JP3145987U - 耳カバー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】一対の耳あて10のそれぞれが、バンド20の長手方向の両端部に重なり合う延出片12を有し、この延出片12に軸部13を、バンド20の長手方向の両端部に軸孔23をそれぞれ設けて、軸部13を軸孔23に押し込んで、互いに重なり合う面にほぼ垂直な回転軸を中心に回転可能に連結する構成を採用したのである。バンド20は両端部が接近する向きの弾性を有している。耳カバーを頭から外した状態で、耳あて10をバンド20に対して互いに逆向きに回転させることで、バンド20が丸まる際に耳あて10同士が干渉することが防止される。そのため、不使用時にコンパクトにまとめることができる。
【選択図】図5
Description
この湾曲するバンドとしては、通常は丸まる向き(長手方向の両端部が接近する向き)の弾性を有するものが用いられる。
そのため、その弾性に抗して両耳あてを離間し、それぞれを左右の耳にあてがうと、バンドの復元弾性により、頭は左右から耳あてに挟み込まれることになる。
したがって、耳カバーの頭への装着状態が維持され、自転車を運転していて両手が使えないときなどにも、耳を耳あての起毛で覆って防寒することが可能となる。
そこで特許文献1のように、そのバンドを長さ調節可能として、耳カバーを頭から外した場合にバンドを短くして嵩張りを抑えたものも知られている。
しかし、バンドを伸縮するだけの構成では、耳カバー不使用時のコンパクト化にも限界がある。
そのため、耳カバーの不使用時にバンドが十分に丸まって、コンパクトにまとめることが可能である。
また、このような耳カバーとしては、耳あての少なくとも耳あて面に起毛を有する防寒用や、耳あてにスピーカーを内蔵するヘッドホン用が好ましい。
バンド20は丸まる向き(その長手方向の両端部が接近する向き)の弾性を有している。
この耳カバー1を使用する場合には、耳あて10間をバンド20の弾性に抗して手で離間し(図1および図2は離間した状態を示す。)、各耳あて10をそれぞれ左右の耳にあてがう。
するとバンド20の復元弾性により、頭は左右から耳あて10に弾性的に挟み込まれ、これにより装着状態が維持され、起毛を有する耳あて10に耳が覆われることで、防寒になる。
延出片12の外端部の外面からは軸部13が突出しており、その先端は半球形の抜け止め部となっている。
また延出片12の外面には、その長手方向に延びる二条の保持突条14が、軸部13を間に挟んでほぼ平行に延びている。
これら耳あて本体11と延出片12(軸部13、保持突条14を含む)とは合成樹脂により一体に成型されて弾性を有している。
バンド本体21同士をスライドさせることでバンド20全体の長さ調節が可能になっており、そのリング22同士が突き当たるところが長さの上限となる。
軸孔23は前記延出片12に形成された軸部13の抜け止め部の球径よりも小径の円孔と、この円孔に連続してバンド本体21の長手方向内側に延びるスリットとから構成される。
またバンド本体21の軸孔23よりもさらに外端の外面には、ロック爪24が形成されている。
各バンド本体21(軸孔23、ロック爪24を含む)、リング22は合成樹脂により一体に成型されてそれぞれ弾性を有している。
そして軸孔23の円孔は軸部13の抜け止め部の球径よりも小径であるが、軸孔23に軸部13を押し当てるとバンド20の弾性によりスリットが開いて押し込むことができ、押し込み後はスリットが閉じるため、抜け止め状態が維持される。
これにより、耳あて10とバンド20とは、軸部13を中心に互いに回転可能に連結されることになる。
図では、回転の向きを矢印で示し、このように回転の向きは両耳あてで逆向きとする。
そして、バンド本体21をスライドさせて下限まで長さを短くすると、図5のように、両耳あて10同士が干渉することがなく、コンパクトにまとめることができる。
すると、延出片12の一対の保持突条14間にバンド本体21のロック爪24がはまり込むため、上記長手方向がほぼ一致した状態で仮固定されることになる。
上記のように耳あて10とバンド20とが仮固定されているため、耳カバー1の装着時に、耳あて10が不意に回転して頭から外れることが防止されている。
この仮固定は、耳あて10を少し力を入れて回転させると、その保持突条14をバンド本体21のロック爪24が弾性により乗り越えるため、容易に解除される。
また、実施形態と逆に延出片に軸孔をバンドの両端部に軸部を設けてもよい。
また、実施形態とは逆に延出片にロック爪をバンドに保持突条を設けてもよいし、保持突条やロック爪を省略してもよい。
その場合は、覆い30を省略してもよいことは無論である。
バンド20は、構造簡略化のため、単体のバンド本体から長さ調節不能に構成してもよいことは無論である。
さらに耳あて本体11の形状も、実施形態の椀型に限定されず、公知の形状が適用可能である。
10 耳あて
11 耳あて本体
12 延出片
13 軸部
14 保持突条
20 バンド
21 バンド本体
22 リング
23 軸孔
24 ロック爪
30 覆い
Claims (8)
- 左右の耳にそれぞれあてがわれる一対の耳あて10と、
この一対の耳あて10間を連結し、長手方向の両端部が接近する向きの弾性を有する、湾曲するバンド20と、を備え、
前記一対の耳あて10のそれぞれが、前記バンド20の長手方向の両端部に重なり合う延出片12を有し、
この延出片12と前記バンド20の長手方向の両端部とが、その重なり合う面に対して略垂直の回転軸を中心に回転可能に連結される耳カバー。 - 前記延出片12と前記バンド20の長手方向の両端部のいずれか一方が、前記重なり合う面から突出する軸部13を有し、
前記延出片12と前記バンド20の長手方向の両端部のいずれか他方が、前記重なり合う面に形成され、前記軸部13が回転可能にはめ込まれる軸孔23を有する請求項1に記載の耳カバー。 - 前記軸部13が、先端に半球形の抜け止め部を有し、
前記軸孔23が、前記抜け止め部の球径よりも小径の円孔と、この円孔に連続するスリットと、からなる請求項2に記載の耳カバー。 - 前記延出片12と前記バンド20の長手方向の両端部とが、その重なり合う面に、互いの長手方向が略一致した状態で前記耳あて10とバンド20とを仮固定可能な仮固定部を有する請求項1から3のいずれかに記載の耳カバー。
- 前記仮固定部が、
前記延出片12と前記バンド20の長手方向の両端部のいずれか一方の、前記重なり合う面に形成されるロック爪24と、
前記延出片12と前記バンド20の長手方向の両端部のいずれか他方の、前記重なり合う面に形成され、幅方向に並列して長手方向に延び、その間に前記ロック爪24を保持可能な対の保持突条14と、からなる請求項4に記載の耳カバー。 - 前記バンド20が、長さ調節可能な請求項1から5のいずれかに記載の耳カバー。
- 前記耳あてが、少なくともその耳あて面に起毛を有する請求項1から6のいずれかに記載の防寒用の耳カバー。
- 前記耳あてが、スピーカーを内蔵する請求項1から6のいずれかに記載のヘッドホン用の耳カバー。
Priority Applications (1)
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JP2008005754U JP3145987U (ja) | 2008-08-19 | 2008-08-19 | 耳カバー |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008005754U JP3145987U (ja) | 2008-08-19 | 2008-08-19 | 耳カバー |
Publications (1)
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JP3145987U true JP3145987U (ja) | 2008-10-30 |
Family
ID=43295726
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3145987U (ja) |
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2008
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