JP3147430U - シンブル - Google Patents

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JP3147430U
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JP2008007293U
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Inventor
克彦 尾関
Original Assignee
クロバー株式会社
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Abstract

【課題】より装着感がよく、かつ使い勝手を向上させたシンブルを提供する。
【解決手段】本考案のシンブルAは、筒状の側面部11、およびこの側面部11の先端を塞ぐ蓋部12を有する軟質樹脂材料からなる基体1と、側面部11の先端寄りの外周および蓋部12を覆うように設けられた硬質材料からなるカバー体2と、を備える。
【選択図】図2

Description

本考案は、指に嵌めて使用する手芸用のシンブルに関する。
指ぬきは、裁縫やパッチワークをするときに指に嵌め、主に針の頭を押すために使用する用具であり、硬質な金属製のものや軟質な革製のものがよく知られている。また、金属製の部材および革製の部材によって構成されたシンブルも知られている。
たとえば、特許文献1には、金属製の基体のほぼ全体に革製のカバー体を被せて構成された二重構造のシンブルが開示されている。特許文献1に開示されたシンブルにおいては、同文献の図3に表れているように、針を押す際には、外側の革製カバー体の先端に針の頭部を当接させる。このとき、針に直接触れるのは革製のカバー体であるので、皮革素材の柔軟性によって使用中に針が滑りにくい。また、カバー体の内側には金属製の頑丈な基体があるので、強い力で針に押し当てても針が基体を突き抜けることはなく、指先を適切に保護することができる。
しかしながら、上記従来のシンブルによれば、内側の基体が金属製であるから、装着時に指に馴染まず、フィット感に欠ける。その結果、シンブルがずれてしまうこともあり、使い勝手が悪い。また、上記構成のシンブルの使用方法としては、縫い作業で布地に対して針が通ったことを確認して針を引き返させるために、シンブルの先端で針先を受け止める場合がある。このような使用において、外側にある革製のカバー体に針先が刺し込まれることになり、カバー体が損傷しやすい。このように、上記従来のシンブルは、装着感や使い勝手において、改善の余地があった。
実開平7−12082号公報
本考案は、このような事情のもとで考え出されたものであって、より装着感がよく、かつ使い勝手を向上させたシンブルを提供することをその課題としている。
上記の課題を解決するため、本考案では、次の技術的手段を講じている。
本考案によって提供されるシンブルは、筒状の側面部、およびこの側面部の先端を塞ぐ蓋部を有する軟質樹脂材料からなる基体と、上記側面部の先端寄りの外周および上記蓋部を覆うように設けられた硬質材料からなるカバー体と、を備えることを特徴としている。
このような構成のシンブルによれば、内側にある基体が軟質樹脂材料からなるので、適度な伸縮性を有している。このため、シンブルの使用時には、指に馴染みやすく、装着感に優れている。その一方、基体の先端には硬質材料からなるカバー体が設けられているので、指先を適切に保護することができる。また、カバー体は基体の先端寄りに部分的に設けられているので、シンブル全体として指への装着感を損なうことはなく、使い勝手もよい。
好ましい実施の形態においては、上記基体の上記側面部は、その横断面形状が波形形状とされている。このような構成によれば、シンブルの装着時には、指と基体との間に多少の隙間が生じる。したがって、適度な通気性を確保することができ、指の蒸れを防止することができる。また、基体の横断面が波形であれば、たとえば円形断面の場合と比べて、寸法の融通性が高まり、装着される指の太さに多少の大小があっても、各指に対して適度にフィットする。したがって、上記構成によれば、指の太さの相違を適度にカバーすることができ、かかる点においても、使い勝手がよい。
好ましい実施の形態においては、上記基体の上記側面部の外周には、凹部が設けられており、上記カバー体には、上記凹部に嵌合するように内向きに突出する凸部が設けられている。このような構成によれば、比較的に簡単な構造によって、基体に対してカバー体を位置決め固定することができる。
好ましい実施の形態においては、上記基体と上記カバー体とは、これらの間に介在する接着剤によって固定されている。このような構成によれば、基体に対するカバー体の固定状態をより確実なものとすることができる。
好ましい実施の形態においては、上記カバー体は金属製である。
好ましい実施の形態においては、上記カバー体の先端部周縁には、その内側部分よりも先端側に突出する起立部が設けられている。このように起立部を有する構成によれば、カバー体の先端部によって針を押さえるときに、針が先端部周縁からはみ出すといった事態を防止することができる。
好ましい実施の形態においては、上記カバー体の先端部における上記起立部の内側には、複数の凹部が形成されている。このような構成によれば、カバー体の先端部で針を押さえるときに、針の端部が凹部に嵌まることにより、針が滑るのを防止することができる。
本考案のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本考案の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図3は、本考案に係るシンブルの一実施形態を示している。本実施形態のシンブルAは、指先に装着して使用するタイプのものであり、先端側が塞がった筒状とされている。このシンブルAは、基体1と、基体1の先端側に設けられたカバー体2とを備えて構成されている。
基体1は、図1および図2に表れているように、筒状の側面部11と、この側面部11の先端を塞ぐ蓋部12とを有しており、たとえばエラストマー樹脂などの軟質樹脂材料によって一体成形されたものである。基体1は、適度な伸縮性を有する弾性体であり、その硬度はゴム硬度にして30〜40度程度である。
図1および図3によく表れているように、側面部11は、横断面形状が波形形状とされているとともに、基端側(図1における下側)から先端側に向かうにつれて徐々に先細り状となっている。図2に表れているように、蓋部12は、外側の先端部分が平坦面とされる一方、内側部分が指先にフィットしやすい曲面とされている。側面部11の先端寄りの外周には、複数の凹部11aが形成されている。基体1の基端側には、シンブルAを装着するときに指を挿入するための開口11bが設けられている。
カバー体2は、図1および図2に表れているように、筒状の側面部21と、この側面部21につながる先端部22とを有しており、硬質材料からなる。本実施形態では、カバー体2は、金属製とされており、たとえばプレス成形によって一体成形されたものである。
側面部21および先端部22は、基体1の側面部11および蓋部12に対して、ほぼ隙間なく被せることが可能な形状とされている。側面部21の適所には、内向きに突出する複数の凸部21aが設けられている。これら凸部21aは、基体1の複数の凹部11aにそれぞれ嵌合している。
先端部22は、全体としてほぼ平らな板状とされており、その周縁には、板状である面内方向の内側部分よりも先端側に突出する起立部22aが設けられている。上記板状である内側部分には、基体1側に没入する複数の凹部22bが形成されている。先端部22は、基体1の蓋部12に対し、接着剤3を介して固定されている。
本実施形態のシンブルAは、図4に表れているように、使用時においては、基体1の基端側の開口11bを通じてたとえば中指に装着される。そして、たとえばシンブルAの先端に針Nの頭部を当接させ、針Nを押し付ける。ここで、指Fに直接触れるのは基体1であるが、基体1は、軟質樹脂材料からなり、適度な伸縮性を有している。このため、シンブルAは、指Fに馴染みやすく、装着感に優れている。その一方、基体1の先端には金属製のカバー体2が設けられているので、シンブルAの先端によって針Nを強く押し当てたとしても針Nがカバー体2を突き抜けることはなく、指先を適切に保護することができる。また、カバー体2は基体1の先端寄りに部分的に設けられているので、シンブルA全体として指Fへの装着感を損なうことはなく、使い勝手もよい。
基体1の側面部11は、その横断面形状が波形形状とされている。これにより、シンブルAの装着時には、指Fと基体1との間に多少の隙間が生じる。したがって、適度な通気性を確保することができ、指Fの蒸れを防止することができる。また、基体1の横断面が波形であれば、たとえば円形断面の場合と比べて、寸法の融通性が高まり、装着される指Fのサイズ(太さ)に多少の大小があっても、各指Fに対して適度にフィットする。したがって、シンブルAの使用においては、指Fの太さの相違を適度にカバーすることができ、かかる点においても、使い勝手がよい。
カバー体2の先端部22の周縁には、その内側部分よりも先端側に突出する起立部22aが設けられている。このように起立部22aを有する構成によれば、カバー体2の先端部22によって針Nを押さえるときに、針Nが先端部22の周縁からはみ出すといった事態を防止することができる。したがって、針Nが誤って指Fに当たってしまうことを回避でき、指Fをより適切に保護することができる。
カバー体2の先端部22における起立部22aの内側には、複数の凹部22bが形成されている。このため、このような構成によれば、カバー体2の先端部22で針Nを押さえるときに、針Nの頭部が凹部22bに嵌まることによって針Nが滑るのを防止することができ、使い勝手がよい。また、先端部22で針先を受け止める場合には、針先の滑りが防止されるので、針先の損傷を抑制することができる。
シンブルAにおいては、図2を参照して上述したように、基体1の側面部11の凹部11aにカバー体2の側面部21の凸部21aが嵌合している。このような構成によれば、比較的に簡単な構造によって、基体1に対してカバー体2を位置決め固定することができる。また、本実施形態では、基体1とカバー体2との間には接着剤3が介在しているので、基体1に対するカバー体2の固定状態をより確実なものとすることができる。
以上、本考案の具体的な実施形態を説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、考案の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。本考案に係るシンブルの各部の具体的な形状や材質なども、上記実施形態に限定されるものではない。
カバー体2としては、上記実施形態のような金属製のものに限定されず、針を強い力で押さえ付けるのに耐えうる硬質材料によって構成されたものであればよく、たとえばABS樹脂などの硬質樹脂材料を採用してもよい。
また、上記実施形態において、カバー体2の先端部22の周縁には、その内側部分よりも先端側に突出する起立部22aが設けられているが、このような起立部を有しない構成としてもよい。たとえばカバー体の先端部が、周縁からその内側部分にかけてフラットになっていてもよい。
さらに、本考案に係るシンブルは、使用者の指の太さに応じて、たとえば、Lサイズ、Mサイズ、Sサイズといった複数のサイズを準備することができる。
本考案に係るシンブルの一例を示す斜視図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 図2のIII−III線に沿う断面図である。 図1に示されるシンブルの使用状態説明図である。
符号の説明
A シンブル
1 基体
11 (基体の)側面部
11a (側面部の)凹部
11b 開口
12 蓋部
2 カバー体
21 側面部
21a 凸部
22 先端部
22a 起立部
22b (先端部の)凹部

Claims (7)

  1. 筒状の側面部、およびこの側面部の先端を塞ぐ蓋部を有する軟質樹脂材料からなる基体と、
    上記側面部の先端寄りの外周および上記蓋部を覆うように設けられた硬質材料からなるカバー体と、を備えることを特徴とする、シンブル。
  2. 上記基体の上記側面部は、その横断面形状が波形形状とされている、請求項1に記載のシンブル。
  3. 上記基体の上記側面部の外周には、凹部が設けられており、
    上記カバー体には、上記凹部に嵌合するように内向きに突出する凸部が設けられている、請求項1または2に記載のシンブル。
  4. 上記基体と上記カバー体とは、これらの間に介在する接着剤によって固定されている、請求項1ないし3のいずれかに記載のシンブル。
  5. 上記カバー体は金属製である、請求項1ないし4のいずれかに記載のシンブル。
  6. 上記カバー体の先端部周縁には、その内側部分よりも先端側に突出する起立部が設けられている、請求項1ないし5のいずれかに記載のシンブル。
  7. 上記カバー体の先端部における上記起立部の内側には、複数の凹部が形成されている、請求項6に記載のシンブル。
JP2008007293U 2008-10-17 シンブル Expired - Lifetime JP3147430U (ja)

Publications (1)

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JP3147430U true JP3147430U (ja) 2008-12-25

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