JP3146572U - ボルト締付装置 - Google Patents

ボルト締付装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3146572U
JP3146572U JP2008006395U JP2008006395U JP3146572U JP 3146572 U JP3146572 U JP 3146572U JP 2008006395 U JP2008006395 U JP 2008006395U JP 2008006395 U JP2008006395 U JP 2008006395U JP 3146572 U JP3146572 U JP 3146572U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin tail
socket
inner socket
bolt
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008006395U
Other languages
English (en)
Inventor
就三 樋脇
Original Assignee
就三 樋脇
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 就三 樋脇 filed Critical 就三 樋脇
Priority to JP2008006395U priority Critical patent/JP3146572U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3146572U publication Critical patent/JP3146572U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】ボルトやピンテール(チップ)等の破断部分の落下防止を確実に実現した有用なボルト締付装置を提供する。
【解決手段】落下防止手段7は、インナーソケット2内に設けられた圧接リング7cと、同ソケット2内の開放端にピンテール6を磁着すべく組み付けられたマグネット部材と、ノッチ部6aで剪断されたピンテール(チップ)6をインナーソケット2内の前記圧接リング7c及び/又はマグネット7bに向けて変位せしめる第2レバーと、同マグネット7b及び圧接リング7cに保持されたピンテール(チップ)6を強制的に押し込みインナーソケット2から離脱せしめるピストンレバー等の強制離脱手段11とを備える。
【選択図】図3

Description

本考案は、主としてトルシア形高力ボルトの締付に使用されるボルト締付装置に関し、更に詳しくは、ピンテール(チップ)に対してナットを相対回転させノッチ部が切断されるまで行われることで所定の締付力を確保せしめるボルト締付装置の改良に関する。
従来、斯かるボルト締付装置としては、例えば、アウターソケット内にインナーソケットを収納した締付部と、両ソケットを遊星歯車機構で回転させる動力伝達部とを有し、アウター及びインナー各ソケットにトルシア形高力ボルトのナットとピンテールをそれぞれ嵌合させて各ソケットを互いに相反方向に回転させてナットを締め付けるボルト締付装置において、上記アウターソケット又はインナーソケットは、反締付方向に付勢する弾性部材によって所定角度の遊びを介して動力伝達部に連結され、動力伝達部を遊び分無負荷回転させた後、上記ソケットに動力を伝達して締め付けを行っている(特許文献1参照)。
特開2000-117653号公報
しかしながら、上述した従来の締付装置にあっては、アウターソケットに螺合されるナットの締付反力をピンテールで受け、同ピンテールがノッチ部(破断溝;ブレークネック)で破断するまで締め付けられるため、作業中に、破断したピンテール(チップ)が意に反して落下してしまうことが危惧されている。
特に、高層ビル等の作業現場で使用する場合は、落下したピンテール(チップ)で通行人等に怪我を負わせてしまう事故も危惧されるため、細心の注意をはらわなければならないといった問題があり、手軽で効率良くピンテールの切断ができるのみならず、切断されたピンテール(チップ)の落下防止を実現した締付工具が要望されている。
本考案はこのような従来の問題点及び要望に鑑みてなされたもので、ボルトやピンテール(チップ)等の破断部分の落下防止を確実に実現した有用なボルト締付装置を提供することを目的としたものである。
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨とする構成は、インナーソケット及び/又はアウターソケットにピンテール等の破断部分の落下を阻止する落下防止手段を設けてなるボルト締付装置において、前記落下防止手段は、インナーソケット若しくはアウターソケットに設けられたリング及び/又はピンテール等の破断部分を磁着すべく組み付けられたマグネット部材を備えてなるボルト締付装置に存する。
更に、前記落下防止手段は、ピンテール等の破断部分をインナーソケット内の前記圧接リング及び/又はマグネット部材に向けて変位せしめる第2レバーと、同マグネット部材及び圧接リングに保持されたピンテール等の破断部分を強制的にインナーソケットから離脱せしめる強制離脱手段とを備えるのが良い。
また、前記圧接リングは、ピンテール等の破断部分を磁着するマグネットリングであるのが良い。
更に、前記マグネット部材は、インナーソケット及び/又はアウターソケット内にスライダーを介して摺動自在に抜け止めされるのが良い。
このように構成される本考案のボルト締付装置は、前記落下防止手段が、インナーソケット若しくはアウターソケットに設けられた圧接リング及び/又はピンテール等の破断部分を磁着すべく組み付けられたマグネット部材を備えたことによって、破断部分が前記リングに圧接された状態で、マグネット部材に磁着されるため、より堅固に破断部分を保持できるといった効果を奏するものである。
更に、切断されたピンテール等の破断部分は、第2レバーを操作することによりインナーソケット内の圧接リングに圧接された状態で、マグネットに磁着される結果、従来の如き意に反して抜け落ちる心配がなく、頗る安全であり、作業効率を上げることができるといった効果を奏する。
しかも、強制離脱手段を押し込み操作することにより、前記マグネット及び圧接リングに保持されたピンテール等の破断部分が磁力及び圧接力に抗して強制的にインナーソケットから離脱できるため、安全な場所でのみ簡単にピンテールを抜き落とすことができる有用なボルト締付装置を提供できることとなった。
また、前記マグネット部材が、インナーソケット及び/又はアウターソケット内にスライダーを介して摺動自在に抜け止めされることによって、破断部分の動きに応じて前記スライダーが追従すべく変位し同破断部分を磁着できるため、確実にして安易な抜け落ちを阻止することができるといった効果を奏する。
尚、本考案のボルト締付装置は、構成が単純であるため大量生産に適し、価格も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的価値が甚だ大である。
落下防止手段としては、インナーソケット及び/又はアウターソケットに設けられた圧接リングと、ピンテール等の破断部分を磁着するマグネット部材とを備えるのが良く、延いては、ピンテール等の破断部分をインナーソケット内の前記圧接リング及び/又はマグネット部材に向けて変位せしめる第2レバーと、同マグネット部材及び圧接リングに保持されたピンテール等の破断部分を強制的にインナーソケットから離脱せしめる強制離脱手段とを備えるのが良い。
次に、本考案に係るボルト締付装置の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案に係るボルト締付装置であり、このボルト締付装置Aは、図1に示すように、アウターソケット1内にインナーソケット2(図2参照)を収納した締付部3を備えている。
アウターソケット1は、例えば、金属等の適宜素材からなり、遊端開口1a内にトルシア形高力ボルト4(図7参照)のナット5が嵌合される。
インナーソケット2は、アウターソケット1に囲繞されており、遊端開口2a内に前記トルシア形高力ボルト4(図8参照)のピンテール6が嵌合される。
また、前記インナーソケット2の開放端側には、ピンテール等の落下防止手段7が組み付けられている。この落下防止手段7は、インナーソケット2内に設けられた圧接リング7cと、同ソケット2内の開放端にピンテール6を磁着すべく組み付けられたマグネット部材からなり、スライダー7aを介してマグネット7bが摺動自在に抜け止めされている。
更に、この落下防止手段7は、ノッチ部6aで剪断されたピンテール(チップ)6をインナーソケット2内の前記圧接リング7c及び/又はマグネット7bに向けて変位せしめる第2レバー10と、同マグネット7b及び圧接リング7cに保持されたピンテール(チップ)6を強制的に押し込みインナーソケット2から離脱せしめるピストンレバー等の強制離脱手段11とを備えている。
このように本考案のボルト締付装置では、アウターソケット1とインナーソケット2とからなる締付部3を締付装置Aの取付部8に取付け、アウターソケット1にトルシア形高力ボルト4のナット5を嵌合し、インナーソケット2にピンテール6を嵌合させた状態で、第1レバー9を押圧すれば、各ソケット1,2は、互いに相反方向に回転させてナット5を締め付けると共に、ピンテール6に対してナット5を相対回転させノッチ部(破断溝)6aが切断されるまで行われ、これにより所定の締付力を確保せしめている。
また、切断されたピンテール(チップ)6は、ボルト締付装置Aの第2レバー10を引くことによりインナーソケット2内から外方に向かって押し出される仕組みになっているが、その際、同ピンテール(チップ)6は、図3に示すように、圧接リング7cに圧接された状態で、マグネット7bに磁着される結果、従来の如き意に反して抜け落ちる心配がなく、頗る安全であり、作業効率も上がることになる。
更に、強制離脱手段11のピストンレバーを押し込み操作することにより、前記マグネット7b及び圧接リング7cに保持されたピンテール(チップ)6が磁力及び圧接力に抗して強制的に前方へ押し込まれインナーソケット2から離脱できるように組み付けられているため、安全な場所で簡単にピンテール(チップ)6を抜き落とすことができるのである。
尚、本考案のボルト締付装置は、本実施例に限定されることなく、本考案の目的の範囲内で自由に設計変更できるものであり、本考案はそれらの全てを包摂するものである。例えば、図5乃至図6に示すように、第1実施例の圧接リングに代えてマグネットリング7bを使用しても良いものであり、また、本実施例では、トルシア形高力ボルト用として説明しているが、これに限定されることなく、ボルト、ピンテール以外の被加工物にも応用できることは云うまでもない。
更に、本実施例では、強制離脱手段としてピストンレバーを使用しているが、これに限定されることなく、ピンテール(チップ)6等の破断部分を強制的に離脱、遊離、取捨できるものであれば如何なる手段を講じても良い。
因に、ボルト締付装置Aは、各ソケット1,2を相反方向に回転させてナット5を締め付けると共に、ピンテール(チップ)6に対してナット5を相対回転させる遊星歯車機構(図示せず)を備えていることは云うまでもない。
本考案に係るボルト締付装置の正面図である。 アウターソケットとインナーソケットの組立分解斜視図である。 本実施例で使用するインナーソケットの縦断面図である。 同インナーソケットの端面図である。 本実施例で使用する他のインナーソケットの縦断面図である。 同インナーソケットの端面図である。 本実施例で使用するトルシア形高力ボルトの説明図である。 本実施例で使用するピンテールボルトである。
符号の説明
1 アウターソケット
1a 遊端開口
2 インナーソケット
2a 遊端開口
3 締付部
4 トルシア形高力ボルト
5 ナット
6 ピンテール(チップ)
6a ノッチ部
7 落下防止手段
7a スライダー
7b マグネット
7c 圧接リング
8 取付部
9 第1レバー
10 第2レバー
11 強制離脱手段

Claims (4)

  1. インナーソケット及び/又はアウターソケットにピンテール等の破断部分の落下を阻止する落下防止手段を設けてなるボルト締付装置において、
    前記落下防止手段は、インナーソケット若しくはアウターソケットに設けられた圧接リング及び/又はピンテール等の破断部分を磁着するマグネット部材を備えたことを特徴とするボルト締付装置。
  2. 前記落下防止手段は、ピンテール等の破断部分をインナーソケット内の前記圧接リング及び/又はマグネット部材に向けて変位せしめる第2レバーと、同マグネット部材及び圧接リングに保持されたピンテール等の破断部分を強制的にインナーソケットから離脱せしめる強制離脱手段とを備えたことを特徴とする請求項1に記載のボルト締付装置。
  3. 前記圧接リングは、ピンテール等の破断部分を磁着するマグネットリングであること特徴とする請求項1に記載のボルト締付装置。
  4. 前記マグネット部材は、インナーソケット及び/又はアウターソケット内にスライダーを介して摺動自在に抜け止めされていることを特徴とする請求項1に記載のボルト締付装置。
JP2008006395U 2008-09-10 2008-09-10 ボルト締付装置 Expired - Lifetime JP3146572U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006395U JP3146572U (ja) 2008-09-10 2008-09-10 ボルト締付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008006395U JP3146572U (ja) 2008-09-10 2008-09-10 ボルト締付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3146572U true JP3146572U (ja) 2008-11-20

Family

ID=43296278

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008006395U Expired - Lifetime JP3146572U (ja) 2008-09-10 2008-09-10 ボルト締付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3146572U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077027A (ja) * 2017-10-19 2019-05-23 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 破断型留め具を取り付けるためのツールアセンブリ及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019077027A (ja) * 2017-10-19 2019-05-23 ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company 破断型留め具を取り付けるためのツールアセンブリ及び方法
JP7288747B2 (ja) 2017-10-19 2023-06-08 ザ・ボーイング・カンパニー 破断型留め具を取り付けるためのツールアセンブリ及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060150784A1 (en) Double end drive tool
JP5002676B2 (ja) 締結工具
WO2012053250A1 (ja) ボルトおよび抜去工具
KR20170078859A (ko) 브레이크어웨이를 포함한 나사 및 이를 이용하기 위한 방법
JP6825926B2 (ja) 接地金具及びアース側金具
JP3146572U (ja) ボルト締付装置
JP2009248301A (ja) エクストリームオフセットノーズアセンブリ
CN210790825U (zh) 一种螺母快速拧紧工具
US20110197410A1 (en) Frangible collar removal tool
JP3144901U (ja) ボルト締付装置
JP3144900U (ja) ボルト締付装置
JP2007118188A (ja) 回転工具のビット取り付け装置
JP3144902U (ja) ボルト締付装置
JP5278832B2 (ja) 緩み止め機能付きナット
JP2007247740A (ja) 結合部材緩み止め具
CN201125925Y (zh) 防松防盗螺母
JP6886162B2 (ja) ボルト留め部品の取り外し工具
JP2014190353A (ja) ドラムブレーキ
JP2006007389A (ja) インパクト工具
CN201372178Y (zh) 电磁制动器手动制动组件
JP2009181944A (ja) フランジの固定構造
JP2004190779A (ja) 取り外し防止用締結具
CN218934072U (zh) 一种用于消防救援的防盗门开锁器
JPH11311237A (ja) ボルト取外し防止金具
WO2021245869A1 (ja) スプリングピン脱着治具及びスプリングピン脱着方法

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111029

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121029

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121029

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131029

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term