JP3147897U - まな板殺菌台 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用後のまな板を簡単に手間をかけずに殺菌して清潔に保持することができるだけでなく、まな板を使用する際には、まな板を載置する台として使用することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができる省スペース性、設置自在性、汎用性に優れたまな板殺菌台の提供。【解決手段】まな板が載置される台部と、台部の一側部に開口したまな板挿通口を有し使用していないまな板が水平状態で収容されるまな板収容部と、台部の天井面側又は床面側の少なくともいずれか一方に配設された殺菌灯と、殺菌灯とまな板収容部に収容されるまな板との間を仕切る透光板や網体からなる透光部と、台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えている。【選択図】図1

Description

本考案は、使用していないまな板を殺菌できると共に、まな板を使用する際の台としても使用することが可能で、更に包丁や食器、食材等も殺菌処理が可能なまな板殺菌台に関する。
従来、まな板の表面において、食材から移動した菌や、周辺の空気中から付着した菌が、残留した食材成分などを栄養源に繁殖することを防ぎ、清潔に保つため、洗剤などによる洗浄や消毒、熱湯や温風乾燥などによる殺菌などが行われている。
しかし、このような作業は手間が掛かるだけでなく、省資源性、環境保護性に欠けるという問題点があった。
そこで、この問題点を解決するために、使用後のまな板に紫外線を照射して殺菌を行う装置が提案されている。
例えば、(特許文献1)には、「ステンレス鋼製ケース本体と、そのケース本体の天板裏に殺菌灯を取り付け、それによって収容した全ての台所用用具の殺菌処理を行ない得るようにし、一枚以上の金網またはパンチング板などの通気可能な棚をケース本体内に縦方向にある間隔をおいて配設し、それらの通気可能な棚の上には、刃物、まな板、その他の台所用用具を載せ得るようにし、容器の前面に開閉蓋を設け、その開閉蓋の下で、容器の最下部に小物整理箱を設けて小物の整理収納をなし得るようにした台所用用具用全ステンレス鋼製殺菌処理容器。」が開示されている。
また、(特許文献2)には、「収納物表面に抗菌用の光を照射するための光源を内蔵した抗菌処理機能付きの収納装置。」が開示されている。
特開平10−192373号公報 特開2006−55252号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、以下のような課題を有していた。
(1)(特許文献1)は、複数の棚に、刃物、まな板、その他の台所用用具を載せて収容するものであるため、容器が大型化して設置スペースを必要とし、省スペース性、設計自在性に欠けるという課題を有していた。
(2)(特許文献2)は、小型で省スペース性に優れるが、まな板を立てて収納するため、まな板に付着した水分が内部に溜まり易く、メンテナンス性に欠けるという課題を有していた。
(3)(特許文献1)、(特許文献2)共に、使用していないまな板を収納して殺菌する機能しか有していないため、まな板を使用している間は、設置スペースだけを取り、限られた台所のスペースが常に占有された状態となって、使用性に欠けるという課題を有していた。
本考案は、上記課題を解決するもので、使用後のまな板を簡単に手間をかけずに殺菌して清潔に保持することができるだけでなく、まな板を使用する際には、まな板を載置する台として使用することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができる省スペース性、設置自在性、汎用性に優れたまな板殺菌台の提供を目的とする。
上記課題を解決するために本考案のまな板殺菌台は、以下の構成を有している。
本考案の請求項1に記載のまな板殺菌台は、まな板が載置される台部と、前記台部の一側部に開口したまな板挿通口を有し使用していないまな板が水平状態で収容されるまな板収容部と、前記台部の天井面側又は床面側の少なくともいずれか一方に配設された殺菌灯と、前記殺菌灯と前記まな板収容部に収容されるまな板との間を仕切る透光板や網体からなる透光部と、前記台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えた構成を有している。
この構成により、以下のような作用を有する。
(1)まな板が載置される台部にまな板収容部が形成され、その内部に殺菌灯が配設されていることにより、使い終わったまな板を収容して殺菌できるだけでなく、まな板を使用する際の台として使用することができるので、限られた台所のスペースを有効に利用することができ、省スペース性、設置自在性に優れる。
(2)まな板収容部が、台部の一側部に開口したまな板挿通口を有しているので、まな板を水平方向にスライドさせるだけで、簡便にまな板収容部に出し入れすることができ、使用性に優れる。
(3)殺菌灯とまな板収容部に収容されるまな板との間を仕切る透光板や網体からなる透光部を有することにより、殺菌灯を保護して直接手が触れることを防止できる。特に、透光板を用いた場合は、台所の流しや蛇口の側で使用しても殺菌灯に水がかかることがなく、ショートを防ぐことができると共に、殺菌灯が破損しても、その破片がまな板に付着することを防止でき、安全性、取扱い性に優れる。
(4)台部の下部に形成された受け皿載置部を有することにより、必要に応じて受け皿を台部の側方に取り出し、まな板の上で切られた食材などを容易に受け皿に移すことができ、機能性、利便性に優れる。
ここで、台部の材質としては、ステンレス等の金属が好適に用いられる。
また、殺菌灯としては、紫外線ランプが好適に用いられる。
透光板の材質は、殺菌灯から照射される光(紫外線)を透過できるものであればよいが、メタクリル樹脂(アクリル樹脂)等の合成樹脂が好適に用いられる。また、網体の材質としては、ステンレス等の金属が好適に用いられる。
尚、まな板収容部の内部に反射板を配設したり、まな板収容部の内面を鏡面仕上げしたりして、殺菌灯から照射される光をまな板の表面に反射させることにより、殺菌灯から照射される光を有効に利用して、効率的に殺菌を行うことができ、省エネルギー性、殺菌の効率性に優れる。
台部の下部に支持脚部を設けることにより、まな板殺菌台が設置される設置面と台部との間に形成されるスペースを受け皿載置部として使用することができる。受け皿載置部には専用の受け皿を載置してもよいし、既存の皿や椀、各種容器を載置してもよい。尚、台部の下部に、受け皿収容部を形成し、専用の受け皿を引き出し状に配設することもできる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のまな板殺菌台であって、前記台部の前記床面に形成された開口部と、前記開口部の周縁部で前記まな板を支持する支持部と、を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)台部の床面に形成された開口部と、開口部の周縁部でまな板を支持する支持部を有することにより、まな板に付着した水分などがまな板収容部に溜まることがなく、衛生的でメンテナンス性に優れる。
(2)台部の床面に開口部が形成されていることにより、まな板を殺菌しない時に、開口部を通過する光を受け皿載置部に載置される受け皿や包丁、ナイフ、フォーク、スプーンその他の食器や台所用品、食材に照射して殺菌することができ、汎用性に優れる。
ここで、まな板を殺菌する際に、受け皿載置部に受け皿等を載置すれば、まな板から垂れる水滴を受けることができ、周囲を濡らすことがなく、使用性に優れる。
まな板を殺菌しない時に、支持部に網を載せ、その上に包丁やナイフなどを載置すれば、至近距離から殺菌灯の光を照射することができ、無駄なく短時間で殺菌を行うことができる。
請求項3に記載のまな板殺菌台は、請求項1又は2に記載のまな板殺菌台であって、前記受け皿載置部に着脱自在に配設される反射容器を備えた構成を有している。
この構成により、請求項1又は2の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)受け皿載置部に着脱自在に配設される反射容器を有することにより、殺菌灯から照射される光を反射させ、反射容器の内部に収容した受け皿や各種食器、台所用品に様々な方向から光を照射して斑無く殺菌することができ、殺菌の信頼性に優れる。
ここで、反射容器は、殺菌灯から照射される光を反射できるものであればよい。反射容器自体をステンレス等の反射性を有する金属で形成してもよいし、容器の内面に表面処理を施したり、反射材を被着したりしてもよい。
請求項4に記載のまな板殺菌台は、内部に殺菌灯が配設された殺菌灯収容部と前記殺菌灯収容部の上部開口部に覆設されまな板が載置される透光部とを有する台部と、前記台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1の(4)と同様の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)内部に殺菌灯が配設された殺菌灯収容部の上部開口部にまな板が載置される透光部が覆設されて台部が形成されていることにより、まな板を使用する際の台として使用することができるだけでなく、使い終わったまな板をひっくり返すだけで簡便にまな板を殺菌することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができ、省スペース性、設置自在性、取扱い性に優れる。
(2)殺菌灯収容部の上部開口部に透光部が覆設されていることにより、殺菌灯を保護して直接手が触れることや殺菌灯が破損することを防止でき、台所の流しや蛇口の側で使用したり、まな板が水で濡れていたりしても殺菌灯に水がかかることがなく、ショートを防ぐことができ、安全性、取扱い性に優れる。
ここで、台部の材質、殺菌灯などについては、請求項1と同様なので、説明を省略する。
尚、透光部については、殺菌灯収容部への水の浸入を防ぐために、請求項1と同様の透光板からなるものが好適に用いられる。
請求項5に記載のまな板殺菌台は、まな板が載置される台部と、殺菌灯と前記殺菌灯の上部及び外周部を覆うカバー部と前記カバー部の底部開口部に覆設された透光部とを有し前記台部の上方に着脱自在に配設される着脱式殺菌灯と、前記台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えている構成を有している。
この構成により、請求項1の(4)と同様の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)まな板が載置される台部に対して、着脱自在に配設される着脱式殺菌灯を有するので、まな板を使用する際には着脱式殺菌灯を取り外してまな板台として使用できると共に、使い終わったまな板の上方に着脱式殺菌灯を設置するだけで簡便にまな板を殺菌することができ、取扱い性に優れる。
(2)着脱式殺菌灯が殺菌灯の上部及び外周部を覆うカバー部とカバー部の底部開口部に覆設された透光部とを有することにより、殺菌灯を保護して直接手が触れることや殺菌灯が破損することを防止できる。特に、透光部が板状の透光板からなる場合は、台所の流しや蛇口の側で使用したり、まな板が水で濡れていたりしても殺菌灯に水がかかることがなく、ショートを防ぐことができ、安全性、取扱い性に優れる。
(3)着脱式殺菌灯のカバー部の底部開口部に透光部が覆設されているので、透光部とまな板の表面が接触するように、まな板の上に直接、着脱式殺菌灯を載置してまな板の殺菌を行うことができ、着脱式殺菌灯の着脱が容易で使用性に優れる。
ここで、台部や透光部の材質、殺菌灯などについては、請求項1と同様なので、説明を省略する。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のまな板殺菌台であって、前記着脱式殺菌灯の底部に突設された脚部又は前記着脱式殺菌灯の底部外周に形設され前記台部の周縁若しくは前記台部に載置される前記まな板の周縁に嵌合する嵌合支持部を備えている構成を有している。
この構成により、請求項5の作用に加え、以下のような作用を有する。
(1)着脱式殺菌灯の底部に突設された脚部を有する場合、脚部を台部又はまな板の上面に接地させて着脱式殺菌灯を支持することができ、透光部とまな板が直接、接触しないので、まな板表面の水などが透光部に付着することを防止でき、メンテナンス性、取扱い性に優れる。
(2)着脱式殺菌灯の底部外周に形設され台部の周縁若しくは台部に載置されるまな板の周縁に嵌合する嵌合支持部を有する場合、着脱式殺菌灯を簡便に位置決め固定して確実に保持することができ、着脱式殺菌灯の落下を効果的に防止することが可能で、安全性、使用性に優れる。
ここで、嵌合支持部は、着脱式殺菌灯の底部外周に全周にわたって形成する必要はなく、部分的に形成してもよい。特に、四隅に設けた場合は、前後左右へのずれを防止でき、支持安定性に優れる。
以上のように、本考案のまな板殺菌台によれば、以下のような有利な効果が得られる。
請求項1に記載の考案によれば、以下のような効果を有する。
(1)まな板が載置される台部にまな板収容部が形成され、その内部に殺菌灯が配設されていることにより、使い終わったまな板を収容して殺菌できるだけでなく、まな板を使用する際の台として使用することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができる省スペース性、設置自在性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
(2)台部の下部に形成された受け皿載置部に受け皿を用意しておけば、必要に応じて即座に受け皿を台部の側方に取り出し、まな板の上で切られた食材などを容易に受け皿に移すことができる機能性、利便性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
請求項2に記載の考案によれば、請求項1の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)台部の床面に形成された開口部を通過させた光により、受け皿載置部に載置される受け皿や包丁、ナイフ、フォーク、スプーンその他の食器や台所用品、食材に照射して殺菌することができる汎用性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
請求項3に記載の考案によれば、請求項1又は2の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)受け皿載置部に着脱自在に配設される反射容器により、殺菌灯から照射される光を反射させ、反射容器の内部に収容した受け皿や各種食器、台所用品、食材に様々な方向から光を照射して斑無く殺菌することができる殺菌の信頼性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
請求項4に記載の考案によれば、請求項1の(2)と同様の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)まな板が載置される台部に殺菌灯収容部が形成され、上部開口部が透光部で覆われていることにより、まな板を使用する際の台として使用することができるだけでなく、使い終わったまな板をひっくり返すだけで殺菌灯から照射された光によって簡便にまな板を殺菌することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができ、省スペース性、設置自在性、取扱い性に優れる。
不要で、まな板殺菌台全体をコンパクト化して限られたスペースを有効に利用することができる量産性、省スペース性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
請求項5に記載の考案によれば、請求項1の(2)と同様の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)まな板が載置される台部に対して、着脱式殺菌灯が着脱自在であることにより、まな板を使用する際には着脱式殺菌灯を取り外してまな板台として使用できると共に、使い終わったまな板の上方に着脱式殺菌灯を設置するだけで簡便にまな板を殺菌することができる取扱い性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
請求項6に記載の考案によれば、請求項5の効果に加え、以下のような効果を有する。
(1)着脱式殺菌灯の底部に突設された脚部により、透光部がまな板と直接、接触しないように支持して、まな板表面の水などが透光部に付着することを防止できるメンテナンス性、取扱い性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
(2)着脱式殺菌灯の底部外周に形設された嵌合支持部を台部の周縁若しくは台部に載置されるまな板の周縁に嵌合することにより、着脱式殺菌灯を簡便に位置決め固定して確実に保持し、着脱式殺菌灯の落下を効果的に防止することができる安全性、使用性に優れたまな板殺菌台を提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本考案の実施の形態について、以下図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台の斜視図であり、図1(b)は、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台の要部断面模式側面図である。
図1中、1は本考案の実施の形態1のまな板殺菌台、2はまな板が載置されるまな板殺菌台1の台部、3は台部2の下部に形成されまな板が水平状態で収容されるまな板殺菌台1のまな板収容部、3aは台部2の一側部に開口したまな板収容部3のまな板挿通口、3bは台部2の床面に形成された開口部、3cは略コ字型に形成され開口部3bの周縁部でまな板を支持するまな板収容部3の支持部、4は台部2の天井面2a側に配設され紫外線を照射する殺菌灯、4aは殺菌灯4の下方に形成された照射口、5は照射口4aの周縁に形成された固定部4bに螺子止めによって固定され殺菌灯4とまな板収容部3に収容されるまな板との間を仕切るメタクリル樹脂製の透光板を用いた透光部、6は台部2の下部の四隅に垂設された支持脚部、7はまな板殺菌台1が設置される設置面50(図1(b))と台部2との間に形成されるスペースを利用した受け皿載置部である。
次に、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台の使用方法について詳細に説明する。
図2(a)は、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台でまな板を使用する状態を示す斜視図であり、図2(b)は、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台でまな板を殺菌する状態を示す要部断面模式正面図である。
図2中、30はまな板殺菌台1の台部2の上面に載置されたまな板、40はまな板殺菌台1の受け皿載置部7に載置された受け皿である。
図2(a)において、まな板30を使用する際には、まな板30をまな板殺菌台1の台部2の上面に載置し、包丁で野菜、肉、魚等の各種食材を切断する。図2(a)に示したように、受け皿40を受け皿載置部7から引き出してまな板殺菌台1の側方に載置しておけば、切断された食材などをまな板30の上から落とすようにして簡便に受け皿40に移すことができる。
使い終わったまな板30は、水洗いした後、まな板挿通口3aからまな板収容部3に挿通され、図2(b)に示すように、まな板収容部3に収容される。図示しないスイッチにより殺菌灯4を点灯させると、殺菌灯4からまな板30の表面に紫外線が照射され、まな板30の殺菌が行われる。このとき、受け皿載置部7に受け皿40を載置すれば、まな板30から垂れる水滴を受けることができ、周囲を濡らすことがなく、使用性に優れる。
尚、透光部5として板状の透光板を用いる代わりに、ステンレス等の金属製の網体を用いてもよい。また、本実施の形態では、台部2の天井面2a側に殺菌灯4を配設し、その下に透光部5を挟んでまな板収容部3を形成したが、台部2の床面側に殺菌灯4を配設し、その上に透光板からなる透光部5を挟んでまな板収容部3を形成してもよい。
次に、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台の他の使用方法について説明する。
図3は、本考案の実施の形態1のまな板殺菌台で台所用品を殺菌する状態を示す要部断面模式正面図である。
図3中、8は受け皿載置部7に着脱自在に配設されたステンレスやアルミニウム等の金属製の反射容器、35は反射容器8の中に収容された受け皿40に載置された包丁である。
まな板30を殺菌しない時に、受け皿40に包丁35等の台所用品を入れておけば、殺菌灯4から照射された紫外線が開口部3bを通過するので、受け皿20や包丁11等の台所用品を殺菌することができる。このとき、図3に示すように、反射容器8の中に受け皿40や包丁35等の台所用品を収容しておけば、照射された紫外線を反射容器8の表面で反射させることができるので、収容物に対して様々な方向から紫外線を照射して斑無く殺菌することができ、殺菌の効率性、信頼性に優れる。
尚、本実施の形態では、受け皿40に包丁35等の台所用品を入れて殺菌を行ったが、まな板収容部3の支持部3cに網を載せ、その上に包丁35やナイフなどを載置してもよい。これにより、至近距離から殺菌灯4の光を照射することができ、無駄なく短時間で殺菌を行うことができる。
また、本実施の形態では、台部2の下部に支持脚部6を設けることにより、まな板殺菌台1が設置される設置面50と台部2との間に形成されるスペースを受け皿載置部7として使用したが、台部2の下部に、受け皿収容部を形成し、専用の受け皿を引き出し状に配設することもできる。このとき、受け皿収容部の内面に表面処理を施したり、反射材を被着したりして紫外線を反射するようにしておけば、別途、反射容器8を用いることなく、内部の受け皿40や包丁35等の台所用品のみならず、食材や食器等も効率的に殺菌することができる。
以上のように実施の形態1のまな板殺菌台は構成されているので、以下の作用を有する。
(1)まな板30が載置される台部2にまな板収容部3が形成され、その内部に殺菌灯4が配設されていることにより、使い終わったまな板30を収容して殺菌できるだけでなく、まな板30を使用する際の台として使用することができるので、限られた台所のスペースを有効に利用することができ、省スペース性、設置自在性に優れる。
(2)まな板収容部3が、台部2の一側部に開口したまな板挿通口3aを有しているので、まな板30を水平方向にスライドさせるだけで、簡便にまな板収容部3に出し入れすることができ、使用性に優れる。
(3)殺菌灯4とまな板収容部3に収容されるまな板30との間を仕切る透光板からなる透光部5を有することにより、殺菌灯4を保護して直接手が触れることを防止でき、台所の流しや蛇口の側で使用しても殺菌灯4に水がかかることがなく、ショートを防ぐことができると共に、殺菌灯4が破損しても、その破片がまな板30に付着することを防止でき、安全性、取扱い性に優れる。
(4)台部2の下部に形成された受け皿載置部7を有することにより、必要に応じて受け皿40を台部2の側方に取り出し、まな板30の上で切られた食材などを容易に包丁で受け皿40に移すことができ、機能性、利便性に優れる。
(5)台部2の床面に形成された開口部3bと、開口部3bの周縁部でまな板30を支持する支持部3cを有することにより、まな板30に付着した水分などがまな板収容部3に溜まることがなく、衛生的でメンテナンス性に優れる。
(6)台部2の床面に開口部3bが形成されていることにより、まな板30を殺菌しない時に、開口部3bを通過する光を受け皿載置部7に載置される受け皿40や包丁35、ナイフ、フォーク、スプーンその他の食器や台所用品、食材に照射して殺菌することができ、汎用性に優れる。
(7)受け皿載置部7に着脱自在に配設される反射容器8を有することにより、殺菌灯4から照射される光を反射させ、反射容器4の内部に収容した受け皿40や各種食器、台所用品に様々な方向から光を照射して斑無く殺菌することができ、殺菌の信頼性に優れる。
(実施の形態2)
実施の形態2におけるまな板殺菌台について、以下、図面を用いて説明する。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図4は実施の形態2におけるまな板殺菌台でまな板を殺菌する状態を示す要部断面模式正面図である。
図4において、実施の形態2におけるまな板殺菌台1aが実施の形態1と異なるのは、台部2にまな板収容部3を形成する代わりに、台部2の床面2b側に殺菌灯4が配設された殺菌灯収容部14を形成し、殺菌灯収容部14の上部開口部14aにまな板30が載置される透光板からなる透光部5が覆設されている点である。尚、14bは上部開口部14aの周縁に形成された固定部である。
実施の形態1のまな板殺菌台1のように、まな板収容部3を形成する必要がなく、構成を簡素化することができ、量産性に優れると共に、まな板殺菌台1a全体の高さを低く抑えることができ、コンパクト性、取扱い性に優れる。
以上のように構成された本考案の実施の形態2のまな板殺菌台の使用方法について説明する。
実施の形態2のまな板殺菌台1aの使用方法が、実施の形態1と異なる点は、使い終わったまな板30を水洗いした後、まな板30をひっくり返して殺菌灯4を点灯させるだけで、殺菌灯4からまな板30の表面に紫外線が照射され、まな板30の殺菌が行われる点である。
以上のように実施の形態2のまな板殺菌台は構成されているので、実施の形態1の(4)と同様の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)内部に殺菌灯4が配設された殺菌灯収容部14の上部開口部14aにまな板30が載置される透光板からなる透光部5が覆設されて台部2が形成されていることにより、まな板30を使用する際の台として使用することができるだけでなく、使い終わったまな板30をひっくり返すだけで簡便にまな板30を殺菌することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができ、省スペース性、設置自在性、取扱い性に優れる。
(2)殺菌灯収容部14の上部開口部14aが透光部5で覆われていることにより、殺菌灯4を保護して直接手が触れることや殺菌灯4が破損することを防止でき、台所の流しや蛇口の側で使用したり、まな板30が水で濡れていたりしても殺菌灯4に水がかかることがなく、ショートを防ぐことができ、安全性、取扱い性に優れる。
(実施の形態3)
実施の形態3におけるまな板殺菌台について、以下、図面を用いて説明する。尚、実施の形態1と同様のものには同一の符号を付して説明を省略する。
図5は実施の形態3におけるまな板殺菌台でまな板を使用する状態を示す要部断面模式正面図である。
図5において、実施の形態3におけるまな板殺菌台1bが実施の形態1や実施の形態2と異なるのは、台部2にまな板収容部3や殺菌灯収容部14を形成する代わりに、台部2に対して着脱自在に配設される着脱式殺菌灯24を有する点である。
尚、図5中、25は殺菌灯4の上部及び外周部を覆う着脱式殺菌灯24のカバー部、25aは殺菌灯4が配設されるカバー部25の上面部、25bはカバー部25の底部開口部、25cは底部開口部25bの周縁に形成され透光板からなる透光部5が螺子止めによって固定された固定部である。
実施の形態1のまな板殺菌台1のように、まな板収容部3を形成する必要がなく、構成を簡素化することができると共に、台部2と着脱式殺菌灯24を別々に製造して組み合わせることができ、量産性、取扱い性に優れる。尚、透光部5として、板状の透光板以外に金属製の網体を用いてもよい。
以上のように構成された本考案の実施の形態3のまな板殺菌台の使用方法について説明する。
実施の形態3のまな板殺菌台1bの使用方法が、実施の形態1や実施の形態2と異なる点は、使い終わったまな板30を水洗いした後、まな板30をまな板収容部3に収容したり、ひっくり返したりする必要がなく、台部2上に載置したままの状態で、透光部5とまな板30の表面が接触するように、まな板30の上に直接、着脱式殺菌灯24を載置して殺菌灯4を点灯させるだけで、殺菌灯4からまな板30の表面に紫外線が照射され、まな板30の殺菌が行われる点である。
尚、本実施の形態では、透光部5とまな板30の表面が接触するように、まな板30の上に直接、着脱式殺菌灯24を載置したが、着脱式殺菌灯24の底部に脚部を突設した場合、脚部を台部2又はまな板30の上面に接地させて着脱式殺菌灯24を支持することができ、透光部5とまな板30が直接、接触しないので、まな板30表面の水などが透光部5に付着することを防止でき、メンテナンス性、取扱い性に優れる。
また、着脱式殺菌灯24の底部外周に台部2の周縁若しくは台部2に載置されるまな板30の周縁に嵌合する嵌合支持部を形設してもよい。これにより、着脱式殺菌灯24を簡便に位置決め固定して確実に保持することができ、着脱式殺菌灯24の落下を効果的に防止することが可能で、安全性、使用性に優れる。尚、嵌合支持部は、着脱式殺菌灯24の底部外周に全周にわたって形成する必要はなく、部分的に形成してもよい。特に、四隅に設けた場合は、前後左右へのずれを防止でき、支持安定性に優れる。
以上のように実施の形態3のまな板殺菌台は構成されているので、実施の形態1の(4)と同様の作用に加え、以下の作用を有する。
(1)まな板30が載置される台部2に対して、着脱自在に配設される着脱式殺菌灯24を有するので、まな板30を使用する際には着脱式殺菌灯24を取り外してまな板台として使用できると共に、使い終わったまな板30の上方に着脱式殺菌灯24を設置するだけで簡便にまな板30を殺菌することができ、取扱い性に優れる。
(2)着脱式殺菌灯24が殺菌灯4の上部及び外周部を覆うカバー部25とカバー部25の底部開口部25bに覆設された透光板からなる透光部5とを有することにより、殺菌灯4を保護して直接手が触れることや殺菌灯4が破損することを防止でき、台所の流しや蛇口の側で使用したり、まな板30が水で濡れていたりしても殺菌灯4に水がかかることがなく、ショートを防ぐことができ、安全性、取扱い性に優れる。
(3)着脱式殺菌灯24のカバー部25の底部開口部25bが透光部5で覆われているので、透光部5とまな板30の表面が接触するように、まな板30の上に直接、着脱式殺菌灯24を載置してまな板30の殺菌を行うことができ、着脱式殺菌灯24の着脱が容易で使用性に優れる。
本考案は、使用後のまな板を簡単に手間をかけずに少なくとも調理面を殺菌して清潔に保持することができるだけでなく、まな板を使用する際には、まな板を載置する台として使用することができ、限られた台所のスペースを有効に利用することができる省スペース性、設置自在性、汎用性に優れたまな板殺菌台の提供を行って、家庭や飲食店などにおける食中毒等の発生を確実かつ効果的に防ぐことができる。
(a)本考案の実施の形態1のまな板殺菌台の斜視図(b)本考案の実施の形態1のまな板殺菌台の要部断面模式側面図 (a)本考案の実施の形態1のまな板殺菌台でまな板を使用する状態を示す斜視図(b)本考案の実施の形態1のまな板殺菌台でまな板を殺菌する状態を示す要部断面模式正面図 本考案の実施の形態1のまな板殺菌台で台所用品を殺菌する状態を示す要部断面模式正面図 実施の形態2におけるまな板殺菌台でまな板を殺菌する状態を示す要部断面模式正面図 実施の形態3におけるまな板殺菌台でまな板を使用する状態を示す要部断面模式正面図
符号の説明
1,1a,1b まな板殺菌台
2 台部
2a 天井面
2b 床面
3 まな板収容部
3a まな板挿通口
3b 開口部
3c 支持部
4 殺菌灯
4a 照射口
4b,14b,25c 固定部
5 透光部
6 支持脚部
7 受け皿載置部
8 反射容器
14 殺菌灯収容部
14a 上部開口部
24着脱式殺菌灯
25 カバー部
25a 上面部
25b 底部開口部
30 まな板
35 包丁
40 受け皿
50 設置面

Claims (6)

  1. まな板が載置される台部と、前記台部の一側部に開口したまな板挿通口を有し使用していないまな板が水平状態で収容されるまな板収容部と、前記台部の天井面側又は床面側の少なくともいずれか一方に配設された殺菌灯と、前記殺菌灯と前記まな板収容部に収容されるまな板との間を仕切る透光板や網体からなる透光部と、前記台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えたことを特徴とするまな板殺菌台。
  2. 前記台部の前記床面に形成された開口部と、前記開口部の周縁部で前記まな板を支持する支持部と、を備えたことを特徴とする請求項1に記載のまな板殺菌収納台。
  3. 前記受け皿載置部に着脱自在に配設される反射容器を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のまな板殺菌台。
  4. 内部に殺菌灯が配設された殺菌灯収容部と前記殺菌灯収容部の上部開口部に覆設されまな板が載置される透光部とを有する台部と、前記台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えたことを特徴とするまな板殺菌台。
  5. まな板が載置される台部と、殺菌灯と前記殺菌灯の上部及び外周部を覆うカバー部と前記カバー部の底部開口部に覆設された透光部とを有し前記台部の上方に着脱自在に配設される着脱式殺菌灯と、前記台部の下部に形成された受け皿載置部と、を備えたことを特徴とするまな板殺菌台。
  6. 前記着脱式殺菌灯の底部に突設された脚部又は前記着脱式殺菌灯の底部外周に形設され前記台部の周縁若しくは前記台部に載置される前記まな板の周縁に嵌合する嵌合支持部を備えたことを特徴とする請求項5に記載のまな板殺菌台。
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