JP3145773U - タッチパッド入力装置 - Google Patents

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立 澤口
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Abstract

【課題】環境設定の変更なしに移動量を制御可能な操作レバーにて、タッチパッドを利用しつつ、カーソル移動や縦と横へのスクロール量の可変が可能なタッチパッド入力装置を提供する。
【解決手段】タッチパッドのセンサー5と座標や移動量検知の為の走査・駆動・制御回路に加え、タッチパッドの左端の縦長の区画を移動量切替え用の区画7として、左手で区画内のタッチ位置を任意の位置をタッチし、右手の指にてタッチパッド上を加圧した始点を任意の終点へ移動する事により、カーソル移動量や画面のスクロール移動量の移動倍率を可変しつつ、タッチパッド上の指移動によるカーソルの座標の移動量を可変可能にする。
【選択図】図2

Description

本考案は、ノートパソコン用のポインティングデバイス入力装置に関するものである。
現在、ノートパソコンは、表計算やメール作成や文書作成等に利用され、営業マンの支援ツールとして、またビジネスマンの限られたデスクスペースの有効活用ツールとして利用されている。
これらのノートパソコンでは、マウスを接続せずにノートパソコンの前面に配置されたタッチパッドをポインティングデバイスとして利用されているケースも多い。特に出張や外出の多い営業マンには、タッチパッドが活用されている。
本考案は、タッチパッドの操作性の改善を追求した入力装置に関する技術です。
現在、タッチパッドは、ユーザが指でパッドの上をタッチし、指を移動させ、その移動量を静電容量タッチパッドセンサーと走査制御検出I/F回路にて変化をとらえ、横の移動量
Figure 0003145773
の座標位置の変化を演算し、カーソル位置を移動させ、タッチパッドの周辺部に配置された右と左クリックを操作する事によりデスクトップパソコンに於けるマウスの基本操作を代行する。
タッチパッドセンサーは、モバイルツールとしての携帯性の実現の為、名刺又はやや大きいサイズである事から、液晶画面の左下角から右上角へカーソルを大きく移動する場合は、タッチパッドの左下角から右上角へ指で何回かパッドをタッチし指を移動させ離す作業を数回繰り返す必要があり、簡便とは言えない。
ノートパソコンの機種によっては、一定のタッチパッド上の指の移動量をより大きいカーソルの移動量に変換する様に環境設定が可能なシステムを採用している機種もある。この環境設定変更により、同じタッチパッド上の移動量を、より大きな移動に変換する事が可能です。しかしこの場合、カーソルの動き全体が大きく移動が粗くなり、微妙な細かいパッド上の指移動も比較的大きなカーソル移動に演算され、細かいカーソル移動には不向きとなる。
一方、タッチパッドの環境設定を細かい通常の使用環境にした状態の場合は、大きなカーソル移動を行う場合、何回か指でタッチし移動させ離す作業をする必要があり面倒である。また現在の大半のノートパソコンでは、同様の操作にてマウスの縦や横スクロールをタッチパッド操作にて実現できる機種がある。しかしこの場合も、大きいスクロールをする場合は、何回か指でタッチパッド上でタッチし移動させ離す作業を繰り返す必要があり、スクロールホイールを内蔵したマウスにの様にスマートな作業とは言えない。
よりスマートに短いパッド上の指移動操作にて、大きいカーソル移動と小さいカーソル移動を使い分け、大きい画面スクロールと小さい画面スクロールを使い分ける使い勝手に優れた利便性がノートパソコン等のモバイルツールに於いて求められている。
本考案は、タッチパッド上の指位置移動に伴うx軸上の位置変量とy軸上の位置変量の情報を検知する為の静電容量センサーと縦横方向のセンサー走査制御回路、座標位置を検知と記憶回路、CPUへの座標位置情報の伝達回路とタッチパッドの移動倍率を可変する移動量可変回路を含む制御情報処理I/F回路と右左クリックボタンから構成されるノートパソコン用のタッチパネル入力装置に於いて、一回目のタッチでタッチパッド上の始点ポイントを右手でタッチしつつ、左手でタッチパッドの左端のスクロール量の指示の為の区画を手前から奥方向へ任意の位置でタッチし移動量の移動倍率を設定し、右手でタッチしてい
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つつ、画面のスクロールとカーソル移動を目指すものです。
更にノートパソコンは、文書作成やHP閲覧や表計算等にも利用されており、画面を下や左右へスクロールに際しては、本考案のタッチパッド区画を利用・操作しつつ、タッチパッド上の二箇所の同時操作によるスクロール指示により、タッチパッド上の指を移動させることより、大きいスクロール量と中程度のスクロール量と細かいスクロール量を自由自在に環境設定の変更なしに左手の指によるタッチ操作にて切替え制御可能にするものです。本考案のタッチパッドの左端の区画では、より奥位置をタッチすると移動量の移動倍率が高く、手前位置をタッチすると移動量の移動倍率が低く設定されている。更に中間位置では、多段階式に移動量の移動倍率を可変可能にするものです。当該区画内の奥位置をタッチすればするほど、大きな移動倍率でカーソをル移動させるものです。
本考案のタッチパッドは、利用者が大きなスクロール移動量や小さいなスクロール移動量やその中間の移動量を環境の設定変更なしに、移動倍率可変用のタッチパッド区画での左手によるタッチにて自由自在に可変可能にするものです。同時に一定のタッチパッド上の指移動によるカーソルの移動量についても、左端のタッチパッド区画内で多段階式にスクロール量又はカーソル移動量の移動倍率を制御するものです。
この事により縦に長いHPや文章の最後のページを速やかに閲覧したい場合、威力を発揮するものです。本考案のノートパソコンのタッチパッド区画の運用により、大きなカーソル移動と微妙なカーソル移動とその中間の移動を切替え制御を可能にするものです。
本考案を実現するための最良の形態について説明します。本考案は、タッチパッドの左端に移動倍率可変の為のタッチパッド区画を設け、このタッチパッド区画をタッチしつつ、
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手段にて計測し、左端の移動倍率の可変用のタッチパッド区画を同時にタッチする事により、マウスのカーソル移動量やスクロール移動量の移動倍率を可変可能にするものです。
図1のタッチパッド入力装置の具体的な実施例について説明します。本考案のタッチパッド入力装置は、タッチパッドのカーソル移動量やスクロール移動倍率を可変設定しつつ、タッチパッド上の指を加圧しつつ任意の方向へ移動する事により、縦横スクロール量やカーソルの移動量を切り替えつつ、スマートでスピーディな移動を実現するものです。

本考案のノートパソコンとタッチパッド入力装置の外観図 本考案のタッチパッド入力装置を採用したノートパソコンの上からの外観図 本考案のタッチパッド入力装置を含むノートパソコンのブロック回路図
符号の説明
1 ノートパソコンの表示部
2 液晶モジュール
3 ノートパソコン本体
4 QWERTYキーボード
5 タッチパッドセンサー部
6 左右クリックボタン
7 移動倍率の可変用タッチパッド区画

Claims (2)

  1. 右又は左端部を移動量倍率制御可変用区画としても運用するノートパソコン用のタッチパッドセンサー、センサー走査制御管理I/F回路、移動量倍率可変回路、左右クリックボタン、CPUへの座標情報とクリック操作情報の伝達回路と左右の指でタッチした座標位置を記憶するメモリーと制御回路にて構成されるタッチパッド入力装置に於いて、タッチしたx軸とy軸位置の静電容量にてタッチ部の座標位置を検知・計測し、右手と左手の指で同時にタッチした座標位置を記憶するメモリーと移動倍率制御可変回路により、右手の指でタッチパッド上の始点をタッチしつつ、移動倍率の可変の為に左端又は右端の縦長の長方形のタッチパッドの移動量倍率制御可変区画を左手の指でタッチ、同時タッチを検知し、右手の指をタッチパッド上の終点に移動する事により、前記タッチパッド区画上を手前から奧の位置にかけて、手前で最小、奥位置のタッチで移動倍率が最大の移動量に応じた位置を選択できる事により、液晶画面上のカーソル移動量を左指の位置に応じて多段階で移動量を可変可能にする事により、環境設定の変更を行わずに、カーソルの移動倍率を簡便に切り替え、スピーディなポインティングを実現する事を特徴とするノートパソコンや携帯型情報機器用のタッチパッド入力装置。
  2. 請求項1記載の構成のタッチパッド入力装置に於いて、移動倍率制御可変回路と両手で指タッチした座標位置を記憶するメモリーにより、x軸とy軸の静電容量手段にてタッチ部の座標位置を検知・計測し、左手の指で前記の移動倍率可変用区画内の任意位置をタッチしつつ、同時タッチを検知し、タッチしているタッチパッド上の始点の右手の指を終点に移動する事により、表示画面のスクロール移動量を、前記のタッチパッド区画内の左手でのタッチ位置の手前から最大のスクロール量の奥位置へ任意のタッチ位置に応じて、環境設定の変更を行わずに、スクロール量を多段階で可変可能な事を特徴とするノートパソコンや携帯型情報機器用タッチパッド入力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2014141799A1 (ja) * 2013-03-13 2014-09-18 シャープ株式会社 電子機器、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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