JP3148745B2 - オープンショーケース用シャッタ装置 - Google Patents

オープンショーケース用シャッタ装置

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JP3148745B2
JP3148745B2 JP23475399A JP23475399A JP3148745B2 JP 3148745 B2 JP3148745 B2 JP 3148745B2 JP 23475399 A JP23475399 A JP 23475399A JP 23475399 A JP23475399 A JP 23475399A JP 3148745 B2 JP3148745 B2 JP 3148745B2
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昭幸 木村
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生鮮食品を保冷し
ながら陳列するオープンショーケース用シャッタ装置に
係り、詳しくはシャッタ装置の保冷シャッタをスライド
自在にガイドするガイドレールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパーマーケットなどの生鮮食
品売場のオープンショーケースには、前面が開口した棚
型ケースまたは上面が開口した台形ケースなどがあり、
生鮮食品を並べてケースの上側から冷気を吹き出し、下
側に冷気の吸い込み口を有してエアカーテン様に冷気を
閉じ込める構造になっている。しかし、このような構造
では、生鮮食品を保冷するには常に十分な冷気を循環さ
せる必要があり、冷気は、謂わば扉を開けた冷蔵庫のよ
うに売場内に流出し、しかも夜間もそのままの状態に保
持されているので、保冷に要する電気代は膨大なものと
なっている。
【0003】そのため、近年は、オープンショーケース
の開口部分に蓋をすることができるようにしたシャッタ
装置が商品化されてきている。すなわち、シャッタ装置
は、オープンショーケースの開口部に閉蓋する保冷シャ
ッタと、この保冷シャッタを巻き取り収納するシャッタ
収納部と、このシャッタ収納部から前記保冷シャッタを
引き出す際のガイドをするガイドレールと、を備えた構
成であり、オープンショーケース内の生鮮食品を陳列す
る場合は、保冷シャッタをシャッタ収納部内に収納した
後に、ガイドレールをオープンショーケースから取り外
すようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のオー
プンショーケース用シャッタ装置は、上述したように構
成されており、スーパーマーケットの開店時にあって、
生鮮食品を陳列する場合に、保冷シャッタをシャッタ収
納部内に収納し、保冷シャッタの両側に設けられている
ガイドレールを取り外さなければならないために、その
手間が甚だ掛かるばかりか、取り外したガイドレールを
一次保管するための場所を確保する必要があるという問
題点を有していた。
【0005】本発明は、上述の点に鑑みなされたもの
で、生鮮食品の陳列および保管のための保冷シャッタの
収納および引き出しを行うガイドレールの取り付け、取
り外しの手間を減少し、かつガイドレールを取り外した
際の一次保管場所の確保を不要とするようにしたオープ
ンショーケース用シャッタ装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、請求項1に係る本発明は、食品陳列用のケー
ス本体(1)の開口部(1a)に対して開閉可能な保冷
シャッタ(2)と、前記ケース本体の上部における前記
開口部に沿って配置され、前記保冷シャッタを収納する
シャッタ収納部(3)と、該シャッタ収納部と前記ケー
ス本体のハンドレール(8)との間に渡され、該シャッ
タ収納部から前記保冷シャッタ(2)を引き出し、また
は収納するときのガイドとなるガイドレール(4)と、
を備えたオープンショーケース用シャッタ装置(S)に
おいて、前記ガイドレール(4)は、その一端を前記シ
ャッタ収納部(3)の長手方向両端に回動自在(10
a)に連結して配置され、該ガイドレールを回動して前
記シャッタ収納部に沿って保持し得るように構成した、
ことを特徴とするオープンショーケース用シャッタ装置
にある。
【0007】請求項2に係る本発明は(例えば図4参
照)、前記ガイドレールの一端は、前記シャッタ収納部
に対して、該シャッタ収納部(3)の長手方向である左
右方向(枢支点10a)および該長手方向に直交する平
面での移動方向である前後方向(枢支点12)に回動可
能に支持されるとともに、前記前後方向の回動支点(1
2)を、前記ガイドレール(4)が前記シャッタ収納部
(3)と前記ハンドレール(8)との間に配置された状
態における該ガイドレールに沿う方向である上下方向に
移動自在に案内させる案内部(14a)を有する、こと
を特徴とする請求項1記載のオープンショーケース用シ
ャッタ装置にある。
【0008】請求項3に係る本発明は(例えば図3〜図
5参照)、前記ガイドレール(4)は、前記シャッタ収
納部(3)に回動自在に連結される一端と反対側の端で
ある他端に前記ハンドレール(8)に接合し得るリテー
ナ(9)を設けた、ことを特徴とする請求項1または2
記載のオープンショーケース用シャッタ装置にある。
【0009】請求項4に係る本発明は(例えば図3〜図
5参照)、前記ガイドレール(4)は、外側ガイドレー
ル部(4a)と該外側ガイドレール部に嵌挿される内側
ガイドレール部(4b)とを有し、前記外側ガイドレー
ル部に対して前記内側ガイドレール部を挿入した状態
で、前記シャッタ収納部(3)に沿って保持してなる、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の
オープンショーケース用シャッタ装置にある。
【0010】[作用]以上の構成に基づき、閉店後に食
品を保冷する際に、シャッタ収納部(3)から保冷シャ
ッタ(2)を引き出すには、ガイドレール(4)を回動
して前記シャッタ収納部(3)とケース本体(1)のハ
ンドレール(8)との間に支持させ、前記ガイドレール
(4)に沿って前記保冷シャッタ(2)を引き出す。ま
た、開店時、食品を陳列する際には、該保冷シャッタ
(2)を前記シャッタ収納部(3)に巻き取った後に、
該シャッタ収納部(3)に回動可能に支持されている前
記ガイドレール(4)を回動させて前記シャッタ収納部
(3)に沿って保持させる。
【0011】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照
するためのものであるが、本発明の構成を何ら限定する
ものではない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明に係るオープンショーケー
スの実施の形態を示す斜視図、図2は、図1の内部構造
を示す縦断面図、図3は本発明の実施の形態の要部であ
るガイドレールを示す横断面図、図4は同上のガイドレ
ールの上端の取り付け構造を示す断面図、図5は同じく
ガイドレールをシャッタ収納部に収納した状態を示す概
略図である。
【0014】図1および図2において、1は前面に開口
部1aを有し、側面1bに切欠部を有するショーケース
本体で、このショーケース本体1の側面1bには後述す
るようにアクリル板やガラス板などが取り付けられてい
る。Sはショーケース本体1の上部に取り付けられるシ
ャッタ装置であり、上記ショーケース本体1の開口部1
aを閉蓋する保冷シャッタ2を有する。この保冷シャッ
タ2は多数のスラットを連結した構成であり、このスラ
ットは熱伝導率が比較的に小さい塩化ビニールやスチレ
ンなどの樹脂によって形成されている。3はショーケー
ス本体1の開口部1aの上部に設けられるシャッタ収納
部で、このシャッタ収納部3は保冷シャッタ2を巻き取
る巻心棒3aを有する。また、この巻心棒3aには保冷
シャッタ2の巻き付き割合によって、巻き取り力または
引き出し力のいずれかが作用するように構成されてい
る。すなわち、保冷シャッタ2が巻心棒3aに対する巻
き付き割合によって巻心棒3aに巻き取られるか、巻心
棒3aから自重により引き出されるかすることになる。
なお、保冷シャッタ2の上端のスラットは巻心棒3aに
係合し、以下順にスラットとスラットとが連結して保冷
シャッタ2が形成されている。
【0015】4は、保冷シャッタ2をシャッタ収納部3
に巻き取る際、またはシャッタ収納部3から引き出す際
の保冷シャッタ2の両側をガイドするガイドレールで、
このガイドレール4は図3(a)に示すように、外側ガ
イドレール部4aと、この外側ガイドレール部4a内に
嵌挿する内側ガイドレール部4bとにより構成される。
【0016】このうちの外側ガイドレール部4aは、図
3(c)に詳示するように保冷シャッタ2をシャッタ収
納部3から引き出す際およびシャッタ収納部3に巻き取
る際のガイド部5aと、ショーケース本体1の側面1b
に取り付けられるアクリル板の周縁部または隣接するガ
イドレール4に接合してシールするゴムカバー部5bと
からなり、さらに上記ガイド部5aは、該ガイド部を構
成する外側板51と、ガイド部およびカバー部5bとの
境に突設される仕切り板52とによって囲まれ形成され
る中空部5cを有する構成で、シャッタ収納部3の長手
方向両端の側板3bに後述する構成によって回動可能
に、かつ側板3bに沿ってスライド可能に設けられてい
る。
【0017】一方、内側ガイドレール部4bは、図3
(b)に詳示するように保冷シャッタ2をシャッタ収納
部3から引き出す際およびシャッタ収納部3に巻き取る
際のガイド部6aと、上述同様のゴムカバー部6bと、
ガイド部6aとゴムカバー部6bとを連結する凸状連結
部6cとを有する。上記ガイド部6aは、該ガイド部を
構成する脚部7と凸状連結部6cとの長さlb が前記中
空部5cの長さla とほぼ同寸法からなり、また脚部7
の先端幅w1 が前記外側板51間の中空部5cの隙間g
より僅か小さく形成され、かつ前記連結部6cの幅w3
が前記仕切り板52の間の中空部の幅w2 とほぼ同じ寸
法に形成されている。
【0018】これにより外側ガイドレール部4aに対し
て内側ガイドレール部4bをスライドさせたときに、両
者の間で摩擦力が作用するもののスライドは可能に形成
されている。したがって、内側ガイドレール部4bは、
外側ガイドレール部4aに対して内側ガイドレール部4
bを引き出しても、内側ガイドレール部4bは引き出し
た位置に保持される。さらに、内側ガイドレール部4b
の下端には、ハンドレール8に接合してガイドレール4
が揺動しないように支持するリテーナ9が設けられてい
る。なお、内側ガイドレール部4bの上端は、テーパ状
に構成され、保冷シャッタ2をスムーズにガイドするこ
とが好ましい。
【0019】ところで、ガイドレール4はシャッタ収納
部3とショーケース本体1のハンドレール8との間に架
設されている。この場合、シャッタ収納部3に対して若
干前方に張り出た状態にハンドレール8が配置されてい
るため、ガイドレール4は傾斜して架設されることにな
る。そして、シャッタ収納部3とハンドレール8との間
にガイドレール4を傾斜させて架設させるために、外側
ガイドレール部4aには、図4に示すように蝶番10を
介して軸部材11が取り付けられている。この蝶番10
は、中間の回動支点10aより一方側板10bにガイド
レール4を取り付け、他方側板10cに軸部材11を連
結しており、該回動支点10aによりガイドレール4が
シャッタ収納部3の長手方向である左右方向に回動可能
に支持される。
【0020】また、前記軸部材11は、上記蝶番10の
他方側板10cに固定されてシャッタ収納部3の側板3
bに直交する方向に延びている案内ピン12を有してお
り、前記他方側板10cに従ってそれと一体のガイドレ
ール4は、上記案内ピン12によりショーケース本体1
に対して前後方向に、即ち上記長手方向に直交する平面
で傾動可能に支持される。上記案内ピン12は、案内部
を構成するスライドハウス14の長孔14aを貫通し、
その先端には、スライドハウス14内の案内溝14bに
沿って回動するベアリング15が支持されている。な
お、スライドハウス14はシャッタ収納部3の側板3b
に螺子止めされている。さらに、前記蝶番10の他方側
板10cの上端とシャッタ収納部3との間には、スプリ
ング13が張設されており、前記ガイドレール4は、該
スプリング13の引張力に順じてまたは抗して前記案内
ピン11およびスライドハウス14により上下方向、即
ちシャッタ収納部とハンドレール8との間に配置された
使用状態における該ガイドレール4に沿う方向に移動す
る。
【0021】ガイドレール4は、シャッタ収納部3の長
手方向に沿って左右方向に回動して折り畳まれるため、
内側ガイドレール部4bを外側ガイドレール部4a内に
挿入した状態で、外側ガイドレール部4aの長さがシャ
ッタ収納部3の長手方向の長さのほぼ半分に形成されて
いる。これにより、保冷シャッタ2の左右両側に配置さ
れるガイドレール4は保冷シャッタ2を巻心棒3aに巻
き付けた後に、保冷シャッタ2の下端に沿って折り畳ん
で収納される。そして、ガイドレール4をシャッタ収納
部3に設けられた挟持具部材16によって挟持させて折
り畳んだガイドレール4の落下を防止している。
【0022】なお、17はショーケース本体1の周縁に
設けられるダクトで、このダクト17の上端開口が冷気
の吹出し口17a、下端開口が冷気の吸込み口17bを
なっている。
【0023】このようにオープンショーケースは構成さ
れているので、閉店後に生鮮食品を冷蔵または冷凍状態
で保管するには、シャッタ収納部3に巻き取られている
保冷シャッタ2を引き出してショーケース本体1の開口
部1aを閉じるようにする。そのために、まずシャッタ
収納部3に沿って保持されている左右のガイドレール4
を挟持具部材(保持部材)16から外して、回動支点1
0aを中心に左右方向下方に回動するとともに、外側ガ
イドレール部4aから内側ガイドレール部4bを引き出
す。そして、このガイドレール4を案内ピン12を中心
に前後方向に回動させ、保冷シャッタ2の両側に配置す
る。これにより、スプリング13の引張力に抗して下降
していた蝶番10の案内ピン12をスライドハウス14
の案内溝14bに沿ってベアリング15によって上昇さ
せ、ガイドレール4の上端と保冷シャッタ2との隙間を
なくす。その後、内側ガイドレール部4bの下端に取り
付けられているリテーナ9をハンドレール8に接合させ
るようにシャッタ収納部3とハンドレール8との間にガ
イドレール4を架設支持する。次いで、保冷シャッタ2
をガイドレール4に沿ってシャッタ収納部3から引き出
し、保冷シャッタ2の下端をハンドレール8に当接させ
てショーケース本体1の内部を密閉状態にする。
【0024】このようにしてショーケースを少ない消費
電力により、冷蔵庫または冷凍庫として使用することが
できることとなる。これにより、夜間1時間当りにおけ
る消費電力を保冷シャッタ2使用のショーケースとビニ
ールカバー使用のショーケースとで比較すると、庫内の
設定温度を0℃にするために、外気温度が27℃で、湿
度が70%の場合、保冷シャッタ2を使用したショーケ
ースでは、0.56kW/hであるのに対してビニール
カバー使用のショーケースでは、1.27kW/hであ
り、また外気温度が25℃で、湿度が60%の場合、保
冷シャッタ2を使用したショーケースでは、0.49k
W/hであるのに対してビニールカバー使用のショーケ
ースでは、1.08kW/hであり、さらに外気温度が
15℃で、湿度が60%の場合、保冷シャッタ2を使用
したショーケースでは、0.25kW/hであるのに対
してビニールカバー使用のショーケースでは、0.64
kW/hとなり、いずれの場合も保冷シャッタ2を使用
したショーケースでは50%以上の省エネルギーという
結果が得られた。
【0025】したがって、保冷シャッタ2を使用した場
合は、消費電力が削減でき、かつ閉店後に生鮮食品を冷
蔵庫や冷凍庫に移し替える必要がなくなり、人件費が削
減できる。さらに、冷蔵温度を一定に保持できるので、
鮮度を最適に維持させることができるとともに、ショー
ケース本体1の内部を保冷シャッタ2によって密閉させ
たので、ねずみなどの有害動物の被害を防止できる。
【0026】また、オープンショーケース内の生鮮食品
を陳列するには、ハンドレール8に当接している保冷シ
ャッタ2を引き上げて巻心棒3aに巻き付ける。その
後、内側ガイドレール部4bを外側ガイドレール部4a
内に若干挿入させてハンドレール8とリテーナ9との係
合(接合)を外す。これにより左右のガイドレール4は
案内ピン12を中心に垂下するので、内側ガイドレール
部4bを外側ガイドレール部4a内に挿入してガイドレ
ール4の長さをほぼ半分にする。そして、回動支点10
aを中心にガイドレール4をシャッタ収納部3の長手方
向に沿った左右方向に回動させて折り畳むことにより、
案内ピン12が案内溝14bに沿ってスプリング13力
に抗して下降することになる。これによりガイドレール
4がシャッタ収納部3に沿って折り畳まれ、同時に挟持
具部材16に接合して落下を防止する。これにより、シ
ョーケース本体1内の生鮮食品を陳列することができ
る。
【0027】したがって、ガイドレールを従来のシャッ
タ装置のようにショーケース本体から取り外して一時保
管する必要がなくなったので、ガイドレールを一時保管
するためのスペースが不必要となり、スペースを有効に
活用できる。
【0028】上述したように本実施の形態では、保冷シ
ャッタ2が前後左右に揺動することがないようにするた
めに、ガイドレール4をシャッタ収納部3とハンドレー
ル8との間に架設支持させるとともに、ガイドレール4
を外側ガイドレール部4aに内側ガイドレール部4bを
挿入させるようにして短縮化したので、ガイドレール4
をシャッタ収納部3に沿って折り畳むことができ、ガイ
ドレール4を容易に収納することができる。
【0029】また、ガイドレール4がショーケース本体
1のシャッタ収納部3とハンドレール8との間に架設さ
れる場合に、傾斜して配設されても、左右方向に回動可
能となるようにガイドレール4を取り付けた蝶番10に
案内ピン12を貫通させ、ガイドレール4を案内ピン1
2を中心に前後方向に回動可能に、しかも案内ピン12
をベアリング15を介してスライドハウス14に沿って
上下方向にスライド可能に支持しているので、ガイドレ
ール4をシャッタ収納部3とハンドレール8との間に確
実に架設させることができる。
【0030】さらに、ガイドレール4は、シャッタ収納
部3に沿って折り畳んだ状態でシャッタ収納部3に設け
られた挟持具部材(保持部材)16によって折り畳み位
置に保持するように構成されているので、ガイドレール
4の落下が防止できる。
【0031】上述したようにガイドレール4は、収縮し
た状態では、外側ガイドレール部4aのゴムカバー部5
bに内側ガイドレール部4bのゴムカバー部6bを嵌め
込むようにして、また伸長した状態ではゴムカバー部5
bおよび6bをアクリル板の周縁部に接合するか、また
は背中合わせに隣接する保冷シャッタ2のガイドレール
4のゴムカバー部に互いに嵌合・接合するようにしてい
る。これにより複数枚の保冷シャッタ2を連設したり、
保冷シャッタ2の側端とアクリル板との接合など隣接す
る部材間の接合を行うことができる。
【0032】次に、一部変更した実施の形態であるガイ
ドレールを、図6を参照して説明する。
【0033】上述の実施の形態のガイドレール4は、外
側ガイドレール部4aのゴムカバー部5bおよび内側ガ
イドレール部4bのゴムカバー部6bを軟質ゴムによっ
て形成したが、これに限定されるものではなく、図6に
示すように硬質ゴムによってゴムカバーを形成してもよ
いものである。
【0034】すなわち、本実施の形態のガイドレール1
8は、図6に示すように保冷シャッタ2のガイド部21
を有する外側ガイドレール部18aと、この外側ガイド
レール部18aに嵌挿し、保冷シャッタ2のガイド部2
0を有する内側ガイドレール部18bとによって構成さ
れている。また、外側ガイドレール部18aには外側接
続カバー19aが取り付けられ、内側ガイドレール部1
8bには内側接続カバー19bが取り付けられている。
【0035】なお、上述の実施の形態では、ガイドレー
ルを外側ガイドレール部に内側ガイドレール部を嵌挿さ
せて短縮化するように説明したが、ガイドレールを外側
ガイドレール部と内側ガイドレール部との2つによって
構成することに限定されるものではなく、3つ以上のガ
イドレール部を連設して、これを伸ばしたり、縮めたり
するように形成してもよいことは勿論である。また、保
冷シャッタの縦の長さに比べ横の長さが十分長い場合
は、ガイドレールをシャッタ収納部に沿って配置保持す
ることが可能であるので、ガイドレールは1本のままで
短縮化されなくともよいものである。
【0036】また、上述の実施の形態では、棚型のオー
プンショーケースに設けたシャッタ装置について説明し
たが、本発明のシャッタ装置は、上部が開口した平面矩
形の台形のオープンショーケースに設けてもよいことは
勿論である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、閉店後に食品を保冷する際に、シャッタ収納
部から保冷シャッタを引き出すには、ガイドレールを前
記シャッタ収納部とケース本体のハンドレールとの間に
支持させ、前記ガイドレールに沿って前記保冷シャッタ
を引き出し、さらに食品を陳列する際には、該保冷シャ
ッタを前記シャッタ収納部に巻き取った後に、該シャッ
タ収納部に回動可能に支持されている前記ガイドレール
を回動させて前記シャッタ収納部に沿って配置させるよ
うにしたので、ガイドレールの取り付け・取り外しの手
間をなくし、かつガイドレールを取り外した後の一次保
管場所を確保する必要をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオープンショーケースの実施の形
態を示す斜視図である。
【図2】図1の内部構造を示す縦断面図である。
【図3】本発明の実施の形態の要部であるガイドレール
を示し、(a)はガイドレールを示す横断面図、(b)
は内側ガイドレール部を示す横断面図、(c)は外側ガ
イドレール部を示す横断面図である。
【図4】同上のガイドレールの上端の取り付け構造を示
す断面図である。
【図5】同じくガイドレールをシャッタ収納部に収納し
た状態を示す概略図である。
【図6】本発明の一部を変更した実施の形態のガイドレ
ールを示す横断面図である。
【符号の説明】
1 ショーケース本体 1a 開口部 2 保冷シャッタ 3 シャッタ収納部 4 ガイドレール 4a 外側ガイドレール部 4b 内側ガイドレール部 8 ハンドレール 9 リテーナ 18 ガイドレール 18a 外側ガイドレール部 18b 内側ガイドレール部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品陳列用のケース本体の開口部に対し
    て開閉可能な保冷シャッタと、前記ケース本体の上部に
    おける前記開口部に沿って配置され、前記保冷シャッタ
    を収納するシャッタ収納部と、該シャッタ収納部と前記
    ケース本体のハンドレールとの間に渡され、該シャッタ
    収納部から前記保冷シャッタを引き出し、または収納す
    るときのガイドとなるガイドレールと、を備えたオープ
    ンショーケース用シャッタ装置において、 前記ガイドレールは、その一端を前記シャッタ収納部の
    長手方向両端に回動自在に連結して配置され、該ガイド
    レールを回動して前記シャッタ収納部に沿って保持し得
    るように構成した、 ことを特徴とするオープンショーケース用シャッタ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ガイドレールの一端は、前記シャッ
    タ収納部に対して、該シャッタ収納部の長手方向である
    左右方向および該長手方向に直交する平面での移動方向
    である前後方向に回動可能に支持されるとともに、前記
    前後方向の回動支点を、前記ガイドレールが前記シャッ
    タ収納部と前記ハンドレールとの間に配置された状態に
    おける該ガイドレールに沿う方向である上下方向に移動
    自在に案内させる案内部を有する、 ことを特徴とする請求項1記載のオープンショーケース
    用シャッタ装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイドレールは、前記シャッタ収納
    部に回動自在に連結される一端と反対側の端である他端
    に前記ハンドレールに接合し得るリテーナを設けた、 ことを特徴とする請求項1または2記載のオープンショ
    ーケース用シャッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイドレールは、外側ガイドレール
    部と該外側ガイドレール部に嵌挿される内側ガイドレー
    ル部とを有し、前記外側ガイドレール部に対して前記内
    側ガイドレール部を挿入した状態で、前記シャッタ収納
    部に沿って保持してなる、 ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1記載の
    オープンショーケース用シャッタ装置。
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