JP3144778U - 門袖ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】有機樹脂発泡材料よりなる芯材と、芯材の周囲を被覆する表面材とからなる。表面材は、炭酸カルシウムを主成分とする無機発泡材料よりなる。有機樹脂発泡材料は、PS(ポリスチレン)あるいはEPS(ポリエーテルサルフォン)よりなることが好ましい。芯材には、鋼材からなる補強材が軸方向に組み込まれていることが好ましい。芯材には、配管穴が設けられていることが好ましい。表面材の表面は、さらに、樹脂入りセメントモルタルあるいは繊維質を混合した樹脂入りセメントモルタルにより被覆されていることが好ましい。
【選択図】図3
Description
しかしながら、近年では、施工する人材の高齢化や、人手不足により、重量物であるセメントブロックからなる外構塀を施工することが負担となっている。
また、度々発生する地震において、セメントブロック塀が倒壊した場合には、人に危害を加えたり、人命を奪うこともあるため、危険である。
該表面材は、炭酸カルシウムを主成分とする無機発泡材料よりなることを特徴とする門袖ユニットにある(請求項1)。
上記門袖ユニットにおいて、上記表面材を構成する炭酸カルシウムを主成分とする無機発泡材料は、約90kg/m3とセメントブロックやアルミ製品と比較して軽量である。そのため、施工性の大幅な向上、運送負荷の低減、転倒時の安全性等優位な点が多い。また、低吸水率であり、セメントブロック等で発生し易い凍害が生じにくいという性質や、加工性に富み、一般的な切断工具での加工が容易であるという性質を有する。さらに、上記無機発泡材料は、不燃材であるため、タバコの投げ捨てなどで火災が懸念される外構用途でも安全に利用することができる。また、紫外線によっても劣化し難いという性質や、溶剤に溶け難いという性質を有し、また、実使用の際に、蟻に食われることもない。
また、比較的軽量な上記有機樹脂発泡材料及び上記無機発泡材料を用いることにより、門袖ユニット自体を軽量にすることができ、施工性の大幅な向上、運送負荷の低減、転倒時の安全性の向上を図ることができる。
上記有機樹脂発泡材料としては、例えば、PS(Polystyrene)、EPS(Expanded Polystyrene)、硬質ウレタン、フェノール、PE(Polyetyrene)等よりなるものが挙げられる。その中でも、特に、上記有機樹脂発泡材料は、PSあるいはEPSよりなることが好ましい(請求項2)。
上記直方体形状であれば、例えば、上記芯材を直方体形状として、地上に露出する、上面、正面、背面、側面の5つの面を、板状の表面材で覆うことにより上記構成を得ることができる。
この場合には、曲げ耐力を向上させることができる。
上記鋼材からなる補強材としては、角型鋼管等を用いることができる。
門袖ユニットには、インターホンや照明等の電気配線を要する器具が取り付けられることが多い。そのため、それらの配線を通すための配管穴が設けられていることが好ましい。
この場合には、門袖ユニットの表面仕上げを良好に行うことができる。また、上記門袖ユニットを補強することができる。
本例は、本考案の実施例にかかる門袖ユニットについて、図1〜図3を用いて説明する。
図1〜図3に示すように、本例の門袖ユニット1は、有機樹脂発泡材料よりなる芯材2と、該芯材2の周囲を被覆する表面材3とからなる。そして、上記表面材3は、炭酸カルシウムを主成分とする無機発泡材料よりなる。
以下、これを詳説する。
そして、上記門袖ユニット1の芯材2は、ポリスチレンフォームよりなり、幅425mm、厚さ50mm、高さ1790mmである。
また、加工性に富んでいる材料よりなるため、容易に所望の形状にすることができ、高度な加工性を確保することができる。
また、上記芯材2には、配管穴22が設けられている。そのため、門袖ユニット1に、インターホンや照明等の電気配線を要する器具を取り付けることができる。
本例においても、本考案の門袖ユニットの1実施例について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、本例の門袖ユニット4は、幅w=600mm、高さh=1600mm、厚さt=120mmで、その加工形状が特殊な曲線を有する。
そして、上記芯材中に、軸方向に、幅26mm、厚み50mm、高さ1550mm、材厚1.6mmの角型鋼管を補強用の支柱として組み込むように、また、50mm角の配管穴を軸方向に形成するように、上記押出成形ポリスチレンフォーム、及び無機発泡ボードをシリコン系接着剤により接着固定する。
また、照明やインターホンなどの電気配線を要する器具は、上記配管穴を通じて配線し、所定の位置にて固定した。
本例の門袖ユニット4は、上記実施例1の門袖ユニット1と同様の効果を得ることができる。また、本例の門袖ユニット4の表面材の表面は、繊維質を混合した樹脂入りセメントモルタル41により被覆されている。そのため、門袖ユニットの表面仕上げを良好に行うことができる。また、上記門袖ユニット4を補強することができる。
2 芯材
3 表面材
Claims (5)
- 有機樹脂発泡材料よりなる芯材と、該芯材の周囲を被覆する表面材とからなり、
該表面材は、炭酸カルシウムを主成分とする無機発泡材料よりなることを特徴とする門袖ユニット。 - 請求項1において、上記有機樹脂発泡材料は、PS(Polystyrene)あるいはEPS(Expanded Polystyrene)よりなることを特徴とする門袖ユニット。
- 請求項1又は2において、上記芯材には、鋼材からなる補強材が軸方向に組み込まれていることを特徴とする門袖ユニット。
- 請求項1〜3のいずれか1項において、上記芯材には、配管穴が設けられていることを特徴とする門袖ユニット。
- 請求項1〜4のいずれか1項において、上記表面材の表面は、さらに、樹脂入りセメントモルタルあるいは繊維質を混合した樹脂入りセメントモルタルにより被覆されていることを特徴とする門袖ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008004455U JP3144778U (ja) | 2008-07-01 | 2008-07-01 | 門袖ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008004455U JP3144778U (ja) | 2008-07-01 | 2008-07-01 | 門袖ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3144778U true JP3144778U (ja) | 2008-09-11 |
Family
ID=43294615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2008004455U Expired - Lifetime JP3144778U (ja) | 2008-07-01 | 2008-07-01 | 門袖ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3144778U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014070344A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Asahi Kasei Homes Co | パネルユニット接合構造及びパネルユニット |
-
2008
- 2008-07-01 JP JP2008004455U patent/JP3144778U/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2014070344A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-21 | Asahi Kasei Homes Co | パネルユニット接合構造及びパネルユニット |
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