JP3144962U - 浄水器 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率よく有害物質を除去できる浄水器を提供する。
【解決手段】筒状のケーシング2と、ケーシング2内に収容されるカートリッジ3とを備える浄水器1であって、ケーシング2とカートリッジ3との間には水が流通可能な流通空間8が形成されており、カートリッジ3は、有底筒状のカートリッジ本体31と、カートリッジ本体31の内部空間に充填される粒状濾材とを備えており、カートリッジ本体31は、その軸線方向に沿って所定間隔をあけて形成され、流通空間8の水をカートリッジ本体31の内部に導く複数の導水部4を備える浄水器1。
【選択図】図1

Description

本考案は、浄水器に関する。
従来から水道水には殺菌用の塩素添加が義務づけられており、これにより水道水が雑菌により汚染される懸念は少ないが、カルキ臭により水の味は損なわれていた。また、この塩素と水道水中に含まれるフミン質などの有機物質とが反応することにより、発ガン性を有するトリハロメタンが水道水中に生成することも確認されている。更に、近年の河川、湖沼の汚染等により、これらを原水とする水道水中には、カビ臭原因物質が微量成分として含まれていることも確認されている。そこで、これらの水の味を損ねる物質や有害物質を除去するために、浄水器が広く使用されている。
浄水器の一般的な構造は、図6の概略構成断面図に示すように、活性炭のような粒状濾材を充填した粒状濾材層100を有するカートリッジ101を備えている。このカートリッジ101の底面には、元水流入口102が形成されており、当該元水流入口を介してカートリッジ101内に水道水が導入されるように構成されている。また、カートリッジ101の上部には当該カートリッジ101の内部と連通する吐水管103が接続されており、カートリッジに導かれ浄化された水道水を外部に排出できるように構成されている。
このように構成された浄水器によれば、カートリッジ101の底部から導入される水道水に含まれる有害物質等を粒状濾材の表面に吸着させて水道水の浄化を行うことができる。
ところが、上述のような浄水器においては、カートリッジ内に配置される粒状濾材層の有害物質除去能力の劣化が、元水流入口が形成されているカートリッジ下部、カートリッジ中間部、カートリッジ上部の順に進行するという問題があった。粒状濾材層が局所的に劣化すると、浄水器の有害物質除去効率が格段に悪化することになる。
本考案は、このような問題を解決するためになされたものであって、効率よく有害物質を除去できる浄水器を提供することを目的とする。
本考案の上記目的は、筒状のケーシングと、前記ケーシング内に収容されるカートリッジとを備える浄水器であって、前記ケーシングと前記カートリッジとの間には水が流通可能な流通空間が形成されており、前記カートリッジは、有底筒状のカートリッジ本体と、前記カートリッジ本体の内部空間に充填される粒状濾材とを備えており、前記カートリッジ本体は、その軸線方向に沿って所定間隔をあけて形成され、前記流通空間の水を前記カートリッジ本体の内部に導く複数の導水部を備える浄水器により達成される。
また、この浄水器において、前記カートリッジ本体は、その軸線方向に沿って内部空間を複数分割する不織布層を備えており、前記不織布層は、前記導水部に対応する位置に配置されていることが好ましい。
また、前記カートリッジ本体は、その全周に沿って環状に凹む凹部を上下方向に沿って複数備えており、前記導水部は、前記凹部に形成されていることが好ましい。
本考案によれば、効率よく有害物質を除去できる浄水器を提供することができる。
以下、本考案の浄水器について添付図面を参照して説明する。図1は、本考案の一実施形態に係る浄水器の概略構成断面図である。この浄水器1は、図1に示すように、ケーシング2と、当該ケーシング2と略同軸にケーシング2内に収容されるカートリッジ3と、ケーシング2の上部を覆う蓋体5と、カートリッジ3により浄化された水道水等を吐出する吐水管6とを備えている。
ケーシング2は、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属若しくは合成樹脂等により有底筒状に形成されており、カートリッジ3を上部から挿入して収納できるように構成されている。このケーシング2の底部には、水道水が供給される給水管7が接続される接続部21が設けられており、水道水がケーシング2内に導かれるように構成されている。なお、給水管7の途中には、後述する蓋体5に設けられる操作部の操作により駆動する電磁弁等の弁体(図示せず)が配設されている。
カートリッジ3は、有底筒状のカートリッジ本体31と、カートリッジ本体31の内部空間に配置される粒状濾材層32と、粒状濾材層32の上部に配置される中空糸膜層33とを備えている。
カートリッジ本体31は、合成樹脂素材(例えば、ABS樹脂やPBT樹脂等)又はガラス等の材料により形成されている。このカートリッジ本体31は、ケーシング2の内部に収容された場合に、ケーシング2の内周面2aとの間に水道水が流通可能な流通空間8が形成されるように構成されている。また、このカートリッジ本体31の外部底面には、カートリッジ本体31の軸線方向に延びるスペーサー34及びこのスペーサー34の先端部に取り付けられるリング状載置台34aが設けられており、カートリッジ3をケーシング2の内部に配置した場合に、カートリッジ3の底部35と、ケーシング2の内部底面2bとの間にも水道水が流通可能な流通空間8が形成されるように構成されている。カートリッジ本体31の底部35は、半球形状を有しており、給水管7からケーシング2内部に導かれた水道水の一部が、ケーシング2の側壁21とカートリッジ本体31の側壁36との間に形成された流通空間8に滑らかに導かれるように構成されている。この半球形状のカートリッジ本体31の底部35には、複数の貫通孔37が設けられている。この貫通孔37は、給水管7から導かれた水道水の一部をカートリッジ本体31の内部に導くための導水部4を構成している。カートリッジ本体31の上部には、粒状濾材層32及び中空糸膜層33の作用により浄化された水道水を吐水管6に導く吐水部38が形成されている。
粒状濾材層32は、カートリッジ本体31の内部空間に活性炭等の粒状濾材を充填して構成されており、この粒状濾材層32が配置されるカートリッジ本体31の側壁36には、流通空間8の水をカートリッジ本体31の内部に導く複数の導水部4が形成されている。この導水部4は、カートリッジ本体31の上下方向(軸線方向)に沿って所定間隔を開けて形成されている。本実施形態においては、導水部4は、カートリッジ本体31の周方向に沿って所定間隔をあけて形成される複数の貫通孔39により構成されている。なお、導水部4を単一の貫通孔39によって形成してもよい。また、貫通孔39の軸線に垂直な方向における貫通孔39の断面視形状は、特に限定されず、例えば、円形状や矩形形状、或いは、楕円形状であってもよい。
中空糸膜層33は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリスルホン等の素材からなる多数の中空糸束をその各端部においてボッティング樹脂により一体的に固定して形成された中空糸膜体により構成されている。このような中空糸膜体を水道水が通過することにより、水道水中の鉄錆及び雑菌等の細かい汚れが濾過され除去される。
蓋体5は、図1に示すように、ケーシング2の上部を塞ぐ部材であり、ステンレス鋼やアルミニウム等の金属若しくは合成樹脂等により形成されている。この蓋体5には、カートリッジ3の吐水部38が挿入される挿通孔51が形成されている。また、蓋体5は、浄水器1の作動開始信号や作動停止信号を送信するスイッチ等の操作部、給水管7の途中に接続されている電磁弁等の弁体の作動を制御する制御装置および当該制御装置を駆動させるための充電器等の電源を備えている(共に図示せず)。
吐水管6は、カートリッジ3の上部に設けられる吐水部38に接続され、カートリッジ3において浄化された浄水を外部に排出する配管である。
次に、このように構成された浄水器1の作動について図1を用いて説明する。まず、蓋体5に設けられている図示しない操作部を操作して、給水管7の途中に配置されている図示しない電磁弁を開くことにより、ケーシング2の内部に水道水を供給する。
ケーシング2に導かれた水道水の一部分は、カートリッジ本体31の半球状の底部35に設けられた貫通孔37を介してカートリッジ本体31の内部に導かれる。一方、ケーシング2に導かれた水道水の残りは、カートリッジ本体31の半球状の底部35に沿って、カートリッジ3とケーシング2との間に形成される流通空間8に導かれる。
カートリッジ本体31の底部35を介して内部に導かれた水道水は、粒状濾材層32を通過した後、中空糸膜層33に導かれる。流通空間8に導かれた水道水は、カートリッジ本体31の側壁36に形成された複数の導水部4を介して粒状濾材層32に導かれ、カートリッジ本体31の底部35から導かれた水道水と合流した後、中空糸膜層33に導かれる。
粒状濾材層32においては、水道水中に含まれる残留塩素をはじめ、最も一般的な悪臭味であるカルキ臭、カビ臭、さらにはトリハロメタンやトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン等の有害物資が吸着され除去される。また、中空糸膜層33においては、水道水中の鉄錆や雑菌等の細かい汚れが濾過され、更に浄化される。
このようにして浄化された水道水は、カートリッジ3の上部に設けられた吐水部38を介して吐水管6に導かれ、吐出される。
本実施形態に係る浄水器1によれば、給水管7から供給された水道水は、ケーシング2内において分配されて、カートリッジ本体31の底部及び側壁部のそれぞれから粒状濾材層32に流入することになる。したがって、粒状濾材層32の有害物質除去能力が局所的に劣化することを防止して、粒状濾材層32の全域において有害物質除去能力を発揮させることができる。このように本実施形態の浄水器1は、図6に示す従来の浄水器と比べて、使用を開始してから同時間経過後における濾過負担を粒状濾材層32の全域において均等化させ、効率よく有害物質を除去できる。
また、給水管7から供給された水道水が、ケーシング2内において分配されて、カートリッジ本体31の底部及び側壁部のそれぞれから粒状濾材層32に流入するため、濾過負担を均等化させつつ、カートリッジ本体31内部を流通する水道水の圧力損失を軽減することができる。この結果、図6に示す従来の浄水器と比べて、同一水圧における吐出流量を増加させることが可能になる。
以上、本考案に係る浄水器1の一実施形態について説明したが、本考案の具体的な態様は上記実施形態に限定されない。例えば、図2に示すように、カートリッジ本体31が、その軸線方向に沿ってカートリッジ本体31の内部空間を複数分割する不織布層9を備えるようにしてもよい。この不織布層9は、カートリッジ本体31の側壁36に形成される導水部4に対応する位置に設けられる。このような構成により、導水部4から活性炭等の粒状濾材がケーシング2内に流出することを防止することが可能になる。なお、不織布層9が、微細な磁石粒や、光触媒である二酸化チタンの微細な粒子、銀粒子等を担持するように構成してもよい。
また、図3に示すように、カートリッジ本体31が、その全周に沿って環状に凹む凹部10をその上下方向に沿って複数備えるように構成し、当該凹部10に導水部4を形成するようにしてもよい。凹部10の断面形状については特に限定されず、例えば、図4の(a)〜(c)に示すように種々の形状を採用することができる。このような構造の場合、カートリッジ本体31の内部において下方から上方に流通する水道水の一部が、凹部10の内面に衝突することによってその流通方向が変更されると共に、導水部4から導かれる水道水とも衝突するので、カートリッジ本体31内部の水道水の流れが大きく拡散されることになる。この結果、粒状濾材と水道水とが効率よく接触するので、粒状濾材層32における有害物質除去能力を高めることが可能になる。
また、カートリッジ本体31の形状は、種々の形状を採用することができ、例えば、図5に示すように、カートリッジ本体31の上部をその下部よりも拡径した形状を採用してもよい。
本考案の一実施形態に係る浄水器の概略構成断面図である。 図1に示す浄水器の変形例を示す概略構成断面図である。 図1に示す浄水器の他の変形例を示す概略構成断面図である。 図3に示す凹部の断面形状の変形例を示す要部拡大断面図である。 図1に示す浄水器の更なる他の変形例を示す概略構成断面図である。 従来の浄水器を示す概略構成断面図である。
符号の説明
1 浄水器
2 ケーシング
3 カートリッジ
31 カートリッジ本体
32 粒状濾材層
33 中空糸膜層
4 導水部
5 蓋体
6 吐出管
8 流通空間
9 不織布層
10 凹部

Claims (3)

  1. 筒状のケーシングと、前記ケーシング内に収容されるカートリッジとを備える浄水器であって、
    前記ケーシングと前記カートリッジとの間には水が流通可能な流通空間が形成されており、
    前記カートリッジは、有底筒状のカートリッジ本体と、前記カートリッジ本体の内部空間に充填される粒状濾材とを備えており、
    前記カートリッジ本体は、その軸線方向に沿って所定間隔をあけて形成され、前記流通空間の水を前記カートリッジ本体の内部に導く複数の導水部を備える浄水器。
  2. 前記カートリッジ本体は、その軸線方向に沿って内部空間を複数分割する不織布層を備えており、
    前記不織布層は、前記導水部に対応する位置に配置されている請求項1に記載の浄水器。
  3. 前記カートリッジ本体は、その全周に沿って環状に凹む凹部を上下方向に沿って複数備えており、
    前記導水部は、前記凹部に形成されている請求項1又は2に記載の浄水器。
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