JPH07181661A - インデックス写真，フイルムパッケージ及びパッケージ作成方法並びに作成機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 インデックス写真１０をフイルムピースのサ
イズに形成する。このインデックス写真１０には、フイ
ルムピース１１ａ，１１ｂ，・・・の各コマのポジ像を
フイルムピース単位でグループにしてこれらグループの
順序が判るように配列するとともに、各ポジ像を縮小記
録する。フイルムシース１３の各フイルム収納部１３ａ
に、各フイルムピース１１ａ，１１ｂ，・・・とこれの
インデックス写真１０とをそれぞれ挿入する。 【効果】 フイルムピース１１ａ，１１ｂ，・・・とこ
れのインデックス写真１０とがフイルムシース１３に１
まとまりにされるため、これらが散逸することがない。
また、フイルムピース１１ａ，１１ｂ，・・・に記録さ
れている各コマの確認が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、インデックス写真，フ
イルムパッケージ及びパッケージ作成方法並びに作成機
に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】１本のネガフイルムにどのような写真が
記録されているかを簡単に知ることができるようにする
ために、各コマをマトリックス状に並べて縮小プリント
したインデックス写真が知られている（特開昭６１−１
２２６３９号）。このインデックス写真の作成に際して
は、ステージ上に１本分のネガフイルムを分断してなる
複数のフイルムピースをフイルムシースに挿入した状態
と同じ配列で配置し、これをマスクで押さえるととも
に、フイルムピースの背面から照明を与えて、縮小レン
ズ系を通して印画紙に焼き付けるようにしている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記インデックス写真
は、フイルムシースにフイルムピースを挿入した状態と
同じ配列で配置して縮小プリントしているため、フイル
ムシースを縮小したサイズとなり、フイルムシースとと
もに保存する場合にサイズが合わないため、ばらばらに
なり易く、焼き増し注文時などにインデックス写真を有
効に利用することができないという問題がある。

【０００４】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、フイルムピースとともに保存することができ、イ
ンデックス写真を散逸することのないようにしたインデ
ックス写真，フイルムパッケージ及びパッケージ作成方
法並びに作成機を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１に記載した発明は、インデックス写真のサ
イズをフイルムピースとほぼ同じサイズに形成するとと
もに、各フイルムピースを各コマの記録順序が判るよう
に配列したものである。

【０００６】また、請求項２に記載した発明は、請求項
１記載のインデックス写真において、各コマのポジ像に
コマ番号を記録したものである。

【０００７】また、請求項３に記載した発明は、複数の
フイルム収納部を備えたフイルムシースと、このフイル
ムシースに挿入可能なサイズに１本の写真フイルムを切
断してなる複数のフイルムピースと、これらフイルムピ
ースの各コマのポジ像をフイルムピース単位でグループ
にしてこれらグループの順序が判るように配列するとと
もに、各ポジ像を縮小記録し、前記フイルムピースとほ
ぼ同じサイズで形成したインデックス写真とからなり、
前記フイルムシースの各フイルム収納部に、各フイルム
ピースとこれのインデックス写真とをそれぞれ挿入して
１まとまりにしたものである。

【０００８】また、請求項４に記載した発明は、各件分
の写真フイルムを各件毎にフイルムピースに切断して、
これらフイルムピースをフイルムシースの各フイルム収
納部にそれぞれ挿入するとともに、これら各件毎のフイ
ルムピースを収納したフイルム収納部との間に１個の空
のフイルム収納部を形成し、このフイルムシースをロー
ル形態に巻き取ってロールシースとし、前記フイルムピ
ースとほぼ同じサイズで写真フイルムの各件毎に作成さ
れ、１本分の写真フイルムの各コマのポジ像をフイルム
ピース単位でグループにして縮小記録してインデックス
写真を作成し、前記ロールシースの空きのフイルム収納
部に、このフイルム収納部に隣接するフイルム収納部に
入れられたフイルムピースのインデックス写真を挿入す
るようにしたものである。

【０００９】また、請求項５に記載した発明は、フイル
ムピースとほぼ同じサイズで写真フイルムの各件毎に作
成され、１本分の写真フイルムの各コマのポジ像をフイ
ルムピース単位でグループにして縮小記録してインデッ
クス写真を作成し、このインデックス写真をフイルム収
納部に挿入するとともに、このインデックス写真のフイ
ルムピースの個数分だけフイルム収納部を開けておき、
以下同様に各件のインデックス写真を順次挿入し、この
フイルムシースをロール形態に巻き取ってロールシース
とし、インデックス写真が挿入されたフイルム収納部に
隣接する空のフイルム収納部に対応するフイルムピース
を挿入したものである。

【００１０】また、請求項６に記載した発明は、各件分
の写真フイルムをフイルムピースに切断してフイルムシ
ースの各フイルム収納部に挿入するとともに、挿入した
フイルム収納部に隣接するフイルム収納部を１個分あけ
て各件毎の仕切りとなる切断線を形成するフイルムカッ
ティングインサータと、前記フイルムピースとほぼ同じ
サイズで写真フイルムの各件毎に作成されたインデック
ス写真を写真フイルムの接合順に集積したインデックス
写真の集積部と、この集積部からインデックス写真を取
り出して空のフイルム収納部に挿入するインデックス写
真挿入装置とを備えたものである。

【００１１】また、請求項７に記載した発明は、各件分
の写真フイルムをフイルムピースに切断してフイルムシ
ースの各フイルム収納部に挿入するフイルムカッティン
グインサータと、前記フイルムピースとほぼ同じサイズ
で写真フイルムの各件毎に作成されたインデックス写真
を写真フイルムの接合順に集積したインデックス写真の
集積部と、この集積部からのインデックス写真をフイル
ムシースのフイルム収納部に挿入するインデックス写真
挿入装置とを備え、インデックス写真挿入装置でインデ
ックス写真が挿入されたフイルム収納部に続く空のフイ
ルム収納部に、このインデックス写真に対応するフイル
ムピースを前記フイルムカッティングインサータにより
挿入したものである。

【００１２】また、請求項８に記載した発明は、各件分
の写真フイルムを接合した長尺フイルムの各コマの画像
を撮像する手段と、この手段からの撮像データと予め決
定したフイルムピースのフォーマットとに基づき各件分
の写真フイルムの各コマのポジ像をフイルムピース単位
でグループにし、これを感光材料に縮小して焼付露光し
各件分のインデックス写真を作成するインデックス写真
作成装置と、前記長尺フイルムをフイルムピースのフォ
ーマットに基づき各件毎にフイルムピースに切断し、こ
れらフイルムピースをフイルムシースの各フイルム収納
部に挿入するフイルムカッティングインサータと、前記
インデックス写真を各件毎に切り離して、このインデッ
クス写真を対応するフイルム収納部に挿入するインデッ
クス写真挿入装置とを備えたものである。

【００１３】

【作用】１本分の写真フイルムの各コマのポジ像をフイ
ルムピース単位でグループにして縮小記録し、フイルム
ピースとほぼ同じサイズのインデックス写真が作成され
る。このインデックス写真は、各フイルムピースを各コ
マの記録順序が判るように配列して構成されている。そ
して、フイルムシースの各フイルム収納部に、各フイル
ムピースとこれのインデックス写真とが挿入され、これ
らが１まとまりにして収納される。このフイルムシース
は各件毎に切り離されて、インデックス写真入りフイル
ムパッケージが作成される。

【００１４】また、このインデックス写真入りフイルム
パッケージの作成時は、各件のフイルムピースが挿入さ
れたロールシースの対応する空きのフイルム収納部にイ
ンデックス写真が挿入される。また、各件のインデック
ス写真が先に挿入されたロールシースには、対応する空
のフイルム収納部にフイルムピースが挿入される。

【００１５】また、フイルムカッティングインサータで
フイルムピースを挿入する前に、又は後に、インデック
ス写真が挿入されることで、インデックス写真入りフイ
ルムパッケージが作成される。インデックス写真は、予
め各件毎にフイルムピースサイズに切断される他に、フ
イルムピースと同じように、フイルムシースに挿入する
際にフイルムピースサイズに切り離される。

【００１６】

【実施例】図１はインデックス写真１０を示す平面図で
ある。このインデックス写真１０は、図２に示すよう
に、２４枚撮り用の１３５フイルムを５個のフイルムピ
ース１１ａ〜１１ｅに切断した場合のものである。周知
のように、２４枚撮り用の１３５フイルムでは、正規撮
影枚数の２４枚の他に、カメラへのフイルム装填状態に
よって、フイルム先端側にコマ番号「００」，「０」の
２コマと、フイルム後端側にコマ番号「Ｅ」の１コマと
が撮影可能であり、最大撮影枚数は２７枚となる。２７
枚が撮影可能なものとしては、本出願人が販売している
レンズ付きフイルムユニット例えば、「写ルンですエコ
ノショット２７」（商品名）がある。また、１２枚撮り
及び３６枚撮りでも、同様にして「００」，「０」，
「Ｅ」の３枚が撮影可能であり、最大撮影枚数はそれぞ
れ１５枚、３９枚となる。

【００１７】フイルムピースは周知のように６コマを１
まとまりとして切断したものである。ところで、２４枚
撮りの１３５フイルムの場合のインデックス写真１０
は、正規撮影コマ数「１」〜「２４」の他に、フイルム
の前端部に「００」，「０」、後端部に「Ｅ」の３個の
余剰撮影コマが記録される可能性があるため、図２に示
すように、１本のネガフイルムは少なくとも５個のフイ
ルムピース１１ａ〜１１ｅに分断される。また、最大撮
影コマ数は２７コマとなるため、フイルムピースへの切
り離し時に、先端部フイルムピース１１ａと後端部フイ
ルムピース１１ｅとは、他の中間部フイルムピース１１
ｂ〜１１ｄと比べてコマ数が少なくなり、この分だけフ
イルムピースが短くなる。本実施例では、図２に示すよ
うに、最初のフイルムピース１１ａを、「００」，
「０」，「１」，「２」のコマ番号の４コマを含んだも
のとし、２番目のフイルムピース１１ｂを、「３」〜
「８」のコマ番号の６コマを含んだものとし、同様に３
番目，４番目のフイルムピース１１ｃ，１１ｄを、
「９」〜「１４」，「１５」〜「２０」のコマ番号の６
コマを含んだものとし、最後のフイルムピース１１ｅを
「２１」〜「Ｅ」のコマ番号の５コマを含んだものとす
るフォーマットを用いている。なお、フイルム先端部に
「００」，「０」のコマ番号のものが記録されていない
場合でも、コマ番号「２」と「３」との間でネガフイル
ムが切断され第１のフイルムピース１１ａが作成され
る。

【００１８】本実施例では、コマサイズ途中切換えカメ
ラで撮影されたネガフイルムを一例として、図１〜図３
に図示している。パノラマサイズで撮影されたコマ番号
「７」，「１１」のものは、インデックス写真１０上で
もパノラマサイズで記録されるため、一目でパノラマコ
マであることが判るようになる。また、パノラマコマ混
在フイルムの他に、フルサイズコマのみ、ハーフサイズ
コマのみ、迫力ビジョンサイズコマのみのネガフイルム
も同様にして、フイルムに記録されたコマサイズを縮小
したサイズでインデックス写真が作成される。

【００１９】インデックス写真１０は上記６コマ分の長
さからなる中間部フイルムピース１１ｂ〜１１ｄとほぼ
同じサイズか、それよりもやや小さいサイズで形成され
ており、周知のフイルムシース１３の各フイルム収納部
１３ａに挿入可能になっている。フイルムシース１３は
透明又は半透明な樹脂フイルムを２つ折りにして、これ
らをミシン目状の溶着ライン１３ｂによって接合し、多
数のフイルム収納部１３ａを並べて形成したものであ
る。また、フイルム収納部１３ａの下側には白帯部１３
ｃが印刷されており、これには、焼き増しプリントの注
文時に焼き増し枚数が記入される。

【００２０】図１に示すように、インデックス写真１０
は、フイルム収納部１３ａへのフイルムピースの挿入方
向でエリアが二分割されており、一方の前半部エリア１
０ａに第１〜第３フイルムピース１１ａ，１１ｂ，１１
ｃのポジ像１５ａ，１５ｂ，１５ｃが、他方の後半部エ
リア１０ｂに第４，第５フイルムピース１１ｄ，１１ｅ
のポジ像１５ｄ，１５ｅがそれぞれ並べて記録されてい
る。また、各フイルムピース１１ａ〜１１ｅのポジ像１
５ａ〜１５ｅに近接させてフイルムピース番号１６が記
録されている。

【００２１】先端部及び後端部のフイルムピース１１
ａ，１１ｅはコマ数が少なくなった分だけ短くなってお
り、この短くなった部分に対応してインデックス写真１
０には、２つの余白部１４ａ，１４ｂが形成される。ま
た、後半部エリア１０ｂには２個のフイルムピース１１
ｄ，１１ｅのポジ像１５ｄ，１５ｅが記録されるのみで
あるから、１個のフイルムピース分の余白部１４ｃが第
５フイルムピース１１ｅのポジ像１５ｅの下側に形成さ
れる。

【００２２】第１フイルムピース１１ａのポジ像１５ａ
に隣接する余白部１４ａには、「１９９３ 冬」や「平
成五年 夏」，「１９９３ １１月」などの季節や年
月、「運動会」，「誕生日会」などの催しを表すタイト
ル画像１７が記録される。これらタイトル画像はＤＰ受
付時に客が希望したものを入れる他に、ＤＰ依頼を受け
付けた時の季節や月日を自動的に入れてもよい。また、
カメラ側で写真フイルムに各種撮影データを入力するこ
とが可能なものでは、この撮影データ内のタイトルデー
タを入れるようにしてもよい。

【００２３】第５フイルムピース１１ｅのポジ像１５ｅ
に隣接する余白部１４ｂには、ＤＰ処理時にネガフイル
ムに貼られたチェックテープ１８（図３参照）の番号を
表す「Check No,0038 」などのチェック番号１９が記録
される。このチェック番号１９により、ネガフイルムと
インデックス写真１０との照合を各画像を照合すること
なく簡単に行うことができる。

【００２４】第５フイルムピース１１ｅのポジ像１５ｅ
の下側の余白部１４ｃには、白焼きによりメモ欄２０が
形成されている。このメモ欄２０にはユーザーが被写体
情報や撮影年月日等を書き込めるようになっている。な
お、このメモ欄２０を白焼きする代わりに、写真フイル
ムメーカーの名称や、「インデックス写真」等のタイト
ル画像を記録してもよい。更には、このメモ欄２０に代
えて、現像所コード番号や用いた露光補正データ、ネガ
フイルムの磁気記録層や光学的データ記録エリア等に撮
影時にカメラ側で書き込んだ各種撮影データなどを焼付
露光してもよい。

【００２５】また、各フイルムピース１１ａ〜１１ｅの
各コマのポジ像２５には、コマ番号２６が各コマの右下
側に黒地に白抜きで記録される。各コマ番号２６は、図
３に示すように、ネガフイルムの側縁部に形成した周知
のコマ番号バーコード２７をバーコードリーダーにより
読み取ることにより決定される。また、図１に示すよう
に、コマ番号が「００」や「Ｅ」のコマが撮影されてい
ない場合には、画像が記録されることなく白抜きにさ
れ、撮影されていないコマであることが一目で判るよう
になっている。

【００２６】インデックス写真１０は、図４に示すよう
に、ビデオプリンタ３０及びペーパープロセサ３１でフ
イルムピースサイズに作成される。ビデオプリンタ３０
にはスキャナー３２が接続されている。スキャナー３２
はフイルムプロセサ３３のフイルム出口側に配置されて
おり、フイルムプロセサ３３で現像処理された長尺ネガ
フイルム３４の各コマを撮像して、この画像データをビ
デオプリンタ３０に送る。長尺ネガフイルム３４は、周
知のフイルムスプライサ３５により各オーダーのネガフ
イルムを接合して形成される。現像処理後の長尺ネガフ
イルム３４は図示しないノッチャーパンチャーを経てフ
イルム検定が行われた後に、オートプリンタ３６にセッ
トされ、プリント対象コマがカラーペーパーに焼付露光
される。焼付露光済みの長尺ネガフイルム３４は、フイ
ルムカッティングインサータ３７により所定の長さに切
断されて、図２に示すようなフイルムピース１１ａ〜１
１ｅにされ、フイルムシース１３に挿入される。また、
このフイルムピース１１ａ〜１１ｅの挿入に際して、イ
ンデックス写真１０も対応するフイルム収納部１３ａに
挿入され、これによりインデックス写真入りフイルムパ
ッケージ４０が作成される。また、オートプリンタ３６
で焼付露光されたカラーペーパーは図示しないペーパー
プロセサを経て現像処理された後に、ペーパーカッタに
より各コマ毎に切断されて各オーダー毎に仕分けられ
る。

【００２７】ビデオプリンタ３０では、図５に示すよう
に、スキャナー３２により読み取った画像データをＡ／
Ｄ変換器４５でデジタル化して、これを各色毎にメモリ
４６に書き込む。コントローラ４７は、画像合成部４８
を制御して、予め設定されている図１に示すようなフォ
ーマットで各コマの画像データと、フイルムピース番号
１６，タイトル画像１７，チェック番号１９，メモ欄２
０を所定のエリアに嵌め込み合成する。画像合成部４８
には画像データ発生器４９が接続されており、この画像
データ発生器４９は、フイルムピース番号１６，タイト
ル画像１７，チェック番号１９，メモ欄２０等の各種画
像データを発生し、これを画像合成部４８に送る。画像
合成部４８からの嵌め込み合成画像は各色毎に設けたフ
レームメモリ５０に書き込まれる。画像露光部５１はレ
ーザービーム方式によりフレームメモリ５０に書き込ま
れた合成画像をカラーペーパー５２に焼付露光する。焼
付露光済みのカラーペーパー５２はペーパープロセサ３
１で現像処理された後に、各オーダー毎に切り離され
て、フイルムピースサイズのインデックス写真１０が作
成され、これがトレイ５３に集積される。

【００２８】これら各オーダーのインデックス写真１０
は、図６に示すように、フイルムカッティングインサー
タ３７のインデックス写真集積部６０にセットされる。
フイルムカッティングインサータ３７は、周知のフイル
ムカッティングインサータに、インデックス写真集積部
６０とインデックス写真挿入部６１とを設けたものであ
る。本実施例では、インデックス写真挿入部６１は、フ
イルムピース１１ａ〜１１ｅの挿入位置の前段に配置し
てあり、各フイルムピース１１ａ〜１１ｅの挿入前に、
フイルムシース１３のフイルム収納部１３ａにインデッ
クス写真１０が挿入されるようになっている。

【００２９】図７に示すように、インデックス写真集積
部６０は、各オーダーのインデックス写真１０を各フイ
ルムの接合順に重ねた状態で収納したケース６３から構
成されており、底部６３ａの開口には引き出しローラ６
４が設けられている。引き出しローラ６４は、最下層の
インデックス写真１０を引き出して、インデックス写真
挿入部６１に送り出す。インデックス写真挿入部６１は
ニップベルト対６６とガイドプレート６７とを備えてお
り、ニップベルト対６６はインデックス写真１０をニッ
プしてフイルムシース１３のフイルム収納部１３ａ内に
挿入する。インデックス写真１０を挿入した後は、図８
に示すように、フイルムシース１３が送りローラ対６
８，６９によりフイルム収納部２個分だけ間欠送りさ
れ、インデックス写真１０が挿入されたフイルム収納部
１３ａの次の空のフイルム収納部１３ａが、フイルムピ
ースの挿入位置にセットされる。引き出しローラ６４及
びニップベルト対６６はモータ６５により同期して回転
される。また、引き出しローラ６４側には電磁クラッチ
６５ａが配置されており、引き出したインデックス写真
１０がニップベルト対６６にくわえ込まれた後は、フリ
ーになるようにされている。これにより、次のインデッ
クス写真１０が連続して引き出されることが防止され
る。

【００３０】図８に示すように、フイルムカッティング
インサータ３７は、スプライスセンサ７０，エッジセン
サ７１，コマ番号バーコードリーダー７２を備えてお
り、これらの検出信号に基づき、各オーダーのフイルム
接合位置と、各コマのエッジ位置と、コマ番号バーコー
ドとを検出しており、上記インデックス写真１０のフォ
ーマットになるように、フイルム送りローラ対７３，７
４及びカッタ７５を制御して、ネガフイルム３４を各オ
ーダー毎にフイルムピース１１に切断する。そして、１
個のフイルムピース１１の切断が終了し、これがフイル
ム収納部１３ａ内に挿入されると、シース送りローラ対
６８，６９によりフイルム収納部１個分だけフイルムシ
ース１３を送る。この後、次のフイルムピース１１が切
断され、これがフイルム収納部１３ａに挿入される。最
後のフイルムピース１１のカット及び挿入時には、イン
デックス写真挿入部６１で、次のオーダーのインデック
ス写真１０がフイルム収納部１３ａに挿入される。次
に、フイルムシース１３がフイルム収納部２個分だけ間
欠送りされ、以下同様にして次のオーダーのネガフイル
ム３４が各フイルムピース１１に切断されて各収納部１
３ａに挿入される。フイルム送りローラ対７３，７４
は、モータ７７により同期して回転される。また、前側
フイルム送りローラ対７３側には電磁クラッチ７８が設
けられており、フイルムピースに切断した後は、後ろ側
フイルム送りローラ対７４のみが回転して、フイルムピ
ース１１をフイルム収納部１３ａ内に挿入する。

【００３１】また、各オーダーの仕切り部分にはミシン
目カッタ７６によりミシン目状の切断線が形成され、こ
の位置で各オーダー毎にフイルムシースを分離すること
が容易になる。なお、ミシン目カッタ７６に代えて、シ
ートカッタを設けてもよく、この場合には各オーダー毎
にフイルムシースが切り離される。

【００３２】また、上記実施例では、ネガフイルムを所
定のフォーマットに基づいて、２コマ目と３コマ目との
間，８コマ目と９コマ目との間，１４コマ目と１５コマ
目との間・・・のように、フイルム先端部及び後端部を
除いて６コマ毎に切り離すようにしたが、フイルムピー
スの切断コマ位置は適宜変更してもよい。また、フイル
ムカッティングインサータ側でネガフイルムをフイルム
ピースに切断した後に、この切断位置情報を用いてビデ
オプリンタ側でインデックス写真を作成してもよい。更
には、フイルムカッティングインサータにおける切断ア
ルゴリズムに基づき、ビデオプリンタ側で各フイルムピ
ースの切断位置を予め決定し、これに基づき各フイルム
ピースのポジ像を画像合成してもよい。

【００３３】また、上記実施例では、フイルムピースを
挿入する前にインデックス写真をフイルム収納部に挿入
するようにしたが、これとは逆に、フイルム収納部に各
フイルムピースを挿入した後にインデックス写真を挿入
するようにしてもよい。この場合には、各オーダーのフ
イルムピースの間に空のフイルム収納部を形成してお
き、この空のフイルム収納部にフイルムピースに対応す
るインデックス写真を挿入する。

【００３４】また、上記実施例では、フイルムカッティ
ングインサータ３７でインデックス写真１０をフイルム
収納部に挿入するようにしたが、この他に、図９に示す
ように、フイルムカッティングインサータ８０では、フ
イルムシース８１にフイルムピース８２を挿入するとと
もに、各オーダーの間に空のフイルム収納部８３を１個
設けるようにしておき、これをロール形態で巻き取った
後に、専用のインデックス写真インサータ８５により各
オーダーの空のフイルム収納部８３にインデックス写真
８６を挿入して、インデックス写真入りフイルムパッケ
ージ８７を作成してもよい。この実施例では、フイルム
検定機８８で各コマを検定する際に、スキャナー８９で
各コマの画像データを得て、これに基づきビデオプリン
タプロセサ９０によりインデックス写真８６を作成して
いる。なお、スキャナー８９による撮像は、上記実施例
と同じようにフイルムプロセサ３３で行ってもよい。更
には、インデックス写真インサータ８５は、ビデオプリ
ンタプロセサ９０の出口側にプリンタプロセサ９０と一
体的に設け、フイルムピース８２を挿入したロールシー
ス８１の該当する空のフイルム収納部８３にインデック
ス写真８６を挿入してもよい。なお、上記第１実施例と
同一構成装置には同一符号が付してあり、その説明を省
略している。

【００３５】また、フイルムシースをロール形態で取り
扱う場合に、インデックス写真を先にフイルムシースに
挿入した後に、このインデックス写真に対応するフイル
ムピース分のフイルム収納部を空送りしておき、後に、
フイルムカッティングインサータで該当するフイルム収
納部に各フイルムピースを挿入するようにしてもよい。

【００３６】また、上記実施例では、２４枚撮りのネガ
フイルムについて説明したが、この他に、１２枚撮りや
３６枚撮りのフイルムについても、インデックス写真を
作成することができる。これらのフイルムの場合にも、
前述したようにフイルムの装填によって、「００」，
「０」，「Ｅ」の３枚の余剰コマが撮影される場合があ
り、最大撮影コマ数は１２枚撮りで１５コマ、３６枚撮
りで３９コマとなる。したがって、１２枚撮りのフイル
ムでは、３個のフイルムピースに分断される。また、３
６枚撮りのフイルムでは、７個のフイルムピースに分断
される。

【００３７】このため、図１０に示すように、１２枚撮
りフイルムのインデックス写真１００では３個のフイル
ムピースのポジ像１０１ａ〜１０１ｃを記録する。この
場合に、２４枚撮りのインデックス写真１０に比べてフ
イルムピース３個分の余白１００ａが発生する。この余
白１００ａには、撮影データや露光補正データの焼込み
欄１０２と、メモ書込み欄１０３とを焼付露光する。な
お、これら各欄１０２，１０３を記録する代わりに、各
ポジ像を２４枚撮りのインデックス写真１０に比べて大
きく記録してもよい。この場合には、２４枚撮りのイン
デックス写真１０のように、フイルムピース単位で各コ
マを連続させることはインデックス写真のサイズとポジ
像のサイズとの関係で無理となるが、各ポジ像にコマ番
号を記録するとともに、フイルムピースの切れ目が判る
ように、切れ目部分に少し余白を設けることで、各ポジ
像をフイルムピース単位で表示することができる。

【００３８】また、図１１に示すように、３６枚撮りの
インデックス写真１１０では、少なくとも７個のフイル
ムピースのポジ像１１１ａ〜１１１ｇを記録することが
できるように、各フイルムピースのポジ像の縮小率を変
更して、各ポジ像を２４枚撮りのインデックス写真１０
のポジ像よりも小さくする。

【００３９】また、上記実施例では、カラーペーパーを
用いてインデックス写真を作成したが、この他に図１２
に示すように、カラーリバーサルフイルムに上記フォー
マットにより各コマを露光して、フイルム形態のインデ
ックスフイルムピース１２０を作成してもよい。

【００４０】また、上記実施例では、予めフイルムピー
スサイズにインデックス写真を切り離して、これをフイ
ルムシースの該当するフイルム収納部に挿入するように
したが、この他に、長尺ネガフイルムと同じようにイン
デックス写真をロール形態で取り扱い、フイルムカッテ
ィングインサータと同じように、フイルム収納部に挿入
しながら、フイルムピースサイズに切り離すようにして
もよい。この場合には、図１３に示すようなインデック
ス写真インサータ１５０を設けて、これを図８に示すフ
イルムカッティングインサータのインデックス写真挿入
位置に取り付けることにより、フイルムピースと同じよ
うにインデックス写真を切断しながら、フイルム収納部
に挿入することができる。

【００４１】図１３に示すように、長尺インデックス写
真１５１はロール形態で巻き取られており、インデック
ス写真取付軸１５２にセットされる。長尺インデックス
写真１５１には、各件毎にカットマークが形成されてお
り、このカットマークをマークセンサ１５３により検出
することで、各件の区切り位置でインデックス写真１５
４が切り離される。長尺インデックス写真１５１はダン
パーローラ１５５及びガイドローラ１５６によりループ
状にされており、ペーパー送りローラ対１５７，１５８
によりカット位置に送られて、カッタ１６０によりフイ
ルムピースサイズに切り離される。切断されたインデッ
クス写真１５４は送りローラ対１５８によりフイルムシ
ース１６１内に挿入される。なお、その他の構成は図７
に示すインデックス写真挿入部６１と同じであり、同一
構成部材には同一符号が付してある。

【００４２】なお、このインデックス写真インサータ１
５０では、フイルムピースの挿入位置の前段でインデッ
クス写真１５４を挿入するようにしたが、これはフイル
ムピースの挿入位置の後段で挿入してもよい。また、フ
イルムカッティングインサータとは、別個にインデック
ス写真インサータを設け、ここでインデックス写真を挿
入してもよい。この場合には、前述したように、フイル
ムカッティングインサータでフイルムピースを挿入する
際に各件の間に空のフイルム収納部を設けておき、この
空のフイルム収納部に対応するインデックス写真をイン
デックス写真インサータにより挿入するか、先に、イン
デックス写真インサータによりインデックス写真を挿入
するとともに、フイルムピース挿入用の空のフイルム収
納部を設けておき、これにフイルムカッティングインサ
ータによりフイルムピースを挿入する。

【００４３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インデックス写真のサイズをフイルムピースとほぼ同じ
サイズに形成したから、インデックス写真をフイルムシ
ースにフイルムピースとともに収納しておくことができ
るようになり、インデックス写真とフイルムピースとが
ばらばらとなってこれらが散逸してしまうことがなくな
る。しかも、従来からのフイルムシースを利用してイン
デックス写真入りフイルムパッケージを作成することが
できる。

【００４４】また、各フイルムピースを各コマの記録順
序が判るように配列したから、インデックス写真と、フ
イルムシースに挿入されたフイルムピースとが対応する
ことになり、焼き増し希望コマの特定を簡単に行うこと
ができる。

【００４５】また、各コマのポジ像にはコマ番号を記録
したから、コマ番号がポジ像の中に記録されることにな
るため、各コマのポジ像をできる限り大きくすることが
でき、縮小によって各コマが見ずらくなることが防止さ
れる。

【００４６】また、フイルムシースにフイルムピースを
挿入するとともに、各オーダーの間に空のフイルム収納
部を設けて、予めフイルムピースのみをフイルム収納部
に挿入してフイルムシースをロール状に巻き取ってお
き、このロールシースの空のフイルム収納部にインデッ
クス写真を挿入したから、インデックス写真入りフイル
ムパッケージを効率良く作成することができる。同様に
して、フイルムシースにインデックス写真を挿入すると
ともに、このインデックス写真に対応するフイルムピー
スの空のフイルム収納部を形成してフイルムシースをロ
ール形成で巻き取っておき、後に、空のフイルム収納部
にフイルムピースを挿入することにより、同様にして、
インデックス写真入りパッケージを効率良く作成するこ
とができる。

【００４７】また、フイルムカッティングインサータに
より写真フイルムをフイルムピースに切断してフイルム
シースのフイルム収納部に挿入する際に、その挿入前又
は後に、インデックス写真をフイルム収納部に挿入し
て、インデックス写真とフイルムピースとを１まとまり
にしたから、インデックス写真入りフイルムパッケージ
を簡単に作成することができる。さらに、各件のインデ
ックス写真を切り離すことなくロール形態で取り扱い、
フイルムカッティングインサータと同じように、フイル
ムピースサイズに切り離しながら、これを挿入すること
で、インデックス写真の挿入の自動化を容易に行うこと
ができる。

【００４８】各フイルムピースを、「００」，「０」の
先端部余剰撮影コマを含む先端フイルムピースと、６コ
マからなる中間部フイルムピースと、「Ｅ」の後端部余
剰撮影コマを含む後端フイルムピースとから構成し、先
端フイルムピースは３ないし５コマを含む長さで形成す
ることにより、この先端フイルムピースが短くなった余
白部にタイトル画像等を焼き込むことができるようにな
る。したがって、タイトル画像を頼りにネガフイルムの
検索が容易に可能になる。また、２４枚撮り用フイルム
のインデックス写真において、インデックス写真のフイ
ルム収納部への挿入方向でエリアを前半部及び後半部に
二分割して、一方の前半部エリアに第１〜第３フイルム
ピースのポジ像を、他方の後半部エリアに第４〜第５フ
イルムピースのポジ像をそれぞれ並べて記録することに
より、各ポジ像を大きく且つ効率良く表示することがで
きる。

【００４９】また、各フイルムピースのポジ像に近接さ
せてフイルムピース番号を記録することにより、フイル
ムピースを間違った位置に収納してもこれを元の位置に
戻すことが簡単に可能になる。また、余白部に写真フイ
ルムに貼ったチェックテープのチェック番号を記録する
ことにより、写真フイルムとインデックス写真との照合
を簡単に行うことができる。また、２４枚撮り用フイル
ムのインデックス写真において、第５のフイルムピース
の下側に余白部を形成し、この余白部に、カメラ側で記
録した撮影データや焼付露光時の露光補正データを記録
することにより、これら露光補正データを用いて焼き増
しすることにより、ＤＰ処理時と同じ濃度、色バランス
に仕上げることができる。また、この余白部をメモ書込
み用の白地に記録することにより、簡単なメモ書きが可
能になり、フイルムピースの整理が簡単になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のインデックス写真を示す平面図であ
る。

【図２】インデックス写真入りフイルムパッケージを示
す平面図である。

【図３】インデックス写真入りフイルムパッケージの要
部を拡大して示す平面図である。

【図４】本発明のインデックス写真入りフイルムパッケ
ージの作成機を示す概略図である。

【図５】ビデオプリンタの概略を示すブロック図であ
る。

【図６】本発明で用いるフイルムカッティングインサー
タの外観を示す斜視図である。

【図７】インデックス写真集積部及び挿入部を示す概略
図である。

【図８】フイルムカッティングインサータの要部を示す
斜視図である。

【図９】他のインデックス写真入りフイルムパッケージ
の作成機を示す概略図である。

【図１０】１２枚撮りフイルム用のインデックス写真を
示す平面図である。

【図１１】３６枚撮りフイルム用のインデックス写真を
示す平面図である。

【図１２】他の実施例のインデックスフイルムピースを
示す平面図である。

【図１３】ロール形態でインデックス写真を取り扱い、
フイルムシースに挿入するインデックス写真インサータ
を示す概略図である。

【符号の説明】

１０，１００，１１０ インデックス写真 １１，１１ａ〜１１ｅ フイルムピース １３ フイルムシース １３ａ フイルム収納部 １６ フイルムピース番号 １７ タイトル画像 １９ チェック番号 ２０ メモ欄 ２５ ポジ像 ２６ コマ番号 ３０ ビデオプリンタ ３２ スキャナー ３７ フイルムカッティングインサータ ４０，８７ フイルムパッケージ ６０ インデックス写真集積部 ６１ インデックス写真挿入部 ８５ インデックス写真インサータ １２０ インデックスフイルムピース

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大竹 克美 東京都港区西麻布２ー26ー30 富士写真フ イルム株式会社内 (72)発明者 堀口 昌史 神奈川県足柄上郡開成町宮台798番地 富 士写真フイルム株式会社内 (72)発明者 辻 徹 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 １本分の写真フイルムの各コマのポジ像
   をフイルムピース単位でグループにして縮小記録したイ
   ンデックス写真において、 インデックス写真のサイズをフイルムピースとほぼ同じ
   サイズに形成するとともに、各フイルムピースを各コマ
   の記録順序が判るように配列したことを特徴とするイン
   デックス写真。
2. 【請求項２】 請求項１記載のインデックス写真におい
   て、前記各コマのポジ像にコマ番号を記録したことを特
   徴とするインデックス写真。
3. 【請求項３】 複数のフイルム収納部を備えたフイルム
   シースと、このフイルムシースに挿入可能なサイズに１
   本の写真フイルムを切断してなる複数のフイルムピース
   と、これらフイルムピースの各コマのポジ像をフイルム
   ピース単位でグループにしてこれらグループの順序が判
   るように配列するとともに、各ポジ像を縮小記録し、前
   記フイルムピースとほぼ同じサイズで形成したインデッ
   クス写真とからなり、前記フイルムシースの各フイルム
   収納部に、各フイルムピースとこれのインデックス写真
   とをそれぞれ挿入して１まとまりにしたことを特徴とす
   るインデックス写真入りフイルムパッケージ。
4. 【請求項４】 各件分の写真フイルムを各件毎にフイル
   ムピースに切断して、これらフイルムピースをフイルム
   シースの各フイルム収納部にそれぞれ挿入するととも
   に、これら各件毎のフイルムピースを収納したフイルム
   収納部との間に１個の空のフイルム収納部を形成し、こ
   のフイルムシースをロール形態に巻き取ってロールシー
   スとし、前記フイルムピースとほぼ同じサイズで写真フ
   イルムの各件毎に作成され、１本分の写真フイルムの各
   コマのポジ像をフイルムピース単位でグループにして縮
   小記録してインデックス写真を作成し、前記ロールシー
   スの空きのフイルム収納部に、このフイルム収納部に隣
   接するフイルム収納部に入れられたフイルムピースのイ
   ンデックス写真を挿入することを特徴とするインデック
   ス写真入りフイルムパッケージの作成方法。
5. 【請求項５】 フイルムピースとほぼ同じサイズで写真
   フイルムの各件毎に作成され、１本分の写真フイルムの
   各コマのポジ像をフイルムピース単位でグループにして
   縮小記録してインデックス写真を作成し、このインデッ
   クス写真をフイルム収納部に挿入するとともに、このイ
   ンデックス写真のフイルムピースの個数分だけフイルム
   収納部を開けておき、以下同様に各件のインデックス写
   真を順次挿入し、このフイルムシースをロール形態に巻
   き取ってロールシースとし、インデックス写真が挿入さ
   れたフイルム収納部に隣接する空のフイルム収納部に対
   応するフイルムピースを挿入することを特徴とするイン
   デックス写真入りフイルムパッケージの作成方法。
6. 【請求項６】 各件分の写真フイルムをフイルムピース
   に切断してフイルムシースの各フイルム収納部に挿入す
   るとともに、挿入したフイルム収納部に隣接するフイル
   ム収納部を１個分あけて各件毎の仕切りとなる切断線を
   形成するフイルムカッティングインサータと、前記フイ
   ルムピースとほぼ同じサイズで写真フイルムの各件毎に
   作成されたインデックス写真を写真フイルムの接合順に
   集積したインデックス写真の集積部と、この集積部から
   インデックス写真を取り出して空のフイルム収納部に挿
   入するインデックス写真挿入装置とを備えたことを特徴
   とするインデックス写真入りフイルムパッケージの作成
   機。
7. 【請求項７】 各件分の写真フイルムをフイルムピース
   に切断してフイルムシースの各フイルム収納部に挿入す
   るフイルムカッティングインサータと、前記フイルムピ
   ースとほぼ同じサイズで写真フイルムの各件毎に作成さ
   れたインデックス写真を写真フイルムの接合順に集積し
   たインデックス写真の集積部と、この集積部からのイン
   デックス写真をフイルムシースのフイルム収納部に挿入
   するインデックス写真挿入装置とを備え、インデックス
   写真挿入装置でインデックス写真が挿入されたフイルム
   収納部に続く空のフイルム収納部に、このインデックス
   写真に対応するフイルムピースを前記フイルムカッティ
   ングインサータにより挿入することを特徴とするインデ
   ックス写真入りフイルムパッケージの作成機。
8. 【請求項８】 各件分の写真フイルムを接合した長尺フ
   イルムの各コマの画像を撮像する手段と、この手段から
   の撮像データと予め決定したフイルムピースのフォーマ
   ットとに基づき各件分の写真フイルムの各コマのポジ像
   をフイルムピース単位でグループにし、これを感光材料
   に縮小して焼付露光し各件分のインデックス写真を作成
   するインデックス写真作成装置と、前記長尺フイルムを
   フイルムピースのフォーマットに基づき各件毎にフイル
   ムピースに切断し、これらフイルムピースをフイルムシ
   ースの各フイルム収納部に挿入するフイルムカッティン
   グインサータと、前記インデックス写真を各件毎に切り
   離して、このインデックス写真を対応するフイルム収納
   部に挿入するインデックス写真挿入装置とを備えたこと
   を特徴とするインデックス写真入りフイルムパッケージ
   の作成機。