JP3147944U - フレーム無しヒンジ - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム無しヒンジの提供。【解決手段】フレーム無しヒンジは、可動端1と固定端4との間に回転軸2と接続台3を設置し、回転軸2は接続台3の軸孔31内に穿設、しかも両端は可動端1に固定して設置し、回転軸2の中央部には定位面21を設置し、接続台3は固定端4の片側に固定して設置し、接続台3内には軸孔31と垂直に交差した嵌設孔32を設置し、嵌設孔32内にはスリーブ34とバネ35を設置し、これによりスリーブ34は回転軸2表面を押す状態を保持し、ドア板6が開放されると、回転軸2の定位面21とスリーブ34端面間には角度が形成され、バネ35がスリーブ34を押し再度定位面21に接触可能な特性を利用し、可動端1をもとの位置に戻させ、これによりドア板6は自然に閉まる。【選択図】図1

Description

本考案は室内インテリアに適用される金属ヒンジに関し、特に自動閉鎖機能を備えるフレーム無しヒンジに関する。
現代建築においては、採光への考慮から、ガラス板が室内インテリアの主要材質として広く使用されており、浴室或いはベランダ等に特に多く見られる。
一般的に、ガラスドアと壁との間には、開閉のため、可動連接用の金属ヒンジが設置され、大多数の金属ヒンジは、ガラスドアを天井と床板との間に固定して設置する。
よって、天井或いは床板内部には特定の収容設置槽或いは収容設置孔を設置する必要があり、この種の金属ヒンジを設置することができない場所においては、フレーム無しヒンジが使用される。
この種のフレーム無しヒンジは、ガラスドア板とガラス壁板との隙間に直接設置するため、一般の金属ヒンジに比べ体積が小さく、機能も比較的単純で、ドア開閉の機能のみを有する。しかも設置後は、気温、時間、ネジの疲労等の影響を受け、挟持力が低下し、これによりガラスドアの端部が下垂し易い。
さらに、現在、この種のフレーム無しヒンジは体積の制限があり、さらには自動閉鎖の機能を持たない。
一方、自動閉鎖機能を備える金属ヒンジの大部分は、構造が複雑で体積が膨大であるばかりか、設置場所の制限があり、ガラスドア板とガラス壁板上に直接設置することができない。
本考案の目的は、使用時の利便性を向上させることができる自動閉鎖機能を備えるフレーム無しヒンジを提供することである。
本考案のもう一つの目的は、ガラスドア板下垂の現象を回避可能な挟持力を強化したフレーム無しヒンジを提供することである。
上述の目的を達成するため、フレーム無しヒンジは、可動端、回転軸、接続台、固定端を備え、
該回転軸は接続台の軸孔内に穿設し、該接続台内には軸孔と垂直に交差した嵌設孔を設置し、該嵌設孔内にはスリーブとバネを設置し、バネの弾力によりスリーブの端面は定位面を押し、該回転軸は可動端に固定して設置され、接続台は固定端に固定して設置される。
ガラスドア板が開放されると、該回転軸の定位面とスリーブ端面間には角度が形成され、該バネがスリーブを押し再度定位面に接触する特性を利用し、ドア板は自然に閉まり、使用時の利便性を向上させることができる。
該可動端と該固定端の凸台周囲(角位置)には定位円柱を設置し、ガラスドア板とガラス壁板にはそれぞれ対応した形状の欠口部を設置し、しかも該欠口部の内槽口は外槽口より大きく、該可動端と該固定端がガラスドア板とガラス壁板の欠口部に位置する時、凹凸結合の嵌合連接を形成し、該挟持板が生じる挟持力を強化し、ガラスドア板の下垂現象を回避することができる。
請求項1の考案は、可動端、回転軸、接続台、固定端を備え、
前記可動端は、複数の挟持板ネジにより二枚の挟持板を向かい合わせに固定して構成し、一方の挟持板上には凸台を設置し、前記凸台両側にはそれぞれ固定槽を設置し、
前記回転軸は、中央部に定位面を設置し、しかも両端にはそれぞれ固定部を設置し、前記固定部は可動端の固定槽内に固定され、このようにして前記回転軸と前記可動端の連結を完成し、
前記接続台の内部には軸孔、前記軸孔と垂直に交差した嵌設孔、前記軸孔と垂直に交差した固定孔を設置し、前記嵌設孔内にはスリーブとバネを設置し、前記回転軸は前記接続台の軸孔内に穿設、前記スリーブ端面は回転軸の定位面を押し、
前記固定端は、複数の挟持板ネジが二枚の挟持板を向かい合わせに固定して構成し、一方の挟持板には凸台を設置し、前記凸台内には、前記接続台の固定孔に対応する穿孔を貫通して設置し、固定ネジにより穿孔を貫通し、前記接続台の固定孔内に固定し、このようにして前記接続台と前記固定端の連結を完成することを特徴とするフレーム無しヒンジとしている。
請求項2の考案は、請求項1記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記可動端の挟持板はコの字型を呈し、前記挟持板は「コ」の字型欠口に沿って凸台を設置し、前記固定端の挟持板は矩形を呈することを特徴とするフレーム無しヒンジとしている。
請求項3の考案は、請求項1記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記可動端と前記固定端一方の挟持板上の凸台周囲には定位円柱を設置することを特徴とするフレーム無しヒンジとしている。
請求項4の考案は、請求項3記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記定位円柱は凸台の角位置に設置することを特徴とするフレーム無しヒンジとしている。
請求項5の考案は、請求項1記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記回転軸と前記接続台の軸孔間にはオイルレスワッシャを設置することを特徴とするフレーム無しヒンジとしている。
本考案は、ドア板が自然に閉まるようにし、使用時の利便性を向上させることができ、さらに挟持板が生じる挟持力を強化可能であるため、ガラスドア板の下垂現象を回避することができる。
図1から図5に示すように、本考案の一実施形態によるフレーム無しヒンジは、可動端1、円柱状を呈する回転軸2、接続台3、固定端4を備える。
可動端1は、複数の挟持板ネジ11により二枚の挟持板12を向かい合わせに固定して構成する。
挟持板12は図4に示すように「コ」の字型を呈し、「コ」の字型欠口に沿って、挟持板12上には凸台121を設置する。
凸台121両側にはそれぞれ固定槽122を設置する。
凸台121側面には、固定槽122と垂直に交差した固定孔123を設置し、これにより固定ネジ124を穿設する。
凸台121周囲(角位置が最適)には、定位円柱125を設置し、図4に示すように、定位円柱125は凸台121の両耳のような形態を呈し設置する。
円柱状を呈する回転軸2は、中央部に定位面21を設置する。
しかも回転軸2両端にはそれぞれ固定部22を設置し、これにより凸台121の固定槽122内に設置し、固定ネジ124により固定孔123を貫通する。
このようにして、回転軸2の固定部22を固定槽122内に固定する形態を形成する。
接続台3の内部には軸孔31、軸孔31と垂直に交差した嵌設孔32、軸孔31と垂直に交差した固定孔33を設置する。
嵌設孔32内にはスリーブ34とバネ35を設置する。
図1、2に示すように、回転軸2は接続台3の軸孔31内に穿設、その間にはオイルレスワッシャ36を設置し、バネ35の弾力により、スリーブ34端面は回転軸2の定位面21を押す。
固定端4は、複数の挟持板ネジ41が二枚の挟持板42を向かい合わせに固定して構成する。
挟持板42は矩形を呈し、図5に示すように、挟持板42には凸台421を設置する。
凸台421内には、接続台3の固定孔33に対応する穿孔422を貫通して設置する。
凸台421周囲(角位置が最適)には、定位円柱423を設置し、図5に示すように、定位円柱423は凸台421の両耳のような形態を呈し設置する。
図2に示すように、固定ネジ424により固定端4の穿孔422を貫通し、接続台3の固定孔33内に固定する。
このようにしてフレーム無しヒンジの組み立てを完成する。
設置時には、固定端4の凸台421を備える挟持板42を、ガラス壁板5上の欠口部51に設置する。欠口部51は、凸台421の形状に対応する。
さらに挟持板ネジ41を利用し、固定端4のもう一つの挟持板42を対応させ固定し、これにより固定端4はガラス壁板5上に緊密に挟持され固定される。
可動端1の凸台121を備える挟持板12は、ガラスドア板6上の欠口部61に設置する。欠口部61は、凸台121の形状に対応する。
さらに挟持板ネジ11を利用し、もう一つの挟持板12を対応させ固定し、これにより可動端1はガラスドア板6上に緊密に挟持され固定される。
図1、6、7に示すように、バネ35の弾力により、スリーブ34の端面は回転軸2の定位面21に押し付けられ、これによりガラスドア板6は閉鎖状態を呈する。
ドアの開放時には、ガラスドア板6は可動端1を連動し同時に開かせ、これにより回転軸2とスリーブ34端面は相対的な回転運動を行い、回転軸2の定位面21は、スリーブ34端面との間に自然に角度αを形成する。
ガラスドア板6の角度αが90度以上である時には、ガラスドア板6は開放停止状態を呈する。
図7に示すように、ガラスドア板6を押し、回転角度αが90度未満になると、回転軸2の定位面21は、スリーブ34端面に沿って移動し、ガラスドア板6を連動し閉鎖状態を回復させ、自動閉鎖の効果を達成する。
図1に示すように、本考案の一実施形態による可動端1と固定端4の挟持板12、42の凸台121、421には、定位円柱125、423を設置し、凸台121、421は両耳のような形態で設置され、しかもガラスドア板6とガラス壁板5の欠口部61、51の形状は、内槽口が外槽口より大きいため、設置時には、可動端1と固定端4の凸台121、421は、ガラスドア板6とガラス壁板5の欠口部61、51に差し込まれ、凹凸結合を形成し嵌合連接される。
さらに、挟持板ネジ11、41を利用し、ガラスドア板6とガラス壁板5を固定し、挟持板12、42が生じる挟持力を強化し、これによりガラスドア板6の下垂現象を回避することができる。
実施により、フレーム無しヒンジには以下のような長所がある。
1.図1から図7に示すように、本考案の一実施形態によるフレーム無しヒンジは、回転軸2の定位面21を利用し、スリーブ34端面との圧迫状態を保持し、これにより自動閉鎖の効果を発揮する。
2.本考案の一実施形態によるフレーム無しヒンジの可動端1と固定端4の凸台121、421には、定位円柱125、423を設置し、ガラスドア板6とガラス壁板5の欠口部61、51は、内槽口が外槽口より大きいため、設置時に、可動端1と固定端4の凸台121、421は、ガラスドア板6とガラス壁板5の欠口部61、51に差し込まれ、凹凸結合を形成し嵌合連接し、挟持板12、42が生じる挟持力を強化し、ガラスドア板6の下垂現象を回避することができる。
本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジの立体分解図である。 本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジの組合せ断面図である。 本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジにおいて、設置状態を示す概略図である。 本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジにおいて、可動端の挟持板を示す俯瞰図である。 本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジにおいて、固定端の挟持板を示す俯瞰図である。 本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジにおいて、開放時の状態を示す概略図である。 本考案の実施形態によるフレーム無しヒンジにおいて、自動閉鎖時の状態を示す概略図である。
符号の説明
1 可動端
11 挟持板ネジ
12 挟持板
121 凸台
122 固定槽
123 固定孔
124 固定ネジ
125 定位円柱
2 回転軸
21 定位面
22 固定部
3 接続台
31 軸孔
32 嵌設孔
33 固定孔
34 スリーブ
35 バネ
36 オイルレスワッシャ
4 固定端
41 挟持板ネジ
42 挟持板
421 凸台
422 穿孔
423 定位円柱
5 ガラス壁板
51 欠口部
6 ガラスドア板
61 欠口部

Claims (5)

  1. 可動端、回転軸、接続台、固定端を備え、
    前記可動端は、複数の挟持板ネジにより二枚の挟持板を向かい合わせに固定して構成し、一方の挟持板上には凸台を設置し、前記凸台両側にはそれぞれ固定槽を設置し、
    前記回転軸は、中央部に定位面を設置し、しかも両端にはそれぞれ固定部を設置し、前記固定部は可動端の固定槽内に固定され、このようにして前記回転軸と前記可動端の連結を完成し、
    前記接続台の内部には軸孔、前記軸孔と垂直に交差した嵌設孔、前記軸孔と垂直に交差した固定孔を設置し、前記嵌設孔内にはスリーブとバネを設置し、前記回転軸は前記接続台の軸孔内に穿設、前記スリーブ端面は回転軸の定位面を押し、
    前記固定端は、複数の挟持板ネジが二枚の挟持板を向かい合わせに固定して構成し、一方の挟持板には凸台を設置し、前記凸台内には、前記接続台の固定孔に対応する穿孔を貫通して設置し、固定ネジにより穿孔を貫通し、前記接続台の固定孔内に固定し、このようにして前記接続台と前記固定端の連結を完成することを特徴とするフレーム無しヒンジ。
  2. 請求項1記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記可動端の挟持板はコの字型を呈し、前記挟持板はコの字型欠口に沿って凸台を設置し、前記固定端の挟持板は矩形を呈することを特徴とするフレーム無しヒンジ。
  3. 請求項1記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記可動端と前記固定端一方の挟持板上の凸台周囲には定位円柱を設置することを特徴とするフレーム無しヒンジ。
  4. 請求項3記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記定位円柱は凸台の角位置に設置することを特徴とするフレーム無しヒンジ。
  5. 請求項1記載のフレーム無しヒンジにおいて、前記回転軸と前記接続台の軸孔間にはオイルレスワッシャを設置することを特徴とするフレーム無しヒンジ。
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