JP3148334U - DC電源ピンを備えるeSATAコネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】DC電源ピンを備えるeSATAコネクタを提供する。【解決手段】本eSATAコネクタ10は、本体11と、eSATA端子セット20と、電源端子セット30と、金属ハウジング13とを備える。本体11の前面に1つの開放溝が、後面に複数の貫通溝が形成されている。eSATA端子セット20は平行な複数の信号端子21を含む。該各信号端子21の前電気接続部31,211は該開放溝内に装着される。各信号端子21の後はんだ付け部32,212は該貫通溝を通って後方へ突出する。本体11の外部両側壁にそれぞれ電源端子30がeSATA端子セット20に対応する高さに装着される。本eSATAコネクタ10がマザーボード上の適合するeSATAソケットに接続されると、該2つの電源端子30はソケット内の電源ピンに接触し、電力を得る。外部電源との接続のための配線と費用を節約できる。【選択図】図1
Description
本考案は、eSATAコネクタ、特に、DC電源ピンを備えるeSATAコネクタに関する。
コンピュータとコンピュータ周辺装置間でデータを効率的に転送するために、異なる通信プロトコル規格を使用する複数のコネクタが存在する。コンピュータ製品がより小型化されるトレンドの中で、コネクタもより薄型化される。特に、シリアル伝送用コネクタが最も普及しており、eSATA(external serial advanced technology attachment)、USB(universal serial bus)等が含まれる。
USBコネクタは、そのプロトコル規格に従って2つのDC端子を含むので、USBコネクタを使用するコンピュータ周辺装置は余分な外部電源を必要としない。従って、コンピュータ周辺装置は、コンピュータのUSBコネクタに挿入された後、動作電力を得ることができる。これは大変便利である。元のプロトコル規格により、eSATAコネクタは正常に動作するために外部電源を必要とする。しかし、eSATAプロトコル規格はUSBプロトコル規格より高速であり、従って、eSATAコネクタはコンピュータ及びコンピュータ周辺装置に非常に普及している。外部電源の使用は、eSATAコネクタを使用する製品のコストを増加させるだけでなく、製品の小型化を困難にする。従って、eSATAコネクタを更に改善する必要がある。
既存のeSATAコネクタの上記問題に鑑みて、本考案の目的は内部電源ピンを備えたeSATAコネクタを提供することである。
上記目的を達成するために、開示のeSATAコネクタは、本体と、eSATA端子セットと、電源端子セットと、金属ハウジングとを備える。
該本体の前面から内方へ1つの開放溝が形成され、後面に該開放溝に連通する複数の貫通孔が形成されている。
該eSATA端子セットは水平に配列された複数の信号端子を含み、該各信号端子は前電気接続部と、後はんだ付け部とを有する。該各信号端子の該前電気接続部は該開放溝内に装着される。該後はんだ付け部は対応する該貫通孔を通って突出する。
該電源端子セットは、該本体の外部両側縁に装着され該eSATA端子セットに平行な2つの電源端子を含む。該各電源端子の後はんだ付け部は、はんだ付けのために該本体の後面から突出する。
該金属ハウジングは該開放溝、該eSATA端子セットの該後はんだ付け部、及び該電源端子の該後はんだ付け部が露出するように該本体を覆う。
上記コネクタは該本体の外部両側に、適合するeSATAソケットに挿入される電源端子セットを有することを特徴とする。該電源端子セットはeSATAソケット内で2つの電源ピンと直接接触し、これによりeSATAコネクタ用の動作電力を得る。外部電源との接続のための配線と費用を節約できるだけでなく、本考案は非常に便利でもある。
本考案の別の目的は、USB端子セットと一体になったeSATAコネクタを提供することである。このコネクタの本体内に、eSATA信号端子と接触しない複数の平行なUSB信号端子が設けられる。このコネクタが適合するeSATAソケットに挿入されると、eSATAコネクタは、USB端子セット用の5V-DC電力と、eSATA端子セットの両側の電源ピンを介して24V未満のDC電力とを受け取ることができる。
本考案の更に別の目的は、2つの異なるUSBプロトコル規格と一体になったeSATAコネクタを提供することである。このコネクタの本体は第1USB端子セットと第2USB端子セットとを有し、eSATA端子セットと共に3つのコネクタが1つになっている。適合するeSATAソケットに挿入されると、このeSATAコネクタは、USB端子セット用の5V-DC電力と、eSATA端子セットの両側の電源ピンを介して24V未満のDC電力とを同時に受け取ることができる。
図1〜図4を参照すると、第1実施形態のeSATAコネクタ10は、本体11、eSATA端子セット20、電源端子セット、及び金属ハウジング13を備える。
本体11は1つの開放溝111が内方へ形成された前面を有している。開放溝111に連通する複数の第1貫通溝112が形成された後面を有している。この第1実施形態では、本体11の該前面近くの外部両側縁12にそれぞれ矩形ブロック122が形成されている。外部両側縁12にはそれぞれ装着溝121が更に形成されている。
eSATA端子セット20は平行に配列された7つの信号端子21を含む。各信号端子21は前電気接続部211と後はんだ付け部212とを有する。前電気接続部211は本体11の開放溝111内に装着される。後はんだ付け部212は、本体11の後壁の対応する第1貫通溝112を通って延び、はんだ付けのために外部へ突出する。
該電源端子セットは、本体11の外部両側縁12にそれぞれ装着され内部eSATA端子セット20の7つの信号端子21に平行な2つの電源端子30を有する。この第1実施形態では、各電源端子30は本体11のいずれかの外部側縁12の装着溝121内に嵌め込まれる。各電源端子30は前電気接続部31と後はんだ付け部32とを有する。前電気接続部31は上方へ曲げられU字形を形成し、矩形ブロック122を覆う。後はんだ付け部32は本体11の後面からはんだ付けのために突出する。eSATAプロトコルは、 前記7つの信号端子21から送信される電圧及び電流より高い24V未満のDC電圧を使用するので、各電源ピン30の体積は、大きな電力を伝達するためにeSATA端子セット20の各信号端子21より大きい。
金属ハウジング13は本体11を囲い、開放溝111と、eSATA端子セット20の信号端子21の後はんだ付け部212と、電源端子30の後はんだ付け部32とを露出させる。
図4、図5を参照すると、第1実施形態のeSATAコネクタ10は電源端子セットと一体になったeSATAソケット40に接続される。eSATAソケット40の本体41は、接続板42を備え、その上にeSATA端子セット50が配列されている。eSATA端子セット50は7つのeSATAピン51を含む。eSATA端子セット50に対応する本体41の両側縁内にそれぞれ断面がU字形の電源ピン52が配置されている。eSATAソケット40は、eSATAソケット40に電力を提供するマザーボード上にはんだ付けされ、電源ピン52は24V未満のDC電圧を受け取ることができる。従って、eSATAコネクタ10がソケット40に挿入されると、本体11内の2つの電源端子30の前電気接続部31は、ソケット40の両側縁内の電源ピン52に電気的に接触し、eSATA端子セット20用の電力を得る。
本考案の第2実施形態を示す図6〜図9を参照すると、第2実施形態は第1実施形態と基本的に同じである。4つの第1USB端子22を有する第1USB端子セットが、eSATA端子セット20の7つの信号端子21の上方又は下方に積み重ねられている。しかし、eSATA端子セット20と第1USB端子22とは互いに接触していない。このように2つのコネクタが1つになっている。この第2実施形態では、第1USB端子セットはeSATA端子セット20の上方に積み重ねられている。
本体11の後面には、第1USB端子セットの4つの第1USB端子22に対応する4つの第2貫通溝113の列が形成されている。即ち、各第1USB端子22の前電気接続部221は本体11内に配置されている。各第1USB端子22の後はんだ付け部222は、はんだ付けのために対応する第2貫通溝113を通って本体11の後面から突出する。
図9、図10を参照すると、第2実施形態のeSATAコネクタ10aは電源端子セットと一体になったeSATAソケット40aに接続される。eSATAソケット40aの本体41の接続板42の両面には、それぞれeSATA端子セット50とUSB端子セット60が配置されている。eSATA端子セット50に対応する本体41の両側縁内にそれぞれ断面がU字形の電源ピン52が配置されている。eSATAソケット40aは、eSATAソケット40aに電力を提供するマザーボード上にはんだ付けされ、電源ピン52は24V未満のDC電圧を受け取る。該マザーボードはUSBに5V-DC電圧も提供する。従って、eSATAコネクタ10aがソケット40aに挿入されると、本体11内の2つの電源端子30の前電気接続部31は、ソケット40a内の2つの電源ピン52に接触する。この場合、コネクタ10aのeSATA端子セット20は、USB端子セット60と電源端子30の両方から電力を得る。
図11A、図11B〜図14を参照すると、第3実施形態のeSATAコネクタ10bは第1実施形態と構造が基本的に同じである。この第3実施形態において、本体に4つの第1USB端子22を含む第1USB端子セットと、4つの第2USB端子23を含む第2USB端子セットとが設けられている。第1及び第2USB端子セットはeSATA端子セット20と共に積み重ねられている。しかし、これらは互いに接触していない。本体11の後面には第1グループの貫通溝112と、第2グループの貫通溝113と、第3グループの貫通溝114とが形成され、これらの貫通溝をeSATA端子セット20と第1及び第2USB端子22、23との後はんだ付け部32、222、232がそれぞれ貫通する。後はんだ付け部32、222、232は、はんだ付けのために本体11から突出する。この第3実施形態では、後はんだ付け部32、222、232は本体11から突出した後、下方に曲げられている。
第3実施形態では、本体11内の一番上のeSATA端子セット20の信号端子21の前電気接続部211は曲げられている。本体11内の一番下の第1USB端子セットの各第1USB端子22の前電気接続部221には一段高くなった上段部221aが形成されている。eSATA端子セット20と第1USB端子セットの間に位置する第2USB端子セットの各第2USB端子23の前電気接続部231は、eSATA端子セット20と第1USB端子セットの信号端子21、22の前電気接続部211、221より短い。各第2USB端子23の前電気接続部231は上方へ曲げられ、その前端に第1USB端子セットの第1USB端子22の上段部221aに対応する高さに下方曲げ部231aが形成されている。
図15を参照すると、第3実施形態のeSATAコネクタ10bが、電源端子セットと一体になったeSATAソケット40bに挿入されている。eSATAソケット40bの本体41の接続板42の両面には、それぞれ7つのピン51を有するeSATA端子セット50と4つのUSB端子61を有しUSB2.0規格に準拠したUSB端子セット60が設けられている。eSATA端子セット50の5つのピン51は、接続板42を貫通し反対側に下段部511を有する。5つの下段部511は、USB3.0規格に準拠するUSB端子セット60と同じ接続板42の面上に位置する。5つの下段部511は、接続板42の前端にUSB端子セット60より近い。
eSATAコネクタ10bがソケット40bに挿入されると、本体11内の2つの電源端子30の前電気接続部311は、ソケット40bの両側縁内の電源ピン52に接触する。コネクタ10bのeSATA端子セット20は、USB端子セットと電源端子セットから電力を得る。
上記3つの実施形態の説明から、本考案は該本体の外部両側縁に1組の電源端子を有することを特徴とすることは明らかである。適合するeSATAソケットに挿入されると、該1組の電源端子はeSATAソケット内の電源ピンに接触し、eSATAコネクタ用の動作電力を得る。従って、外部電源との接続のための配線と費用を節約できるだけでなく、非常に便利でもある。
10 eSATAコネクタ
11 本体
12 外部側縁
13 金属ハウジング
20 eSATA端子セット
21 信号端子
22 USB端子
30 電源端子
31、211 前電気接続部
32、212 後はんだ付け部
111 開放溝
112 第1貫通溝
113 第2貫通溝
121 装着溝
122 矩形ブロック
11 本体
12 外部側縁
13 金属ハウジング
20 eSATA端子セット
21 信号端子
22 USB端子
30 電源端子
31、211 前電気接続部
32、212 後はんだ付け部
111 開放溝
112 第1貫通溝
113 第2貫通溝
121 装着溝
122 矩形ブロック
Claims (13)
- 本体と、eSATA端子セットと、電源端子セットと、金属ハウジングとを備え、
該本体は前面と、後面と、外部両側縁と、該前面から該本体内部に形成された1つの開放溝と、該後面に一列に配列され該開放溝に連通する複数の第1貫通溝とを有し、
該eSATA端子セットは水平に配列された複数の信号端子を含み、
該各信号端子は、該本体の該開放溝内に装着される前電気接続部と、はんだ付けのために該本体の対応する該第1貫通溝を通って突出する後はんだ付け部とを有し、
該電源端子セットは、該本体の該外部両側縁に装着され該eSATA端子セットの該信号端子に平行な2つの電源端子を含み、
該金属ハウジングは該開放溝、該eSATA端子セットの該信号端子の後はんだ付け部、及び該電源端子の後はんだ付け部が露出するように該本体を覆うeSATA(external serial advanced technology attachment)コネクタ。 - 平行に配列された複数のUSB端子を含むUSB(universal serial bus)端子セットを更に備え、該各USB端子は前電気接続部と後はんだ付け部とを有し、
前記本体は、前記後面に一列に配列された複数の第2貫通溝を更に有し、該各USB端子の該前電気接続部は前記開放溝に装着され、該各USB端子の該後はんだ付け部は、はんだ付けのために対応する該第2貫通溝を通って延びる請求項1に記載のeSATAコネクタ。 - 前記本体の前記後面に形成され前記開放溝に連通する複数の第2貫通溝と、
該本体の該後面に形成され該開放溝に連通する複数の第3貫通溝と、
平行に配列された複数の第1USB端子を含む第1USB端子セットと、
平行に配列された複数の第2USB端子を含む第2USB端子セットと
を更に備え、
該各第1USB端子は該開放溝に装着された前電気接続部と、はんだ付けのために対応する該第2貫通溝を通って延びる後はんだ付け部とを有し、該各第2USB端子は該開放溝に装着された前電気接続部と、はんだ付けのために対応する該第3貫通溝を通って延びる後はんだ付け部とを有する請求項1に記載のeSATAコネクタ。 - 前記eSATA端子セットの前記各信号端子の前記前電気接続部は曲げられ、
前記各第1USB端子の前記前電気接続部には一段高くなった上段部が形成され、
前記第2USB端子セットは該eSATA端子セットと前記第1USB端子セットの間に装着され、
前記各第2USB端子の前電気接続部は、該第1USB端子セットの信号端子の電気接続部より短く、該各第1USB端子の該上段部に対応する高さに曲げ部が形成された前端を有する請求項3に記載のeSATAコネクタ。 - 前記本体の前記前面近くの前記外部両側縁にそれぞれ矩形ブロックが形成され、該外部両側縁にそれぞれ装着溝が形成され、
前記2つの電源端子はそれぞれU字形断面を持ち該装着溝に装着される前電気接続部を有し、該各電源端子の該前電気接続部は対応する該矩形ブロックを覆う請求項1に記載のeSATAコネクタ。 - 前記本体の前記前面近くの前記外部両側縁にそれぞれ矩形ブロックが形成され、該外部両側縁にそれぞれ装着溝が形成され、
前記2つの電源端子はそれぞれU字形断面を持ち該装着溝に装着される前電気接続部を有し、該各電源端子の該前電気接続部は対応する該矩形ブロックを覆う請求項2に記載のeSATAコネクタ。 - 前記本体の前記前面近くの前記外部両側縁にそれぞれ矩形ブロックが形成され、該外部両側縁にそれぞれ装着溝が形成され、
前記2つの電源端子はそれぞれU字形断面を持ち該装着溝に装着される前電気接続部を有し、該各電源端子の該前電気接続部は対応する該矩形ブロックを覆う請求項3に記載のeSATAコネクタ。 - 前記本体の前記前面近くの前記外部両側縁にそれぞれ矩形ブロックが形成され、該外部両側縁にそれぞれ装着溝が形成され、
前記2つの電源端子はそれぞれU字形断面を持ち該装着溝に装着される前電気接続部を有し、該各電源端子の該前電気接続部は対応する該矩形ブロックを覆う請求項4に記載のeSATAコネクタ。 - 前記各電源端子は前記eSATA端子セットの前記各信号端子より大きな体積を有する請求項5に記載のeSATAコネクタ。
- 前記各電源端子は前記eSATA端子セットの前記各信号端子より大きな体積を有する請求項6に記載のeSATAコネクタ。
- 前記各電源端子は前記eSATA端子セットの前記各信号端子より大きな体積を有する請求項7に記載のeSATAコネクタ。
- 前記各電源端子は前記eSATA端子セットの前記各信号端子より大きな体積を有する請求項8に記載のeSATAコネクタ。
- 前記第1USB端子セットはUSB2.0プロトコル規格に準拠し、4つの信号端子を有し、前記第2USB端子セットはUSB3.0プロトコル規格に準拠し、5つの信号端子を有する請求項4に記載のeSATAコネクタ。
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