JP3143846B2 - 接触型光ファイバセンサ - Google Patents
接触型光ファイバセンサInfo
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Description
ンサに関する。さらに詳しくは、大きな出力光量と高い
比感度とが得られる接触型光ファイバセンサに関する。
は、第3回バイオエンジニアリングシンポジウム講演論
文集No940−5(講演開催日;平成6年1月20
日,21日)に記載のものが知られている。この接触型
光ファイバセンサは、各1本の光源側光ファイバおよび
スペーサ光ファイバおよび検出器側光ファイバを平行に
並べて、先端部分を溶融一体化し、先細り形状に伸延
し、この部分を接触部として被検物質に接触させ、前記
検出器側光ファイバの出力光量を計測するものである。
上記接触型光ファイバセンサでは、接触部のサイズを極
めて小型にすることが出来るので、例えば血管を流れる
血液などを測定することが可能となる。
量と高い比感度とが得られる接触型光ファイバセンサを
提供することにある。
明は、光源側光ファイバとスペーサ光ファイバと検出器
側光ファイバとを略平行に揃えて先端部分を溶融一体化
し、その溶融一体化した先端部分を接触部として被検物
質に接触させ、光ファイバを伝播する光が前記接触部か
ら被検物質に漏光する度合いを計測する接触型光ファイ
バセンサにおいて、前記検出器側光ファイバがマルチモ
ード光ファイバであることを特徴とする接触型光ファイ
バセンサを提供する。
接触型光ファイバセンサにおいて、スペーサ光ファイバ
を2本とし、接触部の形状を半径192μm以上の略球
状としたことを特徴とする接触型光ファイバセンサを提
供する。
接触型光ファイバセンサにおいて、各光ファイバをガラ
ス管に挿通し、そのガラス管をステンレス管に挿通し、
光源側光ファイバと検出器側光ファイバの他端にそれぞ
れ光コネクタを設けたことを特徴とする接触型光ファイ
バセンサを提供する。
では、検出器側光ファイバとして、マルチモード光ファ
イバを用いた。マルチモード光ファイバは、コア径が大
きい(例えば80μm)ため、接触部で反射した光が検
出器側光ファイバコアに入射しやすくなり、出力光量を
大きく出来るようになる。
ンサでは、スペーサ光ファイバの本数を2本とし、且
つ、接触部の形状を半径192μm以上の略球状とし
た。図7の(b)を参照して後述するように、この条件
下では、屈折率の変化に対する出力光量の変化率が大き
くなるため、高い比感度を得られるようになる。
ンサでは、各光ファイバをガラス管に挿通し、そのガラ
ス管をステンレス管に挿通し、光源側シングルモード光
ファイバおよび検出器側マルチモード光ファイバの他端
にそれぞれ光コネクタを設けた構造とした。このため、
機械的強度や化学的安定性が良好となり、生体への挿入
も可能となる。また、取り扱いが容易となる。
に詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限定さ
れるものではない。
サ10の構成図である。この接触型光ファイバセンサ1
0は、被検物質に接触する接触部1と、その接触部1を
支持している耐熱ガラス管2と、その耐熱ガラス管2を
支持しているステンレス管6と、そのステンレス管6か
ら導出されている光源側光ケーブル14および検出器側
光ファイバ15と、前記光源側光ケーブル14の端部に
取り付けられた光源側光コネクタ8と、前記検出器側光
ケーブル15の端部に取り付けられた検出器側光コネク
タ9とを具備して構成されている。前記光源側光ケーブ
ル14は、光源側光ファイバ4を含んでいる。また、前
記検出器側光ケーブル15は、検出器側光ファイバ5を
含んでいる。そして、前記ステンレス管6の内部で、耐
熱ガラス管2とその耐熱ガラス管2に挿通された光ファ
イバ4,5および後述するスペーサ光ファイバ(3)と
光ケーブル14および15は、セラミックボンドで一体
化されている。
り、図2の(b)は接触部1の拡大底面図である。接触
部1は、光源側光ファイバ4と2本のスペーサ光ファイ
バ3,3と検出器側光ファイバ5とを略平行に揃えて先
端部分1aを溶融一体化し、略球状に形成したものであ
る。
4は、PANDA型(Polarization Maintaining and
Reducing Fiber)の偏波面保存光ファイバ(Single-pol
arization single mode fiber)である。4aはコアで
あり、その直径は例えば10μmである。4bはクラッ
ドであり、その外径は例えば125μmである。図4に
示すように、前記検出器側光ファイバ5は、マルチモー
ド光ファイバ(Multi mode fiber)である。5aはコア
であり、その直径は例えば80μmである。5bはクラ
ッドであり、その外径は例えば125μmである。前記
スペーサ光ファイバ3は、石英系のシングルモード光フ
ァイバ(Single mode fiber)である。その外径は例え
ば125μmである。
源側光ファイバ4と2本のスペーサ光ファイバ3,3と
検出器側光ファイバ5とを略平行に揃え、その周りを多
数のスペーサ光ファイバ3で囲んで、耐熱ガラス管2の
挿通した構造になっている。
元の光路シミュレーションの説明図である。フレネルの
反射の式は次のようになる。
規分布で1mwの光の強さで波長1300nmの光が放
射されるとし、入射面に垂直な偏光成分の場合につい
て、受光側のコア5a(直径80μm)に入射する反射
光の強さ(出力光量I)を計算した(入射面に平行な偏
光成分の場合もほぼ同様の結果になる)。標準偏差σ
は、放射される光の広がり度を表し、光源側光ファイバ
4の開口数に対応するもので、0.2とした。被検物質
の屈折率は、屈折率1.00(空気),屈折率1.33
(水),屈折率1.36(エチルアルコール),屈折率
1.40(調製物質)の4種類とした。
バ3を光源側光ファイバ4と検出器側光ファイバ5の間
に挟んだ場合の計算結果である。この計算結果より、被
検物質の屈折率の変化範囲1.00〜1.40で出力光
量の変化率が可及的に大きくなるような半径Rは、12
6μm〜140μmの範囲であることが判る。さらに細
かく見ると、被検物質の屈折率の変化範囲が1.33
(水)の近傍なら、出力光量の変化率が可及的に大きく
なるような半径Rは約137μmであることが判る。ま
た、被検物質の屈折率の変化範囲が1.36(エチルア
ルコール)の近傍なら、出力光量の変化率が可及的に大
きくなるような半径Rは約134μmであることが判
る。また、被検物質の屈折率の変化範囲が1.40の近
傍なら、出力光量の変化率が可及的に大きくなるような
半径Rは約129μmであることが判る。
バ3,3を光源側光ファイバ4と検出器側光ファイバ5
の間に挟んだ場合の計算結果である。この計算結果よ
り、被検物質の屈折率の変化範囲1.00〜1.40で
出力光量の変化率が可及的に大きくなるような半径R
は、191μm〜210μmの範囲であることが判る。
さらに細かく見ると、被検物質の屈折率の変化範囲が
1.33(水)の近傍なら、出力光量の変化率が可及的
に大きくなるような半径Rは約206μmであることが
判る。また、被検物質の屈折率の変化範囲が1.36
(エチルアルコール)の近傍なら、出力光量の変化率が
可及的に大きくなるような半径Rは約201μmである
ことが判る。また、被検物質の屈折率の変化範囲が1.
40の近傍なら、出力光量の変化率が可及的に大きくな
るような半径Rは約194μmであることが判る。
質の屈折率の変化範囲1.00〜1.40で出力光量の
変化率が可及的に大きくなるような半径Rの範囲は、図
7の(b)の方が広い。このため、2本のスペーサ光フ
ァイバ3,3を光源側光ファイバ4と検出器側光ファイ
バ5の間に挟んだ構造とする方が、製作が容易になり、
好ましい。なお、接触部1の半径Rを調整するには、光
ファイバ4,3,5の先端部分を溶融一体化する際の加
熱温度および/または加熱時間を制御すればよい。
ば、次のような効果を得ることが出来る。 検出器側光ファイバ5は、マルチモード光ファイバで
あり、コア径が大きい(例えば80μm)ため、接触部
1で反射した光が入射しやすくなり、出力光量を大きく
出来る。 屈折率の変化に対する出力光量の変化率が大きくなる
ような半径の略球状に接触部1を形成するため、高い比
感度を得られるようになる。 光ファイバ4,3,5をガラス管2に挿通し、そのガ
ラス管2をステンレス管6に挿通し、光源側光ケーブル
14および検出器側光ケーブル15の端にそれぞれ光コ
ネクタ8,9を設けた構造としたため、機械的強度や化
学的安定性が良好となり、また、取り扱いが容易とな
る。
の構成図である。この屈折率測定装置100において、
109は、出力1mw,出力安定度0.05db以下,
波長1300nmのレーザダイオード光源(アドバンテ
スト製Q8142A)である。14は光源側光ファイ
バ、1は接触部、15は検出器側光ファイバである。1
10は、測定確度±5%のパワーメータ(アドバンテス
ト製Q8214A)である。102は0.5mmシース
熱電対、111は測定確度±0.3℃マルチ温度計(ア
ドバンテスト製TR2114H)である。101は被検
物質を入れるガラス容器、104は銅ブロック、106
は断熱容器、105は温度調節器である。107は、攪
拌器である。108は、除振台である。112は、信号
出力Iを取り込むパーソナルコンピュータである。11
3は、プリンタである。
留水についての測定を5回繰り返した結果である。これ
から分かるように、信号出力Iは測定ごとに異なる。し
かし、20℃の信号出力Iで正規化すると、1本の特性
曲線になる。従って、少なくとも2点の温度での出力光
量Iの計測値に基づいて屈折率を算出すれば、高い測定
精度で屈折率を測定できることが判る。すなわち、パー
ソナルコンピュータ112は、20℃の信号出力Iで正
規化した正規化信号出力と屈折率の校正曲線を記憶して
いる。そして、温度調節器105および0.5mmシー
ス熱電対102により被検体物質の温度を変化させ、少
なくとも2点の異なる温度で出力光量Iを計測し、得ら
れた少なくとも2点の温度での出力光量Iから計測値を
正規化し、その結果と前記校正曲線に基づいて屈折率を
算出する。さらに、得られた屈折率をプリンタ113に
打ち出す。
触型光ファイバセンサ10を用いて、被検物質の屈折率
を高い測定精度で測定することが出来る。
れば、次の効果が得られる。 検出器側光ファイバとして、コア径が大きい(例えば
80μm)マルチモード光ファイバを用いるため、接触
部で反射した光が入射しやすくなり、出力光量を大きく
出来る。 屈折率の変化に対する出力光量の変化率が大きくなる
ような半径の略球状に接触部を形成するため、高い比感
度が得られる。 各光ファイバをガラス管に挿通し、そのガラス管をス
テンレス管に挿通し、光源側光ファイバおよび検出器側
光ファイバの端にそれぞれ光コネクタを設けた構造のた
め、機械的強度や化学的安定性が良好となり、取り扱い
が容易となる。
サの構成図である。
図である。
レーションの説明図である。
レーションの計算結果を示すグラフである。
図である。
グラフである。
Claims (3)
- 【請求項1】 光源側光ファイバとスペーサ光ファイバ
と検出器側光ファイバとを略平行に揃えて先端部分を溶
融一体化し、その溶融一体化した先端部分を接触部とし
て被検物質に接触させ、光ファイバを伝播する光が前記
接触部から被検物質に漏光する度合いを計測する接触型
光ファイバセンサにおいて、 前記検出器側光ファイバがマルチモード光ファイバであ
ることを特徴とする接触型光ファイバセンサ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の接触型光ファイバセン
サにおいて、スペーサ光ファイバを2本とし、接触部の
形状を半径192μm以上の略球状としたことを特徴と
する接触型光ファイバセンサ。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の接触型
光ファイバセンサにおいて、各光ファイバをガラス管に
挿通し、そのガラス管をステンレス管に挿通し、前記光
源側光ファイバおよび前記検出器側光ファイバの他端に
それぞれ光コネクタを設けたことを特徴とする接触型光
ファイバセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06281743A JP3143846B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 接触型光ファイバセンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06281743A JP3143846B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 接触型光ファイバセンサ |
Related Child Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000316324A Division JP2001159606A (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 接触型光ファイバセンサ及びその製造方法 |
JP2000316353A Division JP3443686B2 (ja) | 2000-10-17 | 2000-10-17 | 屈折率の測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08145735A JPH08145735A (ja) | 1996-06-07 |
JP3143846B2 true JP3143846B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17643371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06281743A Expired - Fee Related JP3143846B2 (ja) | 1994-11-16 | 1994-11-16 | 接触型光ファイバセンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143846B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4955993B2 (ja) * | 2005-12-19 | 2012-06-20 | スタンレー電気株式会社 | 表面プラズモン共鳴センサー素子 |
CN104567952A (zh) * | 2014-12-25 | 2015-04-29 | 深圳市博亿精科科技有限公司 | 一种聚焦型光纤传感器 |
-
1994
- 1994-11-16 JP JP06281743A patent/JP3143846B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH08145735A (ja) | 1996-06-07 |
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