JP3145840U - アルバム - Google Patents

Abstract

【課題】メディアに記録された多量の画像データを、煩雑な操作、準備をすることなく、視覚的に容易に確認することが出来、しかも一度に多数眺められるようにすることを目的とする。
【解決手段】表面に複数の画像４が出力された写真紙２の裏面を重ね合わせて形成された両面写真を、透明のシートを重ねて形成したシート状物３のシート間に挟持させて保持させてシート状に形成し、該シート状物３を保持したことを特徴とするアルバム１。
【選択図】図５

Description

本考案は、撮影された複数の画像データーをプリントした写真紙を、シート状に形成し、該シート状の写真紙を保持したアルバムに関し、特に、複数の前記写真紙をシート状物に所定数保持させ、シート状物を複数枚連結させたアルバムに関する。

現在、デジタルカメラの普及により、誰でも簡単、気軽に写真を撮影し、撮影した写真は、デジタル画像データーとして保存されるようになってきている。そして、デジタルカメラはフィルムカメラと異なり、何百枚もの画像を１つのメディア、例えばＣＤ−ＲＯＭ、カード状記録媒体、ＵＳＢメモリ、或いはコンピュータ等に記録することが出来、撮影枚数等を気にせず気軽に撮影することができる。

このようなことから、デジタルカメラに保存されている画像データー、デジタルカメラから複製された上記メディアに記録された画像データは何百ショットと多くなり、またフィルムカメラと異なり、現像するために写真店で処理を依頼しなくても画像を見ることが出来る為、プリントされずそのままデジタルカメラ或いはメディアの中に放置されている場合が多かった。もちろん、ユーザーは画像を見たい場合はデジタルカメラのモニターで確認したり、パソコンを用いたり、テレビに繋いだりして確認することは可能であるが、いちいちメディアを出し入れするのは面倒であり、機器によっては電源を落としてから出し入れをする必要もあり、又、機器のセッティングも煩雑であり、気軽に眺めることが出来るようにはなっていない。

更に、今後記録メディアの価格はどんどん安くなり、個人が保有するデーターは数千ショットに上り、整理しきれないデーターは埋もれ、一度埋もれたデーターは掘り起こすのが容易ではなくなり、記録メディアに何が写っていたのかも忘れ去られてしまうことになってしまう。

もちろん、すべてプリントしてしまえばよいが、何千枚もの写真を一般的な所謂Ｌ版、ＤＳＣ版、ＫＧ版でプリントした場合、保管するスペースも必要になり、また画像の中には大して意味のない画像も含まれており、それらのノイズまで高い金額でプリントするのは無駄である。だからといって選り分けてプリントする事は非常に手間のかかる作業となってしまう。写真の画像データーはたくさんあるのに、実際に思い出に残る写真は手元に殆ど無いといった状態が起きつつある。

本考案は、かかる従来の現状に鑑み創案されたものであり、メディアに記録された多量の画像データを、煩雑な操作、準備をすることなく、視覚的に容易に確認することが出来るようにすることを目的とする。

又、記録メディアに記録されている画像データーの写真を、一度に多数眺められるようにすること、多数の画像から目的の画像があるかを容易に判断することが出来るようにするを目的とする。

又、記録メディアに記録されている画像データーを、再度利用するときに迷うことなく使用できるようにすることを目的とする。

上記課題を解決する手段としての本考案は、記録メディアに記録されているデーターを、何が写っているか認識できる程度の大きさで出力し、複数の写真がプリントされた写真を一度に眺められるような大きさにまで組み合わせた物を連結させてアルバム状に整理したアルバムである。

即ち、表面に複数の画像が出力された写真紙を、シート状に形成し、該シート状の写真紙を保持したことを特徴とするアルバムである。

又、上記アルバにおいて、表面に複数の画像が出力された写真紙を、シート状物に保持させてシート状に形成し、該シート状物を保持したことを特徴とするアルバムである。

又、上記アルバにおいて、前記シート状物は、透明のシートを重ねて形成すると共に、２枚の写真紙の夫々の裏面を重ね合わせて形成された両面写真を、前記シート間に挟持して固定したことを特徴とするアルバムである。

又、上記アルバにおいて、前記シート状物には、複数枚の前記両面写真が隣接して挟持されていることを特徴とするアルバムである。

又、上記アルバにおいて、前記写真紙に出力されている画像がデジタルデーターとして記録されているメディアを保持する保持部を備えることを特徴とするアルバムである。

又、上記アルバにおいて、前記写真紙に出力された画像には、前記メディアに記録されている前記画像のファイルネームが出力されていることを特徴とするアルバムである。

以上のような本考案によれば、本考案のアルバムにより、記録メディアに保存されている多量の画像データーのすべてを、煩雑な操作、準備をすることなく、視覚的に確認することが出来るようになった。又、記録メディアに記録されている画像データーの写真を、一度に多数眺められるようになり、多数の画像から目的の画像があるかを容易に判断する事が出来るようになった。更に、このアルバムと記録メディアを一緒にすることができる為、アルバム中の画像をデジタルデーターとして簡単に抽出することができ、記録メディアに記録されている画像データーを、再度利用するときに迷うことなく使用できるようになった。

以下本考案の実施の形態を図に従って説明する。本考案のアルバム１は、図４に示すように、表面に複数の画像４が出力された写真紙２を、シート状物３に保持させてシート状に形成し、該シート状の写真紙２を保持したアルバム１である。

写真紙２は公知の印画紙を用い、図１に示すように、１枚の写真紙２に複数の画像４をプリントする。写真紙２の大きさは特に限定されず、Ｌ版、２Ｌ版、六つ切、四つ切と所望のサイズを選択することが出来る。

しかし、現在でもネガフィルムを現像する際にインデックスプリントとして手にいれることができる、Ｌ版もしくは２Ｌ版では小さく、何千枚の写真を眺めるのに好適とはいえない。人間の眼はもっと広範囲の中から目的の映像を探し出すことができ、プリントサイズは大きいほうがより検索性が向上する。しかしながら、一般の写真店では、Ｌ版や２Ｌ版が一般的で安く提供される一方、六つ切、四つ切といった大きなサイズは極端に価格が高くなる。写真店としても、通常提供しているサイズ以上の印画紙は在庫が無い場合が多く、外注せざるを得ない状況だからである。

この為、図２に示すように、一般的で廉価なＬ版等のサイズの写真紙２を複数枚並置或いは隣接させてシート状に形成することが好ましい。

写真紙２をシート状に形成する方法としては、シート状物３に保持させて行う。シート状物３は、薄板や薄膜等のシート、例えば透明なプラスチックシートを重ねて形成することが出来、具体的には、透明のシートとして２枚の透明なラミネートフィルム間に写真紙２を挟持して、ラミネートフィルム同士を接着させて、写真紙２を固定して形成することが出来る。尚、シート状物３としては、ホットラミネート、コールドラミネートから任意に選択することが出来、写真紙２を視認できれば、必ずしも無色透明でなくてもよく、着色フィルムやマットフィルム、ホログラム等の意匠性の高いフィルムを用いてもよい。又、シート状物３に挟み込む写真紙２の数は特に限定されず、そのサイズによって、１枚以上であればよい。

このように、小さいＬ版等のサイズの写真紙２であっても、写真紙２を透明なシート等のシート状物３に挟み込み、組み合わせて固定することで、一度に大量の画像を確認できるような大きなサイズを得ることができる。

又、写真紙２を複数枚並置或いは隣接し端部同士を粘着テープで張り合わせたり、端部同士を接着してシート状に形成することも出来る。

尚、六つ切や四つ切といったある程度大きいサイズの写真紙２を用いる場合には、他の写真紙２と並置してシート状にする必要はなく、１枚そのままでシート状に形成されている。

写真紙２の表面には複数の画像４が出力され、この画像４のサイズは特に限定されないが、例えば、図１に示すように、Ｌ版の印画紙に縦横４コマづつ合計１６コマを出力する程度が画像内容が明確であると共に、１度に多数の写真を見ることが出来るので、好ましい。

又、２枚の写真紙２の夫々の裏面を重ね合わせて形成された１枚或いは複数枚の隣接させた両面写真を、透明なプラスチックシートを重ねて形成されたシート状物３に保持させ、即ち、前記シート間に挟持して固定させてもよい。又、複数の前記両面写真の端部同士を粘着テープで張り合わせたり、端部同士を接着してシート状に形成することも出来る。両面写真をこのような構成とすることで、シート状物３の表裏で画像４を表示することが出来、より１度に多数の写真を見ることが出来るので、好ましい。

また、アルバム１にはメディア７を保持可能な保持具８を備えることが好ましい。保持具８としては、厚紙やプラスチックシート等で形成し、保持リング６１が挿入される所定数の挿入孔３３が設けられたシート１２上に、厚紙やプラスチックシート等でポケット或いは袋を形成して構成することが出来る。又、アルバム本体６に厚紙やプラスチックシート等でポケット或いは袋を形成して構成してもよい。

このような構成とすることで、メディア７もアルバム１と一緒に綴じることが出来、記録メディアと画像を一緒にしておくことで、即ち、アルバム１が、アルバム１に保持された写真紙２に出力されている画像４がデジタルデーターとして記録されているメディア７を保持することで、デジタルデーターの管理が容易になり、アルバム中の画像をデジタルデーターとして簡単に抽出することができ、記録メディアに記録されている画像データーを、再度利用するときに迷うことなく使用できるようになり、気軽に写真を楽しむことが出来るようになった。

又、画像４には、図１に示すように、出力された画像４毎に、アルバム１に保持されたメディア７に記録されている当該画像のファイルネーム４１が一緒に出力、プリントされていることが好ましい。このような構成とすることで、メディアのファイル番号もこのアルバムから確認することができ、アルバム中の画像をデジタルデーターとして簡単に抽出することができ、記録メディアに記録されている画像データーを、再度利用するときに迷うことなく使用できるようになっている。

シート状物３の側端部には、アルバム本体６の保持リング６１に対応させて、保持リング６１が挿入される所定数の挿入孔３３が設けられ、シート状物３は保持リング６１の開閉によりアルバム本体６に着脱可能としている。又、シート状物３は、紐、バインダー、ステープル等の保持具等で束ねることで、アルバム１を形成することとしてもよい。

具体例としては、記録メディアの１０００枚以上の画像データーをアルバム１に保持させる場合、通常のサイズであるＬ版の印画紙に縦横４コマづつ合計１６コマを出力し、これを裏面どうし張り合わせて両面写真とし、この両面写真を縦横２セットづつ合計４セットを隣接するように並べて、シーと状物３たるホットラミネートで固定することで１２８枚の画像を出力したシートが完成する。

このシートを８枚用意し、シートの一辺に挿入孔３３を所定個数あけ、アルバム本体６に束ねる事で、１０２４枚の画像データーを出力したアルバムが出来る。又、この１０２４枚の画像には、ファイルネーム４１も一緒にプリントされており、メディアのファイル番号もこのアルバムから確認することができる。

尚、デジタルカメラのデーターを認識できる程度に縮小させた場合、小さくても鮮明に再現されていなければ思い出に浸ることも難くなり、この点から、インクジェットプリンター等ではなく、銀塩写真でのプリントが最適である。

アルバムの加工に使用される写真紙への出力形態の一例を示す図。 写真紙の組み合わせ形態の一例を示す図。 写真紙をシート状に加工した場合の一例を示す図。 本考案アルバムの一例を示す開状態図。 記録メディアの保持の一例を示す図。 本考案アルバムの一例を示す斜視図。

符号の説明

１ アルバム
２ 写真紙
３ シート状物
３３ 挿入孔
４ 画像
４１ ファイルネーム
６ アルバム本体
６１ 保持リング
７ メディア
８ 保持具

Claims (6)

1. 表面に複数の画像が出力された写真紙を、シート状に形成し、該シート状の写真紙を保持したことを特徴とするアルバム。
2. 表面に複数の画像が出力された写真紙を、シート状物に保持させてシート状に形成し、該シート状物を保持したことを特徴とする請求項１記載のアルバム。
3. 前記シート状物は、透明のシートを重ねて形成すると共に、２枚の写真紙の夫々の裏面を重ね合わせて形成された両面写真を、前記シート間に挟持して固定したことを特徴とする請求項２に記載のアルバム。
4. 前記シート状物には、複数枚の前記両面写真が隣接して挟持されていることを特徴とする請求項３に記載のアルバム。
5. 前記写真紙に出力されている画像がデジタルデーターとして記録されているメディアを保持する保持部を備えることを特徴とする請求項１から４のうちいずれか１項に記載のアルバム。
6. 前記写真紙に出力された画像には、前記メディアに記録されている前記画像のファイルネームが出力されていることを特徴とする請求項１から５のうちいずれか１項に記載のアルバム。

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