JP3146788U - 貫通孔形設用の可変長円筒スリーブ - Google Patents
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Abstract
【課題】ベニヤ板製仮設床面や壁面に接する枠体にコンクリートを打設して異なる厚さのコンクリート床面や壁面を形成するときに、着脱容易で、コンクリートの厚みに対応してこれに適切に対応できる可変長円筒スリーブを実現し、異なる厚さのコンクリート層に所定の貫通孔を開設できるようにする。
【解決手段】両端開放の外筒体と内筒体が相互に摺動するスリーブを構成し、外筒体の一方端内側に3個の取付け具を周設し、内筒体の等間隔置きの複数の円周のうちの一の円周上対称位置に3個の固定具を筒外に向けて取着し、内筒体を外筒体に挿嵌して摺動させると、前記内筒体の3個の固定具が外筒体の端縁に当接して止まり、スリーブ長さが固定されると共に、固定具の固定位置を別の円周上の位置に移転することにより、スリーブ長を調節する。
【選択図】図1
【解決手段】両端開放の外筒体と内筒体が相互に摺動するスリーブを構成し、外筒体の一方端内側に3個の取付け具を周設し、内筒体の等間隔置きの複数の円周のうちの一の円周上対称位置に3個の固定具を筒外に向けて取着し、内筒体を外筒体に挿嵌して摺動させると、前記内筒体の3個の固定具が外筒体の端縁に当接して止まり、スリーブ長さが固定されると共に、固定具の固定位置を別の円周上の位置に移転することにより、スリーブ長を調節する。
【選択図】図1
Description
本考案は、ベニヤ板製の仮設床面及び又は仮設壁面に接して形設された枠体に、コンクリートを打設して形成したコンクリート層に貫通孔を新設するときに用いる可変長円筒スリーブに関するものである。
近時、日本国内の都市においては、職人事情もあって、木造、コンクリート造の別なく、建造物の天井や床には工場生産の既製のものが利用されるようになった。いわゆる、PC板材である。しかし、これは一枚約2トンの重量を有するため、クレーン車を使用せざるを得ないが、地形上その使用が制限されるなどの不便がある。そのためPC板材を使用しないで、ベニヤ板製の仮設床面や仮設壁面に枠体を設け、これにコンクリートを打設して所定厚さのコンクリート躯体を一気に形成する場合がある。
PC板材使用の場合、その上面に鉄骨を組み、コンクリートを打設してコンクリート二重層として、1、2階の天井では厚みを200mmまで増すことにより曲げ応力を補強した。ベニヤ板製の仮設床面や仮設壁面に枠体を設け、これにコンクリートを打設して所定厚さのコンクリート躯体を一気に形成する場合には、鉄筋構造とコンクリートの厚みを増せばよいので、曲げ応力の問題はない。しかし、配線又は配管用の貫通孔は不可欠なので、これを新設したコンクリート層に新規に開設する必要がある。
解決しようとする問題点は、ベニヤ板製の仮設床面に枠体を設け、これにコンクリートを打設して異なる厚さのコンクリート床面や壁面を形成するときに、着脱容易で、コンクリートの厚みに対応してこれに適切に対応できる可変長円筒スリーブを実現して、異なる厚さのコンクリート層に所定の貫通孔を開設することを可能とすることである。
本考案の解決しようとする問題点は、床面に限らずに、ベニヤ板製の仮設壁面にも着脱容易に構成し、ベニヤ板製壁面に接して枠体を設け、コンクリートを打設してコンクリート製壁面を形成し、所定の貫通孔を所定位置に開設することを可能とする点にある。
本考案の前記止め具と固定具によって、可変長円筒スリーブをベニヤ板製の仮設床面及び又は仮設壁面に簡便に取り付けることができ、円筒体の長さを調節することが可能で、そして用済み後は容易にこれを脱着して再利用に供することができる点にある。
請求項1の考案は、ベニヤ板製の仮設床面及び又は仮設壁面に接して形設された枠体に、コンクリートを打設して新コンクリート層を形成し、該新コンクリート層に貫通孔を新設するために用いられるスリーブにおいて、該スリーブを両端開放の摺動する外筒体及び内筒体の2個の円筒体によって構成し、該外筒体の一方端内側に3個の取付け具を周設し、該内筒体の等間隔置きの複数の円周のうちの一の円周上対称位置に3個の固定具を筒外に向けて取着し、前記内筒体を外筒体に挿嵌して摺動させると、前記内筒体の3個の固定具が外筒体の端縁に当接して止まり、前記スリーブの長さが固定されると共に、固定具を別の円周上の位置に移転することにより、前記スリーブの長さを調節することができるとすることを特徴とする貫通孔形設用の可変長円筒スリーブであることを要旨とする。
請求項2の考案は、ベニヤ板製の仮設床面及び又は仮設壁面に接して形設された枠体に、コンクリートを打設して新コンクリート層を形成し、該新コンクリート層に貫通孔を新設するために用いられるスリーブにおいて、該スリーブを両端開放の摺動する外筒体及び内筒体によって構成し、該外筒体の一方端内側に3個の取付け具を周設し、該外筒体の等間隔置きの複数の円周上の対称位置に3個の小孔を開設し、かつ、前記内筒体を外筒体に挿嵌して摺動する側面上の、前記小孔に対応する位置に同径の小孔を開設してなり、そして、前記内筒体及び外筒体の夫々の小孔を重ね合わせ、これらに止めネジを挿通して固定具を螺着して、筒長を可変とすることを特徴とする貫通孔形設用の可変長円筒スリーブであることを要旨とする。
請求項1の考案は、内の軸方向等間隔置きの複数の円周のうちの一の円周上対称位置に、3個の固定具を筒外に向けて取着し、内筒体を外筒体に挿嵌して摺動させると、内筒体の3個の固定具が外筒体の端縁に当接して止まり、スリーブの長さが固定される。固定具の固定位置が別の位置まで移動しただけスリーブの長さが変化する。
請求項2の考案は、外筒体及び内筒体の筒体摺動面に、筒体の軸方向等間隔の複数の円周上の対称位置、すなわち外筒体と内筒体の対応位置に夫々3個の小孔を開設し、内筒体と外筒体に開設した対応する小孔に固定具を螺着して固定し、そして固定具を螺着する小孔を別にとるにより、すりーぶの筒長を可変とすることができる。
図1は、外筒体(2)と内筒体(3)からなる可変長円筒スリーブ(1)の斜視図である。可変長円筒スリーブ(1)は、外筒体(2)及び内筒体(3)によって構成される。図1は、外筒体(2)に内筒体(3)を挿嵌し、固定具(6)が外筒体(2)の上端縁に当設して固定された状況を示す。内筒体(3)の側面には、等間隔置きの複数の円周上対称の位置に小孔が開設されているので、別の円周上の小孔に固定具(6)を移すことができる。この場合、スリーブ(1)の長さは移動分だけ変化する。図1は立設して用いるので床用に適している。
図2は、外筒体(2)と内筒体(3)からなる可変長円筒スリーブ(1)の斜視図である。図1に示す可変長円筒スリーブ(1)の固定が、内筒体(3)が外筒体(2)に垂直下方に挿嵌され、内筒体(3)に固着された固定具(6)が、外筒体(2)の上端縁に当設して不動となり、固定される不安定なものであった。図2では、この不安定性を免れるため、外筒体(2)と内筒体(3)の対応位置に小孔を開設し、固定具(6)による固定を確実にした。壁用には最適と思われる。図上ベニヤ板(8)は壁を想定した。
図3は、小孔(4)を介して固定具(6)を止めネジ(7)で固定する状況を示す説明図、そして図4は取付け具(5)の正面図(a)、右側面図(b)、背面図(c)及び平面図(d)である。図3には、内筒体(3)と外筒体(2)に開設された2個の小孔(4)を重ね合わせて、これに止めネジ(7)を挿通し、固定具(6)を固定している。従って固定具(6)の固定は確実である。次に、図4に、取付け具(5)を示す。取付け具(5)は、釘孔(51)が開設された面が外筒体(2)の下端開放面に一致するように糊着する。糊着は、図(4)(c)に示す面を外筒体(2)の下端内面にプラスチック糊で接着する。これにより、外筒体(2)と取付け具(5)は一体化し、釘孔(51)に釘を打ち、外筒体(2)をベニヤ板材(8)に釘着することができる。
円筒スリーブの繰り返し再利用により資源の節約と有効利活用に寄与し、その需要の増加により有機合成化学工業の発達に寄与する可能性がある。
1 可変長円筒スリーブ
2 外筒体
3 内筒体
4 小孔
5 取付け具
6 固定具
7 固定具(6)の止めネジ
8 ベニヤ板製床面
51 釘孔
2 外筒体
3 内筒体
4 小孔
5 取付け具
6 固定具
7 固定具(6)の止めネジ
8 ベニヤ板製床面
51 釘孔
Claims (2)
- ベニヤ板製の仮設床面及び又は仮設壁面に接して形設された枠体に、コンクリートを打設して新コンクリート層を形成し、該新コンクリート層に貫通孔を新設するために用いられるスリーブにおいて、該スリーブを両端開放の摺動する外側及び内側の2個の円筒体によって構成し、該外側円筒体(以下、外筒体という)の一方端内側に3個の取付け具を周設し、該内側円筒体(以下、内筒体という)の軸方向等間隔置きの複数の円周の内の一の円周上対称位置に3個の固定具を筒外に向けて取着し、前記内筒体を外筒体に挿嵌して摺動させると、前記内筒体の3個の固定具が外筒体の端縁に当接して止まり、前記スリーブの長さが固定されると共に、固定具を別の円周上の位置に移転することにより、前記スリーブの長さを調節することができるとすることを特徴とする貫通孔形設用の可変長円筒スリーブ。
- ベニヤ板製の仮設床面及び又は仮設壁面に接して形設された枠体に、コンクリートを打設して新コンクリート層を形成し、該新コンクリート層に貫通孔を新設するために用いられるスリーブにおいて、該スリーブを両端開放の摺動する外筒体及び内筒体によって構成し、該外筒体の一方端内側に3個の取付け具を周設し、該外筒体の等間隔置きの複数の円周上の対称位置に3個の小孔を開設し、かつ、前記内筒体を外筒体に挿嵌して摺動する側面上の、前記小孔に対応する位置に同径の小孔を開設してなり、そして、前記内筒体及び外筒体の夫々の小孔を重ね合わせ、これらに止めネジを挿通して固定具を螺着して、筒長を可変とすることを特徴とする貫通孔形設用の可変長円筒スリーブ。
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JP2008006595U JP3146788U (ja) | 2008-08-22 | 2008-08-22 | 貫通孔形設用の可変長円筒スリーブ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160004058U (ko) * | 2015-05-18 | 2016-11-28 | 쿠안-룽 린 | 선매립/선가공 천공 장치 및 당해 선매립 천공 장치를 구비한 파이프 배열 박스 |
JP2017179947A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 章 中山 | 構築用スリーブ |
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2008
- 2008-08-22 JP JP2008006595U patent/JP3146788U/ja not_active Expired - Fee Related
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