JP3144850B2 - 位相網記憶方法とそのような網の1セルを識別する方法及び装置 - Google Patents

位相網記憶方法とそのような網の1セルを識別する方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、位相網を表すディジタルデータ
を記憶する方法であって、前記位相網が1組の0セル
(ノード)及び1組の1セルを具えると共に、マスメモ
リに記憶される個別のデータパーセルに対応する複数の
セクションに分割され、網がセクション間を通過する各
点において境界ノードが規定され、所定のセクションを
表すデータパーセルが、当該セクションの各1セルにつ
いて連鎖リスト記録を含み、当該連鎖リスト記録は、少
なくとも1セルが非境界ノードで終端する場合、前記非
境界ノードと関連する両方の0セルについての情報を含
み、前記情報が、網中の同一の非境界ノードで終端する
別の1セルと関係する位相網記憶方法に関するものであ
る。
【0002】本発明はさらにそのような方法に従ってデ
ータが蓄積されるマスメモリデバイスに関連し、かつそ
のようなデータを使用する方法と装置にも関連してい
る。
【0003】
【背景技術】上述の方法と装置は欧州特許出願第EP-A1-
0 306 075 号の道路輸送機関航法システム(road navig
ation system)に記載されている。同航法システムのあ
らましはエム・エル・ジー・ソーン(M. L. G. Thoone
)の論文、「カリーン、車両情報と航法システム(CAR
IN, a car information and navigation system)」、
フィリップス技術レビュー(Philips Technical Revie
w)、第43巻、第11/12 号、1989年12月、頁 317−329
に与えられている。
【0004】既知のシステムにおいて、所与のセクショ
ンの連鎖リスト記録は1セルが境界ノード(boundary n
ode )で終端する近傍セクション(neighbouring secti
on)で1セルを識別している。この構成により、セクシ
ョン境界を通過する所望の経路(route )を形成する一
連の1セルに従う車内装置(in-car apparatus)での作
業を簡単にする。多くの用途において、データベースの
使用を(安価にして)簡単化するようにデータベースの
編集に処理努力を集中することが好ましい。車両航法の
ような大きなマーケットの用途において、この原理は安
価かつ高記録密度なコンパクトディスクのような本質的
に読み出し専用記録媒体の特性を十分活用できる。
【0005】不幸にして、隣接するセクションの1セル
を識別する必要性により、連鎖リスト記録がデータパー
セル(data parcel )中の大量のメモリ容量を占有する
結果となってしまう。この大量のメモリ空間は対応する
大量の情報を活用していない。というのは、所定のセク
ションの外側にある関連する1セルは少数であるからで
ある。
【0006】
【発明の開示】本発明の目的は、記憶すべき位相網デー
タ容量を低減し、同時に情報内容を維持もしくはそれを
改善することである。本発明の別の目的は、効率的な態
様で蓄積データを探索する方法と装置を可能にし実現す
ることである。
【0007】本発明は冒頭部で述べられた位相網を表す
データを蓄積する方法において、境界ノードで終端する
1セルに関して、各ノードの1セルに含まれる情報が、
当該ノードが境界ノードであることを示す指示を含み、
前記データパーセルは、前記1セルの連鎖リスト記録以
外の別の情報を含み、当該別の情報は当該網の当該デー
タパーセルが関係するセクションの外側にあり同一の境
界ノードで終端する1セルと関連することを特徴として
いる。そのような方法において、連鎖リスト記録は1つ
のセクション内の1セルだけを識別する必要があり、そ
れ故、より少ない空間を取ることができる。たとえある
量の情報が連鎖リスト記録から失われるが、全体として
メモリサイズを節約することができる。
【0008】本発明の1実施例において、位相網の所定
のセクションのデータパーセルが、前記セクションの各
ノードのノードリスト記録を含み、所定のセクションの
境界ノードのノードリスト記録が、隣接するセクション
の対応するノードとの関連性及び前記所定のセクション
の1セルと関係するスレッドポインタを含むが、前記所
定のセクションの外側の1セルとの直接の関連性を含ま
ないことを特徴とする。この実施例において、そのセク
ションの位相記述(topological description)において
所定のセクションの外側の1セルと直接関係する必要は
全くなく、ノード記録リスト及び連鎖記録リストの各1
セルに対して僅かな関連性を持たせるだけですむ。非境
界ノード(non-boundary node)のノードリスト記録は既
知の方法に従ってセクション内の1セルの関連性(スレ
ッドポインタ)を既に含んでいよう。セクション間の直
接の関連性のみがノード間の関係となる。
【0009】対応するノードとの関連は、長いノードリ
スト記録の追加フィールドとすることができる。可変長
記録は一般に望ましくないが、長い記録(境界ノードの
場合)と短い記録(非境界ノードの場合)はこの不便さ
を最小にするため一緒にグループ化できることに注意す
べきである。可変長連鎖リスト記録は便利にグループ化
できない。というのは、1セルが0個、1個又は2個の
境界ノードで終端するか否かに応じて、各々が実際に2
つの別な1セルと関連し、従って4つの異なる記録形式
が要求されるからである。
【0010】上の実施例において、1セルの連鎖リスト
記録が、当該1セルを終端させる第1および第2のノー
ドとの関連性を含むと共に、連鎖リスト記録中のノード
が境界ノードである場合を除き、前記第1のノード又は
第2のノードによりそれぞれ終端する別の1セルを指示
する対応する第1および第2のスレッドポインタをさら
に含み、前記スレッドポインタに割り当てられた空間
が、ノードが境界ノードであることを表示する特別のポ
インタにより占有されていることを特徴とする。特定の
ポインタはそのノードが境界ノードである情報のみを活
用するが、そのノードのノードリスト記録から隣接セク
ションの対応ノードを識別し、隣接するセクションのノ
ードリスト記録のスレッドポインタを用いてセクション
境界を超える別の1セルを識別することは簡単なことで
ある。
【0011】そのような1実施例において、連鎖リスト
記録の各スレッドポインタにより表示された別の1セル
が、終端するノードの周りの特定の回転方向に沿って追
従することにより選択され、各境界ノードのノードリス
ト記録のスレッドポインタが、前記境界ノードの周りの
特定の回転方向にセクション境界から計数することによ
り、セクション内の第1の1セルを指示することを特徴
とする。1セル参照の回転規則配列(rotational order
ing )は網を通る次の経路を簡単化するため既知の方法
で使用されている。上記の実施例はたとえ所与のセクシ
ョンの外側の1セルに対する直接の関連性がそのセクシ
ョンのデータパーセルに含まれていなくても、セクショ
ン境界にわたる回転規則配列の一貫性を与える。
【0012】3以上のセクションの境界上に位置する境
界ノードに関して、ノードリスト記録は、特定の回転方
向の次に続くセクションの対応する境界ノードとだけ関
連することができる。これにより、たとえ任意の数のノ
ードリスト記録があってもノードリスト記録において1
個以上の対応するノードと関連付ける必要性が回避さ
れ、かつ回転規則配列は既知のシステムで採用されたも
のと一貫した態様で再び達成される。そのような一貫性
は僅かばかりの修正で、新しいデータベースにより信頼
性をもって使用すべき網を通る経路発見の実存の方法を
許容する。
【0013】1セルがスレッドポインタにより表示され
る特定の回転の向きと反対の回転の向きに従ってセクシ
ョンの境界ノードと連係するデータパーセルに情報を含
ませることができる。そのような情報は例えばセクショ
ン境界を使用して2セル(1セルの間の領域)を切り捨
てる(truncate)ことが望まれる場合に有用である。こ
の情報は回転の反対向きに従って境界ノードのノードリ
スト記録を規則配列することだけで大量のデータの増大
なしに含むことができる。これはいかにして編集時にお
いて網データベースの処理がデータベースの情報内容の
増大とデータベース使用の簡単化の双方で可能であるか
の別の例である。
【0014】本発明は、現在の1セルと、請求項1から
6のいずれか1項に記載の方法に基づいてマスメモリ中
に蓄積されたデータパーセルにより表された位相網セク
ションおける現在の1セル及び当該1セルの通過方向が
与えられている場合の別の1セルを識別する方法であっ
て、当該識別方法が、 (a)現行の1セルの連鎖リスト記録から、当該1セル
を通過する所定の方向の終端ノードを見出す工程と、 (b)前記連鎖リスト記録から、前記終端ノードから導
かれる別の1セルとの関連性を探す工程とを具え、 前記終端ノードが境界ノードであり、工程(b)におい
て連鎖リスト記録が、前記境界ノードから導かれる別の
1セルへの直接的な関連性を含まないものと認められる
場合、前記連鎖リスト記録外の情報を用いて当該網の隣
接セクションの別の1セルとの関連性を見出す工程(b
1)を実行する方法を提供する。
【0015】本発明は前述の発明に従って蓄積された位
相網を通して経路を形成するかあるいは網で特定の2セ
ルを限界する一連の1セルを識別する方法をさらに備え
ている。そのような方法は上述の回転規則配列のいくつ
かあるいはそのすべての特徴を活用できる。
【0016】本発明はその方法に従って位相網のセクシ
ョンを表すデータパーセルが蓄積されているマスメモリ
デバイスをさらに備えている。
【0017】本発明は、前述の発明に従ってマスメモリ
デバイスに記憶された位相網のデータベースを読み出す
装置であって、位相網の第1のセクションを表す第1の
データパーセルをマスメモリデバイスから読み出す手段
と、前記網の第1のセクションの1セルに対応し、1セ
ルを終端させる所定のノードに対して、当該ノードによ
り終端する第1のセクションの別の1セルと直接関連し
又は関連しない連鎖リスト記録をデータパーセルから読
み出す手段と、前記別の1セルと直接関連しない連鎖リ
スト記録の読み出しに応答し、前記ノードの連鎖リスト
記録外の情報を用いて当該網と隣接する第2のセクショ
ンを識別する手段と、当該網の第2のセクションの第2
のデータパーセルを読み出す共に、前記第2データパー
セルの情報を用いて、対応する境界ノードから当該網の
第2セクションに至る別の1セルを識別する手段とを具
えることを特徴とする位相データベース読出装置を提供
する。
【0018】これらの手段の任意のものあるいはそのす
べては網データパーセルが蓄積されている同じマスメモ
リから読み取られたプログラム命令の制御の下で動作す
る処理デバイスを具えることが便利である。
【0019】本発明の実施例を添付図面を参照し、実例
により説明する。
【0020】
【実施例】図1は車両の航法システムの構成要素を示し
ている。それらはバス101 を介してお互いに通信するマ
イクロプロセッサ102 、作業メモリ103 およびマスメモ
リ104 である。作業メモリ103 は例えば1メガバイトの
容量を持つ半導体メモリを具えている。マスメモリ104
はこの例ではコンパクトディスク読み取り専用メモリ
(CD-ROM:Compact Disc Read-only Memory )を具えて
いる。CD-ROM 104は約600 メガバイトの容量を持ち、こ
こにはマイクロプロセッサ102 を制御するプログラム
と、全国あるいは他の大地域の道路網を記述するデータ
ベースとが記憶されている。
【0021】第1インターフェース105 は電磁コンパス
106 、ホイールセンサ107 および路程計(odometer)10
8 をバス101 で接続している。要素106, 107, 108 はシ
ステムが既知の態様で推測航法(dead-reckoning)によ
り輸送機関の位置を決定することを可能にする。代案
の、あるいは追加の位置変換器(position transduce
r)をもちろん備えることができ、それは衛星航法ある
いは無線ビーコン方位検出信号(radio-beacon directi
on finding signal )の受信機を含んでいる。(示され
ていない)無線受信機がまた符号化されたトラヒック情
報信号の受信のために接続できる。
【0022】キーボード110 と出力デバイス111 が第2
インターフェース109 を介してバス101 に接続されてい
る。キーボードは出発位置と宛先情報(destination in
formation )を入れるためにユーザーにより使用され
る。出力デバイス111 はユーザーに航法命令を供給する
ための可視表示デバイスおよび/または音声出力デバイ
スを具えることができる。
【0023】そのような航法システムのあらましは上述
したソーネ(Thoone)の論文により与えられている。そ
の説明はコンパクトメモリと経路計画(route plannin
g)のための効率的な検索等を与えるよう網データベー
スの組織化に主として関連している。そのようなデータ
ベースを使用する経路計画の方法は上述の欧州特許出願
第EP-A1-0 306 075 号と同第EP-A1-0 369 539 号から既
知である。
【0024】CD-ROMからのデータの読み取り速度はほぼ
150 キロバイト/秒であり、かつCD-ROMディスクの広く
分離された部分からデータを読み出す場合、1秒程度の
大きな遅延を生ずるおそれがある。従って、データベー
スは複数のパーセルに分割され、それらのデータがマイ
クロプロセッサ2により必要とされる時には何時でも1
つ以上のパーセルが一度に作業メモリ3にロードされ
る。この実施例の網データベースに関して、各パーセル
は道路網の矩形セクションに対応している。網をコンパ
クトメモリのセクションに分割する方法と効率的な検索
方法は例えば欧州特許出願第EP-A1-0 280 795 号に記載
されている。各パーセルは例えばCD-ROMの僅かなセクタ
を具えていてもよい。そのような各セクタは約2キロバ
イトを具え、かつよく知られたCDディジタル音声システ
ムのフレーム(1/75秒)に対応している。
【0025】図2は大きな網データベースの各パーセル
により表されたセクションA,B,C,Dに分割された
位相網の一例を示している。図2の網は上に引用された
欧州特許出願第EP-A1-0 360 075 号と同一であり、ここ
で提案するデータベース構造と上記引用文献から既知の
ものとの比較を容易にする。
【0026】位相的に0セルと参照されるノードは参照
記号1,2,... 27により表示されている。「実ノード
(real node )」1から10は網中の道路交差点を表して
いる。人工的な「境界ノード(boundary node )」11か
ら27は道路断片(road segment)がセクション境界によ
り二分されているところで起こる。実ノードは、図5お
よび図6を参照して以下に記述されるように、境界ノー
ドとすることができる。参照文字a,b,... y,zは
網の1セルを表示し、それは網のノードを結合する道路
断片を表している。1セル(道路断片)の間の領域は2
セルと称する。
【0027】各セクション毎に記憶すべきデータパーセ
ルは、そのセクションの0セル、1セルおよび2セルの
記述を含んでいる。例えば1セルの記述は道路名と道路
タイプを含むことができる。網を通る効率的な航法を可
能にするため、関係データ(relational data)も蓄積さ
れている。関係データは網の位相定義を構成し、例えば
道路断片eがノード2と3を接続し、セクションAのノ
ード22がセクションBのノード22と同じであり、そして
ノード8が道路断片r,s,w,xを終端するという情
報を含んでいる。この関係情報、特にセクション境界に
関する情報の効率的な蓄積はこの開示の主な主題を形成
している。
【0028】この実施例の各セクションの位相データ
は、セクション中の各1セル毎に1つの記録を有する連
鎖リスト、およびセクション中の各0セル(境界ノード
を含む)の記録を有するノードリストを具えている。連
鎖リストとノードリストの原理はソーン(Thoone)の論
文および欧州特許出願第EP-A1-0 306 075 号から既に知
られており、その双方は上に参照されている。
【0029】図3は図2の網のセクションA,B,C,
Dの連鎖リストを示し、一方、図4はノードリストを示
している。例えばセクションA(図3のA)の連鎖リス
トを考察すると、各記録の第1フィールド「1−C」
(行)は記録が関係している1セル(道路断片)を識別
する。この列において、図3はセクションAに関連する
1セルを識別する参照文字a,b,... hを示してい
る。実際に、フィールド1−Cは、1セルについての残
りの情報が記憶されているデータパーセルの位置のポイ
ンタを含む。その情報は1セルの完全な記述が単一ポイ
ンタ値により配置できるように、連鎖リスト記録の別の
フィールドに代案として蓄積できる。
【0030】連鎖リスト記録の残りの4フィールドは1
セルの終端に関係し、かつ1セルの「開始(beginning
)」と「終了(end )」にそれぞれ対応する2つのペ
アーLとRにグループ化されている。慣例として、Lと
Rと参照されているから、1セルの最左端は「開始」と
呼ばれ、一方、最右端は「終了」と呼ばれている。正確
に垂直な1セルの場合には、上端は開始であると選ぶこ
とができる。
【0031】Lの下で、第1フィールド0−Cは1セル
の開始0セルを識別し、かつスレッドポインタTPは同じ
0セルで終端する別の1セルを識別する。Rの下側のフ
ィールド0−CとTPは1セルの終了ノードに対して同様
である。
【0032】欧州特許出願第EP-A2-0 302 547 号に述べ
られた原理に従うと、スレッドポインタはその各0セル
(ノード)の周りの特定の回転の向き(この実施例では
時計回り)に従うよう組織的に選択されている。これは
図3の連鎖リストAの1セルcの記録により例示でき
る。1セルcの開始ノードは、フィールド1−Cが
「c」である連鎖リスト記録のL,0−Cの下で表示さ
れているようにノード1である。ノード1で1セルc
(1-cell c)を結合する別の1セルはL,TPの下でス
レッドポインタにより表示されたように1セルa(1-c
ell a)である。この1セルaは、記録に関係する1セ
ルcから出発して、それがノード1の周りの回転の時計
向きのノード1における第1の1セルという理由で選択
された。ノード1で終端するすべての1セルは開始1セ
ルに戻るまでLあるいはRの下で次のスレッドポインタ
TPによりこの回転順序で見いだすことができる。このよ
うに、1セルcの記録は1セルaを指示し、かつ1セル
aの記録のノードと関連するTPは1セルb(1-cell
b)を指示する。1セルbの記録のノードと関連したTP
は1セルcに戻り、すべての1セルがノード1で終端し
たことを見いだした。
【0033】図4のノードリストAにおいて、ノード1
(底部から3番目の行)の記録はスレッドポインタTPに
より1つの1セルのみを規定する必要がある。図4Aの
例では、1セルbはノード1のスレッドポインタTPによ
り識別され、かつ残りの1セルのcとaは上記のように
連鎖リスト(図3)を通る次のスレッドポインタにより
時計回りの順序に識別できる。慣例として、非境界ノー
ドのノードリスト記録のスレッドポインタにより表示さ
れた1セルは北(すなわち上)方向から出発して、回転
の時計回りの向きの第1の1セルになるように選択され
る。
【0034】ノードにおけるすべての1セルがスレッド
ポインタにより連鎖にリンクしている場合、連鎖リスト
スレッドポインタを割り当てる回転の特定の向きの使用
は本質的なことではない。しかし、回転規則配列は例え
ば欧州特許出願第EP-A2-0 302 547 号に記述されたよう
に、特定の2セルを境界するすべての1セルを識別する
ことが望まれる場合に車内システムの処理を簡単化す
る。この文脈では、データベースを編集する時点の処理
がデータベースを圧縮でき、かつ規則配列の使用によ
り、データの所与の容量の情報内容をさらに増大できる
ことが理解されている。そのような処理はデータベース
の最終ユーザーに大きな費用利益と大きな性能利益を与
えるようCD-ROMの蓄積空間を節約し、かつ車内システム
で要求された処理パワーと作業メモリを低減する。その
ような技術はCD-ROMのような読み出し専用メモリデバイ
スに関連して特に有用である。新しい道路の追加により
網は変化し、CD-ROMの新しいデータベースの編集が正当
化されるまで特殊な補助情報によりデータベースはそれ
にもかかわらずアップデートできる。そのような補助情
報は例えば局所無線データ放送(local radio data bro
adcast)により、あるいは磁気ディスクもしくはメモリ
カードにより供給できる。電気通信回線網のオンライン
データベースのような他のデータベースに対して、新し
いデータベースの編集はもっと頻繁に整理される。
【0035】これまで、境界ノードと関連1セルに関す
るデータベース組織化が記述されてきた。図3から図6
を参照して以下に記述されたようなこの組織化は例えば
欧州特許出願第EP-A1-0 306 075 号から既知の組織化に
より達成されたものより少ない空間で多くの情報を与え
るよう編集されたデータベースの規則配列を活用してい
る。
【0036】図3の連鎖リスト記録において、Lあるい
はRの下側のスレッドポインタTPにより近傍セクション
(データパーセル)の1セルを指示する試みは行われて
いない。その代わりに、ノードフィールド0−Cは境界
ノードを表示し、かつ回転の時計回りの向きの次の1セ
ルが近傍セクションの1セルであるところでは、特定の
ポインタNIL (「ニルポインタ(nil-pointer )」がス
レッドポインタフィールドTPを占有する。これは、例え
ば1セルfの記録のセクションAの連鎖リストで見るこ
とができ、この連鎖リストにおいてRの下側のフィール
ド0−Cは境界ノード22を表示し、かつRの下側のスレ
ッドポインタフィールドTPはニルポインタである。
【0037】さて、ニルポインタは関連ノードが境界ノ
ードであり、かつ次の時計回りの1セルが現在のセクシ
ョンでないという以外の情報を運ばない。ある状況にお
いては、図3の連鎖リストには既知の構造の連鎖リスト
よりも少ない情報が存在する。しかしこれに反して、連
鎖リストのすべての記録に対してLとRの下側のスレッ
ドポインタフィールドTPの必要な大きさが低減される。
というのは、1セルが現行のセル内で独自に識別される
ことのみが必要であるからである。換言すれば、すべて
の表示された1セルが現行のセクション内にあるという
情報が連鎖リストに追加される。
【0038】各セクションに数十あるいは数百のノード
を持つ実際のデータベースでは境界ノードはノードの総
数の少数部分であることが評価されよう。従ってニルポ
インタの採用による連鎖リストで節約された空間は情報
損失よりも大きいことが評価されよう。
【0039】損失情報は境界ノード(のみ)の長い記録
を備えることにより図4のノードリストで置換される。
ノードリストの形式を著しく損なわないために、長い記
録と正規の(非境界)ノード記録は2つの別々のノード
リストにグループ化される。再び、これらの長い記録は
実際のデータベースの小さい少数部分であることを想起
すべきである。例えば、述べられたCD-ROMに基づく車両
航法システムにおいて、12から18パーセントの境界ノー
ドを与えるパーセルサイズが満足すべきものと見いださ
れている。少なくとも2つの近傍セクションに現れるか
ら各境界ノードは少なくとも2つの長い記録を生じる。
【0040】境界ノードの記録の付加フィールド0−
C′は近傍セクション(A,B,C.D等々)、および
同じ境界ノードである近傍セクションのノードリストの
ノードを識別する。このように、セクションAのノード
リストのノード25の記録のフィールド0−C′はセクシ
ョンCのノード25を識別する。記号「?」は図2に示さ
れていない近傍セクションに使用される。それとは反対
に、セクションCのノードリストのノード25のフィール
ド0−C′はセクションAのノード25を参照する。境界
ノードが2セクション以上で現れる状態は図5と図6を
参照して後で議論されよう。
【0041】ノードリストの境界ノードの各記録のスレ
ッドポインタフィールドTPはセクション境界から時計回
りに計数してそのノードにより終端された第1の1セル
を指示する。このように、例えば、LからRの方向にセ
クションAの1セルfを横断して、1セルfの連鎖リス
ト記録のRの下でフィールド0−Cのノード22に遭遇す
る。この行程(journey )を連続するために、セクショ
ンAの1セルfの連鎖リスト記録のRの下でスレッドポ
インタフィールドTPが検査される。このスレッドポイン
タはニルポインタとなり、従って関連ノード22のノード
リスト記録が観測される。このノードリスト記録のフィ
ールド0−C′はセクションBでノード22であるセクシ
ョン境界を越えた境界ノードを識別する。セクションB
のノードリストに戻ると、事実セクションAの1セルf
の所望の継続であるセクションBの1セルを表示するス
レッドポインタフィールドTPが見いだされる。セクショ
ンBの連鎖リストの1セルfの記録は網のセクションB
を通る経路に続いて継続して使用できる。
【0042】独自の参照記号1から27およびaからzは
この説明のみを目的とした図2の網全体のノードと1セ
ルについて与えられることに注意されよう。データベー
スそれ自身において、ノードあるいは1セルはそれ自身
のセクション(データパーセル)内で独自に識別される
ことのみが必要とされる。
【0043】図5と図6は2つあるいはそれ以上のセク
ション間の境界と一致する実ノードを取り扱う1つのシ
ステムを例示している。図5において、3つのセクショ
ンE,F,Gをブリッジする網の小さい部分が示されて
いる。セクションFとGの間の境界においてノード28が
起こり、それは4つの1セル、aa, bb, cc, ddを終端さ
せる。これらの4つの1セルについて、aaとbbはセクシ
ョンFにあり、一方、ccとddはセクションGにある。第
2ノード29は3つのすべてのセクションE,F,Gが出
会う境界交差点と一致する。3つの1セル、ee, ff, gg
はそれぞれこのノードからセクションE,F,Gに導か
れる。
【0044】図6はこの網を記述する連鎖リストとノー
ドリスト参照(node list reference )のコンパクトか
つ組織的な規則配置を例示し、その網はたとえこれらの
通常でないノード28と29において既に説明された組織化
と最大の一貫性を与える。図6において、3つのセクシ
ョンE,F,Gはそれらがデータベースの各パーセルで
分離されているように分離される。0セル(ノード)28
と29の参照符号は明確化のために省略されている。とい
うのは、これらの数字は図5との比較により明らかに認
識できるからである。
【0045】図6に示されているのは、たとえセクショ
ン境界を横切るにせよ、網を通して迅速かつ組織的に経
路が続くことを可能にするセクションE,F,Gの連鎖
リストとノードリストの種々のポインタである。1つの
1セルから別の1セルにノードの周りに時計回りに導か
れたTPとラベルされた弓形矢印(図6のaaからbb、ある
いはccからdd)はLあるいはRの下側の第1の1セル
(aa, bb)の連鎖リストの記録のスレッドポインタフィ
ールドTPを表している(図3)。
【0046】ノードの周りの時計周りの回転が(例えば
1セルbbからのように)セクション境界まで導かれる場
合に、1セルbbの連鎖リスト記録の関連スレッドポイン
タフィールドは図6の参照記号NIL によりマークされた
ようにニルポインタを含んでいる。従ってセクションF
の1セルbbからセクションGの1セルccに直接導かれる
情報は存在しない。しかし間接情報は存在する。
【0047】第1セクションのノード28あるいは29から
近傍セクションのその対応部(counterpart )に導かれ
る図6で0−C′とラベルされたポインタは第1セクシ
ョンのノードリストの境界ノードの記録の特定のフィー
ルド0−C′を備えている。近傍セクションの境界ノー
ドに対して、ノードから近傍セクションの1セルまでの
TPとラベルされたポインタは近傍セクションのノードに
対してノードリスト記録のフィールドTPを備えている。
例えば、セクションFのノードリストのノード28のフィ
ールド0−C′はセクションGのノード28を指示し、一
方、セクションCのノードリストのノード28に対するフ
ィールドTPは1セルccを指示する。1セルccはそれがセ
クション境界から時計回りに計数してノード28からセク
ションGに導かれる第1の1セルであるという理由で選
択される。このように、セクションFの連鎖リストの1
セルbbから1セルccを得ることは、セクションFの1セ
ルbbの連鎖リスト記録のニルポインタの発見に応じて、
セクションFのノードリストとセクションGのノードリ
ストを考慮する2ステッププロセスである。ノード28か
ら放射する4つの1セルの完全な組が正しい時計回りシ
ーケンスaa, bb, cc, ddでこのような態様で見いだすこ
とができる。
【0048】同様な状態が、3つのセクションE,F,
Gのノード29のノードリストと連鎖リスト記録に適用さ
れる。しかし、各セクションのポインタ0−C′に対し
て2つの可能性が存在する。というのは、セクションE
のノードリストのノード29の記録がセクションFあるい
はセクションGのノード29と関係しているからである。
本実施例に対して連鎖リストそれ自身内で使用されたよ
うに場所(station )の同じ特定の向き(この例では時
計回り)に従って再び選択を決めることが提案される。
このように、セクションEのノード29のフィールド0−
C′はセクションFのノード29を指示し、セクションF
のフィールド0−C′はセクションGのノード29を指示
し、かつセクションGのフィールド0−C′はセクショ
ンEのノード29を指示し、このようにしてサイクルを完
了する。このように、ノード28に対して上記と同じ態様
でノード29のポインタTPとフィールド0−C′に従う
と、1セルee, ff, ggはあたかも境界が全く存在しない
ように常に時計順序に見いだされよう。
【0049】矩形セクションの場合には、境界ノードは
2個、3個又は4個の異なるセクションに現れよう。他
の形のセクションに対しては、1つのノードは4セクシ
ョン以上で現れることもあろう。図6のノード29で採用
された時計回りの規則配列は、すべての実ノードと境界
ノードのデータベースに一貫して接近できるよう無限に
拡張できる。
【0050】図7のフローチャートは上述の態様でデー
タベース中に蓄積されている網を通る経路を追跡する方
法を例示している。この方法のステップ701 から709 は
以下のように記述される。 701 :SPは出発点である。現行のセクション(SECT)と
現行の1セル(1-CELL)を識別する。 702 :1セルを横断する方向を識別する(Lノードある
いはRノードに向かって:L/R ?)。 703 :ノードにおける連鎖リストスレッドポインタはニ
ルポインタであるか(TP= NIL?)。 704 :もしそうでないなら、連鎖リストスレッドポイン
タは新しい1セルを与える(1-CELL←TP)。 705 :新しい1セルを横断(TRAV)すべきか(それは所
望の経路であるか?)。もしそうでないなら703 に
戻り、同じノードの新し い1セルのスレッドポイン
タを試みる。 706 :もし705 でイエスなら、新しいノードまで新しい
1セルを横断する(LからR、あるいはその逆に)。 707 :新しいノードが宛先か(DEST?)。もしそうでな
いなら、新しいノードで703 に戻る。もしイエスなら終
了する。 708 :もし703 でイエスなら、ノードは境界ノードであ
る。ノードリスト記録のフィールド0−C′は新しいセ
クション(SECT)、新しいノード(0-CELL)を与える。 709 :新しいセクションのノードリスト記録のスレッド
ポインタは新しい1セルを与える(1-CELL←TP)。新し
いセクションでステップ705 を続ける。
【0051】特定の2セルを取り巻く1セルの連鎖を識
別することが所望される場合に通路追従の特殊ケースが
起こる。例えば車両航法の場合に、車両が個人の土地に
入る時、あるいはデータベースにまだ含まれない新たに
開発された領域に入る時に既知の網から車両がしばしば
それることがあり得る。この状態では、2セルを取り巻
くすべての1セルの知識は、何時そして何所で車両が既
知の網に戻るかを検出するために有用である。
【0052】図2から図6を参照した上述のデータベー
ス組織化により、2セル境界発見の問題は欧州特許出願
第EP-A2-0 302 547 号で述べられたようにスレッドポイ
ンタの割り当てにおける回転規則配列により大いに簡単
化される。例えば、セクションAの1セルgコースにお
いて、車両は既知の道路から離れ図2の参照記号Xを含
む2セルに進入するものと仮定する。2セルXを境界す
るすべての1セルは、1セルgのノード24に向かって最
初の観測を行い、次に網を通る通路に追従し、常に回転
の時計回りの向きに従ってスレッドポインタにより表示
された第1の1セルを横断するよう選択することにより
見いだすことができる。
【0053】図7の方法の特殊ケースは図8のフローチ
ャートにより表されている。しばらくの間ステップ810
と811 を無視すると、ステップ801 から809 は図7で同
様に符号が付けられたステップ710 から709 に機能上対
応している。しかしステップ705 に対応する判定がない
ことに注意されたい。回転の時計回りの向きの第1の1
セルは2セルの追跡の場合に常に望ましいものである。
【0054】図8で注意する別の点は、ステップ802 の
LあるいはRの判定が1セル横断の実際の方向に基づか
ず、追跡が所望される2セルに基づいていることであ
る。上例の2セルXは1セルgのノード24の観測を要求
し、かつノード24は1セルg(図3A)の連鎖リスト記
録のRの下で0セルである。セクションAの1セルgか
ら出発して、図2のYと参照された2セルを追跡するた
めに、1セルgの連鎖リスト記録のLの下で0セルであ
るノード3をステップ802 で観測する必要がある。
【0055】ステップ807 は2セルの境界を追跡する場
合に宛先が出発点SPであることを表示している。ステッ
プ803, 808および809 は図7の一般的ケースのステップ
703,708および709 と同様なやり方で2セルがセクショ
ン境界にわたって追跡されることを可能としている。
【0056】2セルが全体として考察するには大き過ぎ
るか、あるいは単にその大部分が関連していないことが
しばしば起ころう。例えば、もし車両が現在図2の網の
点Pにあるなら、セクションB,C,Dにある2セルX
の部分は即時航法問題(immediate navigation proble
m)にあまり適当ではない。これらのセクションのデー
タパーセルが作業メモリにないことさえあろう。単一2
セルはある場合には多くのセクションに拡張でき、従っ
てそれらすべてを作業メモリ負荷することは不可能であ
る。そのような場合、2セルはさらに妥当な領域に「ク
リップ」されなければならず、そしてセクション境界が
そのようなクリッピングの簡単化に使用できるかどうか
の疑問が起こる。
【0057】一例としてセクションAの2セルXを取
り、もし1セルfから出発するなら、システムは境界ノ
ード22を既に知っており、かつ境界ノード24に到達する
まで、ノード3を介して1セルgまで(および一般に任
意の数の1セルを通して)通路を追従することができ
る。この点で、システムは概念的にノード24と22を接続
でき、かつセクションA内で2セルXの全境界に到達で
きる。
【0058】しかしさらに一般的な場合において、2つ
の問題が残る。それは、第1に、境界ノードの知識と所
望の2セルに適当な方向のヘディングによって常に始ま
らないことである。逆方向に通路を追跡することは容易
でない。第2に、他のいくつかの2セルがノード22と24
の間の境界を越えてセクションAに投影する保証が無い
ことである。
【0059】これらの問題はノードリストの境界ノード
の記録の規則配列により述べられた実施例で解決され
る。図4の各ノードリストA,B,C,Dにおいて、境
界ノードはセクション境界の周りの回転の反時計回りの
向き、すなわちスレッドポインタが選択される時計回り
の順序とは反対の向きにリストされる。この手段によ
り、2セル境界に従う場合に、セクション境界の適当な
部分は規則配列された境界リストの次の境界ノード(記
録)にスキップすることにより簡単に含むことができる
(図4)。例えば、2セルXの境界を追跡し、かつノー
ド24に到達する場合、セクション境界はセクションAの
ノードリストの次の境界ノード(それはノード22であ
る)にスキップすることにより2セルのクリップに使用
できる。境界ノードの反時計回りの規則配列のために、
ノード24と22の間の境界を越えて他の2セルが投影しな
いことが知られている。ノード22において、セクション
Aのノード22のノードリスト記録のスレッドポインタTP
は1セルfに沿って連続するよう使用できる。全プロセ
スにおいて、セクションB,C,Dを記述するデータパ
ーセルを考慮する必要はない。
【0060】スキッピング作用は図8のステップ810 と
811 によって表されている。ステップ810 において、セ
クション境界を越える領域が適当か、あるいはスキップ
できるかが決定される。もしそれがスキップできるな
ら、ステップ811 はセクションのノードリストの次のも
のに現行ノードをアップデートする。もちろん、もし第
1境界ノードがノードリストの最後のもの(例えばセク
ションAのノード21)であるなら、ステップ811 は次の
非境界ノード(ノード1)であるよりもむしろノードリ
ストの第1記録(ノード11)を観測するであろう。
【0061】ノードリストの境界ノード記録の規則配列
よりもむしろ、各境界ノード記録が回転の逆(反時計回
り)向きに次の境界ノードのポインタを含むべきことで
もちろん十分であろう。しかし、そのようにポインタは
空間を占有し、かつ規則配列の使用はデータベース編集
に処理努力を集中するという原理をさらに十分活用し、
それによりデータベースを使用して車内システムの処理
努力を低減する。
【0062】述べられた実施例の多くの変形は当業者に
とって明らかであり、本発明が道路網以外の広い範囲の
位相網(例えば他の輸送網、電気通信回線網および油や
ガスや水等々の分配網を含んで)に適用可能であること
はさらに評価されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は車両航法システムを示している。
【図2】 図2はマスメモリに蓄積された道路網の一例
を示している。
【図3】 図3は図2の網の各セクションに対応する4
つの連鎖リストを示している。
【図4】 図4は図2の網の各セクションに対応する4
つのノードリストを示している。
【図5】 図5は実ノードと境界ノードが一致する別の
網を示している。
【図6】 図6は網データベースにおける図5の網の取
り扱いを例示している。
【図7】 図7は網を通る経路を追跡する方法のフロー
チャートを例示している。
【図8】 図8は図7の方法の特殊ケースのフローチャ
ートを示している。
【符号の説明】
1 ノード 2 ノード 3 ノード 4 ノード 5 ノード 6 ノード 7 ノード 8 ノード 9 ノード 10 ノード 11 ノード 12 ノード 13 ノード 14 ノード 15 ノード 16 ノード 17 ノード 18 ノード 19 ノード 20 ノード 21 ノード 22 ノード 23 ノード 24 ノード 25 ノード 26 ノード 27 ノード 28 ノード 29 ノード 101 バス 102 マイクロプロセッサ 103 作業メモリ 104 マスメモリあるいはCD-ROM 105 第1インターフェース 106 電磁コンパス 107 ホイールセンサ 108 路程計(オドメータ) 109 第2インターフェース 110 キーボード 111 出力デバイス 701 ステップ 702 ステップ 703 ステップ 704 ステップ 705 ステップ 706 ステップ 707 ステップ 708 ステップ 709 ステップ 801 ステップ 802 ステップ 803 ステップ 804 ステップ 805 ステップ 806 ステップ 807 ステップ 808 ステップ 809 ステップ 810 ステップ 811 ステップ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−82259(JP,A) 特開 昭62−85388(JP,A) 特開 平1−140270(JP,A) 特開 平1−258078(JP,A) 特開 昭63−11987(JP,A) 特開 昭64−72264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/30 419 G06F 17/30 170

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相網を表すディジタルデータを記憶す
    る方法であって、前記位相網が1組の0セル(ノード)
    及び1組の1セルを具えると共に、マスメモリに記憶さ
    れる個別のデータパーセルに対応する複数のセクション
    に分割され、網がセクション間を通過する各点において
    境界ノードが規定され、所定のセクションを表すデータ
    パーセルが、当該セクションの各1セルについて連鎖リ
    スト記録を含み、当該連鎖リスト記録は、少なくとも1
    セルが非境界ノードで終端する場合、前記非境界ノード
    と関連する両方の0セルについての情報を含み、前記情
    報が、網中の同一の非境界ノードで終端する別の1セル
    と関係する位相網記憶方法において、 境界ノードで終端する1セルに関して、各ノードの1セ
    ルに含まれる情報が、当該ノードが境界ノードであるこ
    とを示す指示を含み、前記データパーセルは、前記1セ
    ルの連鎖リスト記録以外の別の情報を含み、当該別の情
    報は当該網の当該データパーセルが関係するセクション
    の外側にあり同一の境界ノードで終端する1セルと関連
    することを特徴とする位相網記憶方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の位相網記憶方法におい
    て、前記位相網の所定のセクションのデータパーセル
    が、当該セクションの各ノードのノードリスト記録を含
    み、所定のセクションの境界ノードのノードリスト記録
    が、隣接するセクションの対応するノードとの関連性及
    び前記所定のセクションの1セルと関係するスレッドポ
    インタを含むが、前記所定のセクションの外側の1セル
    との直接の関連性を含まないことを特徴とする位相網記
    憶方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の位相網記憶方法におい
    て、前記1セルの連鎖リスト記録が、当該1セルを終端
    させる第1および第2のノードとの関連性を含むと共
    に、連鎖リスト記録中のノードが境界ノードである場合
    を除き、前記第1のノード又は第2のノードによりそれ
    ぞれ終端する別の1セルを指示する対応する第1および
    第2のスレッドポインタをさらに含み、前記スレッドポ
    インタに割り当てられた空間が、ノードが境界ノードで
    あることを表示する特別のポインタにより占有されてい
    ることを特徴とする位相網記憶方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の位相網記憶方法におい
    て、連鎖リスト記録の各スレッドポインタにより表示さ
    れた別の1セルが、終端するノードの周りの特定の回転
    方向に沿って追従することにより選択され、各境界ノー
    ドのノードリスト記録のスレッドポインタが、前記境界
    ノードの周りの特定の回転方向にセクション境界から計
    数することにより、セクション内の第1の1セルを指示
    することを特徴とする位相網記憶方法。
  5. 【請求項5】 3個以上のセクションの境界上に位置す
    る境界ノードに対して、前記ノードリスト記録は、特定
    の回転方向において隣接するセクションの対する境界ノ
    ードだけ関連することを特徴とする請求項4に記載の位
    相網記憶方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の位相網記憶方法
    において、網のセクションのデータパーセルが、連鎖リ
    スト記録のスレッドポインタにより1セルが表示される
    特定の回転方向と反対の回転方向の境界ノードとリンク
    する情報を含むことを特徴とする位相網記憶方法。
  7. 【請求項7】 現在の1セルと、請求項1から6のいず
    れか1項に記載の方法に基づいてマスメモリ中に蓄積さ
    れたデータパーセルにより表された位相網セクションお
    ける現在の1セル及び当該1セルの通過方向が与えられ
    ている場合の別の1セルを識別する方法であって、当該
    識別方法が、 (a)現行の1セルの連鎖リスト記録から、当該1セル
    を通過する所定の方向の終端ノードを見出す工程と、 (b)前記連鎖リスト記録から、前記終端ノードから導
    かれる別の1セルとの関連性を探す工程とを具え、 前記終端ノードが境界ノードであり、工程(b)におい
    て連鎖リスト記録が、前記境界ノードから導かれる別の
    1セルへの直接的な関連性を含まないものと認められる
    場合、前記連鎖リスト記録外の情報を用いて当該網の隣
    接セクションの別の1セルとの関連性を見出す工程(b
    1)を実行する別の1セルの識別方法。
  8. 【請求項8】 網データが請求項2から6のいずれか1
    項に記載の方法に従って記憶されている請求項7に記載
    の別の1セルを識別する方法において、 前記工程(b1)が、前記ノードのノードリスト記録を
    用いて当該網の隣接セクションの対応するノードを識別
    すること、及び前記隣接セクションを表すデータパーセ
    ルの対応するノードリスト記録のスレッドポインタを用
    いて前記対応するノードから前記隣接する網セクション
    に導かれる別の1セルを識別することを含む方法。
  9. 【請求項9】 現在の1セル及び当該1セルの通過方向
    が与えられている場合に、請求項1から6のいずれか1
    項に記載のマスメモリに記憶されたデータパーセルによ
    り表された位相網を通る経路を形成する一連の1セルを
    識別する方法であって、当該方法が、 請求項7あるいは8に記載の方法で別の1セルを繰り返
    して見出し、毎回前記別の1セルから新しい現在の1セ
    ルを作成し、新しい現在の1セルが所望の経路の一部分
    を形成する場合現在の1セルを毎回通過することを含む
    方法。
  10. 【請求項10】 請求項4から7までのいずれか1項に
    記載の方法に従って記憶された位相網の特定の2セルを
    規定する一連の1セルを識別する方法であって、当該方
    法が、 (c)前記特定の2セルを規定する第1の現在の1セル
    を選択すると共に、前記2セルの周りを特定の回転方向
    と反対の方向に通過するように方向を選択する工程と、 (d)請求項9に記載の方法を用いて一連の1セルを識
    別し、前記第1の現在の1セルに再び到達するまで各0
    セルにおいてスレッドポインタにより指示された第1の
    1セルを通過する工程とを具える方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の一連の1セルを識
    別する方法において、境界ノードに到達する際に、セク
    ション境界を越えて位置する特定の2セルの一部分が注
    目すべきものか否かを決定し、当該部分が注目すべきも
    のでない場合、前記工程(b)を工程(b2)で置き換
    え、この工程(b2)が、前記2セル境界の周りの回転
    方向と反対の向きにしたがってセクション境界上の次に
    続く境界ノードを識別し、前記次に続く境界ノードのノ
    ードリスト記録を用いて当該セクション境界内の別の1
    セルを識別することを含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項1から6までのいずれか1項に
    記載の方法に従ってマスメモリデバイスに記憶された位
    相網のデータベースを読み出す装置であって、 位相網の第1のセクションを表す第1のデータパーセル
    をマスメモリデバイスから読み出す手段と、 前記網の第1のセクションの1セルに対応し、1セルを
    終端させる所定のノードに対して、当該ノードにより終
    端する第1のセクションの別の1セルと直接関連し又は
    関連しない連鎖リスト記録をデータパーセルから読み出
    す手段と、 前記別の1セルと直接関連しない連鎖リスト記録の読み
    出しに応答し、前記ノードの連鎖リスト記録外の情報を
    用いて当該網と隣接する第2のセクションを識別する手
    段と、 当該網の第2のセクションの第2のデータパーセルを読
    み出す共に、前記第2データパーセルの情報を用いて、
    対応する境界ノードから当該網の第2セクションに至る
    別の1セルを識別する手段とを具えることを特徴とする
    位相データベース読出装置。
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