JP3145644U - 濾過装置 - Google Patents

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正光 井上
鈴木  茂
勝彦 戸田
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有限会社ベル
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Abstract

【課題】 充分な濾過性能を長期間にわたって発揮することができるばかりか、装置全体として小型化の可能な金属のイオン化傾向を利用した濾過装置を提供する。
【解決手段】 互いにイオン化傾向の異なる金属材で電気絶縁性を有する濾材を挟んで積層させた濾過部材を流入口と流出口を有するカートリッジ型容器に収容した循環式の濾過装置1であって、濾過部材を形成する金属材及び濾材がそれぞれ筒形で同心に積層されているとともに各金属材が通水性を有するものとした。
【選択図】 図1

Description

本考案は、濾過装置、特に、イオン化傾向の異なる一対の金属材間の電位差により生じるイオンによる凝集を利用した化学的な濾過と前記一対の金属材により挟まれる濾材の物理的な濾過による物理的な濾過とを組み合わせて効率よく液体を浄化する濾過装置に関するものである。
従来、簡単な構成で高い濾過性能と長期の使用を可能にする濾過装置として特開平7−75709号公報に記載されているものが知られている。この公報に提示されている濾過装置は、濾過部材がイオン化傾向の異なる一対の金属板により濾材を挟んで構成され、通水時に前記両金属板間に発生する電位差により生じるイオンによる凝集を利用したものである。
ところが、前記公報に提示されている濾過装置は、ドーナツ形の金属板により濾材を挟んで中央に通水路を形成したものである。従って、カートリッジ内の通水は金属板の表面に対して直角に当接することになるが、通水は金属板を通過することができないので通水はドーナツ形の濾材の外周面から浸入して中央の通水路へと流れることになる。
そのため、通水の濾過部材への接触時間が短くなり充分な濾過性能を発揮することができない、という問題がある。
また、前記公報に提示されている濾過装置は、濾過能力を増大させるためには円形の金属板の径を大きくする必要があり、濾過装置全体が幅広で大きな設置場所も必要になり、金属板の径を大きくすることなしにカートリッジ全体の濾過能力を上げるためには、複数の濾過部材を通水方向に積層する必要があり、装置が長くなるという問題もある。
特開平7−75709号公報
本考案は、上記のような従来の金属のイオン化傾向を利用した濾過装置が有する問題点を解決するためになされたものであり、充分な濾過性能を長期間にわたって発揮することができるばかりか、装置全体として小型化の可能な金属のイオン化傾向を利用した濾過装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本考案は、互いにイオン化傾向の異なる金属材で電気絶縁性を有する濾材を挟んで積層させた濾過部材を流入口と流出口を有するカートリッジ型容器に収容した循環式の濾過装置であって、前記濾過部材を形成する金属材及び濾材がそれぞれ筒形で同心に積層されているとともに前記各金属材が通水性を有することを特徴とする。
従来のドーナツ型の濾過部材に代わって、濾過部材を筒形にするとともに金属材を通水性とすることによりカートリッジにおける収容体積を減少させて小型化を図るともに通水の単位面積当たりの接触面積を増大させて濾過能力を向上させる。
また、本考案において、前記濾過部材の外周面が前記カートリッジ型容器の流入口を形成した外周面の内側に沿って配置されているとともに中心に形成した中空部がカートリッジ型容器の底面に形成した流出口へ連結されている構成とすることにより、カートリッジ内を流れる通水が効率よく濾過部材に接触して濾過される。
加えて、前記各金属材がコイル状の場合に巻き密度を変化させたり、各金属材の軸線方向の長さまたは数を変化させることにより被濾過水に応じた濾過部材することができる。
更に、本考案において、前記金属材が線材を編んだ網状または線材を巻回させたコイル状である場合には、金属材中を通水が容易に通過できて接触効率が向上するとともに、両金属材が互いに広面積を有して対向配置可能であり、両金属材の電位差によるイオン化が促進されるとともに、特殊な部材を必要とせず製造も容易である。
更にまた、本考案において、前記濾過部材が複数積層されているとともに積層面に位置する金属材が互いに積層する濾過部材における一方の金属材を兼ねている構成とすることにより、安価に且つ金属材を減量して濾過能力を向上させることができ、前記金属材の一方としてアルミニウムを用いる場合には高い凝集高価が期待でき、銅を用いる場合には殺菌効果を併せて発揮させることもできる。
本考案によれば、従来のこの種の濾過装置に比べて小型で濾過性能に優れ、また、長期にわたって使用が可能で保守にも優れた濾過装置を提供することができる。
以下に、図面を参照して本考案を実施するための最良の形態を説明する。
図1乃至図3は本考案の好ましい実施の形態を示すものであり、濾過装置1は、外周面21に通水の流入口22を、底面23に流出口24を有するカートリッジ型容器2に円筒状の濾過部材3を収容した循環式であり、濾過部材3は、それぞれ円筒形で例えば外側から銅により形成されたコイル状の金属材31、通常用いられる合成繊維により形成された不織布や発泡体など各種用途により選択された電気絶縁性を有する円筒形の濾材32、前記金属材31と異なるイオン化傾向を有する例えばアルミニウムより形成されたコイル状の金属材33、前記濾材32と同質で小径の濾材34、前記金属材31と同質で小径の金属材35が順次軸心を同心として組み合わさって形成されている。
本実施の形態は、カートリッジ2に形成された流入口22から導入せた通水が外側の金属材31とカートリッジ2との間に形成された隙間に充満した通水が通水性を有する金属材31、濾材32,金属材33,濾材34および金属材35により濾過部材3を通過し、その中心に形成された筒状の中空部25からカートリッジ型容器の底面23に形成した流出口24へと流出して循環する。
その際に、前記濾過部材3の内部では、互いに濾材32または濾材34を挟んで互いに対向して配置される金属材31と金属材33および金属材33と金属材35との間には通水により濾材32または濾材34を挟んで電位差が生じ、本実施の形態では貴である金属材33を形成するアルミニウムからアルミニウムイオンが溶出して水酸化アルミニウムとなり凝集剤として作用する。一方、銅により形成される金属材31と金属材33では銅イオンによる殺菌効果が得られる。
このように、本実施の形態では、筒型の濾過部材3の全体が通水性を有すること、即ち、金属材31、濾材32、金属材33、濾材34および金属材35の何れもが通水性を有することから通水が容易に通過するとともに、金属材31、33、35がそれぞれ線材をコイル状に形成したものであり、表面だけでなく金属材31に形成される隙間を通過することにより全ての周面において通水が金属材31、33、35に接触するので大きな濾過効果が期待できる。
また、図4乃至図6は前記図1乃至3に記載した実施の形態についての濾過部材3の異なる実施の形態を示すものであり、全体の構成はほぼ同様であるが、図4に示すものは、線材により巻回されたコイル状の巻き密度が異なるものであり、図5に示すものは短尺としたもの、図6に示すものは短尺のものを複数、軸線方向に配置したものである。
本実施の形態では、金属部材31,33,35の巻き密度を前記図1乃至3に示した実施の形態におけるように密に巻回したものと異なり巻く間隔を広くして巻き密度を小さくした(隙間を大きくした)ので、イオン化による効果が劣る反面、濾材32,34の表面が広く露出するので濾材32,34による物理的濾過に重きをおくような性質の被濾過材に適している。尚、前記巻き密度は、全長を通して均一でなくてもよく、短尺のものを間隔を空けて複数、配置したものであってもよく(図示せず)、適宜選択することが可能である。
更に、図7乃至9は本発明の異なる実施の形態を示すものであり、全体の構成は前記図1乃至3に示した実施の形態とほぼ同様であるが、濾過部材3を構成する金属材31,33,35がコイル状でなく、金網状に形成されている点が異なる。
本実施の形態の使用方法、ならびに作用・効果は前記図1乃至3に示した実施の形態とほぼ同様であることからこれらの説明については省略する。
本実施の形態によれば、金属材31,33,35として金網を用いたことから、前記図1乃至3に示した実施の形態と同様に金属材31,33,35自身が通水性を有するので効率の良い濾過が行われることは勿論のこと、各種の規格のものが多数市場に出回っているので。所望のものを選択すればよく、コイル状の場合と異なり製造時に線材を巻回するなどの手間もいらず製造が容易であるとともに、簡単に変更することもができる。
特に金網は、金属板を用いる場合のように多数の透孔を形成する手間が不要であるばかりか金属板と違って全体として柔軟であることから簡単に円筒形にすることができ製造も容易である。また、金属板と異なり、線材により形成されていることから軽量で材料費も安くて済む。
また、本実施の形態に示すように、金網は金属板と異なり金網には必ず線材を編むために形成される交点が存在し、これらの交点が電気的に活性点となり電位差の高い部分が形成されるので単に前面が平滑な金属板を用いた場合に比べてイオン化が促進される。
図10乃至12は本実施の形態に用いられる金属材31,33,35である金網の例を示すものであり、菱形網、平編み、綾織りなど特に形式は問わない。
尚、前記実施の形態は、濾過部材3が金属材31、電気絶縁性を有する濾材32、前記金属材31と異なるイオン化傾向を有する金属材33、電気絶縁性を有する濾材34、前記金属材31と同質の金属材35により形成したので、前記金属材31と金属材33および金属材33と金属材35との間の22箇所で電位差が生じるが、少なくとも一対の互いにイオン化傾向の異なる金属材とこれらに挟まれる電気的絶縁性を有する濾材の1組みがあれば足り、また、前記実施例よりも更に金属材および濾材を加えて積層させることもできる(図示せず)。
本考案における好ましい実施の形態の一部を切り欠いた斜視図。 図1の縦断面図。 図1に示した実施の形態における濾過部材の分解斜視図。 図1に示した実施の形態における濾過部材のについての実施の形態を示す斜視図。 図1に示した実施の形態における濾過部材のについての異なる実施の形態を示す斜視図。 図1に示した実施の形態における濾過部材のについての更に異なる実施の形態を示す斜視図。 本考案における異なる実施の形態の一部を切り欠いた斜視図。 図7の縦断面図。 図7に示した実施の形態における濾過部材の分解斜視図。 前記図7に示した実施の形態について用いられる金属材の一例を示す拡大部分図。 前記図7に示した実施の形態について用いられる金属材の異なる例を示す拡大部分図。 前記図7に示した実施の形態について用いられる金属材の更に異なる例を示す拡大部分図。
符号の説明
1 濾過装置、2 カートリッジ型容器、 3 濾過部材、22 流入口、24 流出口、31,33,35 金属材、32,34 濾材

Claims (9)

  1. 互いにイオン化傾向の異なる金属材で電気絶縁性を有する濾材を挟んで積層させた濾過部材を流入口と流出口を有するカートリッジ型容器に収容した循環式の濾過装置であって、前記濾過部材を形成する金属材及び濾材がそれぞれ筒形で同心に積層されているとともに前記各金属材が通水性を有することを特徴とする濾過装置。
  2. 前記濾過部材の外周面が前記カートリッジ型容器の流入口を形成した外周面の内側に沿って配置されているとともに中心に形成した中空部がカートリッジ型容器の底面に形成した流出口へ連結されていることを特徴とする請求項1記載の濾過装置。
  3. 前記濾過部材が複数積層されているとともに積層面に位置する金属材が互いに積層する濾過部材における一方の金属材を兼ねていることを特徴とする請求項1または2記載の濾過装置。
  4. 前記金属材が線材を巻回させたコイル状であることを特徴とする請求項1,2または3記載の濾過装置。
  5. 前記金属材が線材を編んだ網状であることを特徴とする請求項1,2または3記載の濾過装置。
  6. 前記各金属材が被濾過水に応じて線材の太さまたは巻き密度を変化させることを特徴とする請求項4記載の濾過装置。
  7. 前記各金属材の軸線方向の長さまたは数を被濾過水に応じて変化させることを特徴とする請求項4または5記載の濾過装置。
  8. 前記金属材を形成する線材の太さまたは目の大きさを被濾過水に応じて変化させることを特徴とする請求項5記載の濾過装置。
  9. 前記金属材の一方としてアルミニウムまたは銅を用いることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8記載の濾過装置。
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