JP3147479U - ドライバー及びビット - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじの大きさの適合範囲の識別が容易なドライバー及びドライバーに用いられるビットを提供する。
【解決手段】ビット8は、ドライバーに用いられる。このビット8は、シャンク28とティップ30とを備えている。このティップ30は、ねじの大きさの適合範囲を定められている。ティップ30は、この適合範囲に合わせた形状寸法で形成されている。シャンク28の外周に、この適合範囲を示す目印34が設けられている。この目印34は、シャンクの軸回りにいずれの方向から見ても目視可能に設けられている。好ましくは、ビット28では、目印34は、シャンク28の外周面を軸回りに一周して形成されている。好ましくは、ビット8では、シャンク28の断面は、多角形である。上記目印は、シャンク28の断面の多角形の角を切りかいて形成されている。
【選択図】図1

Description

本考案は、ドライバー及びドライバーに使用されるビットに関する。
種々のねじの締め付けにドライバーが使用されている。ドライバーは、その先端にティップを備えている。このティップが、ねじの頭の溝に差し込まれる。このドライバーが回転させられる。このドライバーの回転により、ねじが回される。ドライバーの回転により、ねじが締め付けられる。ドライバーの逆向きの回転により、ねじが弛められる。
必要な締め付け力及び取付場所により、このねじの種類及び大きさが変えられる。このねじの大きさの変更により、ねじの頭の溝の大きさが変わる。例えば、プラスドライバーは、JIS B 4633 に適合範囲に合わせた形状寸法が規定されている。この形状寸法は、四区分に分けられて規定されている。各区分には、呼び番号が定められている。この呼び番号は、小さいねじの範囲から大きいねじの範囲の順に1番、2番、3番及び4番とされている。
この呼び番号1番のドライバーは、ねじの呼び径2.9mm以下の範囲に適合している。2番のドライバーは、ねじの呼び径3mm以上5mm以下の範囲に適合している。3番のドライバーは、ねじの呼び径5.5mm以上7mm以下の範囲に適合している。4番のドライバーは、ねじの呼び径7.5mm以上の範囲に適合している。このように、使用されるねじの呼び径の範囲に適合した呼び番号のドライバーが使用される。
特開平09−150375号公報
このドライバーの呼び番号の識別は、目視で困難な場合がある。ねじの適合する呼び番号と異なる呼び番号のドライバーで、このねじが締め付けられることがある。ティップの適合するねじの大きさが実際に使用されるねじの大きさより小さいと、十分な締め付け力が得られ難い。ティップの適合するねじの大きさが実際に使用されるねじの大きさより大きいと、ねじの頭の溝が潰れる恐れがある。
このドライバーの呼び番号を識別するために、目印を設けることが考えられる。この目印をシャンク及び柄の外周面に設けることが、考えられる。シャンク及び柄の外周面の目印は、その軸回りに見る方向によっては目視確認できない。使用者は、目印を確認するためにドライバーを軸回りに回して見る必要がある。
本考案の目的は、ねじの大きさの適合範囲の識別が容易なドライバー及びドライバーに用いられるビットの提供にある。
本考案に係るビットは、ドライバーに用いられる。このビットは、シャンクとティップとを備えている。このティップは、ねじの大きさの適合範囲を定められている。このティップは、この適合範囲に合わせた形状寸法で形成されている。このシャンクの外周に、この適合範囲を示す目印が設けられている。この目印は、シャンクの軸回りにいずれの方向から見ても目視可能に設けられている。
好ましくは、このビットでは、上記目印は、シャンクの外周面を軸回りに一周して形成されている。
好ましくは、このビットでは、上記シャンクの断面は、多角形である。上記目印は、シャンクの断面の多角形の角を切りかいて形成されている。
このビットでは、上記シャンクは、チャックに保持される保持部を備えている。好ましくは、上記目印は、この保持部に形成されている。
好ましくは、このビットでは、上記のねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号は、N(Nは自然数)である。上記シャンクにN個の目印が設けられている。
好ましくは、このビットでは、上記呼び番号Nが2以上である。上記N個の目印がシャンクの軸方向に並べられている。
好ましくは、このビットは、両端にティップを備えている。一方のティップでは、ねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号がN(Nは自然数)である。一方のティップの近傍のシャンクに、N個の目印が設けられている。他方のティップでは、ねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号がM(Mは自然数)である。他方のティップの近傍のシャンクに、M個の目印が設けられている。
好ましくは、このビットの上記呼び番号Nは2以上である。上記N個の目印は、シャンクの軸方向に並べられている。
好ましくは、このビットの上記呼び番号Mが2以上である。上記M個の目印は、シャンクの軸方向に並べられている。
本考案に係るドライバーは、シャンクとティップとを備えている。このティップは、ねじの大きさの適合範囲を定められている。このティップは、この適合範囲に合わせた形状寸法で形成されている。このシャンクの外周に、この適合範囲を示す目印が設けられている。この目印は、シャンクの軸回りにいずれの方向から見ても目視可能に設けられている。
好ましくは、上記目印は、シャンクの外周面を軸回りに一周して形成されている。
このドライバーのシャンクの断面が多角形である。好ましくは、上記目印は、シャンクの断面の多角形の角を切りかいて形成されている。
好ましくは、このドライバーでは、上記のねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号は、N(Nは自然数)である。上記シャンクにN個の目印が設けられている。
好ましくは、このドライバーでは、上記呼び番号Nが2以上である。上記N個の目印がシャンクの軸方向に並べられている。
このドライバーでは、ねじの大きさの適合範囲の識別が容易にされている。このビットでは、ねじの大きさの適合範囲の識別が容易にされている。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本考案が詳細に説明される。
図1は、本考案の一実施形態に係るドライバー2の正面図である。このドライバー2は、柄4、チャック6及びビット8を備えている。このドライバー2では、左右方向が軸方向である。
柄4は、軸方向に伸びる棒状の形状である。柄4の外径は、人が手で握りやすい大きさである。
チャック6は、本体10、ボール12、スリーブ14、スプリング16及びリング18を備えている。
本体10は、柄4の左側先端に固定されている。本体10は、貫通孔20及び孔22が形成されている。貫通孔20は、本体10の軸方向に形成されている。孔22は、本体10の軸方向中央から先端よりに位置している。この孔22は、本体10の径方向に形成されている。孔22は、貫通孔20と直交している。本体10の左向き先端の近傍には、リング18が固定されている。リング18は、本体10の外周に固定されている。
一対のボール12は、孔22の中に位置している。それぞれのボール12は、本体10の径方向に移動しうる。ボール12は、孔22から抜け止めされている。
スリーブ14は、筒状の形状である。スリーブ14の内壁には、凸部24及び受け部26が形成されている。凸部24は、径方向中心に向かって突出している。受け部26は、径方向外向きに凹んでいる。受け部26は、凸部24の左先端側に位置している。スリーブ14は、本体10の外周に、摺動可能に装着されている。スプリング16は、本体10とスリーブ14との間に位置している。スプリング16は、スリーブ14を本体10に対して左向きに付勢している。スリーブ14は、スプリング16によりリング18に押し付けられて位置決めされている。このリング18は、スリーブ14のストッパーとして機能している。このスリーブ14の凸部24は、孔22の径方向外側に位置している。凸部24は、ボール12が径方向外向きに移動するのを規制している。
ビット8は、シャンク28、ティップ30、凹部32及び溝34を備えている。シャンク28は、棒状に軸方向に延びている。このシャンク28の軸方向に垂直な断面は、正六角形である。このビット8の左右の両端には、ティップ30が形成されている。このティップ30は、十字の凸形状に形成されている。この十字の凸形状は、図示されないプラスねじのプラス溝に差し込まれる。この十字の凸形状はプラス溝と噛み合う形状とされている。このドライバー2は、プラスドライバーである。
このシャンク28は、一対の凹部32と、目印としての溝34とが形成されている。凹部32は、ティップ30の近傍に形成されている。凹部32は、シャンク28の軸を通りかつ軸に平行な断面上で、円弧の一部の形状をしている。凹部32の形状は、この円弧の一部の形状をシャンク28の軸を回転軸にして回転させて形成した形状である。溝34は、一方の凹部32の近傍に形成されている。溝34は、シャンク28の軸回りに一周して形成されている。
このビット8の右側の一部は、チャック6の貫通孔20に挿入されている。貫通孔20に挿入された一方の凹部32には、ボール12が入り込んでいる。ボール12は、径方向外側を凸部24に当接している。これにより、ビット8は、チャック6に対して軸方向の抜け止めされている。チャック6の貫通孔20の軸方向に垂直な断面は、正六角形である。この貫通孔20の孔形状は、シャンク28の外周形状に略等しい。これにより、ビット8は、チャック6に対して軸を回転軸とする方向に回止めがされている。
図2(a)は、図1のドライバー2に使用される一のビット8が示された正面図である。図2(b)は、図1の柄4及びチャック6に使用される他のビット36が示された正面図である。図2(a)及び図2(b)では、左右方向が軸方向である。ビット8は、ねじの呼び径2.9mm以下のねじの大きさに適合している。ビット8は、呼び番号1番のビットである。ビット36は、ねじの呼び径3mm以上5mm以下のねじの大きさに適合している。ビット36は、呼び番号2番のビットである。
このビット36が、ビット8と異なる部分について説明される。ビット36は、ティップ30に代えてティップ38を備えている。ティップ38は、ねじの呼び径3mm以上5mm以下のねじの大きさに適合した十字の凸形状に形成されている。ビット36は、溝40を備えている。ビット36は、溝34及び溝40を備えている。溝40は、溝34の近傍に形成されている。溝40と溝34とは、シャンク28の軸方向に並べられて形成されている。溝40は、シャンク28の軸回りに一周して形成されている。
図1のドライバー2の左方向先端に位置するティップ30が、図示しないねじのプラスねじの溝に差し込まれる。このように差し込まれた状態で、柄4が時計回りに回される。図示しないねじが時計回りに回る。ねじが締め付けられる。このティップ30が、締め付けられたねじのプラスねじの溝に差し込まれる。柄4が反時計回りに回される。ねじが、反時計回りに回る。ねじが弛められる。
例えば、このドライバー2が、ねじの呼び径3mmのねじに使用される時には、ビット8は、ビット36に取り換えられる。これにより、ねじ溝が破損したり、締め付け力が不足したりという不具合が避けられる。スリーブ14が、スプリング16に抗して右方向にスライドさせられる。ボール12の径方向外側に、受け部26が位置する。この状態で、ビット8が引き抜かれると、ボール12は、受け部26の向きに移動する。これにより、ビット8の軸方向の位置決めが解除される。ビット8が引き出される。
次ぎに、ビット36が、貫通孔20に挿入される。ビット36を挿入後に、スリーブ14から手が離される。スリーブ14は、スプリング16により、リング18に当接する位置に戻る。凸部24がボール12を径方向外側に当接する。ビット36の凹部32に、ボール12が入り込んでいる。これにより、ビット36の軸方向位置決めがされる。この貫通孔20の孔形状と、シャンク28の外周形状とは略同じ形状である。これにより、ビット36は、チャック6に対して軸を回転軸とする方向に回止めされている。
ここでは、ビット8とビット36とについて説明された。これらのビットの外径及びティップ形状は、適合するねじの大きさにより異なっている。ねじの呼び径5.5mm以上7mm以下では、呼び番号3番のビットが使用される。図示されないが、3番のビットでは、3本の溝が目印として設けられてもよい。3本の溝は、シャンク28の軸方向に並べて設けられる。ねじの呼び径7.5mm以上では、呼び番号4番のビットが使用される。図示されないが、4番のビットでは、4本の溝が目印として設けられてもよい。4本の溝は、シャンク28の軸方向に並べて設けられる。このビットでは、適合するねじの大きさにより、目印が異なっている。1番から4番までそれぞれの番号に対応して、1本から4本の溝が形成される。この1本から4本の溝は、それぞれシャンク28の外周面を軸回りに一周して形成される。
特に、1番のビットと2番のビットとでは、シャンクの太さがあまり変わらない。1番のビットと2番のビットとでは、外観形状だけでは識別が難しい。このドライバー2では、溝34及び溝40によりその識別が容易にされている。溝34及び40は、ドライバー2の軸回りにいずれの方向から見ても認識できる。
呼び番号N番(Nは自然数)のビットには、目印として溝がN本設けられている。このN本の溝がシャンクの軸方向に並べて設けられている。複数のビットが、並列に列べられて保管されることがある。この列べられた状態で、ビットの呼び番号の識別が容易になっている。更に、収容ケースに乱雑に保管された状態及び束ねられて保管された状態でも、ビットの呼び番号の識別が容易になっている。特に、シャンクの太さが同じビットでは、ビットの呼び番号の識別がより容易になっている。
ここでは、手動のドライバー2を用いて説明がされた。このビット8及びビット36は、電動工具に用いられてもよい。3番のビット及び4番のビットも、同様に電動工具に用いられてもよい。電動工具に用いても、ビットの呼び番号の識別が容易となる。
図3は、図1の柄4及びチャック6に使用される更に他のビット41が示された正面図である。図3では、左右方向が軸方向である。このビット41が、ビット8と異なる部分について説明される。ビット41は、ティップ30及びティップ38を備えている。このビット41の一方の端には、ティップ30が形成されている。このビット41の他方の端には、ティップ38が形成されている。ティップ30に近い一方の凹部32の近傍には、目印としての溝34が形成されている。ティップ38に近い他方の凹部32の近傍には、目印としての溝34及び溝40が形成されている。他方の凹部32の近傍の溝34と溝40とが、シャンク28の軸方向に並べられて形成されている。
このビット41では、一方のティップ30が、ねじの呼び径2.9mm以下のねじの大きさに適合している。他方のティップ38が、ねじの呼び径3mm以上5mm以下のねじの大きさに適合している。このビット41は、呼び番号1番及び2番に適合している。ティップ30が使用されるときには、ティップ38が貫通孔20に挿入される。この状態で、シャンク28がチャック6に保持される。ティップ30の近傍には、溝34が目視可能となっている。ティップ38が使用されるときには、ティップ30が貫通孔20に挿入される。この状態で、シャンク28がチャック6に保持される。ティップ38の近傍には、軸方向に並んだ溝34と溝40が目視可能となっている。これにより、ティップ30とティップ38との識別が容易になっている。
図示されないが、3番のティップ及び4番のティップが形成されてもよい。3番のティップの近傍には、3本の溝が形成されてもよい。3本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成される。4番のティップでは、4本の溝が形成されてもよい。4本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成される。この様にして溝の数により、ティップの呼び番号の識別が容易となっている。このビット41が、電動工具に用いられてもよい。図示されないが、3番のティップ及び4番のティップが形成されたビットが、電動工具に用いられてもよい。
図4は、本考案の他の実施形態に係るドライバー42が示された正面図である。図5は、図4のドライバー42のV−V断面図である。ここでは、ドライバー2と異なる部分が説明される。このドライバー42は、ビット43を備えている。このビット43は、シャンク44及びティップ45を備えている。このシャンク44には、目印としての溝46が形成されている。
このシャンク44の軸方向に垂直な断面は、正六角形である。溝46は、シャンク44の正六角形の角を切りかいて形成されている。この溝46は、軸回りにいずれの方向から見ても認識できる。この溝46は、シャンク44の切欠を最小限にできる。このように、多角形の角を切り欠く溝46を設けたシャンク44は、ビットの呼び番号の識別が容易である。溝46の切欠も最小限にできる。この溝46のように形成された溝が、ビットの呼び番号に対応してシャンクの軸方向に並べて設けられてもよい。この様な溝が形成されたビットが、電動工具に用いられてもよい。
図6(a)は、本考案の更に他の実施形態に係るドライバーのビット50が示された正面図である。図6(b)は、本考案の他の実施形態に係るドライバーのビット51が示された正面図である。図6(a)の二点鎖線は、ビット50を保持しているチャック6が示されている。
ここでは、ドライバー2と異なる部分が説明される。このドライバーは、ビット8に代えてビット50を備えている。このビット50は、一方の端にティップ52を備えている。他方の端の近傍には、凹部54及び目印として溝56が形成されている。このビット50がチャック6に保持される。この凹部54及び溝56は、本体10の貫通孔20に通されている。両矢印L1は、貫通孔20に挿入される範囲を示している。このL1で示された範囲は、このビット50の保持部58である。この溝56は、保持部58の外周面に形成されている。この溝56の左右のビット外周面が貫通孔20に回止されている。これにより、溝56に直に捻り力が働くことが抑制されている。
ビット50は、溝56が形成されている。このビット50の呼び番号は、1番である。ビット51は、2本の溝が形成されている。2本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成されている。このビット51の呼び番号は、2番である。図示されないが、3番のビットでは、3本の溝が形成されてもよい。3本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成される。4番のビットでは、4本の溝が形成されてもよい。4本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成される。この様にして溝の数により、ドライバーの呼び番号の識別が容易となっている。ビット50、ビット51、このような3番のビット及び4番のビットが、電動工具に用いられてもよい。
図7は、本考案の更に他の実施形態に係るドライバーのティップ及びシャンクの一部が示された部分拡大図である。図7は、種々のねじに対応したドライバーのティップ及びシャンクの一部が示されている。この拡大図は、ティップの先端側から見た側面図と、ティップ及びシャンクの一部の正面図とである。図7(a)は、プラスドライバーのティップ60及びシャンク62の一部が示されている。図7(b)は、四角孔付きボルトの四角ドライバーのティップ72及びシャンク74の一部が示されている。この考案に係るビットは、種々のねじに用いられるドライバーに適用しうる。本考案に係るビットは、図示されないがポジドライブ(英国EIS社の登録商標)他の種々のねじに使用されうる。本考案は、ねじの大きさに対応してティップの形状寸法が定められているドライバーに広く適用しうる。本考案に係るビットは、電動工具にも使用されうる。
JIS B 4633 には、プラスドライバーの1番から4番までそれぞれのシャンクの外径及び長さが規定されている。それぞれのティップの寸法が規定されている。例えば、1番のプラスドライバーのシャンクの外径は、5mmである。2番のプラスドライバーのシャンクの外径は、6mmである。1番のプラスドライバーと2番のプラスドライバーとでは、いずれか一方だけの外観から呼び番号を識別することは、容易でない。
図8(a)は、本考案の更に他の実施形態に係るドライバー76が示された正面図である。このドライバー76は、呼び番号1番のドライバーである。図8(b)は、呼び番号2番のドライバー78が示された正面図である。このドライバー76は、シャンク80、ティップ82及び柄84を備えている。シャンク80は、軸方向に伸びる丸棒である。このシャンク80の一端の先にティップ82が位置している。このティップ82は、プラスねじに使用される十字の凸形状である。シャンク80の他端は、柄84に固定されている。ティップ82に近いシャンク80の部分には、目印としての溝86が形成されている。
同様に、ドライバー78は、シャンク88、ティップ90及び柄92を備えている。このシャンク88には、目印としての溝86及び94が形成されている。溝86と溝94とは、シャンク88の軸方向に並べられて形成されている。これにより、ドライバー76及びドライバー78のいずれか一方だけの外観からJIS規格の呼び番号の識別が容易になっている。ドライバー76及び78は、軸回りのいずれの方向から見ても溝が識別できる。ドライバー76及び78は、軸回りに回されることなく容易に識別できる。
ここでは、図示されないが、呼び番号3番のドライバーのシャンクには、3本の溝が形成されてもよい。3本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成される。4番のドライバーのシャンクには、4本の溝が形成されてもよい。4本の溝は、シャンクの軸方向に並べられて形成される。これにより、ドライバーのJIS規格の呼び番号の識別がより容易になる。
図1は、本考案の一実施形態に係るドライバーの正面図である。 図2(a)は図1のドライバーに使用される一のビットが示された正面図であり、図2(b)は図1の柄及びチャックに使用されるに使用される他のビットが示された正面図である。 図3は、図1の柄及びチャックに使用される更に他のビットが示された正面図である。 図4は、本考案の他の実施形態に係るドライバーが示された正面図である。 図5は、図4のドライバーのV−V断面図である。 図6は、本考案の更に他の実施形態に係るドライバーのビットが示された正面図である。 図7は、本考案の更に他の実施形態に係るドライバーのティップ及びシャンクの一部がが示された部分拡大図である。 図8は、本考案の更に他の実施形態に係るドライバーが示された正面図である。
符号の説明
2、42、76、78・・・ドライバー
4、84、92・・・柄
6・・・チャック
8、36、41、43、50、51・・・ビット
10・・・本体
12・・・ボール
14・・・スリーブ
16・・・スプリング
18・・・リング
20・・・貫通孔
22・・・孔
24・・・凸部
26・・・受け部
28、44、62、74、80、88・・・シャンク
30、38、45、52、60、72、82、90・・・ティップ
32、54・・・凹部
34、40、46、56、86、94・・・溝
58・・・保持部

Claims (14)

  1. シャンクとティップとを備えており、
    このティップがねじの大きさの適合範囲を定められており、
    このティップがこの適合範囲に合わせた形状寸法で形成されており、
    このシャンクの外周にこの適合範囲を示す目印が設けられており、
    この目印がシャンクの軸回りにいずれの方向から見ても目視可能に設けられているビット。
  2. 上記目印がシャンクの外周面を軸回りに一周して形成されている請求項1に記載のビット。
  3. 上記シャンクの断面が多角形であり、
    上記目印がシャンクの断面の多角形の角を切りかいて形成されている請求項1の記載のビット。
  4. 上記シャンクがチャックに保持される保持部を備えており、
    上記目印がこの保持部に形成されている請求項1から3のいずれかに記載のビット。
  5. 上記のねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号がN(Nは自然数)であり、
    上記シャンクにN個の目印が設けられている請求項1から4に記載のビット。
  6. 上記呼び番号Nが2以上であり、
    上記N個の目印がシャンクの軸方向に並べられている請求項5に記載のビット。
  7. 両端にティップを備えており、
    一方のティップではねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号がN(Nは自然数)であり、
    一方のティップの近傍のシャンクにN個の目印が設けられており、
    他方のティップではねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号がM(Mは自然数)であり、
    他方のティップの近傍のシャンクにM個の目印が設けられている請求項1から3に記載のビット。
  8. 上記呼び番号Nが2以上であり、
    上記N個の目印がシャンクの軸方向に並べられている請求項7に記載のビット。
  9. 上記呼び番号Mが2以上であり、
    上記M個の目印がシャンクの軸方向に並べられている請求項7又は8に記載のビット。
  10. シャンクとティップとを備えており、
    このティップがねじの大きさの適合範囲を定められており、
    このティップがこの適合範囲に合わせた形状寸法で形成されており、
    このシャンクの外周にこの適合範囲を示す目印が設けられており、
    この目印がシャンクの軸回りにいずれの方向から見ても目視可能に設けられているドライバー。
  11. 上記目印がシャンクの外周面を軸回りに一周して形成されている請求項10に記載のドライバー。
  12. 上記シャンクの断面が多角形であり、
    上記目印がシャンクの断面の多角形の角を切りかいて形成されている請求項10の記載のドライバー。
  13. 上記のねじの大きさの適合範囲を特定する呼び番号N(Nは自然数)であり、
    上記シャンクにN個の目印が設けられている請求項10から12に記載のドライバー。
  14. 上記呼び番号Nが2以上であり、
    上記N個の目印がシャンクの軸方向に並べられている請求項13に記載のドライバー。
JP2008006659U 2008-09-22 ドライバー及びビット Expired - Lifetime JP3147479U (ja)

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