JP3148450B2 - 内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法 - Google Patents

内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法

Info

Publication number
JP3148450B2
JP3148450B2 JP03466193A JP3466193A JP3148450B2 JP 3148450 B2 JP3148450 B2 JP 3148450B2 JP 03466193 A JP03466193 A JP 03466193A JP 3466193 A JP3466193 A JP 3466193A JP 3148450 B2 JP3148450 B2 JP 3148450B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
block
terminal
terminal group
switch
power tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP03466193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06233490A (ja
Inventor
晃 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Makita Corp filed Critical Makita Corp
Priority to JP03466193A priority Critical patent/JP3148450B2/ja
Publication of JPH06233490A publication Critical patent/JPH06233490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3148450B2 publication Critical patent/JP3148450B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/40Structural association with grounding devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Portable Power Tools In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯用電動工具、とり
わけブロック体をプラグイン接続するだけで内部配線が
完成するために組付工程を自動化し易い携帯用電動工具
とその組付方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動工具では、整流子電動機に対
する内部配線及び接続をリード線と圧着端子等を用いて
行なっている。しかるに、このリード線の接続作業は手
作業に頼らなければならないこともあって、作業効率が
悪く、生産コストが上昇するばかりか、電動工具の組立
工程の合理化の障害になっていた。更に、リード線によ
る内部配線は、電動工具組立時にリード線がハウジング
等に挟み込まれてリード線の被覆が剥れたり、リード線
が回転子あるいはファン等の他部材に接触して絶縁不良
や漏電等を惹起せしめると言う恐れがあった。
【0003】これを解決するために、特公昭62−29
47号公報に記載の技術が提案されている。この技術で
はブラシホルダ組立体を用い、このブラシホルダ組付体
中に固定巻線への配線やブラシへの配線を内部配線して
おく。このブラシホルダ組立体を用いると、まず固定巻
線の各端末が接続された端子にこのブラシホルダ組立体
をプラグイン接続し、ついでこのブラシホルダ組立体に
スイッチと電源線をプラグイン接続する。このようにす
るとプラグイン接続するだけで内部配線が完成するため
に組付工程が自動化し易くなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のものにあっては、ブラシホルダも予めブラシホ
ルダ組立体に組付けられているため、ブラシが整流子と
摺接する際に発生する激しい振動がブラシホルダ組立体
に直接伝幡し、ブラシホルダ組立体そのものの強度を充
分に高く確保しなければならず、ブラシホルダ組立体自
体が大型になってしまうという問題点があった。さら
に、上記ブラシから伝わる振動を低減するためにブラシ
ホルダ組立体を強固に安定して保持する何らかの保持手
段も必要となるだけでなく、ブラシホルダ自体の交換が
必要とされる際にはブラシホルダ組立体ごと交換しなけ
ればならず、コスト低減の大きな障害となっていた。
【0005】また、この従来技術にあっては、ブラシを
摺動可能に保持するブラシホルダがブラシホルダ組立体
に固定・支持されている一方、整流子を有する回転子は
ベアリングによってハウジングに固定・支持されている
ため、ブラシと整流子との位置精度が出にくくなり、そ
れによりブラシと整流子の安定した接触状態が得られな
いことがあり、ブラシと整流子間の異常火花やブラシの
異常磨耗等の原因となっていた。
【0006】そこで、本発明は上記した従来の問題点に
鑑みて提案されたものであって、その目的とするところ
は、電動工具の内部配線におけるリード線をなくし、そ
の組立の自動化を可能とすると共に、電動工具の小型
化、コスト低減を可能にし、かつ信頼性の高い安定した
組付けを可能とした電動工具とその組付け方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明で
は、固定子と回転子とブラシを有する電動機と、その電
動機で駆動される工具と、その電動機の通電をオン・オ
フするスイッチと、その電動機と前記スイッチとを収容
するハウジングとを備えた携帯用電動工具において、前
記ハウジング中で、前記固定子に中継ブロックとスイッ
チブロックとがその順に組付けられており、前記固定子
の前記中継ブロック側端部に、固定巻線の各端末がそれ
ぞれ接続された複数の端子からなる第1端子群が固定さ
れており、前記中継ブロックの前記固定子側端部に、前
記第1端子群にプラグイン接続される第2端子群が固定
されており、前記中継ブロックの前記スイッチブロック
側端部に、第3端子群が固定されており、前記第2端子
群に属する各端子と前記第3端子群に属する各端子は前
記中継ブロックに埋設されている導体で電気的に接続さ
れており、前記中継ブロックの対向する辺のそれぞれに
ブラシを保持するブラシホルダを挿通するためのブラシ
ホルダ挿通孔が形成されており、前記スイッチブロック
の前記中継ブロック側端部に、前記第3端子群にプラグ
イン接続される第4端子群が固定されており、前記スイ
ッチブロックの前記中継ブロック側端部から、ブラシホ
ルダを挟持してブラシに電気的に接続される一対の端子
板が延設されており、前記スイッチブロックに、前記第
4端子群に属する端子に電気的に接続されているととも
に前記スイッチの端子群がプラグイン接続される端子群
が固定されており、前記スイッチが前記スイッチブロッ
クに着脱自在に組付けられていることを特徴とする内部
配線がブロック化された携帯用電動工具を創り出した。
【0008】本発明に係わる電動工具は、筒状ハウジン
グの一方側開口から中継ブロックを挿入する工程と、前
記筒状ハウジングと中継ブロックのそれぞれに設けられ
たブラシホルダ挿通孔にブラシホルダを挿入することに
よって前記中継ブロックを前記筒状ハウジングに抜止め
する工程と、前記中継ブロックの挿入側開口から固定子
を挿入して前記固定子と前記中継ブロックをプラグイン
接続する工程と、前記中継ブロックの反固定子側端部に
スイッチブロックをプラグイン接続する工程と、前記ス
イッチブロックの外周を覆う半割りのリアカバーを前記
筒状ハウジングに固定し、それによって前記スイッチブ
ロックを前記リアカバーに保持させる工程とを備えた組
付方法で組付けられる。
【0009】
【作用】本構成を備えた携帯用電動工具によると、中継
ブロックとスイッチブロックとが分離可能であり、しか
も中継ブロックの対向する辺にブラシホルダ挿通孔が形
成されているために、ブラシホルダをハウジングに固定
することが可能となっている。このため、中継ブロック
やスイッチブロックは専ら電気的接続にのみ用いられ、
ブラシに作用する力や振動を受承する必要がなくなる。
このためこれらブロックに要求される機械的強度は小さ
くてすみ小型化できる。さらにまたブラシも回転子もと
もにハウジングを基準に組付けられるために、ブラシと
整流子の位置精度が得易く、異常火花や異常磨耗等の発
生を効果的に防止することができる。また前記した組付
方法によると、確実にかつ効率よく本発明の電動工具が
組付けられる。
【0010】
【発明の効果】本発明によると、固定子、回転子及びブ
ラシ(ないしブラシホルダ)のいずれをもハウジングを
基準に位置決めできるとともに、内部配線はプラグイン
接続するだけで完成するために、組付能率が向上し、内
部配線のためのブロック体を小型化でき、しかもブラシ
と回転子の位置精度を良好に維持することができる。こ
のため信頼性の高い電動工具を小型化し、しかも生産コ
ストを大幅に低下することができる。またブラシのみな
らずブラシホルダをもハウジング外から交換することが
でき、修理や保守の際の作業性も向上する。
【0011】
【実施例】次に図を参照しつつ本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本実施例の回路構成を示しており、
フィールドコアFCに1対のフィールドコイル(固定巻
線)CO1,CO2が巻かれて固定子20が形成されて
いる。なお図1では図示の便宜上、フィールドコアFC
とフィールドコイルCO1,CO2が別の位置に示され
ているが、実際には図5の左下部に示すように、フィー
ルドコイルCO1とCO2はフィールドコアFCに巻か
れている。固定子20の中継ブロック30側端部には、
1対のフィールドコイルCO1,CO2の4本の端末線
のそれぞれが接続されている4個の端子F5〜8(−)
が固定されている。これが本発明の第1端子群に相当す
る。第1端子群F5〜8(−)は図5に示されているよ
うに端子板21に固定されており、端子板21はフィー
ルドコアFCの端面に固定されている。
【0012】中継ブロック30の固定子20側端部に
は、前記の第1端子群F5〜8(−)にプラグイン接続
される端子群F5〜8(+)が固定されている(なおF
7(+)端子は図5では隠れている)。これが本発明の
第2端子群に相当する。ここで端子に関する符号中
(+)は雄型端子であることを示し、(−)は雌型端子
であることを示している。また図1は第1端子群F5〜
8(−)と第2端子群F5〜8(+)がプラグイン接続
された状態を示しており、図示の明瞭化のために(+)
(−)の表記を省略している。
【0013】中継ブロック30の固定子20側端部から
はアース用導体片37eが延設されており、このアース
用導体片37eは、固定子20の第1端子群F5〜8
(−)に中継ブロック30の第2端子群F5〜8(+)
がプラグイン接続されると、フィールドコアFCに接触
するようになっている。
【0014】中継ブロック30のスイッチブロック40
側端部には第3端子群F1〜4(+),E(+)が固定
されている。図1に示されているように、F1(+)端
子とF5(+)端子は導体片37aで、F2(+)端子
とF6(+)端子は導体片37bで、F3(+)端子と
F7(+)端子は導体片37cで、F4(+)端子とF
8(+)端子は導体片37dで、そしてE(+)端子は
アース用導体片37eに接続されている。各導体片37
a〜eは図5,図10,図11等に示される絶縁体ブロ
ック31で位置決めされかつ絶縁されている。
【0015】図1と図5に示されるように、スイッチブ
ロック40の中継ブロック30側端部には前記第3端子
群F1〜4(+),E(+)にプラグイン接続される第
4端子群F1〜4(−),E(−)が固定されている。
さらにスイッチブロック40の中継ブロック30側端部
から、ブラシホルダ80を狭持して電気的接続を得る1
対の端子板8a,8bが延設されている。
【0016】図1と図5に良く示されているように、ス
イッチブロック40には電源線71,72の端部に取付
けられている端子群P1〜2(+)がプラグイン接続さ
れる端子群P1〜2(−)が固定されている。また3端
子Cr1〜3(+)を有するモータ制御素子Crがプラ
グイン接続される端子群Cr1〜3(−)が固定されて
いる。この他、図1と図6に示されているように、3端
子C1〜3(+)を有するコンデンサCがプラグイン接
続される端子群C1〜3(−)が固定されている。さら
に2端子SW1〜2(+)を有するスイッチSWがプラ
グイン接続される端子群SW1〜2(−)が固定されて
いる(図7参照)。
【0017】図1に良く示されているように、スイッチ
SWは開閉接点を有し、この開閉接点は図6に良く示さ
れるレバーSW3によって開閉される。また図1に良く
示されているように、コンデンサCは端子C1〜2
(+)間に挿入された第1内部コンデンサCa,端子C
2〜3(+)間に挿入された第2内部コンデンサCb,
端子C3〜1(+)間に挿入された第3内部コンデンサ
Ccを内蔵している。ここで端子C2(+)は、電源線
に接続される電極Ca1,Cb1に誘電体を介して対向
する電極Ca2,Cb2に接続されている。
【0018】スイッチブロック40の内部において、端
子P1(−)とSW1(−)は導体片3で接続され、端
子SW2(−)とC3(−)とCr3(−)とF1
(−)は導体片4で接続され、端子C2(−)とE
(−)は導体片7で接続され、端子P2(−)とC1
(−)とCr2(−)は導体片1で接続され、端子Cr
1(−)とF3(−)は導体片2で接続されている。各
導体片1,2,3,4,7は後述のブロック本体と1対
のカバー体とで位置決めされかつ絶縁されている。
【0019】この実施例の電動工具は計4種の内部配線
が可能となっている。第1の型式は、モータ制御素子C
rが用いられ、かつフィールドコイルCO1,CO2と
ブラシBT2,BT1の間にチョークコイルL1,L2
が挿入されたものであり(図1がこの型式に相当す
る)、第2の型式はモータ制御素子Crは用いられてい
るが、チョークコイルL1,L2は用いられないもので
ある。図1の仮想線はチョークコイルL1,L2が不可
欠でないことを示し、この場合は図2に示されるよう
に、ブラシBT2とフィールドコイルCO1が端子板1
0で短絡され、ブラシBT1とフィールドコイルCO2
が端子板10で短絡される。第3の型式は、モータ制御
素子Crも用いられず、チョークコイルL1,L2も用
いられないものである。これが図2に示されている。こ
の場合は端子Cr1(−)とCr2(−)間が端子板1
0で短絡される。第4の型式は、モータ制御素子Crは
用いられないが、チョークコイルL1,L2が用いられ
るものである。
【0020】チョークコイルL1,L2は電動工具が発
生する電気ノイズを低減するものであり、電気ノイズに
関する要求が激しい機種のためにはチョークコイルL
1,L2が用いられる。モータ制御素子Crは、無負
荷時のモータ電圧を低下させて無負荷回転数を低下させ
ること、モータに過負荷が作用したときにモータ電圧
を低下させてモータの損傷を防止すること、モータの
始動時に回転数を滑らかに増速してゆくこと等を実現す
るものであり、端子Cr1(+)とCr3(+)間の電
圧からモータの負荷状態を検出し、端子Cr1(+)と
Cr2(+)間の抵抗を調整する。このモータ制御素子
Crは上記〜の機能を有する機種のためには利用さ
れ、上記〜の機能を必要としない機種には用いられ
ない。
【0021】モータ制御素子Crが必要とされない場合
は、図2に示されるように、スイッチブロック40中で
端子Cr1(−)とCr2(−)間が端子板10で短絡
される。チョークコイルが必要とされない場合は、図2
に示されるようにブラシ用端子板8a,8bと端子F2
(−),F4(−)が導体片5,6間で端子板10によ
って短絡される。チョークコイルLが必要とされる場合
は図1に示されるように、端子板10に代えてチョーク
コイルLが用いられる。この様子が図7(b)(c)に具体的
に示されている。図7(c) は端子F2(−)とブラシ用
端子板8aの具体的接続関係を示すものであり、導体片
6に端子板9が固定されることにより導体片6の先端に
端子F2(−)が形成されている。同じようにブラシ用
端子板8aは導体片5の一端に固定される。そして導体
片6と5は端子板10で接続される。図7(b) はチョー
クコイルL(L1,L2共通のためにここでは単にLと
して説明する)が必要な場合を示している。この場合導
体片5,6に端子板12,12が固定され、端子板1
2,12間にコイルLが接続される。コイルLは筒状コ
アLCにコイルが巻かれており、端子板12に取付けら
れる部分でコイルの絶縁被膜が破られている。このため
この絶縁被膜の破られたところで端子板12に電気的に
接続可能であり、接続用のリード線を有していない。端
子12は図24に示されるようにばね性を有する2辺1
2a,12bを有し、この間にチョークコイルLを挟み
こむ。図7(b)(c)の接続部品はスイッチブロック40に
内蔵される。
【0022】図12はスイッチブロック40内の導体片
と端子板を示しており、例えば導体片3の一方端部に端
子板9が取付けられてP1(−)端子が形成され、他端
に端子板9が取付けられてSW1(−)端子が形成され
ることを示している。なお図12の端子は全部雌型であ
り(−)の表示を省略している。スイッチSWの端子、
電源線端子P1〜2(+)、モータ制御素子Crの端
子、ならびに第3端子群F1〜4(+)、E(+)に対
しては同一の雌端子でプラグイン接続されるため、同一
の端子板9が用いられる。一方コンデンサCの端子形状
が異なっているため別種類の端子板11が用いられる。
図12中端子F2とブラシ用端子B2間は、チョークコ
イルLが用いられた場合を示している。この場合端子板
9でF2(−)端子が形成され、端子板8aでB2端子
が形成される。端子板9に導体片6が取付けられ、導体
片6の端部に端子板12が取付けられる。一方端子板8
aに導体片5が取付けられ、導体片5に端子板12が取
付けられている。端子板12と端子板12間にチョーク
コイルLが保持される。一方端子F4とブラシ用端子B
1間はチョークコイルが用いられない場合を示してい
る。この場合導体片5,6間が端子板10で接続され
る。
【0023】またモータ制御素子Crが用いられない場
合は、導体片1と2間が端子板10で接続される。この
場合は端子板9は用いられない。導体片1の各面図が図
13に、導体片2の各面図が図14に、導体片3の各面
図が図15に、導体片4の各面図が図16に、導体片5
の各面図が図17に、導体片6の各面図が図18に、導
体片7の各面図が図19に、端子板8の各面図が図20
に、端子板9の各面図が図21に、端子板10の各面図
が図22に、端子板11の各面図が図23に、端子板1
2の各面図が図24に示されている。図13〜19の導
体片を示す図面には、取付けられる端子板の番号とそれ
によって形成される端子が合せ表示されており、図20
〜24に示されている端子板を示す図面には、接続され
る導体片の番号とその端子板で形成される端子が合せ表
示されている。
【0024】以上の構成を備えているために、端子F2
(−)とブラシ用端子板8aならびに端子F4(−)と
ブラシ用端子板8b間にチョークコイルL1,L2が挿
入されたスイッチブロック40を用い、固定子20に中
継ブロック30をプラグイン接続し、スイッチブロック
40に電源端子P1〜2(+)をプラグイン接続し、ス
イッチブロック40にスイッチSWをプラグイン接続
し、スイッチブロック40にコンデンサCをプラグイン
接続し、スイッチブロック40にモータ制御素子Crを
プラグイン接続し、そしてスイッチブロック40を中継
ブロック30にプラグイン接続すると、図1の配線が完
成する。
【0025】一方端子F2(−)とブラシ用端子板8a
ならびに端子F4(−)とブラシ用端子板8b間を端子
板10で短絡させ、かつ導体片1と2間を端子板10で
短絡させたスイッチブロック40を用い、固定子20に
中継ブロック30をプラグイン接続し、スイッチブロッ
ク40に電源端子P1〜2(+)をプラグイン接続し、
スイッチブロック40にスイッチSWをプラグイン接続
し、スイッチブロック40にコンデンサCをプラグイン
接続し、そしてスイッチブロック40を中継ブロック3
0にプラグイン接続すると図2の配線が得られる。なお
この場合モータ制御素子Crは用いられない。チョーク
コイルを用いないでモータ制御素子Crを用いる配線、
逆にチョークコイルを用いてモータ制御素子Crは用い
ない配線も可能となっている。
【0026】次に図5〜図9を参照してスイッチブロッ
ク40の詳細について説明する。図7に示されているよ
うに、スイッチブロック40は絶縁体で形成されたブロ
ック本体41とそれを両サイドから覆う絶縁体で形成さ
れた1対のカバー体42,43を主体に構成されてい
る。ブロック本体41の表面には端子板が取付けられた
導体片1,2,3,4,5,6,7等を収容して位置決
めする溝49a,49b,49c,49d,49e,4
9f等が形成されており(一部は図8に示されてい
る)、図7に示されているように、例えば溝49eに導
体片3が収容され、溝49aに端子板10で接続された
導体片5,6が収容され、溝49bに導体片4が収容さ
れ、また図8に示されるように、溝49cに端子板10
で接続された導体片5,6が収容され、溝49dに導体
片2が収容され、溝49fに導体片1が収容されたとき
に、ブロック本体41の溝を形成する壁及び一対のカバ
ー体42,43によって各導体片や端子板は相互に絶縁
されるかあるいは必要な絶縁距離が確保される。
【0027】なお図7と図8はチョークコイルLが用い
られない場合を示しているが、チョークコイルLを用い
る場合には溝49aと溝49cの端子板10を収容する
スペースに端子板12とチョークコイルLが収容され
る。これは図7(b)(c)に示されている。
【0028】図5に示されているように、電源線76の
端部近傍には係止ブロック74が取付けられており、各
線71,72の先端に端子板P1,P2が圧着されてい
る。端子板P1,P2はブロック77に設けられた2つ
の貫通孔に挿入され、その上部からカバーブロック73
がブロック77に被せられ抜け止めされることにより、
端子板P1,P2はブロック77に固定される。すなわ
ちブロック77とカバーブロック73によっていわゆる
ソケットに相当する部材が形成され、そのソケットから
2枚の端子板P1,P2の各一部が突出することにな
る。この突出した端子板P1,P2が本発明でいう雄型
の電源線端子P1(+),P2(+)に相当する。なお
図示75はゴムカバーである。
【0029】ブロック本体41には、電源線76の端部
近傍に固定された係止ブロック74を収容する凹部44
が形成されている。凹部44に隣接して2つの開孔が形
成されており、この開孔の裏側に溝49eに収容された
導体片3に固定された端子板9と、溝49fに収容され
た導体片1に固定された端子板9が位置している。これ
ら端子板9,9に開孔を介して電源線端子P1(+),
P2(+)がプラグイン接続される。すなわち導体片
1,3の端子板9が電源端子P1(+),P2(+)に
プラグイン接続される端子群P1(−),P2(−)を
形成し、これらの端子群P1(−),P2(−)は係止
ブロック収容用凹部44に隣接して形成されているので
ある。
【0030】なお図13と図15に示されているよう
に、導体片1,3の端子P2(−),P1(−)に隣接
する位置にねじ穴1a,3aが形成されている。このね
じ穴1a,3aに図7に示すようにねじ1b,3bがね
じこみ可能となっている。このねじ1b,3bによって
電源線71,72の端部を導体片1,3に接続すること
も可能である。これは電源線を交換する際に便利であ
る。
【0031】同様に、図8に示される溝49fに収容さ
れた導体片1に固定された端子Cr2(−)を形成する
端子板9はモータ制御素子Crを収容するための凹部4
5(図5も参照)に隣接する位置となり、溝49b(図
7参照)に収容された導体片4に固定された端子Cr3
(−)用端子板9も凹部45に隣接する位置となり、溝
49d(図8参照)に収容された導体片2に固定された
端子Cr1(−)用端子板9も凹部45に隣接する位置
となる。より正確にいうと、導体片1の端子Cr2
(−)用端子板9は凹部45にモータ制御素子Crを収
容したときに中央の端子Cr2(+)がプラグイン接続
される位置となり、同様に導体片2の端子Cr1(−)
用端子板9は端子Cr1(+)がプラグインされる位置
となり、導体片4の端子Cr3(−)用端子板9は端子
Cr3(+)がプラグインされる位置となる。この結果
モータ制御素子Crを凹部45に収容すると、端子群C
r1〜3(+)のそれぞれに端子板9がプラグイン接続
されることになる。すなわちこれら端子板9によってモ
ータ制御素子の端子群Cr1〜3(+)にプラグイン接
続される端子群Cr1〜3(−)が形成されており、こ
れら端子群が凹部45に隣接して形成されているのであ
る。
【0032】また図6に示されているように、ブロック
本体41の表面にはスイッチSWを収容する凹部46が
形成されている。凹部46の底面には2つの貫通孔が形
成されており、導体片3の端子板9と導体片4の端子板
9がそれぞれこの貫通孔の内側に位置する。このためス
イッチSWを凹部46に収容すると端子SW1(+)は
導体片3の端子板9にプラグイン接続され、端子SW2
(+)は導体片4の端子板9にプラグイン接続される。
従ってこれらの端子板9によってスイッチSWの端子群
SW1〜2(+)にプラグイン接続される端子群SW1
〜2(−)が形成されており、これらが凹部46に隣接
して配置されている。
【0033】また後述するカバー体42にはコンデンサ
Cの収容用凹部47が形成されており、図6に示されて
いるように、底部に3箇所孔があけられている。この孔
はコンデンサCの端子群C1〜3(+)に対応位置す
る。カバー体42をブロック本体41に取付けたとき、
前記孔に対応する位置に、導体片1,4,7にそれぞれ
取付けられた端子板11が対応位置する。このためコン
デンサCを収容用凹部47に収容すると端子C1(+)
に導体片1の端子板11がプラグイン接続され、端子C
2(+)に導体片7の端子板11がプラグイン接続さ
れ、端子C3(+)に導体片4の端子板11がプラグイ
ン接続される。従ってこれらの端子板によってコンデン
サCの端子群C1〜3(+)にプラグイン接続される端
子群C1〜3(−)が形成されており、これらはコンデ
ンサ収容用凹部47に隣接していることになる。
【0034】ブロック本体41の溝49a〜49fに導
体片1,2,3,4,5,6を収容したあと、その外側
から1対のカバー体42,43が被せられている。図7
に示されているように、カバー体42と43には係止用
フックと受け42a,43aが複数個設けられており、
はずれ止めされている。これによって導体片1,2,
3,4,5,6はスイッチブロック40の外部から絶縁
される。また1対のカバー体42,43には、第4端子
群F1,3(−)を覆うカバー42c,43cが形成さ
れている。なお導体片7はアース用であり、絶縁に対す
る要求が低いため、カバー42の外側に固定される。こ
のためにカバー42には窓42bが設けられ、ここから
導体片7の端子C2(−)がスイッチブロック40の内
部に挿入され固定される。導体片5,5に取付けられた
端子板8a,8bは図5,図6に良く示されているよう
にそれぞれ二股状となっており、ブラシホルダ80のブ
ラシ案内用金属筒81を挟みつけ、金属筒81に電気的
に接続されるようにしている。
【0035】次に中継ブロック30について詳細に説明
する。図5に中継ブロック30の大略斜視図が示されて
おり、図10に中継ブロック30をスイッチブロック4
0側から見た図、図11に図10の11a−11a,1
1b−11b,11c−11c各断面図が示されてい
る。中継ブロック30は絶縁体ブロック31を主体に形
成されており、絶縁体ブロック31は大略が図5に示さ
れ、その詳細が図10,11に示されているように、軸
方向に伸びる5本の筒35a,35b,35c,35
d,35eを有している。筒35aと35d間は壁39
bで接続され、筒35bと35c間は壁39aで接続さ
れている。筒35a,35e,35bは半円弧状に伸び
るリブ38aと壁38a´で接続されている。筒35c
を筒35dは同様のリブ38bと壁38b´で接続され
ており、全体として1つの絶縁体ブロック31となって
いる。なおこの壁38a´と38b´は、固定子20側
に流れる冷却風が回転子105の側に集中するように偏
向させるものである。
【0036】図10,11に良く示されているように、
筒35a〜eのそれぞれには貫通孔36a1〜e1が軸
心部を貫くように形成されている。それぞれの貫通孔3
6a1〜e1と少し隔てた位置でリブ38a,38bの
下方にカバープレート34a,34b,34c,34d
が形成されている。図11の(a) に例示されているよう
に、貫通孔36a1〜e1(この場合36c1が例示さ
れている)と、カバープレート34a〜e(この場合3
4cが例示されている)の間には図示下方を向いた壁3
6a3〜e3(36c3が例示されている)が形成され
ている。貫通孔36a1〜e1を形成する壁と前記壁3
6a3〜e3及びカバープレートの内側の壁36a4〜
e4(36c4が例示されている)が連続しており、こ
れらの壁によって全体として段差つきの貫通孔36a〜
e(図11(a) では36cが例示されている)が形成さ
れている。
【0037】筒35a〜eの貫通孔36a1〜e1のそ
れぞれには抜け止め片30a〜eが形成されている(図
11には30cと30eが例示されている)。この段差
つき貫通孔36a〜eのそれぞれに導体片37a〜eが
図11の下方から挿入されている。図26は導体片37
cを一例として詳細を示す図であり、各導体片37a〜
eは上部貫通孔36a1〜e1に挿入される上片37a
1〜e1(37c1が例示されている)、壁36a3〜
e3に当接する段差部37a3〜e3(37c3が示さ
れている)及び垂直下方に伸びる下片37a4〜e4
(37c4が例示されている)を有している。上片37
a1〜e1には窓37a2〜e2(37c2が例示され
ている)が形成されている。各導体片37a〜eが図1
1の下方から段差つき貫通孔36a〜eに挿入され、段
差部37a3〜e3が壁36a3〜e3に当接すると、
抜け止め片30a〜eが窓37a2〜e2に嵌まりこ
み、導体片37a〜eが絶縁体ブロック31に固定され
る。
【0038】なお図11(b) に示されるように、筒35
eに取付けられる導体片37eは下方に長く伸び、その
端部がフィールドコアFCに接する長さとなっている。
他の導体片37a〜dの下片37a4〜37d4の長さ
はそれよりも短く、固定子20の第1端子群F5〜8
(−)にプラグイン接続される長さとなっている。
【0039】図から明らかなように、導体片37aの上
端はスイッチブロック40のF1(−)端子、導体片3
7bの上端はF2(−)端子、導体片37cの上端はF
3(−)端子、導体片37dの上端はF4(−)端子、
導体片37eの上端はE(−)端子にそれぞれプラグイ
ン接続される。すなわちこれら導体片37a〜eの上端
が第4端子群F1〜4(−),E(−)にプラグイン接
続される第3端子群F1〜4(+),E(+)を形成し
ている。これらの第3端子群F1〜4(+),E(+)
は中継ブロック30のスイッチブロック40側端部に形
成されている。また導体片37a〜dの下端は、固定子
20の第1端子群F5〜8(−)にプラグイン接続され
る。すなわちこれら導体片37a〜dの下端が第1端子
群F5〜8(−)にプラグイン接続される第2端子群F
5〜8(+)を形成している。これら第2端子群F5〜
8(+)は中継ブロック30の固定子20側端部に形成
されている。また第2端子群F5〜8(+)と第3端子
群F1〜4(+)は中継ブロック30の絶縁体ブロック
31に埋めこまれている導体片37a〜dによって接続
されている。
【0040】また中継ブロック30の固定子20側端部
から導体片37eが固定子20側に向って延設されてお
り、この導体片はフィールドコイルFCをコンデンサC
のC2(+)端子に接続させる。
【0041】さて図5,10,11(c) から明らかなよ
うに、筒35aと35d及び筒35bと35cをつなぐ
壁39b,39aにはブラシホルダ80を挿通するため
挿通孔33が形成されている。貫通孔33の壁には段
差33aが形成されており、この段差33aに樹脂性の
ホルダ本体の端面82(図5参照)が当接し、金属筒8
2が壁39a,39bの内側に入りこむ形状となってい
る。図10と図11(c) ならびに図9に示されるよう
に、ブラシホルダ挿通孔33の内側には一対の壁32
a,32bが各壁39a,39bに設けられている。
【0042】この壁32a,32bは、図9に示すよう
に、中継ブロック30にスイッチブロック40をプラグ
イン接続するとき、ブラシホルダ用端子板8a,8bの
二股状の2辺8a1,8a2及び8b1,8b2を外側
から規制して金属筒31に強く接触させる。これによっ
てブラシに対する電気的接続が安定化される。なお端子
板8a1,8a2と8b1,8b2に接触している部材
がハウジングでなく、このハウジング内に収容される中
継ブロック30であるために、絶縁不良や漏電といった
問題は生じない。なおブラシホルダ80は図5に示され
ているように、ブラシBT1,BT2(図5ではBT1
のみ示されている)のピッグテールにばね85が取付け
られ、ピッグテールとばね85は導電性キャップ84に
取付けられている。金属筒81内にブラシBT1,BT
2を挿入してキャップ83を締付けると、ブラシBT
1,BT2はばね85によって整流子側に付勢され、ま
た電流は端子板8a,8b、金属筒81、導電性キャッ
プ84とピッグテールを介してブラシBT1,BT2に
供給される。
【0043】図25はプラグイン接続する工程を示す図
であり、まず最初に筒状のハウジング90に中継ブロッ
ク30を挿入する。次に筒状ハウジング90に設けられ
ているブラシホルダ挿通孔93にブラシホルダ80を圧
入し、ホルダ本体の端面82を中継ブロック30のブラ
シホルダ挿通孔33の段差部33aに当接させる。これ
によって中継ブロック30は筒状ハウジング90から抜
け出ることが禁止される。次に中継ブロック30を挿入
したのと同方向から固定子20を挿入する。すると固定
子20の第1端子群F5〜8(−)は中継ブロック30
側の第2端子群F5〜8(+)にプラグイン接続され
る。同時にアース用導体片37eがフィールドコアFC
に外周から接する。一方、中継ブロック30の反固定子
側からスイッチブロック40をプラグイン接続する。こ
のときスイッチブロック40に電源線端子P1〜2
(+)、コンデンサC、スイッチSW、モータ制御素子
Crを予めプラグイン接続しておく。すると、第3端子
群F1〜4(+),E(+)に第4端子群F1〜4
(−),E(−)がプラグイン接続される。またブラシ
ホルダ80に中継ブロック30の一対の壁32a,32
bによって端子板8a,8bが強く接触する。
【0044】その後1対の半割りリアカバー91,92
をスイッチブロック40の外周に固定する。ここで半割
りのリアカバー91,92の内側に設けられているリブ
91a,92aがスイッチブロック40の貫通孔100
及び後述のベアリングボックス90bの後端部の筒90
aに入りこみ、ここにねじ101を通すと半割りのリア
カバー91,92が一体化されると同時にスイッチブロ
ック40がハウジング90とリアカバー91,92に強
固に取付けられる。以上のように、この実施例によると
単にプラグイン接続するだけで内部配線が完成する。
【0045】図3と図4はこの実施例に係わる電動工具
の全体を表わすものであり、筒状ハウジング90の後端
部に図示されない4本のリブを介してベアリングボック
ス90bが固定されている。このベアリングボックス9
0bの後端部には貫通孔を形成する筒90aが形成され
ており、この筒90aは半割りのリアカバー91,92
の前記リブ91a,92aならびにスイッチブロック4
0の貫通孔100と一直線となるように配置されてい
る。このためリブ91a,92aと筒90aがスイッチ
ブロック40の貫通孔100に挿入され、そこを1本の
ねじ101が貫通して、筒状ハウジング90と半割りリ
アカバー91,92とスイッチブロック40が相互に一
体化されている。
【0046】ベアリングボックス90bにはベアリング
102が取付けられそこに回転子105のシャフト10
3が支承される。この実施例ではブラシBT1,BT2
も、回転子105ならびに整流子104もともに筒状ハ
ウジング90を基準に組付けられるために、整流子10
4とブラシBT1,BT2の位置精度が得易く、接触状
態が安定し、異常火花や異常磨耗の発生が防止される。
なお図示107は電動機で駆動される工具であり、この
実施例では砥石である。図3中図示106は固定子20
を筒状ハウジング90に強固に取付けられるためのねじ
である。中継ブロック30とスイッチブロック40はベ
アリングボックス90bを挟んでプラグイン接続されて
いるためハウジング中で動くことが防止されている。
【0047】なお図4中、ハウジング90の前端上部に
スライド可能となっている部材109はスイッチ用のノ
ブであり、このノブ109の動きはスライドバー108
を介してスイッチSWのレバーSW3に伝えられる。こ
れによって作業者が電動機に対する通電の有無を切換え
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】内部配線の一例を示す図
【図2】内部配線の他例を示す図
【図3】携帯用電動工具の平断面図
【図4】携帯用電動工具の縦断面図
【図5】内部構造の分解斜視図
【図6】スイッチブロック40を図5と反対側から見た
【図7】分割したスイッチブロックの図
【図8】ブロック本体を図7と逆から見た図
【図9】ブラシ用端子板とブラシホルダと中継ブロック
の関係を示す図
【図10】中継ブロックの端面図
【図11】中継ブロックの種々の断面を示す図
【図12】スイッチブロック内の配線を構成する部品を
示す図
【図13】導体片1の3面図
【図14】導体片2の3面図
【図15】導体片3の3面図
【図16】導体片4の3面図
【図17】導体片5の3面図
【図18】導体片6の3面図
【図19】導体片7の3面図
【図20】端子板8の4面図
【図21】端子板9の4面図(端子部のみを抜き出した
図を含む)
【図22】端子板10の3面図
【図23】端子板11の3面図
【図24】端子板12の3面図
【図25】組付手順を示す図
【図26】導体片37cの5面図
【符号の説明】
固定子 20 中継ブロック 30 スイッチブロック 40 第1端子群 F5〜8(−) 第2端子群 F5〜8(+) 第3端子群 F1〜4(+),E(+) 第4端子群 F1〜4(−) スイッチ SW コンデンサ Cモータ制御素子 Cr
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 5/14 H02K 5/22 H02K 15/02 B25F 5/00

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定子と回転子とブラシを有する電動機
    と、その電動機で駆動される工具と、その電動機の通電
    をオン・オフするスイッチと、その電動機と前記スイッ
    チとを収容するハウジングとを備えた携帯用電動工具に
    おいて、 前記ハウジング中で、前記固定子に中継ブロックとスイ
    ッチブロックとがその順に組付けられており、 前記固定子の前記中継ブロック側端部に、固定巻線の各
    端末がそれぞれ接続された複数の端子からなる第1端子
    群が固定されており、 前記中継ブロックの前記固定子側端部に、前記第1端子
    群にプラグイン接続される第2端子群が固定されてお
    り、 前記中継ブロックの前記スイッチブロック側端部に、第
    3端子群が固定されており、 前記第2端子群に属する各端子と前記第3端子群に属す
    る各端子は前記中継ブロックに埋設されている導体で電
    気的に接続されており、 前記中継ブロックの対向する辺のそれぞれにブラシを保
    持するブラシホルダを挿通するためのブラシホルダ挿通
    孔が形成されており、 前記スイッチブロックの前記中継ブロック側端部に、前
    記第3端子群にプラグイン接続される第4端子群が固定
    されており、前記スイッチブロックの前記中継ブロック側端部から、
    ブラシホルダを挟持してブラシに電気的に接続される一
    対の端子板が延設されており、 前記スイッチブロックに、前記第4端子群に属する端子
    に電気的に接続されているとともに前記スイッチの端子
    群がプラグイン接続される端子群が固定されており、前
    記スイッチが前記スイッチブロックに着脱自在に組付け
    られている、 ことを特徴とする内部配線がブロック化された携帯用電
    動工具。
  2. 【請求項2】 前記スイッチブロックに前記スイッチを
    収容する凹部が形成されており、この凹部に隣接して前
    記スイッチの端子群がプラグイン接続される前記端子群
    が固定されていることを特徴とする請求項1の電動工
    具。
  3. 【請求項3】 前記中継ブロックは、前記固定子側端部
    から前記スイッチブロック側端部に至る複数の貫通孔が
    形成された絶縁体ブロックと、その貫通孔に挿通された
    導体片で構成されていることを特徴とする請求項1の電
    動工具。
  4. 【請求項4】 前記貫通孔の壁に前記導体片の抜止め片
    が形成されており、かつ前記導体片は途中で屈曲してそ
    れ以上挿入できなくなっていることによって前記導体片
    が前記絶縁体ブロックに固定されていることを特徴とす
    る請求項1の電動工具。
  5. 【請求項5】 前記スイッチブロックに、前記第4端子
    郡に属する端子に接続されているとともに電源接続部に
    固定された端子群がプラグイン接続される端子群が固定
    されていることを特徴とする請求項1の電動工具。
  6. 【請求項6】 前記スイッチブロックに、前記電源線の
    端部近傍に固定された係止ブロックを収容する凹部が形
    成されていることを特徴とする請求項5の電動工具。
  7. 【請求項7】 前記電源線端子群がプラグイン接続され
    る端子群のそれぞれに、電源線を接続するねじが付設さ
    れていることを特徴とする請求項5の電動工具。
  8. 【請求項8】 前記スイッチブロックに、前記電源線端
    子群がプラグイン接続される端子群間に挿入されるコン
    デンサを収容する凹部が形成されており、かつこの凹部
    に隣接して前記コンデンサの端子群にプラグイン接続さ
    れる端子群が固定されていることを特徴とする請求項1
    の電動工具。
  9. 【請求項9】 前記コンデンサが、各電源線に接続され
    る電極に誘電体を介して対向する電極に接続された第3
    の端子を有し、前記スイッチブロックにはこの第3の端
    子にプラグイン接続される端子が固定されており、この
    端子は前記第4端子群に属する端子に接続されており、
    さらに第4端子群のこの端子にプラグイン接続される中
    継ブロック側の第3端子群の端子に前記固定子のコアに
    接触する導体片が延設されていることを特徴とする請求
    項8の電動工具。
  10. 【請求項10】 前記スイッチブロックに、モータ制御
    素子を収容する凹部が形成されており、かつこの凹部に
    隣接して前記モータ制御素子の端子群にプラグイン接続
    される端子群が固定されていることを特徴とする請求項
    1の電動工具。
  11. 【請求項11】 前記モータ制御素子の端子群にプラグ
    イン接続される端子群の一部が短絡され、かつ前記モー
    タ制御素子が接続されていないことを特徴とする請求項
    10の電動工具。
  12. 【請求項12】 前記スイッチブロックに、チョークコ
    イル収容部が形成されており、かつ前記チョークコイル
    が筒状のコアに巻かれたコイルの両端部の絶縁皮膜が被
    られていて自由に伸びる接続用リード線を有しないこと
    を特徴とする請求項1の電動工具。
  13. 【請求項13】 前記スイッチブロックはブロック本体
    とそのブロック本体の両側からカバーする一対のカバー
    体とで構成されており、前記ブロック本体の表面には、
    前記中継ブロック側端部の第4端子群と前記スイッチ、
    コンデンサおよび/または電源線用端子群とを電気的に
    接続するための複数の導体片を収容する溝が形成されて
    おり、前記溝に前記導体片が収容された外側から前記一
    対のカバー体が前記ブロック体をカバーしていることを
    特徴とする請求項1又は5又は8の電動工具。
  14. 【請求項14】 前記ハウジングのスイッチブロック収
    容部は半割タイプであり、前記スイッチブロックには貫
    通孔が設けられており、前記貫通孔を貫くねじで前記一
    対の半割りハウジングが一体化されると同時に前記スイ
    ッチブロックが前記ハウジングに固定されることを特徴
    とする請求項1の電動工具。
  15. 【請求項15】 前記ハウジングの内側にリブを介して
    ベアリングボックスが固定されており、前記中継ブロッ
    クと前記スイッチブロックはこのベアリングボックスを
    間に挟んでプラグイン接続されていることを特徴とする
    請求項1の電動工具。
  16. 【請求項16】 請求項1の電動工具の組付方法であ
    り、 筒状ハウジングの一方側開口から中継ブロックを挿入す
    る工程と、 前記筒状ハウジングと中継ブロックのそれぞれに設けら
    れたブラシホルダ挿通孔にブラシホルダを挿入すること
    によって前記中継ブロックを前記筒状ハウジングに抜止
    めする工程と、 前記中継ブロックの挿入側開口から固定子を挿入して前
    記固定子と前記中継ブロックをプラグイン接続する工程
    と、 前記中継ブロックの反固定子側端部にスイッチブロック
    をプラグイン接続する工程と、 前記前記スイッチブロックの外周を覆う半割りのリアカ
    バーを前記筒状ハウジングに固定し、それによって前記
    スイッチングブロックをリアカバーに保持させる工程と
    を備えた内部配線がブロック化された携帯用電動工具の
    組付方法。
JP03466193A 1993-01-28 1993-01-28 内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法 Expired - Fee Related JP3148450B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03466193A JP3148450B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03466193A JP3148450B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06233490A JPH06233490A (ja) 1994-08-19
JP3148450B2 true JP3148450B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=12420629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03466193A Expired - Fee Related JP3148450B2 (ja) 1993-01-28 1993-01-28 内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3148450B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102233543A (zh) * 2010-05-07 2011-11-09 株式会社牧田 研磨机

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4427274B2 (ja) * 2003-05-28 2010-03-03 佐鳥エス・テック株式会社 電動工具用スイッチ
JP5001824B2 (ja) * 2007-12-27 2012-08-15 株式会社マキタ 電動工具
JP5214294B2 (ja) * 2008-03-21 2013-06-19 株式会社マキタ 打撃工具
JP5936302B2 (ja) 2010-12-28 2016-06-22 日立工機株式会社 電動工具
JP6907459B2 (ja) * 2015-12-29 2021-07-21 工機ホールディングス株式会社 電動工具
US11602364B2 (en) * 2016-11-16 2023-03-14 Cilag Gmbh International Surgical instrument with removable end effector components

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102233543A (zh) * 2010-05-07 2011-11-09 株式会社牧田 研磨机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06233490A (ja) 1994-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0109538B1 (en) An electric device and a method for wiring the same
EP0142237B1 (en) Components for electric motors
CA1221398A (en) Electrical connection system for motors
US6288470B1 (en) Modular motor construction
US7531938B2 (en) Insertable brush holder assembly for electric motor
US6824432B2 (en) Terminal unit for electric motor
US8368280B2 (en) Case lid assembly of DC motor with brush
CA1040247A (en) Electrically insulating terminal block for dynamoelectric machine
EP0544404B1 (en) A miniature motor with an installed earth terminal
JP2922978B2 (ja) 電動モータ用ブラシホルダ
US5598045A (en) Miniature motor
JP3148450B2 (ja) 内部配線がブロック化された携帯用電動工具とその組付方法
EP0607032B1 (en) Miniature motor
JP3190468B2 (ja) 携帯用電動工具
EP1009087B1 (en) Miniature electric motor
JP3308124B2 (ja) 防爆型又は防水型の回転電機
EP0932242A1 (en) End case mounted brush holder assembly
JP6977653B2 (ja) 電動圧縮機
JP2002335654A (ja) モータおよびモータ製造方法
GB2173648A (en) Electric motors and their assembly
KR102000214B1 (ko) Ecu 일체형 모터
JPH0746058Y2 (ja) 電動工具の内部配線
US20240039357A1 (en) Electric compressor for vehicle
KR100367348B1 (ko) 정류자 전동기
JPH0811067A (ja) 電動工具の配線接続構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees