JP3146250U - 髪留めクリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】髪のカット、セット、パーマ、カラーリングなど理容・美容施術、整髪に際して使用し、髪をかき分け髪を所望の位置で固定する便利な理容・美容用の髪留めクリップを提供する。
【解決手段】先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した左上挟持片8及び右上挟持片9、前記左右上挟持片を連結する上連結部10、前記上連結部に屈折し連設した第1操作部11よりなる上挟持部材と、前記左右上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した左下挟持片及び右下挟持片、前記左右下挟持片を連結する下連結部、前記下連結部に連設した第2操作部18よりなる下挟持部材と、前記左右上挟持片と前記左右下挟持片を閉じるバネ付勢を有するバネ機構12と、から構成されることを特徴とする髪留めクリップの構成とした。
【選択図】図1
Description
本考案は、髪留めクリップに関し、特に髪のカット、セット、パーマ、カラーリングなど理容・美容施術、整髪に際して使用し、髪をかき分け髪を所望の位置で固定する便利な理容・美容用の髪留めクリップに関する。
従来から、髪の理容・美容施術、例えばカラーリング時には、特許文献1の図12〜図23に示すようなダッカールなどと呼ばれる髪留めクリップを複数本繰り返し使用し、髪をかき分け髪の根元から、髪全体、或いは所望の箇所に染色液を髪に塗布している。
理容・美容施術、整髪に使用する従来の髪留めクリップは、図10〜図12に示す構造が一般的である。図10が従来の髪留めクリップの開口時の斜視図、図11が平面(A)、底面(B)一部透視図、図12が閉じた時の左(B)右(A)、開口時の右(C)側面一部透視図である。
髪留めクリップ1は、上挟持部材2と、下挟持部材3と、バネ機構4からなる。上挟持部材2は、図12(C)に示すように、先端部2f及び末端部2gが下で中央部2hが上に凸状に長手方向に湾曲した上挟持片2aと、前記上挟持片2aに屈折し連設した第1操作部2bよりなる。
下挟持部材3は、前記上挟持片2aとで髪を挟持し、頭部に沿うように、先端部3e及び末端部3fが下で中央部3gが上に凸状に長手方向に湾曲した下挟持片3aと、前記下挟持片3aに連設した第2操作部3bよりなる。
上挟持片2a、下挟持片3aには、髪留めクリップの軽量、素材節約の観点から長手方向に長い貫通孔2e、3dが設けられていが、貫通孔2e、3dのない髪留めクリップも流通している。また、上下挟持片2a、3aは、ほぼ湾曲程度、長さ、幅ともに同形状である。
バネ機構4は、前記上下挟持片2a、3aを閉じるバネ付勢を有する。バネ機構12は、一般的には、図10〜図12に示すように、第1操作部2bの両サイドにそれぞれ垂下する左右の側部2c、2cと、第2操作部3bの両サイドにそれぞれ起立する左右の起立部3c、3cとの重なり部5bに挿通固定され、上下挟持片2a、3aの開閉支点となる軸5aと、軸5aに挿通し、第1、第2操作部2b、3bの裏面にそれぞれ端部が係止する捻りバネ5とからなる。
軸5aは、一般には、起立部3cに穿設された孔と、第1操作部2bの上挟持片2a側に設けた第1操作部2b上面まで開口した挿通孔2dに挿通固定される。重なり部5bは、上挟持片2aが内側に位置しても外側に位置してもよい。
このようにしてなる髪留めクリップ1は、図12(C)に示すように、第1、第2操作部を指で摘み、矢印方向の力をかけることで、軸5aを支点に先端部2f、3eから一点両矢印方向に開口1aする。その後、髪を挟み、指を第1、第2操作部から離すことで、髪を所定の位置に固定することができる。
ところが、例えばカラーリング時には、髪の根元に染色液を塗布し易いように、染色液を塗布する部分の髪を左右にかき分け、左右に髪留めクリップを少なくとも2本使用しなければならい。また、髪の長い被施術者には複数本の髪留めクリップを1箇所で使用している。従って、カラーリング終了までに、施術者は何度も何度も髪留めクリップの固定、取り外す作業を繰り返す必要があり、極めて煩雑であった。同様に、髪のカット、セットパーマなどの理容・美容施術においても、多数回繰り返し髪留めクリップの着脱を必要としていた。
特願2005−313471号公報
そこで、本考案は、特に髪のカット、セット、パーマ、カラーリングなど理容・美容施術、整髪に際して使用し、髪をかき分け髪を所望の位置で固定する使用頻度が少なくて済む便利な理容・美容用の髪留めクリップを提供することを目的とする。
本考案は、上記の課題を解決するために、先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した左上挟持片及び右上挟持片、前記左右上挟持片を連結する上連結部、前記上連結部に屈折し連設した第1操作部よりなる上挟持部材と、前記左右上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した左下挟持片及び右下挟持片、前記左右下挟持片を連結する下連結部、前記下連結部に連設した第2操作部よりなる下挟持部材と、前記左右上挟持片と前記左右下挟持片を閉じるバネ付勢を有するバネ機構と、から構成されることを特徴とする髪留めクリップの構成とした。
さらに、前記左右上挟持片と上連結部及び前記左右下挟持片と下連結部が、全体として平面略U字形状で、かつ上挟持部材が金型で一体成型されたことを特徴とする前記髪留めクリップの構成、前記左右上挟持片と上連結部及び前記左右下挟持片と下連結部が、全体として平面略C字形状で、かつ上挟持部材が金型で一体成型されたことを特徴とする前記髪留めクリップの構成とした。
また、さらに、前記上連結部に連設し、左右上挟持片の間に位置する先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した中央上挟持片と、前記下連結部に連設し、前記中央上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した中央下挟持片とを設けたことを特徴とする前記何れかに記載の髪留めクリップの構成、前記左右上挟持片の長手方向と直交する横方向の幅が異なることを特徴とする前記の何れかに記載の髪留めクリップの構成とした。
次に、先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した上挟持片、前記上挟持片の長手方向と直交する横方向に延設された板、前記上挟持片に屈折し連設した第1操作部よりなる上挟持部材と、前記上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した下挟持片及び前記下挟持片に連設した第2操作部よりなる下挟持部材と、前記上下挟持片を閉じるバネ付勢を有するバネ機構とから構成されることを特徴とする髪留めクリップの構成とした。
加えて、前記バネ機構が、前記第1操作部の両サイドにそれぞれ垂下する左右の側部と前記第2操作部の両サイドにそれぞれ起立する左右の起立部との重なり部に挿通固定され、前記左右上挟持片と前記左右下挟持片の開閉支点となる軸と、前記軸に挿通し、第1、第2操作部の裏面にそれぞれ端部が係止する捻りバネと、からなることを特徴とする前記何れかに記載の髪留めクリップの構成、前記第1操作部の上面に、エンボス加工された弾性体シートを貼付したことを特徴とする前記何れかに記載の髪留めクリップの構成とした。
本考案の髪留めクリップは、上記構成であるから、次の効果を発揮する。第1に、左右上挟持片、左右下挟持片を距離を開け設けることで、さらには上下連結部とで全体として、平面略U字形、C字形であるため、髪を左右の一度でかき分け、固定することができ、カラーリング時等の理容・美容施術に際し髪留めクリップの着脱回数を少なく抑えることができ、施術スピードを上げ、施術者の煩雑さを低減させることができる。
第2に、上下連結部に、中央上下挟持片を設けることで、髪をかき分けた部分に髪が戻ることが少なく、理容・美容施術が容易かつ確実に行うことができ、一層髪留めクリップの着脱の回数を減らすことが可能になる。
第3に、左右上挟持片の横方向の幅を違えることで、髪の長さ、形状などのボリューム、頭部の位置によって、髪を確実に押さえることができる。例えば、パーマ、ウェーブがかかった髪では厚みがあり、細身の髪留めクリップだけでは、十分に髪を押さえ、理容・美容施術スペースを確保できないことがあるが、幅を広くすることで、髪をかき分けた部位周辺の髪を確実に押さえ、染色液を塗布するなど理容・美容施術スペースを確保することができる。さらに、側頭部、口頭部など上から髪が落ちてくる部位にも有効である。
第4に、従来の髪留めクリップの上挟持片の長手方向と直交する横方向に板を設けることで、さらにその板を上挟持片に屈折して、髪に固定したとき頭部と間にスペースを設けることができる。特に、側頭部、後頭部に使用する際に、そのスペースに長い髪を収納し、髪の垂下を防止することができる。従って、髪のカラーリング時など理容・美容施術、整髪に際して、髪留めクリップの使用頻度を極めて低くすることができる。
第5に、第1操作部材の上面に、エンボス加工された弾性体シートを貼付することで、染色液で手袋をしている指が滑ることを低減する。
以下、添付図面に基づき、本考案である髪留めクリップについて詳細に説明する。
図1は本考案である髪留めクリップの一例の平面図、図2は開口時の左右側面図、図3は底面図、図4は開口時の背面図である。
髪留めクリップ6は、上挟持部材7と、下挟持部材14と、バネ機構12とからなる。上挟持部材7は、先端部8a、9a及び末端部8b、9bが下で中央部8c、9cが上に凸状に長手方向に湾曲した左上挟持片8及び右上挟持片9、前記左右上挟持片8、9を連結する上連結部10(一点鎖線内)、前記上連結部10に屈折し反左右上挟持片8、9先端部8a、9a側に連設した第1操作部11よりなる。
また、前記左右上挟持片8、9と上連結部10及び前記左右下挟持片15、16と下連結部17が、全体として平面略U字形状である。なお、平面略U字形状には、さらに各末端部8b、9b、15b、16bから各先端部8a、9a、15a、16aに行くほどほど距離Lがより長くなるような平面弧状、ハの字状も含まれる。これら形状の他、平面全体形状は、実施例2の平面略C字形状であってもよい。
下挟持部材14は、前記左右上挟持片8、9とでそれぞれ髪を挟持し、頭部に沿うように、先端部15a、16a及び末端部15b、16bが下で中央部15c、16cが上に凸状に長手方向に湾曲した左下挟持片15及び右下挟持片16、前記左右下挟持片15、16を連結する下連結部17(一点鎖線内)、前記下連結部17の反左右下挟持片15、16先端部15a、15a側に連設した第2操作部18よりなる。
第1、第2操作部11、18は、指で図2(B)に示す矢印方向の力をかけることで、軸13aを支点に各挟持片の先端部8a、9a、15a、16aから一点両矢印方向に開口6aする。その後、髪を挟み、指を第1、第2操作部11、18から離すことで、捻りバネ13のバネ付勢が、図2(B)反矢印方向にかかり、軸13aを支点に左右上挟持片8、9、左右下挟持片15、16が閉じ、髪を所定の位置に固定することができる。
第1、第2操作部11、18の作用、効果は、従来の第1、第2操作部2b、3bと同様である。但し、図1に示すように、各挟持片方向に幅広であることが望ましい。その位置は、上下挟持片の中央でも、何れか一方方向に位置したものでもよい。
また、第1操作部11の上面には、弾性体のシート11aを貼付し指の滑り止めとすることが望ましい。弾性体とは、ゴム、シリコンなどである。さらに、弾性体シート11a上には、突起、穴などのエンボス11b加工を施すことよい。これにより一層指の滑り留めとなる。
バネ機構12は、ここではバネ機構4と同様の構成とした。各挟持片方向に幅広の第1、第2操作部11、18としたため、バネ機構12も各挟持片方向に、従来のバネ機構4に比べ幅広としたが、それら作用、効果はバネ機構4と同じである。
即ち、バネ機構12は、第1操作部11の両サイドにそれぞれ垂下する左右の側部7b、7bと、第2操作部18の両サイドにそれぞれ起立する左右の起立部14a、14aとの重なり部13bに挿通固定され、左右上挟持片8、9及左右下挟持片15、16の開閉支点となる軸13aと、軸13aに挿通し、第1、第2操作部11、18の裏面にそれぞれ端部が係止する捻りバネ13とからなる。
軸13aは、起立部14aに穿設された孔と、第1操作部18の上連結部10側に設けた第1操作部18上面まで開口した左右の挿通孔7a、7aに挿通固定される。重なり部5bは、第1操作部11の側部7bが、起立部14a内側に位置しても外側に位置してもよい。
なお、バネ機構12は、これら構成に限定されることなく、前記左右上挟持片8、9と前記左右下挟持片15、16を閉じるバネ付勢を有すればどのようなもの構成であってもよい。
このようにしてなる髪留めクリップ6は、左右上挟持片8、9、左右下挟持片15、16間にそれぞれ距離L(二点鎖線両矢印)があり、髪のかき分け部分の両サイドにそれらを位置させ、髪を固定することで、一度の固定で、染色液を塗布するスペースを確実の確保することができる。前記距離Lは、3cm〜15cn、より好ましくは5cm〜10cm程度とするとよい。
なお、髪留めクリップ6の素材は、上挟持部材7においては、弾性体シート11aを除き、樹脂が好ましく、金型で一体成型されることが望ましい。下挟持部材14は、従来の髪留めクリップ1同様金属製が好ましい。貫通孔2e、3eを設けても、設けなくてもよい。
図5は本考案である第2の髪留めクリップの平面図、図6は底面図である。髪留めクリップ19は、実施例1の左右上挟持片8、9及び上連結部10と、左右下挟持片15、16及び下連結部17を全体として平面略C字形状にしたものである。
即ち、髪留めクリップ19は、上挟持部材20と、下下挟持部材23と、バネ機構12からなる。上挟持部材20は、先端部8a、9a及び末端部8b9bが下で中央部8c、9cが上に凸状に長手方向に湾曲し、かつ先端部8a、9aが中央部8c、9c位置から平面内側に孤城に湾曲した左上挟持片21及び右上挟持片22、前記左右上挟持片22を連結する上連結部10、前記上連結部10に屈折し連設した第1操作部11よりなる。
下挟持部材23は、前記左右上挟持片21、22とで髪を挟持し、頭部に沿うように、
先端部15a、15a及び末端部15b、16bが下で中央部15c、16cが上に凸状に長手方向に湾曲し、かつ先端部8a、9aが中央部8c、9c位置から平面内側に孤城に湾曲した左下挟持片24及び右下挟持片25、前記左右下挟持片24、25を連結する下連結部17、前記下連結部17に連設した第2操作部18よりなる。
先端部15a、15a及び末端部15b、16bが下で中央部15c、16cが上に凸状に長手方向に湾曲し、かつ先端部8a、9aが中央部8c、9c位置から平面内側に孤城に湾曲した左下挟持片24及び右下挟持片25、前記左右下挟持片24、25を連結する下連結部17、前記下連結部17に連設した第2操作部18よりなる。
他の構成は、実施例1と同様であり、その説明は省略する。これによりなる髪留めクリップ19は、実施例1の効果に加え、髪に固定した場合、中央部に空間を形成し、染色液の塗布するスペースより広く確保することができる。
図7は、本校案である第3の髪留めクリップの斜視図である。髪留めクリップ26は、実施例1の髪留めクリップ6において、上連結部10に連設し、左右上挟持片8、9の間に位置する先端部27b及び末端部27cが下で中央部27dが上に凸状に長手方向に湾曲した中央上挟持片27aと、前記下連結部17に連設し、前記中央上挟持片28aとで髪を挟持し、頭部に沿うように、先端部28b及び末端部28cが下で中央部28dが上に凸状に長手方向に湾曲した中央下挟持片28aとをさらに設けたことを特徴とする。
即ち、髪留めクリップ26は、左右上挟持片8、9、前記左右上挟持片8、9を連結する上連結部10、前記上連結部10に連設した中央上挟持片27a、前記上連結部10に屈折し連設した第1操作部11よりなる上挟持部材27と、前記左右中央上挟持片8、9、27aとでそれぞれ髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した左右下挟持片15、16、前記左右下挟持片15、16を連結する下連結部17、前記下連結部17に連設した中央下挟持片28a、前記下連結部17に連設した第2操作部18よりなる下挟持部材28と、前記左右中上挟持片と前記左右下挟持片を閉じるバネ付勢を有するバネ機構とからなる。
前記中央上下挟持片27a、28aは、上下連結部10、17に着脱式としても、左右上下挟持片8、9、15、16とそれぞれ一体として成型してもよい。また、前記中央上下挟持片27a、28aは、左右上下挟持片8、9、15、16の中央に記載されているが、何れか一方側に位置して設けてもよい。また、実施例2の平面略C型に中央上下挟持片27a、28aを採用してもよい。
他の構成は、実施例1と同様であり、その説明は省略する。これによりなる髪留めクリップ26は、実施例1の効果に加え、髪に固定した場合、中央上下挟持部27a、28aの左右に空間を形成し、染色液の塗布するスペース確保するとともに、髪留めクリップの髪への着脱回数をさらに少なくすることができる。
図8は、本考案である第4の髪留めクリップの平面図である。髪留めクリップ29は、実施例1の左右上挟持片8、9の長手方向と直交する横方向の幅が異なること、即ち、左右上挟持片8、9の何れか一方を幅広に成型したものである。
髪留めクリップ29は、実施例1の左上挟持片8を、平面幅広の左上挟持片31に変更したもので、左上挟持片8と同様、上連結部10に連設され、先端部31a及び末端部31bが下で中央部31cが上に凸状に長手方向に湾曲し、上連結部10、右上挟持片9、第1操作部11とで、上挟持部材30を構成する。
なお、左下挟持片33は、実施例1の左下挟持片15より、平面内側に位置する。湾曲は、左下挟持片15と同様、前記左上挟持片31とで髪を挟持し、頭部に沿うように、先端部33a及び末端部33bが下で中央部33cが上に凸状に長手方向に湾曲する。そして、左下挟持片33と、下連結部17、右下挟持片16、第2操作部18ともに下挟持部材32を構成する。
他の構成は、実施例1と同様であり、その説明は省略する。このようにしてなる髪留めクリップ29は、例えば、パーマ、ウェーブが係った髪では厚みがあり、細身の髪留めクリップだけでは、十分に髪を押さえ、染色液を塗布するスペースを確保できないことがあるが、左右上挟持片の一方を幅広にすることで、髪をかき分けた部位周辺の髪を確実に押さえ、染色液を塗布するスペースを確保することができる。さらに、側頭部、口頭部など上から髪が落ちてくる部位にも有効である。
図9は、本考案である第5の髪留めクリップの斜視図である。図9(A)に示す髪留めクリップ34は、従来の髪留めクリップ1の上挟持片2a(点線)に、上挟持片2aと水平に、横方向に板35aを設けたものである。
即ち、髪留めクリップ34は、先端部2f及び末端部2gが下で中央部2hが上に凸状に長手方向に湾曲した上挟持片2a、前記上挟持片2aの長手方向と直交する横方向に延設された板35a、前記上挟持片2aに屈折し連設した第1操作部2bよりなる上挟持部材35と、前記上挟持片2aとで髪を挟持し、頭部に沿うように、先端部3e及び末端部3fが下で中央部3gが上に凸状に長手方向に湾曲した下挟持片3a及び前記下挟持片3aに連設した第2操作部3bよりなる下挟持部材3と、前記上下挟持片2a、3aを閉じるバネ付勢を有するバネ機構4とから構成される。バネ機構4、その他前述と同一の符号(部分)は、同一の作用、構成であるため、その説明を省略する。
板35aは、上挟持片2aと同様の湾曲形状であっても、平坦であってもよい。湾曲型とすれば頭部形状に沿う。板35aは、上挟持片2aに着脱可能な嵌着式としてもよく、さらに上挟持片2aとともに金型一体成型してもよい。また、貫通孔2e、2dを設けても、設けなくてもよい。さらに、第1操作部2b上面には、滑り止めのシート11a、エンボス11b加工を施すことが望ましい。
図9(B)に示す髪留めクリップ36は、上記髪留めクリップ34と、板37aを上挟持片2a屈曲して設けた上挟持部材37としたことのみ異なり、他は同一である。よって、それら同一符号(部分)の説明は省略する。
髪留めクリップ36は、上記同様、板37aを上挟持片2aに着脱可能な嵌着式、さらに角度θを調整可能としてもよい。また、金型一体成型してもよい。一体成型する場合、角度θは、20°〜70°の範囲が好適である。これにより、頭部(ほぼ一点鎖線)と板37aとの間にスペース37bを設け、髪を収納し、特に、側頭部の長髪の垂下を効果的に防止することができる。
1 髪留めクリップ
1a 開口
2 上挟持部材
2a 上挟持片
2b 第1操作部
2c 側部
2d 挿通孔
2e 貫通孔
2f 先端部
2g 末端部
2h 中央部
3 下挟持部材
3a 下挟持片
3b 第2操作部
3c 起立部
3d 貫通孔
3e 先端部
3f 末端部
3g 中央部
4 バネ機構
5 捻りバネ
5a 軸
5b 重なり部
6 髪留めクリップ
6a 開口
7 上挟持部材
7a 挿通孔
7b 側部
8 左上挟持片
8a 先端部
8b 末端部
8c 中央部
9 右上挟持片
8a 先端部
8b 末端部
8c 中央部
10 上連結部
11 第1操作部
11a シート
11b エンボス
12 バネ機構
13 捻りバネ
13a 軸
13b 重なり部
14 下挟持部材
14a 起立部
15 左下挟持片
15a 先端部
15b 末端部
15c 中央部
16 右下挟持片
16a 先端部
16b 末端部
16c 中央部
17 下連結部
18 第2操作部
19 髪留めクリップ
20 上挟持部材
21 左上挟持片
22 右上挟持片
23 下挟持部材
24 左下挟持片
25 右下挟持片
26 髪留めクリップ
27 上挟持部材
27a 中央上挟持片
27b 先端部
27c 末端部
27d 中央部
28 下挟持部材
28a 中央下挟持片
28b 先端部
28c 末端部
28d 中央部
29 髪留めクリップ
30 上挟持部材
31 左上挟持片
31a 先端部
31b 末端部
31c 中央部
32 下挟持部材
33 左下挟持片
34 髪留めクリップ
35 上挟持部材
35a 板
36 髪留めクリップ
37 上挟持部材
37a 板
37b スペース
1a 開口
2 上挟持部材
2a 上挟持片
2b 第1操作部
2c 側部
2d 挿通孔
2e 貫通孔
2f 先端部
2g 末端部
2h 中央部
3 下挟持部材
3a 下挟持片
3b 第2操作部
3c 起立部
3d 貫通孔
3e 先端部
3f 末端部
3g 中央部
4 バネ機構
5 捻りバネ
5a 軸
5b 重なり部
6 髪留めクリップ
6a 開口
7 上挟持部材
7a 挿通孔
7b 側部
8 左上挟持片
8a 先端部
8b 末端部
8c 中央部
9 右上挟持片
8a 先端部
8b 末端部
8c 中央部
10 上連結部
11 第1操作部
11a シート
11b エンボス
12 バネ機構
13 捻りバネ
13a 軸
13b 重なり部
14 下挟持部材
14a 起立部
15 左下挟持片
15a 先端部
15b 末端部
15c 中央部
16 右下挟持片
16a 先端部
16b 末端部
16c 中央部
17 下連結部
18 第2操作部
19 髪留めクリップ
20 上挟持部材
21 左上挟持片
22 右上挟持片
23 下挟持部材
24 左下挟持片
25 右下挟持片
26 髪留めクリップ
27 上挟持部材
27a 中央上挟持片
27b 先端部
27c 末端部
27d 中央部
28 下挟持部材
28a 中央下挟持片
28b 先端部
28c 末端部
28d 中央部
29 髪留めクリップ
30 上挟持部材
31 左上挟持片
31a 先端部
31b 末端部
31c 中央部
32 下挟持部材
33 左下挟持片
34 髪留めクリップ
35 上挟持部材
35a 板
36 髪留めクリップ
37 上挟持部材
37a 板
37b スペース
Claims (8)
- 先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した左上挟持片及び右上挟持片、前記左右上挟持片を連結する上連結部、前記上連結部に屈折し連設した第1操作部よりなる上挟持部材と、
前記左右上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した左下挟持片及び右下挟持片、前記左右下挟持片を連結する下連結部、前記下連結部に連設した第2操作部よりなる下挟持部材と、
前記左右上挟持片と前記左右下挟持片を閉じるバネ付勢を有するバネ機構と、から構成されることを特徴とする髪留めクリップ。 - 前記左右上挟持片と上連結部及び前記左右下挟持片と下連結部が、全体として平面略U字形状で、かつ上挟持部材が金型で一体成型されたことを特徴とする請求項1に記載の髪留めクリップ。
- 前記左右上挟持片と上連結部及び前記左右下挟持片と下連結部が、全体として平面略C字形状で、かつ上挟持部材が金型で一体成型されたことを特徴とする請求項1に記載の髪留めクリップ。
- さらに、前記上連結部に連設し、左右上挟持片の間に位置する先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した中央上挟持片と、前記下連結部に連設し、前記中央上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した中央下挟持片とを設けたことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の髪留めクリップ。
- 前記左右上挟持片の長手方向と直交する横方向の幅が異なることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の髪留めクリップ。
- 先端部及び末端部が下で中央部が上に凸状に長手方向に湾曲した上挟持片、前記上挟持片の長手方向と直交する横方向に延設された板、前記上挟持片に屈折し連設した第1操作部よりなる上挟持部材と、
前記上挟持片とで髪を挟持し、頭部に沿うように長手方向に湾曲した下挟持片及び前記下挟持片に連設した第2操作部よりなる下挟持部材と、
前記上下挟持片を閉じるバネ付勢を有するバネ機構とから構成されることを特徴とする髪留めクリップ。 - 前記バネ機構が、前記第1操作部の両サイドにそれぞれ垂下する左右の側部と前記第2操作部の両サイドにそれぞれ起立する左右の起立部との重なり部に挿通固定され、前記左右上挟持片と前記左右下挟持片の開閉支点となる軸と、前記軸に挿通し、第1、第2操作部の裏面にそれぞれ端部が係止する捻りバネと、からなることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の髪留めクリップ。
- 前記第1操作部の上面に、エンボス加工された弾性体シートを貼付したことを特徴とする請求項1〜請求項7の何れか1項に記載の髪留めクリップ。
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