JP3145959U - 泡沫装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】筒状部内の構造を複雑化することなく、水はねが少なく洗浄力も高い良質な泡沫水を流出させる泡沫効果を高めた泡沫装置を提供することを課題とする。
【解決手段】本考案は、一端に水を流入する流入口3が形成されると共に他端に水を流出させる流出口7が形成される筒状体2と、筒状体2内周側に設けられて流入側から流入される水を受止めて減圧する減圧部33と、該減圧された水と筒状体2内周側で空気と混合する混合部41と、前記流出側に取付けられた流出側網状体8とを備える。
【選択図】図3
【解決手段】本考案は、一端に水を流入する流入口3が形成されると共に他端に水を流出させる流出口7が形成される筒状体2と、筒状体2内周側に設けられて流入側から流入される水を受止めて減圧する減圧部33と、該減圧された水と筒状体2内周側で空気と混合する混合部41と、前記流出側に取付けられた流出側網状体8とを備える。
【選択図】図3
Description
この考案は、泡沫装置に関する。
一端に水を流入する流入口が形成されると共に他端に水を流出させる流出口が形成される筒状体と、筒状体内周側に設けられて流入側から流入される水を受止めて減圧する減圧部と、該減圧された水と筒状体内周側で空気と混合する混合部と、前記流出側に取付けられた流出側網状体とを備え、流出口から泡沫水を流出させる泡沫装置が公知になっている(例えば、特許文献1)。
特開2006−225982号広報
上記文献の泡沫装置によって、一定以上の泡沫効果が期待できるが、水はねがより少なく洗浄力もより高い良質な泡沫水を流出させるためには、筒状部内に配置する部材の構造を複雑にする必要があり、課題が残る。
本考案は、上記課題を解決し、筒状部内の構造を複雑化することなく泡沫効果を高めた泡沫装置を提供することを目的とする。
本考案は、上記課題を解決し、筒状部内の構造を複雑化することなく泡沫効果を高めた泡沫装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本考案の泡沫装置は、第1に、一端に水を流入する流入口3が形成されると共に他端に水を流出させる流出口7が形成される筒状体2と、筒状体2内周側に設けられて流入側から流入される水を受止めて減圧する減圧部33と、該減圧された水と筒状体2内周側で空気と混合する混合部41と、前記流出側に取付けられた流出側網状体8とを備えた泡沫装置において、前記流入側に流入側網状体4を設けたことを特徴としている。
第2に、流入側網状体4又は流出側網状体8に水を泡沫させるハニカム形状の多数の孔21を穿設したプレートからなることを特徴としている。
第3に、流入側網状体4を上流側に突出した円錐状に形成してなることを特徴としている。
第4に、筒状体2と流出側網状体8とを一体に成型してなることを特徴としている。
第5に、減圧された水を内周面側に放射状に分流させる流水溝34を形成し、減圧部33側から混合部41に減圧された水を通水させる通水孔39を筒状体2内面側に設けてなることを特徴としている。
第6に、流水溝34が、上流側半部の上段溝36と、下流側半部で前記上段溝36からの水をさらに細かく分流する下段溝37とからなることを特徴としている。
第7に、減圧部33、流水溝34及び通水孔39が形成される形成体6が一体的に成型されることを特徴としている。
第8に、形成体6から下流側面に突出した下流側突起片31を形成体6と一体に成型したことを特徴としている。
第9に、空気を筒状体2内に導入する導入口42を通水孔39の混合部41側端に近接させて設けたことを特徴としている。
第10に、流入側網状体4から下流側面に突出した上流側突起片22を流入側網状体4と一体に成型したことを特徴としている。
以上のように構成される本考案の泡沫装置によれば、前記流入側に流入側網状体を設けことにより、筒状体内に配する部材を複雑化させること無く、さらに良質な泡沫水を得ることができるという効果がある。
また、流入側網状体と流出側網状体とにハニカム形状の孔を穿設することにより、より良質な泡沫水を得ることが可能になるという効果がある。
また、流入側網状体を上流側に突出した円錐状に形成することにより、流入水を筒状部軸心から筒状体内周面側に向かって案内するという効果がある。
さらに、筒状体と網状体とを一体に成型することにより、部品点数を減少させて構成を簡略化することができるという効果がある。
また、減圧された水を、筒状部軸心から内周面に向かって、流水溝により細かく分流することにより、混合部でのエアとの混合が効率的に行われ、さらに良質な泡沫水を得ることが可能になるという効果がある。
また、減圧部、流水溝及び通水孔が形成される形成体を一体的に成型することにより、部品数を少なくして構造をシンプルにすることができるという効果がある。
さらに、空気を筒状体内に導入する導入口を通水孔の混合部側端に近接させて設けることにより、混合部で効率の良い混合が行われるため、泡沫効果がさらに高まるという効果がある。
さらに、形成体から下流側面に突出した下流側突起片を流出側網状体と一体に成型することにより、通水孔から混合部に向けて通水した水が筒状体内周側に広がらないようにするという効果がある。
以下、図示する例に基づき考案の実施形態を説明する。
図1は、本考案を適用した泡沫装置の斜視図であり、図2は、本泡沫装置の内部の構造を示す分解斜視図であり、図3は、本泡沫装置の側断面図であり、図4は、本泡沫装置の上流側の構成を示す平面図であり、図5は、本泡沫装置の上流側の構成を示す底面図であり、図6は、泡沫装置の組立時の内部構造を示す斜視断面図である。
図1は、本考案を適用した泡沫装置の斜視図であり、図2は、本泡沫装置の内部の構造を示す分解斜視図であり、図3は、本泡沫装置の側断面図であり、図4は、本泡沫装置の上流側の構成を示す平面図であり、図5は、本泡沫装置の上流側の構成を示す底面図であり、図6は、泡沫装置の組立時の内部構造を示す斜視断面図である。
本泡沫装置は、給水栓又はシャワーヘッド等の吐水口先端部に取付けられ、両端が開放された上下方向の筒状体2と、筒状体2の上端の開口部(流入口)3を覆う流入側網状体4と、筒状体2内(内周側)に収容される形成体6と、筒状体2の下端の開口部(流出口)7を覆う流出側網状体8と、を備え、流入側網状体4を通過して流入口3から筒状体2内に流入される水を減圧し空気と混合させて泡状の水を流出口7から筒状体2外に吐出(流出)させる。
上記筒状体2は、上下方向が軸心方向になる円筒形状に成形されている。筒状体2の内周面には筒状体2上流側(上側)の内径に対して下流側の内径が小さくなるように環状の段部16が成形されている他、筒状体2内周における段部16から下流側は流出口7に向かって次第に内径が小さくなるように傾斜形成されている。
段部16には等間隔で上面がフラットな突部(凸部)17が内方に向かって一体的に突設されている。筒状体2外周の最上流側端部には外方突出する環状の突部17が一体的に成形されている一方で、筒状体2内周の最上流側端部には内方突出する環状の係止部18が一体的に設けられている。
上記流入側網状体4は、上流側に突出する円錐状に成形され、周縁端部には水平な環状の鍔部19が一体的に外方に突出形成されている。流入側網状体4の中心以外箇所には満遍無く六角形状の孔21が多数穿設されており、全体としてハニカム形状(蜂の巣状)に成形されている。流入側網状体4の中心部からは、下流側に向かって棒状(プレート状)の上流側突起片22が一体的に突出形成されている。吐水口先端部からの水は、この流入側網状体4を通過して、流入口3から筒状体2内に流入される。
上記形成体6は、水平な肉厚円盤状の形成体6本体の中心部から下流側に上下方向の下流側突出片31を一体的に突出形成することによりなる。形成体6本体の外周の上半部には、外方突出するフランジ部32が一体的に成形されている。このフランジ部32を筒状体2の複数の突部17上面に載置する。この際、形成体6のフランジ部32の周面が筒状体2の内周に当接し、形成体6本体の外周面の下半部が突部17の側面と当接する状態になり、形成体6が筒状体2に対して位置決めされる。
この際、形成体6のフランジ部32の径は、流入側網状体4の鍔部19の径と略同一であり、該フランジ部32上面に形状を沿わせて鍔部19を載置した状態で、筒状体2の流入口3から形成体6及び流入側網状体4を入れ込むと、係止部19と突部17との間に、上記フランジ部32及び鍔部19が嵌め込まれ、形成体6及び流入側網状体4が筒状体2に嵌合固定される。
形成体6上面の中心部には流入してきた水を受止めて減圧する面状の減圧部33が形成されている他、形成体6上面には減圧部33から筒状体2の内周面側に水平且つ放射状に延びる流水溝34が穿設されている。この流水溝34は、筒状体2の軸心に近い側(上流側)半部の上段溝36と、筒状体2の内周面に近い側(下流側)半部を占めて上段溝36よりも一段低い下段溝37とにより構成されている。
上段溝36は所定間隔で放射状に複数形成され、下段溝37も所定間隔で放射状に複数形成されるが、下段溝37は上段溝36に対して流路幅が狭く、下段溝37相互の間隔も狭く、個数も多い。そして、複数の下段溝37を全て連接するとともに上段溝36と対応する下段溝37とを連接するように、環状の周溝38が形成体6上面に凹設されている。すなわち、減圧部33で減圧された水は、上段溝36で分流され、下段溝37でさらに細かく分流される。
各下段溝37の最下流側端は、下面に至る上下方向の通水孔39と連接しており、下段溝37の水が形成体6の下面側に導かれる。この通水孔39からの水がエア(空気)と混合され、流出口7から流出していく。すなわち、形成体6と流出口7との間に水とエアを混合する混合室(混合部)41が形成される。
筒状体2の外のエアは、形成体6本体外周と筒状体2内周との間に形成される隙間(図示しない)から入り込み、形成体6本体の外周下端部と筒状体2内周との間に形成され且つ通水孔39の混合部41側端に近接した導入口42から混合部41に導入される。通水孔39の混合部41側端と導入口42とが近接しているため、効率の良い混合が行われる。加えて、通水孔39からも水の流水作用等によってエアが導入され、混合部41で該水と混合される。
上記流出側網状体8は、筒状体2の流出口7を覆うように、筒状体2と一体成形されている。この流出側網状体8は、全体に亘り満遍なく多数の六角形の孔21が穿設されたハニカム形状(蜂の巣状)のフラットな円形プレート状部材である。なお、孔21の大きさは、流入側網状体4に比べて大きくなっている。
混合部41のエアを含んだ水は、この流出側網状体8を通過して、細かい泡を含んだ良質な泡沫水となって本泡沫装置から吐出される。なお、下流側突起片31は、通水孔39から混合部41に導入された水の少なくとも一部を筒状体2の軸心側にガイドするために機能している。
2 筒状体
3 流入口
4 流入側網状体
6 形成体
7 流出口
8 流出側網状体
21 孔
22 上流側突起片
31 下流側突起片
33 減圧部
34 流水溝
36 上段溝
37 下段溝
39 通水孔
41 混合部
42 導入口
3 流入口
4 流入側網状体
6 形成体
7 流出口
8 流出側網状体
21 孔
22 上流側突起片
31 下流側突起片
33 減圧部
34 流水溝
36 上段溝
37 下段溝
39 通水孔
41 混合部
42 導入口
Claims (10)
- 一端に水を流入する流入口(3)が形成されると共に他端に水を流出させる流出口(7)が形成される筒状体(2)と、筒状体(2)内周側に設けられて流入側から流入される水を受止めて減圧する減圧部(33)と、該減圧された水と筒状体(2)内周側で空気と混合する混合部(41)と、前記流出側に取付けられた流出側網状体(8)とを備えた泡沫装置において、前記流入側に流入側網状体(4)を設けた泡沫装置。
- 流入側網状体(4)又は流出側網状体(8)に水を泡沫させるハニカム形状の多数の孔(21)を穿設したプレートからなる請求項1の泡沫装置。
- 流入側網状体(4)を上流側に突出した円錐状に形成してなる請求項1又は2の泡沫装置。
- 筒状体(2)と流出側網状体(8)とを一体に成型してなる請求項1,2又は3の泡沫装置。
- 減圧された水を内周面側に放射状に分流させる流水溝(34)を形成し、減圧部(33)側から混合部(41)に減圧された水を通水させる通水孔(39)を筒状体(2)内面側に設けてなる請求項1,2,3又4の泡沫装置。
- 流水溝(34)が、上流側半部の上段溝(36)と、下流側半部で前記上段溝(36)からの水をさらに細かく分流する下段溝(37)とからなる請求項5の泡沫装置。
- 減圧部(33)、流水溝(34)及び通水孔(39)が形成される形成体(6)が一体的に成型される請求項5又は6の泡沫装置。
- 形成体(6)から下流側面に突出した下流側突起片(31)を形成体(6)と一体に成型した請求項7の泡沫装置。
- 空気を筒状体(2)内に導入する導入口(42)を通水孔(39)の混合部(41)側端に近接させて設けた請求項5,6,7又は8の泡沫装置。
- 流入側網状体(4)から下流側面に突出した上流側突起片(22)を流入側網状体(4)と一体に成型した請求項1,2,3,4,5,6,7,8又は9の泡沫装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008005694U JP3145959U6 (ja) | 2008-08-15 | 泡沫装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008005694U JP3145959U6 (ja) | 2008-08-15 | 泡沫装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3145959U6 JP3145959U6 (ja) | 2009-01-15 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011108023A1 (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-09 | 株式会社バイタル | 水栓用泡沫水生成器 |
CN110961264A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-04-07 | 山东东山新驿煤矿有限公司 | 一种煤矿施工井下间歇性泡沫降尘喷头 |
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WO2011108023A1 (ja) * | 2010-03-02 | 2011-09-09 | 株式会社バイタル | 水栓用泡沫水生成器 |
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