JP3148860B2 - ピングリッドアレイパッケージ用ソケット - Google Patents

ピングリッドアレイパッケージ用ソケット

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JP3148860B2
JP3148860B2 JP36186998A JP36186998A JP3148860B2 JP 3148860 B2 JP3148860 B2 JP 3148860B2 JP 36186998 A JP36186998 A JP 36186998A JP 36186998 A JP36186998 A JP 36186998A JP 3148860 B2 JP3148860 B2 JP 3148860B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リードピンがグ
リッドアレイ状態で設けられた半導体集積回路などのパ
ッケージと接続するピングリッドアレイパッケージ用ソ
ケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のソケットは、ピングリッ
ドアレイパッケージのリードピンと電気的に係合可能と
した複数の端子を格子状に備えた板状のベースハウジン
グと、このベースハウジングの上側に配置された、前記
リードピンを挿通可能とした複数のスルーホールを格子
状に備えた板状のスライド部材とで構成されている。ス
ライド部材の上側に更にカバー部材を備えたものもあ
る。このカバー部材にもスルーホールが形成されている
(例えば、特開平7−142134号公報、実用新案登
第2536440号公報等参照)。
【0003】スライド部材は、ピングリッドアレイパッ
ケージをソケットに接続する際に、リードピンをゼロ挿
入力でソケット内に挿入できるようにする為のもので、
前記リードピンが前記スルーホールを通してベースハウ
ジング内の端子装着部までゼロ挿入力で挿入可能となる
位置と、端子装着部まで挿入されたリードピンと前記端
子を電気的に係合させる位置の間で、スライド部材をベ
ースハウジングの板面に平行な面内でスライドできるよ
うに構成されている。スライド部材のスライドによっ
て、リードピンがベースハウジング側の端子のコンタク
ト片に係合する位置まで移動したり、端子のコンタクト
片がリードピンと係合する位置まで移動する構成とされ
ている。
【0004】スライド部材をスライドさせる為の手段
は、ベースハウジングの後縁に沿ってカム軸を設置し、
このカム軸をソケットの側方に沿って設けた操作ハンド
ルで回転できるように構成され、カム軸を介してスライ
ド部材をベースハウジングに沿って押すようにされてい
る。カム軸を回転する為の前記操作ハンドルは、ベース
ハウジングと略平行の水平状態と、これに対して略直角
の垂直状態の間を回動させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなピングリ
ッドアレイパッケージ用ソケットにおいては、スライド
部材は、ベースハウジングとの間で平行関係を保ったま
まスライドさせる必要がある。また、リードピンをゼロ
挿入力で挿入できる位置にスライドしたスライド部材
は、その位置で正確に停止できるようにしなければなら
ない。更に、リードピンと端子を係合させる位置にスラ
イドした際にも、その位置でスライド部材をしっかりと
ロックする必要がある。小型化の要請が著しいこの種の
ソケットにおいて、小型化を図った上で、上記の条件を
満足する構造の開発が待たれている。
【0006】この発明は斯かる問題点に鑑みてなされた
もので、小型化が可能で、しかもスライド部材がベース
ハウジングと平行関係を保ってスライドできるようにし
たピングリッドアレイパッケージ用ソケットを提供する
ことを目的としている。また、ゼロ挿入可能位置と端子
係合位置でスライド部材が確実に停止してロックができ
る構造のピングリッドアレイパッケージ用ソケットを提
供することを別の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的のもとになさ
れたこの発明のピングリッドアレイパッケージ用ソケッ
トは、スライド部材の側縁から係合片を垂下して設け、
ベースハウジングの側面に係合させてスライドが案内さ
れるようにしたものである。
【0008】即ちこの発明は、ピングリッドアレイパッ
ケージのリードピンと電気的に係合可能とした複数の端
子を格子状に備えた板状のベースハウジングと、このベ
ースハウジングの上側に配置された、前記リードピンを
挿通可能とした複数のスルーホールを格子状に備えた板
状のスライド部材とを少なくとも有し、前記リードピン
が前記スルーホールを通してベースハウジング内の端子
装着部までゼロ挿入力で挿入可能となる位置と、端子装
着部まで挿入されたリードピンと前記端子を電気的に係
合させる位置の間で、スライド部材をベースハウジング
の板面に平行な面内でスライドできるようにする為のス
ライド手段が設けられているピングリッドアレイパッケ
ージ用ソケットにおいて、前記スライド部材の両側縁か
らベースハウジングの両側面外側に沿うようにした側面
L字状の係合片が垂下して設けられて、前記スライド部
材のスライドが案内されるようにしてあると共に、前記
側面L字状の係合片の横片が、ベースハウジングの両側
面に、ベースハウジングの板面と平行に設けた係止突条
の下側に係合して、前記ベースハウジングとスライド部
材の平行関係が維持できるようにしてあり、そして、前
記横片の先端側上側に上向き突部が形成されていると共
に、係止突条の先端下側に下向き突部が形成され、スラ
イド部材がリードピンと端子を電気的に係合させる位置
にスライドした時には、前記上向き突部が前記下向き突
部を乗り越えて、スライド部材がリードピンをゼロ挿入
力で挿入可能となる位置に向かうスライドをロックでき
るようにしたことを特徴とするピングリッドアレイパッ
ケージ用ソケットである。
【0009】好ましい実施形態では、前記スライド部材
が、ベースハウジングの上側に直接設置したスライドカ
バーとしてあり、スライド部材の上側に更にカバー部材
を設置しない構成とされて、ソケットの低背化を図って
いる。
【0010】また、ベースハウジングは金属製枠部材に
絶縁性樹脂がオーバーモールドされて構成されている。
また、スライドカバーは、金属板でなるメタルスティフ
ナーとアッパーカムプレートに絶縁性樹脂がオーバーモ
ールドされて構成されている。
【0011】そして、偏心カム部材がこのように構成さ
れたベースハウジングとスライド部材を貫通するように
設置され、偏心カム部材の下部の回転軸が、金属製枠部
材に設けたロワーカムプレート部分の軸受孔に収容され
て、軸方向で係合していると共に、偏心カム部材の上部
の偏心カムがアッパーカムプレートに設けたフォロワー
孔内に収容されて、軸方向で係合している。
【0012】
【作用】上記のように構成されるこの発明のピングリッ
ドアレイパッケージ用ソケットによれば、スライド部材
をベースハウジングと平行関係を維持したまま、リード
ピンをゼロ挿入力で挿入できる位置と、リードピンと端
子を電気的に係合させる位置の間でスライドさせること
ができる。スライド部材のスライドを案内する為にカバ
ー部材を必要としなくできるので、低背化も図ることが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付の図を参照して説明する。
【0014】図1に実施形態のピングリッドアレイパッ
ケージ用ソケット50(単に「ソケット」とも言う)の
全体を斜視図で示した。略方形の板状としたベースハウ
ジング51の上側に、ベースハウジング51と同じ平面
形状の板状としたスライドカバー52が直接重ねて設置
してある。スライドカバー52は、ベースハウジング5
1の板面に平行な面内でスライド可能となっている。
【0015】ベースハウジング51及びスライドカバー
52の一側中央を外側に向けて半円状に張り出した形状
とし、この張出部51a、52aに設けられたほぼ円形
の貫通孔を貫通するように偏心カム部材53が設置され
て、スライドカバー52をスライドさせる為のスライド
機構が構成されている。偏心カム部材53の高さは、ベ
ースハウジング51とスライドカバー52を重ねた厚さ
に略等しくされて、外部に突出しないようにしてある。
スライドカバー52の左右両側縁から、ベースハウジン
グ51の左右両側面に沿うようにした側面L字状の係合
片54が垂下して設けてある。従って、スライドカバー
52のスライド方向は、矢示55の方向に制限されてい
る。
【0016】スライドカバー52の略全面に格子状に設
けられているのが、ピングリッドアレイパッケージのリ
ードピンを挿通可能としたスルーホール56である。こ
れらのスルーホール56と1対1で対向するように、ベ
ースハウジング51には端子装着部が格子状に設けてあ
り、そこに、リードピンと電気的に係合可能の端子57
が配置されているのである。
【0017】図2に、この実施形態のソケット50を分
解して示した。尚、この図2は、忠実な分解斜視図では
なく、構造の理解の為に便宜的に分解したものであり、
また、構成する各部品も、図が複雑になるのを避ける為
に一部が簡略化して示してあることを理解されたい。
【0018】ベースハウジング51は、金属製枠部材5
8に絶縁性樹脂59をオーバーモールドして略方形の板
状に構成されており、略全面に格子状に端子受入空洞6
0が形成され、各端子受入空洞60に、ベースハウジン
グ51の下面側から端子57が圧入によって装着されて
いる。
【0019】スライドカバー52は、略方形の金属板で
なるメタルスティフナー61の一側縁部に、メタルステ
ィフナー61よりは厚い金属板製のアッパーカムプレー
ト62を重ねてこれらを金属ピン63で固定し、これに
対して絶縁性樹脂64がオーバーモールドされて略方形
の板状に構成されている。メタルスティフナー61の略
全面に複数の開口65が格子状に形成されており、各開
口65を通して前記スルーホール56が形成されてい
る。
【0020】図3乃至図5に前記ベースハウジング51
を単独で示した。図6及び図7に示したような形状の金
属製枠部材58に絶縁性樹脂59がオーバーモールドさ
れているのである。金属製枠部材58は、対向する側片
部分66と、側片部分66より幅広のロワーカムプレー
ト部分67で平面形状を略U字型としてあり、対向する
側片部分66の間にモールドされる絶縁性樹脂59の部
分に端子受入空洞60が格子状に成形されている。図8
は、金属製枠部材58の変形例で、対向する側片部分6
6の先端部間に連結片部分68を設けた形状とすること
もできる。
【0021】金属製枠部材58の一側を構成しているロ
ワーカムプレート部分67の中央部には前記偏心カム部
材53の下部の回転軸69を嵌装可能とした軸受孔70
が形成されている。この軸受孔70は完全な円形ではな
く、一部にノッチ71が設けられている。また、この軸
受孔70の外側には、ノッチ71と直径方向で対向する
位置から約1/4の円周に沿って肉厚部による弧状の補
強突条72が形成されている。
【0022】絶縁性樹脂59のオーバーモールドによっ
て、金属製枠部材58は絶縁性樹脂59内に埋設されて
いる。ロワーカムプレート67に形成した軸受孔70の
周囲は、絶縁性樹脂59で覆われることなく露出してい
る。この部分を表したのが図9及び図10で、ロワーカ
ムプレート67の上面は、前記補強突条72の部分を除
いて軸受孔70の孔縁部70aが露出させてある。補強
突条72は絶縁性樹脂59内に埋設され、補強突条72
の端面を介してストッパ面73が露出した孔縁部70a
の終端を形成するようにして設けてある。
【0023】ロワーカムプレート67の下面は、軸受孔
70の全周に亙って孔縁部70bが露出させてある(図
5も参照)。ベースハウジング51の下面には、位置決
めボス74も絶縁性樹脂59の成形によって設けられて
いる。また、四隅には金属ネイル75を装着する為の圧
入孔76も設けられている。
【0024】金属製枠部材58の側片部分66間の絶縁
性樹脂59に格子状に設けられた端子受入空洞60は、
図11乃至図13のように形成されている。平面略方形
として絶縁性樹脂59を上下に貫通するようにして形成
されている。更に、この端子受入空洞60の上面側約半
分の深さで、対向する内側面に、平面半円状の空洞7
7、78が端子受入空洞60に連通させて形成されてお
り、一方の空洞77は、ピングリッドアレイパッケージ
のリードピンが端子57に接触することなくゼロ挿入力
で挿入できるようにする為のピン受入空洞を構成できる
ようにしてある。
【0025】この一方のピン受入空洞77の底面を貫通
して、端子圧入孔79が形成されて、ベースハウジング
51の底面で開口している。また、端子受入空洞60を
挟んで端子圧入孔79と反対側には、ベースハウジング
51の底面から突出する平面台形状の突部80が形成さ
れている。
【0026】ベースハウジング51の底面側から各端子
受入空洞60に装着されたそれぞれの端子57は図18
乃至図23に示した形状をしており、各端子受入空洞6
0において、図14乃至図17に示したような端子装着
部を構成している。
【0027】端子57は、ベースハウジング51の底面
から斜め下方に臨ませた片持梁状のテイル片81を有す
る表面実装端子としてある。ソケット50をプリント基
板(図示せず)上に搭載すると、テイル片81がプリン
ト基板の表面に格子状に設けた複数の導電パッドに対
し、1対1の関係で、所定の接触圧のもとに当接できる
ようになっている。
【0028】この端子57は、金属板を打ち抜き成形し
たもので、略方形のベース板82の一側縁中央から、断
面弧状で細幅のストレス分散アーム83を介して連続す
、圧入片84がベース板82の上側に立ち上げてあ
る。また、圧入片84を立ち上げた一側縁に隣接して互
いに対向する側縁から、ピングリッドアレイパッケージ
のリードピンと電気的に係合する為の、互いに対向する
コンタクト片85が立ち上げてある。コンタクト片85
の高さはベースハウジング51の厚さに略等しくしてあ
るのに対して、圧入片84はベースハウジング51の厚
さの約半分としてあり、前記ピン受入空洞77には圧入
片84が突出しないようにしてある。また、コンタクト
片85の幅は、前記端子受入空洞60に若干の余裕をも
って挿入できる幅としてある。
【0029】更に、ベース板82の他側縁から連続させ
て、ベース板82の斜め下方に、ベース板82より細幅
のテイル片81が片持梁状に延びている。テイル片81
は、先端部が鈍角に屈曲(又は湾曲)されて、下面側に
プリント基板側の導電パッドに対するコンタクト部86
が形成されている。
【0030】前記コンタクト片85の対向する内面の上
部には、コンタクト片85の長手方向と直交する横方向
で、コンタクトビード87が形成されている。コンタク
トビード87の対向間隔は、ピングリッドアレイパッケ
ージのリードピンの太さより狭い間隔とされて、リード
ピンに対してコンタクトビード87が適度の接触圧で係
合できるようにしてある。また、コンタクトビード87
の、圧入片84に近い側には、テーパー面88が形成さ
れ、コンタクトビード87の対向間隔が圧入片84に向
って開いた状態にしてある。
【0031】この端子57の製造段階では、図18に示
されているように、キャリアストリップ89の長手方向
に沿って並列させて連続成形され、一対の連結片90で
各端子57が支持されるようにされる。連結片90は前
記ベース板82の他側縁両側に連続している。端子57
をベースハウジング51の端子受入空洞60に装着する
際に、連結片90を図19、22に示した符号91の部
分で切断すると、テイル片81の基部両側に、略直角に
屈曲した形状の小突起でなる角片92が形成されるよう
にしてある。一対の角片92は、図15、21に表れて
いるように、外側に向って開いた形状で残る。
【0032】端子57のベースハウジング51の底面側
からの装着は、圧入片84を端子受入空洞60に隣接し
て設けた端子圧入孔79に圧入するようにして行われ
る。互いに対向するコンタクト片85が端子受入空洞6
0内に収容される。また、テイル片81の基部両側に残
された角片92は、ベースハウジング51の底面に突出
させて形成した平面台形状の突部80を挟むように延び
る。平面台形状の突部80の斜め側壁80aと角片92
が、微小間隙93を介して対向するようにしてある。
【0033】次ぎに、スライドカバー52の構造につい
て図23乃至図29を参照して説明する。メタルスティ
フナー61が図28に示してある。またアッパーカムプ
レート62が図29に示してある。それぞれを重ねて金
属ピン63を締まり嵌め状態で嵌装して互いに固定でき
るように、複数の透孔94、95がアッパーカムプレー
ト62の長手方向に沿って1列に設けてある。また、重
ねた状態で互いに一致するように長穴96、97も設け
てある。アッパーカムプレート62の長穴97は、図2
7に示すように、上面側を幅広として内壁面がテーパー
面98となるようにしてある。
【0034】メタルスティフナー61の一側縁部中央に
は、縦長孔99が形成されている。この縦長孔99の一
側内縁は、L字状の切欠き100によって形成された爪
片101としてある。また、アッパーカムプレート62
の中央部には、前記縦長孔99と重なるように、横長孔
でなるフォロワー孔102が形成されている。縦長孔9
9の長径とフォロワー孔102の短径が図23に示され
ているように略等しくしてある。このフォロワー孔10
2は、前記偏心カム部材53の偏心カム104を収容す
るものであり、縦長孔99は偏心カム部材53の回転軸
69を挿通させる為のものである。
【0035】メタルスティフナー61及びアッパーカム
プレート62に対する絶縁性樹脂64のオーバーモール
ドは、図26、27に示すように、メタルスティフナー
61の上面が露出するようにして行われている。この
為、メタルスティフナー61の上面には予め絶縁コーテ
ィングを施すようにしても良い。
【0036】メタルスティフナー61の開口65を通し
て絶縁性樹脂64で形成されるスルーホール56は、図
26に示したような形状とされ上側部に、ピングリッド
アレイパッケージのリードピンの挿入を案内できるよう
にしたテーパー孔部分56aが形成されている。また、
絶縁性樹脂64は、図27に示してあるように、メタル
スティフナー61に形成された長穴96を通してアッパ
ーカムプレート62に形成された長穴97まで流入さ
せ、流入部分103が長穴97の内壁のテーパー面98
に係合するようにしている。
【0037】上記のように構成されたスライドカバー5
2をベースハウジング51上でスライドさせる為の偏心
カム部材53は、図30乃至図33のような形状とされ
ている。下側の回転軸69の中心Oに対して上側の偏心
カム104の中心O’が図32のように偏心している。
回転軸69の側壁と偏心カム104の側壁、即ちカム面
105が一致する部分に、偏心カム部材53の全長に亙
る係止溝106が形成してある。また、偏心カム104
の上面にはドライバ溝107が形成してある。
【0038】下側の回転軸69の側壁一側には、長突片
108と短突片109が前記係止溝106と反対の方向
に向けて横向きに突出させてある。また、これらの突片
108、109に隣接するようにして回転軸69の側壁
に長手方向全長に亙って逃げ溝110が形成してある。
【0039】このような形状とされた偏心カム部材53
が、重ね合わせたベースハウジング51とスライドカバ
ー52を貫通するようにして設けられている。偏心カム
部材53の高さが、ベースハウジング51とスライドカ
バー52を重ねた厚さと略等しくしてあり、外部に突出
しないようにしてある。偏心カム部材53とベースハウ
ジング51及びスライドカバー52の関係を説明する前
に、スライドカバー52の左右の側縁に垂下して設けた
係合片54とベースハウジング51の側縁の係合部分に
ついて説明する。
【0040】側面L字状とした係合片54が図1、2、
24及び図34乃至図36に示してある。係合片54は
各側縁の両側部と中央の3箇所に設けられている。これ
らは、スライドカバー52を構成した絶縁性樹脂64
で、オーバーモールドの際に一体として成形されてい
る。それぞれの係合片54の横片111がスライドカバ
ー52の板面と平行にしてあり、その先端上側に上向き
突部112が形成されている。上向き突部112の一側
は、横片111の先端に向って下り勾配となる斜面11
3としてある。
【0041】この係合片54に対応させて、ベースハウ
ジング51の左右の側面の上部には、図1、2、4に示
してあるように、オーバーモールドされた絶縁性樹脂5
9で成形された係止突条114がベースハウジング51
の板面と平行にして設けてある。一つの係合片54と一
つの係止突条114で係止対が構成されるようにしてあ
る。係止突条114の係合片54側の端部下側には、下
向き突部115が形成されている。
【0042】前記偏心カム部材53をベースハウジング
51とスライドカバー52に対して組み付けてソケット
50を組み立てる際には、係止対を構成した係合片54
と係止突条114が図34の如くに対向するように、ベ
ースハウジング51の上にスライドカバー52を重ね合
わせる。この時のそれぞれの張出部51a、52aの重
なり状態を示したのが図37、38である。スライドカ
バー52を構成したメタルスティフナー61の縦長孔9
9を通して、ベースハウジング51を構成した金属製枠
部材58のロワーカムプレート部分67の軸受孔70が
見える状態にある。
【0043】この状態で、前記偏心カム部材53の回転
軸69をスライドカバー52を通してベースハウジング
51側の軸受孔70に装着する。回転軸69に横向きに
設けた長突片108と短突片109は、軸受孔70の一
側縁に形成したノッチ71に合致する方向に向けて、短
突片109が軸受孔70の孔縁に衝突することなくロワ
ーカムプレート部分67を超えて下方に位置できるよう
にする。両突片108、109をこの特定の方向に向け
ると、回転軸69の側壁に形成した逃げ溝110は、メ
タルスティフナー61の縦長孔99に設けた爪片101
と対向することになる。
【0044】このようにして偏心カム部材53がベース
ハウジング51及びスライドカバー52を貫通して装着
した状態が図39、40である。長突片108が軸受孔
70の上面側の孔縁部70aより上に位置し、孔縁部7
0aに沿って回動可能である。また、短突片109が軸
受孔70の下面側の孔縁部70bより下に位置し、孔縁
部70bに沿って回動可能である。また、偏心カム部材
53の偏心カム104は、スライドカバー52を構成し
たアッパーカムプレート62のフォロワー孔102内に
収容されて、フォロワー孔102の内面とカム面105
が対向する。偏心カム104の上面は、アッパーカムプ
レート62の上面を超えて上側に突出しないようになっ
ている。回転軸69の下面は、ベースハウジング51の
下面を超えて下方に突出しないようになっている。
【0045】回転可能に装着された上記の偏心カム部材
53を反時計回りの方向に90度回転させて、ベースハ
ウジング51とスライドカバー52に対する偏心カム部
材53の組付けを完了しソケット50を完成している。
偏心カム部材53の回転は、ドライバーのような回転工
具をドライバ溝107に係合させて行う。偏心カム部材
53は、ベースハウジング51側の軸受孔70に嵌装し
た回転軸69の回りで回転することとなるので、偏心カ
ム104とフォロワー孔102の間ではカム作用が生
じ、スライドカバー52は図39の矢示116の方向に
スライドすることになる。この90度の回転で、偏心カ
ム部材53の全長に亙って形成した係止溝106は前記
爪片101と対向する位置まで移動して互いに係合する
ので、回転を一時的に停止させて、スライドカバー52
を略一定の位置で停止させることができるようになって
いる。
【0046】図35及び図41、42は、偏心カム部材
53を上記のように回転して一時的に停止した状態の図
である。スライドカバー52に設けた各係合片54の横
片111は、ベースハウジング51側の係止突条114
の下側にもぐり込むように移動する。横片111の上向
き突部112が斜面113によって係止突条114の下
向き突部115に乗り上げた状態で係合する。従って、
係合片54は、下方に向けて若干弾性変形され、その反
力でスライドカバー52がベースハウジング51に密着
した状態にロックされる。ベースハウジング51とスラ
イドカバー52の平行関係が維持されているのである。
【0047】また、偏心カム部材53の回転軸に設けた
短突片109は、軸受孔70の下面側の孔縁部70bに
沿って回動してノッチ71の形成されてない部分に移動
するので、短突片109とロワーカムプレート部分67
が係合することになる(図44参照)。従って、偏心カ
ム部材53が短突片109でなる抜け止片でスライドカ
バー52側に抜け出るのを阻止されていると共に、この
短突片(抜け止片)109を介しても、ベースハウジン
グ51とスライドカバー52の密着状態がロックされて
いる。
【0048】図42に示されているように、爪片101
と係止溝106の係止によって一時的に停止されるスラ
イドカバー52のベースハウジング51に対する位置
は、スライドカバー52の各スルーホル56が、ベース
ハウジング51の端子受入空洞60で、端子57のコン
タクト片85に隣接して形成された各ピン受入空洞77
と対向するように設定されている。即ち、スライドカバ
ー52をこの停止位置に配置することで、ピングリッド
アレイパッケージのリードピンをゼロ挿入力でベースハ
ウジング51の端子装着部まで挿入可能となるのであ
る。爪片101と係止溝106の係合が、リードピンを
ゼロ挿入力で挿入できる位置の正確な位置決めに寄与し
ているということもできる。
【0049】図45には、スライドカバー52の上にピ
ングリッドアレイパッケージ117を載置し、そのリー
ドピン118をピン受入空洞77まで挿入した状態が示
されている。スライドカバー52のスルーホール56の
テーパー孔部分56aで案内されるリードピン118
は、挿入に当たって、他に接触するものがなく、ピン受
入空洞77までゼロ挿入力で挿入することができる。
【0050】スライドカバー52上にピングリッドアレ
イパッケージ117を載置し、リードピン118をピン
受入空洞77までゼロ挿入力のもとに挿入した後、偏心
カム部材53を更に反時計回りの方向に90度回転させ
ることで、ピングリッドアレイパッケージ117とソケ
ット50の接続を完了することができる。
【0051】偏心カム部材53のこの回転によって、ス
ライドカバー52は更に矢示119(図41)の方向
に、スライドカバー52とベースハウジング51が合致
して重なる位置までスライドする。また、この偏心カム
部材53の90度の回転は、回転軸69に設けた長突片
108が回動して、その側縁が軸受孔70の外側に形成
されたストッパ面73に当接係合することで停止され
る。従って、長突片108はストッパ片としての機能を
有している。
【0052】組立を完了したソケット50では、偏心カ
ム部材53の回転領域が、上記のように、長突片(スト
ッパ片)108とストッパ面73が当接係合する位置、
即ち接続完了位置と、前記スライドカバー52のメタル
スティフナー61に形成した爪片101と偏心カム部材
53の係止溝106が互いに係合する位置、即ちゼロ挿
入可能位置の間の90度の範囲に制限されているのであ
る。
【0053】図36及び図43、44は、偏心カム部材
53を、ストッパ片108とストッパ面73が当接係合
する位置まで回転した時の図である。スライドカバー5
2に設けた各係合片54が更に進んで、横片111の上
向き突部112は、ベースハウジング51側の係止突条
114のそれぞれの下向き突部115を乗り越える。従
って、スライドカバー52の反対方向に向かうスライド
は、上向き突部112と下向き突部115の係合によっ
て阻止することができる。即ち、スライドカバー52
は、ストッパ片108とストッパ面73の当接係合と、
この上向き突部112と下向き突部115の係合によっ
て、スライドがロックされる。
【0054】また、ベースハウジング51とスライドカ
バー52の間は、スライドカバー52の係合片54とベ
ースハウジング51の係止突条114の係合によって、
互いに平行な密着状態が依然として維持される。偏心カ
ム部材53の回転軸69に設けた抜け止片109も依然
としてベースハウジング51のロワーカムプレート部分
67に形成した軸受孔70の下面側の孔縁部70bに係
合した関係にあるので、偏心カム部材53によって、ベ
ースハウジング51とスライドカバー52の密着平行状
態が共同して維持されている。
【0055】図43、44に示されているように、スラ
イドカバー52がベースハウジング51に合致したこの
状態は、スライドカバー52の各スルーホール56が、
ベースハウジング51の各端子57のコンタクト片85
の上方に丁度位置するように設定されている。従って、
図45のように、スライドカバー52の上にピングリッ
ドアレイパッケージ117を載置してスライドカバー5
2をスライドさせると、スルーホール56を通して挿通
されたリードピン118は、ピン受入空洞77の位置か
ら、図46に示すコンタクト片85の位置まで移動し
て、リードピン118と端子57が電気的に係合するこ
とになる。即ち、このスライドカバー52の位置が、リ
ードピン118と端子57を電気的に係合させる位置で
あり、ピングリッドアレイパッケージ117とソケット
50の接続を完了する位置である。
【0056】リードピン118がピン受入空洞77から
端子57のコンタクト片85に電気的に係合する位置ま
で移動する時、リードピン118は対向するコンタクト
片85の内面に形成したコンタクトビード87の対向間
隙の間に進む。ピン受入空洞77に向って開いたコンタ
クトビード87の対向間隙で案内されて、円滑に、か
つ、確実にコンタクト片85の間に進むことができる。
コンタクトビード87の対向間隙は、リードピン118
に対して適度の接触圧が得られるようにしてあり、安定
な電気的接続が確実に得られる。
【0057】ソケット50に格子状に配置される端子5
7のコンタクト片85の位置と、ピングリッドアレイパ
ッケージ117の格子状のリードピン118の位置を、
幾何学的にぴったりと一致させることが種々の理由によ
って期し難いのは避けられない。従って、スライドカバ
ー52のスライドによってリードピン118を移動させ
る際に、いくつかのリードピン118と端子57の間で
は、圧入片84を基点としてコンタクト片85側を横振
れさせる力がリードピン118を介して端子57側に加
えられる。この為に、端子57のベース板82と圧入片
84はストレス分散アーム83を介して連続させたもの
であり、また、ベース板82から突出させた角片92を
ベースハウジング51の底面に形成された突部80の斜
め側壁80aに微小間隙93を介して沿わせてあるので
ある。
【0058】即ち、コンタクト片85の横振れによって
端子57に与えられるストレスは、ベース板82と圧入
片84の連続部分を構成したストレス分散アーム83で
分散して、局部的に集中することによる端子57の疲労
破壊を防いでいる。また、角片92が突部80の斜め側
壁80aに係合することでコンタクト片85の横振れを
停止させて、過度のストレスが端子57に与えられない
ように保護しているのである。
【0059】図1に表れた金属ネイル75は図47に示
したようなものである。圧入部120をベースハウジン
グ51の四隅に設けられた圧入孔76に圧入して固定す
る。ソケット50を実装するプリント基板(図示せず)
にテイル部121を半田付けする。金属ネイル75を半
田付けすることで、ベースハウジング51の底面に片持
状に臨ませた端子57のテイル片81は、そのコンタク
ト部86がプリント基板側の導電パッドに所定の接触圧
で当接することになるのである。
【0060】
【発明の効果】以上に説明の通り、この発明によれば、
スライド部材の両側縁から係合片を垂下してベースハウ
ジングの両側縁に沿うようにし、この係合片の横片がベ
ースハウジングの両側面に設けた係止突条の下側に係合
するようにしたので、小型化が可能で、しかも、スライ
ド部材がベースハウジングと平行関係を保ってスライド
できるピングリッドアレイパッケージ用ソケットを提供
することができる。そして、前記横片の先端上側の上向
き突部は、ピングリッドアレイパッケージとソケットの
接続を完了した時に、前記係止突条の先端下側の下向き
突部を乗り越えてスライドをロックするので、接続状態
もロックすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のピングリッドアレイパッ
ケージ用ソケットの斜視図である。
【図2】同じく便宜的に分解して示した概略斜視図であ
る。
【図3】ピングリッドアレイパッケージ用ソケットを構
成したベースハウジングの平面図である。
【図4】同じくベースハウジングの正面図である。
【図5】同じくベースハウジングの底面図である。
【図6】ベースハウジングを構成した金属製枠部材の平
面図である。
【図7】同じく金属製枠部材の正面図である。
【図8】金属製枠部材の変形例を示す平面図である。
【図9】ベースハウジングの一部拡大平面図である。
【図10】図9の10−10線に沿って示した断面図で
ある。
【図11】ベースハウジングの端子受入空洞の部分を説
明する一部拡大平面図である。
【図12】同じく一部拡大底面図である。
【図13】図12の13−13線に沿って示した断面図
である。
【図14】端子を圧入した状態の端子受入空洞の部分の
拡大平面図である。
【図15】同じく拡大底面図である。
【図16】図14の16−16線に沿って示した断面図
である。
【図17】図16の17−17線に沿って示した断面図
である。
【図18】端子がキャリアストリップに沿って打ち抜き
成形された状態の平面図である。
【図19】同じく正面図である。
【図20】一つの端子の正面図である。
【図21】同じく平面図である。
【図22】図21に22−22線に沿って示した断面図
である。
【図23】ピングリッドアレイパッケージを構成したス
ライドカバーの平面図である。
【図24】同じく側面図である。
【図25】同じく底面図である。
【図26】図23の26−26線に沿って示した拡大断
面図である。
【図27】図23の27−27線に沿って示した拡大断
面図である。
【図28】スライドカバーを構成したメタルスティフナ
ーの平面図である。
【図29】スライドカバーを構成したアッパーカムプレ
ートの平面図である。
【図30】ピングリッドアレイパッケージ用ソケットを
構成した偏心カム部材の平面図である。
【図31】同じく正面図である。
【図32】同じく底面図である。
【図33】同じく左側面図である。
【図34】ベースハウジング上にスライドカバーを載置
し、偏心カム部材を装着する際の一部側面図である。
【図35】リードピンがゼロ挿入力で挿入できる位置に
スライドカバーをスライドさせた際の一部側面図であ
る。
【図36】リードピンが端子と電気的に係合する位置に
スライドカバーをスライドさせた際の一部側面図であ
る。
【図37】ベースハウジング上にスライドカバーを載置
し、偏心カム部材を装着する際の一部平面図である。
【図38】同じく一部断面図である。
【図39】ベースハウジングとスライドカバーに偏心カ
ム部材を装着した状態の一部平面図である。
【図40】同じく一部断面図である。
【図41】リードピンがゼロ挿入力で挿入できる位置に
スライドカバーをスライドさせた際の一部平面図であ
る。
【図42】同じく一部断面図である。
【図43】リードピンが端子と電気的に係合する位置に
スライドカバーをスライドさせた際の一部平面図であ
る。
【図44】同じく一部断面図である。
【図45】リードピンがゼロ挿入力で挿入できる位置に
あるスライドカバー上にピングリッドアレイパッケージ
をセットした状態の一部拡大断面図である。
【図46】ピングリッドアレイパッケージのリードピン
と端子が電気的に接続された状態の一部拡大断面図であ
る。
【図47】ベースハウジングの四隅に取付けられる金属
ネイルの斜視図である。
【符号の説明】
50 ピングリッドアレイパッケージ用ソケッ
ト 51 ベースハウジング 52 スライドカバー 53 偏心カム部材 54 係合片 56 スルーホール 57 端子 58 金属製枠部材 59 絶縁性樹脂 61 メタルスティフナー 64 絶縁性樹脂 111 係合片の横片 112 横片の上向き突部 114 係止突条 115 係止突条の下向き突部 117 ピングリッドアレイパッケージ 118 リードピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−40786(JP,A) 実開 平2−115288(JP,U) 特許2702884(JP,B2) 特公 昭58−49986(JP,B2) 特公 平2−31465(JP,B2) 特表 昭61−500515(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 33/76

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピングリッドアレイパッケージ117
    のリードピン118と電気的に係合可能とした複数の端
    子57を格子状に備えた板状のベースハウジング51
    と、このベースハウジング51の上側に配置された、前
    記リードピン118を挿通可能とした複数のスルーホー
    ル56を格子状に備えた板状のスライド部材52とを少
    なくとも有し、前記リードピン118が前記スルーホー
    ル56を通してベースハウジング51内の端子装着部ま
    でゼロ挿入力で挿入可能となる位置と、端子装着部まで
    挿入されたリードピン118と前記端子57を電気的に
    係合させる位置の間で、スライド部材52をベースハウ
    ジング51の板面に平行な面内でスライドできるように
    したスライド手段が設けられているピングリッドアレイ
    パッケージ用ソケット50において、 前記スライド部材52の両側縁からベースハウジング5
    1の両側面外側に沿うようにした側面L字状の係合片5
    4が垂下して設けられて、前記スライド部材52のスラ
    イドが案内されるようにしてあると共に、 前記側面L字状の係合片54の横片111が、ベースハ
    ウジング51の両側面に、ベースハウジング51の板面
    と平行に設けた係止突条114の下側に係合して、前記
    ベースハウジング51とスライド部材52の平行関係が
    維持できるようにしてあり、そして、 前記横片111の先端側上側に上向き突部112が形成
    されていると共に、係止突条114の先端下側に下向き
    突部115が形成され、スライド部材52がリードピン
    118と端子57を電気的に係合させる位置にスライド
    した時には、前記上向き突部112が前記下向き突部1
    15を乗り越えて、スライド部材52がリードピン11
    8をゼロ挿入力で挿入可能となる位置に向かうスライド
    をロックできるようにした ことを特徴とするピングリッ
    ドアレイパッケージ用ソケット。
  2. 【請求項2】 ベースハウジング51は、金属製枠部
    材58に絶縁性樹脂59がオーバーモールドされて構成
    され、前記係止突条114がオーバーモールドされた絶
    縁性樹脂59で成形されている請求項に記載のピング
    リッドアレイパッケージ用ソケット。
  3. 【請求項3】 スライド部材52は、金属板でなるメ
    タルスティフナー61に絶縁性樹脂64がオーバーモー
    ルドされて構成され、前記係合片54がオーバーモール
    ドされた絶縁性樹脂64で成形されている請求項1又は
    2に記載のピングリッドアレイパッケージ用ソケット。
  4. 【請求項4】 ベースハウジング51とスライド部材
    52を貫通するようにして、スライド部材52をスライ
    ドさせる為の偏心カム部材53が設けられており、偏心
    カム部材53の下部に形成した回転軸69がベースハウ
    ジング51の軸受孔70に収容され、偏心カム部材53
    の上部に形成した偏心カム104がスライド部材52の
    フォロワー孔102に収容されて、偏心カム部材53
    偏心カム104がスライド部材52と偏心カム部材53
    の軸方向で係合していると共に、偏心カム部材53の回
    転軸69に設けた抜け止片109がベースハウジング5
    1と偏心カム部材53の軸方向で係合しており、スライ
    ド部材52の係合片54とベースハウジング51の係止
    突条114の係合と共同してベースハウジング51とス
    ライド部材52の平行関係が維持されている請求項1乃
    至3の何れか1項に記載のピングリッドアレイパッケー
    ジ用ソケット。
  5. 【請求項5】 スライド部材52の係合片54とベー
    スハウジング51の係止突条114は、各側にそれぞれ
    複数対とした請求項1乃至4の何れか1項に記載のピン
    グリッドアレイパッケージ用ソケット。
  6. 【請求項6】 スライド部材52の係合片54とベー
    スハウジング51の係止突条114の対は、各側の両側
    と中央の3対とした請求項に記載のピングリッドアレ
    イパッケージ用ソケット。
  7. 【請求項7】 スライド部材は、ベースハウジング5
    1の上側に直接設置したスライドカバー52とした請求
    1乃至6の何れか1項に記載のピングリッドアレイパ
    ッケージ用ソケット。
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