細菌等を殺菌するための薬剤(例えば光触媒とアパタイトの複合体)、保水力に優れ肌の保湿効果を有するヒアルロン酸、細胞を活性化し免疫力を向上させるコエンザイムQ10、抗酸化物質や多量の栄養素を含むシードオイル、抗酸化作用、抗菌作用、抗炎症作用、鎮痛・麻酔作用、免疫作用等を有するプロポリス等を単独あるいは複数組み合わせて混合して炭酸ガスミスト供給装置31へ供給し、炭酸ガスの生理作用との相乗効果を生じさせることも可能である。
また、図1に示すように、複数の液体供給手段21A、21Bを配置し、それぞれ異なる液体を供給するようにしても良い。この液体供給手段21には、供給圧調整のための圧力計22(22A、22B)をそれぞれ設ける。また、液体を加温する(例えば水を40℃程度の湯にする)ためのヒータ(図示せず)や、温度制御のための温度計(図示せず)をそれぞれ設けるのが望ましい。
炭酸ガスミスト供給装置31は、液体供給手段21から供給された液体と炭酸ガス供給手段11から供給された炭酸ガスとを破砕乳化したミスト状態で炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内に加圧供給する装置である。炭酸ガスは、液体と乳化したミスト状態で供給することで、皮膚及び粘膜からの吸収が促進される。この際、ミストの粒径は10μm以下であるのが最適である。ここでは、流体ノズル32を備え、炭酸ガス供給手段11から供給された炭酸ガスの高速流を利用して液体を破砕乳化させてミストとし、炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内に供給する例を示している。このほか、液体中に炭酸ガスを高圧で噴射することにより炭酸ガスミストを生成する装置等、様々な方式の炭酸ガスミスト供給装置を用いることができる。
制御装置51は、CPU、メモリ、ディスプレイを備えたコンピュータから構成される。そして、炭酸ガス供給手段11から供給される炭酸ガスの圧力やオン・オフ切替、炭酸ガスミスト供給装置31/炭酸ガスミスト圧浴用カバー100への炭酸ガスの供給切替、液体供給手段21からの液体の供給圧や温度、供給のオン・オフ切替、炭酸ガスミスト供給装置31からの炭酸ガスミストの供給のオン・オフ切替等の各種制御を行い、最適な状態で炭酸ガスミスト圧浴が行えるようにする。
炭酸ガスミスト圧浴用カバー100は、生体(ここでは例として人体の手部)の皮膚及び粘膜を覆い、炭酸ガスミスト及び炭酸ガスを内部に封入する空間を形成できるカバーである。図2は、本考案の一実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバーの全体概略図、図3は、その炭酸ガスミスト圧浴用カバーの装着状態を示す模式図である。
炭酸ガスミスト圧浴用カバー100は、これらの図に示すように、生体の皮膚及び粘膜を覆う袋状の生体カバー部材101と、この生体カバー部材101の開口部に設けられ、開口部を閉じて炭酸ガスミスト及び炭酸ガスの放散を防ぐ締付部102と、生体カバー部材101の内部に炭酸ガスミスト及び炭酸ガスミストを導入する炭酸ガスミスト供給口103と、生体カバー部材101の内部の空気や炭酸ガスミスト、炭酸ガスの量を調整したり排出したりするための排出口104とから構成される。
生体カバー部材101は、生体の部位(ここでは例として、人体の手部)を被覆できる程度の大きさの袋体から構成される。また、生体カバー部材101は、非通気性素材の織布または不織布等から形成される。例えば、天然ゴム、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等からなるのが好適である。
生体カバー部材101の開口部には、炭酸ガスミスト及び炭酸ガスの漏出を防ぐための締付部102が設けられている。ここでは一例として、締付部102は紐102aと紐止め102bから構成される。締付部102は上記のような紐のほか、ゴム、面ファスナー等を単独あるいは複数組み合わせて構成しても良い。
生体カバー部材101の開口部には、上記の締付部102のほか、生体カバー部材101内の密閉性を高めるためにさらに、貼着部105が設けられている。貼着部105は生体の皮膚及び粘膜に粘着する素材からなり、生体カバー部材101の開口部や締付部102の内側面のほか、生体の皮膚及び粘膜が接触する面に複数設けても良い。貼着部105は、例えばポリウレタンやシリコンゴム等からなる粘弾性ゲルであるのが好ましい。また、取り外し可能であり、使用の都度あるいは粘性が弱くなれば交換できる構成とするのが最適である。
炭酸ガスミスト供給口103は、生体カバー部材101内部に炭酸ガスミスト及び炭酸ガスを導入するために生体カバー部材101と連通して設けられている。この炭酸ガスミスト供給口103に炭酸ガスミスト供給装置31や炭酸ガス供給手段11等の炭酸ガスミスト及び炭酸ガスの供給手段を接続して、生体カバー部材101内に炭酸ガスミスト及び炭酸ガスを供給する。炭酸ガスミスト及び炭酸ガスの逆流を防止するため、この炭酸ガスミスト供給口103内部には逆流防止弁が配置されている。
排出口104は、生体カバー部材101内の空気を抜く際や、生体カバー部材101内の炭酸ガスミストや炭酸ガスを抜いて圧力を調整する際に、それら空気や炭酸ガスミスト及び炭酸ガスを排出するための通気口である。排出口104は、通常時は弁やキャップ等で通気を防止しており、上記排出を行う際にのみ開弁させたりキャップを外したりすることにより通気が可能になる構造を有している。
生体カバー部材101内には、その内部の圧力を計測するための圧力計61が設置されている。制御装置51は、炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内の圧力値を1気圧以上(より好適には1.05乃至2.5気圧程度)に保つため、この圧力計61の計測値に基づき、炭酸ガスミスト及び炭酸ガスの供給を制御する。また、炭酸ガスミスト圧浴用カバー100の内部には炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内の温度を計測するための温度計62が設置されている。制御装置51は、炭酸ガスミスト圧浴用カバー100内を温浴効果が得られる設定温度(例えば38℃程度)に保つため、温度計62の計測値に基づき液体供給手段21に設けられたヒータのオン・オフ等を行う。
そこで、上記の炭酸ガスミスト圧浴システムと本考案の炭酸ガスミスト圧浴用カバーを用いた炭酸ガスミスト圧浴の方法を説明する。まず、袋状の生体カバー部材101を広げ、炭酸ガスミスト圧浴を行いたい生体の部位(ここでは人体の手部)を生体カバー部材101内に挿入する。次いで、締付部102の紐102aを引いて締め付け、紐102aを紐止め102bで固定する。さらに、生体カバー部材101の開口部の貼着部105を手首周りに貼り付けて、生体カバー部材101内部を略密閉状態とする。また、排出口104から内部の空気をできるだけ排出しておく。それから炭酸ガス供給手段11から炭酸ガスを、液体供給手段21から液体を、炭酸ガスミスト供給装置31へ供給する。その際制御装置51は、液体及び炭酸ガスの供給圧や量、温度等の調整を行う。炭酸ガスミスト供給装置31は炭酸ガスと液体の破砕乳化ミストを生成し、これを供給口103から生体カバー部材101内へ供給する。生体カバー部材101内にミストが十分に充填された場合は、炭酸ガス供給手段11から直接炭酸ガスのみを生体カバー部材101内に供給する。このとき、生体カバー部材101内には炭酸ガスが約95−97%、液体が約3−5%の割合で存在するようにする。ミスト中には約40ppmの濃度で炭酸ガスが溶解しており、その気泡サイズは約232pmとなる。制御装置51は圧力計61、温度計62の計測値から、生体カバー部材101内が最適な加圧、加温状態(約1.05乃至2.5気圧、約38℃)となるよう制御する。圧力が高すぎた場合や内部の炭酸ガスミスト及び炭酸ガスを入れ替えたい場合は、排出口104から簡便に排気しその調整が可能である。このようにして最適な炭酸ガスミスト圧浴を行う。
上記実施形態では、炭酸ガスミスト圧浴を行う生体の部位として、人体の手部(手指、手の平、及び手の甲)を例に挙げて説明したが、本考案の炭酸ガスミスト圧浴用カバーは、その他様々な部位に適用することができる。図4乃至図6は、本考案の他の実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバーの装着状態を示す模式図である。なお、下記図4乃至図6に係る実施形態においては、生体カバー部材201、301、401の形状が異なる以外は、上記図1に係る実施形態と同様の構成を有するため、各部の詳細な説明は省略する。
図3が手指、手の平、及び手の甲を覆う短い手袋形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバーであったのに対し、図4では、手に加えてさらに前腕も覆う長手袋形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー200を示している。この長手袋形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー200も、生体カバー部材201と、締付部202と、炭酸ガスミスト供給口203と、排出口204と、貼着部205から構成される。
次に、図5は、足(足指、足底、及び足の甲)用の靴下形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー300を示している。この靴下形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー300も、生体カバー部材301と、締付部302と、炭酸ガスミスト供給口303と、排出口304と、貼着部305から構成される。
図5が足指、足底、及び足の甲を覆う短い靴下形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー300であったのに対し、図6では、足に加えてさらに踝、下肢も覆う長靴下形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー400を示している。この長靴下形状の炭酸ガスミスト圧浴用カバー400も、生体カバー部材401と、締付部402と、炭酸ガスミスト供給口403と、排出口404と、貼着部405から構成される。
なお、上記実施形態では、炭酸ガスミスト圧浴用カバーを人体に適用する例を示したが、本考案の炭酸ガスミスト圧浴用カバーは、人体に限らず動物等に用いても良い。
上記のように構成したため、本考案によれば、大量の炭酸ガスを必要とせず、さらに炭酸ガスミスト圧浴用カバー内の空気等の排出や、カバー内部の圧力調整を簡単に行いながら、効率的に炭酸ガスミストを生体の皮膚及び粘膜から吸収させることが可能となる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
本考案は、炭酸ガスを生体の皮膚及び粘膜に直接接触させて血液循環を改善させるための炭酸ガスミスト圧浴に用いる炭酸ガスミスト圧浴用カバーに関し、産業上の利用可能性を有する。
本考案の炭酸ガスミスト圧浴用カバーを適用する炭酸ガスミスト圧浴用システムの一例を示す模式図である。 本考案の一実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバーの全体概略図である。 本考案の一実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバー(手指、手の平、及び手の甲を覆う短い手袋形状)の装着状態を示す模式図である。 本考案の他の実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバー(手指、手の平、手の甲、及び前腕を覆う長手袋形状)の装着状態を示す模式図である。 本考案の他の実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバー(足指、足底、及び足の甲を覆う短い靴下形状)の装着状態を示す模式図である。 本考案の他の実施形態に係る炭酸ガスミスト圧浴用カバー(足指、足底、足の甲、踝、及び下肢を覆う長靴下形状)の装着状態を示す模式図である。
符号の説明
11 炭酸ガス供給手段
12 レギュレータ
21、21A、21B 液体供給手段
22、22A、22B 圧力計
31 炭酸ガスミスト供給手段
32 流体ノズル
51 制御装置
61 圧力計
62 温度計
100、200、300、400 炭酸ガスミスト圧浴用カバー
101、201、301、401 生体カバー部材
102、202、302、402 締付部
102a 紐
102b 紐止め
103、203、303、403 炭酸ガスミスト供給口
104、204、304、404 排出口
105、205、305、405 貼着部

Claims (8)

  1. 所定値以上の濃度の炭酸ガスと液体を破砕乳化したミストを封入して生体の皮膚及び粘膜に直接接触させるための炭酸ガスミスト圧浴用カバーであって、
    前記生体の皮膚及び粘膜を覆う袋状の生体カバー部材と、
    前記生体カバー部材の開口部に設けられ、該開口部を締め付けて前記炭酸ガスミストの放散を防ぐ締付手段と、
    前記生体カバー部材内に前記炭酸ガスミストを導入するため該生体カバー部材内部と連通し、内部に逆流防止弁を有する炭酸ガスミスト供給口と、
    前記生体カバー部材内に封入された空気及び前記炭酸ガスミストの量を調整及び排出する排出口と、
    を備えることを特徴とする炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  2. 前記締付手段が、ゴム、紐、または面ファスナーのうち何れか一つまたは複数の組み合わせにより構成されることを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  3. 前記生体カバー部材の生体の皮膚及び粘膜に接触する面に、該生体の皮膚及び粘膜に対して粘着性を有する貼着手段を一つまたは複数設けることを特徴とする請求項1または2に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  4. 前記生体カバー部材の形状が、少なくとも人体の手指、手の平、及び手の甲を覆う手袋形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  5. 前記生体カバー部材の形状が、さらに少なくとも前腕を覆う長手袋形状であることを特徴とする請求項4に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  6. 前記生体カバー部材の形状が、少なくとも人体の足指、足底、及び足の甲を覆う靴下形状であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  7. 前記生体カバー部材の形状が、さらに少なくとも踝及び下肢を覆う長靴下形状であることを特徴とする請求項6に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
  8. 前記生体カバー部材は天然ゴム、シリコンゴム、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、ポリ塩化ビニル、ポリアミド系樹脂、ポリテトラフルオロエチレンのうち何れか一つまたは複数の組み合わせにより形成されることを特徴とする請求項1に記載の炭酸ガスミスト圧浴用カバー。
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